こんにちは、川村です。
この度、ギミーに最小サイズとなる「2.4インチ」をリリースさせていただきます。
当初、このサイズは予定していなかったのですが・・・
きっかけは昨年のデビル会。
真冬に各フィールドの猛者が集まり、戸面原ダムと豊英ダムで開催される大会です。
その両フィールドともに上位に入ったアングラーが用いていたのが、2インチのギル系ワーム。
ライブソナーで立木に集まる小ギルが捕食されている映像を確認し、初めて使ってみたところ連発したとのこと。
房総リザーバーでは小ギルはメインベイトであり、特に冬はエサが限られることからその傾向が強まるところ。
そういえば、かつてゲスト参戦した亀山湖の大会でも、プリスポーンビッグバスのヒットルアーだったっけ・・・
必要性を感じ取り掛かったのが、それまでの開発がひと段落ついた3月でした。
1次試作は、2インチにてサンプルアップ。
早速水槽でアクションチェックすると、全くと言っていいほど動かない”(-“”-)”
スリットインテールによる震えは、目を凝らさないと分からないほどの超々微振動。
そして、サイドリブは微動だにせず。
ボディを柔らかく波打たせる動きも出ず。
“小さなカタマリ”って感じで、性能差を見い出せないシロモノでした。
オリジナルモデルからサイズダウンすると、ベストアクションより劣るのはよくあること。
細部のデザインやマテリアル(硬さや塩の含有量)を調整して、ベストアクションにもっていくのが通例です。
しかし、今回はそんなレベルではなく、2インチサイズでギミー本来のアクションにもっていくのはムリッ!(>_<) テールもサイドリブも3.5インチから極端に小さくなっていることで水受けが足りず。 サイドリブ同士の間隔も狭くなり過ぎたことで、リブ一枚一枚に水流が当たりづらいことも致命的でした。 そこで、ボディサイズを再検討することに。 小ギルサイズを逸脱しない範疇でスケールアップした結果、2.4インチにいきつきました。
この中途半端なサイズ設定が、ギリギリを物語っているとお察しください(^^;
各パーツもスケールアップすることで水受けに有利になることと、サイドリブ同士の隙間も広がります。
デザイン的には、可動部をシェイプしつつ、水受け部はより水を受けやすいように・・・
・サイドリブの付け根を少し絞ったうえで、水受け面を幅広化。
スケールアップさせたうえ、形状も僅かながら膨らませ、付け根は絞っています。
・テールのスリット部を肉抜きしたうえ、テールエンドを肉厚化。
スリットの肉付きを限界まで削ぎ、シェープエッジにすることで水受けをUP!
他にも細かな修正を入れ、「これ以上はやれることが無い!」ってところまで詰めたので、これで動かなかったらどうしよ!?なんて(^^;
そして上がってきた2次試作は、狙いのアクションに達していてホッと一安心!(^^)!
サイズ的にダウンショットリグでの出番が増えますが、オフセットフック以上にマス針タイプでのアクションが素晴らしい!
ナチュラルな水平姿勢をキープし、ボディをしなやかに波打たせるアクションを最大限に引き出せます。
ならば・・・と、量産に移る前にもう一か所だけ修正。
ヘッド上部に肉盛りを設け、針先を埋め込めるようにしました。
ノーガードのマス針タイプでもささやかなスナッグレス性能を付加し、フックをロックすることでフックとワームを一直線上に保ちアクションを安定させる効果があります。
もちろん、マス針タイプで引っ掛かってしまうシチュエーションではオフセットフックを選びますが、それでも十分にいい動きをしてくれます。
マテリアルは、3.5インチより柔らかく、塩の含有量も減らしたものが好相性!
ショートボディでもしなやかな動きが出て、2インチ台により出番が増えるダウンショットやスモラバトレーラーにおいて水平姿勢で誘えるからです。
推奨リグはダウンショットやネコリグ、フリーリグにスモラバトレーラーといったところですが、ホバストでもリブの抵抗で移動距離を抑えてくれつつ、イイ動きします。
フリーリグでは、パーツを細かく震わせフォールからの、シンカー着底直後からスパイラルスローフォールに切り替わります。
スモラバトレーラーによるフィネスジグストでのスロースイミング性能は、フィネスジグストにうってつけ。
ネコリグでは、ボトムを突くギルや小ブナってところです。
ぜひ、水中アクション動画を観ていただきたいですね!
皆さまのフィネス戦略の一角として、選ばれる存在になりましたら幸いです。
こんにちは、鈴木翔です!
突然ですが、皆さんは「一番好きなルアーのジャンルは?」と聞かれたら、何と答えますか?
私は迷わず「バズベイト!」と答えます(笑)。
理由はテンポが良く、引っ掛かりづらい。そして、バイトシーンが目に見えてエキサイティング!
すでに市場には様々なバズベイトがありますが、トータル性能で満足のできるバズベイトは無く・・・そこで、バズベイトの開発に着手しました。
サウンドに注目されがちなバズベイトですが、濁った中や水質が悪化した状況下でバスに気づかせ刺激する波動の強さをペラが備えていることも重要です。そして、バスがバイトしてくるスカート部分が魅力的なアクションをすることも大事な要素。これらは川村と私の共通意見でした。
ペラを大型のオフセットタイプ(ワイヤーがペラの中心を通っていないタイプ)にすれば、必然的に振動が強くなりますが、空気抵抗が増して投げづらくなったり、回転レスポンスが落ちるといったデメリットが。
では、ペラは弱くならない範囲で小型化しつつも、その他の部分でペラの振動やそれに伴う効果(スカートアクション)を補えないか…。それを考え思いついた、いくつかの要素を盛り込んでいるのですが、そのうちの1つが新たなスカートのタイイング法とそれを適える機構です。
その名も『Wウェーブスカート(PAT.P)』。
一見、ただの長さが違う2段スカートでは?と思われたかもしれませんが、実はスカートを2か所に巻いています。
まず、発案の基となったのはスピナーベイトのビーブル。
内側のスカートを少しだけ残した状態でカットすることで、外側スカートの付け根が立ちやすく(=水流を受けやすい)、なびいた時に内側スカートと干渉することがないので、スカートがよりライブリーに動くタイイング法です。
当初、開発中のバズベイトにも採用しようと考えていたタイイング法ですが、1カ所の溝に巻けるスカートには限度があり、多すぎるとスカート同士が干渉しやすくなります。
また、内側をカットすることでスカートの本数も減っているので、必然的にボリューム感も損なう…。
バズベイトにおいては、スカートの本数を増やすことで抵抗が増して浮き上がりやすくなり、スローリトリーブへの対応力もアップする効果があるので、個人的には気持ち多めが好みです。
そこで、スカートを巻く溝をヘッド内に2ヶ所設けました。
それぞれのスカート内側をビーブル同様にカットすることで、前後のスカートに空間が生まれることによる“スカートへの水当たりの良さ”と“ボリューム感”の両立を実現!
