2000年11月19日生まれ
香川県出身
こんにちは、鈴木翔です。
今年も早いもので気づけば早4月半ば…
その間に大学を卒業し、地元である香川県を離れ、関東に引っ越してきました。
今回のコラムでは、情報の新鮮さには欠けるものの、引っ越し前の四国釣行を振り返ってみたいと思います!
まず2023年の初バスは府中湖での50アップ!
1/14、雨上がりで濁りが入った上流域の逆ワンドにて。
リップ付きビッグベイト(MB-1カスタム)を、水中土管の横で首振らせると下から突き上げバイト!
ややリップが長めで、ショートキャストや足場の高い所でもレンジが入りやすく、満水だった今冬の府中湖では多投したビッグベイトです。
ビッグベイトならぬビッグカエル⁉
いまや品薄状態が続くスクーパーフロッグマグナムも、1年で最も厳しい2月頭に貴重な魚を連れてきてくれました。
こちらも府中湖の中では上流域に分類される川筋エリア。
風を避ける小さな凹みに絡むレイダウン際で、7gグライドリグ(リューギのグライドハンガーを用いたリグ)をスローに泳がせると、カバーから黒い影が出てきて、バブルガムピンクがスッと消えました。
ジョイントタイプのジグに比べ、重心がセンター寄りになる(=水平姿勢に近くなる)為、スイムベイトのカエルver.のようなイメージで使用しています。
ヒットシーンはこちら↓
愛媛県の金砂湖では、7gフットボールヘッドと合わせたボトストで!
カラーはYAMABUKI。
フックはセオライズオフセットWG-M 6/0を使用。
個人的に低水温期に強いと感じるチャートやピンクをはじめとした膨張色ですが、特にクリアアップしたフィールドで中層を釣るときに出番が多いのは透け感のある膨張色!
2月中旬にヴァラップスイマー4.2で釣った魚も、ブルーバックチャートカラーでした。
吊るしで使うスモラバにも、そういったカラーが欲しいなと思っていたところにリリースされたコスモの新色“サクラエビ”は、まさにドンピシャ!
吊るして誘うとき以外に、サイトフィッシングで使う際にも視認性が良いので、ルアーの正確な位置を把握できるといった利点も。
もちろん、地味系カラー(KUWASEやスジエビ)などもサイトフィッシングで変わらず出番が多いです。
コスモと言えば、2.5gや3.3gをベイトフィネスタックルで扱う印象が強いですが、年明けから最もバスをキャッチしたのは1.8g。
吊るした時にフワッと感があったり、サイトフィッシングでは素早くボトムで逃がすこともできる万能ウエイトです。
フロロカーボンライン4lb.を巻いたオーソドックスなスピニングタックル以外に、PEライン0.8~1.2号を巻いたライトパワーフィネスタックルでも扱いました。
気難しい府中湖のプリスポーン50UPを、コスモ1.8g(KUWASE)+M.P.S(KUWASE)の喰わせコンビで仕留めたり!
香川ラストバスとなる魚も同ルアーでした。
そして、早春の府中湖で楽しい釣りがジャークベイト。
1、2月は出るとデカい釣りにはなりますが、小バスが活動し始める3月中旬頃からは数もサイズも見込める釣りになります。なんといっても、連続ジャーク中に引ったくられるバイトが堪らん!
ワンテンシリーズやエリー95、ゲキアサⅡ、リレンジ110、プロトジャークベイトなどのジャークベイト以外に、シルエットタイプの違うリズィーアピールプラスのジャーク&ポーズも交え、ワンストレッチで10本近く釣れた日も。
毎春恒例になっている愛媛リザーバーでのレンタルボート釣行では、ギャップジグ9g(グリッパノンピンク)+ブルスホッグダディ(モエビ)3節カットのフローティングカバー撃ちでデカバス2本!
水深のあるカバーではカバー直下で誘い、浅い所ではそのままボトムまでストンッと落とす使い方のそれぞれでバイトがありました。コンパクトなギャップジグは従来のカバージグに比べすり抜けが良く、ウエイトをワンランク軽くできます(従来であれば11gの所を9g)。その分、吸い込みが良くなったり、着水音を抑えやすくなったりといったメリットも。
今年は新しく11gもリリース予定ですので、よりヘビーなカバー撃ちもこなせそうです。
これからは霞ヶ浦でのオカッパリをメインに、レンタルボートで釣りをする機会も増えていくと思います。どんな釣りができるかワクワク!
こんにちは、鈴木翔です。
新年あけましておめでとうございます!
本年も当コラムをよろしくお願いいたしますm(_ _)m
昨年の年末から思う存分に釣りができていない日々が続いていますが、そんな中でも新しくリリースされたメタルバイブ【フルーミー】のおかげで魚に触ることができています。
フルーミー最大の特徴は、ボディ下部に設けられたカップ状のABSレシーバー(PAT.P)によって発生する“シミーフォール”(フラフラと震えながら落ちていくこと)。
このシミーフォールを活かすには、ラインテンションを抜いてフリーに落とすことが重要!
ABSレシーバーが水を掴んで落ちていく分、ストンッ!!と一直線に落ちていくタイプのメタルバイブに比べて、フォールの滞空時間も少し長めになることを意識しています。
「カップ状のABSレシーバーが水を掴む=水を押している」とも言えます。
“小さいけど水を強く押す”は、よく釣れるルアーの共通項のひとつ。(スクーパーフロッグやツーウェイのダウンショットリグ、サイコロラバーなどが好例!)
ディープレンジで使用することの多いメタルバイブにも、水押しがプラス要素になることは間違いなさそうです。
また、シミーフォールの影に隠れがちですが、“リフト時のレスポンスの良さ”もフルーミーの特筆すべき点の1つ!
これは、ボトム付近で扱うことの多いメタルバイブにおいて、個人的に最も重要視している部分。
大雑把に言うと、ボトムから1cm上げたところで動き始めるか、5cm上げたところで動き始めるか。厳しい状況になるほど、この差が釣果に大きく影響すると感じています。
一昨年の夏にサイトフィッシングで釣った時のバイトシーンを見ると、立ち上がりの良さがいかに重要なのかがよく分かります!(動画内で使用しているフルーミーはプロトタイプ)
リフト中の手元に伝わるブルブル感は強すぎず弱すぎず、適度な使用感があって良いですね!
そんなフルーミーのカラーラインナップは全10色。
個人的には、それらを5パターンに分類して使い分けています。
①膨張色(ホットタイガー>ライムシャッド>マットワカサギ)
②ゴールド系(クロキン>バーニングシャッド>※GORI)
③万能系(クラウン)
④シルバー系(セクシークローム>渋銀>※稚ギル)
⑤地味系(GORI>稚ギル)
※強い>弱い
※GORIは②、稚ギルは④の最弱としても分類可。
濁っている時やローライト時は①と②。(フラッシングの有無で選択)
透明度が高かったり、小魚を偏食している時は④。
晴れていれば⑤。(マッディ=GORI、クリア=稚ギル)
困ったら③。
これらを基準にしつつ、さらに細かな状況毎に、各系統の中から最も適していると思う色をチョイスしています。
現在、ボトムアップのYouTubeチャンネルで公開されている府中湖での実釣動画では、夕方にホットタイガーカラーで連発!
人間から見るとエサとはかけ離れているように見えるので敬遠されがち??な色ですが、パワーのある色だと思います。
↓その釣行の模様はコチラから!
最後に、この動画内でも解説していたフリーフォールとテンションフォールの使い分けについて。
霞ヶ浦水系など足元を釣ることが多い東のフィールドに対し、ため池やリザーバーなど沖を広範囲に釣ることが多い西のフィールドでは、テンションフォールも多用します。(特に全体水深が浅く、フラットな地形の皿池。)
縦の地形変化やピンスポットをタイトに狙うならフリーフォール。
広範囲や水深変化の少ないフラットをテンポよく探るならテンションフォール。
あとはフォールスピードの違いでも使い分けができます。1投の中で合わせてみると、バスにスイッチを入れるキッカケになることも!?
フルーミーならではのシミーフォールを活かすなら前者がオススメですが、引き出しの1つとして是非!
《フルーミー使用タックル》
◎ベイトタックル(近距離で手返し重視、根掛かりが多い所)
ロッド:ロデオライドBF65LXFF(イマカツ)
リール:アルファス AIR TW 8.6L(ダイワ)
ライン:ガノア アブソルート8lb.(バリバス)
◎スピニングタックル(近〜遠距離、操作性重視)
ロッド:リベリオン661ML/LFS(ダイワ)
リール:ルビアスFC LT2500S(ダイワ)
ライン: マックスパワーPE S-spec 0.6号+ビッグトラウト ショックリーダー2.5号(ともにバリバス)
こんにちは、鈴木翔です。
10/29(土)、岐阜県の五三川&大江川で開催された『陸王ダービー2022チャンピオンカーニバル』に出場してきました!
