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tosaki 2022.12.28

こんにちは!
フィールドレポーターの戸崎優翔です。
朝の気温が氷点下になる日も出てきて、いよいよ冬だなと感じています。
寒くても、釣りがしたい!もっと上手くなりたい!
この一心で釣り場に足を運んでいます。
今回はそんな初冬の霞ヶ浦水系の様子をレポートさせて頂こうと思います。

この時期に特に気にかけていることは、時合いです。
いくら寒いとはいえ、バスも捕食をしなければ生きていけません。
しかし、ハイシーズンのようにほぼ毎日積極的にエサを追うわけではなく、最低限の捕食で済ませている感じで、朝夕の時合いも短いです。
寒くても頑張って早起きをすると良い思いができるかも!?

朝イチ、北浦本湖で【フリッシュ3.5インチ】のホバスト!
44cm/1450gと、長さの割に重い丸々した子でした。

朝のチャンスタイムに、よりアピール力がある物で効率よくラン&ガンしていくのも1つ手ですが、風が弱い場合や人が多くプレッシャーが高い所では、近年流行りのアラバマリグやビッグベイトに反応を示さないことが多々あります。

そんな時に多用するのが、フリッシュのホバスト。
サイズ感が小さすぎず、シャッドテールの抵抗で移動距離を抑えて誘える。
この移動距離を抑えるというのが低水温期のキモかなと。
言葉では表現しきれないあの生っぽいフラッシングとロールは、いつ見てもすごいなと声に出してしまいます笑

 
別日には、【ジョリー】でも40up!

こちらも朝イチ。
艶かしく身をよじらせる様なロールをするジョリーですが、一般的なただ巻きやシェイク巻きだけでなく、ロールさせないスピードでのI字引きや、連続トゥイッチ、ジャークなど多彩なアプローチもできる所が優れている点かなと。

この魚は正にで、最初はシェイク巻きで通すも反応が無かったのでI字引きを。
それでも反応は無く、リアクション要素も加えてみようとジャーク入れてみるとゴンッと!

リップが付いているので移動距離が少なく、瞬間的にペラが回り複雑な波動を生み、色調変化が出やすいカラーリングをしているので、ヒラを打った際のギラッという視覚的アピールも良いです。
先述したフリッシュを使う状況よりも、風が強かったり、光量が少なかったり、リアクション的な誘い方もしたい時にジョリーを使うイメージです。

では、朝イチが釣れなかったら諦めるしかないのか?
そんなことはなく、朝イチを外してしまっても釣れる可能性は有ります。

消波ブロック帯にて、【KOSMO2.5g】+【M.P.S BIG】の黄金コンビでマイクロピッチシェイク!
消波ブロックと護岸の隙間に入れて誘うと直ぐにバイトがありました。

カラーはパールシュリンプ(KOSMO)+ゴーストパール(M.P.S BIG)
かなりお気に入りカラーで、使用頻度はNo.1です。
膨張色なので穴の中やマッドカバーのような光量が届きにくいスポットでもアピールでき、透け感もあるので、バスにじっくりルアーを見られるこの釣りにも最適かなと。
また、バスのメインの捕食対象がエビからベイトフィッシュに移っているこの時期に、ベイトフィッシュにも化けられるカラーなので重宝します。

 
霞水系だけでなく、光大郎さんに誘って頂き高滝湖へも!
高滝湖は、学生時代に陸っぱりで一度来たきりだったのですごく懐かしく新鮮でもありました。

光大郎さんも見たことがない程の減水で、魚探を使った沈み物シューティングがメイン。
午前中は穏やかな天気で雰囲気があまりなかったのですが、光大郎さんがフルーミーでグッドサイズ!

お昼頃からは風が吹いてきたり雨が降ってきたりで釣れそうな雰囲気に。

そのタイミングで僕も、【スクーパーフロッグ】のダウンショットリグで43cmをキャッチ!

このリグですが、本当にルアーパワーが凄いなと。
カエル喰いのフィールドでなくても関係なく効くとか…。
その後も光大郎さんがスクーパーフロッグ(ラバーチューン)とフルーミーで4本キャッチし、船中6本!

今回も学ぶ事が多い釣行でした。

また、房総で驚異的な釣果を出していた【スクーパーフロッグマグナム】ですが、霞ヶ浦水系でも45cm、48cmの単日2本とかなりの活躍ぶり!

フレックスジグ10g(DAIWA)に合わせて使用しました。

最後に、これまでには無かったシミーフォールするメタルバイブ【フルーミー】。

シミーフォールが活きる使い方は何かと考えた時に浮かんだのが『テクトロ』で、垂直護岸が多い霞ヶ浦水系だからこそのテクニックです。
テクニックと言っても難しい事は無く、シャクリながら歩くだけ。

・リフト後、間を作らずにラインテンションを抜けるのでシミーフォールさせやすい。
・フラッシングや明滅を伴って落ちることで、濁ったフィールドでも気付いてもらいやすく、食わせの間も作れる。
・スライドフォールしないので、護岸から離さずにアプローチができたり、消波ブロックの穴など狙った場所にタイトに落とすことができる。
・足元での使用なので、根掛かりしてもほぼ回収が可能。

上記がメリットかなと。

これから先の厳寒期の、頼れる相棒になること間違いなしです!!
年末の釣行も張り切っていきます!
それではまた!!

chiba 2022.12.28

皆様こんにちは!!
フィールドレポーターの千葉陵平です。
12月になり、バスも越冬を意識してディープに溜まり始める季節。
低水温期となりリアクションの釣りが有効になるタイミングです。

この冬、僕がメインにするリアクションの釣り
・FLUMMY(フルーミー)
・BREAVOR MICRO(ブレーバーマイクロ)リアクションダウンショット

2つの釣りについて釣果報告を交え紹介したいと思います。

先日発売となりましたFLUMMY(フルーミー)
メタルバイブとしては初となる、シミーフォールを実現しています。
「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、まずフォール中の映像をご覧頂く方が分かりやすいと思います!!

 
左右に動きながらフォールしていく姿は、まるで生物。
そこにフラッシングも加わり、魅力的なフォールを演出しています。
リフト&フォールの釣りにおいて、これは大きなアドバンテージになると確信しています。
僕のメタルバイブのバイトイメージは、リフトの際に竿先に重さがのるバイト。
そんなイメージが先行するルアーでしたが、先日釣ったFLUMMY(フルーミー)のバイトは、フォール中にラインが走るバイトでした。

これは正真正銘、シミーフォールの効果を感じるバイト。
フォール中でバイトをとるのは、メタルバイブでは初めての経験でした。
早速、シミーフォールの威力を目の当りにした釣行となりました。

釣ったエリアは、周りより水深があるエリア。
縦ストラクチャー(杭)の横に落とし込んだフォール中のバイトでした。

こちらも、フローティングストラクチャー付近でのフォール中のバイト。
「フォールで誘えるメタルバイブ」
今年の冬の釣行が楽しみになるルアーです(^^♪

メタルバイブは、使用するエリアを選んだとしても根掛かりが多発するルアー。
そこで、根掛かりを簡単に外すアイテム2つをご紹介します。

①ナス型オモリ
これは、フィールドレポーター石井さんもコラムで紹介していた便利アイテム。
実際に試してみると、面白いぐらい簡単に外れます。
スナップは逆さに付けておくとラインに装着の際にオモリを落とすこともなく、スムーズにルアーへと送り込むことが出来ます。送り込んだらゆさゆさ揺らすだけです。

②ルアーキャッチャー(ダイワ)
純正の物でも十分回収可能ですが、回収率をUPさせる為にチェーンを追加しています。
写真左が純正で、写真右がチェーンを追加した物です。
チェーンはホームセンターで簡単に購入できます。
ひと手間加えて回収率をUP!! 時間があれば試してみて下さい。