前側に巻くスカートを「フロントスカート」、後ろ側(フック側)に巻くスカートを「リアスカート」と呼びます。
スカートは水流を受けることで、タダ巻くだけでも自発的に動いてくれます。
しかし、スカートの質やタイイング法によっては、まるでゴミが付いているかのようなレベルで動かない物も少なくありません。むしろ、かなり多いです。
ビーブルがよく釣れる理由の1つに、独自のタイイング法とスプリッターによる横揺れによって発する魅力的なスカートアクションが挙げられると思います。
バスは人間が思っている以上に、細かな部分を見ていますからね!
最もポピュラーな内側をカットしない1カ所巻きは、外側スカートと内側スカートの隙間が少なく、外側に水流が取られ、内側には当たりづらくなります。
Wウェーブスカートは、2か所の巻き位置に距離があるので、リアスカートへの水当たりも良い!
近年は減った、スカートをスレッド(糸)ではなくゴムバンドで止める方法も、Wウェーブスカートと同様に前後のスカートに隙間が生まれますが、内側のスカートがフック側から押し上げられることがないのでフレアしません。フレアしないことで、水流に対してスカートが平行に近い角度に寝るので、水を流してしまう(=動きづらい)。
スカートの長さを長くするとウネリやすくはなりますが、バズベイトであればペラと絡みやすくなり、スピナーベイトであればリアブレードとカーブフォール時に干渉してしまうので、実釣面において長すぎるのはNG。
ビーブルのように、巻こうと思えばワームキーパー部にスカートを巻いて、2か所巻きにできるモノもありますが、巻き付け部の幅やスカートを押さえつける前後の形状・大きさがスカートを巻くのに適しているとは言えません。
今までにあるモノで満足できるのであれば、新たに作る必要はなく・・・
2か所に巻くことで量産時に工員の手間が増えることによるコスト面の問題などもありますが、それよりも性能を優先したい!
バズベイトだけでなく、今後発売するフルサイズビーブルにも搭載予定です。
最後に、そのWウェーブアクションをご覧ください!
皆さんこんにちは、フィールドレポーターの石井一樹です。
リアルタイムにフィールド状況をレポートできるように努めたいと思いますので、本年もよろしくお願いいたします。
さて今回は、年始に行われたデビル会&リベンジ釣行の様子をレポートします。
2025年1月5日 デビル会in戸面原ダム(7:00~13:00)
毎年参加させていただき、熱いメンバーの集う大会でモチベーションも上がります。
今年はフィールドレポーター千葉も加わり、川村さん、草深さんの4名で参加。
絶対負けられない気持ちでスタート!
まず初めに釣りを開始したエリアは、ボート屋さん近くにある大規模な岬(水深9~11m)からスタート。朝一と言うこともあり、フィーディングの魚を狙うが反応なし。
12月の大雨の濁りがまだ取れていないからか、そこまで深いレンジに魚が落ちていないよう…展開を変える為、プラクティスで唯一反応があった、水深7m位にある横に倒れている木へ、3月発売予定のギミー2.4インチ(3.5gダウンショット)を真上から入れてショートドラッキングすると、幸先よく2025初バスとなる1匹目をキャッチ。
この日のために大事に取っておいた、ギミー2.4インチへの反応が予想以上!!
練習からアクションは派手にアクションさせるよりも、優しく横方向に引いてギミーのサイドリブが震えるようなイメージを意識しました。
同エリアで少し粘って、2匹目もキャッチ。
反応が無くなり、同様のエリアを探して同じアプローチをすると、3匹目もキャッチ。
入れ替えをすることを考え、シャローエリアを10gフットボールジグ+ギミー3.5インチで探るも反応なく、帰着時間となりました。
結果は、リミットメイクはできたものの、1匹小さいサイズが居たため7位。
優勝は川村さん、魚探なし・・・水温が低くても、シャローをやりきるのが凄い!!アプローチ方法もとても勉強になりました。
2025年1月13日 リベンジ釣行in戸面原ダム(9:00~16:00)
2週連続の戸面原ダム、今回は先週デビル会のリベンジに!!
寒波と数日前に降った大雨で、水温は1度下がった7度台。少し濁りも入った様子でした。
ゆっくりスタートでしたが、魚の反応が出た9mバンクにスタンプがあるエリアから釣り開始。
リグは、デビル会でも好反応を得たギミー2.4インチの3.5gダウンショットリグ。濁りが強かったため、スタンプに引っかけて強めにシェイクして外し、止める・・・・と、なんと1投目からバイトがありキャッチ。
ギミー2.4インチ、真冬なのにバイトは大きく「コンッ」と手元に来る、ギルワーム特有の気持ち良いアタリで、一番大好きなバイトです^-^
早々に1匹釣れた為、デビル会で上位だった方のエリアやリグを自分なりに考え回りましたが・・・ノーバイト。
最後に釣りたく、9mラインの岬にバスが映ったところでギミー2.4インチ3.5gダウンショットリグに戻し、強めにシェイクして止めると・・・「コンッ」とバイトが出て、ナイスサイズが顔を出してくれました。
反応した魚は、全て写真の様な食い方・・・ギミーを大好きな証拠です!!
この日は2匹で終了でしたが、濁った状況化でもディープレンジから魚を連れて来てくれる、ギミー2.4インチ!!私のディープレンジ攻略時、ローテーションワーム確定です^-^
フックは、PEラインセッティングでもフックが伸びず、ギミーのアクションをころさない小さめのオフセットフック(スーペリオLO♯4)が現時点ではベストな感じです。
リーダーは30㎝ほどの取っています。
ギミー2.4インチは3月発売予定とのこと。皆さんのシーズンインにも間に合います^-^
発売をお楽しみに!!
【参考タックル】
ギミー2.4インチ(3.5gダウンショットリグ)
ロッド:スティーズ リアルコントロールS61L-SV(ダイワ)
リール:エアリティーLT2500S-XH(ダイワ)
ライン:ハードブル0.6号(シマノ)
リーダー:シーガーグランドマックス1.5号(クレハ)
フック:スーペリオLO♯4(エンジン)
皆さん、こんにちは。
フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。
今年も、自分ならではのボトムアップルアーの活用法などを、コラムを通じて紹介できたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
今年一発目のコラムは、年末年始の釣行を振り返ります。
まずは、昨年の終盤。
晩秋~初冬にかけて自分にバスをもたらしてくれたのは、ほぼブレーバーⅡのスナッグレスネコリグでした。
全て、ブレーバーⅡスナッグレスネコリグでキャッチしたバス!!
昨年の11月に開催されたバサーオールスタークラシック2024で、準優勝した草深さんもメインにしていたように、寒くなってくる厳しい時こそ、ブレーバーⅡの実力が発揮されるように感じます!!\(^o^)/
そして、年が明けて元旦。
当初、元旦に釣りに行く予定はなかったのですが、特にやることもなく・・・(・。・;
かつて冬によく釣れた霞ヶ浦水系の河川へ、久しぶりのハードルアー勝負に!!
