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kusabuka 2018.05.11

GWは、毎年恒例にしている琵琶湖ガイド合宿へ行ってきました!

昨年は発売間もないブレーバー5.7インチのネコリグで一人のお客様が一日で60cmアップを2本釣ったりして、この時期の琵琶湖の釣り方が少しずつ分かってきました。

しかし、どこのフィールドもそうですが、
特に琵琶湖はウィードの発育状況で狙う場所が変化するんですよねw

前評判では今年もウィードが少ないとは聞いてはいましたが、
到着して湖上に出てみてビックリ!
ホントに何も生えてない・・・
でも、私みたいにスポットで行くアングラーにとっては、
南湖のウィードの生え方を把握するのは難しいので、むしろ好都合かも。。。

この条件下でバスが絞り込みやすいのは浚渫と狙いを定めて、下物を魚探かけしました。

狙いところはスポーニングでディープからシャローに上がってきそうなハンプのトップが2~3mに絞り、ウィードの有無もあわせてチェック。

G.W.前半は、ハンプトップのフラット部分が広い方が良かったのですが、
後半になるにつれて、プレッシャーで、ハンプのフラットが狭いポイントが良くなってきました。

釣れるハンプに共通して言えることは、ハンプに新芽のウィードが生えていること。
その条件さえ満たせていれば高確率でバスが付き、サイズも50cmオーバーばかり、
よく釣れました!!

ただ、使うルアーを間違えるとバイトが少ない、またはノーバイトだったのにはビックリ!!
今回、9割以上の釣果を出したのが、ブレーバー5.7インチをハチマキ部分の後方から、6リブ目でカットした、「ブレーバー3.5インチのスプリットショット」でした。

もちろん、スピニングタックルでラインは細めの5lb.前後を使い、
シンカーは1.5、2.0、2.5gを風の強さで使い分けました。

【ガイドのお客様にもブレーバーのカットチューン3.5インチのスプリットショットで】
最初はブレーバー5.0インチをカットせずに使ってみたのですがバイトは少なく、
段々とサイズダウンしていき、
3.5インチサイズにしたところでガンガンバイトしてきました。

でも、小さいだけではダメ・・・
小さいボディでも、細かくテールアクションしてボディと頭も小刻みに震え、
小魚っぽいアクションをすることが重要でした。
その為、テール部が大きくアクションが出やすい5.7インチをカットして使用しましたよ。

なぜ、ワームサイズが3.5インチと、小さくないとダメなのか。
それにはもちろん理由があります。
① ハンプの周りを回遊していたベイトフィッシュが、稚アユやワカサギになり、
サイズ感が3.5インチぐらいだったこと。
② スポーニング時のバスはナーバスになりやすく、その上、多数のボートが浮いていることでプレッシャーがかかり、口を使わすためにはフィネスに分があること。
③ ウィードが少ないことで必要以上なアピール力は、かえってバスを警戒させてしまうことがある。

ブレーバーは頭から尻尾のテールにかけてのボディが、おおよそ均一のため、どこでカットしても違和感がなく、こんな感じに綺麗なシルエットが出来上がります。

切りっぱなしでも釣れるのですが、そこは性格上、頭をハサミでカットして整えてからライターなどで炙ってあげると、こんなに綺麗に仕上がります。
火傷には注意してやってみてください。

【上:まずはカットします。下:完成は違和感のない綺麗な形状に】

今回、スプリットショットリグを使用したのは、
シンカーからワームまでの部分に遊びがあることがバイトさせるために重要だからです。

使い方は、シンカーをウィードに引っ掛けて、その後方にあるブレーバーが軽く漂う感じをイメージします。とにかくスローに、少ないウィードに引っ掛けては止めて、優しくほぐすように外すのを繰り返します。

カラーに関しては色々なカラーを試してみましたが、うすめのカラーへの反応がよく、
今回はダントツでK.O.シュリンプでした。
エビっぽくもあり、魚っぽさも兼ね備えたこのカラーは、今の琵琶湖にハマったカラーと言えるでしょう~
今が旬です。是非、お試しください~

タックル
ROD:ダイワ スティーズ キングボルト681MLFS-SV
REEL:ダイワ スティーズ type II Hi-SPEED
LINE:サンライン シューター4lb、5lb.
Sinker:プロズファクトリー ラバースプリットショット 1.5、2.0、2.5g

sato 2018.05.09

皆さんこんにちは、フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。

例年以上に暖かい日が多かった4月があっという間に過ぎ、
ゴールデンウィークに突入!!
田んぼの代掻きシーズンゆえ、水がカフェオレ色に濁る場所も多くなります。

この代掻きの影響による濁り・・・
決して魚にとって良いものではないのですが、
バスを釣るうえでは狙うエリアを絞りやすくなるため、個人的には好きなシーズンでもあります。

無駄撃ちはせず、良いエリアだけに狙いを絞り、丁寧な釣りを心がける事で釣果に繋げられます。
具体的には・・・

・バスの産卵場所周辺で、濁りの影響を受けにくい地形、
 または、濁りをしっかりガードするカバーがあるエリア。

・流入河川では、流れのゆるいエリアや、水質の良し悪しが明確なエリア。

・流れのある河川であれば、本流の濁った流れを避けられるワンドが隣接しているエリア。

まずは、霞水系の流入河川、小野川へ!!

小野川は、霞水系の中でもバスの産卵場として有名なエリア。
代掻きの濁りが入っても、杭・矢板・アシなど、奥行きのあるカバーに恵まれているため、
岸際には濁った水が入りにくいことも特徴です。

しかし、有名であるがゆえ・・・、
毎年この季節になるとバス釣りの船団で溢れ返っており、
なかなか一筋縄ではいかなくなるのが現実であります(^-^;

【全て、ハリーシュリンプのスナッグレスセッティングでフィッシュ!!】

そんな食い渋った状況を打破してくれたのが、ハリーシュリンプ4インチの、
“ネイルシンカーの挿入位置を変えた”スナッグレスネコリグ!
同じエリアから、短時間で数匹のバスをキャッチする事が出来ました!!

