皆様こんにちは、フィールドレポーターの千葉陵平です。
気付けば2月も終わり、3月に…。
「真似してみたい!参考になった!」そんな内容のコラムが書けるように、今年も頑張ります。
2024年の初釣りは1月4日から。
僕のバスフィッシングに、オフシーズンという言葉は存在しません。笑
今年の冬は沖の釣りを習得すべく、房総の豊英湖へ通い込みました。
魚探を駆使した沖の釣りは、現代のトーナメントを戦う上で欠かせない技術。
昨年トーナメント(H-1グランプリ)に参戦していて、その必要性を感じ、練習し始めました。
この準備中の星空は本当に綺麗☆
写真では伝わらないのが悔しいですが、何気ないこんな時間も好きだったりします(^^♪
メインにした釣りは、「ミドスト・ホバスト」。
中層を泳いでいるバスや、中層にサスペンドしているバスを狙う釣りです。
サカマタシャッドやラストエースなど、メーカー問わずに色々なワームを試していました。
1匹目を釣るまでは本当に苦戦しましたが、この釣りに振り切って練習を重ねていくと、少しずつ釣果も出るようになりました。
豊英湖では、ボート屋さんの協力で行われるニジマスの放流があります。
このニジマス放流のタイミングにはスーパービッグも登場!!
自己記録更新となる56センチ3,350gをキャッチし、最高の冬修行になりました。
色々なルアーで魚の反応を見ていく中で、思いついたのが・・・。
光大郎さんから頂いたプロトのミノーシェイプワーム(仮称)のミドスト・ホバストでした。
(ミドストセッティング)
(ホバストセッティング)
どちらのリグも写真の様に横向きでセッティングし、水中で弱った状態のベイトを演出します。
特に、ホバストでのアクションがお気に入り!
アクションの仕方としては、振り幅が大きめのシェイクでルアーをロールさせて魚に気付かせたところで、ティップだけ揺らすような微シェイクでテールアクションを付けて食わす。
ネイルシンカーは1.3g~1.8gを調整しながら使用していました。
フックが常に上を向いているセッティングなので、フッキングも良きです。
すいません、ワームは飛んでしまいました( ノД`)シクシク…
まだ修正箇所もあるとの事で、セッティング方法なども変わってくるとは思いますが、楽しみであること間違いなしのルアーです。
2月に入ってからは、シャローに生命感を感じる事が増え、スピナーベイト(ビーブル1/2oz.)の反応が良くなってきた印象です。
そして冬の間、雨も少なく水色がクリアアップした状態が続いたので、濁りが入ると、より反応が良くなる印象を受けました。
最近では、NEWカラーの「ワイルドチャート」を多用しています。
地味系のチャートカラーですが、スカート1本の中に複数色がグラデーションで入っているので、艶めかしくスカートを震わすビーブルには相性抜群なカラーです。
ワイルドチャートをベースとして、濁りがきついエリアはライムチャートでアプローチ。
今回は、ライムチャートでキャッチしました。
1/2oz.を選択した理由は、一段深いブレイク付近で魚探に魚が写った為、狙ったレンジに早く到達させられる選択しました。
ブレードタイプはTW(タンデムウィロー)を使用。ブレイク付近にはオダなども存在するので、魚に気づかせる為にDW(ダブルウィロー)に比べ波動の強いTWを選びました。
それともう一つ楽しみにしている釣りが、房総エリアでは定番となっている「カエルパターン」。
今年も雨のタイミングで、スクーパーフロッグマグナム+フレックスジグ10gでキャッチすることができました。
この釣りのバイトは本当にたまらない(^^♪
今回は雨天時に、バンクから流れ込む白い濁りに合わせてアルビノを選択し、スカートもホワイトに巻替え。ラトルも付けて、よりハイアピール仕様にしました。
フックは、インフィニ#5/0(リューギ)を使用しています。
このラトルは、地元の釣具屋で見つけたメーカー不明のラトルですが、なかなか良い物が見つからず・・・。
濁りの中や、カバーの中から魚を引っ張り出す強い釣りなので、ラトルチューニングは有効であると考えています。是非、試してみて下さい。
そして、何か良いラトルセッティングを見つけたら教えて欲しいです!
いよいよ、春の訪れを感じる気候の日が増えてきましたね。
1年で最もビッグフィッシュ率が高い季節。フィールドに足を運び、ボトムアップルアーでメモリアルフィッシュをキャッチしてください(^^♪
【タックルデータ】
●ルアー ミノーシェイプ(プロト) 1.3gホバスト
●ロッド スティーズ RC S61L-SV(ダイワ)
●リール ルビアスLT2500-XH(ダイワ)+
●ライン PEレジェンシラー0.8号+リーダー1.5号(山豊テグス)
●ルアー ビーブル1/2oz.(ライムチャート)
●ロッド STEEZ SC C69M+ -ST【FIRE WOLF】(ダイワ)
●リール ALPHAS SV TW 800S-HL(ダイワ)
●ライン フロロバリュースターソフト14lb. (山豊テグス)
●ルアー スクーパーフロッグマグナム+フレックスジグ10g
●ロッド スティーズ SC6111HSBキングバイパー(ダイワ)
●リール スティーズ1012SV-XHL(ダイワ)+
●ライン フロロバリュースター16lb. (山豊テグス)
みなさんこんにちは。
フィールドレポーターの梅田大地です。
1発目のコラムは、厳寒期の霞水系の釣りをご紹介します。
今年の冬は暖冬と言われますが、しっかり水温が下がる日もあれば9℃近くまで上がる日もあり、気候や水温が安定しない冬でしたね(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
そんな、水中が不安定な時に必要になってくるのがブレーバーマイクロのリアクションダウンショットリグ。
私の初バスもブレーバーマイクロの3.5gダウンショットリグでした。
フック:T.N.Sオフセット#6
シンカー:ダウンショットシンカー3.5g(丸型)
リーダーの長さ:ブレーバーマイクロ分の長さ(約7.5㎝)
基本的に障害物に絡める釣りなので、オフセットフックを使用します!