 
次は、ブレーバーマイクロのリアクションダウンショットリグ。
3.5gシンカーを使用して、早いフォールで誘います。
ここぞという有望なエリアを、根がかりで潰してしまうのはもったいない。
そんな慎重に攻めたい時は、ブレーバーマイクロでアプローチ。
立ち木周辺など、メタルはちと厳しそう…なんて時に使用します。

釣果は全て立ち木(6m前後)ボトム付近にサスペンドしているバスを魚探で確認し、狙っていきました。早いフォールで反応させて、シェイクで食わせる。
メタルバイブのような強い波動を嫌うバスには、ブレーバーマイクロがオススメです。

ラインはPE0.8号を使用。フロロラインより伸びが少なく、感度に優れます。
また、僕の一番の使用理由は、立木などウッド系カバーへの耐久性にもとても優れている点です。

12月に発売になりましたブレーバーマイクロの新色もチェックしてみて下さい。
個人的オススメは、グリパンチャートです。
マッディフィールドや光量の少ないディープで出番が増えそうなカラーです。

他にも、房総フィールドではお馴染みのミミズ系カラーや、ディープの定番ブラックなど既存のカラーライナンップも充実しております。

※カラーラインナップはこちらから確認できます↓
https://bottomup.info/products/breavor-micro30/

今回ご紹介したこの2つのリアクションの釣りを使い分けて、冬の価値ある1匹をキャッチしていただけたら嬉しい限りです(^^♪

≪ヒットルアー≫

≪タックルデータ≫
Lure:FLUMMY(フルーミー)5g
Rod:オンリーワンロッドオリジナル 66ML-ST
Reel:SSエアー 8.1(ダイワ)
Line:アディクトフロロ(山豊テグス) 8lb.

Lure: BREAVOR MICRO(ブレーバーマイクロ) 3.5gダウンショットリグ
Rod:スティーズ SC S 64L–SV・ST[FIRE FRASH]
Reel:セルテートLT2500S–XH(ダイワ)
Line:PEライン0.8号
Leader:ショックリーダー8lb.(山豊テグス)
Fook:インフィ二 ホビット6番(RYUGI)

2022年もあっという間に終わろうとしています…。
来年も大好きなバスフィッシングと全力で向き合う、そんな年にしたいと思います(^^♪

yamaguchi 2022.12.26

皆様、お久しぶりです!フィールドレポーターの山口将司です。

早速ですが、霞ヶ浦は大山スロープにて12月上旬(12/11)に開催されたローカルトーナメント(ラトルズトーナメント第7戦)に参加してきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

今大会は2022シーズンの最終戦。
最終戦を迎えるにあたり、これまでの総獲得ポイントで暫定1位をキープ…。
過去の12月に開催された大会結果からも、この最終戦で1本でも釣れば、おそらくポイント的に逃げ切りが可能。しかし、その1本を獲るのが果てしなく難しいのが霞ヶ浦ですが…。

今回は色々な事情もあり、大会に向けてのプラクティスは無しという、ぶっつけ本番状態でしたが、1本を釣る為の準備だけは、しっかりと進めてきました。

フィールドの状況ですが、12月ともなると、晩秋から初冬へと季節の移り変わりの微妙なタイミング。水温もグッと下がり、タフコンディションに拍車を掛けるというのが通例となります。

大会当日、メンバー、ゲスト合わせて11名がエントリー。
スタート後、スロープ付近の石積みエリアへ直行!水温が下がってくると、魚が集まってくるエリアですが、果たして…。

魚探の水温計を見ると、なんと10℃!想定していたよりも、水温は低下していない様子。逆にいうと、ソフトベイトでもハードベイトでも、どちらの可能性もあり、中途半端な水温とも言えます…。

この日は、朝から無風状態ということで、スモラバ(コスモ3.3g+ブルスホッグベイビー)をファーストチョイスし、石積み、もしくは石積みに絡む水生植物を狙っていきます。

狙いのストレッチをじっくり探るもノーバイト…。
次に、ブレーバー5インチのスナッグレスネコリグにルアーローテーションし、フォローを入れていきます。今度は、石積みの中でも、石の隙間に入り込んだ魚をイメージし、穴撃ちを繰り返していると…ググッと引き込まれるバイト!!フッキングに成功し、穴から出てきた魚は瘦せていて小さい…(笑)しかし、長さは25㎝を超えており、貴重なキーパーをゲット!

ファーストフィッシュをキャッチし、気持ちが落ち着いたのと、石積みの穴撃ちに一気に自信が持てました。
引き続き、ブレーバーのスナッグレスネコリグをメインに、ルアーローテーションを交えながら、まだ手を付けていないフレッシュなストレッチを撃っていきます。
ストレッチを流し切った所で、先ほどキーパーを釣ったストレッチに戻ります。

今度は石積み+水生植物が絡むスポットに、ブレーバー5インチのスナッグレスネコリグを投じると…ラインがスッと引き込まれるバイト!フッキング直後に水中の石に巻かれてスタックしますが、ロッドで耐えていると魚が石から出てきて、一気に横に走り出します!
魚の引きからしてキャットフィッシュか?っと思いましたが、魚体を見せたのはブリブリのグッドサイズのバス!
無事にハンドランディングに成功し、2本目をキープ!
7時の釣り開始から、8時40分ぐらいまでで2本キャッチと、モーニングバイトを捕らえる事に成功しました!

強風の予報なので、風が吹く前にリミットメイクの3本目を目指し、石積みエリアを広く探っていきます。北寄りの風がそよそよと吹いてきたタイミングで、またもや穴撃ちでバイト!しかし、魚との綱引き状態になり、敢え無くラインブレイク…(泣)そして、予報通りに爆風に…。

昼近くになったところで、エリア移動。風の影響の少ない、小規模な流入河川へ突入し、釣り進めていくと、強風により競技中止との連絡…。

2本1,680g(ビッグフィッシュ1,295g)をウェイイン!

結果は、2本のウェイインでしたが、優勝することが出来ました!
年間AOYも獲得です。私の他にウェイインしたのは僅か一人(1本)だけ…。
私と同様、石積みエリアにて、ジャークベイト(エバーグリーン社のフェイス87)での釣果とのこと。水温が上昇してきた10時過ぎにキャッチしたそうです。

大会の結果からもわかる通り、かなり厳しいコンディションでしたが、そんな中でも3バイト2フィッシュをキャッチしたブレーバーのスナッグレスネコリグを使った石積みの穴撃ちは、かなりハマっていたと言えます!

今回のMVPルアー!ブレーバー5インチの
スナッグレスネコリグ!カラーは霞ヶ浦水系の
絶対的定番、ダークシナモンブルー&ペッパー!

【TACKLE DATA】
ルアー:ブレーバー5インチ【スナッグレスネコリグ(シンカー1/32oz.)】
ロッド:STEEZ 681MLMFB-SV(スカイレイパワープラス)
リール:アルファス AIR TW 8.6L
ライン:YGK オルトロスFC 10ポンド

 
具体的な穴撃ちのアプローチですが、ショートピッチもしくはフリップといった近距離アプローチをメインとし、偏光グラス越しに見える水中の石の隙間を、正確に、且つ丁寧に撃っていくといったものです。
石積みを漠然と釣るのではなく、石の積まれた形状を目視で確認し、魚が入りそうな隙間を見極めてアプローチすることが一番のキモだったと感じます。

ネコリグのネイルシンカーのウエイトですが、普段は3/64~1/16oz.(1.3~1.8g)をメインにすることが多いのですが、今回は少しでもフワリとフォールさせたいのと、石への当たり方をソフトにし、根掛かりを極力減らす狙いから1/32oz(0.9g)を使用しました。
通常のネコリグはワーム頭部からネイルシンカーを少し出すセッティングをしますが、今回は完全にネイルシンカーをワーム頭部に埋め込み、シンカーが石に当たったときの音を少しでも緩和し、魚に余計なプレッシャーを与えないように配慮しました(実際に水中ではどうかわかりませんが…)。
φ28㎜スプール搭載のAIR系リールを使うことで、1/32oz.といった軽いシンカーのネコリグでも、軽快なピッチングが可能です。

そんなタフコンディションの霞ヶ浦でも、確実に魚を連れて来てくれるブレーバーですが、残念ながら生産終了となっています…。
現在、ブレーバーは完全リニューアルに向け、アップデートの真っ最中です!
新ブレーバーの発売がとても待ち遠しいですが、ボトムアップオンラインストアでは、既存のブレーバー5.7インチのスペシャルカラーGORI Ⅱが絶賛発売中となっています!!

