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『JIG-1バストーナメント&H-1 グランプリ』

kawamura 2019.09.13

こんにちは、川村です。

台風15号、久しぶりに怖さを感じる暴風でした。
被害を受けている地域の一刻も早い復旧を願うとともに、いつ身の回りに起きてもおかしくはない事例ですから、備えの大切さを知った次第です。

フィールドにおきましても、レンタルボート店への被害、そして霞水系では大量の魚が死んでしまったエリアがあることが報じられました。
各レンタルボート店の現状を確認しつつ、復旧のタイミングにてボートを利用することが活気に繋がるかと思います。

 
さて、9/1(日)は新利根川・松屋ボートにて、キャスティング岩槻インター店主催『JIG-1バストーナメント』が開催され、ゲスト参加してきました。
参戦者は76名、ラバージグ縛りにて3本のウエイトで競われます。

前日プラクティスに入る予定でいましたが、体調がよろしくなく回復に努め、ぶっつけ本番となりました。
しかし、トップウエイトを狙うのであれば本湖に分があるはずだと、新利根を出て本湖のワンドにあたる洲の野原で勝負すると決めていました。

ラバージグは、プロトのコンパクトカバージグ7gに、トレーラーはプロトのホッグワーム。
2個しか手持ちのないプロトジグは、桟橋での準備中に水中へ落としてしまい、残り1個に”(-“”-)”

スタートし、一路真珠棚へ。
他にも3~4艇ほどが真珠棚へ入り、距離感を保ちつつ回っていく展開となりました。

実はこの真珠棚で釣った経験のないボク・・・
魚探はセットしていませんでしたが、水深は深いところで3m、浅いところで1mほどか。

ボートポジションを杭列にタイトにつけ、平行にピッチング。
着水点からカーブフォールさせながらチョンチョンと誘い、タテ方向とヨコ方向を同時に探りました。

しばらく流し、杭列から少し離れたところにポツンと生えた錆びた鉄杭。
泳がせてきたジグが鉄杭にコンタクトしたところで、押さえこむようなバイト!
フッキングを入れると、重々しい生命感が伝わった直後にラインブレイク・・・
錆びた鉄杭の向こう側で食っていることは手応えで分かっていましたから、ボートを進めて反対方向に合わせなければならないところ、
冷静に対処できないところが未熟です・・・

プロトのジグが無くなってしまったので、カバージグSS(6g)へ。
そこから真珠棚を一周まわった時点で4本キャッチ!
さらにアシ撃ちでも1本追加し、3本のウエイトは3キロを超えました。
でも、トップウエイトには1本1,500クラスを入れないと届かないだろうな~、と。
しかしそれは叶わず、3,150gで参考記録ながら2位相当でした。

【カバージグ6&7gタックル】
ロッド:スティーズフランカー(7フィートMH)
リール:スティーズSV TW7.1L
ライン:スティーズフロロタイプモンスター14ポンド

 
優勝は3,310gを持ち込んだ松村寛プロで、
洲の野原の消波ブロックにて、ベイトフィネススイムジグ(4.5g)で1本。
杭と真珠棚にて、モーション(3/8オンス)を鋭く跳ねさせて1本ずつ。
トレーラーはドライブビーバーとのことでした。

さて、ボトムアップで開発を進めているホッグワームについて少し触れさせてもらいますと、フォール中やただ巻きではパドル部を左右に波打たせるニューアクションを発し、ロッドワークで誘うと、厚めのパドルで力強く水を掻き動かします。

まだ本数が少ないので大事な釣行でしか使えませんが、JIG-1以前にも、ルアーマガジン休日ロケや、Basserオカッパリオールスターでも反応の違いを感じさせる釣れっぷり!
それでも、現時点での点数をつけるなら70点といったところか・・・
改善点を反映させた次のサンプルでは、グッと完成度が高まっているはずです。

 
そして9/8(日)はH-1グランプリ津久井湖!

津久井湖で釣りをするのは2回目で、大学時代にHMKLの店員さんに連れて行ってもらって以来だから20年近く前か・・・
プラクティスには前々日の夕方2時間と、前日に入りました。

初日は津久井観光さんより出船し、津久井湖の雰囲気を知れればな、と。
切り立った岩盤に囲まれ、ブッシュなどのカバーはほぼない、繋がる相模湖とはけっこう異なるシチュエーション。

カバーが無さ過ぎてやたら目立つ、チョンマゲのように水面に垂れ下がった木。
水面に没した枝葉のキワに、ビーブルDW(ワカサギ)を通すとガツン!とひったくられ、強烈に引いたのは45㎝ほどのグッドサイズ!

実は出船時に松本幸雄君に会い、「今回は魚探つけたほうがいいですよ」と。
バスがワカサギについているので、深いと教えてくれました。
しかし、1日ちょいでディープまでをチェックするにはムリがあるうえ、得意でないので気も向かない(^-^;
このクオリティの高いバスが、浅いレンジで釣れたことに励まされたのでした(^^)

プラクティス2日目は、下流に位置する矢口ボートさんより出船。
桟橋横にある水量の多いインレット周りには、表層に大量のワカサギ!
1時間ほど釣りをして釣れなくも、ボイルもあり、バスは確実にいるので粘るならここか!?

本湖の全域を見てまわりつつ、上流方面へ。
バックウォ―ターは最上流に少ないながらも見えバスがいるも、あまりに賢い(*_*;
プラクティスを終えての感触は、チャンスは2回あれば御の字かな~

向かえた本戦、参戦者は111名。
フライトは1番だったため下流のインレットもよぎりましたが、狭いスポットゆえ入れるか微妙と判断し、上流へ。

前々日にバスを手にしたチョンマゲブッシュから釣りをスタートしました。
このブッシュ、実は枝葉の中に杭が生えており、前々日はその横で食ってきたのです。

距離をとって、アベンタクローラーRS、ビーブルと通してバイトはないも、近づいて、その杭にメタルワサビー(8g)を落としてシャクるとバイト!
軽い引きでしたが、巻き上げる途中でいなくなりました”(-“”-)”

その後は上流に突っ込むも、見えバスはビーブルを3度追ったバスがいただけ。
ブッシュの中に、(伊藤)タクミが送ってくれたハード虫(ピューバ改)をチョウチンすると水面を割るも、空振り(ToT)/~~~
H-1初のノーフィッシュで終えてしまいました。

優勝は、唯一のリミットメイクで3キロ超えを果たした松本幸雄君!
下流のインレット前、水深6~8mのブレイクの沿いに、ステルスペッパーナチュラル55S・カム―ブレードチューン・プロップキングS50のキャロライナリグを泳がせ、ワカサギが壁に追い込まれる演出で食わせたそうです。
また、シンカーウエイトを3タイプ用意し、スピードを調整するところまで釣法を追い込んでの圧勝でした。
詳しくは、9月末売り号のBasserにて紹介されると思います。

津久井湖に沢山いた初見の毛虫・・・アグレッシブに動きます。
帰りの車内にいてテンパりました(>_<)

これにて、陸王→オカッパリオールスター→JIG-1→H-1と、4週続いた勝負フィッシングもひと段落。
久しぶりのプライベートフィッシング、行きたいところが多くて悩みます・・・


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