ここで、個人的に大事だと思うのが丸型シンカーの3.5gと使うこと。
シンカーを重くすれば、よりリアクション要素が上がりますが、カバーに絡める釣りでもあるので根掛かりも増えてしまいます。
逆にシンカーを軽くすれば根掛かりはしづらく、そして根掛かっても取れやすくはなりますが、リアクション要素が下がります(T-T)
そこである程度の根掛かり回避と、リアクション要素の両方を兼ね備えた3.5gがベストですね^_^
そして、なぜ丸型シンカーなのか。
通常、リアクションダウンショットと言うと、釣り人側のロッド操作で仕掛ける事が多いですが、丸型シンカーならボトムでシンカーが転がりやすく、コチラが意図していないタイミングでリアクションバイトを取れるためです( ◠‿◠ )
この意図していないリアクションバイトを誘発出来るのは、小さくて良く動くブレーバーマイクロの特権d(^_^o)
そしてこれからの時期は、クリアペッパーカラーを使用したシラウオパターンが有効になってきます!
シラウオが視認できたら迷わず投げましょう(*⁰▿⁰*)
〔使用タックル〕
ロッド:フィクサーGA-61ULS-ST【RAIDJAPAN】
リール:コンプレックスXR C2000F4HG【SHIMANO】
ライン:THE BLACK 4lb.【ZALT’S】
もう1つご紹介したいのが、冬から春にかけて強くなるアラバマリグ。
もはや定番中の定番ですね♪
今回のコラムでは、霞水系におけるアラバマリグのセッティングや使い方を説明させていただきます(°▽°)
狙い所ですが水深関係なく、まずは足元を狙ってみてください^_^
護岸のエグレや、テトラ帯だったら護岸とテトラの隙間ですね!
狙うレンジ(層、タナ)ですが、こんな高価なリグ、無くしたくないですよね?( ;∀;)
まずは表層のみで大丈夫です!!!
慣れてきたところでアラバマが見えるか見えないかの水深でやってみましょう٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
この見えるか見えないかは、場所や透明度によって変わりますが、霞水系であれば約50㌢程度。
もちろん浅いところなら表層のみでオッケーです♪
次にアクション方法ですが、数年前からよく聞くバマストと呼ばれる使い方。
ジグストやミドストと同じ要領で、ラインを弾きながら手前にゆっくり引いてくるアクションです。
最近では、バマストより優しいロッドアクションのシェイク巻きもよく釣れますね( ◠‿◠ )
ロールしやすいフリッシュは、シェイク巻きで力を発揮するワームです(*゚▽゚*)
ここで、自分のセッティングを紹介させて頂きますね♪
【セッティング1】
外側:ヴァラップスイマー3.3 (ホリゾンヘッド0.9g #2/0)
内側:ヴァラップスイマー3.3 (コーンヘッドJr.ブレード0.9g #2/0) ※フックは折っています。
真ん中:ヴァラップスイマー5.5プロト (コーンヘッド1.8g#5/0) ※目玉は自分で付けています。
【セッティング2】
外側:フリッシュ3.5 (ホリゾンヘッド0.9g#2/0)
内側:フリッシュ3.5 (0.9gホバストセッティング) ※フックは折っています。
真ん中:ヴァラップスイマー4.2 (コーンヘッドブレード0.9g#3/0)
になります♪
セッティング1の外側、内側のヴァラップスイマー3.3は少し背中を逸らし気味でフックを通すと、よりロールしやすくなりますd(^_^o)
次にカラーです。
セッティング1のヴァラップスイマー3.3ですが、ほぼ《セクシーシャッド》を使用しています。
エメラルドチックな背中と、少しゴールドがかったお腹が霞ヶ浦水系の水色に良く合い、適度な水馴染みでアピールをしてくれます。大好きです^_^
セクシーシャッドに似た《オイカワ》や《リアルフィッシュ》も同様に、適度なアピール力を持つカラーですね♪
是非、お試しください!
セッティング2のフリッシュですが今のところ色々なカラーを使用しています。
ハイライトの時は《リアルフィッシュ》、《ナチュラルシャッド》。
ローライトの時は《ゴーストチャートバック》が主に使用しているカラーです。
皆さんのカラーセッティングもお聞きしたいので
『こんなカラーの組み合わせ良いよ!』
『このカラーならバイト多いよ!』
なんてありましたら、是非教えてください(о´∀`о)
そして先日、ヴァラップスイマーのアラバマリグで52㎝2370gをキャッチしました٩( ‘ω’ )و
《写真9、10》
真ん中のヴァラップスイマー5.5(プロト)をバックリです^_^
※目玉は自分で取り付けています。
アラバマリグでの使用時は今のところ全て、真ん中のヴァラップスイマー5.5をガッツリ食べてくれてます!
単体使用時(0.9gジグヘッドリグ)でも、ナイスバスをキャッチ(^-^)
かなりのルアーパワーを感じるので、早く皆さんに使って頂きたい気持ちでいっぱいです(゚∀゚)
〔使用タックル〕
ロッド:キングヘビーGA-72HC【RAIDJAPAN】
リール:ジリオンSVTW1000XHL【DAIWA】
ライン:THE BLACK 16lb.【ZALT’S】
寒さや花粉に負けず、春のデカバス釣りを楽しんで下さい(^^)
こんにちは、川村です。
この度、フィールドレポーターに山谷幸大(ヤマヤコウタ)が加わることをご報告いたします。
最初に知ったのはルアーマガジンの誌面で、庭師で虫系の達人!
その後も、高滝湖でやたら強いと話題になり、ブレーバーマイクロをウイニングルアーにしてくれたことも。
縁あってお会いすることもあり、センスあふれる釣法や拘りに唸らされ・・・人柄にも惹き込まれました。
釣果や釣法の発信のみならず、開発においてもアドバイスをいただきたく、弊社スタッフへお誘いした次第です。
今年は新たなステージに挑むとのことで、活躍が楽しみ!