GORI Ⅱはダークトーンのグリパンとシナモンのツートンに、ブルー&オリーブの極小フレークが入ったカラーとなっています。ゴリを意識したカラーということで、ボトムフィッシングはもちろん、シルエットがはっきりするカラーですので、急な濁りが入ったときにも是非使っていただきたいカラーとなっています。

年末に差し掛かり、さらに寒さが厳しくなってきましたが、今冬は新発売となったメタルバイブ、フルーミーで難解な霞ヶ浦を釣ることが楽しみです。
霞ヶ浦はもちろん、他のフィールドからも好釣果が聞かれるフルーミーですが、これまでのメタルバイブにないシミーフォールアクションを備えています。
霞ヶ浦も、さらに水温が低下し、一桁台になったときが、メタルバイブのようなリアクションベイトの本格的な出番となります!

先日、発売となったフルーミー5g!
見た目がとても可愛い!
これからの季節が本格的な出番です!

 
本コラムを持ちまして、今年の更新は終了となりますが、家庭の事情もあり、今シーズンはなかなか釣りに行く機会が出来ませんでした。
来シーズン、また環境がガラッと変わりそうなので、改めてこの場でご報告したいと思うのと、もっともっと皆様の釣果に繋がる、有益な情報を提供していきたいと思っております。少し早いご挨拶になりますが、皆様、良いお年をお過ごしください!

kawamura 2022.12.16

こんにちは、川村です。

今年も残すところあと半月を切り、いよいよ年末感が色濃くなってまいりました。
何となく慌ただしく過ごしておりますが、ロケやテストの機会もいただき、フィールドへは頻繁に出ております。

さて、先日メタルバイブ「フルーミー」の初出荷を終えました。
開発スタートからは5年ほど経っていましたが、途中頓挫した期間もあってのことです。

左右に揺れながら落ちる “シミーフォール” を目指すことは最初から決めていたこと。
バイブレーションプラグではモデルによって古くからあるアクションですが、メタルバイブでは例がありません。
リフト&フォールで誘うルアーですからね、魅力的なフォールアクションが釣果の差になるであろうことは容易に想像がつきます。

しかし、前例がないということは、実現できるかすら分からない。そんなところからのスタートでした。

腹部で抵抗を受けることでシミーフォールを発生させるとなると、重心を後方にまで分散させて水平に近いフォール姿勢かな・・・
と、イメージしたイラストを元にシリコンで型取って鉛を流してみましたが・・・ぜ~んぜんシミーしない(-_-;)
それどころか、斜めに泳いできたりして、「カンタンにはいかなそう」な雰囲気でした。

そこから重心バランスを模索したり、より水受けが良くなるようヘコミをつけたりすることで、一応シミーフォールする個体が生まれました。
しかし、明確な振り幅でシミーフォールするには条件がありました。それは・・・
“フックをスプリットリングで接続する” こと。

メタルバイブでは一般的であるダブルフックの直付けでは、シミーフォールを抑制してしまうのです。
しかし、ダブルフックをスプリットリングで接続しては当然ながらフックが横を向いてしまいます。
ラインアイの向きが異なるダブルフックを特注することもよぎりましたが、そもそもスプリットリングをかます時点で針先の向きに自由度が生まれ、引っ掛かりやすくなる。
根掛かりしやすいこの釣りにおいて、ダブルフックの直付けはマスト。

さらに、鉛でカップ形状に成形しても、ぶつけたり、リフト&フォールを繰り返すうちにカップ形状が崩れてきてしまうことも問題でした。

内部構造と浮力を備えるプラグと違い、鉄板とウエイトの組み合わせをシミーフォールさせることへの限界を感じてしまったのも正直なところ。
実現できない以上、メタルバイブはお蔵入りかなと・・・

それからしばらく経った頃、ダメモトで開発のワカマツに「何とかならないかな!?」と振ったところ、思いもよらなかったアイデアで克服してくれました!

それが、鉛より断然軽量なABS樹脂で成形した水受けカップ(ABSレシーバー)を後着けすること。
軽量化によるレスポンス向上により、ダブルフック直付けでも明確なシミーフォールが生まれただけでなく、リフトで瞬時に初動するレスポンスも向上しました。
もちろん、変形の心配もありません。

実際には、ABSレシーバー以外の部分でも細かなバランス取りも重要でしたが(これまたワカマツが数多くのサンプルを作って煮詰めました)、
この新構造がなくしてシミーフォールするメタルバイブの実現はありませんでした。

シミーフォール以外には、リフトやスイミング時のアクションがタイトであることも条件でした。
バタバタと大振りな動きは、プレッシャーが強くかかった状況では効きづらいし、スレやすい。
冬はメタル合戦になることもありますから、ハイプレッシャーな条件下で効いてくれないと戦力とはいえません。

そしてラインアイは一か所のみ。複数アイの位置による使い分けもあることは承知なうえで・・・
それよりは迷いなく、リフト時のアクションがベストと判断した一点でお使いいただきたいと思いました。

フックバランスもシミーフォールに影響しましたが、ひとしきり試した中でサイズ感の相性が良かったBKK製に、フッ素コート処理をしたものを採用しています。
メタルバイブはリフト時に乗っているバイトに対し、そのまま追いアワセになることがほとんど。
滑りの良さと、若干内向きな形状は力が逃げにくいことで、不十分になりがちなアワセでも刺さりやすい仕様です。

これまでのメタルバイブは、「ストン!」と真っすぐ落ちるタイプと、スライドフォールするタイプに大別されました。
スライドフォールするタイプも間違いなく釣れるモデルで、滞空時間が長いことでバイトチャンスを稼げることと、左右に散ってくれることで広範囲にアピールしてくれます。

一方、真っすぐフォールするタイプはノーアクションながら、狙ったところをタイトに探れることがメリット。
消波ブロックの穴撃ちや、護岸キワのテクトロ、そして橋脚や立木の根本へ正確に落とせます。
魚探で見つけたディープの沈みモノといったピンスポット狙いも同様です。

で、シミーフォールするフルーミーは、ほぼ正確に狙えます。
「ほぼ」と表現したのは、やや前方に泳ぎ進むから。
これがまた、逃げていく小魚のようでいいんですよ(^_-)-☆
まあ、思わぬ方向に逸れてフォールすることはありませんので、“狙いどおりに落とせて、生命感あるフォールアクションで誘える” のがフルーミー最大の特徴です!