デコイの「NKフック#1」に、ネイルシンカーは1.3グラムを使用し、
尻尾の第2関節からネイルシンカーを挿入します。

この位置にネイルシンカーを入れることで、
“ボディーを左右にゆらゆら揺らしながらスライドフォール”します!

さらに、シェイクしながら引いてくると、各パーツを細かく揺らしながら、
尻尾が水を押し、移動距離をおさえて誘えます。

当日は減水していたのでロングアプローチを試みたのですが、あいにくの強風(>_<)
ネイルシンカーを挿入し飛距離を出しながら、「ハリーシュリンプの動きを生かすには・・・?」と、
試行錯誤した末にたどり着いたセッティングです。

また、このリグで驚いたのは、スキッピングのしやすさ!
高比重ワームのノーシンカー同様に、ピッピッピーっとスキッピングが決まり、
カバーの奥へ滑り込んでくれます(^^)

次に、レイクオキチョビ風な関東のメジャーリバー、小貝川!!

【小貝川では、ハリーシュリンプのゼロダンリグが活躍!!
他にもフロッグや、ファットイカのノーシンカーリグもGoodでした(*^^)v】

小貝川の下流域エリアは代掻きシーズンになると、
本流とワンド状の地形をしたエリアとでは、
誰が見てもハッキリ分かるくらい水質が変わります。
よって、水質の良いワンド内だけに狙いを絞ることで釣果に繋げられます。

自分の経験ですと、6月くらいまでバスはこのエリアにとどまり、
その後は大型の個体から本流へと出ていき、ワンド内から姿を消していきます。
ズバリ、今が狙いどきですね!!

【今回使用したリグ】

様々なリグにマッチするハリーシュリンプですが、
なかでもゼロダンリグとの相性はズバ抜けたものを感じます!!

あらゆるシチュエーションにおいて相性がよく、
カバー撃ち・ズル引き・スイミング等、なんでもこなしてくれます!!
スリ抜けにも長けるので、ワンランク軽いシンカーを使えるところも良いですね。

フックは、FPPオフセット(ハヤブサ)のようなストレート寄りのオフセットフックを、
針先を出さないセッティング方法で使用しています。
使用中は針先が出にくく、それでいてバスの上顎にガッツリ掛かります!!

自分の中では、まさにパーフェクトなリグなのです!(^^)!

写真下:ブレーバー5インチ/スナッグレスネコリグ
●N・S・Sフック1/0(ハヤブサ)
●ネイルシンカー2.2グラム(ダイワ)

ブレーバーのスナッグレスネコリグはオールシーズン活躍してくれ、
バスの有無の最終判断は、やっぱりコレです。

今回も、一通りのルアーで流した後に、数匹のバスが口を使いました。
残念ながらバラシてしまいましたが、一匹はデカかった~(ToT)/~~~

クロー・シュリンプ系に反応するバスもいれば、
細身のストレート系を好むバスもいる・・・
どちらも試すことが大切ということですね!

是非、皆さんもハリーシュリンプ4インチを様々なリグで試していただきつつ、
ブレーバーとの使い分けで、代掻きシーズンを打破してください!!

kawamura 2018.05.08

こんにちは、川村です。

4月も例年より暖かい日が続きましたが、5月もまだ上旬だというのにTシャツ1枚で過ごす日々です。

ここ1ヶ月間の釣行は、桐山孝太郎さん主催の『kota`s American Dream』勝利のご褒美にてアメリカのレイクノーフォーク。
帰国翌日に、『Basser』取材にて高滝湖。
そして、『ルアーマガジン』取材で霞北浦に挑み、GW前半は韓国ダイワさんからのお誘いで、雑誌取材とオカッパリ大会ゲストにて韓国のフィールドを周ってきました。

アメリカ釣行の様子は、すでに桐山さんがアメリカンドリームのページにて紹介してくれております。
http://www.kotaamericandream.com/japan/news/kotaamericandream%20news.htm#2018bcbinv/)

ボトムアップレポートでは、草深さんがアメリカ釣行記をつづるとのこと。
そして、ルアマガのマイケル野村さんも同行にて、
5月末売り号のルアーマガジンに掲載していただきますので、僕からは特に印象深かったキャット社の見学について・・・

オカッパリメインの僕であっても、バスボートへの憧れはあります。
W.B.S.のオカッパリトーナメントに出始めた中学生の頃、
W.B.S.は当時からアメリカ式のバスボートウエインで、ギラギラのラメに包まれたバスボートはシビれるほどカッコ良かった(>_<)

そして、当時の最終戦は“プロ&ユース”と銘打って、プロと同船してW.B.S.プロトーナメントに参戦できる機会まであったのです!
あのスピード感と波に打たれる感覚。そのときの衝撃は20年以上経った今でも鮮明に覚えています。

そのバスボートが製造される過程を、バスキャット社にてすべて見させていただきました。

バスキャットは、今もっとも生産台数を伸ばしているバスボートメーカーの1つで、その品質が高く評価されています。
よって生産が追いつかず、オーダーしてから納艇まで6ヶ月待ちとのこと。

バスキャット社社長のリックさん曰く、「人員を増やしたくとも、熟練の作業だからそうもいかないんだ」とのことでした。

実際、バスキャットが造られていく過程を見ると、全てが手作業であることが分かります。
皆さんひたすらに黙々と、慣れた手つきで丁寧かつ手際よく作業をしている姿はまさに職人!

