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kawamura 2023.12.20

こんにちは、川村です。

今年も残すところ1週間チョイ・・・1年が半年くらいに感じます(^^;

さて、すでにイベントでは先行販売しておりますが、ボトムアップ初のポークアイテム「BUダディ」をリリースさせていただきます。

とはいえ一般販売ではなく、オンラインストア限定にてm(__)m
素材に豚さんの柔らかい部位を選りすぐっておりますので、生産数に限りがあるためです。

陸王や艇王など、勝負事においてボクがジグ&ポークを主戦力にしているのをご存じの方もいると思います。
実際、ボクが勝つときはたいていコレによるもの。
特に、コンパクトジグと合わせたときの、「バイト数の多さ」と「良型狙い」を両立するバランスの良さは抜きん出たものがあります。

長年ソフトベイトの開発をしていますが、ポークの威力は別格と言わざるを得ません。
その艶めかしい動きと天然素材ならではの質感も効いているのか!?バイト誘発力がグッと高まります。

そんなポークを初めて使ったのは小3かな!?当時最もポピュラーだったアンクルジョッシュのポークフロッグ。
オレンジに黒の斑点が付いたものを、フィネスジグの元祖だったと思われるロッドストレイナーのジグにセットしてバスをキャッチしたときは嬉しかったな~
なんかプロっぽくて(笑)

その後はしばらく空くのですが、社会人になってから。
3.5g~5gのラウンドジグにポークフロッグを付けて、護岸キワを今でいうジグストするとよく釣れることに気づきました。
デカバス狙いではビッグダディにもハマり、アンクルジョッシュで一時あった、脂身素材のMAXX PORKを好みの厚みに削いだモノも気に入っていました。
厚みがあるためペラペラした動きではなく、デロンデロンと柔らかいのに水を押すタイプの良さに気づいたのはこの頃です。

ただ、MAXX PORK以外は柔らかさと浮力を備えた“一軍”は1ビンに一個あればいい方で、ナイフで叩いて柔らかくするのが当たり前。
どうにも硬くて使いものにならないモノははじきました。

アンクルジョッシュのストックです。

アンクルジョッシュが廃盤になると聞いてそれなりにストックはしていたものの、貴重ゆえ取材や勝負事くらいでしか使えないし、一軍モノは底を尽きそう・・・
そんな折、より柔らかくバラツキの少ないジャパニーズポークの登場は朗報でした。
中でも釣り吉ホルモンのピッグダディ。それの「Jr.」は、10年ぶりの陸王奪還を叶えてくれてから、何度も勝ちに貢献してくれています。

さて、前置きが長くなりましたが、そんなポークLOVEなボクが欲するイメージがありました。

イメージをスケッチしたもの

ピッグダディJr.はタフった状況で欠かせないコンパクトサイズながら、それより一回り大きい、ギャップジグにベストマッチするボリューム感のモノ。
さらに、ヘッドとテールの比率を若干テールを長くして、通し刺ししてもテールが艶めかしく波打つように。

そして釣れるポークの条件として重要なのが素材(部位)!
皮が付いている方が針持ちはいいのですが、釣ることに関しては、柔らかくて浮力もある皮無しの脂身にこそ、ポークの旨味があると思っています。

ボクがピッグダディJr.を愛用する理由はボディサイズだけでなく、実はピッグダディシリーズの中でもこのJr.だけは脂身なんです。
一見、テール部分が「少し厚身すぎるかな?」と思える個体でも、使っているうちに柔らかくなっていき、艶めかしい動きと水押しを両立する“極上ポーク”と化します。

ちなみに、ビンから取り出してすぐに柔らかくしたければ、指でモミモミするといいですよ(^_-)-☆
指にまとわりつく柔らかさが、最高のキックアクションを生む目安です。

厚みがあるのに指にまとわりつく柔らかさは脂身ならでは!
そんなワケで、BUポークではもちろん、ピックダディJr.と同じ脂身を採用しています。

脂身のメリットはもう一つあり、通し刺ししやすいこと。
皮付きでも通し刺せないことはないのですが、けっこう力がいるうえ、ヌルッと滑って指に刺しそうで怖いです。
ギャップジグであれば、ワイヤーキーパーまで入れればある程度保持しますが、使っているうちにズレるようになってきますので、ゴムストッパーで上部を固定すると持ちが良くなります。

通し刺しをする一番の理由はボリューム感の調整で、コンパクトにしたいときですね!

また、チョン掛けするときにはそのままでもいいのですが、ワームの切れ端を通してワイヤーキーパー部を埋めてしまうとなお良し。
たまに起きる、ワイヤーキーパーにポークがロックしてしまうことを防いでくれます。

ちなみに、針穴は空いていません。
脂身素材だと、初めから空いていると針穴が広がりやすいのと、無くてもスッと刺せるため不要です。
そしてカラーも特注しました。

釣り吉ホルモンさんにお伺いし、ダークブラウンとダークレッドはその場で調色してもらいました。

ダークブラウンは、ワームでいうところのグリパン的。
ボトムやカバーに馴染みつつ存在感もある。幅広いシチュエーションにマッチするので、個人的には最も出番の多いカラーです。

一方ダークレッドは、赤黒いザリガニのイメージ。
目を惹きつつも、派手過ぎない赤がいいな、と。

そしてブラックは、言わずもがなの定番カラーですね!
特に濁った時には一択です。

ひとつ付け加えると、釣り吉ホルモンさんで使っている染料は自然に優しいものなのですが、使っているうちに色落ちしてきます(個体差あり)。
ブラウンとレッドを濃い色合いにしたのは、それを見越してのことでもあります。

また、高品質ポークといえど、天然素材ゆえの個体差は生じます。
一つの金型で抜いていますが、型寸法よりも小さい物も大きいものも混在します。
これは柔らかい脂身素材の方が起こりやすく、検品ではじいている数も相当量(送ってもらい、身内で使っています)。
それでも、実釣性能においてこの脂身素材は譲れないところなのです。

ご購入は、個体差があることをご了承のうえご検討いただけますと幸いですm(__)m
個人的には、ちょっと小さい、大きいを状況に応じて選んでおります。

ご使用いただくうえでの注意点は、乾かないようにすること。
ボートでしたら水面に浸しておきますが、大会によってはロッドを2本出していることになり、ルールに抵触してしまいます。
ポークセーバーという濡らしたスポンジで挟むアイテムもあり、釣り吉ホルモンさんでも扱っております。

