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kawamura 2018.09.26

こんにちは、川村です。
Tシャツ一枚では寒いくらいになってきちゃいましたね(*_*)
そんな秋まっしぐらな10月上旬、ハリーシュリンプにダウンサイジングモデルとなる
「3インチ」をリリースさせていただきます。

サイズ違いゆえ、ゼロから開発することに比べれば手はかからないものの、
パーフェクトな完成度を求めるならば、3インチならではのベストシェイプや、
もっとも相性の良い素材を追い込む必要があります。

案の定、ファーストプロトは理想的なアクションを発しませんでした。
手足が予測よりも収縮していたことで、アクションが小さくなりすぎ、
スローでのレスポンスもイマイチ”(-“”-)”

「収縮」とは、金型に流し込んだ素材が冷える過程で縮むことです。
これは大抵のワームにおいて起きることで、しかも、部位によってその収縮率が異なるという・・・
これ以上の深い話は伏せさせていただきますが、
アクションを煮詰める過程において僕がとても気を遣う部分です。

そして、実釣テストでは・・・

ベストアクションを発してくれない物足りなさを感じつつ、
そのうえでしっくりこなかったのが「サイズ感」。
感覚的ではあるものの、ビミョーに小さい・・・手足の収縮だけでなく、全体的に。

そしてプロトを渡していた草深さんからも意見が返ってきました。
溺愛する3インチホッグワームの使用感と比べ「ちょっと軽い」との指摘。
ワームの抵抗感を感じながら操作することが重要らしいのです。

実際に自重を比べてみたところ、ハリーシュリンプ3゛が約3.0gだったのに対し、
そのホッグワームは約3.6g(数本計っての平均値)。

引き感に関しては、ベストアクションが出ていなかったので
水噛みが弱かったこともあるかもしれません。
なんにせよ、21gシンカーのヘビキャロでその感覚・・・やり込んでいるってオソロシイ・・・

まずはベストアクションを発するシェイプを追い込みつつ、
前述した収縮率の見直しも含めボディサイズを再検討。
会社に届いたセカンドプロトを恐る恐る計測すると・・・3.6gをクリア!!

アクションも、理想的な振り幅で高速微振動し、スローでのレスポンスもバッチリ(^^)v

バスの反応はすこぶる良く、30㎝に満たない小型も食ってくることから数が釣れる!
特にライトキャロとネコリグでの相性は抜群でした!!

そして、問題?は草深さんのヘビキャロ。
草深さんには、「これまで使ってきたホッグのほうが釣れるようならそっちを使ってください」
と言っていたものの、そりゃ本心はハリシュリ使ってもらいたいですよ(^-^;

そして実釣で試した草深さんからの返答は、「これなら大会本番でも迷わずハリーシュリンプを選ぶ」。
この言葉を聞いたときは本当に嬉しく、ホッとしました。
良く釣れたことと、使用感にもOKをもらえました。

実際、その後に開催されたW.B.S.トーナメントの最終戦などでも大活躍だった模様です。

ワームが回転しやすいキャロライナリグにおいても、
ハリーシュリンプ3インチは回転することなく自然に泳ぎます。
これは、左右でバランスをとる形状によるところと、
腹側には背中側の2倍量の塩を入れることで、低重心化に特化させたことも効いています。

キャロライナリグやネコリグ以外にも、ダウンショットにもマッチしますし、
ちょっと投げにくいですが、ノーシンカーリグでの動きはまさに漂う小エビ!

スモラバトレーラーでは尻尾を切ってセットすることで一体感が出ます。
ボトムで倒れ込むときに腕を自発的に開閉する動きで誘うので、
着底後やボトムで跳ねさせた後、2秒くらい待つのがオススメ(^^)

ぜひお試しいただきたいと思いますm(__)m

kawamura 2018.09.18

こんにちは、川村です。

早いもので、9月も中旬をまわりました。
まだ夏の名残もありますが、10月にもなれば秋本番に突入ですね!
釣り方的にも、季節の変化に合わせていく必要に迫られるタイミングです。

ここ最近の釣行は、

『アングリングバス』の取材で霞水系&新利根川。
『ルアーマガジン』の取材は香川県の府中湖にて、一番気合を入れるあの勝負!
釣りビジョン『follow my F』の収録で、和歌山県の合川ダムへと。

フィールドごとにハマッた釣りは異なりましたが、秋の訪れを感じさせる展開でした。

どういうことかというと、
霞水系ではシーズン中に鍛え抜かれて?賢くなったバスにいかに口を使わせるか?が焦点となり、
府中湖では、台風の影響で濁流と化したバックウォーターに残る少ないグッドサイズに対し、
いかにルアーを見つけさせるか。
合川ダムも台風の影響で濁りはありましたが、そこからのクリアアップと水位変動により、
バスの居場所もルアーへの反応も目まぐるしく変わる!

