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『ローカルトーナメント2連勝!~冬の霞ヶ浦の展望』

yamaguchi 2021.12.27

皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口将司です。

12月初旬に霞ヶ浦で開催されましたローカルトーナメント(ラトルズトーナメント第5戦)に参戦してきましたので、大会の模様を振り返っていきたいと思います。

今大会の前日、前々日は、釣り人社が主催のBasserオールスタークラシック『KING OF KINGS』が霞ヶ浦水系(霞ヶ浦~北浦~利根川とエリアは広大)を舞台に開催されていました。
結果は皆さんご存じの通り、W.B.S.の赤羽修弥プロの圧勝となったわけですが、名立たるトッププロをもってしても、この水系でバスを釣るのは本当に難しいという事を証明する試合だったと思います…。

『KING OF KINGS』の結果を見た後は、正直不安しかなかったのですが…(汗)とにかく試合中は心が折れないように、チャンスはいつか訪れると信じて、最後の一投まで集中して挑むこととしました…。

スタート直前!朝から風が強い…。

大会当日、予報よりも朝から北東の風が強い…。
この日は他のローカル大会やマリーナの大会も開催されており、湖上は多くのボートで賑わっていました。ファーストエリアに選んだのは、スタート近所のリップラップエリア。
魚は絶対に居ると信じて、とにかくこのリップラップエリアで2本釣るまでは移動をしないと決めて、釣りをスタート!

リップラップの中でも、狙いのスポットには先行者が居たので、反対側(風裏側)からエントリーし、様子を見ることに…。
水温は凡そ10℃と、バスが冬モードへと突入してくる水温…。
スタートから約2時間が経過した頃、先行者が移動したので狙いのスポットへ。
KOSMO2.5g(ブルスホッグベイビーをトレーラーにセット)を、岩と岩の隙間にフォールさせていくと、ボトム着底後にモゾッというバイト!岩の隙間からバスが出てきたところで、無念のフックアウト…。貴重な1本をバラシてしまいましたが、次のチャンスが来ると信じて釣り続けます…。

そして、風が若干弱くなったタイミングで、リップラップが大きく変化する岬の先端部に、ライトリグ(レッグワームの1.3gダウンショットリグ)をキャストし、一旦ボトムを取ってから横方向へゆっくりとスイミングさると、コツッという明確なバイト!今度はしっかりとフッキングを決めてキーパー(600gぐらい)をゲット!

それから昼過ぎまで粘るも、バイトがまったく無いので、ついに移動を決意!
西浦北岸のドッグに隣接する消波ブロック帯へ。
穴撃ちを試みようと、消波ブロック帯の角からノーシンカーリグでアプローチを開始した直後、リグの着底後にラインが走ります!
2本目は800gほどのナイスキーパー!さらに、3本のリミットメイクを目指し、西浦北岸のドッグやリップラップといったロック系のエリアを時間いっぱいまでランガンしますが、追加ならずでタイムアップ…。
バラシた1本が悔やまれる…(泣)ウエイト的には微妙でしたが、3バイトで2本キャッチは、この時期にしては上出来かと。バラシがなければ納得の展開でしたが、結果は…

2本1,425g(2位とは10gの僅差)で辛くも優勝!

2位の柴嵜さんのビッグフィッシュ!

2位となった柴嵜さんは、1本ながら1,415gのビッグフィッシュをビッグベイト(ガンクラフト社のジョイクロ178Fの板重りチューン)でゲット!
霞ヶ浦本湖の消波ブロックエリアで釣ったそうですが、ジョイクロでキャットフィッシュが釣れた直後に、このバスをキャッチ出来たとのこと。
また、試合の一週間後には、別のラトルズメンバーの方が、オカッパリでビッグベイト(DRT社のクラッシュ9)を使用し、2本も釣ったそう(バイトは計5回もあったとのこと)!!

近年、霞ヶ浦の真冬にビッグベイトの釣果を頻繁に聞くようになってきました。
私も密かにビッグベイトを導入し、色々と試していますが、未だに結果が出ておりません…。この冬のシーズンに釣り込みたいテーマの1つでもあります!

今回のヒットルアー!
レッグワーム1.3gのダウンショットリグ、
ファットヤマセンコー3インチ、
そしてKOSMO2.5g+ブルスホッグベイビー!

【TACKLE DATA】
■ダウンショットリグ(ゲーリーヤマモト レッグワーム 1.3gシンカー)
エアエッジ 641L/MLS-ST
イグニス 2505H TYPE-R
YGK オルトロスFC 4ポンド
■ノーシンカーリグ(ゲーリーヤマモト ファットヤマセンコー3インチ)
 エアエッジ671MB-ST
 アルファスAIR 7.2L
 YGK オルトロスFC 12ポンド
■スモラバ(KOSMO 2.5g ブルスホッグベイビー)
 STEEZ 661MFB-SV(ウェアウルフ)
 アルファス AIR 7.2L
 YGK オルトロスFC 10ポンド

前回の試合でも貴重な魚を釣ったKOSMO+ブルスホッグベイビー!(今回はバラシてしまいましたが…)ブルスホッグベイビーはこのコラムがアップされるタイミングで、ちょうど店頭に並んでいるかと思います。

ブルスホッグベイビーは、ブルスホッグ(オリジナルの3インチやダディ)譲りのスリットインパドルのブルブルアクションを継承し、小さいながらもアピール力に非常に長けた『チビホッグワーム』となっています。
霞ヶ浦のような濁り気味のフィールドや、魚を呼びたい大場所での使用など、是非、色々なフィールドやシチュエーションでお試しいただければと思います。
もちろん、スモラバのトレーラーだけでなく、ワーム単体でも様々なリグにマッチします。私的には檜原湖のライトキャロライナリグで試してみたく、スモールマウスバスに絶対に効くと確信しています!

今回の試合は、水温的にはギリギリ10℃台をキープしていたので、ワームの釣りでも辛うじてバイトを得ることが出来ました。
ですが、水温が10℃を切ってきて一桁台となると、過去の経験からシャッドやミノー、メタルバイブなどのハードルアーが効いてきます。
こういった冬の王道の釣りに加え、今冬はビッグベイトやヴァラバマ(アラバマリグ+ヴァラップスイマー)など、自分の引き出しにない釣りにもチャレンジしたいと思っています!

釣果的には厳しくなりますが、冬の一匹はハイシーズンの一匹の何倍もの価値があり、バスアングラーとしての経験値が得られるはずです!
皆様も、しっかりと防寒対策を講じ、真冬の一匹にチャレンジしてみて下さい!

最後に、今年も残り僅かとなり、本コラムを持って今年のレポートも最後となります。
コロナ禍で、思うように釣りが出来ない苦しいシーズンが続いていますが、来年は少なからず、これまでの日常が戻ることを切に願っています…。
このコラムを読んでいただいている皆様、今年も拙いコラムを読んでいただき、誠にありがとうございました!


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