釣り吉ホルモンさんの「放るモンキーパー」。

簡易的には、ジップロックやワームのパッケージに密封しておけばOKです。

まあ、ボクが欲しくて作ってもらったものですから、あまり売れないとしても個人的には満足していますが。(オイオイ・・・)

ポークの旨味を知っている方も知らない方も、一度ご賞味いただけましたら幸いですm(__)m

yamaguchi 2023.11.10

皆様、こんにちは!
台湾で赴任中のフィールドレポーターの山口将司です。
今回は怪魚トーマンにチャレンジしてきましたので、そのレポートをお届けしたいと思います。

トーマンはチャドーとも呼ばれ、タイワンドジョウ属Channa(ジャイアントスネークヘッド)に属する、いわゆる日本で言うところの雷魚の仲間です。東南アジアに広く分布しており、台湾、マレーシア、インドネシア、タイなどの温暖な地域に生息しています。トーマンを狙って日本から海外遠征する人も居たり、ツアーが組まれたりと、人気のルアーターゲットになっているようです。

台湾ではこれまで計4回トーマン釣りをしたのですが、うち3回がボウズという厳しい結果に…。なかなか簡単には釣れないトーマンですが、一日に訪れる数少ないチャンスをしっかりものにしないと、こういう結果となります…。

今回のコラムでは、唯一釣れた1日にフォーカスしたいと思います。

台湾のトーマンフィッシングですが、基本的にはダム湖(人造湖)での釣りとなり、地元のガイド船…といっても、発砲材やパイプを組んで造られたイカダのような船での釣りになります。大きく移動するときはエンジンを使い、釣りをするときはハンドコンのエレキで操船する形になります。船内はフラットな造りなので、釣り自体はしやすい印象です。魚探などの概念は無し…(笑)ボートや艤装品を含め、まだまだ発展の余地はあります。

地元のガイド船。イカダのような造りです。

トーマンを狙う際には、大きくわけて3つのアプローチがあります。
①稚魚ボール狙い(オレンジ色をしたトーマンの稚魚の群れがボール上となって水面に現れるので、稚魚を守っている親トーマンを釣る釣り方。)
②呼吸撃ち(水面まで肺呼吸しに浮上するトーマンを狙い撃ちする。呼吸後に水中に戻っていくトーマンを狙う釣り方もある。)
③カバー撃ち(様々な障害物に居付くトーマンを釣る。バスフィッシングと同じアプローチ。)

訪れたフィールドは野池のような雰囲気のダム湖。アシのようなベジテーションや竹などのシャローカバーが豊富なフィールドになります。8月に訪れたので、真夏の気候。産卵期のピークも超えたので、稚魚ボールは一度しか見ませんでした。よって、狙いはトーマンの呼吸撃ち、もしくはシャローに点在するカバー撃ち!

自然豊かで美しいフィールド!

同じ会社の同僚である釣り好きジャスティンさんにイカダ船を手配してもらい、ガイドは雇わず船だけをレンタル、ジャスティンさん所有のハンドコンのエレキ&バッテリーを持ち込み、全てにおいておんぶに抱っこの状態で釣りをすることが出来ました…(笑)

トーマンを釣るルアーを付け加えると、水面をターゲットにするフロッグやバズベイト、ペンシルベイト、ワッパープロッパーのような回転系トップウォータープラグに始まり、ミノー、ディープダイビングタイプのクランクベイトなどのハードベイト系、ソフトベイトでは6インチ以上のシャッドテールワームによる水面引きが定番のようです。私はトーマンを狙うにあたり、ボトムアップルアーに拘って釣ってみました。持ち込んだのは、ヴァラップスイマー4.2インチとスクーパーフロッグマグナム。

ヴァラップスイマー4.2インチは、トーマンの呼吸撃ちでは高確率でバイトに持ち込むことに成功しています!魚に似せたシルエットと、タイトなアクションは、バスだけではなく、トーマンにおいても食わせの力を実感しました。しかし、バイトやフックアップまで持ち込むものの、ラインブレイクやバラシなどで、なかなかキャッチには至らず…。

トーマンは雷魚と同様、ルアーを水ごと一気に吸い込むバイトなので、4.2インチのヴァラップスイマーでは一瞬で丸飲みされ、鋭い歯によってリーダーがラインブレイクしてしまいます。ラインブレイクした後に、地元ガイドにケプラー繊維で作られたショックリーダーを頂きましたが、すでに後の祭り…。6インチ以上のシャッドテールワームが定番となっているのは、サイズの大きめなワームのほうがトーマンに丸飲みされづらく、ラインブレイクする確率も減るようなのです。さらに、6インチクラスのシャッドテールワームになると、ワームの重量が上がることで飛距離がアップ、アクション自体も大きくなりルアーパワーも上がります。海外のフィールドにおいて、魚があまりルアーにスレていない状況、しかし魚自体の密度は少なく、複雑なカバーや水深の深い所から魚を呼びたいといったシチュエーションにおいては、ルアーのサイズ感や、アクションにおけるパワーが必要だと感じました。

左側がヴァラップスイマー4.2インチ、右側が現地で使用されていた6インチクラスのシャッドテールワーム。

ちょうどヴァラップスイマーのサイズアップバージョンを開発しているとのことで、こちらのほうがトーマンフィッシングにおいてはベストサイズになるのではないかと思います!今から発売が楽しみですし、新サイズのヴァラップスイマーは海外の釣りにおいてワールドスタンダードになるかも!?

釣りのほうは、朝からミスバイトが数回あり、トーマンの反応は決して悪くはない。すると、船長のジャスティンさんが6インチクラスのシャッドテールワームでグッドサイズのトーマンをキャッチ!キャッチするまでの一部始終を見ていましたが、水面での激しいバイト、強烈な引きなど、やはりトーマンは怪魚と言われるだけの相応しい魚であることを実感…。

船長のジャスティンさんがグッドサイズのトーマンをキャッチ!傷一つない美しい魚体!

私も小さいサイズながらもヴァラップスイマー4.2インチでキャッチに成功!!

私はヴァラップスイマー4.2インチ(オフセットフックのシャンク部に糸オモリを巻いたウェイテッド仕様)でベジテーション周りを引きまくって、人生初となるトーマンをゲット!小さいサイズの子トーマンながら、何度もヴァラップスイマーに激しくバイトしてきて、とてもエキサイティングでした!