秋はあらゆるルアーに可能性があるタイミングでありつつ、
その時有効な釣り方は限られたりもする・・・
フィールドやその日の状況に合ったエリアや釣り方、
ルアーの選択枠がもっとも幅広くなってしまうことが悩ましい(^-^;

そんな捉えにくい状況において、僕が頼りにしている釣り方があります。
それは、「ソフトルアーを横方向に泳がせる」

「秋は巻き物」といわれるものの、ハードプラグは風や流れ、
適度な濁り、そして時間帯など・・・ハマるには条件を選びます。
しかし、ソフトルアーを泳がせると食っちゃう!っていうのはあるんです!
ハードルアーよりスローにはなってしまいますが、だからこそ食うのと、
横方向に泳がせるからそれなりに効率良く探れるのもメリットです(^^)

僕の持ち駒を挙げると・・・
ヴァラップスイマーノーシンカーリグ(写真上)
横方向に泳がせるソフトルアー・・・まんまですね(^-^;
タイトな高速ウォブ&ロールアクションとリアルシェイプで、スレたバスに強いのが特徴です。
ラインを弛ませた状態をキープしながらゆっくりただ巻きするのみですが、
キャストはスキッピングして逃げる小魚を演出するのはよくやります。
フックはワイドゲイプ形状との相性が良く、
スティーズワームフックSS / WOSの5/0がベストマッチです。
 
カバージグ&ビッグダディorエスケープツインのチョンチョンスイミング(写真右)
季節問わずではありますが、特に濁った状況では最強かと思うほど頼りにしています。
ワーム単体ではなく、ジグとのコンビネーションだからこその強い水押しとアクションの艶めかしさ!
ジグを目視しながらの表層スイミングで、
バスが食いつく瞬間が見えるのもたまりません!

ハリーシュリンプキャロライナリグ(写真左)
地形変化やハードボトムなど、ボトムを効率よく探れ、
なおかつバスが居れば高確率で食わせられる!
“効率と食わせ”のバランスにもっとも優れたリグがキャロライナリグだと思います。
つまり、バスが岸を離れて広範囲に散る秋との相性がいい!
ベイトタックルにハリーシュリンプ4インチの組み合わせをベースにしていますが、
食い渋った状況では、3インチ(10月上旬リリース)のライトキャロもGoodです。
ちなみに草深さん、3インチはヘビーシンカーを用いたリアクション特化キャロに最高とのことです。

そして、「ハードルアーは条件を選ぶ」と前述しましたが、
スピナーベイトは、ハードルアーでも状況を選ばず釣れます!

ビーブル(写真上)は突出してよく釣れるのですが、いまだ納期の返答がなく・・・m(__)m

スティーズスピナーベイト(写真左)のTW(タンデムウィロー)は、
小気味よい独特のバイブレーションでトータルバランスもGood!
僕はワイヤー形状にちょっと手を加えて使っています。
ちょっとコンパクトになることでキャストフィールが向上することと、スイミング姿勢の好みです。

シャローロール(写真右)も代用が利かないスピナーベイトなので常備しています。
ダブルコロラドならではの強いバイブレーションとシャローをもっともスローに引ける性能は、
濁った状況はもちろん、狭いストライクゾーンで食わせたい場合にも最適です。

そしてもう一つ、状況を選ばず食わせられるハードルアーだと思うのがシンキングスイッシャー

こちらはガストネード(写真下)とステルスペッパー(写真上)ですね!

上記のルアー達は、最近の釣行でもメインで活躍しているアイテムばかりです。
誌面や映像では、その出しどころや使い方を分かりやすく紹介してきました。
より明確なイメージが沸くと思いますので、ぜひご覧いただきたいと思います(^^)/

【アングリングバス、霞水系&新利根川での釣果です。】

【釣りビジョンfollow my F 合川ダム釣行にて】

ちなみに、釣りビジョン『follow my F』の初回放送日は、10/16(火)を予定しておりますm(__)m

最後に、9/15(土)イシグロ掛川店さんのイベントにお集まりいただいた皆さま、ありがとうございました!!

kusabuka 2018.09.07

長らくお待たせしておりますシャッドクランクですが、
切削サンプルの最終版チェックの真っ只中です。

いよいよ本金型に進むところまでやってきました。
しっかりと形状をお見せするのは今回が初となります。

リップや内部のウエイト等は多少変更する予定がありますが、形状はこれで決定です。
現状はボディ表面がツルっとした状態ですが、完成時にはウロコ模様が入ります。
少しでも魚っぽさを演出する為には大事な部分と考えております。
大変待たせしておりますが、
ご期待を裏切らないルアーになりますので、もう暫くお待ちください。

8/25,26に開催されましたW.B.S.最終戦の模様をレポートします。

直前に台風20号接近で大雨が降り、水位上昇を予想していましたが、
台風が関東からそれたことで、水位が上昇するほどの雨は降らず・・・
低水位でのトーナメント開催になりました。