また、シミーアクションのみならず、チラチラとフラッシングしながらフォールすることでもバスにアピールしているはずです。

今期は5gのみのリリース。
開発をワンウエイトのみとし、完成度を高めることに集中しました。

5gの開発を終えた時点で3.5g・7g・10.5gの開発をスタートし、すでに一発目のサンプルも届いていますが、
やはり、それぞれアクションが異なるため、ウエイトごとの調整が必要でした。
ワカマツがそれぞれのアクション出しを行っているところで、すでに傾向は見えているようです。

タックル的には、ボクは今ある5gでしたらスピニングPE。
ライト~ミディアムライドクラスのスピニングロッドに、0.6~0.8号のPEライン。リーダーはフロロ2号前後を組んでいます。

ただ、フィールドスタッフの石井一樹さんはベイトフィネスタックルにて房総リザーバーで好釣果を出しており、フロロ8ポンドと組んでいるとのこと。
根掛かりが多発するシチュエーションや、カバーに絡めて使う場合はこのセッティングもよろしいかと思います。

唯一無二のシミーフォールと、ハイプレッシャーフィールドにマッチさせたアクションのコンビネーション、ぜひフィールドでお試しください\(^o^)/

ishii 2022.12.15

皆様こんにちは、フィールドレポーターの石井一樹です。
気付けば12月、バスを釣るのが難しくなる時期になってきました。
今回は、初冬の戸面原ダムをレポートして行きたいと思います。

フィールド状況は、満水、朝の水温は12度、薄濁り、場所によってはターンオーバーしている状況です。

まずは濁っていたこともあり、シャローカバーからスタート。
薄ゴミに竹が絡むカバーへ、ベイトフィネスジグ5gにブルスホッグ3インチをセットしたリグをシェイクしながらゆっくりフォールさせていくと、ラインが引きずりこまれるバイトが!直ぐに1匹目をキャッチ出来ました!
カバーにはブルスホッグ!!魚を連れてきてくれます。

周辺の崩落エリアでは、スクーパーフロッグラバーチューンの3.5gダウンショットリグを
枝に絡めながらスイミングさせると、コンコンを良い当たりがあり2匹目もキャッチ。
多少濁りもあったので、波動を増やすことも含めラバーチューンを使用しました。

上流入口のエリア、冬になり水温が下がって上流から降りてきたバスが一時的に溜まるエリア。フラット+ブレイク+立木がある一等地のエリアで魚探にバスらしき反応があり、新製品FLUMMY(フルーミー) 5gのクロキンを投入!

一旦着底させてから、小さく(5~10センチ)リフト&フォールさせると、まさかの1投目からひったくられるバイトがあり、40センチクラスのナイスバスを連続でキャッチ!正直驚き!!食い方も良く、間違いなくシミーフォールが効いていると思いました。

日が登り、フラットエリアから魚が消えたら、立木へスクーパーフロッグラバーチューン3.5gダウンショットリグを投入。なるべく日陰側にルアーを入れるようにアプローチすると、バイトは多数あるがなかなか掛からず・・・立木へラインを引っ掛けて、フリーフォールさせると口を使わせることが出来ました。稚ギルをイメージして使用しています。

夕方になり再度、上流入口エリアへ!バスもエサを食べに入って来ている様子。

サイズこそ出ませんでしたが、フルーミーで3本キャッチして終了となりました。
アクションのキモは、とにかく小さくリフト&フォール。移動距離を少なくして、しつこく誘っています。

今回使用したタックルは、バッドのパワーのあるソリッドティップMLで、ラインはフロロ8ポンド。5gメタルバイブでは、7mまではこのタックルで快適に使用出来ます。

また、根掛かりが多い場所ではラインを太くしてルアーを回収出来るように工夫してます。
メタルバイブに根掛かりが付き物。ナス型オモリ8号にスナップを装着した物をタックルへ忍ばせておけば、オダや立木位でしたら殆ど回収出来ますよ^―^

ルアーも大事に使えて水中にゴミを残さない。それが魚の着き場を守ることにも繋がり、良く釣れるという好循環になると私は思っております。

初冬にしては良く釣れて、フルーミーで5本、スクーパーフロッグで4本、ブルスホッグで1本、トータル10本釣れて良い釣行になりました。

まだ水温も高く、魚はまだまだミドルレンジに多く泳ぎ回っている印象です。
10度を切る辺りまでは比較的釣りやすいと思いますので、皆さんもフルーミーを持ってフィールドへ出掛けて見てください^―^

(タックル紹介)
【フルーミー5g】
ロッド:オンリーワンカスタム65MLST (デジーノブランクス)
ライン:バリバスアブソルート8lb.

【スクーパーフロックダウンショットリグ】
ロッド:オンリーワンカスタム63LST (デジーノブランクス)
ライン:ダイワPE12ブレイド0.6号+グランドマックス1.5号

【ブルスホッグ3インチ+ベイトフィネスジグ】
ロッド:ブラックジャック68M+ (オンリーワンカスタム)
ライン:バリバスアブソルート12lb.

chiba 2022.12.01

皆様こんにちは、フィールドレポーターの千葉陵平です。

秋~晩秋はシェードに固執するバスも減り、フィールド全体に広く散っているタイミングでもあります。
そんな時期に有効な広範囲に誘える「ビーブル」の釣りを、今回は紹介したいと思います。

先日開催されました『バサーオールスタークラシック2022』に出場していた江尻悠真プロのプラクティスに同船させてもらい、利根川を2人で釣り込んできました。
水色はクリアで水温は下がり始め、越冬を意識して消波ブロック帯の中にバスが付きだすであろうこの時期を、スピナーベイトをメインに探って行きました。

江尻君が1/2oz.をファーストリトリーブで水面直下を巻いてヒット。
「消波ブロックの中から引っ張り出すイメージ」と教えてくれました。
水色もクリアなので、スピードがないとルアーに反応させられないイメージ。
実際に僕自身も、ピックアップ直前で見切って食わないのを目の当りにしていたので、この釣りにおいて「リトリーブスピードの重要性」をとても感じました。

その後、江尻君が追加でもう1匹をキャッチ!

そこで、よりスピードを上げた方が良いと考え、更なるファーストリトリーブでも水面へ飛び出すのを防ぐため、ビーブル1/2oz.にノガレスの『おもし!3.5g』を追加し使用しました。

このチューニングは、同フィールドレポーターの鈴木翔君がチビーブルで使っていた方法を参考にしました。取り外しも簡単ですごくオススメです。
ファーストリトリーブで、ストラクチャーから引っ張り出すイメージで巻いてくると、写真の石杭の中から飛び出してきてヒット!!

本当に貴重な経験をすることができた一日でした。江尻君ありがとうございました(^^♪

 
今回の釣行では水面直下の釣果でしたが、僕は普段ビーブルを使用する時は、   
①水面直下
②中層
③ボトム

大きく分類してこの3つのレンジを意識し、更に重要視していることは、江尻君とのプラクティスでもありましたが「リトリーブスピード」です。

➀水面直下(ファーストリトリーブ)
着水後に直ぐロッドを立て巻き始め「引き波を立てながら巻いてくる」。
これは水面を壁として、ベイトを追い込ませるイメージで使用しています。
ブレードタイプは、水押しの強いTW(タンデムウィロー)を使用してストラクチャーに潜むバスへのアピールも意識しています。
TW(タンデムウィロー)はDW(ダブルウィロー)と比べてブレードパワーも有り浅いレンジを引きやすい為、水面直下のファーストリトリーブの釣りにはとても相性が良いです。

②中層(ミディアムリトリーブ)
今時期に関しては水がクリアアップしてくるので、中層を巻く際はなるべく波動を抑えめにするたにDW(ダブルウィロー)を使用しています。

③ボトム(スローリトリーブ)
水深のあるポイントで、ボトムを這うようにゆっくり巻いて使用します。
ビーブルは、「スプリッター」が搭載されており、スカートのヨコ揺れを発生させると共に、使い手の手元に引き感をしっかりともたらしてくれます。
スプリッターの浮き上がりにくい性能が、ボトムのスローリトリーブに最適です。
水温が低下し始めるこの時期に多用する釣り方です。