お見知りおきのほど、よろしくお願いいたしますm(__)m
初めまして。
この度ボトムアップフィールドレポーターとして活動させて頂くこととなりました、山谷幸大(ヤマヤコウタ)と申します。
簡単に自己紹介させて頂きます。
神奈川県在住の39歳。
10歳の時に、TV番組〝釣りロマンを求めて”にて村田基さんとバーニーシュルツさんがアメリカの湖で共演しているのを観て、バス釣りに興味を持ち、始めました。
最初は陸っぱりからスタートし、2年くらいバスを釣ることが出来なかった事を覚えています。始めてバスを釣った時の感動が大き過ぎてハマってしまったのかなと…
でも釣れたのは20センチでした(笑)
その後、20代前半からレンタルボートを始め、関東各地の湖で色々な釣り方を試していくように。その時に、高滝湖の“春爆”や“秋爆”と言われる、パターンにハマれば良型のバスがたくさん釣れる経験をしたことで、よりバスフィッシングに熱中しました。
現在は、その経験を元に5.6年前から本格的にトーナメントに出始め、高滝湖をメインにNBCの南千葉チャプターとTKKオープン(高滝観光組合オープン)、神奈川チャプターに参戦しています。
来年度からはJB登録をして、JB入鹿池に参戦予定です。
今後は、バスフィッシングの楽しさや、私自身が以前から使っていてよく釣っている、ボトムアップ製品の使い方などをご紹介出来たらなと思っています。
宜しくお願い致します。
こんにちは、川村です。
先日、ブレーバーⅡをリリースさせていただきました。
(写真上:ブレーバー、写真下:ブレーバーⅡ)
ブレーバーは、弊社のファーストプロダクトということもあり、思い入れもあるモデル。
ストレート系でありながら、ネコリグでのフォール中にサスペンドバスを反応させたく、全身を身震いさせる。
そして、テールをカットすれば、ノーシンカーワッキーやジグヘッドワッキーにも完全対応できる。
当時、ルアマガモバイルの投稿では年間最多釣果を記録したりと、バスからの反応も良く、
弊社としても、立ち上げ初期を支えてくれたアイテムでした。
そんなブレーバーでしたが、リリースした頃とはフィールドの状況が変化し、それに合わせて変えたい部分が生じてきました。
シンプルに言えば、よりスレてきたことで、視覚的なアクションを控えめにしたい反面、水押しは強く。
ボディサイズも、5インチと5.7インチの中間くらいが欲しくなりました。
そう思い出したらそうせずにはいられなくなり、ブレーバーの生産をストップすることに。
ただ、店頭から在庫がなくなっていくに従い問い合わせをいただくようになり、
現状のご報告も含めて最後に1色だけ生産しオンラインショップにて販売したところ、完売。
ありがたくも、ご愛用いただいたユーザー様に応えるモデルチェンジにしなければならないと気も引き締まりました。
しかし、開発は思うように進んでいなかったことも事実・・・
今思えば、「それなりに変えなければ」との気持ちも作用していたと思いますが、テールアクションをタイトかつ、シェイク時には左右に揺らすことも狙ったことでブレーバーらしさが出ず。
“ブレーバーらしさ”とは、ただテールがバイブレーションするのではなく、その振動がボディにまで達してマイクロウェーブのごとく全身微振動することです。
が・・・やればやるほど初代のブレーバーに戻っていく”(-“”-)”
まあ、初代も試行錯誤した結果あのカタチになったワケですから、いいバランスでした。
ちょっと吹っ切れたというか、必要以上に変えるのではなく、今思うベストアクション・ベストバランスを突こうとちょっと方向転換。
随所を洗練し、その積み重ねによりトータルでの完成度を高めていこうと決めました。
テールの形状やサイズをあらためて試し、初代よりもタイトな振り幅ながら、ボディまでしっかり震わせる強さはあるように。
ボディのリブは深めのリングボディに落ち着きました。
水を受ける面はエッジを立て、より水を掴むようにしています。
これにより柔軟性も増すことで、タイトなテールアクションでもよく身震いすることも副産物でした。
ラインを張る程度の軽い操作でもよくクネるし、ノーシンカーワッキーでのフォールでも、自発的に“フルクロール”してくれます。
このノーシンカーワッキーでフルクロールすることは初代でもこだわったところで、
足元にフォールさせたときには自発的にクネクネしていても、投げた先ではラインの抵抗により動きは小さくなり、小刻みに震えていた程度のモノは動いていないことも。
動きが小さくなる条件下でも極力動いてくれるように、イキイキとフルクロールするようにしています。
そんな自発的クロールアクションを追求するうえで、ボクにはストレートワームのデザインに悩みがありました。
それは“ハチマキ”。
ハチマキとなる太い部分がない方が、全身一体感のあるクロールアクションが出る。
しかし、ハチマキがあることでフックを刺す目安になるし、その部分が太いことで針持ちの良さにも貢献します。
そこで見出したのが、左右にクロールする方向(上下方向から見たとき)には深いリブを入れてクネリを妨げないようにし、フックが通る部分(左右方向から見たとき)にはリブを入れず、フックを保持する肉厚がある。
これにより、一体感のあるクロールアクションとハチマキの役割を両立することができました(*^^)v
完成までの過程は・・・
【一次試作】
ネコリグでシェイク時にテールを左右に振るも、フォール中に動かず。
ノーシンカーワッキーフォールでの自発的クロールは振り幅不足。
質量のあるリングボディを狙うも、大雑把すぎました。
【二次試作】
テール側面のフラット部を薄く、エンドは僅かに肉厚にするも、フォール中動かず。
テールが小型化されていますが、理由は忘れました(^^;
リングのピッチを細かくするも、まだ繊細さに欠けるな~
【三次試作】
小さなシャッドテールにするも、シェイク時の横揺れを狙ったテール側面のフラット部が振りを抑制し、初動が悪く、振り幅も不足しボディまで震えず。
ここから、ハチマキにリブが入りますが、まだクロールアクションにカタさがありました。
リングのピッチはOK!
【四次試作】
シェイク時の横揺れよりもシャッドテールとしての機能を優先し、テール側面のフラット部をスリム化。
初動もフォール姿勢も良くなるも、まだテールバイブがタイト過ぎて身震いは弱い。
ハチマキのリブをより深くしたことで、ノーシンカーワッキーでは一体感のあるフルクロールするようになりました◎
【五次試作】
テールエンドを一回り大きくし、さらにフラット部を延長することで、タイトながらボディまで震わせるバランスに◎
これにて完成です!!