型どりしたベースにFRPのシートを幾重にも重ねては、レジン(接着剤のようなもの)を丁寧に浸透させていく。大出力のエンジンを支えるトランサムも経年劣化で弱くなる木製ではなく、高強度なFRP製なのはバスキャットならでは。

浮力材はフレキシブルに曲がる切れ込みが施されているぶん薄い箇所があるのですが、
高強度なシートで補強されており、力づくで割ろうとしてもビクともしませんでした。

カーペットはもちろん、クッション性の高い最高品質なモノを採用。
計器類の取り付けも、衝撃の大きいバスボートの走行でもガタが出ない設計とのことでした。
また、舵をとるハンドルが6角形である理由を聞いたところ、「指の引っかかりが良い」と。

変わったライブウエルの形状は、バスが飛び出しにくくするため、など・・・
とにかく細部にいたるまでこだわりが強い!

そして、バスキャットはトレーラーも自社生産。
バスキャット社の隣にはトレーラーメーカーがあるのに・・・その理由は、やはり品質とのことでした。

ボートごとに合わせたシェイプ。
そしてつなぎ目はネジによる固定ではなく、溶接することで強度を優先。
もちろん日本に出荷されるトレーラーには、日本向けのランプが取り付けられています。

手抜きなく丁寧な工程を踏んでつくられたバスボート、という印象を受けました。

外には完成し、出荷を待つバスボートがズラリ・・・その中には橋本卓哉さんのボートもありました。

そして、バスキャットオープンへの参戦!
バスキャットオーナーが集うワケですが、皆さんとってもフレンドリーに接してくれます。
桐山さん曰く、それもまたバスキャットならでは、とのことでした。

アメリカでの出来事は、とても書き尽くせないものがありますので、ルアーマガジン、そして草深さんのレポートからも感じ取っていただければ幸いです。

他にも、バスプロショップスなど道中の案内や、快適な宿などのあらゆる手配、そしてアメリカならではのダイナミックで美味しい食事など、まさに至れり尽くせり。
桐山さん夫妻には言葉では足りないほどお世話になりました。
そして、桐山さんが主催するアメリカンドリームを実現してくれるバスキャット社にも心から感謝です!
この体験は、アメリカのバスフィッシングに関心のある方にはぜひ味わっていただきたい!
桐山さんがアメドリを企画した理由も、「自分が知るこのアメリカの魅力を、ひとりでも多くの日本のバスアングラーに知ってもらいたい」との想いです。

1週間という日程の確保は必要ですが、かかった費用はバスプロショップスなどでの買い物と、食費をちょっとくらい。
ちなみに英語がまったくダメな僕でも大丈夫でしたよ、桐山さんとマイケルさんがいましたから(^^)

今年も『kota`s American Dream』は開催される予定です。
単日3本リミットですから、誰にでもチャンスはありますし、
アメリカ行きの切符は獲得できなくとも、アメリカンな景品盛り沢山な太っ腹大会です。

と・・・ここまででけっこう長くなってしまいました。
その後の釣行についてはまた近日中に掲載しますm(__)m

kusabuka 2018.04.20

まずは2018年トーナメント開幕戦。

例年3月末から4月上旬に開催されるW.B.S.初戦は鬼門であり、
一歩間違えるとノーフィッシュも十分ありえる難しいタイミングです。
ここ数年は何とか切り抜けてきましたが、今年は食らってしまいました(泣)

前日プラクティスは暖かい南風。
水温が上昇した水深30cmの超シャローで、ビーブル3/8oz.(プロト)で釣りました!

釣ったバスを見ると、シャローへ上がりたての綺麗なバス!!
これはシメシメとプラクティスを切り上げました。

試合当日はプラクティスで反応が良かったエリアに一直線でむかい、3時間ほど攻めますがノーバイト。この日は前日と違い晴天無風だったことで、バスの活性はスローへ、そして更にシェードに入ってしまっていたようです。

同日開催されていたメディアウォーズで優勝したルアーマガジン古川さんは、各所に点在する水生植物のマットカバーを2oz.シンカーでパンチングして「6バイト」を取ったようです。

私もマットカバーまで辿りついてはいたのですが、ヘビーなシンカーまで使っておらず、カバーが薄いエリアだけにキャストしていたためか無反応。この日の釣れていない状況下において、ヘビーカバーをリアクションで攻略する素晴らしいパターンで釣ってきた古川さんには脱帽です。(メディアウォーズの模様はhttps://tsuri-plus.com/_ct/17160113/)

次の週もダイワのロッドテストで霞ヶ浦へ行きましたが、早い時間から強風予報だったので風の影響を受けにくい新利根川へ朝からGo!
新利根川はレンタルボート屋さんもあり(http://star.ap.teacup.com/matsuya/
エレキだけでも十分楽しめるフィールドです。
アシ、ブッシュ、水生植物などの自然のストラクチャーから橋脚、杭など変化に富んでいます。 

この日は少し冷え込んだためか、ハードルアーへの反応はイマイチ・・・
春のこんな日はバスも一段深いところに下ってしまったり、もしくはシャローに居残っても活性は低く、ルアーをストラクチャーに絡めながらスローに攻めることが重要になります。

そこで出番が多いのがブレーバーのスナッグレスネコリグ。とにかく、何かに引っ掛けてはやさしいロッドさばきで外してあげます。自分の場合はテール部を切らず、ノーマルのまま使用しています。

理由は、小さいシャッドテールが短い移動距離でも動くことで、ボディより自発的にアクションするからです。それともう一つ、引いてきた時にテールが水流を受けることで、ワームが立ちやすく、今回メインで狙った枝などが沈んでいるところでは少しでもバスの視界に入りやすいから。