なんとか初トーマンをキャッチしたので、お次はビッグフィッシュ狙いでスクーパーフロッグマグナムを投入!持ち込んだドリンク飲料も底を尽きかけ、暑さで朦朧としてきた頃、バンクに垂れ下がるツルのようなカバーの際にキャストし、ワンアクションで水面が大爆発!!一呼吸おいて、渾身のフルフッキング!

水面に上がって来たと思ったら、再び水中に急突進したりと、今までに味わった事のない荒々しいファイト!

サイズは計測していないのでわかりませんが、かなりのグッドサイズ!!
頭はデカくて恐いし、魚が重すぎて、顔が引きつっています…(笑)

普段、ホームフィールドで釣りをしている霞ヶ浦では、かなりの大きさのアメリカンキャットフィッシュを釣ったことはありますが、トーマンの引きの強さや、果敢にルアーにアタックする姿は、まったくの別物。いきなり水面を割ってルアーが引き込まれるので、非常にエキサイティングです!海外で人気のターゲットになるのも頷けます。

今回、スクーパーフロッグマグナムで、ビッグサイズのトーマンをキャッチしましたが、バスは言うに及ばず、他魚種においてもビッグフィッシュを惹きつけるパワーがあるのかと感じます。エラストマー素材なので、鋭い歯をもったフィッシュイーターでも破壊されにくいのも嬉しいポイントですね。今後、海外遠征でトーマンなどの怪魚を狙われる方は、是非、スクーパーフロッグマグナムを試してみて欲しいと思います。

kusabuka 2023.09.08

草深です。

ハリーシュリンプ3インチは今や、フリーリグを使用したチニングの定番ワームとして皆様に使っていただいております。

自分も数年前からチニングをはじめて、色々なワームを試してみましたが一番安定して釣れるのはハリーシュリンプ3インチです。

理由は色々あると思いますが、まずはサイズ感。
バスが大きな口を開けて、まわりの水も吸いこむようなバキューム喰いをしてくるのに対して、クロダイ&キビレは口も小さく、ついばむような喰い方をしてきます。

ハリーシュリンプのボディは細身で、小さな口でも吸いこみ易く、口の中までスッポリ入ってくれます。
そして、後方にフックポイントがくるボディ設計なのも一翼を担っています。

ウデの方から喰うことが多いのでフッキング率には相当影響する部分です。
更にショートバイトが多い時は尻尾を切って、コンパクトにすることも出来ます。

濁った時は強いアクションや水押しの効果を感じたことはありますが、通常は海の透明度が高いこともあるせいか、細かい微振動系アクションの方が良い反応を得られることが多いです。ハリーシュリンプはスイミングやボトムバンプ時にアーム先端に付いている爪部分が水流を受けて、細かく微振動します。それにつられて、アーム部分も細かく動きます。
ボディに付いている脚も、常に細かく動き続けるのもチヌからとって魅力的なことでしょう。

ワームカラーは元々、チニングをはじめた時は濃い目の色や派手目の色を好んで使用して釣っていましたが・・・

先日の釣行では、透ける弱めな色を多用して釣りました。
船長さん曰く、最近は透明感がある、弱めのカラーの方が安定して釣果を出しているようです。

薄目の色の中で個人的に好きな色は「ネオンシュリンプ」。

透かしてみると、色合が変化して、海辺で良くみかける「フナムシ」にも似ています。

クロダイの餌釣りではポピュラーみたいです。

そのほか、「モエビ」や「ホットシュリンプ」などのカラーも釣果が上がっていますね。

最後に、チヌはバイトがあるけど、掛からないことが多く起こります。
バスだと、サイズが小さいから掛からないとかはありますが、チヌの場合、サイズの大小に関係なくショートバイトが多発します。

魚の活性が低い場合などは、ワームをコンパクトにして対処しますが、それでもダメな場合はワームカラーなどを変えてみます。

そこで、フッキングまで持ち込む為のコツとして、常にラインを張り気味にすると、チヌがワームを吸い込む際に違和感を感じて吐き出したり、ワームの先端だけしか咥えないことがあります。
掛からない時こそ、小さなボトムの変化を感じ取れるぐらいのスピードでゆっくりと誘い、ボトム変化を抜けた際に少しラインスラッグを作るイメージでラインをさばきます。
少しロッドを倒して、たるみを作るぐらいで大丈夫です。
この部分を意識するだけで、掛かる魚の数が増えますよ。

先日公開した動画も是非、参考にしてみてください。

これから夏のチヌ(クロダイ)から秋のキビレにメインターゲットが変わってくる季節です。

バスタックルでも楽しめる手軽なチニングですので一度、挑戦してみてはいかがでしょうか。

掛けてからの激しい引きは病みつきになりますよ‼

〇Hurry Shrimp3.0 フリーリグ 使用タックル

チニング専用タックル
ROD:SILVER WOLF 76MLB-S
REEL: SILVER WOLF SV TW1000XHL
LINE:UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 0.8号
LEADER LINE:フロロカーボン3号
SINKER:バザーズワームシンカーTG ペアーリング 10.5,14g
SINKER STOPPER:ハードシンカーロック L
HOOK:ブリームオフセット#1

バス流用タックル
ROD:STEEZ C70H-SV•ST
REEL: ZILLION SV TW 1000XHL
LINE:UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si 0.8号
LEADER LINE:フロロカーボン3号
SINKER:バザーズワームシンカーTG ペアーリング 10.5,14g
SINKER STOPPER:ハードシンカーロック L
HOOK:ブリームオフセット#1

kawamura 2023.08.01

こんにちは、川村です。

この度、ギルシェイプワーム「Gimmy(ギミー)3.5in」をリリースさせていただきます。

いわゆるギル系といわれるカテゴリーで、個人的にもフラットシェイプならではの威力は幾度となく経験するところ。
しかし、すでに市場には優れたモデルがあるのは、皆さんもご存じのとおりだと思います。
後発として出すからには、バスにとって新たな刺激となる要素を盛り込まなければ意味がありません。

一言でギル系ワームといってもそれぞれに個性がありますが、細かいことを抜きに大別するならば、スライドフォールタイプと水押しの強いタイプに分けられると思いました。
これらは相反する性能でもあり、水押しが強いタイプは抵抗感があることでスライドフォールはしなくなる傾向です。
しかし、どちらのタイプでも明らかにバスからの反応が良いモデルが存在していますので、どっちが釣れる、ということではなく、バスに訴える要素が異なると考えています。
リグやシチュエーションとの相性もありますしね!