ただ、台風の影響で南風の強風が前々日から吹き続けて、
試合初日も強風の中スタートでした。
強風の影響により全域を確認することが出来なかったので、
前の週に良かった風裏となる南岸エリアをメインに、テンポ良く周りました。

小規模な流入河川や、風を多方向からブロックしているシャロー、
そして浚渫跡をメインに周ってみたところ、早々にシャローの冠水植物で2本キャッチ。
ルアーは最近代わり映えないですがw
ハリーシュリンプ4インチのバックスライドです。
霞ヶ浦などの水深が浅いところでは、
圧倒的にバイトを得ることが出来るルアーとリグです。

バスにとってメインベイトとなる手長エビの形だけではなく、
水中で漂う感じと、腕と脚の細かい微振動で、
バスが我慢できずバイトしてしまいます。
使い方は、バスが隠れていそうなポイントへタイトにフリーフォールさせるだけ。
ほとんどのバイトは、フォール中にラインが走ったり、跳ね上がったりしますので、
ラインスラッグをとって、しっかりあわせてあげてください。

その後は浚渫跡へ移動して短時間で7本のバスを釣り、リミットメイクに成功。
ルアーは、前週に最終プロトが上がってきたハリーシュリンプ3インチ!!
リグは、21gシンカーを使ったヘビーキャロライナリグです。
自分が浚渫跡を攻略する際に、もっとも多用しているリグです。
ハリーシュリンプ3インチのルアーパワーを感じるには十分な釣果で、
居るバスは簡単に喰ってきました。

【 練習からハリーシュリンプ3インチのヘビキャロは反応よかったです】

小さいボディながらも細かく微振動するアクションは、
4インチ同様にバスにとって魅力的なアクションで、
リーダー部を生かしたノーシンカー状態は漂うエビそのものです。
まだ使いはじめたばかりですが、トーナメント本番中の釣果は、
これからの自分の武器として活躍してくれることを確信するには十分な結果でした。

その後は、2日目に釣る場所を探りながら風裏を周りました。
初日のウエイトは5本4,995gと5キロには届かず、4位スタート。

2日目は台風の影響もなくなり、晴天無風の天気が難しい一日を予想させる中、スタート。
初日に良かった浚渫跡に朝から直行!!
前日にすこぶる反応が良かったハリーシュリンプ3インチのヘビキャロで
8時までにライブウェルに4本のバスを入れることに成功しました。

日差しも少し高くなり、そろそろバスが、
縦ストラクチャーに着きだすであろうタイミングで移動しました。
杭が並ぶエリアに到着し10mぐらい流したところで、
ハリーシュリンプ4インチのバックスライドで、本日一番のサイズをキャッチしてリミットメイクに成功!!
さーあ、これから入れ替えフィッシュを狙おうと、気持ち高まるタイミングで
先ほど釣ったバスが急激に弱り・・・看病開始!
氷で水温上昇を抑え、バスの元気を取り戻す薬を入れて看病。

パートナーの末永さんが、2時間近くエアレーターの排水口から、
バスの口にエアを当て続けてくれたお陰で、最後には元気にライブウェル内を泳ぎ出しました。
その後、バスのケアをしながらの釣りでしたが入れ替えフィッシュはキャッチできず、帰着。
2日目は、5本4,465gでウエイイン。
トータル9,445gで5位に入賞することが出来ました。

タックル
○ハリーシュリンプ3インチ   ヘビーキャロライナリグ 21g リーダー180cm
ROD:ダイワ STEEZ 721MH/H-XB SV ストライクフォース
REEL:ダイワ タトゥーラSVTW8.1L
LINE:サンライン シューター14lb. リーダーフロロ8lb.
HOOK:カツイチ ドリームフック #2
Sinker:キャロTG 21g

○ハリーシュリンプ4インチ バックスライド
ROD:ダイワ STEEZ 681MMH-SV ブラックジャック
REEL:ダイワ スティーズ103SHL
LINE:サンライン シューター12lb.
HOOK: がまかつ フィネスヘビーカバー #1 (ワイドゲイブのストレートフック)

sato 2018.08.30

皆さんこんにちは、フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。
皆さん、今年の夏は良い釣りをされていますでしょうか!?

自分自身、数はそこそこ釣れておりましたが・・・サイズUPに大苦戦・・・(-_-;)

昨年の夏は、霞水系の河川上流部で、
暑くとも、夏らしいエリアでブレーバーやシンキングスイッシャーがハマり、
かなり良い釣りが出来ていたため、その記憶を捨てきれず・・・
足繫にフィールドへ通ってはいたのですが、
良型のバスをキャッチする事に大苦戦しておりました。
ちなみに今のフィールド状況は、というと・・・

相変わらずの減水状態で、干上がっている場所もチラホラ。

水温が高すぎるのでしょうか!?
普段は底に這いつくばっているゴリが、
地上に顔を出したり、珍しく中層を泳いでいたりと、
魚たちにとっても今年の夏は厳しいようです(゚Д゚;)

そんな状況でも、ハリーシュリンプは絶好調!!
着実にバスを連れて来てくれました!!(^▽^;)

ハリーシュリンプの、ゼロダンリグ・バックスライドセッティングなどでキャッチ!!