シャッドで、2025年の初フィッシュ!!
数年ぶりにこの河川へ行きましたが、復活の兆しなのか?釣り開始直後に、呆気なくシャッドにバスが喰ってきて、2025年ファーストフィッシュとなりました!!(笑)
そして、数日後・・・。
この感触に味を占め、今度は川村さんと再び、冬の醍醐味でもあるシャッド勝負に再挑戦!!
しかし、この日は曇り空で太陽パワーにも恵まれず、黙々と二人でキャストを繰り返しますがノーバイト・・・。
挙句の果て、あまりにも寒すぎて手の感覚がなくなってきた頃、たまたま目の前に来た鉄杭へブレーバーⅡをキャストしてみると、「コンッ!」とバイトらしき感触が!
かじかんだ手で、一呼吸あけてからアワせると・・・
数年ぶりに出会えた、この河川のグッドコンディションバスでした!!
今年に入っても、やはりブレーバーⅡ。
いつもながら、苦戦している時ほどブレーバーⅡに救われているような気がします!!(笑)
そして、今度は霞ヶ浦本湖へ。
こちらでも、冬の定番シャッドやジャークベイトを投げ倒しますがノーバイト。
そこで、もう一つの定番ルアーでもあるメタルバイブのフルーミーで、リップラップ(石積み)の穴をなめるように、細かくリフト&フォールを繰り返し探っていると・・・
フルーミー5gでのフィッシュ!!
フルーミーだけが持つ、唯一無二の揺れながら落ちていくシミーフォール効果も相まって、フォールからリフト時の「グググっ」とナイスなバイトと共に、
今年初の霞本湖バスをキャッチできました!!
そして、最後は霞水系オカッパリ釣行。
こちらは、もはや霞水系の冬のオカッパリでは定番リグとなったアラバマリグ。
自分の場合は、フリッシュを用いた通称“フリバマ”で、今年の霞オカッパリでの初バスをGET!!
流行り始めた当初ほどの爆発力は無くなったものの、まだまだ冬の霞水系での実力は健在なアラバマリグ。
フリッシュのナチュラルなテールアクションは、いわゆるバマストと言われる細かいシェイクでの誘いにはピッタリで、艶めかしいロールアクションと相まって、バスのバイトを誘発します!!
何よりも、このリグはバイトの瞬間が見える👀ので、楽しくて中毒性がありますね!!(笑)
参考までの今回使用したタックルです。
上から
【シャッド用】
ロッド:ブラックレーベル691ULFS(ダイワ)
リール:コンプレックスCI4 2500HGS F4(シマノ)
ライン:フロロマイスター 4lb.(シーガー)
ルアー:スティーズシャッド54SP SRもしくはMRS(ダイワ)
【アラバマリグ用】
ロッド:ブレイゾンC69H-ST(ダイワ)
リール:タトゥーラSVTW 103XHL(ダイワ)
ライン:フロロマイスター 16b.(シーガー)
ルアー:Sギミック5(SEIKO)+フリッシュ3.5インチ
ジグヘッド:レンジローラー 1/0 0.9g(カルティバ)
ワイヤー真ん中のフックレスワームセット用のバネ:ツイストロックのバネM (カルティバ)
【スナックレスネコリグ・メタルバイブ用】
ロッド:リベリオン661M/MLFB(ダイワ)
リール:アルファスBF TW 8.5L(ダイワ)
ライン:バスXフロロ 10lb.(ダイワ)
ルアー:ブレーバーⅡ
フック:N.S.Sパーフェクション1/0(ハヤブサ)
ネイルシンカー:1.8~3.1g
ルアー:フルーミー3.5~5g
是非、皆さんもボトムアップルアーを活用して、2025年のバスフィッシングを楽しんでください!!
皆様こんにちは!千葉陵平です。
明けましておめでとうございます!
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回のコラムは、年末年始の釣行を振り返ります。
まず年末恒例の豊英湖釣行。
個人的に「冬こそハイシーズン!」そんなイメージのフィールドです。
沖を回遊するバスが増えるタイミングで、メインにした釣り方は魚探(ライブスコープ)を駆使したライブサイト。ルアーは、ヴァラップミノー(プロト)1.8gジグヘッドリグを使用しました。
ジグヘッドのウエイトは、狙うレンジに合わせて0.9g~3.5gぐらいまでを状況に合わせて使い分けます。
使用フックは、色々とお試し中ですが、今回はスーパーラウンドジグヘッド(KEITECH)#1 1.8gを使用しました。
この日は、出船して間もなく魚探に3m前後を高速で回遊するバスを発見してキャスト。
進行方向に投げ、アクションは控えめ(テールがひらひら動く)を意識して誘っていると…「ゴン!」
釣れたのは豊英らしいナイスバス。
サイズは53センチで、最高に堪らないバスでした(^^♪
冬でも、朝の活性は間違いなく高いです。
しかしこの日は、他に2回ミスがありました( ノД`)シクシク…
セッティングも煮詰めて再度、チャレンジしたいなと思っています!
そして、新年明けまして初釣りは戸面原ダムへ。
初釣りと、今回はじめて参加させていただくことになった『デビル会』へ。
あまり経験がないフィールドなので、ある程度エリアを絞る作戦にしました。
重要視した点は、北風を防げること。
戸面原ダムは複雑な地形をしているものの、風が吹き抜けるイメージがあるため、釣りのしやすさも考慮し、北風からプロテクトされるエリアを選びました。(具体的にはハウス下~キャンプ場付近)
水色は、数日前の雨の影響なのか、濁り気味。
ライトリグでは気づかないのではと、フットボールジグ(フットマスター11g)+ウルトラバイブスピードクローの、バタバタと動くハイアピール系で探っていきました。
通称「ゴミよけブイ」のエリアで魚探に目を向けると、岬の岩のエグレにバスがサスペンドしているのを映像で確認。
試しにフットボールでアプローチしてみると反応するも、食うまでには至らず…。
その場で深追いせずに川筋をチェック。帰りにまた同じポイントに目をやると、同じポジションにバスがサスペンドしていたので、再度アプローチ。
ルアーは、フットマスター14g+ブルスホッグダディ(ライトパンプキン・パープル&オリーブ)。ハイアピールなバタバタ系で反応が悪かったので、よりスピードを出して見切られないようなセッティングに変更しました。
すると、ファーストフォールに好反応でボトムまで追っかけていき、ボトムで2,3度跳ねさせたらラインが横にスーッ!