もう少し捕捉すると、スライドフォールタイプでもフラット面は広いことで、動く方向や瞬間的には強い水押しを発したりと、一概に水押しが弱いとは言い切れません。
ただ、手前に引いた時にはス~ッと軽い抵抗で、進行方向へのブレーキ力は弱いタイプです。

一方、手前に引いた時にしっかりとした抵抗感を感じるタイプは、スライドフォールしない代わりに常に強く水を押している。
進行方向へのブレーキが効いていることは、フォールスピードをスローに、ジグストのような誘いで移動距離を抑えてくれるメリットもあります。

さて、開発当初は、スライドフォールと強い水押しの両立を目指しました。
ハリースライドが、バックスライドフォールと自発的フォールアクションの両立をかなえたように。

しかし、試行錯誤した結果、断念することに。
手作りの段階では出来そうな気もしたのですが、結果、中途半端なモノから脱することができなかったからです。

“ホタテ貝” とルアマガ古川編集長に名付けられた1次試作は釣れないことはなかったものの、わざわざ使いたいとは思えないシロモノでした。

2022年6月、豊英ダムにて。

ただ、ブルスホッグの開発で見出したスリットで水を受けてバイブレーションする動きは魚系にもハマると思って採用したところ、そこに関してはイイ!(^^)!
尻尾の震えに近いだけでなく、ロッド操作ではしなやかに上下動すると同時に厚みのあるテールが水を押してくれます。

ただ、ボディ側をどう調整してみても、テールの抵抗が引っ張ってしまい、納得のいくスライドフォールには届かず。
相当にテールの抵抗感を軽くすればスライドしますが、その方向性ではすでに優れたモデルがあります。

そしてもう一つ求めたアクションがあって、ボディ側面もヒレのようにたなびかせたい!
で、少し反らせた突起を付けたのですが、思ったほど震えてくれず(^^;
デザイン的にも、幅広ボディからさらにパーツを張り出すことにちょっと違和感・・・

内側を震わせよう!と、リブに沿ってカッターを入れてみることに。

すると、リブ面が水を受けることで自発的に震える動きが出たのです!

「これだ!」と、さらにバリエーション違いを比較したところ、リブ同士の間隔にキモがあることに気づきました。
密過ぎるとリブの一枚一枚が水を受けにくくなったり、リブ同士が干渉して震えづらい。
かといって、間隔が空きすぎてもスカスカになり、抵抗感もシルエット感も損なわれてしまう。
さらに、リブの先端を少し曲げることでレスポンスが向上しますが、これも曲げ過ぎるとリブ面に水が当たりづらくなるのかマイナスに転じました。

他には、テールのスリットに穴を空けたところ、可動域が広がり振り幅が大きくなることに気づきました。

それらを盛り込んで上がってきた2次試作は、十分に使えるレベルに!

サイドリブの震えのみならず、やや早めに引くと瞬間的にしぼんで形状変化も見せる。
また、引き抵抗の増加により、ジグスト誘いしたときにはよりゆっくり誘えるようになりました。

サイドリブの先端も、最もレスポンス良く震える角度に調整。

しかし課題も・・・

工場側より、テールスリットに穴を空けたことでテールエンドまで素材が流れにくいとのことで、接合部を少し肉厚にしないと量産はキビしいとのこと。
そして、ボディ(芯)が細身になったわりには動きにしなやかさが足りず、動きに一体感がない。
サイドリブの震えも、もう少し震えて欲しいな~(^^;

上記の結果から、3次試作では腹側に細かくスリットを入れしなやかさを持たせました。

テールスリットの接合部は、わずかに幅増&肉厚にすることで素材流れを良く。
サイドリブは付け根を細く絞ることで震えやすくしました。

(写真上:2次試作、写真下:3次試作)
腹側のスリットが深くなり、サイドリブの付け根を絞りました。

これらの修正により全体的にはまた少し良くなったのですが、それでもボディはもっとしなやかに波打ってほしい。

性能が低下した部分も・・・スリットの接合部を肉厚にしたことでテールの振り幅は小さくなってしまい、これなら1次試作の方が良かった。
さらに、ピックアップ時にボディが回転することもあると、フィールドスタッフより指摘されました。
ボディサイズも、もう少し大きくていいかな。

これらから4次試作は・・・

(写真上:3次試作、写真下:4次試作)

よりしなやかにするために、背中側のリブ間にも谷状の切れ込みを。
スリットに穴を空けることはやめ、スリットの肉厚を薄くし直しました。

ボディの回転を抑えるのは、末広がりになっていたテールエンドの側面をストレートに近づけることでバタつきを抑えました。
ちなみに、これはある程度最初から把握していたことで、テール左右の端に抵抗を受けるとアンバランスになってしまう。
テール形状を、中央部分を出っ張らせたウチワ型にしているのはそのためです。

ここに記した以外にもその都度細々修正してきたことはあるのですが、
動きは繊細で柔らかく、だけど水押しは強い。

これらを満足のいくレベルで、そしてボディの輪郭を震わせるニューアクションも備えて適えることができました。

水中動画を観ていただくと分かりますが、幅広いリグで、フォール中もボトムでも魅力的なアクションを演じてくれます。
また、フレキシブルに曲がることで、フッキング性能も申し分ありません!(^^)!

推奨フックサイズは、オフセットフックでは2/0~3/0となります。
ボディのしなやかさをより生かすのであれば2/0で、より掛かりを優先するなら3/0といった具合でしょうか。
ボクはナローゲイプのD.A.Sオフセットと中間ゲイプのライトニングストライク(ともにハヤブサ)を使い分けており、テキサスリグだとナローゲイプの方がボトムでの姿勢の傾きが少ない分、美しいかな。
まあ、微々たる差ですので、お好みでよろしいと思います(^^)/

ネコリグでは、スナッグレスネコならN.S.Sフックの3/0。
チョン掛けなら、モデルによって若干サイズ感が異なりますが、1/0~2/0。

石井一樹さんに勧められたネコストッパー(バスマーク)を試したところ、キャスト時の身切れを気にせず振り切れて快適でした!(^^)!