今回はプラクティス期間の制限が設けられてなかった為、9月末の週末2日間と直前5日間の計7日間入りました。
五三川は昨年の12月以来、今回で2度目。大江川に関しては、完全に初フィールド。
駐車できる場所がアングラーズパークと有料駐車場のみということで、両フィールドとも丸2日かけて実際に歩いてみて、現実的ではないエリア(距離的に)はバッサリ切り捨てていきました。
さらに土曜日開催なので、”釣り人の密集率”と”魚影の濃さ”。この2つを天秤にかけてエリアを取捨選択。
せっかく30分歩いて釣り場に着いたのに、目当ての場所には先行者が…ということも起こり得ないので(^^;;
結果、五三川は1エリア、大江川は2エリアに絞り込みました。
釣りの方はというと、今年1年通い慣れていないフィールドの下見をするときは、ほぼギャップジグ5g+ブルスホッグ3″オンリーで釣り歩いています。
カバー撃ちは勿論、水面直下〜ボトム付近を横方向に泳がせてくることができる。尚且つ、釣れる魚のサイズを選ばない。
「釣れた=ヒント」なので、サイズ問わず釣れることで必然的に得られるヒントも増えます。
あとは、5gのフォールスピードが水深を測るのにもちょうど良いですね!
そんな感じでギャップジグをメインにしつつ、要所要所で違うルアーを試して反応を見ていきました。
中でも、最も面白かったのが五三川での夕方バズベイトゲーム!
晴れた日の夕方、無風もしくは微風時にシャローフラット+葦や杭に差してくるバスが、ド派手にバイトしてきました。
直前プラでは、9月末に比べると水位が下がったことでパワーダウンしたものの、高確率でバイト有り。
ただし、バイトが少し弱々しくなっていたので、ボルケーノグリッパー3/8oz.のトレーラーにヴァラップスイマー3.3″をセットして、巻きスピードを落とすことでフックアップ率を上げていました。
時間的には16:20以降から熱くなるパターンなので、試合ラスト10分で1発入れれるかどうか!?
あまり当てにできない釣りでもありました。
ブレーバーマイクロ2.7gダウンショットリグでのキンチャク撃ちも、再現性のあるパターンの1つ。
年々、五三川にはキンチャク(石を布や網で囲んだもの)が増えており、それらをヤマセンコーやカバースキャットなどのノーシンカーでスローに釣っている人を多く見かけました。
魚を常にストックしているのは間違いないので、釣り方さえ見つければ、食い渋った時間帯でもバイトを得られるのでは・・・。
そこでブレーバーマイクロのリアクションダウンショットリグを試すと、すぐさま40upがバイト!(針先を完全に埋めていたので、途中でバレましたが)
1本だけ釣って以降、本番まで温存していました。
そして季節感が進むにつれ、コスモ+M.P.Sを使ったスモラバ吊るしもストロングに!
ただし、何も無い中層やボトム付近で誘うのではなく、吊るした枝や草の直下で誘うのがキーで、”バスの目線より上で誘って、浮き上がらせて食わせる”ことを意識していました。
というのも、特にフィールド規模に対して釣り人が多い五三川は、岸際から2〜3mほど離れた水深1m前後のレンジ(目には見えない絶妙な距離感)にポジションを取っている魚が多いイメージ。
個体数は多いのに見えバスが少ないのも、人為的プレッシャーが影響しているのではないかと…。
その分、朝夕は岸ベッタリに差してきやすくなるため、マヅメパワーがあったのだと思います。(あくまで予想ですが・・・)
他には、ヴァラップスイマー3.3″(0.9gネイルリグ)やバスエネミー(3.5″を3.5gフリーリグ、2.9″を3.5gキャロライナリグ)のように、”スリムボディ+テールピロピロ系”は、イナッコを意識しているからか、パーツが多く付いたものより圧倒的に反応が良かったです。
魚影の濃いエリアを絞り込んで、何となく魚の癖を見つけたところでプラクティス終了。
あとは当日の状況を見ながら合わせていこうと決めました。
そして、本番当日。
フライトは1番!
放射冷却がキツければ、大江川のマット系カバーを撃ちに行ってもいいかな?と思いつつ、放射冷却がマシだったのと、スタート前に五三川の水面を見ると流れていたので、朝は五三川の通称:団地前対岸にエントリー。
この対岸が特別良いというよりは、このエリア全体の魚影が圧倒的に濃い印象でした。
その中でも有望なレイダウンが2ヶ所あり、1級レイダウンには先行者が居た為、2級レイダウンにジョリー(G.B.クラウン)のブレードアラバマ(ステルス5+ブレード#2.5)を投入!
2投目で500gクラスが食ってくるも、抜き上げ寸前でバラシ・・・。
直後、1級レイダウンが空いたのですぐさま入り、ギャップジグ5g(マッドクロー)+ピックダディjr.+ツインラトラーを太い幹の直下で誘っていると、グンッ!
38㎝/1130g。
朝ということで、シルエットが出やすいカラーにラトルをセットして気付いてもらうことを優先しました。
同じカバーでコスモ2.5g+寸詰めフリッシュを吊るしてバイトを得るも、水中の釣り糸に巻かれ・・・。
ひたすら2ヶ所を交互に入り直して、10時過ぎ。
朝イチにジョリバマ(ジョリーのブレードバマ)でバラした2級レイダウンのシェードが濃くなるタイミングに、ギャップジグ3.5g(グリッパノン)+ピックダディjr.を投じて2本目!
41㎝/1230g。
1匹目と同じく、吊るして幹の直下でフワフワシェイク。
岸から5mほど離れた、水面下30㎝に入る幹の直下ですが、そのレンジでも浮いてきて食ってきました。(バイトは見えないですが)
最寄りのアングラーズパークまで片道2キロあるので、昼までこの2ヶ所で粘り、昼休憩時間を移動に当てることに。
朝から吹いていた北西風が強さを増し、この時点で夕方の五三バズベイトゲームは断念。
大江川に関しては、朝イチor14時以降(太陽の角度的に)が良いので、夕方は大江に賭けることを決意。五三でリミット揃えて、大江で入れ替えが理想でした。
休憩明けは護岸側がシェード面になるので、西岸のキンチャク周りをブレーバーマイクロ(ブラック)2.7gリアクションダウンショットリグで探ると…。
1投目で29㎝/320g。
キンチャクの隙間にシンカーが入りづらいよう、ダウンショットシンカーのハリス止めを曲げて使用。(佐々木勝也さんが紹介されているのを参考にしました!)
(フック:インフィニ ホビット#6、シンカー:DSデルタTG 2.7g)
リーダーが短すぎると、仮にシンカーが隙間に入っていった時に、フックがキンチャクの網に引っ掛かってしまうので15〜20㎝と少し長め。
ここで大江に移動する予定が、どうしても対岸(午前釣っていた東岸)が気になってしまい往復4km+実釣30分で1時間ロス。
大江川で目星を付けていたエリアは、
・高校前〜エリア最上流
・資料館前
の2つあったものの、五三での判断ミスによりどちらか一方しか入れない時間帯に。
高校前のカバーは、15時以降になると校舎の影に隠れ始め、日中陽が当たっていた北側のゴージャスカバーもシェードになります。そのタイミングを見計らいエントリー!
コスモ2.5g(ゴーストグリパンブルー)+M.P.S(KUWASE SHRIMP)で2バイトあるも、ノンキーサイズのような極小アタリ。
さらにエリア最上流の溜まりにあるフローティングカバーへ。
カバーの密度も濃くなり、光量も落ちてきたので、コスモは3.3gへウエイトアップし、カラーは共にグリパンチャートに変更。
プラでは長く続くフローティングカバーの中でも、シャローに近い側でアタリが頻発していたので、その周辺のみに絞って丁寧に釣っていくと・・・。
この日、最大魚の43.5㎝/1340g!
残り15分、リミットメイクを目指してひたすら撃ち続けるも、追加はならず・・・。
4本/4020gで終了しました。
そして、結果は2位。
今回の試合で勝つことの重要性は、自分自身が1番よく分かっていましたが、叶わず。
1位の方との差は、380g。
数値的にはキーパー1本の差ではあるものの、釣り自体に関してはもっと大きな差を感じています。
次は他を圧倒できるよう、スキルアップに励むのみ!
