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『釣りビジョンにて西湖からのBasserで北浦』

kawamura 2020.07.10

こんにちは、川村です。

前回も少し触れましたが、釣りビジョン『follow my F』の撮影にて山梨県の西湖へ。

ご存じワーム禁止のフィールドですが、50アップも稀ではないポテンシャルの高さは関東随一!
2年前のちょうど今頃に訪れたときにはビーブルのスピナベサイトがハマッただけに今回もメインになると踏み、ローライトタイムにはトップウォ―ターもいいだろうし、ボトムフィッシングでは、ギャップジグ(プロト)にピッグダディと、コスモにピッグダディJr.との大小用意して・・・

ご当地メソッドは、デルゼやジョーダン、トラファルガーといった、ワカサギ系I字プラグを水面放置させる釣法。
春のイメージが強い釣りですが、このタイミングでもまだ旬なようで、ボートもオカッパリもほぼ皆さんこの釣りをされていました。
実際にワカサギは健在で、群れで泳いでいるのも、力尽きて浜に流れ着いているのも何度か目にしました。

しかし、ボクはI字系の放置は経験値がないうえ、他にもやりようはあるんじゃないのか?と・・・
ボートでは、中田敬太郎さんのガイドにてゲストさんがワカサギI字系でいい釣りをされていましたが、射程範囲が限られるオカッパリに関しては、やれば釣れるというワケでもなさそう。
というのも、ワカサギI字系では2日目の夕方に釣った人を一人見ただけ。あとは土砂降りの最中にビッグベイトで釣ったという人が一人。

期待に反してオカッパリの範疇にいるバスはかなり少なく、見えないのでスピナベサイトも効きようがない。

初日、西湖を一周した時点であまりのバスの居なさに河口湖にも足をのばしたのですが、増水にてオカッパリがやりにくいうえ、こちらもバスは見えず。
まだ西湖のほうがマシかと、腹をくくったのです。

プライベートであれば心折れていた状況でしたが、少しでも確率の高い場所と釣り方に絞り込むことで、少ないチャンスをモノにしていき・・・
そして最後はまさかの出来事が!?
初回放送は7/14の22時より。釣りビジョンが観れる方はぜひご覧くださいm(__)m

 
そしてBasser取材にて北浦へ。テーマはバズベイト!

バズベイトは大好きなルアーで、中でもダイナモとボルケーノグリッパーを愛用しています。
しかし、ボートでは多投するものの、オカッパリでは・・・近年はあまり釣ってないぞ~(^-^;
フィールドがシビアになったことで、ポーズを交えてスローに誘えるポッパーを多用するようになっていたのです。

では、ハイプレッシャーなオカッパリではバズベイトが効かないのか?

ボクがバズベイトに求める条件は4つあり、その辺は誌面にて記されると思いますが、それらの条件を備えたうえで、ハイプレッシャーな状況にマッチするバズベイトを模索することに。

草深所有も含め、昔からのバズベイトを漁り、さらに釣具屋さんもまわってバズ集め。
サウンドやアクションをチェックしていくにつれ、「コレとコレを合わせたら」となっていき・・・
ペラを付け換えたりスカートを巻き直したりすると、けっこう違いが出て面白い!!
個人的な好みではありますが、「これは!」という個体も出来たのです(^^)

取材本番前にそれらのバズベイトを持って北浦へ行き、検証してきました。
日曜日の北浦は、バスバブル期を彷彿とさせるアングラーの多さ!
ここまでハイプレッシャーな状況だと、さすがにバズはキツいか?

改造してきたバズベイトをロストしてはいけないと、トレーラーフックを付けないでいたらミスバイト2発し、トレーラーフックを付けてから2匹釣れたけれど、どちらもメインフックに掛かっていたという・・・

さあ、本番はどうか!?

良いバズベイトとしてよく言われるのは、“スローに引けてサウンドアピールが強い”ということ。
これは確かですが、必ずではないと思います。
速めに引いた方が強いストライクを引き出せる場合もあれば、強すぎるサウンドが仇となる場面も少なくありません。
ようは、「これがあればOK」というモノではなく、状況に応じた使い分けは他のルアー同様にあるということです。

向かえた取材は大成功!
バズベイトでも、ミスバイト対策のフォローベイトでもグッドサイズを仕留めることができました(^^)v
ハイプレッシャー対策を模索したうえで挑んだ成果が出たと思います。

ハイプレッシャーを打破するバズベイティングについて、独自の視点を交えて紹介しています。
7月末売り号のBasserにて、ぜひご一読ください!m(__)m

 
開発では、新型を進めている以外にも、ワームの新色を調色したり・・・
すでにある色を再現してもらう場合もあり、例えばヴァラップスイマーに採用した「ソルティドッグ」はかつてあったスタッドの色であることは以前にも記しました。

しかし、ない色は作ります。
ちょっとした色合いの違いや、濃さ、薄さ、などは言葉で伝えきれるものではないからです。
絵具のように、溶かしたワームを混ぜてイメージに近づけていきます。もちろん、ラメやマイカも含めて。
「いい色になったな~」なんて写真を撮って香川の鈴木翔に「どう?」と聞くと、「ちょっとスモークすぎますね」なんて(^-^;
しかし、その理由もちゃんと添えてくるところに説得力もあるもんですから、また溶かしたワームをかき混ぜるのです。

そんな翔が先日、ルアーマガジン「特命釣行R」の取材を受けました!!
取材当日は社員皆、気になってソワソワでしたよ(^-^;
突出した実力はありますが、19才のヤングマン!取材ならではの緊張感もあったかと思います。
お題は達成できたのか!?
こちらも7月末売り号、誌面にてご覧いただければと思いますm(__)m

最後に、豪雨による河川の氾濫が広がっております。
引き続き警戒が必要とのことで、皆さまにおきましても十分にお気をつけください。


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