皆様こんにちは!茨城在住のフィールドレポーター、山口将司です。
3月~4月上旬にかけて、霞ヶ浦、そして満水となった小貝川へ釣行してきましたので、両フィールドの状況を含めてレポートしたいと思います。
さて、3月21・22日はバサーオールスタークラシックが無観客試合として開催されましたが、オールスタークラシックの前々週、前週と、これまでに引き続き霞ヶ浦へと通い込んでおりました。
私はサラリーマンアングラーなので、基本は週末釣行となるのですが、その週末が来るたびに悪天候が続いていました…。
アングラー側にとっては辛いコンディションですが、その天候こそが、越冬しているバスを春モードへと動かすトリガーの一つになっていると過去の経験からも確信しています。
一雨ごとに春が訪れると言われますが、特に暖かい雨の場合は大チャンス到来です!
晴天よりも曇天~雨天時のほうがバスの活性も上がる傾向にあり、この傾向は真冬以外、どんなシーズンにも当てはまる法則であると思います。
霞ヶ浦では、曇天や雨天時(低気圧)となると、風が強く吹く場合もあるので、流入河川を中心にエリアを選択しました。
この時期は、本湖よりも流入河川の水温のほうが上昇する傾向もあり、それに伴い、プリスポーンバスが流入河川からいち早く釣れる傾向にあります。
流入河川内では水温が15℃付近に達する日もあり、タイミングによってはいつスポーニングに入ってもおかしかくない状況でした…。
風が吹いたらスピナーベイト!
ビーブル3/8oz.でシャローから2連発!!
別の日は雨天となりましたが、冷たい雨に加えて爆風…。
人間的には非常に辛いコンディションでしたが、午前中~昼までに集中して4本ゲット!水温が下がってきた昼過ぎ、寒さによりギブアップとなりましたが、短時間の釣行ながらプチ春爆を味わうことが出来ました!
【写真左】シャローのブッシュ周りでキロ弱!
【写真右】こちらもシャローの縦ストラクチャー(鉄杭)の水面直下でバイト!
【写真上】ブッシュ周りではハリーシュリンプ3インチのリーダーレスDS(1/8oz.シンカー)
【写真下】プロズスイムジグ(1/4oz.)+ヴァラップスイマー4.2インチ
【写真左】安定のビーブル(3/8oz.)でグッドコンディション!
【写真右】クランクベイト(ディプシードゥ♯2)でもゲット!
両日共に、バスからの反応があったのはシャローのストラクチャー周りが基本となります。
具体的には、アシ際(バンク際)というよりも、枯れアシが水中に倒れ込んでいるスポットや、杭やブッシュなど、バンクからちょい沖にバスがサスペンド出来る『何か』があることがキーでした。
バスの目線よりも上を通すことの出来るルアー、特にビーブルが天候的にもマッチしており、非常にハマっている感じでした。
ビーブル3/8ozのカラーブレード仕様!
トレーラーワームとしてZBC(ズーム)社のスプリットテールトレーラーを装着!
使用したビーブルですが、注目すべきはカラーブレードです!
ボトムアップの草深プロにお願いし、フロントブレードをフローセントレッド(蛍光レッド)に塗ってもらった特別仕様となります。
アメリカで売られているスピナーベイトには、フロントブレードだけを蛍光レッドまたは蛍光オレンジに塗られているものがラインナップされており、まさにプリスポーンの時期や、マッディーウォーターで効果があると言われているようです。
こういったカラーブレードが装着されたスピナーベイトですが、現にアメリカのメジャートーナメントシーンでトッププロが実際に投げているのを動画で見ることが出来ます。
日本では、ほぼ見かけない蛍光色のカラーブレードですが、実際に霞ヶ浦でも釣れたことから、もう少し検証を続けてみたいと思います。もしかしたら、来年の新色にラインアップされるかも…?
また、トレーラーワームを用いたのは、ルアー全体のボリューム感を増す為と、ビーブルならではの横揺れ振動を受けて、ツインテールがシラウオっぽくウネウネと動くことによるアピール力アップを狙いました。普段はトレーラーフックを装着することが多いですが、ビーブルはシングルフックでもフッキングが抜群な上、トレーラーフックが無い分、シャローカバーを大胆に釣ることが出来るので、春はこういったセッティングのほうがベストかもしれません。
そして小貝川では、3月下旬になると各所の堰が閉じられ、本格的なボートシーズンが開幕となります。
水が入りたてのシャローカバーを釣って、
ナイスフィッシュをゲット!
ブルスホッグが絶好調!
リグはリーダーレスDS(3/16oz.)!
堰が閉じられた直後の小貝川は、水位も水質も安定せずに、釣り辛いことが多いですが、発売されたばかりのブルスホッグが非常に好調でした!
狙うスポットは、アシやブッシュといったシャローカバーですが、やみくもに撃つのではなく、地形を意識して撃ちどころを狙い定めるのがキモとなります。
スポーニングエリア(=シャローフラット)への通り道となりうる、ブレイク(ディープ)が隣接しているカバーこそが、この時期の一級スポットとなります。
さて、3月末~4月というと、メジャートーナメントやローカルトーナメントの開幕というタイミングでもありますが、新型コロナウイルスの影響で、ことごとく中止になってしまいました…。
緊急事態宣言により、不要不急の外出自粛を余儀なくされている方々も沢山いると思います。私の住んでいる茨城県も対象となっています。
楽しい釣りはまさにこれからという時に、非常に悔しく、悲しいですが、今はコロナウイルスが落ち着くまで、我慢の時期となります。釣りが大好きな皆様も同じ気持ちだと思いますが、この自粛期間を活用し、ロッドやリールの整備、そして小物の準備等を進めて、来るべき再開に備えたいと思います。