応援していただいた皆様、ありがとうございましたm(._.)m
《ヒットルアー》
《使用タックル》
◎バーサタイル(重量ルアー向け)
ロッド: スティーズSC 6111M/MHRB ファイアウルフ
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:アブソルートAAA 14lb.
◎バーサタイル(軽量ルアー向け)
ロッド:スティーズSC C69M+-ST ファイヤーウルフ
リール:アルファスSV TW 800S-XHL
ライン:アブソルートAAA 12lb.
◎ベイトフィネス
ロッド:スティーズ661MFB-SV ウェアウルフ
リール:SS AIR 8.1L
ライン:アブソルートAAA 10lb.
◎フィネスバーサタイル
ロッド:ロデオライド61LFF
リール:ルビアスFC LT2500S
ライン:スーパートラウトアドバンス マックスパワーPE S-spec 0.6号+スーパートラウトアドバンス ビッグトラウト ショックリーダー1.7号
◎ライトパワーフィネス
ロッド:リベリオン661ML/LFS
リール:ルビアスFC LT2500S
ライン:デッドオアアライブ ウルトラパワーフィネスPE X8 0.8号+スーパートラウトアドバンス ビッグトラウト ショックリーダー2.5号
今回、活躍してくれたプロトのバックパック!
内側が仕切られていることで、ボックス類を収納しやすく、横開きなので出し入れしやすいのが特徴。その他にも、細々とした物を収納できるスペースが盛り沢山!
車移動が少ない今大会では、飲料と軽食を持ち歩く必要があったため、バックパックの収納力には助けられました。
発売時期は未定ですが、お楽しみに!!
こんにちは、鈴木翔です。
2022年の陸王ダービーはBブロック(霞ヶ浦、北浦、五三川、倉敷川、波介川)にエントリーしていた為、今年は14日間を波介川で過ごしました。陸王オープンと合わせると計17日…。
今回は、陸王ダービー第2戦(6月)&第3戦(8月)と陸王オープン(7月)、それぞれのフィールド状況・釣り方等を紹介したいと思います!
陸王ダービー第2戦(6/1〜10)
大雨が降る前までは、やや減水傾向で流れは弱く、水色はクリア。波介川らしい例年通りのフィールドコンディションでした。
初日・2日目は、下見がてらウエインできそうな魚にのみアプローチ。ギルフラット(1.8gネイルリグ)とアベンタRSのサイトフィッシングにて。
産卵を終えて回復し始めた個体が上流域に差してきてはいるものの、天候で動き方が変わったり(ローライトより晴れの方が魚が浮きやすい、もしくは動く)、釣り上げてみると目測より一回り小さい(=50upを釣るとなると難しい)。
一晩中、大雨が降り続けた後の3日目は全域に濁りが蔓延!
夜の間に下流のゴム堰が開いたようで、朝イチは少し減水していました。
AM8:00頃にゴム堰が閉じ、水位も上がり始めると同時に、太陽が顔を出したタイミングでインレットに差してきた魚を、スクーパーフロッグ(カラーはYAMABUKI)と旧コイケ(1.3gジグヘッド)の提灯にて。
濁っているからといって強気にいくのではなく、小さいモノをピンスポットに入れていくアプローチが吉と出ました(^^)v
午後からは、水が少し澄み始めた上流域にエントリー!
ヴァラップスイマー4.2inch(ノーシンカーリグ)をカバー際にキャストし、追わせてから流心手前のヨレで食わせるアプローチでバイト連発。
カラーは、ブラックとスモークの中間色的存在でシルエットも出しつつ水馴染みの良い”DARK KUWASE“。
その後、流心で薄ら見えた魚影へ上手くハリースライド(ノーシンカーバックスライド)を口元に送り込むと、スイッチオン!
イメージはスピナベサイト。
スピナベサイトは手前側に落とし込んでいくのに対し、バックスライドなので手前から奥側へと自発的に泳いでいってくれます。
ハリースライドの”遅すぎないフォールスピード“も、爪のアクションと相まってバスにスイッチを入れるのに一役買っているのではないかと…。
スピナーベイトとは別モノですが、それに通ずるアプローチでした。
翌日も時間帯を合わせて上流域へエントリーすると、またも流心にステイしているビッグフィッシュが…。ギルフラット(6.3gネイルリグ)のボトム転がし+ワンジャークでバイト!
上流域で仕留めた50up2本は、常に上流に居るのではなく動き回っているタイプ。
差してくる時間帯を見つけることができたからこそキャッチできた魚だったと思います。
3本合計長寸150㎝、Bブロック4位で第2戦を終えました。
陸王オープン(7/9,10)
前日の下見では、基本的に魚影の濃いエリアとルアーへの反応を見るだけでしたが、48〜55クラスを10本近く目撃した上に、ルアーに対する反応も良かった為、上手くいけば3本合計長寸150㎝を超えられるか⁉︎といった好感触を得ていました。
下見中、フリッシュ(0.4gホバスト)で釣れた1本。
しかし、その晩に大雨が降ったことで全域ドチャ濁りに。雨量が凄まじかったので、下流のゴム堰も全開放になり、翌朝は大減水!
先述したダービー第2戦の3日目と同じ状況といえば同じなのですが、これまで見た波介川で1番低い水位でした。
かと思えば、AM7:00頃にゴム堰が上がり、一気に増水。
全体水深も浅く、コンパクトな河川なので、アッという間に水位が変わっていきます。
急な水位変動ですが、この変化で動いた魚達は釣り易く、1ヶ所でルアーローテーションを繰り返し、開始1時間半の時点で5バイト3フィッシュ。
【一連のルアーローテーション】
①ジグ&ポーク→②カワシマイキー→③ジャックハンマー1/2oz.+ヴァラップスイマー4.2→④イヴォーク2.0→⑤リズィーアピールプラス(1バラシ)→⑥スクーパーフロッグ3.5gDS(30㎝&44㎝)→⑦スパテラ7.8(1バイト)→⑧フリッシュ1.4gペラ付きJH(38㎝)
バイトがあったのは、大岩の裏やチャラ瀬の裏など、全て流れを避けたピンスポットでした。
昼過ぎ、上流の水が入れ替わり始めて新しい魚が入ってくるであろうタイミングを見計らい上流へ。
ヴァラップスイマー4.2inch(ノーシンカーリグ)にチェイスしてきた魚を、ラストエース95F(0.9gホバスト)のフォローで仕留め、この日最大魚である48.5㎝。
夕マヅメ前に波介川No.1ビッグフィッシュスポットでもある下流のゴム堰(通称:魚道)に運良くエントリーすることができ、前日同様フリッシュ3.5(0.4gホバスト)でキャッチして入れ替え成功!
2日目は6時〜17時まで、魚道の1ヶ所で粘り続けました。
朝イチパワーは無かったものの、魚道(=流れがある)なので、むしろチャンスは陽が上がってから!
AM8:30頃、岸際にシェードが出来始めると、そのシェードにスクールが回遊。
シェードに入ると上目線の物に好反応を示すようになり、スクーパーフロッグマイクロ(プロト)のノーシンカーリグと小魚系ワームのホバストで4本。
魚道から上がってくるベイトフィッシュを待ち伏せて捕食しているのですが、よく見るとサイズが違う2種類の小魚。
この日は小さい方(おそらく稚鮎)が食われていることに気付き、前日に使用していたフリッシュ3.5やラストエース95Fから、スーパーホバリングフィッシュ3とヴィローラスリムにサイズダウンしてみると連発!
午後になると、太陽が正面方向から当たるようになり、バスの泳層が少し深めへ。
薄っすら見える魚影に対して、ヴィローラスリム(1.3gロングリーダーDS)をシェイキングカーブフォールで落とし込んでいくと引ったくったのは50㎝!
同じ小魚系のワームでも、サイズ感を使い分ける重要性を感じることができました。
結果、2日間の3本合計長寸144.5㎝で3位。
勝負には負けましたが、個人的には今年イチの試合展開ができたので悔いはナシ!
陸王ダービー第3戦(8/1〜10)
総合2位で迎えた最終戦。
初日は、前日に雨が降ったそうで、朝イチはゴム堰開放によって減水。早い段階(AM7:00頃)でゴム堰が閉じ、一気に水位が上昇していきました。
ダービー第2戦&オープンから引き続き、またしても「前夜に降雨→朝イチ減水→すぐにゴム堰閉じて増水」のパターンです(笑)
前2戦と違っていたのは、水が入れ替わってクリアアップし、見えバス沢山!