自分の場合の、バックスライドセッティング

デコイのNKフック(#1サイズ)を使用し、針先を外向きに開いてセット。
ストレートフックと同様に、針先を出さないセッティングです。
ネイルシンカーは、0.9グラム位のモノを使用し、
しっぽ部分の第2関節から挿入します。

このセッティングだと、
カバーをガンガン攻めても針先が出てしまうこともなく、
それでいて、フッキングはバスの口の奥に深く掛ってくれる!
ストレスなく使えるうえ、ワームの持ちも良好です(^^)

タックルは、ベイトフィネス系タックルが快適に扱えておすすめです。
参考までに、自分のタックル
・ロッド ダイワ ブラックレーベル+661M/MLFB
・リール ダイワ SSエアー8.1L
・ライン 東レ エクスレッド10lb


新作ヴァラップスイマー&ビーブル(プロト)では、
若干、サイズアップしたバスをキャッチ!!

これから秋口にかけては、
ベイトフィッシュを意識したこちらの2つに期待しています!

スピナーベイトとの使い分けで、ヴァラップスイマーがどれだけハマるのか?
想像するだけでワクワクしてきます!!

そして、今年の夏は、思い出になる様な魚は獲れないか・・・
と、諦めかけていたところ・・・

霞水系オカッパリにてヴァラップスイマーが、
思い出に残るビッグワンをもたらしてくれました\(^o^)/

残暑厳しい日々がまだまだ続きますが、是非皆さんも、
残り僅かとなった夏の釣り、
そしてこれから来る秋の釣りを満喫して見てください!!

それでは、今回はこの辺で失礼させていただきますm(__)m

kawamura 2018.08.29

こんにちは、川村です。

ルアーマガジンの人気連載『イトウタクミのなぜなぜくん』にお誘いいただき、
今月号(10月号)に掲載されました!

伊藤巧が記者としてプロアングラーを取材するこの企画、
その内容の濃さに驚きました。
タクミの突っ込みどころが異常なまでに鋭いのですが、
例えば、自分では感覚的にやっているゆえ伝えるのが難しかった
マイクロピッチシェイクのやり方なんて、
これほど具体的に説明してくれたことはないと断言できます。

これは現場でタクミが解明した説明方法で、
実際に自身もあっという間にマイクロピッチシェイクをマスターし、連発で釣っていました。
恐るべし洞察力!

他にもスナッグレスネコリグといった自分の十八番から、
場所選びについて、ルアーセレクトについて、食わせ方について、他にもモロモロ・・・
とにかく内容パンパンです!
ぜひ、今月号のルアーマガジンをご一読いただければと思います(^^)/

さて、そんなタクミがスタートさせたアパレルブランドがあります。
すでにご存じの方も多いかと思いますがTechStard(テクスタード)

Colombiaをスポンサーに持つ彼が、なぜアパレルブランドを立ち上げたのか?
唐突に感じた方もいるかもしれません。

これには彼が切に願う、アメリカトーナメント参戦を実現するため。
アメリカでのトーナメントに挑むための資金を貯めるには何年もかかってしまう。
しかし、チャレンジするにはもう年齢的に遅いくらいなんです、と。

彼のバスフィッシングに対するひたむきな姿勢を知るひとりとして、
一年でも早くアメリカに挑んで欲しいし、挑み続けられる態勢が整ってほしい!

モノとしても、TechStardのTシャツはしっかりした素材に
シルエットもキレイなので、とても気に入っています。
TechStardに込められた想いを、ひとりでも多くの人に
知っていただきたいと思い、紹介させていただきました。

先日参戦したW.B.S.グラチャンにて!
ヒットルアーは、ハリーシュリンプ3インチのライトキャロでした!

yamaguchi 2018.08.28

皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。

お盆休みの前半は、平地の暑さを逃れ、
避暑地でもある福島県の檜原湖に遠征してきました。

一昨年までW.B.S.プロ戦が檜原湖でも開催されており、
W.B.S.スタッフとして年に一度の遠征を密かな楽しみとしていました。
昨年から新体制となったW.B.S.では一旦、檜原湖戦はお休みということで、
今回は約2年振りに檜原湖を訪れることとなりました。

雄大な磐梯山の眼下に広がる檜原湖!