フルフッキングで合わせてキャッチしたバスは、50センチオーバー2200gのナイスな2025年初バスとなりました。
年末にボトムアップ事務所の水槽で川村さんと見たアクションを思い出して、1投目の事でした(^^♪
ルンルン♪でボートハウスに戻ると川村さんがいて、フィールドの情報交換。
川村さんは寒いと言いながらカップラーメンを食べていました。笑
試合当日。
もちろん、このパターンで優勝を目指しましたが、反応なくノーバイト。
しかも当日は、大会参加者の方とエリアのバッティング。笑
過去にこの周辺で、良い思いをしたことがあると話してくれました。
デビル会は、噂通り強者だらけで恐ろしい…。
10時過ぎて、バックアップのギミー2.4インチ(プロト)の3.5gダウンショットに切替えて、
水深7m前後のエリアをチェック。
着底して強めのアクションをいれるとバイト!
なんとか坊主逃れのバスをキャッチすることができました。
優勝は、光大郎さん!
ボトムアップ勢では、私が最下位でした…泣
色々なフィールドや各大会で活躍する強者揃いの大会。
特に大会後の解説は、目から鱗の連続!!
1人1人細かく説明してくれるので、釣りに対する理解度も上がり、最高に充実した2日間となりました。
この場で優勝できるぐらいの実力をつけれるよう、これからも日々修行に励みます。
フィールドにこそ気付きや閃きはあると思っていますので、冬の間もなるべくフィールドに通い、バスと向き合います!本当にバス釣りは楽しい(^^♪
こんな私ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
【タックルデータ】
●ルアー ヴァラップミノー※プロト 1.8gジグヘッドリグ
●ロッド スティーズ RC S61L-SV(ダイワ)
●リール ルビアスLT2500-XH(ダイワ)+
●ライン PEレジェンシラー0.8号(山豊テグス)+リーダー フロロカーボン1.75号
●ルアー フットマスター14g(レイドジャパン)+ブルスホッグダディ
●ロッド スティーズ SC6111HSBキングバイパー(ダイワ)
●リール スティーズ1012SV-XHL(ダイワ)+
●ライン フロロバリュースター16lb. (山豊テグス)
皆様こんにちは、フィールドレポーターの千葉陵平です。
今回のコラムは、2024年に感じたことや思ったことについて、記したいと思います。
突然ですが、皆様は釣行の際に何か一つしかルアーを持っていけないとなった場合、何を持っていきますか。
私は真っ先に「スピナーベイト」と答えます。
選ぶ最大の理由としては、「アングラーの任意でレンジコントロールがしやすい」ということ。
巻くスピードも狙うレンジも意のままに、そしてブレードやラバーなどの複合要素も兼ね備えているため、集魚力も高い。
フィールド問わずに、活躍の場面が多いルアーだと思っています。
その中でも、今年はビーブルの優秀さを改めて感じました。
まず、他のスピナーベイトにはない「スプリッター」。
・スプリッターが発生させるヨコ揺れによる、スカートの動き。
・スプリッターの抵抗が、使い手に引き感を感じさせてくれる。 ※ノー感じになりにくい。
・巻いていてスプリッターの抵抗がルアーを浮き上がりづらくさせ、レンジキープしやすい。
食わせ能力も持ち合わせた、本当に扱いやすいスピナーベイトです。
そして今年参戦した大会の中でも、このビーブルが良い働きをしてくれました。
とても印象深く残っているのがH-1グランプリ第3戦の津久井湖。
ディープ優勢の状況で、どうやってビッグフィッシュを入れるか。そこで目に入ったのが水面に漂うアオコでした。
水中に張り出すブッシュとアオコが水面に絡むエリアにて、ビーブル1/2oz.TWの水面直下巻きでキャッチ。
奥行のあるカバーだったので、DWに比べると強い波動でバスを呼びやすいTW(タンデムウィロー)を使用しました。
この大会でビッグフィッシュとなった2590gのバスは、本当に嬉しい1匹!
ディープクランクのドラッキングでベースを揃えて、ビーブルでキッカーフィッシュをキャッチし、4位入賞。
今年一番興奮しました!
H-1グランプリに参戦して今年で2年目、なかなか結果がついてきませんでした。
しかし、一つの目標に掲げていたお立ち台という目標をクリアできたことは、素直に嬉しく思います。
そして、来年発売のビーブルシリーズの新製品「ベイビーブル」。
これも本当に楽しみなルアーです。
その名の通りサイズ感はミニサイズながらも、しっかり波動を感じることが出来る、ミニスピナーベイトの最終兵器といったところ。
実際に使用しましたが、そこにいるバスが根こそぎ釣れる印象。亀山ダムでは、先行者がいてもお構いなしに釣れ続けました。
来年6月頃の発売を予定しているとのことですので、発売の際は是非お願いいたします!
最後にもう一つ、今年衝撃を受けたスピナーベイトの使い方が、重たいオモリを付けるヘビーチューン。
魚探(ライブソナー)の進化により発展し、H-1グランプリのシーズン戦でも上位でよく聞く釣り方でしたが、いざやってみると本当に驚きでした!
写真のようなナス型オモリを追加して、高速でバスの目線にルアーを送り込むのですが・・・
川村さんがやっているスピナベサイトを沖やディープで行うイメージ。
まだまだ僕も模索中の釣りですが亀山ダムにて良いバスをキャッチして、やっとイメージができはじめたところです。
様々なタイプのスピナーベイトを試して練習しましたが、やはりビーブルでした。
最大の利点としては下記の2点。
・フォール時にスプリッターにナス型重りがしっかり固定され、フォール中のシンカー位置が同じになる為、フォールの軌道が毎回安定する。
・スプリッターのお陰で、結び目に重りが干渉しない為、ラインへの傷が入りにくい。
ベイビーブルのヘビーチューンも個人的に楽しみ!
練習を続けて、しっかり自分の武器にしていきたいと思います。
こんな感じで、今年はスピナーベイトの威力を改めて感じた1年でした。
来年以降も僕なりにH1グランプリに参加しながら「ハードベイトの有効性」を皆様にお伝えしていければなと思っております。
もちろんソフトベイトもしっかり使い込みつつ…笑。
2024年も残りわずかです。
今年関わりを持っていただけた皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。
2025年も全力でバスフィッシングと向き合い、コラムやSNS等を通じて皆様に有意義な情報を発信していけるよう努めてまいります。
皆様、良いお年をお迎えください。
フィールドレポーター 千葉陵平
【タックルデータ】
●ルアー Beeble(ビーブル)
●ロッド STEEZ SC C69M+ -ST【FIRE WOLF】(ダイワ)
●リール スティーズ SV TW 1016SV-SHL(ダイワ)
●ライン フロロバリュースター14lb. (山豊テグス)
●ルアー BabyBeeble(ベイビーブル)
●ロッド SWAGGER C66L-LM(ダイワ)
●リール STEEZ CT TW 700HL(ダイワ)
●ライン フロロバリュースター10b. (山豊テグス)
皆様、こんにちは!