今回は1/2oz.メインの釣行でしたが、状況によってウエイトを使い分け、レンジを意識したアプローチを心がけてみてください。
潜行深度のイメージは、下記図を参照下さい。青色⇒3/8oz. 赤色⇒1/2oz.となります。

この時期のビーブル釣行を是非堪能してみください(^_-)-☆

最後に、スピナーベイトは魚がヒットするとアームの角度が変わってしまうことがあります。
そんな時は、ビーブルのパッケージのイラストで確認して、角度を修正してみて下さい。
ベストな姿勢で泳がせることはとても重要です。
新品ビーブルと見比べて、アームの角度を調整するのもありかなと思います。

【タックルデータ】
●ルアー Beebe(ビーブル)1/2oz.TW
●ロッド ハードベイトスペシャル680M (ノリーズ)
●リール スティーズSV TW 1016SV-SHL
●ライン フロロブラスト14lb. (山豊テグス)

気づけば、今年も残り1カ月となりました。
一匹が貴重になるこの時期、時間の許す限りフィールドへ足を運ぼうと思っています!!

ryoya 2022.11.18

こんにちは、フィールドレポーターの山口諒也です。

今年は、季節通りにどんどん冷え込んでいき、晩秋を迎えました。
日中暖かく、夜間冷え込むといった感じで気温差がかなりある状態です。

水温は安定しており16℃台をキープしつつ、日中太陽が出れば18℃辺りまで上昇します。

魚はまだ動いてはいるものの、かなりセレクティブ^^;

厳しい晩秋の遠賀川なのですが、そんな中でも良いバスをキャッチした釣りを今回はご紹介したいと思います(^^)

 
【KOSMO+M.P.S2.4インチ(ヘッドカット)】

このルアーセッティングと釣法は、一年を通して晩秋あたりから春先までが一番威力が発揮される時期だと個人的に思います。

しかも釣れれば高い確率でグッドサイズ!
遠賀川では欠かせない釣法です(^^

ただ、バスが居るポイントを的確に当てられなければ釣れない釣りなので、僕がこの時期の遠賀川水系で良く行く場所をご紹介します。

流入河川は、笹尾川がいいです!水温が下がってきても本流に行かずに居着いているデカイバスを1発狙えます。

遠賀川本流域では、沈み木やブッシュエリアにて、小ブナや越冬モードに入ったテナガエビ、モエビなどを捕食しにくるグッドサイズを狙えます。

誘い方は簡単で、バスが身を隠していそうなブッシュや消波ブロックの中に、KOSMOとM.P.S2.4インチのセッティングを吊るして細かくシェイクして誘うだけです^ ^

大事なのはバスの目線より上を意識する事です(^。^)

 
また、この釣法について良く聞かれる質問にお答えしようと思います。

【スモラバのウエイトについて】
笹尾川では流量がある為スモラバが流されやすく、ルアーがバスの目線を通り越してしまっては、シラけてしまいバイトを誘発させることが出来なくなってしまう為、重めの3.3gを使用します。

本流では、足場の高さやブッシュの濃さにもよりますが基本的には2.5gを使用します。

【KOSMOのカラーセレクトについて】
基本はスモーク系を良く使用します。
クリアアップしてくる晩秋の遠賀川では特に有効(^^)

オススメカラーは・・・

・ゴーストグリパンブルー
スモーク&ライトグリパンの組み合わせだけで無く、極小ブルー&オリーブフレークによってナチュラルに餌を演出してくれます(^^)
使用頻度No.1!

・スモーキークローダット
ちょい濁りやブッシュのシェード撃ちに最適!
薄すぎず、濃すぎない所がかなり好みです^ ^
こちらはオールラウンダー(^^)

・パールシュリンプ
ローライト日や濁った場所ではこのカラー!
視認性が良く、狙ったキャストをしやすいのもGood!
水中ではボンヤリと膨張して見える為、アピール力もありつつ、魚が近づいて来た時には派手すぎない色合いでバイトへ持ち込めます(^^)

 
トレーラーのM.P.S2.4インチは、好みのカラーをKOSMOとのマッチングや状況にあわせてローテーションさせています^ ^

❶ネオンシュリンプ 
❷スモーキークローダット
❸KUWASE SHRIMP (11月発売Newカラー)
❹スモーキンベイツ
❺脱皮シュリンプ
❻KUWASE

中でも脱皮シュリンプは2019年のオカッパリ大会年間優勝の立役者!

薄いシナモンピンクに極小ブルーフレークはアピール力と食わせ力の両方を合わせ持っており、使用頻度No.1です(^^)

 
お次は!
【メタルバイブ&バイブレーションプラグ&チビーブル】

・メタルバイブ

メタルバイブは最近友人のボートに乗せていただいた時に、友人がアプローチした直後の橋脚に投げてみると、一撃で釣れたことでビックリさせられたルアーでした/(^o^)\

ヒットルアーはリアクションボム(ジャクソン)

来月にはボトムアップからもこれまでに無いメタルバイブが発売を控えております故、楽しみで仕方がないです(^^)

僕好みのキレのあるリフト時のアクションに、これまでに無かったシミーフォール!

バスも見たことないはずなので、反応が楽しみです(*^o^*)

そして、カラーも全10色!
マット系からフラッシング系まで、釣れスジカラーが揃ってます^ ^

 
・バイブレーションプラグ
日中水温が上がってくるタイミングで、魚が浮き出した際に、中層をスピードによるリアクションで仕掛ける事ができる手持ちのルアーがバイブレーションプラグでした!

バスの目線より上で誘うなら吊るす以外にはトップウォーターなどがありますが、流石に今の透明度が高い水色と日中の強い日差しでは分が悪く^^;

試しにオカッパリガイドにてゲスト様にバイブレーションプラグを巻いて頂くと・・・

49cm2510gが飛び出しました/(^o^)\

針傷も無く、賢くて普段釣られないバスでしょう!
大変喜ばれていました(^^)

ヒットルアーはレベルバイブ(レイドジャパン)

 
ラストは!
・チビーブル

こちらも、バイブレーションプラグにてデカバスを釣られたゲスト様のオカッパリガイドにて活躍してくれました(^^)

晴れたことで水温が上がった為、夕方は浅いゴロタエリアを狙いに行きました。
最初はバイブレーションプラグを投げてもらっていたのですが、よりアピールさせたい&もっとゆっくり誘いたいと思い。
ブレードのフラッシング、加えて他のスピナーベイトには無いスプリッターによる横揺れと水押しのパワーを借りるべくチビーブルを巻いてもらうと・・・

グッドサイズをキャッチ!!

カラーは僕の大好きなホワイトチャート(^^)

浅いゴロタエリアをゆっくりと水面に飛び出させずに巻いてくるのはチビーブルが一番やりやすい(*^o^*)

この日は3匹釣って終了となりました^ ^

 
最後に動画の紹介をさせてくださいm(_ _)m

陸王U-30終わりにバタバタ帰ってきて、すぐに遠賀川で撮影を行った挑戦企画動画がボトムアップのYouTubeチャンネルにてアップされました!

か〜なり苦戦を強いられた遠賀川でしたが、僕なりの考えで魚を追いかけていますので、是非ご覧ください^_^

それでは、今回はこの辺でm(._.)m

ヒットルアーズ

suzuki 2022.11.08

こんにちは、鈴木翔です。

10/29(土)、岐阜県の五三川&大江川で開催された『陸王ダービー2022チャンピオンカーニバル』に出場してきました!

