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霞ヶ浦で開催された『K-1トーナメント』でビッグフィッシュ賞をゲット!!

yamaguchi 2018.06.27

皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。
梅雨真っ盛りの天候が続いておりますが、
皆様は良い釣りをされていますか?

梅雨入りとなった6月上旬、その週末に霞ヶ浦は土浦新港を拠点に
開催された『K-1トーナメント第2戦』に参加してきましたので、
前日プラクティスから大会当日の模様を、レポートしたいと思います。

ここ最近の霞ヶ浦水系の状況ですが、
一言でいうと厳しい状況が続いております。
というのも、目まぐるしく変わる天候に加え、
ローライトコンディションになったかと思えば強風が吹き荒れたりと、
天候も水温も安定しないことにより、
釣り難いコンディションになっていると感じています。

『K-1トーナメント第2戦』の当日も、ちょうどレイクコンディションが
ガラッと変わるタイミングに当たった日でもありました。
大会前日のプラクティスでは、気温が30℃近くに上昇し、
まさに夏日といえる一日でした。
霞ヶ浦の水温も約25℃と上昇しており、高いところでは27℃と、
アーリーサマーさながらのコンディションであると言えました。

前日プラクティスでは霞ヶ浦本湖のシャローからチェックしました。
毎年、梅雨時期には手長エビの接岸(産卵の為に手長エビがシャローに接岸します)のタイミングもあり、
シャローが熱くなるわけです。
梅雨入りまでは増水傾向にあった霞ヶ浦ですが、
例の如く恐怖の水門開放・・・。これによって一気に減水傾向となり、
シャローの水質もクリアアップしてしまい、
エビが湧きそうな石系のハードボトムが丸見え状態に・・・。
本湖のシャローからはバスの反応が皆無という結果となりました。

次の一手として、流入河川の一つでもある土浦を流れる桜川をチェックすることに。
下流エリアから釣りを開始し、
要所をチェックしながら上流エリアまでをざっくりと見ていきました。
気になったのは水質の悪さ・・・。
プラクティスをしていたW.B.S.プロの方に話しを伺うと、
どうやら台風前ということで、遥か上流のゴム堰を開けたとのこと。
それにより、上流部から悪い水が一気に流れ、水質が急激に悪化した様子でした。
どうりでバイトが遠いわけです・・・。

そこで、少しでも水質の良さそうなスポットに的を絞り、
ハリーシュリンプのノーシンカーを撃ち込んでいくと、
すぐに答えが返ってきました。

【ハリーシュリンプのノーシンカーで釣った700gほどのナイスキーパー!】

辛うじて桜川では一匹を釣りましたが、
その後は何の手応えもなくプラクティスは終了・・・。
相変わらず厳しい霞ヶ浦を再確認したわけですが、
大会当日は台風も近づいており、雨、風ともに強くなる予報。
『台風前の荒食い!!』に期待を込めつつ、大会当日を迎えました。

【大会当日の朝のミーティング!今にも雨が降りそうな曇天です・・・。】

プラクティスで得た情報から、霞ヶ浦は減水傾向でもあり、
さらに強風の予報もあったので、釣り易さを考慮して小規模な流入河川で一日粘る作戦へ!
プラクティスでは小規模流入河川はノータッチですが、
なんとかなるだろうというノリだけで釣る作戦です…(笑)

さて、スタートコールが始まり、
スタート準備に取り掛かろうとエレキを上げた瞬間・・・
ペダルがガクッと・・・エレキのワイヤー切れが発生!!

ボートを操船するうえで大事な手足を失った状態となってしまい、
さすがに戦えるわけもなく、K-1トーナメントの主催でもある
グランパスヨットさんに緊急ピットインとなりました。
K-1トーナメントの会長でもあり、メカニックでもある星さんの迅速な作業により、エレキのワイヤーをサクッと交換。
約1時間半遅れてのリスタートとなりました。

プラン通りに小規模流入河川へGo!!
本湖がかなり荒れており、どのみち流入河川でしか釣りが成立しなさそうな強風が吹き荒れておりました。
朝の良い時間帯を失ったのは痛手でしたが、
メンタルだけは崩壊しないように、流入河川を慎重に釣り上っていきます。

場所によって水質の善し悪しがありますが、
所々エビが跳ねるのが見えたり、他魚種でもある鯉が見えたりと生命感に溢れています・・・。
しかし、肝心のバスからの反応が無いまま、上流エリアへ。

それまではフロッグやスピナーベイト、
バックスライド系ワームをローテーションしながら釣っていましたが、
水面のリアクションということでバズベイトにルアーをチェンジ。
すると、小規模インレットでデカバスのチェイスが!!
しかし残念ながらバイトまでは至らず・・・。

水面へ出きらない雰囲気もそのはず、魚探の水温計は21℃台・・・。
前日、桜川の水温は25℃ほどあったので、
小規模流入河川でも同じぐらいの水温があったのでは、と推測できます。
冷たい雨に加え、当日の梅雨冷えにより一気に水温が落ちたことが原因で、
バス達の活性がいまいち上がらない状況なのではと・・・。