茨城県在住、フィールドレポーターの山口将司です。
今シーズンもあっという間に師走の時期となり、今年も残すところあと数週間となりました。
ここにきて寒さも厳しくなってきて、いよいよ本格的な冬到来といったところです。
さて、昨シーズンは仕事の関係で台湾に駐在しており、日本へ一時帰国した際に数えるぐらいしかバスフィッシングができなかったのですが、今シーズンは日本へ帰国し、新たな気持ちでバスフィッシングに取り組もうと思っておりました。っが、子育ての関係で中々フィールドに赴くことができなかったのが現実でした…。
そんな私事の近況ですが、ローカル大会でもあるラトルズトーナメントには全戦参加してきましたので、今シーズンをざっくりと振り返ってみたいと思います。
台湾に行く前からも長年メンバーとして参加していたラトルズトーナメントですが、小貝川を中心に、かれこれ20年近く続いているローカル釣りクラブです。
茨城県の釣り好きが集い、クラブが結成され今日に至るわけですが、今では埼玉県からの参加者や、U-30ドリームトーナメントにエントリーする若者も集まっています。大会自体は、ゆるく楽しい雰囲気でありながらも、真剣にトーナメントを楽しんでいます。
開催時期は3月から12月まで月に一度開催されており、年間で全10戦という、春~初冬を通しての長期シリーズ戦。
キーパーサイズは25㎝以上、リミット3本の重量で競われ、年間順位は各大会のポイントの合計で競われます。
3月 霞ヶ浦
4月~8月 小貝川(福岡堰よりも上流エリア)
9月~12月 霞ヶ浦(9月は強風により中止)
上記のようなスケジュールにて、全9戦(9月は強風により中止)の長丁場で今シーズンは開催されました。私は一年振りの参加ということもあり、トーナメントの感覚を戻すためのリハビリを兼ねながらシーズンを過ごそうと思っておりました。
3月の霞ヶ浦の初戦は、流入河川にて貴重な1本(キロフィッシュ)をキャッチして優勝スタート!
1本1015gをキャッチして優勝スタート!
ルアーはブレーバーⅡのネコリグ!
1.5gネイルシンカー、フックはNSSパーフェクションの1/0を使用。
このキロフィッシュの1本を獲る前にはカバーに巻かれてミスをしており、リニューアルしたブレーバーⅡのネコリグが初春の霞ヶ浦の流入河川でとても好調でした。
4月から8月までの小貝川戦は、優勝こそなかったものの、コツコツと安打(ポイント)を稼いでいきました。
結果から言うと、4月→8位、5月→2位、6月→6位、7月→3位、8月→2位という順位でした。
第2戦(4月)での一本。
小貝川の上流セクション(福岡堰よりも上流)は、堰に近い下流エリアからスポーニング(産卵)が始まり、水温の上昇と共にカレントを求めて徐々に上流エリアへと魚が散っていきます。
4月~6月の産卵前後(プリ~アフタースポーン)に絡む時期は、下流エリアを中心にゲームを展開しました。
小貝川のスポーニング期で有効だったルアー!
上から、
ブレーバーⅡ(1.5gネコリグ)
ブレーバーマイクロ(1.8gダウンショットリグ)
ジョイントジグ5g(プロト)+スクーパーフロッグダディ
ブレーバーⅡはキーパー獲りに貢献。霞ヶ浦でも小貝川でも安定感は抜群です。
さらに、プロトのジョイントジグ+スクーパーフロッグダディの組合せによるカバー攻めは、改めてスクーパーフロッグのルアーパワーを感じ、カバー攻略のフェイバリットの一つに。
他にも、フロッグなどのトップウォータールアーや、どうしてもキーパーを絞り出したい時には、ブレーバーマイクロのダウンショットリグを投入し、総動員で釣っていきました。
7月~8月は上流エリア一択で勝負。水温の上昇と共に、カレントを求めて上流エリアへと集結する魚を釣っていくイメージです。
カレントが効いている上流エリアといっても、その日、その日の良い水の流れを見極めながら釣ることがキーだと感じています。
そんな夏の小貝川にてダントツで有効だったルアーはヴァラップスイマーのノーシンカーリグによる水面直下引き。
ヴァラップスイマー4.2インチ/ハイパートルネード5/0(ハヤブサ)
ヴァラップスイマー3.3インチ/スティーズワイドオフセット2/0(ダイワ)
ヴァラップスイマー4.2インチでサーチベイト的にエリアを探り、ミスバイトが多いようなら3.3インチでフォローを入れていく釣りが効果的でした。特に、真夏の高水温でタフになったコンディション下では、3.3インチに軍配。水質がクリアアップすることも多く、ベイト食いに依存した魚がさらにシビアになることから、カラーはシナモンシャッドのようなゴースト系に反応が良かったです。
小貝川が減水期となる9月のタイミングで、フィールドは再び霞ヶ浦へ。
9月は強風により中止となりましたが、秋を感じ始めた10月の大会は、北東風が強く吹いた一日ではあったものの、なんとか開催に漕ぎ着けました。
辛うじてノーフィッシュは免れ、1本640gをキャッチ!
貴重な魚をキャッチしたのはチビーブル1/4oz.(DW)
参加された方々も苦戦した一日だったようで、640gのキーパー1本のウェイインならが優勝。
ルアーはチビーブルDW。強風ということで近場のエリアに限定し、狙うスポットに対してとにかく細かくチビーブルを投げて(ときにはピッチングで撃って)いきました。チャンスもこのワンバイトのみという綱渡り展開…。
年間ランキングを暫定首位で迎えた11月の大会。
北利根川のシャローで、ギャップジグ+BU Daddy(ポーク)で貴重なワンバイトがありましたが、フッキングすることなくバスがルアーを吐いてチャンスをものに出来ずにノーフィッシュで終了…。
AOYは最終戦の12月に持ち越しと思っていましたが、年間暫定上位の方々も総崩れで、ポイント差により年間1位AOYが決定…(汗)気持ち的にはしっかり釣ってAOYを決めたかったというのが本音です…。
そして、先週に開催された12月の最終戦は私を含めた参加者が全員ノーフィッシュという結末に…。
連日の冷え込みで水温は7℃台まで激下がり、さらに西風による底荒れで濁り気味となった霞ヶ浦は、1本を釣るのも難しい難解なコンディションとなっていました。
私は朝一のタイミングに入った冬の定番の石積みエリアにて、フラットサイドクランクで魚を掛けましたが、ファイト中にバラシ…(泣)またもや貴重なワンバイトを逃す結果となり、久しぶりに悔しい気持ちでのシーズン終了となりました。
振り返ってみると、小貝川戦でコツコツ稼いだポイントと、計4戦開催された霞ヶ浦で2勝できた事がAOY獲得に繋がったと思います。信頼するボトムアップルアーでキャッチした魚がほとんどでした。
その一方で、11月、12月と連戦でノーフィッシュだったことは過去にも記憶はなく、タフな霞ヶ浦でワンバイトをいかに獲るかが重要だと再認識。ゼロとイチの間にある大きな壁…そして1本から複数匹へと展開することが、今の霞ヶ浦にとってどれほど難しいことかを痛感しました。逆に言うと、まだまだ自分には伸び代があるとポジティブに捉えたいと思います。
今冬のシーズンは再度フィールドと真剣に向かい合い、来シーズンに向けて修行をしたいと思います!