水位上昇が止まるとパタリと反応が無くなるだろうと、午前中のうちに各インレットをランガンしたり、入り直したりしてフレッシュな魚を拾っていきました。
サイトでは、ハリーシュリンプ3inchアーム&尻尾カット(通称:ハリー虫)の0.3gネイルリグと、スキニースワンプLの0.45gネコリグ、ギルフラットの6.3gネイルリグ。
サイトで食わせるのが難しい魚は、カバーに入るタイミングを見計らい、サイコロラバーVol.4(0.3gネイルリグ)のブラインド水中提灯と、スピードでスイッチを入れることができる野良ネズミ。
読み通り、昼までに50アップ2本含む5本を釣って以降、午後は沈黙して1本のみ。
サイズに恵まれ、3本合計長寸は151.5㎝!
この1日がスペシャルDAYだったようで、8/1以降は一気に水温が上昇しタフ化。流入量が減ったことで、上流や各インレットに居たバスも抜けてサイズが出せない日々が続き、そのまま終える形に・・・。
しかし、なんとか逃げ切ることができ、最終戦は1位。
そして、総合優勝することができました!
(写真:アングラーズより引用)
今年の陸王ダービーで意識したことは、50アップが確実にいる、もしくは入ってくる場所に時間を掛けること。やはりデカバスは好条件な場所を好むので、狙う場所は必然的にメジャースポットになります。
例えば、波介川で言うと下流域の魚道。
自分自身は第1戦(4月)に53㎝、オープン(7月)に50㎝の2本のみでしたが、第2戦(6月)の波介川上位勢はほぼこのエリア。第3戦の後半には、もう嫌というほど毎日この景色を見ていましたが、日々叩かれ続けているバス達は天才と化していました(^^;
難易度は高くなるものの、メジャーフィールドの1級スポットはデカバス狙いにおいて外せないことを再認識した陸王ダービー2022でした。
今週末(10/29)は念願の陸王ダービーチャンピオンカーニバルin五三川・大江川!
※当日はルアマガプラスにてLIVE記事配信予定
全力で釣ってきます!!
こんにちは、鈴木翔です。
7/23(土)に、霞ヶ浦で開催された「陸王U-30」に参加してきました。
ルアマガプラスにてライブ配信していたので、すでにご存知の方はいるかと思いますが、結果は奮わず・・・。反省文がてら、プラクティス〜当日までの流れを記したいと思います。
今回、プラクティスには10日間入りました。
内4日間は、ひたすら湖岸線沿いを走って風当たりを見たり、藪を漕いで開拓したり道を作ったり…と、実質釣りできたのは6日間。
大減水状態が続いていた霞ヶ浦ですが、ちょうどプラクティス開始し始めた頃から梅雨空に逆戻り。やはり霞ヶ浦の増水傾向はプラスに働くようで、よく耳にする“デスミガウラ”とはかけ離れた手応え!?
実際、今の霞ヶ浦は近年にはない釣れっぷりだったようで、参加選手のほとんどがプラは良かったと口を揃えて言っていました。
本湖では、ハリースライド&ハリーシュリンプ3(共にバックスライドセッティング)が最も安定的に釣れ、スクーパーフロッグ(ラバー仕様)のダウンショットリグでも好反応。
北利根川では杭をハリーシュリンプ4&ブルスホッグ3のフリーリグ、葦際をギャップジグ5g+ブルスホッグダディ(ボディ5節カット)で撃ち。
天候が荒れれば、チビーブル&ジョリーで風が当たる岸の風裏をラン&ガンするのも良し。1日中ローライトで凪、もしくは微風だとジレンマポッパー&野良ネズミでやり切っても良し!
ちょうどリリースされたばかりのジョリーは、この水系にベストマッチなルアーだと実感!
・一本だけ倒れたアシなど、ちょっとしたカバーを躱すことができる。(障害物にタイトにトレースできるかできないかで釣果が変わる霞ヶ浦では、かなり重要)
・濁ったり、少し荒れた時でも、リップの水押しによってアピール力が損なわれない。
唯一無二なタイプのルアーだと思います。
もちろん、発売前の西日本のフィールドでも良く釣れていました!
当日の天気予報は快晴。
唯一、7/18(月)がよく似たような天候だったのですが、その日は1本のみと苦戦していました。
それらを考慮して決めた、当日の動きは以下の通り。
①朝イチのトップウォーターゲーム
②8〜10時頃、東岸のシェードに入ってくる魚狙いのサイトフィッシング&カバー撃ち。
③昼間は、常に魚をストックしているであろう大規模シェード(土浦旧港の浮き漁礁&恋瀬川の橋脚)。
④北利根川で、ウエイトの底上げ。
午前中でキッカーを複数キャッチし、③でリミットメイク。④で600~1000gクラスを釣って入れ替えるといった作戦です。
そして、迎えた本番。
朝イチにジレンマポッパーで2発出すも乗らず…。
(前夜にフックサイズを上げて、リアには吸い込みアップに繋がるかとフェザーを巻き足していたのに何故!?)
サイト場では、スクーパーフロッグラバー&ティンセル仕様(0.6gネイルリグ)で45アップを食わせるも、綺麗に口からスポッ…。
このエリアでは複数匹見えバスが居たものの、底荒れしてしまい粘ることもできず。
前日に2バイト取っていた恋瀬川では、ヴァラップスイマー3.3(0.9gネイルリグ)でノンキー。
同じく前日に2本の40アップを釣らずに置いていた土浦旧港(浮き漁礁)では、お目当ての2匹の姿はなく…。ハリーシュリンプ3尻尾&アームカット(0.45gネイルリグ順刺し)の連続トゥイッチで280g/25.5cm。
この時点で明らかにリズムは悪く、優勝するには何か動きを変えるしかないのですが、焦りや経験不足でそれができず。
北利根川まで移動し、ブルスホッグ3(フラスカート付き)5gフリーリグの杭打ちで540g/34cmを追加して終了となりました。
プラクティス時から多くのバイトを得ていたフリーリグですが、ほとんどがファーストフォールでのバイト。それも、シンカー着底後にワームがフリーになる一瞬の“間”でした。
その間を少しでも長くとる為に、シンカーにはリグスベルを装着。
ワームも、ハリーシュリンプは尻尾付きのままボリューム感だけ抑えられるように寸詰めしたり(尻尾があることで、シンカー着底後にややスライドする)、ブルスホッグにフラスカートを付けたり(手持ちでフラスカートが無かったので川村さんお手製を。ありがとうございました!)。
ちょっとした事で差をつけようと、できることはしました。
しかし、全く同じ状況の日はない霞ヶ浦で、プランを決めつけて挑む試合運び自体がナンセンス。プラクティスでやるべき事、見るべき事の詰めの甘さも感じました。
あとは、霞ヶ浦だからこその移動時間と、それを考慮した立ち回り。
今回と同じような失敗はしないよう、肝に銘じたいと思います。
それでも広大なフィールドからバスを探し当てる霞ヶ浦は、バスフィッシングしている感があって面白い!
最後に、このような夢のある企画を設けてくださったルアーマガジン様、この場に推薦していただいたボトムアップ様、そして応援していただいた方々、ありがとうございましたm(._.)m
《使用タックル》
1.バーサタイル
ロッド:スティーズSC6111M/MHRBファイアウルフ
リール:スティーズSVTW 1016SV-HL
ライン:ガノア アブソルート12lb.
2.小型プラグ(ジョリーなど)
ロッド:ブラックレーベルプラス661M/MLFB
リール:アルファスCT SV 70SHL
ライン:ガノア アブソルート 12lb.
3.ベイトフィネス
ロッド:スティーズ661MFB-SV ウェアウルフ
リール:アルファスAIR TW 8.6L
ライン:スティーズフロロtype-フィネス 10lb.
4.PEを用いたフィネスバーサタイル
ロッド:リベリオン661ML/LFS
リール:ルビアスFC LT2000S-XH
ライン:オルトロスPE WX8 フィネスシャングリラ 0.6号
リーダー:シューター 8lb.
5.フロロを用いたフィネスバーサタイル
ロッド:ロデオライド61LFF
リール:ルビアスFC LT2500S
ライン:ガノア アブソルート 4lb.
こんにちは、鈴木翔です。
四国では、大半のフィールドがスポーニング(産卵行動)を終えた頃だと思います。
産卵を意識したデカバスが岸に寄りやすい(≒オカッパリでビッグフィッシュが狙えるシーズン!)ともいえますが、かえって産卵を意識してしまうが故に、釣りづらくなることも…。
今回は、2022年のスポーニングシーズン(4〜5月中旬)に釣りをした3フィールドでのエリア選択や釣り方等を紹介!