それと、今回バイトが集中したエリアが狭かったのですが、カラーローテーションによって一箇所のオダから複数匹のバスを絞り出す事ができました。

カラーは、相変わらずよく釣れるBUミミズと、ローライトだったので膨張色であるパール系ベースのワカサギカラーにバイトが多かったですよぉ。

今年からチャージャー210にマーキュリーべラード300PROで戦います。
ボトムアップロゴもラッピングしてもらいました。

話はかわり、担当しているハードルアーの開発について・・・
順調とはいえませんが、少しずつ前進しています。
もう、何回目の形状修正だったのか覚えていませんが・・・

ボディサンプルが届き次第、形状の確認やアクション出しを行っています。
形状に関しては今回のものでOKが出せそうです。

アクションに関してはある部分の性能を上げていくと、もう一方の性能が落ちる。これを繰り返しながら全体性能を我々が求めるアクションに近づける作業を繰り返しおこなっています。

今、日本のフィールドにおいて感じている、もっとも出番が多いサイズ感と形状、そしてアクションを兼ね備えたクランクベイトを開発しています。
今回はここまでで。これから開発進行状況などを紹介していきます!

PS:次回のコラムは初のアメリカトーナメント参戦の模様を書きます。

kawamura 2018.04.13

あっという間に桜は葉桜に。
フィールドはスポーニングの色合いが濃くなってまいりました。

4月に入ってからは、高滝湖、戸面原ダム、府中湖を経由し、今頃は初のアメリカで釣りをしているはず!

今年の春は一気に気温が上がり、初夏を思わせるほど暖かい日が続きました。
自分が訪れたフィールドでも、4月の上旬ですでに水温は17~18℃と、2週間分くらいは早いか・・・
早々にスポーニングへの動きを見せるバスも見受けられました。

しかし、急激に上がった水温にバスも戸惑っているような・・・
オスがシャローに差していても、メスがいなかったり、
逆に、メスはスポーニングエリアの手前をクルーズしていても、オスはまだ準備が整っていません・・・なことも。
その日のタイミングもあるでしょうが、オスとメスの動きがちぐはぐしているような印象を受けました。
今頃は帳尻が合っているかとも思いますが・・・

なんにせよ、急にスポーニングへの意識が高まってしまったことで、ルアーに反応をしてくれず苦戦する釣行もあり、高滝湖ではまさかのデコもくらってしまいました(-_-;)

一方で、ルアーマガジン取材で訪れた戸面原ダムは入れ食い!
ハリーシュリンプが異常な早さで消耗し、急遽草深さんに配達してもらうほど。
途中、ボートを降りてインタビュータイムを設けたにも関わらず、38本!

特にリーダーレスダウンショットへの反応がよく、
ストン!とフォールさせてラインを張るとすでに食っている、
または、リフト&フォールで着底した直後にラインを弛ませた時に食ってくることが多かったです。

シンカーはヘビーデルタTG(RYUGI)に、フックはD.A.Sオフセット(ハヤブサ)の3/0をスプリットリングで接続したものです。
そして、スライドフォールジグ(HIDEUP)と組み合わせてのスイミング&フォールも好調でした。

しかし、今回の戸面原ダムではサイズを出すことが難しかった!
シャローを釣ってもミドルレンジを釣っても、アベレージは30㎝ほど。
楽しむには最高なのですが、紙面的に最低でも45アップは釣りたい(>_<)

グッドサイズを反応させるヒントは、最後にルアマガ編集部の古川君が見つけてくれました。
ラストに釣りをしてもらったところ、自分とは違う使い方であっさりグッドサイズを仕留めたのです。
ハリーシュリンプの可能性をさらに引き出してくれた、とも。

自分もまだまだ・・・目が覚める一匹でした。
詳細はぜひ、4月末売り号のルアーマガジンにてチェックしていただきたいと思います。

それと、先日、香川県の府中湖で撮影をした釣りビジョン『follow my F』の初回放送が4/17(火)となります。
スポーニングを意識するオスはいるも、どんどん減水してデカメスはシャローに近づいてくれない状況・・・
ちょっとイレギュラーな難しさに直面しました。
釣れるけど苦戦!?ぜひご覧ください!

【写真上:ハリーシュリンプはヘビキャロもGood!】
【写真下:府中湖のデカメス。アプローチに秘訣あり(*^^)v】

kawamura 2018.04.06

桜も咲いて、春爛漫!
気持ちの良い季節です(^^)

春といえばスポーニングシーズンですが、今はまだその手前の段階。
シャローで数が釣れるようにはなれど、
実際に産卵行動となると、本格化するのは水温が安定して15℃をクリアする4月中旬くらいからでしょう。

水温が上がるほどにシャローのバスは増えていきますが、そのぶん「狙って50アップ!」とはいきにくくなってくるので、個人的には2月20日くらいから3月中旬くらいまでがとくに好きな期間だったりします。
しかしまだ、フィーディングモード中のプリスポーンバスを狙える楽しい時期です。

3月も取材やプライベートで頻繁にフィールドに繰り出していました。
高滝湖・豊英ダム・遠賀川・小貝川・砂沼・青野ダム・・・地域もフィールドのタイプも様々。

3月は三寒四温ゆえ、どうしても当たり日とハズレ日の波が激しくなってしまうのですが、
今年の釣行でいい日に当たったのは最後の青野ダムくらい・・・とはいってもデカバス狙いゆえそうそう釣れないのですが(^_^;)
この早春ならではのチャンスが過ぎ去ろうとしていることに、ちょっと焦ってしまう今日この頃です。