自身6回目の挑戦となるバサーオールスタークラシック2024。
今回は、試合に向けてプラクティスを9日間おこないました。
プラクティスを開始した頃は水温が17℃前後あり、晩秋というよりかは秋本番の水温でした。
直前で冷え込み水温が下がると読んで、今を釣ることを捨てて試合当日(水温が下がること)をイメージしてプラクティスを進めました。
あえて季節感をズラしたプラクティスはバイトも遠く、耐える毎日でしたが、試合まで1週間を切ったタイミングで予想通り「冷え込みと冷たい雨」が同時にやってきました(笑)。
残りのプラクティス3日間の中で霞ヶ浦を走り回った自分なりの結論は、流入河川をメインにした戦略。
数ある流入河川の中でも、今年は不漁といわれる「ワカサギ」が秋口から魚探や目視で確認できた、東浦の最奥にある恋瀬川を選びました。
他に桜川や北利根川、洲の野原も考えていましたが、ワカサギを食べているバスのコンディションが良いことと、サイズも一番期待できること。
なにより両日リミットメイク出来れば優勝争いに絡めると思い、このエリアで勝負することを決めました。
試合前々日のプラクティス最終日(木曜日)にチェックした時の水温は12℃台と、本湖に比べると少し低かったですが、初日の朝は更に落ちて10℃台でスタート。
バスは居るはずと信じて諦めずアプローチし続けた結果、全部で5バイトありました。
そのうち朝一に掛けた2本はバラしてしまいましたが、晴天という事もあり、お昼頃から少し水温が上昇したタイミングで1時間の間に3本キャッチすることができました。
リミットメイクした3本目のバスは、朝一に2本バラしたブッシュにて3度目の正直でキャッチに成功‼
2日目はとにかく恋瀬川を初日以上に丁寧に釣ることだけを心がけて、Liveカメラマンさんを乗せて挑戦しました。
↓2日目のLive配信は、こちらからご覧になれます。
2日目の冷え込みは更にきつく、朝一の水温は9.5℃まで低下。
初日同様に自分を信じて諦めない気持ちでブレーバーⅡを撃ち続けていると、10時過ぎのタイミングで立て続けに2本キャッチすることに成功しました。
「あと1本でリミットメイク」を心で唱えながら、残りの時間も集中力を切らすことなくアプローチしましたが、その後はノーチャンスで結果はあと1本、400g足りず準優勝。
私の6度目のバサーオールスタークラシック挑戦は幕を閉じました。
今回、プラクティスからメインに使用したルアーは「ブレーバーⅡ」のスナッグレスネコリグ。
自分の中でネコリグを使う時は「ブレーバーⅡ」一択です。
5.4インチというサイズ感も重要ですが、このワームがネコリグワームとして一番優れている点は、
テール部に小さいシャッドテールが付いていることでフォール時にテールが動き、そのアクションがボディ全身に伝わること。そして、深めのリブの水掴みと相まってボディ全体が常にアクションして誘い続けられることです。
特に今回狙っていたバスは回遊性が高く、バスが岸沿いのカバーや沈み物に止まった瞬間を狙って釣るイメージだったので、少し離れた所にいるバスにも気づかせたく。実際に試合当日のバイトも着底直後のバイトが多く、フォールでバスに気づかせることができていると感じました。
1日の中で水の色がコロコロ変化するのでその都度、水の色に合わせて“M005グリーンパンプキンペッパー”と“M031ライトパンプキンマジック”の2色を使用。
朝一のローライト時と少し濁ってアピール力を上げたい時は、テールを「Spike It」でチャート染めしました。
タックルは2セット用意し、フロロ10lb.をセットした物をメインに使用しました。
バラ系ブッシュなどのカバーが濃いところはメインラインPEでリーダーフロロ14lb.を組んだタックルを使用。
シンカーは重くても2.2gだったので、フロロ14lb.直結だとべイトフィネスリールを使ってもキャストしづらく…メインラインをPE1号にすることでキャストのしやすさは維持しつつ、カバーに擦れる部分はフロロ14lb.にして強引なファイトにも対応するタックルシステムで臨みました。
最後に
今回、応援していただいた沢山の方々、ボトムアップブースにお立ち寄りいただきました皆様、大会運営してくださったつり人社をはじめ関係者様にも感謝申し上げます。
ありがとうございました。
また次のチャンスを頂けたときは、もっと強い気持ちで挑戦して優勝を勝ち獲りたいと思います。
【タックル】
◎メイン
ルアー:ブレーバーⅡ スナッグレスネコリグ
フック:N.S.S フックパーフェクション#1/0
シンカー:バザーズワームシンカーTG ネイル 1/16oz.(1.8g)
ロッド:スティーズ ウェアウルフ 661MFB-SV
リール:SS AIR 8.1L
ライン:フロロ10lb.
◎カバーが濃いところ
ルアー:ブレーバーⅡ スナッグレスネコリグ
フック:N.S.S フック#1/0
シンカー:バザーズワームシンカーTG ネイル 5/64oz.(2.2g)
ロッド:25 BLX C66M-ST(プロト)
リール:SS AIR TW 8.5L
ライン: UVF PEデュラセンサー×12EX+Si3 1.2号
リーダーライン:シーガーグランドマックス 3.5号 長さ2m
皆様こんにちは、フィールドレポーターの石井一樹です。
11月の高滝湖についてレポートしていきたいと思います。
2024年11月16日(8:00~11:00)プラクティス
翌日に開催される、各所から集められた釣りウマさん達18名による大会に向けたプラクティスのために出船。
リミットが2本の為、でかい魚を探さねば!!
久しぶりの釣行だったので、全体の雰囲気を感じる程度に広範囲をチェックしました。
水温はまだ15度と高く、11月初めに降った大雨の濁りも少し落ち着いてきた水色。
そして、浚渫工事による減水で平水よりも約1.5m水位が低い状況でした。
釣りをして分かったことは、まだ水温が高いことでワカサギのいるレンジが2mと浅め。バスの群れも小規模(2~3匹)で、ワカサギを追いかけている魚の移動が速い。一瞬でも物に魚が止まれる場所がないと私には釣るのが難しい印象でした。
魚からの反応が唯一あったのが、水深4mにある高さが2mあるオダエリアでギミー3.5インチ(ブルーギル)5gフリーリグをオダのトップに引っかけて釣れた魚のみで終了でした。
2024年11月17日 大会当日
当日の朝、桟橋で水色を見ると、前日よりも透明度がアップしていたので、ボトム寄りでも釣れるかなと思いスタート。
まずは桟橋近くにある、鳥居前のスロープより釣り開始。
スロープのエッジに小さいオダが絡むエリア周辺に魚を確認し、フルーミー5g(ホロワカサギ)をキャスト。リフトしてフォールでボトムに着いた瞬間にコンと手元に当たりが出て、なんとフルーミー丸のみ(笑)1投目から1000g程のバスをキャッチ!!