実釣解説動画の撮影では、ギャップジグとの組み合わせでボクの霞水系タイ記録となる53.5cmが出たのですが、カンタンではない場所そしてバスが、ただジグストしているだけで食ってきたことに確信を深めました。しかも48.5cmと連発で。

開発を終えた今は、サイズアップ版が欲しくて仕方ない!も、まだ他に滞っているアイテムがあるので、もう少し先ですかね(^^;

オマケ・・・

2018年に思いつきを描き、削ったギル・・・動かず(^^;

sato 2023.07.20

皆さん、こんにちは。
フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。
今回は、自分がボートを駐艇している弁天マリーナのトーナメントで優勝する事が出来たので、その時の模様を紹介させていただきます。

弁天トーナメントは、トーナメント活動されている方や、普段から霞ヶ浦水系に足繁く通っている方など、霞ヶ浦水系のエキスパート達が集う大会。
自分は普段トーナメントの釣りをしていないため、競技としての釣りを味わえる唯一の場であり、参加する度にバス釣り好きの素晴らしいメンバーの方々から新たな刺激をいただける楽しいトーナメントです。

今回、トーナメントが開催されたのは、7月9日(日)。
その日の天候は曇りで、お昼頃から強い南西の風が吹く予報でした。

まず、比較的マリーナの近くにあり、風裏側に位置する流入河川へ。
ボートでのプラクティスは全くできていませんでしたが、オカッパリ釣行の際に魚を見つけていた河川でもあります!!(笑)
いざ、川の下流側から釣りをスタート!!
川を遡上しながら釣りをしていき、夏に明らかに良さそうな岬状に張り出したブッシュカバーにて、ハリースライドのバックスライドでファーストフィッシュ!!
何とか、ノーフィッシュは避けられました・・・汗

その後も、川を遡上して行き、ボートが上がれる限界の付近まで。
オカッパリで魚を見つけていた大本命のエリアで、やはりバスは目視できるのですが、プレッシャーのせいか、ボートが近づくだけで逃げてしまい口を使わせることが難しい状況・・・。

仕方なくUターンし、下りながら比較的水深があり、岸際には木のブッシュカバーが覆い被さって絶好のシェードを形成しているスポットへ。
川を上がって行くときはバイトがなかった場所ですが、明らかにこの辺は良さそうだな~と思っていた矢先に、ハリースライドで2本目をキャッチ!!

やはり、バスは居るのだと確信。
その後も、同じようなシチュエーションのブッシュカバーに入り、3本目も同じくハリースライドで!!
無事、リミットメイクに成功~!!\(^o^)/

次は、魚のサイズアップ(入れ替え)を狙って、また別の流入河川へ。
こちらの河川でも、遡上して行くときはノーバイトでUターン。
下りつつ、船が係留され、明らかにシェードが濃いスポットにハリースライドを打ち込むと・・・
入れ替えとなる、キッカーフィッシュをキャッチすることが出来ました!!\(^o^)/

そして、そのままタイムアップとなり、いざウエイインへ。
リミットメイクは出来たものの、どうかなぁ~と思っていましたが・・・

3本リミットの2780グラム。

フタを開けて見たら、皆さん釣れてはいたもののサイズアップに苦戦されていた様で、優勝する事が出来ました!!\(^o^)/

今回のウイニングルアー、ハリースライド3.3インチ(バックスライドノーシンカーリグ)!!

右から、
T219 KUWASE
T232 KUWASE SHRIMP
T288 脱皮シュリンプ

今回、メインで使用したのが、上記写真のようなナチュラル系カラーのハリースライド。
今の霞ヶ浦水系は、本湖・流入河川共に透明度の高い水質の場所が多く、水質に合わせて、使用するルアーもナチュラル系カラーをCHOICE!!
霞ヶ浦水系では、グリパンやグリパンチャートが定番ではありますが、水質に合わせたカラー選択をすることで、バスからの反応も変わってくるように感じます。
今回は、このカラーCHOICEと、ハリースライドの自発的アクションのおかげで勝てた気がします!!(笑)

そして、オカッパリでもハリースライドは絶好調!!

【タックル】
ロッド:スティーズ701MHFB-SV FLANKER(ダイワ)
リール:アルファスSVTW 800S-XHL(ダイワ)
ライン:BASS-Xフロロ12ポンド(ダイワ)
フック:ライトニングストライク4/0(ハヤブサ)

是非、皆さんも今年の夏はハリースライドを持って、フィールドへ通ってみてください~!!\(^o^

ishii 2023.07.10

皆様こんにちは、フィールドレポーターの石井一樹です。
高滝湖にて、ギミー(プロト)を使って良い釣果が出ましたので、私なりの使い方をご紹介します。

まず、ボトムアップ社でギル系ワームの開発が始まったと聞いた時、誰よりも嬉しかったのは私だと思います。

個人的にギル系ワームの出番が多くなるのは、バスがスポーニングを終えた頃から。
使うシチュエーションは、杭、立木、橋脚、オダなど、ブルーギルが居そうなカバー周り。もちろんサイトフィッシングでも出番があります。

使用するリグは、ペグ止めフリーリグとネコリグの2つがメイン。

ペグ止めフリーリグのシンカーウエイトは、基本5gがベース。根掛かりしやすい所では3.5gに軽くしたり、スピードを出したい時は7gに重くしたりと、3.5g~7gのウエイトを使い分けています。

フックは、リューギのダブルエッジ2/0を使用。

5gペグ止めフリーリグを沖杭やカバーに入れて誘うと、まるでエサだと思って食ってきているかのような深いバイト。グイグイとラインを引っ張っていくアタリです。

上流域にて同様のリグをサイトフィッシングで使ってみた所・・・明らかに反応が良く、バスの進行方向へ投げるだけで食べに来てくれました(笑)

ペグ止めフリーリグは、シンカーストッパーの位置を調節するだけでカバー撃ちでもオープンウォーターでも扱える便利リグです。

続いて、私的に最近ハマっているギル系ワームのネコリグ。
ギミーをネコリグで使ってみるとどうなのかと試してみると、フォールアクションも最高で凄く釣れそう。
早速、沈みオダに投入すると・・・

