こんにちは、鈴木翔です。
新年あけましておめでとうございます!
本年も当コラムをよろしくお願いいたしますm(_ _)m
昨年の年末から思う存分に釣りができていない日々が続いていますが、そんな中でも新しくリリースされたメタルバイブ【フルーミー】のおかげで魚に触ることができています。
フルーミー最大の特徴は、ボディ下部に設けられたカップ状のABSレシーバー(PAT.P)によって発生する“シミーフォール”(フラフラと震えながら落ちていくこと)。
このシミーフォールを活かすには、ラインテンションを抜いてフリーに落とすことが重要!
ABSレシーバーが水を掴んで落ちていく分、ストンッ!!と一直線に落ちていくタイプのメタルバイブに比べて、フォールの滞空時間も少し長めになることを意識しています。
「カップ状のABSレシーバーが水を掴む=水を押している」とも言えます。
“小さいけど水を強く押す”は、よく釣れるルアーの共通項のひとつ。(スクーパーフロッグやツーウェイのダウンショットリグ、サイコロラバーなどが好例!)
ディープレンジで使用することの多いメタルバイブにも、水押しがプラス要素になることは間違いなさそうです。
また、シミーフォールの影に隠れがちですが、“リフト時のレスポンスの良さ”もフルーミーの特筆すべき点の1つ!
これは、ボトム付近で扱うことの多いメタルバイブにおいて、個人的に最も重要視している部分。
大雑把に言うと、ボトムから1cm上げたところで動き始めるか、5cm上げたところで動き始めるか。厳しい状況になるほど、この差が釣果に大きく影響すると感じています。
一昨年の夏にサイトフィッシングで釣った時のバイトシーンを見ると、立ち上がりの良さがいかに重要なのかがよく分かります!(動画内で使用しているフルーミーはプロトタイプ)
リフト中の手元に伝わるブルブル感は強すぎず弱すぎず、適度な使用感があって良いですね!
そんなフルーミーのカラーラインナップは全10色。
個人的には、それらを5パターンに分類して使い分けています。
①膨張色(ホットタイガー>ライムシャッド>マットワカサギ)
②ゴールド系(クロキン>バーニングシャッド>※GORI)
③万能系(クラウン)
④シルバー系(セクシークローム>渋銀>※稚ギル)
⑤地味系(GORI>稚ギル)
※強い>弱い
※GORIは②、稚ギルは④の最弱としても分類可。
濁っている時やローライト時は①と②。(フラッシングの有無で選択)
透明度が高かったり、小魚を偏食している時は④。
晴れていれば⑤。(マッディ=GORI、クリア=稚ギル)
困ったら③。
これらを基準にしつつ、さらに細かな状況毎に、各系統の中から最も適していると思う色をチョイスしています。
現在、ボトムアップのYouTubeチャンネルで公開されている府中湖での実釣動画では、夕方にホットタイガーカラーで連発!
人間から見るとエサとはかけ離れているように見えるので敬遠されがち??な色ですが、パワーのある色だと思います。
↓その釣行の模様はコチラから!
最後に、この動画内でも解説していたフリーフォールとテンションフォールの使い分けについて。
霞ヶ浦水系など足元を釣ることが多い東のフィールドに対し、ため池やリザーバーなど沖を広範囲に釣ることが多い西のフィールドでは、テンションフォールも多用します。(特に全体水深が浅く、フラットな地形の皿池。)
縦の地形変化やピンスポットをタイトに狙うならフリーフォール。
広範囲や水深変化の少ないフラットをテンポよく探るならテンションフォール。
あとはフォールスピードの違いでも使い分けができます。1投の中で合わせてみると、バスにスイッチを入れるキッカケになることも!?
フルーミーならではのシミーフォールを活かすなら前者がオススメですが、引き出しの1つとして是非!
《フルーミー使用タックル》
◎ベイトタックル(近距離で手返し重視、根掛かりが多い所)
ロッド:ロデオライドBF65LXFF(イマカツ)
リール:アルファス AIR TW 8.6L(ダイワ)
ライン:ガノア アブソルート8lb.(バリバス)
◎スピニングタックル(近〜遠距離、操作性重視)
ロッド:リベリオン661ML/LFS(ダイワ)
リール:ルビアスFC LT2500S(ダイワ)
ライン: マックスパワーPE S-spec 0.6号+ビッグトラウト ショックリーダー2.5号(ともにバリバス)