まずは、高知県波介川。
今年の陸王ダービーは、Bブロック(霞ヶ浦、北浦、五三川、倉敷川、波介川)にエントリーした為、4/4(月)~4/8(金)までの5日間を波介川に費やしました。
代掻きで濁ってはいたものの、岸ギリギリにはネスト(産卵床)とそれを守るオスバスが見られ、ペアリング中のバスも。正直、一番厄介なスポーニング真っ盛り状態^^;;
ギャップジグ3.5g+ブルスホッグ3inchのみで釣り歩いた初めの2日間は、この一本のみ。
スポーニングエリア周辺の浮き草を撃つと、フォール中にバイトしてきました。
この魚をヒントに3日目からは、中流〜下流域のスポーニングエリア周辺を、フォールベイトで丁寧に釣っていくと連発!
ブレーバー5.0inchテールカット(ノーシンカーワッキーリグ)とハリースライド(バックスライドリグ)にて。
コスモ3.3g+M.P.Sの吊るしでも複数匹釣れましたが、サイズは伸びず。
カラーは、濁っていたのでシルエットの出やすい、マッドクロー(コスモ)+ダークグリパン/ブルーパール(M.P.S)。
風が吹くとメスバスがカバーに入ってこなかったり、浮きづらくなるので、ブレーバー5.7inch&ブレーバー5.0inchテールカット(0.6gジグヘッドワッキーリグ)で一段下をフワフワさせて。
濁って見えないだけで、メスバスもネスト周辺をウロウロしているようでした。
ここ近年、石をネットで包んだ巾着が多くなった波介川ですが、巾着と土バンクの切れ目、もしくは土バンクがスポーニングエリアになっていて、その周辺が狙い目!
釣れる時間帯も顕著で、今回釣ったバス11本のうち9本を、8〜13時の間にキャッチ。
気温が上がり始めるタイミングで、明らかにメスバスが動いている印象でした。午後になるとペアリングし始める魚が増えて、産卵に意識がいってしまうので食わせるのは困難。
今回の最大魚53㎝は、終了5分前(17:25)でのヒットでしたが、この魚に関してはエリアも含めて別タイプ。
流れのある堰に、夕方フィーディングで入ってきた魚をラストエース80F(0.6gネイルリグ)のサイトフィッシングで釣りました。
3本の合計長寸151センチで、Bブロック1位。
残る2戦も全力でやり切ります!
続いて、香川県府中湖。
年によって多少違いはあるものの、4月上旬に第一陣が産卵(厳密に言うと、3月中~下旬に1回産卵している個体もいますが、ごく少数)。そこからG.W.過ぎ(5月中旬)までダラダラと続くといった印象です。
今年もスポーニングの進行具合は例年通りだったと思われます。
唯一違っていた点は、水色。
府中湖は、中流域にあるオイルフェンスを境に水質が変わるのですが、オイルフェンスから下流側が異常なまでにクリアアップ。場所によっては、肉眼で水深3〜4mの底が丸見えレベル。
ここまで水が綺麗だと魚が岸に寄りづらく、3月下旬までは沖の深い所が優勢でした。
しかし、やはりスポーニングを意識し始めるタイミング(4月頭)には、シャローへ一気に差してきていたそうで、見えバスパラダイスだったそうな・・・僕は陸王ダービーで波介川に行っていたので、この絶好のチャンスを逃してしまいました(;o;)
高知県から帰ってきた翌週は、年に1,2回の身内バトル“府中王”に参加!
晴天だったプラクティスでは、サイトでのホバスト、ミドル~ディープレンジを高比重系ノーシンカー。この2つが好感触でした。
しかし、本番前日〜本番は、雨のち曇りの予報。
“春は日替わり”というように、天候次第でガラッと状況が変わりますが、個人的にスポーニング絡みの雨は、あまり良い思いをしたことがなく…。
これはローウエイト戦になるだろうと、キーパーサイズ狙いのバックアップパターンも想定して挑んだ本番。
狙いとしては、
①下流域の一段下のレンジを回遊しているメスバスを高比重系ノーシンカー
②水に色が着いた中流〜上流域のワンド内で、立木やレイダウンに着くメスバスをジグヘッドワッキー
この2つをメインにしました。
どちらもプリ〜アフター、どの状態の魚も拾っていけるエリア選択&ルアーチョイスです。
朝イチは、①で幸先良く48㎝/1600g!
カバースキャット3.5inchの2ジャーク&5秒ポーズで、ポーズ中にラインが鬼走り!
しかし、後が続かず。
途中、プラで好感触だったホバストサイトをするも、やはりこの天候でパワーダウンしているような気が・・・。
バックアップパターンである②では、ブレーバー5.7inch&5.0inchテールカット(0.9gジグヘッドワッキー)でバイト量産!
47㎝/1425gを筆頭に、キーパーサイズに満たないサイズもポツポツ釣れました。
ハリースライドのカバー撃ちでは、ナイスキーパーをキャッチ。
結果、5本/4.440gで6人中2位。
優勝者は、50up3本を含む5本/8.340gでブッチギリ!
僕がパワーダウンしたと感じていた、下流域でのホバスト(ライアミノー&コイケシュリンプミニ)を使ったサイトがメインでした。
終了15分前には、ブレーバー5.0inch(1.3gネコリグ)で50upを釣り41㎝と入れ替え。レイダウンに落とすと、ファーストフォールで食ってきたそう。
8kg超えには参りましたm(_ _)m
3位の方も、同じく下流域でのサイトパターン。浮いた魚をホバスト、エビ食いをスモラバで釣り、4本/4.350g。
他にも、僕のパターン②と同じ場所にてジャークベイトで10本以上釣っている人が居たり、バックウォーターで56㎝を釣っている人が居たりと、相変わらずハイレベルな戦いでした!
最後は、愛媛県金砂湖。
5月上旬、スポーニングも終盤に差し掛かるタイミングで2度訪れました。
1回目は半日釣行。
上流域の岸際でエビを捕食している魚を、コスモ1.8g+M.P.S 2.4inchとギルフラット(1.5gネイルリグ)にて。
どちらもボトム放置からのワンジャークで、狂ったようにバイト!
沖の縦ストラクチャーにハリースライド(1.8gネイルリグ)の遠投で、もう1匹追加して計3本。
(ネイルシンカーは、この位置に刺しています。)
その4日後に再訪!
午前中は、強風も相まって明らかに魚が浮いておらず、スポーニングエリア周辺の一段下レンジをフリッシュ3.5inch(1.3gジグヘッド)ミドストや、ハドルフライ2.5inch、サイコロラバーvol.4(共に1.8gダウンショットリグ)で丁寧に釣って5本。
フィールドのタイプや釣り方は少し違いますが、波介川で学んだ“エリアの絞り方”が活きました(^^)
昼に再度、上流へ入り直すとモンスター発見・・・。
お得意のギルフラットサイトで仕留めた魚は、なんと57㎝/2155g!
風も弱まり、上流域に差してくる魚が増えましたが、ミスの連発で追加ならず。
午後からグッと良くなるアフタースポーンらしい展開でした。
水色や天候、そしてバスの気分に左右されやすい春のスポーニングシーズンですが、魚が居るエリアを見極め、その場所や魚のレンジに合ったルアーをチョイスすることで良い釣りができたと思います。(府中王は完敗でしたが…)
来年以降の参考にしていただければなと思いますm(_ _)m
フィールドレポーターの鈴木翔です。
今回は、
・愛媛県野村ダムでのレンタルボート釣行
・兵庫県青野ダムでのオカッパリ釣行
の模様をレポートします。
3/19(土)、野村ダム
過去に3度訪れている野村ダムですが、ボートは初!
レンタルボートは、「フィッシングつくる」さんにお世話になりましたm(_ _)m
前日に大雨が降ったため、バックウォーター(肱川)はドチャ濁り。
「こりゃ、フィネスは出番ないな」と思い、ベイトタックルオンリーで出船!
この判断を、のちに後悔することに(T-T)
ボート屋の方によると、前々日までは雨が降っておらずバックウォーターの水質が悪化していたそう。
そこに前日の雨+ダムの放流で、カレントが発生したと同時に、良くない水が川筋全体に蔓延しているようでした。
本湖の開けた所まで下っていくと水質も良好!