魚がオダに浮いている場合は、ファーストフォールで食ってくることがほとんど。
フォールで食わない時は、そのまま沈めて丁寧にオダを探ると出てきてくれます。

ネコリグのセッティングは、ワームの身切れを抑制するネコストッパーをボディに取り付け、そこにフック(リューギのタリズマン1/0~2/0)を横刺し。縦刺しよりも横刺しの方が、フッキングが良いように感じます。
現時点で、ネイルシンカーのウエイトは2.2g一択。フォールスピードや操作感が抜群です。

ギミーに付けるネコストッパーはM7サイズを使用。※写真はS6サイズ

どちらのリグでも一呼吸置いてからフッキングがキモ(笑)
ほとんどキャッチミスは無いと思います。

そして6月25日、高滝湖オープントーナメントに参加してきました。
メインプランは、沖の縦ストラクチャーや沈みオダ。
朝の早い時間に、ドシャローにある竹にギミーをセットしたペグ止めフリーリグで1000gクラスと600gクラスをキャッチ。

プレッシャーの影響からか、縦スト系に魚が少なかった為、沈みオダの釣りへシフト。
大規模なオダにギミー(ネコリグ)を投入し、バイトを得るも、早アワセによるミス。
2か所目のオダへ移動し、同リグをオダのトップにかすめるようにスイミングさせて、1200gクラスをキャッチ出来ました。

太陽が高くなったタイミングで、再度沖にある竹杭で、500g、600gクラスを連発してリミットメイク。
その後、頑張りましたが入れ替えは出来ず、帰着となりました。

結果は、2700gほどで14位。

上位陣は、上流域のサイトフィッシングと水通しの良い大場所での釣果が目立っておりました。
準優勝の山谷さんはブレーバーマイクロを使ったサイトフィッシングにてキャッチしたとのこと、おめでとうございます。

今回上位には入れませんでしたが、ギミーは素晴らしいワーム。
早く皆様にグイグイバイトを体験してもらいたいです。

また、JB・NBCエコトーナメントでも使用できるとのこと。
8月上旬の発売をお楽しみに~^―^

【使用タックル】
〇ペグ止めフリーリグ
ロッド:デジーノ66MHST
リール:アルデバランBFSXG
ライン:フロロ12lb.

〇ネコリグ
ロッド:デジーノ69MHST
リール:アルカンセXG(ZPI)
ライン:フロロ14lb.

tosaki 2023.06.27

みなさんこんにちは。
フィールドレポーターの戸崎優翔です!

今回のコラムは、スポーニングのピークが過ぎ、様々なルアーに反応が出る楽しい季節になってきた霞ヶ浦水系での釣果をレポートします。

まずは、この時期のメインパターンとして有名なエビ系の釣り。
僕自身も、エビ系ルアーを使って良い釣果が出せました。

ハリースライド丸呑みの50㎝/2000g!
ノーシンカーリグ(バックスライドセッティング)で沖の障害物周りをズル引きしての1本。
バックスライドフォールだけではなく、沈み物付近でシェイクしたり、トゥイッチでワサッワサッと逃す使い方もできるのが良い!

ハリーシュリンプ3インチのバックスライドセッティング(ノソノソエビ)も反応良し!

よく質問をいただくセッティング方法ですが、尻尾を反らせることでバックスライド幅を伸ばせます。(下記写真参照)

ネイルシンカーは0.45gをベースに、フォール時間を長く取りたければ0.3g、水深がある場所や風でボトムを取りにくい場合は0.9gといった感じで使い分けます。
沈船や杭など、巻かれたり擦られたりする沈み物が多い霞ヶ浦水系においてキャッチ率を上げるために、ラインはフロロカーボンの5lb.を使用。少し太めにすることでラインの重さが増し、ボトムをキープしてズル引きしやすくなるといったメリットもあります。

また、ルアーの見た目はエビ系と言えるか分かりませんが、ペラの波動と音がエビっぽいのか?
ジョリーの【シュリンプ】カラーも、エビ食いバスに効果的!

甲殻類感が増すのと、吸い込みが良くなるように、リアフックをフェザーフック(瞬貫トレブルフェザード#8)に交換しています。

エビ系ルアーだけでなく、小魚系ルアーも有効でした。
中でも、ボリュームがあってブリブリと強く泳ぐものではなく、コンパクトでピリピリと弱々しく泳ぐもの。
加えて、産卵後の体力がない状態でも追いつきやすく、吸い込みやすいように、遅めのルアースピードが良かった印象です。

特に、ヴァラップスイマー3.3インチが好調!
ノーシンカーリグでゆっくりただ巻きするだけの簡単な釣りですが、よく釣れました。

カラーは、新色の【エレクトリックシャッド】がナチュラルかつ適度な存在感で、水中での見え方もすごく良いのでオススメ!

そして小魚といえば、ハク(ボラの稚魚)に依存しているタイミングもありました。
群れで行動する小魚ですが、体力がない産卵後のバスにとっては欠かせない餌。
水の動きがある水門によく溜まるので、そういった場所ではハクを意識したアプローチで!

ハンクルフライ30にて、同じ水門から2本キャッチ!

先に他のルアーを通しても反応は無かったので、マッチ・ザ・ベイトの威力を感じましたね(^-^)

暖かくなり、カエルが出てきたことでスクーパーフロッグシリーズの出番も増えてきました。
新しくリリースされたスクーパーフロッグダディは、バーサタイルタックルで扱いやすく、霞ヶ浦水系でも出番が多いサイズ感!

フレックスジグ5gとの組み合わせでグッドサイズ!
ジグのウエイトは、水深が浅いことと時期的にルアースピードを遅くしたいことから、5gの使用頻度が高かったです。

ここまで色々なルアーが登場しましたが、最もバスを釣ったのはブレーバーのスナッグレスネコリグ。

昔からブレーバーにはたくさん助けられていますが、本当によく釣れます。
0.9g〜1.8gのネコリグで、フックはNSSフックパーフェクションの#2/0。

手返し良く足元を打っていくならベイトフィネスタックル、沖やヘビーカバーではパワースピンタックル、といった感じで使い分けています。

特に、新しく導入したパワースピンのロッド(BLX SG 681ML /MHFS)がとても便利で使いやすい!
スナッグレスネコリグのような太軸フックを使う釣りはもちろん、KOSMOの吊るしや、パワーミドスト、高比重系ノーシンカーも1本でこなせるので、持っていて損はないロッドだと思います。

そのパワースピンタックルを用いたKOSMO2.5g +MPS BIGの吊るしにて!