なによりも檜原湖は自然が豊かであり、
釣りのほうも、グッドサイズのスモールマウスバスが釣れるという印象。
私のホームフィールドである霞ヶ浦や小貝川とは真逆となる、
ライトラインを駆使した繊細な釣りで、
クリアウォーターのスモールマウスバスを攻略していくという、
普段では味わえない釣りが出来るのも楽しみの一つです。

そんな檜原湖ですが、例年よりも雨が少ないことから、
今回訪れたタイミングは、過去に類をみない大減水に見舞われておりました。
遠征の直前に本州を直撃した台風の影響もそんなには無かったようで、
湖のコンディションも、減水から回復することは無かったようです・・・。

早速、檜原湖の北エリアに位置する早稲沢キャンプ場から、
ワクワクしながらボートを出してみると、水質がなんだか悪い・・・。
ちょっとターンオーバーっぽい感じもあり、所々泡立っています・・・。

後に某プロガイドからちょっと話しを伺ったのですが、
どうやら台風通過後のタイミングでターンオーバーが入ったらしく、
それまでは、夕方になっても帰りたくなくなるほど釣れ釣れだった様子・・・。
最悪なタイミングで来ちゃったね!と言われてしまいました・・・(汗)
『この前まで釣れていたのに…』という釣りあるあるです(笑)

ボートを降ろした早稲沢キャンプ場!ご覧の通りの大減水・・・。

減水とはいえ、ロケーションは最高です!

なかなか厳しいフィールドコンディションに当たってしまいましたが、そこは檜原湖!
厳しいなりにも、ボトムアップルアーを駆使してクリアウォーターの釣りを楽しんできました!!

まずは湖をグルッと周って状況を見ていったところ、
ミドルレンジのフラット系が安定して釣れている様子。
実際に、ワカサギと思しきベイトがリンクする5~6mレンジのフラットを、
定番のライトキャロで釣ってみると、ポツポツと釣れてくれます。

定番のライトキャロ(2.7gシンカー)で、ナイスサイズのスモールをキャッチ!

ライトキャロには、ブレーバー5インチを2.5インチほどにカットしたものを使用してみました。
ロッドワークでのズル引き、もしくはエレキでの低速ドラッキングで、
広範囲を探る釣り方でナイスサイズのスモールマウスバスをキャッチ出来ました。

写真上が、オリジナルのブレーバー5インチ。
写真下は、ブレーバー5インチを約2.5インチ(6.35cm)にカットした檜原湖仕様。

ブレーバーはネコリグでのフォールアクションだけではなく、
こういった横方向にスイミングで使用する場合でも、
テールがプルプルとハイピッチに微波動するので、
クリアウォーターのバスでも違和感なく食わせることが出来ると感じました。

今回は減水というコンディションでしたが、念のためシャローエリアもチェックしてみます。
檜原湖のシャローエリアではラージマウスバスが狙えますが、今回は、かなりの減水の為、
ラージが付いているであろうレイダウンやブッシュもほとんど陸の上・・・。

それでも、可能性のありそうなシャローを、
ヴァラップスイマーのノーシンカーリグでチェックしてみると・・・
水中にうっすら見えるスタンプの影からモンドリうってバイト!!

ヴァラップスイマーのノーシンカーリグでもナイスサイズのスモールをキャッチ!!

他にもチェイスやバイトが数回・・・。
ヴァラップスイマーのハイピッチロールアクションは、
クリアウォーターのスモールにも有効ですね!
今回は減水によりシャローエリアがイマイチでしたが、シャローが優勢のときはヤバそう!

定番でもあるフットボールジグ(プロズファクトリーのOPジグ1/4oz)の
トレーラーにヴァラップスイマーをセット!!

檜原湖では、フットボールジグに大きめのワーム(シャッドテールワームやギル型ワーム)を
セットするのが流行っているようです。
浅い場所でルアーの動きを確認してみると・・・
ボトムに着底した際に、フットボールジグの相性も相まってか、
ヴァラップスイマーがスタンディングします。
ラインを緩めるとワームが倒れ込み、ラインを張ってジグを動かしてやると、
ワームが再びスタンディングします。

おそらく、ボトムでルアーが一際目立つことによって、
視力の良いスモールにルアーの存在を強烈にアピールしているのかと思われます。
バイトの出方も『ガツッガツッ』という本気食いと思われる強烈なバイトであり、
この釣りも病みつきになりそうです。

1/4ozフットボールジグ(トレーラーはヴァラップスイマー)は、
ロックハンプ回りの6m前後のフラットで使用。

今回宿泊したペンション(曽原湖の傍にあるアリスグローブさん)には、
なんとプライベートポンドが!!最高のシチュエーションです(笑)

宿泊したペンション横にあるプライベートポンド!

このポンドは曽原湖と繋がっており、勿論バスも釣れるとのことで、
宿泊者だけに釣りを開放しているようです。
夕方に少しだけ釣りをしましたが、キャッチならず・・・。
他の宿泊者様は、バスをキャッチしておりました!