正確にフックをセットしやすいセンターラインは、ボディをカットして使うことも想定し、ハチマキからテール側にも入れています。
ノーシンカーワッキーとジグヘッドワッキーでベストアクションになる位置はリブを太くしたうえでシボ加工をすることで分かるようにしています。
また、ヘッドの上面はリブの内側(芯)をフラットに(よく見ないと分かりませんが(^^;)。
この部分でより抵抗を受け、操作感と水押しを強めたかったからです。
ボディサイズも調整しつつ、5.4インチに。素材もベストアクションが出る柔らかさと塩の含有量を選んでいます。
もう、ちょっとちょっとの見直しですが、今の時代にジャストアピールとなる性能に仕上がったと思います。
あっ、もうひとつ変わったのが、JB.NBCの大会でもお使いいただけるFeco認定となりました!
今年は他にスクーパーフロッグ(オリジナルサイズ)、ブレーバーマイクロ、ハリースライド。そして、新作として控えるヴァラップスイマー5.5やそれ以降にリリースとなるアイテムも予定しております。
少しずつアイテムを充実させていきたいと考えておりますので、ご活用いただけましたら幸いですm(__)m
こんにちは、川村です。
この度、フィールドレポーターに梅田大地が加わることとなりましたので、紹介させていただきます。
通称、“梅地”。
ボクが彼のことを知ったのは、五三川にて開催されたルアーマガジン主催、「陸王オープン2020」の決勝でした。
解説ゲストとして、その様子を見て回ることになったのです。
その時、最も激戦区となった関東エリアから勝ち上がってきたのが梅地さん。
アウェイとなる五三川でもしっかり5本のリミットメイクを果たすも、2位・・・30g差に涙をのむ結果となりました。
しかし、スカートを刺したイモグラブのノーシンカーを丁寧にフリップする姿は絶対に釣るオーラをまとっていたし、アラバマリグで勝つためのビッグフィッシュも狙う、剛柔織り交ぜる巧者っぷりも感じました。
その時の縁もあり、梅地さんが主催するゴミ拾いイベントに声をかけてもらったり、
他にも、U-30の大会を主催するなど、フィールド環境や若手の育成にも尽力していることも知りました。
アングラーとしても、霞オカッパリ界隈において一目置かれる実力派。
そんな実力や行動力を知っていつつ、ルアーは縛りなくやりたいタイプなんだろうな~、という雰囲気を感じ、こちらから声をかけることはしないでいたのですが・・・
まさかの本人からの申し入れがあり、あらためてその熱意を聞いて意気投合となった次第です。
今後、弊社発信の情報や動画を通じて彼の釣りを紹介していく予定です。
お見知りおきのほど、よろしくお願いいたします。
川村光大郎
皆さま、初めまして。
この度、ボトムアップ フィールドレポーターとして活動させて頂くことになりました梅田 大地(うめだ だいち)です。
今回は簡単に自己紹介をさせていただきます。
茨城県在住、36歳。
釣りを本格的に始めたのは20歳になってから。 きっかけは友達に誘われて池で釣りをした際、トップウォーターに出たカッコいいブラックバスでした。サイズは30㎝くらいでしたが、そのバイトシーンは今でも忘れられません。こんなに刺激的でエキサイティングなことはないと思い、それからどっぷりバス釣りにハマりました。
現在は、ホームフィールドである霞ヶ浦水系でのオカッパリをメインに、まだまだ色んな釣りを習得したい一心で日々フィールドに通っています。
得意な釣りはサイトフィッシングとトップウォーターですが、 その日の魚の状態とフィールド状況を見極め、その場に応じたルアーチョイスやアプローチをすることを常に心がけています。
また、自分よりも若い世代の人たちが、今後も霞ヶ浦水系で釣りを楽しめるよう、53PickUp!!などの清掃活動に参加したり、仲間と共に自分たちで清掃活動を企画・実行してきました。
近年では、30歳以下限定のオカッパリ大会も主催しています。
これから、もっと多くの方に霞ヶ浦水系の魅力や旬な情報を知ってもらいたいと同時に、中学生や高校生といった次の世代にバスフィッシングの楽しさを伝えていきたいです。
そして、ボトムアップ製品の魅力や自分なりの使い方を、コラムやSNSを通じて発信していければなと思います。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m
こんにちは、川村です。
いよいよ年末差し迫り、社内も慌ただしく仕事納めを迎えました。
今年はコロナ前のようにイベントも多くなり人と接する機会が増え、久しぶりにお会いする方もいて懐かしかったり、
広州ダイワ社長のはからいで中国に2回もお誘いただき、新たな経験をさせてもらったり。
コロナの閉塞感から動き出し、あっという間に過ぎ去った一年でした。
ありがたいことにスケジュールは埋まる一方で、プライベートの釣行はこれまでになく少なく。
プライベートとはいえテストを兼ねていたり、閃きの元となる大事な時間ですので、
来年はより1日1日を大切に、仕事とプライベートの釣り、どちらも充実させたいと思っています。
そしてアングラーとして注力したのは、やっぱり陸王!
13年振りとなる金森隆志との対戦はことさら熱くなり、そして度肝を抜かれました。
陸王でロクマル釣っちゃうなんて、カナモといえどやり過ぎだろ~!!
決勝は、2日間で3バイト3フィッシュ。
プラクティスからこれほど掴めない状態で本戦に挑んだことは過去になく、本番の集中力でもどうにもなりませんでした。
ラストに来てくれた最大魚がせめてもの足掻きでしたが・・・
みな苦戦する状況でも2日間ともしっかり釣ってくる、青木大介の強さをあらためて見せつけられました。
今や国内外で活躍しレベルアップするトップアングラーを相手に、フィールドの難易度も増し、タイトル奪還はいっそう困難になっていると感じます。
ただ、ボクにとってはそんな彼らと勝負できる生き甲斐ですから、今一度必ず!!