来月は陸王オープン!!
全力で勝ちにいきますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたしますm(__)m

【タックルデータ】

◎ハリースライド
Rod:スティーズ SC 6111HSB [KING VIPER]
Reel:タトゥーラ SVTW 103SHL
Line:アブソルートAAA 16lb.
Hook:ライトニングストライク #4/0

◎ハリーシュリンプ3インチ
Rod:エアエッジ 641L /MLS-ST
Reel:イグニス2505H TYPE-R
Line:アブソルートAAA 5lb.
Hook:DASオフセット #2

◎ジョリー
Rod:スティーズ SC C66ML-G [LIGHTNING66]
Reel:スティーズCT SVTW 700SHL
Line:アブソルートAAA 12lb.
Hook:瞬貫トレブルフェザード #8(リアのみ)

◎ヴァラップスイマー3.3インチ
Rod:スティーズ SC S 64L-SV・ST[FIRE FRASH]
Reel:ルビアスFC LT 2000S
Line:キャスティングPE マックスパワーX8ショアマスター 0.6号
Leader:エギング プレミアムショックリーダー 1.5号
Hook:ライトニングストライク #2 /0

◎スクーパーフロッグダディ
Rod:スティーズ SC C69M+ -ST[FIRE WOLF]
Reel:スティーズ SVTW 1016SV-SHL
Line:アブソルートAAA 14lb.
Hook:ライトニングストライク #3/0

◎ハンクルフライ30
Rod:SDS-604STUL-FTW[SHIVAA]
Reel:ルビアスFC LT 2000S
Line:ソルトウォーターフィネスPE X8 0.3号
Leader:スーパートラウトエリア マスターリミテッド ショックリーダー 0.8号

◎ブレーバー、KOSMO
Rod:BLX SG 681ML /MHFS
Reel:タトゥーラLT 2500S-XH
Line:キャスティングPE マックスパワーX8ショアマスター 1.2号
Leader:エギング プレミアムショックリーダー 2.5号
Hook:NSSフックパーフェクション #2 /0

sato 2023.06.21

皆さんこんにちは、フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。

いよいよ霞ヶ浦水系も梅雨シーズンに突入し、前回のコラムでも紹介した“ハリースライドのノーシンカーバックスライドリグ”がとても有効なシーズンとなりました。

全て、ハリースライドフィッシュ!!

この時期の霞ヶ浦水系でのメインベイトは、やはりテナガエビ!
ハリースライドは、ザリガニのようなボリューム感ではあるものの、アクション自体はナチュラルで繊細。
テナガエビを演出するのに、打ってつけのルアーなのです!

そして、この釣りはマッチしたタックルセッティングが重要!!

自分のタックルセッティング
ロッド:スティーズ701MHFB-SV FLANKER(ダイワ)
リール:アルファスSVTW 800S-XHL(ダイワ)
ライン:BASS-Xフロロ12ポンド(ダイワ)
フック:ライトニングストライク4/0(ハヤブサ)

ロッドはM~MHクラスのロッドで良いですが・・・
ピッチングがメインで、カバー下などにシャープな低弾道のピッチングを決めるのには、MHパワークラスのロッドがBEST!!
逆に、オープンウォーターでキャスティングをメインに使用する場合は、ロッドにしっかりルアーウェイトが乗るMパワークラスのロッドがおススメ!!

また、この釣りでリールに求められるのは、スプールの立ち上がりが良く、低弾道でのキャストが可能なこと。
尚且つ、スキッピングした際にバックラッシュなどのトラブルが発生しづらいリールが必要不可欠です。
自分は、このバックスライド系ワームの釣りが好きで、様々なリールを使ってきましたが・・・
現在は、アルファスSVTW800S-XHL(ダイワ)が、とてもお気に入り。
この釣りに必要なリールとしての性能を全て満たしてくれています!

そして、ラインはBASS-Xフロロ12ポンド(ダイワ)を愛用。
ハリースライドのアクションを損なわない太さでありながら、カバー攻略に必要な強度も兼ね備えている12~13ポンドクラスがベストだと思います。

自分はこのラインを、一回に40m巻いて使用。
40m÷0.85m(ハンドル一回転分)=47回転巻き(おおよそ)
240mのボビン巻き売りなので、計6回分の使用が可能です。
一回に使用するラインの巻量を少なくする事で、経済的でありながら、バックラッシュ等のトラブルも軽減することができます。
さすがに、フルキャストすると40m出きってしまいますが・・・。
霞ヶ浦水系のようなショートキャストを多用するフィールドでは、おススメな活用法です!!

フックは、ライトニングストライク4/0をCHOICE。
オフセットフックは、様々なメーカーから、いろんな形状・タイプが出ていますが・・・。
自分は、ベンド部に角があることでワームがズレにくい、ライトニングストライクがお気に入り!!

グッドプロポーションのハリースライドフィッシュ!!

6月のハリースライドゲーム!!
是非、皆さんも味わってみてください!!\(^o^)

ryoya 2023.06.16

皆さんこんにちは、フィールドレポーターの山口諒也です。

気が付けば6月を迎えました(^^;;
今年の遠賀川バスは、スポーニング(産卵期)に入るタイミングが昨年よりも早かった様に感じましたが、後発の個体も多く例年とさほど変わらずといった状況でした。

今回は、本格的に始めたオカッパリガイド時&僕の釣果を踏まえて、活躍したヒットルアーをご紹介したいと思います(^^)/

まず、春~現在まででもっとも反応が良かったのが…

ブレーバー5.7inch(テールカット)ワッキーダウンショットリグ!

水深がある垂直護岸のボトム付近に、ストラクチャーが点在するエリアが好調でした。
ブレーバーのワッキーセッティングは、ストラクチャー際で丁寧にじっくり誘えるのがGood!
基本はシェイクして誘いますが、テンションを抜いた際の自発的フォールアクションを時折加えてあげるとそちらも良いです!(^^)!

又、同じ場所で釣れ続けていた為、魚がスレてきたな?と思った時は、別の反応を見る為にルアーを変えてみると!