そうはいっても今年に入って50アップは4本と、関東にしてはいい滑り出し(^^)v
ヒットルアーはすべて一緒、ベイトフィネスジグ(TIMCO)にハリーシュリンプの組み合わせです。

ハリーシュリンプはボリューム感的に、特別ビッグフィッシュ狙いに特化したタイプではないのですが、
ラバースカートと合わせることで、デカバスも拾えるボリューム感とアクションを備えたベイトになります。

冬から早春にかけてはサイズ狙いの展開になるため、ベイトフィネスジグとのセットで使うことがほとんどでしたが、かといってその日デコりたくもない自分にとっては、アベレージサイズも食ってくれる絶妙のセッティングだったのです。
実際、デカバス狙いのつもりが、30㎝台の数釣りになった日もありました(^_^;)

ベイトフィネスジグのフックは、D.A.Sオフセット(ハヤブサ)の3/0に交換。
針先が出やすい形状ゆえ針先が出ていないか注意しながら釣りをすることにはなりますが、キャッチ率を優先して選んでいます。
ハリーシュリンプはフックの形状を選ぶワームではありませんので、合わせるフックは好みでOKですが、フックサイズは2/0~3/0が推奨です。

これからの時期は、ハリーシュリンプ単体で使うケースが多くなるはず。
アングラーも増えることで、プレッシャー的にボリューム感を控えたい場面や、ノーシンカーリグの出番も増えるからです。

左:ベイトフィネスジグ・・・スナッグレス効果が高く、カバーからオープンまでオールマイティ。
中央:スライドフォールジグ・・・ライトガードでちょいカバーからスイミングを絡めた使い方に Good!
右:マルチジグ・・・ボトムトントン&スイミング。スライドフォールジグと共にフックサイズも丁度よい。

ラバージグとの組み合わせでは、尻尾をカットして一体感を持たせることが多いです。

ノーシンカーリグのフックは1/0。
ラインが出ているところから刺し進めるのがベストです。

そもそもハリーシュリンプは、強いアクションにスレたバスでも食ってくれるよう、弱々しいアクションを狙いました。

しかし、弱々しいだけではバスに気づかれにくかったり、バスをリアクション的に反応させる刺激が足りない。
細かな動きでも全てのパーツがハイピッチにアクションすることで、アピール力とエビがせわしく水を掻いているような生命感をかもし出します。
ツメだけでなく、ウデの部分もビリビリといい微振動します(*^^)v

ウチワのような尻尾は、見た目よりも水を押すためのもの。
とくにノーシンカーリグにおいて、エビがキックバックして逃走する動きを出すためには必須でした。

視覚的にも、止めておいても拾い食いされるくらいのシルエットで、と。

推奨リグは、
ノーシンカーリグ・テキサスリグ・リーダーレスダウンショット・ラバージグトレーラー・キャロライナリグ。

ラバージグトレーラーやテキサスリグ、リーダーレスダウンショットでは、尻尾をカットしてもGood!(^^)!
ボリューム感の調整だけでなく、一度裂けてしまっての再利用としても活用できます。

尻尾をカットしても、シンカーがピッタリ。一体感を損なわないシェイプです。

やり尽した自信作です。
ぜひ唯一無二のアクションとバイト誘発力を味わっていただきたいと思います!

sato 2018.04.05

皆さんこんにちは、フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。

3月は、冬のように寒い日もあれば、暖かな南風吹く春めいた日もありと、
いわゆる三寒四温な日々でした。
4月に入り、例年になく暖かい日が多く、
バス達もより春を意識し、活発に捕食するようになってきたと感じます!!

霞水系での春の釣りといえば、
ワカサギやシラウオを意識したミノー&シャッドパターンが定番です。

しかし、同時期の霞水系であっても、エビやゴリといったボトムに張りついているベイトを捕食しているバスも存在します。

ミノー&シャッドパターンで釣れるかどうかは天候次第なところも大きく、
その条件が満たされていないのであれば、
ワームやジグによるエビゴリを意識した釣りが正解になることも多いのです。

そんなタイミングにて、ちょうどハリーシュリンプの量産サンプルが届き、霞水系にて使ってみると・・・

ハリーシュリンプのゼロダンでナイスフィッシュ!!

ハリーシュリンプは、好調な滑り出しを見せてくれました(*^^)v

ハリーシュリンプの初期プロトを手にしたのは、昨年の夏・・・
その時感じたのは、「魚のバイト数が多い」ということでした。
とくにノーシンカーフォールでのバイトが多い!

左がファーストプロト、右がセカンドプロト

しかし、ノーシンカーセッティングでのフッキングの悪さや、テキサスやジグトレーラーでのフォールアピールの乏しさなど、課題点もあり、「今後、どう変わって行くのかなぁ~?」と・・・

最終型のハリーシュリンプは細部まで改良され、
とても扱いやすく、より釣れるワームに仕上がっておりました!(^^)!

最終型のハリーシュリンプ!!

ハリーシュリンプの動きは、今までになかった“超微波動系”
大振りな動きにスレたバスに対しても、自然な動きで誘ってくれます。

また、素材に適度な張りがあるため、軽いウエイトのシンカーを使用しても、
カバーにパーツが張り付かず、ストレスなく撃ち続けることが可能です(^^)

自分としては、使用シンカーウエイトは5gがメイン。
ワーム自体に自重(約8g)があるため、シンカー+ワームで、約13g。
通常のベイトタックルでストレスなく使用が可能です。

また、尻尾をカットしての2WAYサイズとしても使えるのですが・・・

自分としては、もう1関節尻尾をカットしても、
同じサイズのフックを使用したまま使えるところが気に入っております。

カットしても、ボディーではなくテールの部分が短くなるため、
全体的なシルエットの違和感が少ない。

参考までに、
FPPオフセット(ハヤブサ)♯2/0
ゼロダン用スイベル#1+シンカー5g(デコイ)

霞水系において実績十分な、バルキーパワーホッグ3インチと
同じくらいの長さにしてもいい感じ(^^)

今はゼロダンリグでの使用がメインですが、
5月頃からはノーシンカーリグでの使用にも期待しております!!
エビがもがきながら浮遊しているようなピリピリアクションに、
ボディをくの字にする逃走キックバックの組み合わせ・・・
ラインが横走りする様なひったくりバイトが多発する事、間違いなしです!!