早速、バックシートの父親にヒット。
念の為、もう一本のバックウォーター(稲生川)を遡上していきますが、また後ろから魚を抜かれます。しかも、45アップ(^^;
ヒットルアーは、共にスイングインパクト3.5inchのダウンショットリグだそう。
一方、僕はジャークベイト&スピナーベイトをメインに、カバーにはジグやネコリグを撃っていくもサイズが伸びず…。
プロトジャークベイトにて。
肱川筋に比べ、全体的に水質が良く、程よく水に色が付いている稲生川筋は良い感じ^o^
エレキだけで回るには少し広い野村ダム、あっという間にお昼に。
午前中に得たヒントとしては、
・大きいバスほど、やや深めのレンジ
・ハードルアーへの反応が薄い
・魚影の濃さは、圧倒的に稲生川筋が濃い
これらを踏まえ、午後からは父親にスピニングタックルを借り、フリッシュ3.5inchのミドストで稲生川筋を流し直しました。
その一投目でヒット!
レイダウンに沿って、シェイクしながらカーブフォールで落とし込んでいくと抑え込まれました。
3〜4mレンジで食ってきたので、ジグヘッドのウエイトを1.3g→1.8gへ。
そこから50センチを頭に5連発!
全て目に見える木や蔓などのカバーに絡めたシェイキングカーブフォール、深い所まで入っているカバーほど着いているバスが大きかったです。
ブルスホッグ3inchの10gフリーリグでも。
カラーは、新色パールシュリンプ。
ボトムに馴染みつつ、動かした時は腹側のパールが程よくアピールします。府中湖でも出番が多そうなカラー!
帰着前に、スロープ横のインレットでリップライザー60を巻いて追加し、計10本で納竿!
前日の大雨で表水温が下がり、この日も曇天で魚が浮きづらい状況。
“3〜4mレンジに絡むカバーに、フリッシュのミドスト”は、この日の正解の一つだったと思います(^^)/
3/30(水)、青野ダムDay1
昨年の同時期に初めて訪れた際は、ノーフィッシュに終わった青野ダム。
ロクマルも現実味のある、デカバスフィールドです。
リベンジを果たすべく、2日間挑んできました!
9時頃、幸先良くフリッシュ3.5inch(1.8gガード&ペラ付きジグヘッド)の吊るしにて51㎝!
カラーは、ナチュラルシャッド。
青野ダムには、青野川と黒川という2本のバックウォーターがあるのですが、黒川の出口付近にあるレイダウンでのヒット。
昨年より−1.5mほど水位が低い為、水深のある所+カバーがキーになりそうだなと。
夕方になると、バックウォーターの最上流部にワカサギが遡上しており、鳥(サギ、鵜、カイツブリ)も大集結。
バスも2,3匹見えましたが、あまりにも鳥が賑やかだからか、やる気無しでした(^^;
3/31(木)、青野ダムDay2
この日は、朝から雨混じりの曇天。
前日の夕方、ワカサギが湧いていた黒川上流にエントリーするも、バスだけでなくワカサギや鯉、鳥たちの姿さえなく・・・。
風が強くなってきた昼過ぎ。
来るべき時に備え、これまで温存していたアラバマリグを解禁!
多くの釣り人で賑わう青野川上流部から、やや本湖寄りに下った岩盤エリア。
足下のレイダウン横をバマストで通すと、下から突き上げバイト!
55クラスだったので抜き上げるのを躊躇い、一旦いなそうとしたらバラしてしまいました>_<
しかし、この魚でエリア選択が間違ってないことを確信し、本湖ボディーウォーターに隣接する小規模なワンドへ。
昨年訪れた際に見つけていた場所です。(その時に釣れたのは巨大ナマズでしたが…)
1本水中に入っている杭の横をルアーが通過したところで、巨大な魚体が「ギランッ!!」。
ロクマルいったか!?と思いましたが、58㎝。
自己記録を0.5㎝更新です(^^)v
そこから同じような条件の場所に入り、2バイト1フィッシュ!
マイナーなエリアながら、有名場所に引けを取らないくらいワカサギが湧いていました。
黒川筋に居たワカサギより、サイズが大きいような…。
そして、足下のスタンプから食い上げてきた50後半クラスは、またもバラシ。
口がデカすぎて、アラバマリグを丸ごと喰おうとするくらいの勢いなので、恐らく口の中にフックが掛かってないのかと。
あと、使っていたフックがアラバマには合ってなかったので、改めてセッティングを見直そうと思います。
《今回のアラバマセッティング》
アラバマリグ: Sギミック
フック: ウィールヘッドガード付き1.8g
ワーム:フリッシュ3.5inch(カラーはデッドリーワカサギ)
今回バイトを得たアラバマリグの使い方は、シェイクしながら使うバマスト。
シャッドテールワームを用いたアラバマリグを投げている人が多かったので、差別化を図ってフリッシュ3.5inchを選択しました。
まさに、フリッシュミドストの群れ!
アピール力の強いルアーだからこそ、投じるタイミングが重要ですね。
フリッシュ大活躍な、春のリザーバー釣行でした^o^
【タックル】
・フリッシュミドスト(野村ダム)
Rod: エアエッジ641UL/LS・E
Reel: イグニスtype R 2505
Line: フロロマイスター5lb.
Hook: ヴェスパ1.8g #2
・フリッシュ吊るし(青野ダム)
Rod: スティーズ641LFS-SV キングボルトF-spec
Reel: ルビアスFC LT2500S
Line: UVFタトゥーラセンサー×8+Si2 0.6号+リーダー フロロ8lb.
Hook: ウィールヘッドガード付き1.8g
・フリッシュアラバマリグ
Rod: BLX LG6111H +FB-SB
Reel: タトゥーラTW 100SHL
Line: フロロマイスター16lb.
フィールドレポーターの鈴木翔です。
3月に入り、フィールドも日々春めいてきていますね!
にしても、この冬は寒かった・・・ここ数年、暖冬続きだったため余計そう感じます。
2022年の冬(1月・2月)、最もバスをキャッチしたのは、ミドスト&ホバスト!
初バスは1月3日に愛媛県乙女川にて。
フリッシュ3.5inch(1.3gジグヘッド)で開始5分でのキャッチと、幸先の良いスタートを切ることができました^o^
冬のクリアな水色では、「FL001ワカサギ」や「FL005マジックシャッド」といったナチュラルカラーの出番が多かったです。
フリッシュのカラーの使い分けとしては、全8色を5グループに分けて考えています。(下図参照)
①「ワカサギ」「マジックシャッド」
透明感のある弱いカラー。クリアウォーターやサイトフィッシングでの使用がメイン。
大きな違いはラメの有無で、晴天時はワカサギ、曇天時やシェードではマジックシャッドを使う事が多い。
②「ナチュラルシャッド」「ブルーギル」
水色問わず、最もオールマイティに使える2色。
明滅の強さで使い分ることが多い(ハッキリ明滅させたい時がナチュラルシャッド)。
③「デッドリーワカサギ」「アユ」
②と同様、汎用性は高いながら①と②、②と④の隙間を埋めてくれる2色。
ややクリア寄りであればデッドリーワカサギ、マッディ寄りであればアユ。
④「ゴリ」
濃い目で存在感のあるカラー。「濁っている所でフリッシュ?」と思われますが、巻物や撃ち物のフォローとして用意しておけば、ワンモアフィッシュに繋がることも!
⑤「ピンクワカサギ」
ローライトや極寒期に外せない透けた膨張色は、水質問わず出番があります。透けたチャートも欲しい…。
カラーセレクトも楽しみ方のひとつ!
これらは個人的に基準としている考えですので、あくまで参考までにm(_ _)m
一方、ホバストは昨年の同時期にもよく釣れたM.P.S BIG!
(昨年のコラム「M.P.S BIGのホバスト」https://bottomup.info/column/20210226suzuki/ )
風の強い中、ロッドティップを水面近くまで下げ、「ピピピッ」と水面直下で逃してくる使い方にて。(カラーは新色KUWASE SHRIMP)
この釣法の場合、ワームヘッド部が頭下がりになるセッティングがオススメ!
(使用フック:ホバーショット#2)
やや反らし気味にすることで、ヘッド部分がリップのように水を掴み、ボディー全体にアクションを伝達させる役割があります。巻きスピードが速すぎると回転することがあるので、連続した短いトゥイッチで逃してくるイメージです。スピード感を上げたい場合は、ネイルシンカーのウエイトを上げることで対応。
「ピピピッ」と逃がしてからの、止めて「フワッ」は、まさにエビ!
また、浮いているバスが目視できる場合は、気室のあるワームやエラストマー素材の出番。
ネイルシンカーを切ったり、糸オモリを用いて微調整します。気室があるワームは、トゥイッチで気室に水を入れることでも調節することも。
愛媛県新宮ダムで50センチ!スーパーホバリングフィッシュ3inchにて。
キモは、どれだけバスの目線より上で長時間誘い続けられるか!