今回はプラクティス期間の制限が設けられてなかった為、9月末の週末2日間と直前5日間の計7日間入りました。

五三川は昨年の12月以来、今回で2度目。大江川に関しては、完全に初フィールド。

駐車できる場所がアングラーズパークと有料駐車場のみということで、両フィールドとも丸2日かけて実際に歩いてみて、現実的ではないエリア(距離的に)はバッサリ切り捨てていきました。

さらに土曜日開催なので、”釣り人の密集率”と”魚影の濃さ”。この2つを天秤にかけてエリアを取捨選択。
せっかく30分歩いて釣り場に着いたのに、目当ての場所には先行者が…ということも起こり得ないので(^^;;

結果、五三川は1エリア、大江川は2エリアに絞り込みました。

釣りの方はというと、今年1年通い慣れていないフィールドの下見をするときは、ほぼギャップジグ5g+ブルスホッグ3″オンリーで釣り歩いています。

カバー撃ちは勿論、水面直下〜ボトム付近を横方向に泳がせてくることができる。尚且つ、釣れる魚のサイズを選ばない。
「釣れた=ヒント」なので、サイズ問わず釣れることで必然的に得られるヒントも増えます。

あとは、5gのフォールスピードが水深を測るのにもちょうど良いですね!

そんな感じでギャップジグをメインにしつつ、要所要所で違うルアーを試して反応を見ていきました。

中でも、最も面白かったのが五三川での夕方バズベイトゲーム!
晴れた日の夕方、無風もしくは微風時にシャローフラット+葦や杭に差してくるバスが、ド派手にバイトしてきました。

直前プラでは、9月末に比べると水位が下がったことでパワーダウンしたものの、高確率でバイト有り。

ただし、バイトが少し弱々しくなっていたので、ボルケーノグリッパー3/8oz.のトレーラーにヴァラップスイマー3.3″をセットして、巻きスピードを落とすことでフックアップ率を上げていました。

時間的には16:20以降から熱くなるパターンなので、試合ラスト10分で1発入れれるかどうか!?
あまり当てにできない釣りでもありました。

ブレーバーマイクロ2.7gダウンショットリグでのキンチャク撃ちも、再現性のあるパターンの1つ。

年々、五三川にはキンチャク(石を布や網で囲んだもの)が増えており、それらをヤマセンコーやカバースキャットなどのノーシンカーでスローに釣っている人を多く見かけました。

魚を常にストックしているのは間違いないので、釣り方さえ見つければ、食い渋った時間帯でもバイトを得られるのでは・・・。
そこでブレーバーマイクロのリアクションダウンショットリグを試すと、すぐさま40upがバイト!(針先を完全に埋めていたので、途中でバレましたが)
1本だけ釣って以降、本番まで温存していました。

そして季節感が進むにつれ、コスモ+M.P.Sを使ったスモラバ吊るしもストロングに!

ただし、何も無い中層やボトム付近で誘うのではなく、吊るした枝や草の直下で誘うのがキーで、”バスの目線より上で誘って、浮き上がらせて食わせる”ことを意識していました。

というのも、特にフィールド規模に対して釣り人が多い五三川は、岸際から2〜3mほど離れた水深1m前後のレンジ(目には見えない絶妙な距離感)にポジションを取っている魚が多いイメージ。
個体数は多いのに見えバスが少ないのも、人為的プレッシャーが影響しているのではないかと…。
その分、朝夕は岸ベッタリに差してきやすくなるため、マヅメパワーがあったのだと思います。(あくまで予想ですが・・・)

他には、ヴァラップスイマー3.3″(0.9gネイルリグ)やバスエネミー(3.5″を3.5gフリーリグ、2.9″を3.5gキャロライナリグ)のように、”スリムボディ+テールピロピロ系”は、イナッコを意識しているからか、パーツが多く付いたものより圧倒的に反応が良かったです。

魚影の濃いエリアを絞り込んで、何となく魚の癖を見つけたところでプラクティス終了。
あとは当日の状況を見ながら合わせていこうと決めました。

 
そして、本番当日。

フライトは1番!

放射冷却がキツければ、大江川のマット系カバーを撃ちに行ってもいいかな?と思いつつ、放射冷却がマシだったのと、スタート前に五三川の水面を見ると流れていたので、朝は五三川の通称:団地前対岸にエントリー。

この対岸が特別良いというよりは、このエリア全体の魚影が圧倒的に濃い印象でした。

その中でも有望なレイダウンが2ヶ所あり、1級レイダウンには先行者が居た為、2級レイダウンにジョリー(G.B.クラウン)のブレードアラバマ(ステルス5+ブレード#2.5)を投入!

2投目で500gクラスが食ってくるも、抜き上げ寸前でバラシ・・・。

直後、1級レイダウンが空いたのですぐさま入り、ギャップジグ5g(マッドクロー)+ピックダディjr.+ツインラトラーを太い幹の直下で誘っていると、グンッ!

38㎝/1130g。
朝ということで、シルエットが出やすいカラーにラトルをセットして気付いてもらうことを優先しました。

同じカバーでコスモ2.5g+寸詰めフリッシュを吊るしてバイトを得るも、水中の釣り糸に巻かれ・・・。

ひたすら2ヶ所を交互に入り直して、10時過ぎ。
朝イチにジョリバマ(ジョリーのブレードバマ)でバラした2級レイダウンのシェードが濃くなるタイミングに、ギャップジグ3.5g(グリッパノン)+ピックダディjr.を投じて2本目!

41㎝/1230g。
1匹目と同じく、吊るして幹の直下でフワフワシェイク。
岸から5mほど離れた、水面下30㎝に入る幹の直下ですが、そのレンジでも浮いてきて食ってきました。(バイトは見えないですが)

最寄りのアングラーズパークまで片道2キロあるので、昼までこの2ヶ所で粘り、昼休憩時間を移動に当てることに。

朝から吹いていた北西風が強さを増し、この時点で夕方の五三バズベイトゲームは断念。
大江川に関しては、朝イチor14時以降(太陽の角度的に)が良いので、夕方は大江に賭けることを決意。五三でリミット揃えて、大江で入れ替えが理想でした。

休憩明けは護岸側がシェード面になるので、西岸のキンチャク周りをブレーバーマイクロ(ブラック)2.7gリアクションダウンショットリグで探ると…。

1投目で29㎝/320g。

キンチャクの隙間にシンカーが入りづらいよう、ダウンショットシンカーのハリス止めを曲げて使用。(佐々木勝也さんが紹介されているのを参考にしました!)

(フック:インフィニ ホビット#6、シンカー:DSデルタTG 2.7g)
リーダーが短すぎると、仮にシンカーが隙間に入っていった時に、フックがキンチャクの網に引っ掛かってしまうので15〜20㎝と少し長め。

ここで大江に移動する予定が、どうしても対岸(午前釣っていた東岸)が気になってしまい往復4km+実釣30分で1時間ロス。

大江川で目星を付けていたエリアは、
・高校前〜エリア最上流
・資料館前
の2つあったものの、五三での判断ミスによりどちらか一方しか入れない時間帯に。

高校前のカバーは、15時以降になると校舎の影に隠れ始め、日中陽が当たっていた北側のゴージャスカバーもシェードになります。そのタイミングを見計らいエントリー!

コスモ2.5g(ゴーストグリパンブルー)+M.P.S(KUWASE SHRIMP)で2バイトあるも、ノンキーサイズのような極小アタリ。

さらにエリア最上流の溜まりにあるフローティングカバーへ。
カバーの密度も濃くなり、光量も落ちてきたので、コスモは3.3gへウエイトアップし、カラーは共にグリパンチャートに変更。

プラでは長く続くフローティングカバーの中でも、シャローに近い側でアタリが頻発していたので、その周辺のみに絞って丁寧に釣っていくと・・・。

この日、最大魚の43.5㎝/1340g!