そして、カールロッドホルダーも使ってみました!

使ってまず感じたのは、走行中のロッドのノイズ(騒音)がゼロ・・・
今まではそのまま直置きしていましたが、
車の振動を拾い、ガチャガチャ音がしておりました(-_-;
タックルにとってもあまり良くはないかと思いつつも諦めておりましたが・・・
カールロッドホルダーを使用し始めてからはこの接触音が消え、
今ではタイヤの音が、聞こえる様になりました!(^^)!

そして同時にリリースされたカッティングステッカー!

憧れのラッピングバスボート!!・・・とまではいきませんが・・・、
アルミボートでも、カッティングステッカーを活用することで、
プチボートラッピングLIFEを楽しめます(^^)
もちろん、タックルBOX等に貼ってもOK-!!
漢である以上、こういった小物アイテムにもこだわっちゃいますYOね~!

それでは今回はこのへんで・・・
皆さんも、春の釣りを満喫してください!!

yamaguchi 2018.03.27

はじめまして。今年からボトムアップ様にお世話になります山口将司と申します。

一発目のコラムとうことで、簡単に私の自己紹介をさせていただきます。

私は大学を卒業し、実家となる茨城に帰省したタイミングでW.B.S.の門を叩きました。プロトーナメントの雰囲気を知る為にも、まずはスタッフとして下積みをスタートしましたが…今ではすっかりベテランスタッフとなってしまいました(笑)スタッフという立場ではありますが、長年プロトーナメントの現場(W.B.S.やBasserオールスタークラシック等)を観てきており、私自身の釣りもプロ選手からの影響を受けながら成長していったと思っております。

メインのフィールドは霞ヶ浦水系と小貝川になります。特に霞ヶ浦水系においてはW.B.S.の各イベントは勿論、ローカルトーナメントにも出場しておりますので、今後はホットでタイムリーな情報を皆様にお届け出来ればなと思っております。

さて、霞ヶ浦の近況ですが、今年の冬は例年以上に、とっても寒かったと感じます。
年末年始にかけては、なんとか魚をキャッチ出来てはいましたが、水温的には霞ヶ浦の最低水温を下回る3℃台…。しかも昨年末にはこの水温まで低下していました。そこに拍車を掛けるように大雪が降り、霞ヶ浦の各所が結氷するぐらいの寒い日が続きました。

長年、霞ヶ浦を見てきましたが、流れのある北利根川が凍ったというのははじめて耳にするほど…。今年の冬がいかに厳しい寒さだったのかが伺い知れます。しかし、3月に入り、例年よりも遅いタイミングではありますが春一番が吹き、霞ヶ浦の水温が一気に上昇。徐々に春めいてきており、釣果もポツリポツリと聞くようになりました。

そんな中、一足早くローカルトーナメントが霞ヶ浦で開催されましたので参加してきました。
状況的には春の嵐による暖かい降雨によって、湖はかなりの増水傾向。水温こそ10℃を超えるエリアがあったものの、降雨による影響で強い濁りが入っているエリアもありました。

具体的にいうと、流入河川が霞ヶ浦本湖よりも1~2℃ほど水温が高い傾向にあり、雨による濁りはあるものの、少ないながらも春っぽい動きをしている魚をプラでは見つけていました。
流入河川の中でも、矢板があるような本流筋の濁りを少しでもブロック出来るスポットと、ブレイクが寄っているバンクに、なんらかの縦ストラクチャーがあるようなエリアで反応を得られていました。

大会の結果から言ってしまうと、17名の参加で釣ったのは2名のみ…。私も辛うじて一本を釣ったのですがオンラインのキーパー(25cm)…(笑)優勝者こそ1600gオーバーを持ち込みましたが、こちらも一本だけと、霞ヶ浦の春はまだまだ遠いと感じた一日でした。

大会でキャッチした貴重な一匹。サイズは小さいですが大会となるとホントに貴重なキーパーです

釣れたのはハリーシュリンプ(写真はプロトタイプ)5gリーダーレスダウンショット

話しは変わり、ボトムアップスタッフの皆様も触れられているジャークベイトの釣りですが、この冬の間に私も導入をして練習を続けております。
スミスウィック社のラトリンログを用いた釣りですが、これが中々に難しい。ジャークの釣りということで、ルアーのタイプは勿論、ロッドワークの強弱やリズム、それこそタックルシステムが違ってくるとルアーに与える動きや狙えるレンジすらも変わってきます。

ロッドワークの釣りというとトップウォーターに代表される釣りにも通じる所があり、自分でルアーを操り、ルアーに命を吹き込んでいく事によって、そのルアーのポテンシャルを引き出す釣りになります。この手の釣りは人との釣果に差が付きやすい釣り方でもあると言えます。

約50年前から販売され、今も尚、愛好者が多いといわれるラトリンログ。半世紀にかけてセールスされているルアーだからこそ『釣れるルアー』という証でもあります。
しかし、タダ巻きではまったく動かないルアーでもあり、霞ヶ浦水系で春の時期に流行っているビッグミノーとはまったく異なるタイプのルアーでもあると言えます。