釣りのほうは難しいコンディションでしたが、平野部よりも涼しく、
なによりも大自然豊かな中で過ごすことが出来て、とっても癒された檜原湖遠征となりました!
また来年の夏も、檜原湖への遠征を計画しようと思います。

皆様も是非、最高のロケーションが揃った檜原湖へ遠征してみてはいかがでしょうか?
スモールマウスバスにも有効な、ボトムアップルアーも是非お試しいただきたいと思います!!

kawamura 2018.08.24

こんにちは、川村です。

ここ最近、朝は涼しいくらいの日もあり、
秋の気配を感じるようになってきました。
過ごしやすくはなってくるものの、
冬が近づいてくることを意識してしまいちょっぴり寂しい(^-^;

さて、ここ2週間は、豊英湖・相模湖・戸面原ダムとレンタルボート3連発!
お盆休みが絡んでいたこともあって、
各フィールドとも多くのバスアングラーで賑わっていました。

房総リザーバーである豊英湖と戸面原ダムは、ともに減水期間中。
普段は見えない立木や地形変化なども露わになっているので、
そういったスポットの存在を知るだけでも今後の役にたちそうです。

釣るうえでも、魚影が濃くなるし、
着き場も絞り込みやすくなって有利なのでは?と思いきや・・・
減水の初期段階であればそうだったでしょうが、
狭くなったフィールドにプレッシャーが蓄積し、特に休日ともなれば、
有望エリアは常に攻め抜かれているので一筋縄ではいかなくなります。

相模湖は通常水位ながら、
8月上旬に訪れた時よりもクリアアップしていたこともあり、
やはりバスの警戒心は相当に高まっていました。

そんなハイプレッシャー化した状況において、
効果テキメンだった釣り方をご紹介します。

房総リザーバーにおいても相模湖においても、
夏の定番であるバックウォーターにバスは少なく、シャローも沈黙・・・
良かったのは沖!
水深があり水通しも良い、
そしてシェードもあれば高確率でバスがついていました。
具体的には、立木、そして浮き漁礁や
係留しているボートなどのフローティングストラクチャーです。

バスはサスペンドして(中層に浮いて)いるのですが、
けっこうスレていて、ただフォールさせるだけでは食ってくれないのが厄介なところ(^-^;

しかし、相模湖ではバックウォーターが不発に終わっての夕方に本湖で釣り方を掴み、連発!

戸面原ダムでは1日30本の数釣りを楽しめました。

キモは、“バスの目線の上で止めて誘う”こと。
それも、カバーの特徴によって、使うルアーと誘い方を変えました。

漁礁や係留ボートといったフローティングストラクチャーの場合、カバーの下はスカスカです。
よって、バスはカバー直下に身を隠しています。
雨天曇天であればトップウォーターがハマるシチュエーションですが、
晴天&ハイプレッシャーとなると、なかなかシェードから出てきません。

そこで有効になるのが、スモラバを表層でマイクロピッチシェイク。
ラインを船べりや茎などに掛け、警戒心が強いと感じたらフリーフォールはせず、
細かくシェイクしながらゆっくり水中に入れていくことでバスを驚かさないようにするのがコツです。
また、バスからこちらが見えにくいよう、
常に死角に撃ち込むことも意識しました。

シビアな食わせになるので、
スモラバは中層で水平姿勢をキープするタイプ。
トレーラーも低比重素材で尻下がりにならず、
細かなシェイクでピリピリ震えるものがベストです。
長年、スタッド4インチのボディをカットしたものがフェイバリットでした。

そして、この釣りを長年やり込んだ自分の理想を具現化したトレーラーがM.P.Sです。
スタッド4を完全に超えたと自信をもって言える、
悶絶マイクロピッチアクションです(^^)

ただ今最後の微修正を施したサンプルを待っている段階にて、
初冬のリリースを予定しております。

一方で、ボトムまで深く伸びる立木は、ちょっと釣り方を変えました。
バスがどの水深にサスペンドしているのか分からないので、
タテに落とし込んで探る必要もあるからです。

そこで、ブレーバー57のスナッグレスネコリグを立木に沿って落とし込み、
途中で止めてはシェイクして食わせました。
フリーフォールさせるだけだと食わないのですが、
止めて誘った直後に「グッグッ」と引きずり込まれる。

おそらく、フリーフォールだと少し追ってやめてしまうバスも、
止まってクネクネしたところで食ってしまう。
ブレーバーのテールのアクションで引っ張れることも、
バイト数を増やしていると思います。
周囲を見渡すと立木はよく狙われているのですが、それでも釣れる!

ブレーバー57に合わせたフックは、N・S・Sフックパーフェクション1/0(ハヤブサ)。
深いところから回収するとラインがヨレやすいので、
スイベル付きがおすすめです。

最大魚だけは、バックウォーターでのヴァラップスイマーに食ってきました。

そして豊英湖は、フットボールヘッドのマルチジグ8g(ダイワ)にハリーシュリンプ4インチや、
フリーリグでのハリーシュリンプ4インチでもそこそこ釣れたのですが、
本金型で打ったハリーシュリンプ3インチを持ってきていたことを思い出し、
ライトキャロとネコリグで使ったところ入れ食いに!