開発においては、ギミーはまたひとつ、ニューアクションを備えてリリースできた自信作です。
バスからの反応は上々ではありますが、実はちょっとだけ直したい箇所に気づき、早速金型を修正しました。
今月出荷したものから反映されており、ジグトレーラーにしたときの針持ちがアップしています。
そして、やりたいことは明確だったのに、思いのほか難航したブレーバーⅡもようやく完成!
一見あまり変わっていないように見えるかもしれませんが、現代のフィールドに合わせたボディバランスとアクションにリメイクしています。
そして、ずっとストレート系に抱いていた“とある悩み”も解決していますが、追って紹介させていただきます。
こちらは2月のリリースを予定しておりますm(__)m
他にも来年リリース予定のモノを数アイテム、少しづつですが進行しております。
ハードルアーにおいても、ジャークベイトは苦戦中・・・こちらもビジョンは明確にありますので、その実現に向け、焦って妥協しないように。
そして、開発スタッフに鈴木翔が加わり、新たなルアータイプにも取り組んでおります。
鋭く実践的な発想を持っていることと、黙々と試行錯誤する姿勢は開発に向いていると思うのですが、どうか?
見守りつつも注意深く進めてまいりますが、楽しみでもあります。
フィールドにおきましては、昨年も記しましたが、引き続きバスをいっそう大切にしなければ、と。
乾いた地面にバスを置かない、水から長時間出しっぱなしにしない、といったことを1人でも多くの人に知ってもらえるように。
ライブウェルを用いる大会においても、スポーニングシーズン自粛の動きは広がっていることを感じます。
アングラーが出来ることに限りはあれど、より広がりをもって実践すれば、その効果は表れると信じています。
最後に、
無事一年を過ごせたことを、お世話になった関係者の皆さま、販売店様、ユーザーの皆様へお礼申し上げます。
来年も皆様にとりましても良い一年になりますよう。そしてフィールドでしか味わえない幸せや感動がより多く訪れますように!!
ボトムアップ株式会社 川村光大郎
皆さんこんにちは、フィールドレポーターの石井一樹です。
12月も後半になり、ようやく少しずつ寒くなってきました。水温が10度を下回ると、
いよいよメタルバイブ「フルーミー」の出番です。
フルーミーは新しく3ウエイトが追加され、3.5g・5.0g・7.0g・10.5gの4ウエイトになりました。
自分が高滝湖でよく使用する2ウエイト(3.5g・5.0g)の使い分けを少し説明すると・・・
〇3.5g(Newウエイト)
狙いの水深はMAX5mまで。
4ウエイトの中でも特にタイトアクションで動き出しが早く、小さいリフトで食わせることが出来るので、魚にプレッシャーが掛かっているフィールドのタフな状況下で究極のクワセ能力があります。
タックルは、LパワーのソリッドティップスピニングロッドにPEライン0.6号、リーダーフロロカーボンライン1.5号で使っています。
〇5.0g
メタルバイブの釣りで、一番基準としているウエイトです。
狙いの水深はMAX8mくらいまで。シャローからディープまで幅広く使えます。
タックルは、オープンエリアではML~Mパワーのソリッドティップベイトロッドにフロロカーボンライン8ポンド。カバー周りを狙う時は、ラインをフロロカーボンライン10ポンドにしています。硬めのロッドを使う方が根掛かりを外しやすいです。
ここからは釣果レポートを!!
12月9日(土) 高滝湖
天候:晴れ
水温:9度台
水色:薄濁り
ターンオーバーもようやく落ち着き、遂にフルーミー劇場の開幕か?とワクワクしながらスタート^―^
上流エリアの流れを避けるエリア(上流部からの冷たい水を嫌がり、魚が一度溜まる場所)から釣り開始。
魚群探知機の画面で小規模なスクールを発見。
フルーミー5.0g(クロキン)をキャストし、小さいリフト&フォールで誘うと、なんと一投目からヒット。
リフトの動かし方は、ルアーが着底した後の弛んだラインを持ち上げるくらいです。
高くリフトせず、魚の目の前に何回も通す感じで^―^
(リフト幅は20~30㎝をイメージ)
まだ魚は居る感じだったため、プレッシャー対策としてフルーミー5.0gから3.5g(ホロワカサギ)にチェンジ。
同アクションで誘うと、2匹目がヒット。
反応が無くなり、違うエリアへ移動。
ワカサギが3mラインに多く、そのワカサギについているバスを魚群探知機で発見。
ワカサギの群れにフルーミー3.5gを入れて、リフト&フォール。すると、シミーフォール中にバイト。
減水の影響で狙う水深が3mということもあり、今回は特に3.5gが使いやすく感じました。
動き出しも良く、小さいリフトでもしっかりアクションしている。魚へのプレッシャーがかかっている今の高滝湖の状況にマッチしているなと!!
今回、カラーはマッチザベイトを意識して、ホロワカサギを選択しました。
朝夕の光量が少ないときは、クロキンやマットブラックタイガーを使い、捕食しているベイトがブルーギル・ゴリであれば、稚ギルやGORIを使います。
これからより寒くなりますが、フルーミーで年末ラストフィッシュを仕留めてくださいね^―^。
霞ヶ浦水系オカッパリでの鈴木翔の動画も公開されています。
最後に。
先日、自身2回目となる動画撮影を高滝湖で行ってなってきました。
ロケ当日の天候は、朝から雨でしたが・・・
フルーミー3.5gのホロワカサギがハマり、高滝湖のナイスサイズが連発!!
キャッチした7本、全てが40アップでした。
同船していた草深さんも、フルーミーでバックシートから3本キャッチと、船中2桁釣果!