高滝バスはホロワカサギ好きだな~^-^
群れの数が少なく、連発とはいかず。
同エリア沖に高さのあるオダ周辺に魚を発見。
ギミー3.5インチ(ブルーギル)5gフリーリグを、オダへ向かってキャスト。フォール中にひったくりバイトがあり、700g程のバスキャッチ!!
反応がなくなり、最下流にある水深4mのハードボトムエリアにワカサギとバスが絡むスポットへ移動。
ハリーシュリンプ3インチ(GORIⅡ)21gロングリーダーヘビキャロをブレイクの深い側へキャストして浅い側に引いてくるアプローチで、2本掛けて、1匹キャッチしましたが、500g程のバスで入れ替えならず。
帰着時間まで頑張りましたが、追加はなくそのまま終了となりました。
結果は2本/1670gで3位入賞。
優勝の方は、オダに絡めたリアクションダウンショットで1200gと1000gをキャッチして2本/2200g。
2位の方は、本湖のベイトフィッシュや他魚種の多いフラットエリアで9匹・・・リアクションダウンショットやブレード付きのメタルバイブで入れ替えを重ねて約1900gまでウエイトアップさせていました。
高滝湖はまだ水温が高く、魚が固まっていない感じです。
これから冬にかけて、13℃基準に水温が安定してくればベイトフィッシュもバスも固まり出して、今年もフルーミー祭りが開催されると思います。
フルーミー5gも新色で「ホロワカサギ」と「マットタイガーブラック」が追加されましたので、こちらもよろしくお願いいたします。
【タックル】
◎フルーミー5g
ロッド:デジーノ63L
リール:エアリティーLT2500S
ライン:ハードブル0.6号+リーダー:グランドマックス1.5号
◎ギミー3.5インチ(5gフリーリグ)
ロッド:デジーノ67MHR
リール:アルデバランBFS XG
ライン:アブソルートAAA 12ポンド
フック:ダブルエッジ #1/0
◎ハリーシュリンプ3インチ(21gヘビーキャロライナリグ)
ロッド:バトラーリミテッドバジャー70H
リール:アルカンセXS
ライン:アブソルートAAA 14ポンド+リーダー:グランドマックス1.75号
フック:ドリームフック #2
こんにちは、鈴木翔です。
今年の4月にマイエレキ&リチウムバッテリーを購入し、レンタルボートの大会にも頻繁に出場するようになりました。
その中でも、年間優勝を目指して全戦参加したのが、千葉県:長門川・将監川にて開催されている『West Boat Cup(通称:WBC)』。
年間4戦あり、コンセプトは「法律&ローカルルール遵守を第一に、その日一番釣る人を参加者全員で楽しく決めよう」。WBC公認のメジャーでサイズ計測を行い、スマートフォンで撮影。その日に配布されるQRコード(LINE)から写真を投稿する、デジタルウエイン形式の大会です。
キーパーサイズは30㎝で、リミットは無制限。バスのサイズに応じたポイントが与えられ、その合計ポイントを競うという、本当にその日一番釣った人が決まります(笑)。
キーパー30㎝というルールも良く、長門川・将監川のアベレージサイズは25㎝前後が多い印象(大会中も25~29㎝がよく釣れます…)。この水系で30㎝オーバーを釣る適度な難易度と、小さなサイズのバスを計測と撮影で弱らしてしまうリスクを考えると、個人的にはこのルールに賛同です。
前置きが長くなりましたが、ここから今年の全4戦を振り返っていきたいと思います。
【第1戦 4/13(土)開催】
今年の4月上旬は気温が低く、前週プラクティスも春らしさは感じられず・・・
マットカバーをブレーバーⅡ(3.1gスナッグレスネコリグ)で撃って1本のみでした。
一方、試合当日は春らしいポカポカ陽気。
新しく導入した36v112lb.エレキで、将監川上流域まで一気に移動!
1本目は、少し水深があるエリアの沈み木にハリースライドを投じてキャッチ。
1つの木に対し、角度を変えながら数投するも、フォールでのバイトは無く…昨年の同時期に、霞水系でハリースライドのボトムトゥイッチ&ポーズで連発したことを思い出し試すと、ポーズ中にググッと持っていかれました。
日が昇り、より水温の上りやすい(=浅い)将監川の最上流へ。
川幅が狭くなる手前のハードボトムエリアに風が吹き始めたタイミングで、浮いているプリスポーンのメスを狙いブレーバーⅡ(0.9gジグヘッドワッキー)をスイミングでアプローチして2キャッチ1バラシ。
旧ブレーバーの時からよく釣っていたジグヘッドワッキーリグですが、春はツートーンカラーの実績が高く、今回もパール系ツートンの「生ワカサギ」を使用しました。ロールする度にチラチラと明滅するのが、春バスに効いているのを感じます。
旧ブレーバーからブレーバーⅡになったことで、深リブ化による操作性もアップしました!
川幅が狭くなったエリアは水が悪く、一度見切りますが、風が強まった帰着1時間前に入り直し。すると、良くない水が風で押し寄せられた最奥以外は、良い水に入れ替わっていました。
その水質の切り替わるエリアにある一級ブッシュの根元にブレーバーⅡ(1.5gスナッグレスネコリグ)をねじ込み、この日最大魚をキャッチ!
結果は2位でしたが、新しく導入したエレキの機動力を活かして上手く立ち回れた1戦でした。
《第1戦 使用タックル》
◎ハリースライド(ノーシンカーリグ)
ロッド:スティーズSC C69M+ -ST ファイヤーウルフ(ダイワ)
リール:アルファス SV TW 800S-XHL(ダイワ)
ライン:アブソルートAAA 12lb.(バリバス)
フック:ライトニングストライク #4/0(ハヤブサ)
◎ブレーバーⅡ(0.9gジグヘッドワッキーリグ)
ロッド:ロデオライドRR-S61LFF(イマカツ)
リール:ルビアスFC LT2500S(ダイワ)
ライン:アブソルートAAA 5lb.(バリバス)
フック:インチワッキー 0.9g(ザップ)
◎ブレーバーⅡ(1.5gスナッグレスネコリグ)
ロッド:スティーズ 661MFB-SV ウェアウルフ(ダイワ)
リール:SS AIR 8.1L(ダイワ)
ライン:アブソルートAAA 10lb.(バリバス)
フック:N.S.Sフック パーフェクション #1/0(ハヤブサ)
【第2戦 6/29(土)開催】
第2戦は前日の雨により、これまでの同水系では見たことのない高水位。
前週のプラクティスでは、インレットに差すバスにジョリーが効果的でした。
イナッコとエビが多い長門・将監で、そのどちらもイミテートできるのがジョリー。
他のシンキングスイッシャーと異なり、リップによる水押しとジョイントボディのロールを交えた明滅、そしてペラの波動。これらによるアピールで、マッディウォーターでも使えるシンキングスイッシャーです。
他には、バズベイトでも好反応を得られていました。
本番は冠水したカバー奥にバスが入り込んでいた為、ハードベイトの出番は少なく、アフタースポーンの季節感も相まって、ハリースライドでナイスサイズを2本キャッチ!
