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『早春のバス攻略の鍵』

ryoya 2019.03.26

こんにちは、フィールドレポーターの山口諒也です。

前回の僕のコラムから数週間経ち、その間に暖かい雨が何度も降ったことによって、更に季節が進みました。
水温も徐々に高くなり、魚の活性も上がって来ておりますが、早春のバスは日替わりで、とても捉えにくい印象です。
間違った釣りをすれば、デコも大いにあり得るのです ( ̄∇ ̄)

今回は、僕が少しでもデコらない様にするためにおこなっている釣り方をご紹介させていただきます(^^)

まず、早朝の光量変化を狙ったフィーディングエリアでの釣りから始まり、シャローエリアをランガンします。
太陽が完全に上がってからはカバー狙いに変更!
春のバスは物に対して中層にサスペンドする傾向がありますので、ここ最近はパワーフィネスによる中層の釣りをしています。狙うのはオーバーハングやフローティングカバーです。

どちらも上から誘うため、オーバーハングでは枝に引っ掛けて、フローティングカバーではルアーがカバーを抜けた直後からフォールさせず、上から誘いながら落としていきます。

ワームはなるべく、中層でフワフワと誘えるもの(^^)
リグは全てスナッグレスネコリグになります。

写真右から
ブルフラット3inchの2.2g
ブレーバー5.7inchの1.8g
ハリーシュリンプ3inchの2.2g

ハリーシュリンプ3inchにはN.S.Sフックの#1を、ブルフラット3inchとブレーバー5.7inchには、#1/0を使用してます。
使い分けとしては、ハリーシュリンプ3inchとブレーバー5.7inchは濁っていない時に、ブルフラット3inchは濁っている時に水押しで気付いて貰うために使用しています。
変化の無いタイミングでは、この様に中層でサスペンドしているバスを狙って釣るのがここ最近の釣りになります。

そして、太陽が沈む前や午後に吹く風は、必ずチャンスタイムになります。
カバーにサスペンドしていたバスが動いて、浅場へとさして来るのです。
リザーバーであれば、強いのはバックウォーター(^^)

3月17日(日)に山口県のリザーバーへ行った時の釣果です。
午前中は魚が見えなかったのに、夕方はワカサギと一緒にスクールで入って来ました(^^)

細い方の魚はラストエース75の0.9gネコリグにてキャッチ!
一番大きかった50cmジャストは、M.P.S 2.4inchの0.9gネコリグをボトムで這わせると口を使ってくれました(^^)

どちらもフックは#4を使用してます。
ワカサギのサイズも小さく、それに合わせて使用しました。
ちなみに遠賀川であれば、岬周りやハードボトムの絡む浅場を狙います。

3月21日(木)の釣果になります。
前夜から降った暖かい雨と風の影響で、外気温は17℃まで上昇(^^)
早急に仕事を片付け、夕方のワンチャンスを狙って遠賀川へ行きました。

西から強く吹く風が直接当たる東岸のフィーディングエリアとなる場所だけを、巻き物でラン&ガンしていきました。風による流れによって、エサとバスが風の当たる側に寄ってくるのです。
そこを狙って走り回った結果・・・
5バイト3フィッシュ!

1本目は遠賀川水系の犬鳴川のテトラ帯。
手巻きジグ4.7gにトレーラーは、ヴァラップスイマー3.3inch(プロト)の組み合わせをテトラに当てながら通して来ると引ったくって行きました(^^)

2本目は遠賀川本流。
テトラ帯が終わるエリアのシャロー側にある、通称“タマネギ”と言われる、石を網状のロープで包んだストラクチャーに、ビーブル3/8oz(プロト)を当てながら通して来ると、ガツンと来ました(^ ^)

3本目は2本目の魚を釣ったエリアの下流域にある、オーバーハングの下に倒れた木が並ぶゴージャスなポイント!
一本目と同じ、手巻きのジグにヴァラップスイマー3.3inchの組み合わせを通して来ると、ガツンと重いバイト!
強烈なファイトの末上がって来たのは・・・

今年3本目となる2キロフィッシュ!

52cm2500g overのビッグママでした(^^)

光量が落ちて来たので、チャートカラーに変えたのも正解だった様です。
風や光量変化など、変化を気にして釣りをすることによって釣果に差が生まれますので、是非気にして早春の釣りを楽しんでください(^.^)

最後に、この手巻きジグとヴァラップスイマー3.3inchの組み合わせがとても良いのでご紹介させてくださいm(__)m

このコンパクトジグは、川村光大郎さんが紹介しているのを見て知りました。
そこから使い込む度に、スイムジグへの可能性を感じたのです(^^
今では通称、ミニスイムジグと勝手ながら呼んでいます。

ジグはダイワさんのパワーフィネスジグ4.7gのラバーをカットし、自分で手巻きしております(^ ^)
ラバーもなびく動きが出る様に長めに調整しています。

このジグの良い点は、
・ブラシガードがしっかりしている。
・超ショートシャンクながら、太軸のしっかりとしたフック。
・トレーラーがズレないワイヤータイプのキーパー付き。
・障害物回避性に優れたアイの位置。

特にフックが好きで、デカバス対応の太軸のフックを採用されてます(^^)
ロッドはMH以上、ラインは14lbから16lbを使用してゆっくり引っ張ってこれる様にするのと同時に、デカバスに対応できるようにしています。
ただスイムジグとして扱う際は、フックアップ率を上げるために、ペンチで少し外向きにしています。

フックアップ率を上げるべくトレーラーフックを試したりもしましたが、これが一番良かったです。
そしてジグだけでなく、4月下旬リリース予定のヴァラップスイマー3.3インチも、ミニスイムジグのトレーラーとしてジャストなサイズ感と、スローに巻いてもしっかりと泳いでくれるところがとても気に入っています!

是非、早春のシャローゲームに取り入れてみてはいかがでしょうか?(^^)


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