5本しか持ってきていなかったので、すぐに使い切ってしまいましたが(^-^;

草深さんも、ヘビキャロ使いにて太鼓判を押してくれました。
10月のリリースを予定しておりますので、楽しみにしていただければと思います。

それでは、皆さまも夏の終盤戦、よい釣行になりますよう(^^)/

P.S.
8/19(日)アングラーズショップmaniac’sさんにて一日店長をさせていただきました。
足をお運び下さった皆様、ありがとうございました!

kawamura 2018.08.15

こんにちは、川村です。

これはワームに限った話ではないのですが、
ルアーを開発するうえで吟味する要素のひとつに「ボディサイズ」があります。
経験値や感覚的な部分によるところが大きく、開発者の好みにもよる・・・

ヴァラップスイマーのボディサイズは、
ベイトタックルで扱うモデルとしてはちょっと小さめの4.2インチ。

個人的に、ではありますが、
昨今のハイプレッシャーなフィールドコンディションにおいて、
ちょうど良いボリューム感を突いたつもりです。

が・・・そのうえで考慮したことがあります。それは、
「4/0フックにマッチすること」

特にオカッパリにおいては、汎用性の高いM(ミディアム)のロッドで釣り歩くことも多く、
5/0や6/0となるとフックの線形が太くなるので、
貫くためにMH(ミディアムヘビー)のパワーが欲しいところ。
5/0フックにミディアムのロッドでも実際には掛かるのですが、
ベストではない感覚があるのです。

ミディアムロッドのパワーでも、安心して使えるのは4/0までかな、と。
ノギスで計測すると、わずか0.1ミリほどの差だとしても、
目で見て分かる太さの違いはあります。

【T.N.Sオフセット4/0】

【T.N.Sオフセット5/0】

ただし、以前のコラムでフックのサイズ比較を紹介しましたが、
メーカーやモデルによってフックのサイズ感も太さも異なりますので、
一概には言えないのですが・・・(^-^;

【T.N.Sオフセット4/0】

4/0クラスのフックにマッチするボディサイズにすることで、
ミディアムロッドとの相性の良さを意識しました。

とはいっても、今後サイズ展開はしていく予定です。
スピニングタックルにマッチしたフィネスサイズも必要ですし、
デカバス好みな5~6インチ台も欲しい!

しかしながら、まず“ヴァラップスイマーの基本サイズ”として、
最も出番が多くなるであろうボリューム感を突いたのが4.2インチなのです。

【T.N.Sオフセット5/0】

ちなみに、MHのロッドでも、
5/0サイズのフックでもアクション性能は損なわれませんので、お好みでOKです(^^)

【T.N.Sオフセット3/0】

3/0フックでも動きは出ましたが、安定感に余裕がなくなるのと、
ゲイプ幅が埋まるのでフッキング面でもおすすめしないです。

kawamura 2018.08.13

こんにちは、川村です。

先日相模湖を訪れたところ、いきなり56.5㎝のモンスターが釣れちゃいました(*^^)v

相模湖への釣行は7~8年?ぶり。
自宅から朝なら30分ちょいともっとも近いフィールドながら、
なんとなく気が向かなかったフィールドです。
最近草深さんが朝練と称して出勤前にちょい釣りしては、
高確率でグッドサイズを仕留めているのに触発されて・・・

柴田ボートさんには4時に到着。
まだ真っ暗ですが、ルアマガDVDスタッフのマシモさんが教えてくれたルミヌードルを
使うようになってからは、薄暗い中で準備をするストレスから解放され快適(^^)

「秋山川の上流はバスが見える」と草深さんから聞いていたので、バックウォーターを遡上。
スピナベサイトを試したかったのです。

しかし、一向にサイトできそうな水色にはならず、
草深さんに電話すると、そこは桂川だよ、と(-_-;)
秋山川は途中で枝分かれする支流だったそうで、戻るにはもうだいぶ遠い・・・
ならば、とりあえずこの桂川をチェックしてから下ることにしました。

ボート進入禁止になる橋脚下流のロープよりさらに下流。
左岸側にある細長い島状になったストレッチにはいい感じで流れが当たり、
エグレていたり、アシが倒れ込んでいたりと好条件!

ヴァラップスイマーのノーシンカーリグを岸際に落としてはゆっくり泳がせてくると・・・
突如、下から巨体がヴァラップスイマー目がけて急浮上し、そのままの勢いで丸呑み!!