フルーミー劇場、開幕でした。
こちらの動画も公開されましたら、是非ご覧ください(笑)
少しでも皆様のご参考になりましたら幸いです。
【使用タックル】
〇フルーミー3.5g
ロッド:デジーノ63L technical
リール:エアリティーLT2500S
ライン:PEライン0.6号
リーダー:フロロカーボン1.5号
〇フルーミー5.0g
ロッド:デジーノPBF 66MR
リール:アルデバラン BFS XG
ハンドル:ZPI ZELOSハンドル
ライン:フロロカーボン8ポンド または10ポンド
こんにちは、川村です。
今年も残すところ1週間チョイ・・・1年が半年くらいに感じます(^^;
さて、すでにイベントでは先行販売しておりますが、ボトムアップ初のポークアイテム「BUダディ」をリリースさせていただきます。
とはいえ一般販売ではなく、オンラインストア限定にてm(__)m
素材に豚さんの柔らかい部位を選りすぐっておりますので、生産数に限りがあるためです。
陸王や艇王など、勝負事においてボクがジグ&ポークを主戦力にしているのをご存じの方もいると思います。
実際、ボクが勝つときはたいていコレによるもの。
特に、コンパクトジグと合わせたときの、「バイト数の多さ」と「良型狙い」を両立するバランスの良さは抜きん出たものがあります。
長年ソフトベイトの開発をしていますが、ポークの威力は別格と言わざるを得ません。
その艶めかしい動きと天然素材ならではの質感も効いているのか!?バイト誘発力がグッと高まります。
そんなポークを初めて使ったのは小3かな!?当時最もポピュラーだったアンクルジョッシュのポークフロッグ。
オレンジに黒の斑点が付いたものを、フィネスジグの元祖だったと思われるロッドストレイナーのジグにセットしてバスをキャッチしたときは嬉しかったな~
なんかプロっぽくて(笑)
その後はしばらく空くのですが、社会人になってから。
3.5g~5gのラウンドジグにポークフロッグを付けて、護岸キワを今でいうジグストするとよく釣れることに気づきました。
デカバス狙いではビッグダディにもハマり、アンクルジョッシュで一時あった、脂身素材のMAXX PORKを好みの厚みに削いだモノも気に入っていました。
厚みがあるためペラペラした動きではなく、デロンデロンと柔らかいのに水を押すタイプの良さに気づいたのはこの頃です。
ただ、MAXX PORK以外は柔らかさと浮力を備えた“一軍”は1ビンに一個あればいい方で、ナイフで叩いて柔らかくするのが当たり前。
どうにも硬くて使いものにならないモノははじきました。
アンクルジョッシュのストックです。
アンクルジョッシュが廃盤になると聞いてそれなりにストックはしていたものの、貴重ゆえ取材や勝負事くらいでしか使えないし、一軍モノは底を尽きそう・・・
そんな折、より柔らかくバラツキの少ないジャパニーズポークの登場は朗報でした。
中でも釣り吉ホルモンのピッグダディ。それの「Jr.」は、10年ぶりの陸王奪還を叶えてくれてから、何度も勝ちに貢献してくれています。
さて、前置きが長くなりましたが、そんなポークLOVEなボクが欲するイメージがありました。
イメージをスケッチしたもの
ピッグダディJr.はタフった状況で欠かせないコンパクトサイズながら、それより一回り大きい、ギャップジグにベストマッチするボリューム感のモノ。
さらに、ヘッドとテールの比率を若干テールを長くして、通し刺ししてもテールが艶めかしく波打つように。
そして釣れるポークの条件として重要なのが素材(部位)!
皮が付いている方が針持ちはいいのですが、釣ることに関しては、柔らかくて浮力もある皮無しの脂身にこそ、ポークの旨味があると思っています。
ボクがピッグダディJr.を愛用する理由はボディサイズだけでなく、実はピッグダディシリーズの中でもこのJr.だけは脂身なんです。
一見、テール部分が「少し厚身すぎるかな?」と思える個体でも、使っているうちに柔らかくなっていき、艶めかしい動きと水押しを両立する“極上ポーク”と化します。
ちなみに、ビンから取り出してすぐに柔らかくしたければ、指でモミモミするといいですよ(^_-)-☆
指にまとわりつく柔らかさが、最高のキックアクションを生む目安です。
厚みがあるのに指にまとわりつく柔らかさは脂身ならでは!
そんなワケで、BUポークではもちろん、ピックダディJr.と同じ脂身を採用しています。
脂身のメリットはもう一つあり、通し刺ししやすいこと。
皮付きでも通し刺せないことはないのですが、けっこう力がいるうえ、ヌルッと滑って指に刺しそうで怖いです。
ギャップジグであれば、ワイヤーキーパーまで入れればある程度保持しますが、使っているうちにズレるようになってきますので、ゴムストッパーで上部を固定すると持ちが良くなります。
通し刺しをする一番の理由はボリューム感の調整で、コンパクトにしたいときですね!
また、チョン掛けするときにはそのままでもいいのですが、ワームの切れ端を通してワイヤーキーパー部を埋めてしまうとなお良し。
たまに起きる、ワイヤーキーパーにポークがロックしてしまうことを防いでくれます。
ちなみに、針穴は空いていません。
脂身素材だと、初めから空いていると針穴が広がりやすいのと、無くてもスッと刺せるため不要です。
そしてカラーも特注しました。
釣り吉ホルモンさんにお伺いし、ダークブラウンとダークレッドはその場で調色してもらいました。
ダークブラウンは、ワームでいうところのグリパン的。
ボトムやカバーに馴染みつつ存在感もある。幅広いシチュエーションにマッチするので、個人的には最も出番の多いカラーです。
一方ダークレッドは、赤黒いザリガニのイメージ。
目を惹きつつも、派手過ぎない赤がいいな、と。
そしてブラックは、言わずもがなの定番カラーですね!