残り15分、リミットメイクを目指してひたすら撃ち続けるも、追加はならず・・・。
4本/4020gで終了しました。

そして、結果は2位。

今回の試合で勝つことの重要性は、自分自身が1番よく分かっていましたが、叶わず。

1位の方との差は、380g。
数値的にはキーパー1本の差ではあるものの、釣り自体に関してはもっと大きな差を感じています。

次は他を圧倒できるよう、スキルアップに励むのみ!
応援していただいた皆様、ありがとうございましたm(._.)m

《ヒットルアー》

《使用タックル》

◎バーサタイル(重量ルアー向け)
ロッド: スティーズSC 6111M/MHRB ファイアウルフ
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:アブソルートAAA 14lb.

◎バーサタイル(軽量ルアー向け)
ロッド:スティーズSC C69M+-ST ファイヤーウルフ
リール:アルファスSV TW 800S-XHL
ライン:アブソルートAAA 12lb.

◎ベイトフィネス
ロッド:スティーズ661MFB-SV ウェアウルフ
リール:SS AIR 8.1L
ライン:アブソルートAAA 10lb.

◎フィネスバーサタイル
ロッド:ロデオライド61LFF
リール:ルビアスFC LT2500S
ライン:スーパートラウトアドバンス マックスパワーPE S-spec 0.6号+スーパートラウトアドバンス ビッグトラウト ショックリーダー1.7号

◎ライトパワーフィネス
ロッド:リベリオン661ML/LFS
リール:ルビアスFC LT2500S
ライン:デッドオアアライブ ウルトラパワーフィネスPE X8 0.8号+スーパートラウトアドバンス ビッグトラウト ショックリーダー2.5号

今回、活躍してくれたプロトのバックパック!

内側が仕切られていることで、ボックス類を収納しやすく、横開きなので出し入れしやすいのが特徴。その他にも、細々とした物を収納できるスペースが盛り沢山!
車移動が少ない今大会では、飲料と軽食を持ち歩く必要があったため、バックパックの収納力には助けられました。
発売時期は未定ですが、お楽しみに!!

suzuki 2022.10.27

こんにちは、鈴木翔です。

2022年の陸王ダービーはBブロック(霞ヶ浦、北浦、五三川、倉敷川、波介川)にエントリーしていた為、今年は14日間を波介川で過ごしました。陸王オープンと合わせると計17日…。

今回は、陸王ダービー第2戦(6月)&第3戦(8月)と陸王オープン(7月)、それぞれのフィールド状況・釣り方等を紹介したいと思います!

陸王ダービー第2戦(6/1〜10)

大雨が降る前までは、やや減水傾向で流れは弱く、水色はクリア。波介川らしい例年通りのフィールドコンディションでした。

初日・2日目は、下見がてらウエインできそうな魚にのみアプローチ。ギルフラット(1.8gネイルリグ)とアベンタRSのサイトフィッシングにて。

産卵を終えて回復し始めた個体が上流域に差してきてはいるものの、天候で動き方が変わったり(ローライトより晴れの方が魚が浮きやすい、もしくは動く)、釣り上げてみると目測より一回り小さい(=50upを釣るとなると難しい)。

一晩中、大雨が降り続けた後の3日目は全域に濁りが蔓延!

夜の間に下流のゴム堰が開いたようで、朝イチは少し減水していました。

AM8:00頃にゴム堰が閉じ、水位も上がり始めると同時に、太陽が顔を出したタイミングでインレットに差してきた魚を、スクーパーフロッグ(カラーはYAMABUKI)と旧コイケ(1.3gジグヘッド)の提灯にて。

濁っているからといって強気にいくのではなく、小さいモノをピンスポットに入れていくアプローチが吉と出ました(^^)v

午後からは、水が少し澄み始めた上流域にエントリー!
ヴァラップスイマー4.2inch(ノーシンカーリグ)をカバー際にキャストし、追わせてから流心手前のヨレで食わせるアプローチでバイト連発。

カラーは、ブラックとスモークの中間色的存在でシルエットも出しつつ水馴染みの良い”DARK KUWASE“。

その後、流心で薄ら見えた魚影へ上手くハリースライド(ノーシンカーバックスライド)を口元に送り込むと、スイッチオン!

イメージはスピナベサイト。
スピナベサイトは手前側に落とし込んでいくのに対し、バックスライドなので手前から奥側へと自発的に泳いでいってくれます。
ハリースライドの”遅すぎないフォールスピード“も、爪のアクションと相まってバスにスイッチを入れるのに一役買っているのではないかと…。
スピナーベイトとは別モノですが、それに通ずるアプローチでした。

翌日も時間帯を合わせて上流域へエントリーすると、またも流心にステイしているビッグフィッシュが…。ギルフラット(6.3gネイルリグ)のボトム転がし+ワンジャークでバイト!

上流域で仕留めた50up2本は、常に上流に居るのではなく動き回っているタイプ。
差してくる時間帯を見つけることができたからこそキャッチできた魚だったと思います。

3本合計長寸150㎝、Bブロック4位で第2戦を終えました。

 
陸王オープン(7/9,10)

前日の下見では、基本的に魚影の濃いエリアとルアーへの反応を見るだけでしたが、48〜55クラスを10本近く目撃した上に、ルアーに対する反応も良かった為、上手くいけば3本合計長寸150㎝を超えられるか⁉︎といった好感触を得ていました。

下見中、フリッシュ(0.4gホバスト)で釣れた1本。

しかし、その晩に大雨が降ったことで全域ドチャ濁りに。雨量が凄まじかったので、下流のゴム堰も全開放になり、翌朝は大減水!

先述したダービー第2戦の3日目と同じ状況といえば同じなのですが、これまで見た波介川で1番低い水位でした。

かと思えば、AM7:00頃にゴム堰が上がり、一気に増水。
全体水深も浅く、コンパクトな河川なので、アッという間に水位が変わっていきます。

急な水位変動ですが、この変化で動いた魚達は釣り易く、1ヶ所でルアーローテーションを繰り返し、開始1時間半の時点で5バイト3フィッシュ。

【一連のルアーローテーション】
①ジグ&ポーク→②カワシマイキー→③ジャックハンマー1/2oz.+ヴァラップスイマー4.2→④イヴォーク2.0→⑤リズィーアピールプラス(1バラシ)→⑥スクーパーフロッグ3.5gDS(30㎝&44㎝)→⑦スパテラ7.8(1バイト)→⑧フリッシュ1.4gペラ付きJH(38㎝)
バイトがあったのは、大岩の裏やチャラ瀬の裏など、全て流れを避けたピンスポットでした。

昼過ぎ、上流の水が入れ替わり始めて新しい魚が入ってくるであろうタイミングを見計らい上流へ。
ヴァラップスイマー4.2inch(ノーシンカーリグ)にチェイスしてきた魚を、ラストエース95F(0.9gホバスト)のフォローで仕留め、この日最大魚である48.5㎝。

夕マヅメ前に波介川No.1ビッグフィッシュスポットでもある下流のゴム堰(通称:魚道)に運良くエントリーすることができ、前日同様フリッシュ3.5(0.4gホバスト)でキャッチして入れ替え成功!

 
2日目は6時〜17時まで、魚道の1ヶ所で粘り続けました。
朝イチパワーは無かったものの、魚道(=流れがある)なので、むしろチャンスは陽が上がってから!

AM8:30頃、岸際にシェードが出来始めると、そのシェードにスクールが回遊。
シェードに入ると上目線の物に好反応を示すようになり、スクーパーフロッグマイクロ(プロト)のノーシンカーリグと小魚系ワームのホバストで4本。

魚道から上がってくるベイトフィッシュを待ち伏せて捕食しているのですが、よく見るとサイズが違う2種類の小魚。
この日は小さい方(おそらく稚鮎)が食われていることに気付き、前日に使用していたフリッシュ3.5やラストエース95Fから、スーパーホバリングフィッシュ3とヴィローラスリムにサイズダウンしてみると連発!