最上流域まで釣り上がりましたが、ノーバイト、ノーフィッシュ・・・。
ワンチェイスはあったものの、これといった明確なヒントがないまま、
今度は釣り下ることに。
ほどなくして、パートナーがホグ系ワームのヘビダンでミスバイト!
鯉の群れの中から、突然バスが現れ、
大口を開けてワームにバイトしてきたのが見えたそうですが・・・
残念ながらミスフッキング。

エビが跳ねているのも見えたし、バスはエビを偏食しているのかと思い、
ハリーシュリンプのノーシンカーがリグってあるタックルに持ち替えます。
強風ということもあり、正直ノーシンカーでは釣り難い状況でしたが、
やり切る覚悟を決めます。

上流へ釣り上がる途中で鯉の群れが見えたブッシュのオーバーハングを、
タックルを持ち替えたばかりのハリーシュリンプのノーシンカーで狙ってみると・・・着底を待たずにラインが走り出します!!
やっとの思いで一本目をゲット!
900gはありそうなグッドサイズです!

一匹目をライブウェルに収めた直後、バズベイトにチェイスがあった
小規模インレットにハリーシュリンプを放り込みます。
すると、若干の重みがロッドティップに伝わってきます・・・!?
バスがハリーシュリンプをバイトしたまま、その姿を水面下まで見せた瞬間、我に返り渾身のフッキング!!
先ほどチェイスがあったデカバスなのは間違いありません!!
一気にボート際まで寄せて、パートナーががっちりとハンドランディング!!瞬く間に二本目をゲット!!

時間はすでに11時を回り、強風の中の帰着を考慮すると残りは1時間ちょっと・・・。
しかし、短時間で3バイトと、それまでのノーバイトが嘘のよう・・・。
状況が明らかに変わったのは間違いないはずなので、
リミットでもある3本目を目指して釣りを続けます。
すると、バンク寄りにある沈みブッシュに投げたハリーシュリンプに
バスがチェイス!
ブッシュを乗り越えた瞬間にバイト!!
しかし、貴重なバイトも甘噛みでミス・・・。

さらに釣り続けると、パートナーがバックスライド系ワームでミス・・・。
私も、2匹目のバスを釣ったのと同じようなシチュエーションの
小規模インレットにて、バスがバイトしてくるのが見えましたが、
またもやミスバイト・・・。
一気に魚の活性が上がったせいなのか、甘噛みバイトが連発・・・。
結局、数度のチャンスはあったものの、
リミットの3本は揃えられぬまま、2本にて帰着となりました。

【2本のウェイインで2500g!あと一匹があれば・・・。】

【アフターの痩せた個体ではありますが1600gジャスト!
値千金のビッグフィッシュ賞をゲットです!!】

朝一からボートトラブルがあったものの、
試合の内容的にはかなりリカバリーできた展開であったとも言えます。
しかし、優勝のチャンスも充分にあったのではと、
試合中に感じておりましたが・・・。

私たちは2本、2500gで4位と、入賞でもある3位には一歩及ばず・・・。
優勝は3本で3200gとグッドウェイトでしたが、カツカツの3本のみと、
展開的には厳しかった模様です。
エリア的には優勝から3位までは桜川をメインで釣っており、
上流エリアと下流エリアが良かったようで、
如何にタイミングを当てるかがキーだったようです。
タイミング次第なのは私たちも同じであり、
ミスがなかったら勝てていた・・・というトーナメントのタラレバの典型でした・・・(笑)

【ビッグフィッシュを釣ったタックルとハリーシュリンプです!】

【タックルデータ】
ロッド:スティーズブラックジャック681MMHFB-SV
リール:アルファスエア7.2L
ライン:フロロカーボン12lb
ルアー:ハリーシュリンプ(ダークシナモンブルー&ペッパー)
リグ:ノーシンカー(フックはUSガマカツのフィネスヘビーカバーフック♯1を使用)

なかなか厳しいコンディションが続いている霞ヶ浦ですが、
やはりエビ食いのバスには、まんまエビシルエットのハリーシュリンプは効果絶大です!!
ノーシンカーでは、フォールスピードが他のワームよりも遅めですが、
その分、喰わせの能力に長けています。
タフなときこそ基本に立ち返りマッチザベイトですね!!
今回のトーナメントは本当にハリーシュリンプに助けられました!

霞ヶ浦近隣のショップでは、入荷後すぐに売り切れてしまう大人気のハリーシュリンプですが、
手に入れた皆様は、きっと良い釣りをされていることと思います。
様々なリグにも対応する万能食わせ型シュリンプワームですので、
今回、私が釣ったノーシンカーセッティングも是非参考にしていただければと思います。
ワームのパッケージに記されているフックセッティングを参考に、
ストレートフックを使用しますので、
ロッドとラインはちょっと強めがお薦めです。
エビ食い特有のラインがギュイーンっと走るバイトを是非堪能して下さい!!


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