やっぱり反応はありました(^^)/

ヒットルアーは、
左:【ブルスホッグベイビー】
右:【ハリーシュリンプ3inch】
(ともに2.6gのダウンショットリグ)

タフな時は繊細なアクションのハリーシュリンプが優勢!
特に水温が低下した時や、フワフワとしたアクションを好むタイミングで活躍してくれます!

一方、バスがイケイケの場合や濁りが入った時は、ブルスホッグベイビーの出番!
ズル引きではスリットインパドルがバタバタと水を叩いて押し、シェイクした際はパドルが縦に揺れ、二つのアクションで水を力強く押すので、バスに気付いてもらい易いです!

また、バスに気付いてもらった後、食わせ力のあるサイズ感もブルスホッグベイビーならではですね(^^)

 
ライトリグが優勢だった春が終わり、5月からはアフタースポーンのバスが産後の体力を回復するべく、頻繁に餌を追いかけるようになりました。
しかし、素早く動くものにはまだ反応できるバスは少なく、「移動距離を抑えて誘うルアー」に反応が良かったです!(^^)!

TDハイパークランク1066ti(ダイワ)

とにかくゆっくり巻くのがキモでした。

又、夕マズメのタイミングなど魚が浮く時間帯は、ハネモノ&スクーパーフロッグマグナムもグッドサイズを連れて来てくれました(^^)

スクーパーフロッグマグナム(フレックスジグ14g)

ここぞという時にナイスサイズを引っ張って来てくれるデカバスキラーなルアー!!

よくバイトがある使い方は、
岸際にキャストし、リールを巻かずにロッドをチョン!チョン!とさせながらカーブフォールさせ、落とし込んで行く誘い方!

ゴン!と押さえ込まれるバイトは中毒性高いですよ(^_-)

アベンタRS(イマカツ)
サイトフィッシングでの使用が一番多いです(^^)
こちらも、ゆっくり巻くのがGood!

 
更に季節が進んでからはフリーリグの反応も良好!
フリーリグと言えば…
ブルスホッグ3インチ!

フォール中には、スリットインパドルがバタバタと水を押し。
シンカー着底後はフワッと水平フォール(^ ^)
この緩急がバスにスイッチを入れてくれます。

この様に、今回ご紹介したルアー達が大活躍してくれました!
様々なルアーに反応する楽しい季節がやってきました!

 
皆様も是非、お試しくださいm(__)m

ヒットルアーズ(^.^)

chiba 2023.05.26

皆様こんにちは、フィールドレポーターの千葉陵平です。
今回はこれからの季節、有効になってくるハリースライドのバックスライドセッティングについて紹介したいと思います。

この釣りが良くなるのは、5月頃からで甲殻類が活動し始めるタイミング。
約18~25℃が適水温とされており、この位の水温になると産卵を意識してシャローに上がってきます。

移動距離が少ない甲殻類は、バス目線で考えると比較的簡単に捕食する事が出来るベイト。
産卵行動を終えたバスが体力を回復するのに良く捕食するため、ハリースライドの形とアクションがベストマッチします!

使用しているフックは、RYUGIインフィニの4/0です。

ヒゲの付け根に設けられた土台部分にフックのラインアイを乗せることで、ラインとヒゲの干渉が軽減され、安定したバックスライドアクションに繋がります。

また、真っすぐフックを刺す為のセンタースリットと、針先を埋めることができる肉盛りで、スナッグレス性能とフッキング性能の両立にも優れます。

この細部までのこだわりは使い込む程、良さを感じる仕様になっています(^^♪
各パーツ詳細やカラーラインナップは、ホームページ内のPRODUCTSからご確認頂ければ幸いです。

Hurry Slide(ハリースライド) – Bottomup(ボトムアップ)公式サイト

【タックルデータ】
●ルアー ハリースライド(バックスライドセッティング)
●ロッド スティーズ FLANKER701MHFB-SV(ダイワ)
●リール スティーズ1012SV-XHL(ダイワ)+ ダブルボールベアリングチューン(アルカス)
●ライン アディクトフロロ14lb. (山豊テグス)

 
次は、ハリースライドのバックスライドセッティングをどのようなアクションで誘うのかについて。

着水後、奥にバックスライドさせるためにラインを手前に引いて、ワームの姿勢を一直線上にします。ラインにテンションをかけず、完全にフリーフォールさせ自発的アクションでアピール。
この繰り返しでカバーを攻めていきます。

最近は着底後のズル引きorシェイクアクションでバイトを取る機会も増えてきています。
・ボトムを取りながら、エビが底を這うようにゆっくりズル引き
・枝越しにシェイクして1点でアプローチ(中層で吊るすイメージ)
このアプローチも是非試してみてください。

ここぞというブッシュにハリースライドを滑り込ませ、ステイさせていると徐々に動き出すライン。
ラインスラックを巻き取って、フルフッキングした時の重量感は格別!!

着底後に集中してボトムを感じながらズル引いていると、ゴツ!ゴツ!
確実に手元まで感じるあのバイトも病みつきになります!!

先日発売になりました3種類のNEWカラーは、どれもお気に入り。

【スカッパノンブルー&ペッパー】濃いシルエットで存在感抜群。

【MAGMA】ザリガニを演出するのにピッタリなカラー。

【KUWASE SHRIMP】ハイプレッシャーフィールドでの食わせカラーとしての実績も高いカラー。
 
その中でも特におススメが、KUWASE SHRIMP。
クリアウォーターで水に馴染ませて使用するのは勿論ですが、エビなどの甲殻類に化けるので、霞ケ浦水系のようなマッディフィールドでも有効なカラーだと思います。

先週のフィールドで、少しでしたがエビがシャロー際で跳ねる光景を見かけました。
いよいよ本番かな?といった感じです。
「ハリースライドのバックスライドセッティング」を是非お試しください(^^♪

 
最後に、5/21(日)茨城県の牛久沼たまやボートにて開催されました、『たまやオープントーナメント(ノリーズカップ)』に参加してきました!

キーパーサイズは20cm以上、3本のバスの合計重量を競います。
結果は、ハリースライドで2本2380g。

牛久沼オープントーナメントにて初優勝することができました!!

初めての参加から今年で3年目、やっと結果を残せました…!

詳細に関しましては、ボトムアップの公式インスタグラムにて紹介していますので、そちらをご覧いただければと思います。

https://www.instagram.com/p/Csila2IvxaB/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MmJiY2I4NDBkZg==


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