レギュラーテーパーのブラックレーベルが限界まで曲がって、
なおも強く絞り込まれるそうそう味わえない重々しい引き!
まさか一匹目がこんなにデカいなんて、相模湖どうなってるの?
口閉じ尾開きで56.5㎝でした。

体高があり太っているのでウエイトも気になるところでしたが、
ボート屋さんまで遠いので釣った場所でリリースしました。

タックルは、
ロッド:ブラックレーベル681MRB
リール:スティーズSVTW7.1L
ライン:スティーズフロロタイプモンスター13ポンド
フック:ワイドオフセット5/0

ヴァラップスイマー4.2゛のベストロッドは、
ダイワならブラックレーベルのMRB(ミディアムのレギュラーテーパー)が草深さんとも一致。
上記以外なら、ブラックレーベル+6101MRBとか・・・
投げやすく、張りが強すぎず適度なクッション性があり、
4/0~5/0のフックを貫くパワーもある。
スピナベロッドとか、バーサタイルロッドが、
そのままヴァラップスイマーにも合う印象です。

ラインはフロロの12~14ポンドが、強度とアクションを妨げない推奨範疇かつ、
どちらかと言われれば迷うところですが、真ん中の13ポンドはまさにベストだと感じています。

ヴァラップスイマーのカラーはKUWASE。
食わせにおいてはもっとも信頼をおいているカラーです。
泳がせたときの、背中のスモークブラウンと腹の塩の白との見え方は本当にナチュラルです。

その後はビーブルで44㎝と、レギュラーサイズを2本釣って終了でした。

夕方4時には草深さんも合流し、本湖で47㎝含む2本をあっさりキャッチ!
通っているだけあって、仕事が早い!!

相模湖が近年盛り上がっていることは知っていましたが、
この日も釣っている人は二ケタ釣果!
そしてモンスタークラスの可能性もあるとなれば、人気フィールドなのもうなずけます。

これからはお世話になります、相模湖m(__)m

kawamura 2018.08.10

こんにちは、川村です。

ヴァラップスイマーについてシリーズ、今回は「フックセット」について、です。

フックセレクトはフッキングの良し悪しはもちろんのこと、
シャッドテールワームのノーシンカーにおいてはバランサーとしての役割も担うので、
ワームに合った形状やサイズを選ぶことはとても大切です。

ヴァラップスイマー4.2インチに関しては、
推奨フックはオフセットの4/0~5/0です。
幅を持たせている理由のひとつは、
メーカーやモデルによって、フックサイズに差が生じるからです。

一例を挙げると、ハヤブサ「T.N.Sオフセット」の4/0と、
ダイワ「WOS(ワイドオフセット)」の5/0は、
全長はほぼ同じですが、ゲイプ幅に差があります。
また、リューギ「インフィニ」の4/0は、WOSの5/0とサイズ表記は異なれど、
全長もゲイプ幅もほぼ同等、といった具合に・・・
ちなみに、上記のフックはヴァラップスイマー4.2゛にどれもマッチします。

また、ハヤブサ「D.A.Sオフセット」のようなナローゲイプのオフセットフックも、
ヴァラップスイマーのスリムシェイプと相まって見た目の一体感は抜群です。
ただし、ワイドゲイプほど重心が下に集中しないためアクションがバタつく傾向なのと、
フッキングにおいてもゲイプ幅が足りないので、
この場合は大きいほうの5/0を選ぶことで、
フックの低重心化とゲイプ幅を稼ぎます。

また、スクリューつきのハヤブサ「ハイパートルネード」は、
同じハヤブサフックと比べても1番手小さいので、5/0がマッチします。

そしてもうひとつ。
フックは大きいほうが見た目の違和感はありますが、
泳ぎの安定性や、フッキング率に関しては有利に働きます。
流れや風などの影響で、4/0では少し安定感を損なうと感じる場合や、
フッキングを優先するなら5/0といった使い分けもGoodです(^^)

ん・・・ちょっとややこしくしてしまった・・・(-_-;)
まあ、各社ワイドゲイプオフセットの4/0~5/0が基本ではあるのですが、
モデルによっての大きさや太さの差異もありますし、好みもあるかと。

4/0も使えるし、5/0も使える。
ハッキリしないで申し訳ないのですが、
状況に合わせた選択が出来るということでもあります。
あとはお使いになる皆さまが、ベストフックを見出していただければ幸いですm(__)m

ちなみに、ヴァラップスイマーは、
スリットの幅が腹側と背中側で異なります。
腹側は狭く、背中側は広い。

腹側のスリット幅が狭い理由は、センターにドンピシャでフックを刺して欲しいから。
なので、フックの線形(太さ)分の幅しかありません。

しかし、背中側のスリット幅は広くした理由は、
フッキング時の針先の抜けを良くしたかったから
です。
スリット側面の肉に針先が乗ってしまうのを防ぎつつ、
乗ってしまっても薄く貫きやすくしたかったのです。

もう少し補足すると、腹側のスリットが、
一見必要がないくらいヘッド側にまで延長されているのは、
針先が上に飛び出すときに、腹側の肉がつっかえて針の露出を邪魔しないためです。

スリットにも性能を持たせるべく、幅や深さ、
形状のベストバランスを導き出しています(^^)v


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