【写真上からラトリンログASDRBクラウンカラー、同ASDRBアユカラー。パーフェクト10ログ、ルドラSP】

クラウンカラーとアユカラー、塗装の違いで動きが微妙に変わっているところが面白い。
アユカラーのほうが塗装が厚く、アクションがタイトになっていると感じます。パーフェクト10ログはジャーキングで約10フィート(約3mぐらい)潜らせることが可能とのことですが、こちらも相当な練習が必要…。ルドラと同じぐらいのボディサイズですが、ジャークしたときの動きは秀逸です。

一見すると古臭いデザインでもあるラトリンログですが、その歴史にあった背景や、なぜこのルアーを作ったのか、どういったシチュエーションで有効かなど、妄想や想像をしながらルアーの本質を理解していく過程がたまらなく好きでもあります。

『温故知新』…古きをたずねて、新しきを知る。簡単に解釈をすると、過去に調べたものや昔の事実を研究することで、そこから新しい知識や見解をひらくことが出来るということです。
正にラトリンログを使ったジャークベイティングも『温故知新』であると言えます。こういった難しいルアーこそ、1年、2年…とルアーを使い込むことによって、そのルアーの本質が理解でき、自分のスキルが飛躍的に向上していくものだと思います。

ボトムアップで開発されるルアーも『温故知新』により産み出されているといっても過言ではありません。
今後、発売が予定されているスピナーベイト『ビーブル』も、様々なスピナーベイトを研究し尽くし、それらの上をいくルアーを目指して開発が進められたと聞いています。ビーブルが発売されるのを私も楽しみに待っています。

釣りのほうに戻りますが、春の霞ヶ浦を攻略する上で、天候や気温の変化も激しいということで、フィールドコンディションも毎回違ってくると思います。寒の戻りによる水温低下や、先日の大会で遭遇した強烈な濁り、風がまったく吹かない晴天無風など、バスの活性がそこまで上がらない状況も多々あることが予想されます。
そこで、『安牌』と思う釣りが、ブレーバーを使ったネコリグの釣りです。ハードベイトでガンガン!といきたいところですが、どうしても一匹を釣りたいと思ったら、ブレーバーのスナッグレスネコリグでスローダウンゲームをしてみて下さい。

大会のプラクティスで釣れたナイスコンディション

ブレーバー5.7インチのスナッグレスネコリグを丸飲み

【写真上:ブレーバー5.7インチ、写真下:ブレーバー5インチ】

私もサンデーアングラーですので、自分が理想とするフィールドコンディションにならないことが多いのが現状です。過去の経験上、春先になんだかんだ釣っているのがネコリグに代表されるベイトフィネス系の釣りです。
ブレーバーは5.7インチ、5インチ共にカラーも豊富にありますので、フィールドの水色に合わせてカラーチョイスしてみて下さい。
皆様も是非ブレーバーをタックルボックスに忍ばせて、春のフィールドを攻略してもらいたいと思います。

kusabuka 2018.02.28

つい先日までは夕方4時半には真っ暗だったのが、
今では5時半ぐらいでも、明るく感じるようになってきましたね。
日照時間が延びてきて、日差しも真冬からいよいよ春に向かっているように感じる季節になりました。

2月は近年レンタルボートでのバスフィッシングが解禁になった、
千葉県のリザーバー「豊英湖」「三島湖」「戸面原ダム」に通っていました。

上流が豊英湖、下流に三島湖とこの2つは同じ水系になります。
豊英湖は一部のエリアと川の上流部を除き、基本的には岸際からドン深になります。
水色は一番クリアウォーターですね。
解禁当初から通ってたので、1、2月の厳寒期でも数本は釣れます。
でも、圧倒的にこの時期は水温より暖かい雨が降った時の爆発力は凄いですよ。
分かり易く例えると、冷たい水にお湯が流れ込んでくるようなモノで、バスの活性が一時的に上がるのと、
雨でカエルが滝などから落下してくるのをバスが学習して知っています。

【左:喉の奥にカエルの足が見えます。右:普段は枯れているが雨の日は滝が発生。更に倒木が沈んでいてバスの隠れ家もあるので理想的な場所】
バスにとっては動きが遅く、捕まえやすくて、更に美味しい??カエルは大好物なのだと思います。
この時期の暖かい雨の時は真っ先にインレットや滝など、水が流れ込む場所を攻めてください。
私も2年前の2月にフロッグメインで50cmオーバー2本を含む、11本なんて釣果も出したこともあります。
まさしく、アカガエルパターンでした。

下流の三島湖は全体的な水深も豊英湖と比べると浅く、入り組んで島なども複数あり、バスが着きやすい場所が多いように感じます。
岸際もなだらかに深くなっていく場所も多く、比較的シャローの釣りがやり易いようにも感じました。ディープフラットも豊英湖と比べると多いですね。水深11mのフラットエリアが所々に点在して、真冬の越冬バスが魚探に映ってました。簡単には口を使いませんでしたがw

この3つの湖の中でもシャローフラットが一番多いのが戸面原ダムになります。
水の色も若干色がついたステイン。カバーにバスが依存しやすいしような水色です。
ディープフラットも6、8、10mと様々水深にあり、フラットの広さも他の2つの湖より
ディープフラットが多く、変化に富んだフィールドかと思います。
カバー打ちメインで釣りたい方にはおすすめですよ!