特に濁った時には一択です。
ひとつ付け加えると、釣り吉ホルモンさんで使っている染料は自然に優しいものなのですが、使っているうちに色落ちしてきます(個体差あり)。
ブラウンとレッドを濃い色合いにしたのは、それを見越してのことでもあります。
また、高品質ポークといえど、天然素材ゆえの個体差は生じます。
一つの金型で抜いていますが、型寸法よりも小さい物も大きいものも混在します。
これは柔らかい脂身素材の方が起こりやすく、検品ではじいている数も相当量(送ってもらい、身内で使っています)。
それでも、実釣性能においてこの脂身素材は譲れないところなのです。
ご購入は、個体差があることをご了承のうえご検討いただけますと幸いですm(__)m
個人的には、ちょっと小さい、大きいを状況に応じて選んでおります。
ご使用いただくうえでの注意点は、乾かないようにすること。
ボートでしたら水面に浸しておきますが、大会によってはロッドを2本出していることになり、ルールに抵触してしまいます。
ポークセーバーという濡らしたスポンジで挟むアイテムもあり、釣り吉ホルモンさんでも扱っております。
釣り吉ホルモンさんの「放るモンキーパー」。
簡易的には、ジップロックやワームのパッケージに密封しておけばOKです。
まあ、ボクが欲しくて作ってもらったものですから、あまり売れないとしても個人的には満足していますが。(オイオイ・・・)
ポークの旨味を知っている方も知らない方も、一度ご賞味いただけましたら幸いですm(__)m
皆様、こんにちは!
台湾で赴任中のフィールドレポーターの山口将司です。
今回は怪魚トーマンにチャレンジしてきましたので、そのレポートをお届けしたいと思います。
トーマンはチャドーとも呼ばれ、タイワンドジョウ属Channa(ジャイアントスネークヘッド)に属する、いわゆる日本で言うところの雷魚の仲間です。東南アジアに広く分布しており、台湾、マレーシア、インドネシア、タイなどの温暖な地域に生息しています。トーマンを狙って日本から海外遠征する人も居たり、ツアーが組まれたりと、人気のルアーターゲットになっているようです。
台湾ではこれまで計4回トーマン釣りをしたのですが、うち3回がボウズという厳しい結果に…。なかなか簡単には釣れないトーマンですが、一日に訪れる数少ないチャンスをしっかりものにしないと、こういう結果となります…。
今回のコラムでは、唯一釣れた1日にフォーカスしたいと思います。
台湾のトーマンフィッシングですが、基本的にはダム湖(人造湖)での釣りとなり、地元のガイド船…といっても、発砲材やパイプを組んで造られたイカダのような船での釣りになります。大きく移動するときはエンジンを使い、釣りをするときはハンドコンのエレキで操船する形になります。船内はフラットな造りなので、釣り自体はしやすい印象です。魚探などの概念は無し…(笑)ボートや艤装品を含め、まだまだ発展の余地はあります。
地元のガイド船。イカダのような造りです。
トーマンを狙う際には、大きくわけて3つのアプローチがあります。
①稚魚ボール狙い(オレンジ色をしたトーマンの稚魚の群れがボール上となって水面に現れるので、稚魚を守っている親トーマンを釣る釣り方。)
②呼吸撃ち(水面まで肺呼吸しに浮上するトーマンを狙い撃ちする。呼吸後に水中に戻っていくトーマンを狙う釣り方もある。)
③カバー撃ち(様々な障害物に居付くトーマンを釣る。バスフィッシングと同じアプローチ。)
訪れたフィールドは野池のような雰囲気のダム湖。アシのようなベジテーションや竹などのシャローカバーが豊富なフィールドになります。8月に訪れたので、真夏の気候。産卵期のピークも超えたので、稚魚ボールは一度しか見ませんでした。よって、狙いはトーマンの呼吸撃ち、もしくはシャローに点在するカバー撃ち!
自然豊かで美しいフィールド!
同じ会社の同僚である釣り好きジャスティンさんにイカダ船を手配してもらい、ガイドは雇わず船だけをレンタル、ジャスティンさん所有のハンドコンのエレキ&バッテリーを持ち込み、全てにおいておんぶに抱っこの状態で釣りをすることが出来ました…(笑)
トーマンを釣るルアーを付け加えると、水面をターゲットにするフロッグやバズベイト、ペンシルベイト、ワッパープロッパーのような回転系トップウォータープラグに始まり、ミノー、ディープダイビングタイプのクランクベイトなどのハードベイト系、ソフトベイトでは6インチ以上のシャッドテールワームによる水面引きが定番のようです。私はトーマンを狙うにあたり、ボトムアップルアーに拘って釣ってみました。持ち込んだのは、ヴァラップスイマー4.2インチとスクーパーフロッグマグナム。
ヴァラップスイマー4.2インチは、トーマンの呼吸撃ちでは高確率でバイトに持ち込むことに成功しています!魚に似せたシルエットと、タイトなアクションは、バスだけではなく、トーマンにおいても食わせの力を実感しました。しかし、バイトやフックアップまで持ち込むものの、ラインブレイクやバラシなどで、なかなかキャッチには至らず…。
トーマンは雷魚と同様、ルアーを水ごと一気に吸い込むバイトなので、4.2インチのヴァラップスイマーでは一瞬で丸飲みされ、鋭い歯によってリーダーがラインブレイクしてしまいます。ラインブレイクした後に、地元ガイドにケプラー繊維で作られたショックリーダーを頂きましたが、すでに後の祭り…。6インチ以上のシャッドテールワームが定番となっているのは、サイズの大きめなワームのほうがトーマンに丸飲みされづらく、ラインブレイクする確率も減るようなのです。さらに、6インチクラスのシャッドテールワームになると、ワームの重量が上がることで飛距離がアップ、アクション自体も大きくなりルアーパワーも上がります。海外のフィールドにおいて、魚があまりルアーにスレていない状況、しかし魚自体の密度は少なく、複雑なカバーや水深の深い所から魚を呼びたいといったシチュエーションにおいては、ルアーのサイズ感や、アクションにおけるパワーが必要だと感じました。
左側がヴァラップスイマー4.2インチ、右側が現地で使用されていた6インチクラスのシャッドテールワーム。
ちょうどヴァラップスイマーのサイズアップバージョンを開発しているとのことで、こちらのほうがトーマンフィッシングにおいてはベストサイズになるのではないかと思います!今から発売が楽しみですし、新サイズのヴァラップスイマーは海外の釣りにおいてワールドスタンダードになるかも!?
釣りのほうは、朝からミスバイトが数回あり、トーマンの反応は決して悪くはない。すると、船長のジャスティンさんが6インチクラスのシャッドテールワームでグッドサイズのトーマンをキャッチ!キャッチするまでの一部始終を見ていましたが、水面での激しいバイト、強烈な引きなど、やはりトーマンは怪魚と言われるだけの相応しい魚であることを実感…。
船長のジャスティンさんがグッドサイズのトーマンをキャッチ!傷一つない美しい魚体!