ローライト&濁りで、グリパンチャートやライトグリパンピンクといった派手目のツートーンカラーが好反応。増水でカバーの密度が濃くなっていたこともあり、ハリースライドの腹側に0.6gネイルシンカーを挿入し、カバーの突破性を上げていました。
最後にキーパーギリギリをシュリンピードJr.の高速トゥイッチで釣り、計3本で4位。
残る2戦に続きます・・・
《第2戦 使用タックル》
◎ハリースライド(0.6gネイルリグ)
ロッド:ブラックレーベル681MHFB(ダイワ)
リール:アルファス SV TW 800S-XHL(ダイワ)
ライン:ロックオンフロロカーボン 12lb.(バリバス)
フック:ライトニングストライク #4/0(ハヤブサ)
◎シュリンピードJr.(0.3gネイルリグ)
ロッド:ロデオライドRR-S511LMFF(イマカツ)
リール:ルビアスFC LT2500S(ダイワ)
ライン:スーパートラウト アドバンス [マックスパワーPE]X8 0.6号(バリバス)
リーダー:アブソルートAAA 7lb.(バリバス)
フック:ライトニングストライク #2(ハヤブサ)
【第3戦 9/14(土)開催】
年間を考えると外すことはできない第3戦は、第2戦と打って変わって低水位での開催。
朝の時点ですでに低水位だったものの、競技時間中はそこから減り続ける一方でした。
少し前に台風が通過し、その影響により稲シブ(稲刈りを終えた後の成分)が流入しており、前週のプラクティスでは厳しい感触。唯一、一カ所だけ良い水が流れ込むインレットがあり、そこのみバイトが集中しました。
プラクティスにて。ブルスホッグダディ(7gテキサスリグ)をカバーの中で強めにシャクると、3投連続ヒット!
まずはそのインレットに直行するも、減水で干上がり・・・。
外側にあるナガエツルノゲイトウ際を、ギャップジグ3.5g+BUダディのスイミングで通して、幸先よく43㎝をキャッチ!
サイズに応じて1匹あたりのポイントが変わるWBCでは、43㎝は30㎝3.06本分に値するため、1本目がこのサイズだと少し安心できます。
その後は、プラクティス通りの厳しさで何もなく・・・、帰着直前に桟橋横のナガエツルノゲイトウにブルスホッグダディ(7gビフテキリグ)を入れると、ググッ!
キーパーギリギリサイズながら、終了間際に何とか追加することができ、5位フィニッシュ。
将監川は浮草(ナガエツルノゲイトウ)が多いので、その直下で誘いたい際に、テキサスリグよりもワームの姿勢が水平に近くなる(=誘いに長けた)ビフテキリグを今年は多用しました。
3戦を終え、年間順位は1位で最終戦を迎えます。
《第3戦 使用タックル》
◎ギャップジグ3.5g+BUダディ
ロッド:スティーズ 661MFB-SV ウェアウルフ(ダイワ)
リール:SS AIR 8.1L(ダイワ)
ライン:アブソルートAAA 10lb.(バリバス)
◎ブルスホッグダディ(7gビフテキリグ)
ロッド:スティーズ701HMHXB-XTQ ハスラー(ダイワ)
リール:ジリオンSV TW 1000XHL(ダイワ)
ライン:アブソルートAAA 16lb.(バリバス)
フック:TS-3 #3/0(イチカワ)
【第4戦 10/25(土)開催】
前週に陸王オープンが開催され、長門川・将監川を含む印旛沼水系で参加していたので、オカッパリで2日間 釣り込んでいました。と言いつつも、オカッパリできる場所は少ないので、インレット6カ所をひたすら行ったり来たり(^^;
釣り方もギャップジグ3.5g+BUダディとコスモ3.3g+M.P.Sの2つに絞り、効率重視。常に水位表をチェックし、水位変動で動くバスを狙いました。
陸王オープンの結果は、上から3本で124.5㎝。最大魚は長門川で釣った45.5㎝。
ウエインした魚は全てギャップジグ3.5g+BUダディでした。釣りをしている最中も、水面を泳ぐカエルを目にすることが多く、BUダディのカラーはダークブラウンがカエルっぽくて良かったです!
ギャップジグも最軽量の3.5gにすることで、バスの目線より上でフワフワと誘うのも、1つキモだったと思います。
そして、その翌週のWBC最終戦。
朝イチ、将監川中流にあるインレット横の深みにギャップジグ3.5g+BUダディをジグストさせると、30㎝後半クラスがヒット!が・・・、ランディング直前にジャンプで外れてしまいました(-_-;)
かなり凹みつつ、水位は下がる一方なので、少しでも水深のあるエリアとその周辺を重点的にチェック。
引き続き、ギャップジグ3.5g+BUダディをメインに、プロトのベイビーブル3/16oz.やレッグワーム(5gダウンショットリグ)で釣れど釣れども、28㎝止まり・・・。
昼前にベイビーブルで33㎝が釣れ、なんとかウエイイン!
最終戦は、この1本のみで終わってしまい、年間順位も逆転されてしまい4位。
《第4戦 使用タックル》
◎ベイビーブル3/16oz TW.(プロト)
ロッド:クロノス651LB(ダイワ)
リール:アルファスCT SV 70SHL(ダイワ)
ライン:アブソルートAAA 10lb.(バリバス)
年間優勝された方は、最終戦で43㎝を2本キャッチし準優勝。ヒットルアーは、ビーブル3/8oz.をチューニングした通称“ビーブルチャター”とブレーバーⅡ(1.5gスナッグレスネコリグ)だったようです。
今年ウエインしたバスのヒットルアー
長門川・将監川は、1日の中で水位の変動も大きく、よく動いているフレッシュな魚が多い印象。
岸際にはカバーが豊富ながら、沖にも沈み物やフラットがあり、カバー撃ちから巻物、フィネスまで様々な釣り方で楽しめるフィールドです。
近隣に住宅も隣接している為、オカッパリでのマナーはもちろん、ボートでのローカルルールもしっかり守って楽しんでいただければと思います。