スモラバ吊るしに通ずるものがあると思います。
そんな冬の定番“スモラバ吊るし”は今冬も安定!
コスモ3.3gカラーは新色KUWASE)+M.P.S 2.4inch(脱皮シュリンプ)にて。
※写真はコスモ1.3g
寸詰したフリッシュをトレーラーにしても良く釣れました(^^)/
上下の誘い(吊るした状態)でも、横方向のスイミングでも、ナローなシャッドテールが水を掴んで、ピンテール系とは違ったピロピロアクションをしてくれます。
リアルな見た目も相まって、マッチ・ザ・小魚を意識したい時にはもってこい!
今回紹介したルアーやリグは、冬だけでなく春も有効です。
特に、晴れた日のクリアウォーターでは必要不可欠!
春のデカバスハントのお供に是非。
《タックルデータ》
◎ミドスト・ホバスト
ロッド:ロデオライド61ULFF
リール:ルビアスFC LT2000-XH
ライン:UVFタトゥーラセンサー×8+Si2 0.4号+リーダーフロロ5lb. or R18フロロリミテッド4lb.
(ホバストメインであればPEライン、ミドストメインであればフロロ4lb.)
◎スモラバ
ロッド:スティーズ661MFB-SV ウェアウルフ
リール:アルファスAIR TW 8.6L
ライン:シューター8lb.
フィールドレポーターの鈴木翔です。
明けましておめでとうございます!
本年も当コラムをよろしくお願いしますm(_ _)m
本当は2021年最後に締めのコラムを更新するつもりだったのですが、バタバタしているうちに気付けば2022年に…
ということで、今回は2021年のラスト2カ月を振り返り、どのような場所でどのような釣りをしたのかを簡単に紹介していきます。
ちなみに2カ月間で足を運んだフィールドは、
・波介川(高知県)
・旧吉野川(徳島県)
・府中湖(香川県)
・桑野川(徳島県)
・乙女川(愛媛県)
・五三川(岐阜県)
・霞ヶ浦、北浦(茨城県)
・豊英ダム(千葉県)
・三島湖(千葉県)
の計9つ。
訪れた順に振り返っていきたいと思います。
波介川(10/26)
タイミング的には、秋のド真ん中。
サイト場と岸際のカバーは、夏から叩かれ続けたバスが多く難易度高め。
沖の回遊を当てるにも地形やピンを知らないので、カバーに入っている魚をコスモ3.3g+M.P.S、コスモ3.3g(スカートレス)+旧コイケにて。
旧吉野川(11/16)
この日の潮位表
(https://www.water.go.jp/yoshino/qyoshino/choui.htmlより引用)
朝イチは水位が高く、昼にかけて落とし、夕方にジワジワと上昇といった感じです。
水位が高い時に魚が入る中下流のフローティングカバーを、コスモ3.3g+M.P.Sで誘って1本。
水位が下がった昼に、上流でマツラバ3/8oz.+ヴァラップスイマー4.2の早巻きで50クラスがバイトするも、ランディング直前でバラシ。
同じポイントに入り直し、今度はフラッグ170の早巻きでロクマルクラスが猛チェイス。これには足が震えました(^^;
2度のチャンスを逃し、夕方はシャローに入ってきた魚を、ギャップジグ3.5g+ピックダディーJr.のスイミングで。
府中湖(11/27)
府中湖に関しては時間があれば通っていますが、今回は年に1回の身内バトル「府中王」があったので、その日に関して。
プラクティス中から減水が進み、本番では貯水率60%程まで下がっていました。
魚を触る、といった点でズバ抜けて良かったのが、ブルスホッグベイビーのライトキャロ&ライトフリーリグ!(共にシンカーは2.7g、もしくは3.5g)
(ブルスホッグベイビーのフックは、ライトニングストライク#4を使用)
ディープに落ちきっていない食い気のあるアベレージサイズが、ミドルレンジや立木周りで手堅く釣れ、40アップも混じりました。
本番ではこの釣りをメインにしつつ、変化球としてレッグワーム2.7gダウンショットリグとフリッシュ3.51.3gジグヘッドリグのボトストを投入。
そして、キッカー狙いのヴァラップスイマー4.2(ノーシンカーリグ)の巻きで3バイト1フィッシュ。
リミットメイクならず、4本/1,740gで5人中3位。1位の5本/5,090gだけブッ飛んでいて、それ以外はローウエイト戦となりました・・・
桑野川(12/4)
今回が初の桑野川は、午前中を開拓に費やしました。
減水しているので見て回る範囲も狭く、昼までに歩いてチェック完了!
場所を3ヶ所に絞り、いざ!というところで爆風が吹き出し、釣りにならないレベルに・・・
結局、開拓中に見つけたカバーで釣った50アップ1本のみで、不完全燃焼となりました。
コスモ3.3g+M.P.Sにて。
カラーは使用頻度No.1のゴーストグリパンブルー(コスモ)+ネオンシュリンプ(M.P.S)コンビ!
乙女川(12/11)
乙女川は水門を隔てて海と繋がっており、冬でも水温が下がりにくい河川。
ここの最上流のバスは、四国内でもかなり難易度高めで、人に気付く早さと逃げるスピードはピカイチ!しかし、人に気付きさえしなければ意外とあっさり釣れます。
そんなバスを、フローティングカバーにコスモ2.5g+M.P.Sを吊るしてキャッチ。
少し下がったところではライトリグでのブラインド!
フリッシュ3.5の1.3gジグヘッドボトストが一番反応良く、実際にこのサイズのベイトフィッシュが多く居ました。さらに下流のオープンウォーターでは、TN50の早巻きでも。
※乙女川で釣りをする際は、遊魚鑑札が必要です。(日券300円、年券3000円)
禎瑞土地改良区、もしくは持主釣具店にて購入できます。
これにて四国編が終了!
振り返ると、コスモ+M.P.S率が高い…
完全に困った時のお助けルアーになっています。
ここからは5日間の中部・関東遠征編です(^^)/
五三川(12/20)
初めての五三川は、アングラーズパークと新しくできた有料駐車場ゴサンパーキングに駐車し、徒歩で見てまわりました。釣り人専用の駐車場があるのは、ありがたいですm(_ _)m
到着してビックリ、凄い勢いで逆流していました。
幸先良く、コスモ2.5g+M.P.Sで可愛い初・五三バスをキャッチするも、冬の定番場所には釣り人が多く、入りたい場所にエントリーすらできないことが多々・・・
そこで、人が少ない下流域まで歩いて見つけた、アウトサイドベンドの垂直護岸に杭が絡むエリア。
護岸際のシェードを、ジョリー(プロト)の連続トゥイッチで誘うとロッドティップがグンッ!水中の見えない杭を跨いでいたようで、フッキングでラインブレイクしてしまいました(ToT)
バラした直後、水面でモワッと見えたのは45クラス。
情報ナシの初場所で、イチから自分の足で見つけた場所での1本だっただけに、悔しさが残ります。
※五三川で釣りをする際は遊魚券が必要です。巡回している方から購入しました。
霞ヶ浦水系、北浦(12/21)
五三川釣行の翌日は移動日。
昼に茨城県に到着し、同フィールドレポーター戸崎優翔と陸っぱり!
同い年ということもあり、とても話しやすいナイスガイでした^o^
釣果の方は、確実にバスをストックしているであろう2ヶ所を案内してもらうも、食わせることはできず・・・リベンジを誓い、房総リザーバーへ。
豊英ダム(12/22)
初の豊英ダムでの釣行は、草深さんと!
四国では自分の装備を持ち込むレンタルボート文化がほぼ無いので、通い慣れた方に同船させてもらえるのはとても助かります。
カバーの豊富な豊英ダムで草深さんに同船ということで、教わるのは勿論パワーフィネス!
慣れないボート&パワーフィネス素人なのでキャスト精度は最悪でしたが、草深さんの的確なエリア選びのおかげで4バイト2フィッシュ!
午前中にバイトがあった2ヶ所に入り直して、カメラバ5g+M.P.Sで43センチとギャップジグ3.5g(スカートレス)+旧コイケで30後半の2本でした。
違和感程度のバイトが連発していたのでウエイトを軽く、そして新鮮味のありそうな旧コイケにルアーチェンジしたのは正解だったかも?!
ラスト1時間は、草深さんの本気のパワーフィネスを見学。
パワーフィネスジグSS3.5g+M.P.S BIG(頭カット)でサクッと釣っていました(笑)
三島湖(12/23)
三島湖では午前中は草深さん、午後からは川村さんに同船!