私も小さいサイズながらもヴァラップスイマー4.2インチでキャッチに成功!!
私はヴァラップスイマー4.2インチ(オフセットフックのシャンク部に糸オモリを巻いたウェイテッド仕様)でベジテーション周りを引きまくって、人生初となるトーマンをゲット!小さいサイズの子トーマンながら、何度もヴァラップスイマーに激しくバイトしてきて、とてもエキサイティングでした!
なんとか初トーマンをキャッチしたので、お次はビッグフィッシュ狙いでスクーパーフロッグマグナムを投入!持ち込んだドリンク飲料も底を尽きかけ、暑さで朦朧としてきた頃、バンクに垂れ下がるツルのようなカバーの際にキャストし、ワンアクションで水面が大爆発!!一呼吸おいて、渾身のフルフッキング!
水面に上がって来たと思ったら、再び水中に急突進したりと、今までに味わった事のない荒々しいファイト!
サイズは計測していないのでわかりませんが、かなりのグッドサイズ!!
頭はデカくて恐いし、魚が重すぎて、顔が引きつっています…(笑)
普段、ホームフィールドで釣りをしている霞ヶ浦では、かなりの大きさのアメリカンキャットフィッシュを釣ったことはありますが、トーマンの引きの強さや、果敢にルアーにアタックする姿は、まったくの別物。いきなり水面を割ってルアーが引き込まれるので、非常にエキサイティングです!海外で人気のターゲットになるのも頷けます。
今回、スクーパーフロッグマグナムで、ビッグサイズのトーマンをキャッチしましたが、バスは言うに及ばず、他魚種においてもビッグフィッシュを惹きつけるパワーがあるのかと感じます。エラストマー素材なので、鋭い歯をもったフィッシュイーターでも破壊されにくいのも嬉しいポイントですね。今後、海外遠征でトーマンなどの怪魚を狙われる方は、是非、スクーパーフロッグマグナムを試してみて欲しいと思います。
草深です。
ハリーシュリンプ3インチは今や、フリーリグを使用したチニングの定番ワームとして皆様に使っていただいております。
自分も数年前からチニングをはじめて、色々なワームを試してみましたが一番安定して釣れるのはハリーシュリンプ3インチです。
理由は色々あると思いますが、まずはサイズ感。
バスが大きな口を開けて、まわりの水も吸いこむようなバキューム喰いをしてくるのに対して、クロダイ&キビレは口も小さく、ついばむような喰い方をしてきます。
ハリーシュリンプのボディは細身で、小さな口でも吸いこみ易く、口の中までスッポリ入ってくれます。
そして、後方にフックポイントがくるボディ設計なのも一翼を担っています。
ウデの方から喰うことが多いのでフッキング率には相当影響する部分です。
更にショートバイトが多い時は尻尾を切って、コンパクトにすることも出来ます。
濁った時は強いアクションや水押しの効果を感じたことはありますが、通常は海の透明度が高いこともあるせいか、細かい微振動系アクションの方が良い反応を得られることが多いです。ハリーシュリンプはスイミングやボトムバンプ時にアーム先端に付いている爪部分が水流を受けて、細かく微振動します。それにつられて、アーム部分も細かく動きます。
ボディに付いている脚も、常に細かく動き続けるのもチヌからとって魅力的なことでしょう。
ワームカラーは元々、チニングをはじめた時は濃い目の色や派手目の色を好んで使用して釣っていましたが・・・
先日の釣行では、透ける弱めな色を多用して釣りました。
船長さん曰く、最近は透明感がある、弱めのカラーの方が安定して釣果を出しているようです。
薄目の色の中で個人的に好きな色は「ネオンシュリンプ」。
透かしてみると、色合が変化して、海辺で良くみかける「フナムシ」にも似ています。
クロダイの餌釣りではポピュラーみたいです。
そのほか、「モエビ」や「ホットシュリンプ」などのカラーも釣果が上がっていますね。
最後に、チヌはバイトがあるけど、掛からないことが多く起こります。
バスだと、サイズが小さいから掛からないとかはありますが、チヌの場合、サイズの大小に関係なくショートバイトが多発します。
魚の活性が低い場合などは、ワームをコンパクトにして対処しますが、それでもダメな場合はワームカラーなどを変えてみます。
そこで、フッキングまで持ち込む為のコツとして、常にラインを張り気味にすると、チヌがワームを吸い込む際に違和感を感じて吐き出したり、ワームの先端だけしか咥えないことがあります。
掛からない時こそ、小さなボトムの変化を感じ取れるぐらいのスピードでゆっくりと誘い、ボトム変化を抜けた際に少しラインスラッグを作るイメージでラインをさばきます。
少しロッドを倒して、たるみを作るぐらいで大丈夫です。
この部分を意識するだけで、掛かる魚の数が増えますよ。
先日公開した動画も是非、参考にしてみてください。
これから夏のチヌ(クロダイ)から秋のキビレにメインターゲットが変わってくる季節です。
バスタックルでも楽しめる手軽なチニングですので一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。
掛けてからの激しい引きは病みつきになりますよ‼
〇Hurry Shrimp3.0 フリーリグ 使用タックル
チニング専用タックル
ROD:SILVER WOLF 76MLB-S
REEL: SILVER WOLF SV TW1000XHL
LINE:UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 0.8号
LEADER LINE:フロロカーボン3号
SINKER:バザーズワームシンカーTG ペアーリング 10.5,14g
SINKER STOPPER:ハードシンカーロック L
HOOK:ブリームオフセット#1
バス流用タックル
ROD:STEEZ C70H-SV•ST
REEL: ZILLION SV TW 1000XHL
LINE:UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 0.8号
LEADER LINE:フロロカーボン3号
SINKER:バザーズワームシンカーTG ペアーリング 10.5,14g
SINKER STOPPER:ハードシンカーロック L
HOOK:ブリームオフセット#1