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『サーチ能力と食わせ能力』

kawamura 2021.11.08

こんにちは、川村です。

ここ一ヶ月間は、旧吉野川・三島湖・相模湖・合間には霞水系と、よく釣行していました。

旧吉へは釣りビジョン『follow my F』の撮影。三島湖へはルアマガプライムガイド。相模湖へはタックルアイランドトーナメントへのゲスト参戦。
それぞれフィールド特性は異なるものの、秋が深まるにつれバスの居どころを捉えにくくなっていること。
そして、水温低下やプレッシャーの蓄積により、ルアーセレクトもシビアになってきたことを感じています。

そんな状況下に直面したとき、ルアーには「サーチ能力」と「食わせ能力」のどちらも欲するところ。
実際のところ、ここ一ヶ月でハマッたルアーを挙げてみると、ソフトルアーであっても横方向に探れることが共通していました。

・ヴァラップスイマー(ネイルリグ)
・ギャップジグ+ブルスホッグダディ
・スクーパーフロッグ(ダウンショットリグ)

ヴァラップスイマーはただ巻き系なのでそのままですが、スクーパーフロッグのダウンショットリグはミドスト。ギャップジグもジグストです。

横方向への誘いは広範囲に散ったバスとの遭遇率を上げるためでもありますが、シーズン中ルアーを見慣れたバスに対して、見せすぎることなく“逃げる動き”で衝動食いさせる狙いでもあります。

流れのあるフィールドでは、ヴァラップスイマーの下っ腹にネイルシンカーを打つことでスイミング姿勢を安定させますが、今回の旧吉では対岸のスポットへ遠投する必要性においてもネイルシンカーは必須でした。

フッキングを妨げず、そしてより低重心化させる位置に入れるには、スリットを貫通させての横刺しがオススメです(^_-)-☆

 

雨で濁った三島湖では、ギャップジグ(5g)+ブルスダディ+ツインラトルで40アップを4連発!
水面直下を泳がせているのでバイトは丸見えですが、濁って視界が悪いからか、食いミスも多発しました。

その間、ゲストさんは11gのカバージグでノーバイト。ジグのスピードが速いため気づいてもらえないのでは!?と、ギャップジグの7gに換えたうえでツインラトルもセットしてもらうと、その1投目でグッドサイズを仕留めました!

ちなみに、ギャップジグのキーパー部は、ラトルをセットしてもワームをホールドするための仕様です。

他にも、スクーパーフロッグのバブルガムピンクカラーやビーブルのマッディスペシャル(来春発売NEWカラー)でも釣れ、濁った水に強いルアーがハマッた一日でした。

しかし翌日は一気にクリアアップ!
一応バックウォーターの最上流までチェックしましたが、スッカラカンにバスは抜けていました。

濁りを追って下り、周囲よりササ濁った滝インレットでスクーパーフロッグに1本。

クリアと濁りの境目となっていた岬で、フリッシュのジグヘッドリグで1本。
濁りに入って、ギャップジグ+ブルスダディで1本。
ポツリ・ポツリと・・・

ここで本降りの雨!
もしや!?と滝インレットに戻ると、水量が増していました。

そして、いきなりゲストさんとダブルヒット!明らかに新しく入ってきたバス!

スクーパーフロッグのダウンショットにバイトが続きましたが、前日ほどの濁りではなかったので、カラーはトノサマが丁度いい感じでした。

そして、お世話になったともゑさんでは、ボトムアップカラーのボートが完成していました!
ベースから塗っていただいたワインレッドは、三島湖の景色にも映えます!!ぜひご活用ください\(^o^)/

 

相模湖は一年ぶり。久しぶりのお伺いにも関わらず、柴田ボートさんが温かく迎えてくれました。
前日のプラクティスでは何も掴めず。
ワカサギレイクであることと、そしてバスが岸から離れていく季節的にも、ライブスコープによる魚探サイトの使い手が上位を独占すると思われました。

優勝した石渡さんのウエイトは、3本で驚愕の5,358g!
ハドルトラウトで59㎝を仕留め、さらにチビメタルでグッドサイズを2本!
それでも、入れ換え時に1,600gクラスを逃がしてしまったというのだから圧勝過ぎます。

2位の角田さんは、ハードルアーのみでリミットメイクしての3,232g!
最大の1,200gはビーブルでキャッチ!
3/8オンスで3mラインを速引きしたというので、沈めてから巻いていると思われます。
そして、変形バズベイトのガーグルでキロクラスを2本キャッチ!独自の使い方にはさらに唸らされました。

3位の峯村さんは、相模湖最強アングラー!
ライブスコープを活用し、追ってきたバスに口を使わせる術はさすがサイトのスペシャリスト!
サイコロラバーのノーシンカーと、レインボーシャッドのミドストでリミットメイクしての2,410gでした。

4位は小池貴幸プロ!経験値の少ないフィールドでも、パッといって釣るスキルを磨くための参戦とのことでした。
それを有言実行して魅せる、相模湖初フィッシュがいきなりの2キロ超え!
ブルスホッグ3インチのフリーリグを、目星をつけていた岩盤に落とし込んだら引き込まれたそうです。

5位は自分で、2本、1,800g台でした。
デコりそうでしたが、360°魚探にワカサギの群れが岸近くにまで映るエリアにて。
垂直岩盤がオーバーハングと絡むスポットに潜り込み、エレキを極力踏まずに、枝を引っ張りながらボートを進め、スクーパーフロッグのダウンショットリグを岩盤と平行に泳がせる釣法が、当日見出した目一杯でした。

 
霞水系のオカッパリでは、今ごろから出番の増えるスモラバマイクロピッチシェイクと、ルアーパワーで釣れていると感じるスクーパーフロッグのダウンショットリグ。

この釣法は松本幸雄君に教わりましたが、彼の艇王が控えていたため公開は控えていました。
エラストマーの浮力とパーツの抵抗が相まって移動距離を抑えて誘え、バスを惹きつけるチカラも強い!
水温が下がってきて水面に出づらい時期になってきましたが、沈めて泳がせることで効果が持続しています。

これから冬に向けての効果は未知数ですが、期待しているところです(^^♪


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