この日は、エレキを踏ませてもらいました。
初の魚探ということもあり、魚探を見るのが楽しすぎて画面に釘付け^^;
目に見える木の周囲にも沈み木があるのを魚探で確認し、そこへスクーパーフロッグ3.5gダウンショットリグを泳がせて、初・三島バスゲット!
水中の枝を抜けた瞬間にバイトしてきました。
その後は、午後に同リグでワンバイトあったのみ。
これまで陸っぱりで水中を想像しながら釣っていたのに比べ、魚探を用いたボートフィッシングは情報量が格段に多いと実感。
自分にとって新たな釣りの世界を体感させていただいた川村さん、草深さんには感謝です!
霞ヶ浦水系、北浦(12/24)
遠征最終日のこの日は、朝の2時間のみ霞水系にリベンジ!
3日前に戸崎くんと釣りをした際、個人的に最も可能性を感じたエリアに直行しました。
タイミングよく先行者が移動したので、まずは沖のリップラップと杭周りをフリッシュ3.5ガード付きホバスト0.4gからスタート。ホバストに反応が無いので、ジャークベイト(Xナナハン)に変えての2投目。ポーズを長め(3秒ほど)に取ると、ポーズ中に違和感が!
巻き合わせして慎重にファイトし、なんとか霞水系・初バスをキャッチ(^^)v
「冬でも動けているバスは中層に浮いている、それをいかにタイミングやルアーを合わせて食わせるか」を地元の府中湖でも意識しているので、この1本は格別に嬉しい魚でした。
ジャークベイトも府中湖では110mmサイズを多用するところ、霞水系ではワカサギのサイズ感や狙うスポットの規模も考慮し、少し小さめ(75mm)を選択。
シャッドを投げている方が多く、実際に釣っているのも見かけたので、この冬はシャッドをやり込んでみようかなと思いました。
普段同じフィールドで釣りをしていると、どうしても釣り方やエリア選び、考え方に偏りがでてしまいます。一度、初心に戻ってイチからバスを探すことができるのが遠征釣行の魅力!
それがメジャーフィールドになるほど、自分を試す良い機会になると思っています。
何より、自分で歩いて考えて辿り着く1本の感動が大きい!
今年は、時間とお金が許すかぎり全国のメジャーフィールドにチャレンジしていきます。
フィールドレポーターの鈴木翔です。
遅くなりましたが、今回は10月に開催された陸王オープン&陸王ダービー第2戦の参戦レポートになります。
4ブロックある中のBブロック(霞ヶ浦、北浦、五三川、旧吉野川、府中湖)にエントリーしました。
まずは、2Days勝負の陸王オープン。
10月とはいえど、残暑が厳しく、秋というよりは晩夏といった季節感でした。
雨が少ないにも関わらず、水位はフル満水の状態を維持していたので、流れも発生しない上に、足場も少ない(^^;
さらに、本番2,3日前から急激に夜間の気温が下がったことによって水質が悪化し、表層のみだったアオコが全層に蔓延していました。
(上流の滝宮公園まで全域が抹茶オレ状態)
このような状況でバックウォーターが良くなるのは容易に想像できます。
プラクティスの時にも45upのスクールが瀬に上がってきてアユを捕食しているのを見かけていましたが、それも一瞬のタイミング。居ない時はほぼ居ません。
バックウォーターで粘って魚が遡上してくるのを待つか、水質悪化で食い気の下がった本湖の魚を拾っていくか・・・
練習の時から本気で食わせに掛かって、2日間で3バイト。バイトを得た釣りも、ヴェイロン150&サカマタシャッド6”水面高速引きの2つでフックアップ率が極端に低い釣りなので現実的ではないと判断。
日に日に流れが弱まるにつれ、パワーダウンしているとも感じていました。
よって悩んだ挙句、両日とも朝イチ&夕方は本湖へ。
プラで唯一50クラスをキャッチした場所なのですが、ボディウォーターを少し避けている上にインレットも絡んでない、一見スルーしがちな垂直護岸エリアです。
(プラクティスでの魚。濁った水でも強波動でアピールできるベローズギル1.8gネコリグ)
「水質が悪化=水通しを意識したエリア選択」の考え方がベターですが、今回の本湖に限っては“水質変化の少ない場所”をメインにしました。
水質が悪くなったタイミングでは金属系トップウォーターが経験上よく効くので、チョイスしたのはフカベイト!
バズベイトもこのような状況では多用しますが、満水で水深が3メートル程の場所だったので、スローに引いてこられるルアー(=下から魚を呼んでこれる)を選びました。
なおかつ足場がやや高めで、バドや羽物では足元まで引いてきづらいので、フカベイトといった選択です。
結果、初日の朝イチと夕方に2本キャッチ。
朝二は、両日とも上流の滝宮公園にエントリー。
必ず魚が通る場所でもあるので、バックウォーターを行き来している魚と、本湖から上がってくる魚の2タイプを狙えます。
最上流部に人が集結しているからなのか、府中湖人気No.1スポットに入りたいタイミングで2日連続入れたのはラッキー^o^
かなりの時間を費やすも、スクーパーフロッグ(0.4gネイルリグ)でオーバーハング下を泳がせて出た1本のみ。
ネイルシンカーのウエイトが0.4gなのは、飛距離を出したいのと提灯でも誘う時に落としやすくするため。流行りの沈ませ釣法ではなく、浮かせて使う前提でキャスタビリティ優先のネイルシンカーです。
(フックはライトニングストライクの#2)
それ以外の時間帯は、必ず魚をストックしているであろうエリアを中心にランガンするもサイズが伸びず。
普段は風当たりを意識してエリア選びをすることが多いのですが、今回の状況で風はマイナス要素だったと思います。
(ギャップジグ9g+ドライブSSギルのジグストにて)
喰わせが効く状況ではないと考え、敢えて9gと重めのウエイトでバシバシと沈み物に強く当てる使い方でしたが、このサイズがMAX(^^;
扁平ワームをトレーラーにすることで、強く早いテンポのジグストでもルアーが暴れすぎないようにしています。
リアクション要素を持たせた使い方のラバージグ以外に、マグナムクランクやジャックハンマー1/2oz.+ヴァラップスイマーなど波動が強いルアーを今回は多用しました。
2日目の昼に訪れた旧吉野川では、同フィールドレポーター山口諒也さんと初対面!
“減水日=魚が見える”と思っていましたが、秋の減水日は魚が沖に出てしまうよう。
そんな中で、2匹ながら98センチと良いサイズで揃えていたのは、流石ですm(_ _)m
「旧吉も厳しいよ・・・」by諒也さん
陸王オープンが終わった翌日からは、2週間の陸王ダービー第2戦がスタートしたものの、釣っても釣ってもサイズが伸びず…何も突破口を見出せずに終わってしまいました。
府中湖本湖では、地形変化メイン。
オープンでは5〜7gフリーリグでアタリが少なかったので、ノーシンカーや2.7gフリーリグでやってみるとポツポツと反応が出るようになりました。
近距離は、ブルスホッグベイビー(プロト)2.7gフリーリグ。
中距離〜遠距離は、流行りのカバースキャットやイモリッパーなど高比重系ワームをトゥイッチ&ポーズで。
最終日にやっと巻きの釣り(ヘッドスライド5g+ヴァラップスイマー4.2)で1本!
最大魚はバックウォーターにて。
チビーブルTW(スモーキンベイツ)を、水中の岩裏にカーブスローロールで。
スピナベサイトで狙うと逃げるのに、ブラインドで同じ使い方をすると反応したのは意外な発見!
旧吉野川ではサイトフィッシング&消波ブロック撃ち。
人気No.1スポット通称:地蔵前に入ってくる魚に、手を変え品を変えアプローチし、ベローズギル2.8(0.4gネコリグ)でキャッチ!
消波ブロック撃ちでは、サンカクコティーサン(2.7gネコリグ)。
スナッグレスネコリグに比べて軽い力でフッキングできるのと、ラインアイとワームのメインボディーが離れていてラインが擦れづらい、といった点でメリットを感じています。
カバーへの貫通力を優先する場合や、ボトムを釣る場合にはブレーバーのスナッグレスネコリグ、消波ブロックやカバーに吊るして中層で誘う場合にはサンカクコティーサンのオフセットネコリグといった使い分けをしています。
秋という季節が、狙ってビッグフィッシュを釣るのに最も難しい季節だと痛感しました(T-T)
陸王オープン&ダービー、ヒットルアー。
秋なのに、ハードルアーが少ない…