午後になると、太陽が正面方向から当たるようになり、バスの泳層が少し深めへ。

薄っすら見える魚影に対して、ヴィローラスリム(1.3gロングリーダーDS)をシェイキングカーブフォールで落とし込んでいくと引ったくったのは50㎝!

同じ小魚系のワームでも、サイズ感を使い分ける重要性を感じることができました。

結果、2日間の3本合計長寸144.5㎝で3位。
勝負には負けましたが、個人的には今年イチの試合展開ができたので悔いはナシ!

 
陸王ダービー第3戦(8/1〜10)

総合2位で迎えた最終戦。
初日は、前日に雨が降ったそうで、朝イチはゴム堰開放によって減水。早い段階(AM7:00頃)でゴム堰が閉じ、一気に水位が上昇していきました。

ダービー第2戦&オープンから引き続き、またしても「前夜に降雨→朝イチ減水→すぐにゴム堰閉じて増水」のパターンです(笑)

前2戦と違っていたのは、水が入れ替わってクリアアップし、見えバス沢山!
水位上昇が止まるとパタリと反応が無くなるだろうと、午前中のうちに各インレットをランガンしたり、入り直したりしてフレッシュな魚を拾っていきました。

サイトでは、ハリーシュリンプ3inchアーム&尻尾カット(通称:ハリー虫)の0.3gネイルリグと、スキニースワンプLの0.45gネコリグ、ギルフラットの6.3gネイルリグ。

サイトで食わせるのが難しい魚は、カバーに入るタイミングを見計らい、サイコロラバーVol.4(0.3gネイルリグ)のブラインド水中提灯と、スピードでスイッチを入れることができる野良ネズミ。

読み通り、昼までに50アップ2本含む5本を釣って以降、午後は沈黙して1本のみ。
サイズに恵まれ、3本合計長寸は151.5㎝!

この1日がスペシャルDAYだったようで、8/1以降は一気に水温が上昇しタフ化。流入量が減ったことで、上流や各インレットに居たバスも抜けてサイズが出せない日々が続き、そのまま終える形に・・・。

しかし、なんとか逃げ切ることができ、最終戦は1位。

そして、総合優勝することができました!

(写真:アングラーズより引用)

今年の陸王ダービーで意識したことは、50アップが確実にいる、もしくは入ってくる場所に時間を掛けること。やはりデカバスは好条件な場所を好むので、狙う場所は必然的にメジャースポットになります。

例えば、波介川で言うと下流域の魚道。

自分自身は第1戦(4月)に53㎝、オープン(7月)に50㎝の2本のみでしたが、第2戦(6月)の波介川上位勢はほぼこのエリア。第3戦の後半には、もう嫌というほど毎日この景色を見ていましたが、日々叩かれ続けているバス達は天才と化していました(^^;

難易度は高くなるものの、メジャーフィールドの1級スポットはデカバス狙いにおいて外せないことを再認識した陸王ダービー2022でした。

今週末(10/29)は念願の陸王ダービーチャンピオンカーニバルin五三川・大江川!
※当日はルアマガプラスにてLIVE記事配信予定

全力で釣ってきます!!

tosaki 2022.10.07

みなさんこんにちは(^-^)/
フィールドレポーターの戸崎優翔です!
最近は一年の中で一番過ごしやすい時期になってきました。
ひと雨ごとに季節が進行していくこの季節のおすすめルアーを釣果と共に紹介させていただきます。

まずはメインで食べているものがベイトフィッシュに変わっていく傾向があり、それらを食べるために回遊性が高くなります。
そのため横の動きのルアーに反応し易くなり、カバーの中よりもその周辺で釣れることも多くなります。

狙う場所も水質が良い場所を選ぶことが多く、
・流入河川の河口部
・川と川のインターセクション部
・川(湖)幅が狭まる所
・岬周辺
・水を吐き出している水門
などがあり、どこも水の動きが発生し易い場所になります。
また、当日までの天候(気温、雨、風向き強さ)を調べて、当日のまわる場所を考えていきます。

最近の釣果と併せて釣り方などを具体的に紹介していきます。

霞ヶ浦水系流入河川でグッドサイズ!
ハリーシュリンプ4インチの3.5gフリーリグで、対岸の斜め護岸を転がしての1本でした。

バイトに気づくのが遅れましたが、離さなくて良かった!
フリーリグは、バスがワームを咥えて持って行ってもシンカーの重みを感じにくいので、違和感が少ない!
それでもこの掛かりの浅さなので、フリーリグだからこそキャッチできた魚かなと!

野池でも、同リグで沖の地形変化を探って1本!
ハリーシュリンプはフリーリグとの相性は抜群に良い!
今年はかなり釣りました。

こちらは長門川・将監川!
朝イチにビーブル3/8oz.TWで沖に張り出して流れが当たっているカバーの際にカーブスローロールして引ったくられた1本でした(^ ^)
カラーはマッディインパクト!
朝夕の良い時間帯や濁りなど、替えが効かないとても気に入っているカラーです。
今回の濁りは、マッディインパクトを使うまでの濁りではありませんでしたが、朝ということもあり目立たせたかったのでこのカラーチョイス!

 
別の日には野池ではジョリーに好反応! 
全体的に超シャローで沖にはアシ群がある池なのですが、その中でも一際張り出したアシの先端にアプローチ。水面直下を泳がしていると下から躊躇せず食い上げてきました∑(゚Д゚)

 
また、霞ヶ浦水系ではヴァラップスイマー3.3インチのミドストが炸裂!

水深・流れのある流入河川の水門での一本!

別の日では、KOSMO2.5g+M.P.S BIGをマイクロピッチシェイクやボトムズル引きした後にこのリグを入れると、ひったくられました!

このリグは元々、ロデオクラフトの松本幸雄さんが好釣果を出していて、ボトムアップのライングループでも話題に出ていたリグ。
4.2インチを使用していたそうですが、今の霞では3.3インチの方がベイトフィッシュのサイズにあっているので試してみると直ぐに良い魚が!

フックは、極点(VARIVAS)の1.8gと2.5gを使い分けています。
付属のブラシガードを差し込む穴があり、根掛かりが多いところではブラシガードを装着して使っています。ワームキーパーがしっかりしていてズレが少なく、刺さりも良い!

ワームのヘッドを少し反らしてセットするのがコツです!
こうすることで、よりロールしやすくなります。

これからの時期、更に横の動きに反応が良くなったりそれにしか反応しなかったりする事が増えてくると思います。
それは冒頭でも書いた通り、バスがメインで食べている餌がベイトフィッシュに変わってきている事が要因であり、この傾向は秋が進むにつれ強くなっていくと感じています。
そういったベイトフィッシュが多いところはどこなのかを考えると、こちらも冒頭でお話しした水の動きが出やすく水質が良い場所になるという事です。
またベイトフィッシュのサイズも関係しており、餌となる魚が成長するほど大きなルアーへの反応が良くなってきます。

それではまた(^-^)/

【タックルデータ】
◎ハリーシュリンプ4インチ・ビーブル3/8oz.
Rod:スティーズ SC C 69M+–ST[FIRE WOLF]
Reel:スティーズ SVTW 1016SV–SHL
Line:スティーズフロロX′LINK 13lb.

◎ジョリー
Rod:スティーズ 651MLRB[BLITZ]
Reel:スティーズCT SVTW 700SHL
Line:ガノア アブソルートAAA 10lb.

◎ヴァラップスイマー3.3インチ
Rod:スティーズ SC S 64L–SV・ST[FIRE FRASH]
Reel:タトゥーラLT 2000S–XH
Line:アバニ キャスティングPE マックスパワーX8 ショアマスター 0.6号
Leader:アバニ エギングプレミアムショックリーダー 1.5号


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