私の方は残念ながら戸面原ダムでは釣果は出せませんでしたが、豊英湖ではハリーシュリンプとベイトフィネスリグ5gのコンビでアカガエルを意識したアプローチを心がけて釣りました。

【ハリーシュリンプにベイトフィネスジグの組み合わせで釣ったバス】
岸に一度ルアーを乗せてから水中へ落とします。ロッドワークで泳がせてはフォールを繰り返します。基本はルアーが常に見える水深をスイミングさせています。
釣れそうなカバー周りでは少し深めまで沈めるのも有りです。
カラーも水中で案外とカエルっぽく見える、ライトグリパンピンクやカスミスペシャルを多用しました。参考にしてください。
ハリーシュリンプの細かいアームやボディの足がアクションする微波動は、冬の活性が低いバスやスレたバスにもバイトに持ち込む事ができます!
光大郎くんは戸面原ダムで2週連続50cmアップを計3本も「ハリーシュリンプ」で釣っていましたからね。

【左:三島湖でジョイテッッドクロー178F。右:豊英ではパワーフィネスJIGでも】

【右から:今年の冬はメインルアーはハリーシュリンプ4インチ、ジョインテッドクロー178F、パワーフィネスジグSS3.5g】

それと、3月に発売させていただきます「カールロッドホルダー」は本来は車内で使用する物ですが、レンタルボートでのロッドホルダーとしても、かなり便利グッズでしたよ。コード自体がビニールコーティングされているのでラインに傷が入りづらく、スプリング部がロッドの仕切りの役目をはたし、ロッド同士が絡み合うことも防ぎます。

写真では単体で使用していますが、2個をカラビナや結束バンドで連結すれば、更にスプリング形状の部分が深くなり、より綺麗にロッドを並べられて、ルアーローテーションがスムーズにおこなえます。
また、この製品自体がコンパクトで荷物にもならないのも助かります。
レンタルボートって、どうしも荷物が多くなっちゃいますもんねw

kawamura 2018.02.23

こんにちは、川村です。

寒いながらも日照時間が伸びてきたことで、にわかに春の気配を感じられるようになってきました。

先日は、千葉県にある戸面原ダムに初釣行!
豊英ダム、三島湖に続き、昨年バスアングラーへのレンタルボートが解禁となったフィールドです。

それぞれ近い立地条件にあるリザーバーながら、特徴に違いがあるのが面白いところ。
戸面原ダムは他のふたつに比べてシャローが多く、カバーも豊富なフィールドです。
リリースを控えているHurryShrimp(ハリーシュリンプ)を試すには絶好のシチュエーションかな、と。

ヘラ釣り師の方への配慮あってこそ釣りをさせてもらえるフィールドですから、
前を通過するさいにはひと声かけ、ウキを揺らさないよう、距離感とスピードを調整してくださいませm(__)m

ヘビータックル(ロッドはショアコンペティションキングバイパーに、ラインはスティーズフロロ16ポンド)に
スリ抜けの良いベイトフィネスジグ(ティムコ)の7g+ハリーシュリンプをリグり、
浅い小ワンドから釣りを開始!
フィーディングエリアとなりそうな地形に枝が堆積し、岸際には浮きゴミが溜まっているスポットです。

まずは浮きゴミの上から岸ギリに落とすと浅すぎ・・・
次は1mほど沖側を貫き、着底を確認してラインを張ると・・・「ヌンッ」と生命感ある重み!!
マットを破って出てきたバスはいきなりデカい!

開始2投めにしてなんと53㎝が釣れてしまいました!(^^)!

しかし、朝イチ以降は晴れ渡ってしまい、風もなく釣れなそうな雰囲気に・・・
でもシェードだろう、とブッシュを撃ち続けていくと再びバイト!
幹の下でひるがえった魚体はまたもデカい!!

一匹目を上回る、54.5㎝でした。
この日、周りはけっして釣れていたわけではなく、仲間内を含めノーフィッシュがほとんど。
そんな中で2本のビッグバスに食わせたことで、ハリーシュリンプへの手応えを深められました(*^^)v  

味をしめ、翌週の土曜日も戸面原ダムへ!
しかし、期待していたシャローでは延々反応はなく、水深4~5mのボトムまで落とし込で30㎝台を2匹・・・
帰着時間まであと30分ほど、といったところで木の根っこに落としてズル引いてくるとおさえ込まれるような重み・・・!

フッキングを入れると重々しい生命感!!53.5㎝でした!!
このハリーシュリンプ、
スレたフィールドでも食わせるために、大振りではなく、“ハイピッチな微振動アクション”を狙いました。
大から小までサイズを問わず食ってくるのは、絶妙なボリューム感と、上記のアクションによるところだと思います。先日、量産用の本金型で打ったサンプルが届き、イメージどおりのアクションを発してくれたことにホッとしました。4月上旬の出荷を予定していますので、唯一無二のアクションによるピュアな反応をぜひ体感していただきたいと思います。

そしてその前の3月上旬には、『カールロッドホルダー』なるグッズをリリースさせていただきます。
車のヘッドレストや取っ手を活用して装着するロッドホルダーです。

正直に申し上げますと、元祖は数年前にルアマガ総合プロデューサーのマイケルさんから海外みやげとしていただいたもの。これがロッドホルダーとして最高に使いやすかったのです。気に入った点は、

・置くだけなので、ロッドの出し入れをスピーディに行える。
・カール形状によりロッド同士が接触しないように仕切れることで、糸絡みしない。
・伸縮によるクッション性があるので、不意にガイドが引っかかった際のダメージを軽減してくれる。

カラーは朝夕の薄暗いなかでも見やすいよう、明るいライムグリーンにしました。

取っ手に取り付ける場合、僕は写真のようにしていますが、カラビナでもOKです!

オカッパリアングラーなら使えばわかるこの快適さ、ぜひ知っていただきたくも、
日本では同等品を売っているのを見たことがなく、業者さんを探し依頼した次第です。

さあ、今からがフィールドのMAXサイズを狙って釣るベストシーズン。
暖かくなる前の2~3月がオイシイです!


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