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『W.B.S.プロトーナメント・H1グランプリ参戦記』

chiba 2022.07.29

皆様こんにちは!フィールドレポーターの千葉陵平です。
今回は、最近参加させて頂きました『6月11・12日開催W.B.S.プロトーナメント第3戦』と、『7月18日開催H1グランプリ第3戦(新利根川)』について釣果報告を交えながらレポートしたいと思います。

W.B.S.は草深さんが活躍するトーナメント団体、今回ご紹介頂き参加する運びになりました。2人ペアを組み、バスボートで広大な霞ケ浦・北浦水系を舞台に開催される大会です。
草深さんめちゃくちゃカッコよかったです(^^♪

僕は出村プロとパートナーを組み、プラクティス含め3日間釣りをしてきました。
今回メインとなったのは、沖の消波ブロック・乱杭など、風や引き波からプロテクトされやすいエリアを中心に釣っていきました。

全てのエリアに共通していたのは、地質が硬いシャローエリア(斜め護岸・ゴロタなど)。そして、そのエリアにエビやザリなどがリンクしていると高確率でバスがいる印象を受けました。

メインルアーは、ハリースライド(バックスライドセッティング)。
バスの状況としてはアフターのバスが多く、横の動きへの反応はイマイチ。
そこで今回は、少しスローダウンした釣りを展開していきました。
霞ケ浦水系のバスはハリースライドへの反応がとても良く、プラクティスを通してバスをキャッチすることが出来ました。

中でも反応が良かったのは、シルエットが薄めのカラー。
その要因は、私なりに2つあると思いました。
・エビをイミテートしている
・入れ替わり訪れる人的プレッシャーからの、アピール弱め

これだけ広大なエリアであっても、強者が集う大会・・・
練習中からもエリアのバッティングは避けられないのが、本当に印象的でした。

貴重なバイトをモノにできない場面も多く、練習を通してフッキングミスが多かったです。
理由として、カバー越し+バックシートゆえ思うようにフッキングパワーが伝わりにくい。
ストラクチャーに対し、かなりディスタンスをとっていたことも一因として考えられます。

(左)ハヤブサ:ライトニングストライク
(右)リューギ:インフィニ

普段は、ライトニングストライク#4/0を使用します。
ワイドゲイプ過ぎないので見た目も違和感なくボトムの姿勢も好み。
ただ今回に限り、ワイドゲイプのインフィニ#3/0にフックチェンジしました。

ゲイプ幅が広くよりフックポイントが外側にくることでワームから針先が出やすいため、スタックしやすくなるデメリットも有りますが、キャッチ率優先のフックセッティングとしました。

【タックルデータ】
●ハリースライド(バックスライドセッティング)
ロッド:スティーズフランカー 701MHFB-SV
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:山豊テグス フロロ14lb.

結果は24位と残念な結果でしたが、2daysの戦い、本当にいい経験をさせて頂きました。
この厳しい状況の中でも釣ってくる選手がいる。
そんな選手の釣り方を最後に確認できるのも、大会ならではです。
また、試合中にパートナーと喜びを共有できたことも、すごく印象に残っています。

 
次に参加したのは、「H1グランプリ第3戦(新利根)」でした。
利根川『TBC』の大先輩でもあります「鈴木美津男さん」が主催する、ハードベイトオンリーの大会。

プラクティスには3日間入りました。
大減水の影響とメリハリのない流れ・・・
スポット参戦の為、手堅くまとめる必要もなかったので、サイズも狙える洲の野原・妙義水道エリアに狙いを絞ることに。中でも、「水深が有り水通しが良いエリア」に絞り込みました。

メインで使用したルアーは、ボトムアップから先日発売となりました「ジョリー」
今までシンキングスイッシャー系のルアーをあまり使用しなかった最大の理由は、「障害物を回避する事が出来ない、対カバー性能の悪さ」
大切な1投でそのエリアを潰してしまった経験が何度もありました。

ジョリーは、垂直気味のリップが障害物を上手くかわしてくれるため、格段にそのストレスが軽減されました。

アプローチ方法は、護岸際や水草の際をスローリトリーブで巻いてくるだけですが、釣り込んでいく中で、ある特定のアクションにバイトが集中することが判明しました。

それが、ジョイントが動くか動かないかの超スローリトリーブ。
そして、ボディーが「クネッ!!」とした瞬間にバイト多発!
なるべくゆっくり巻くために、ラインの自重だけでルアーを手前に引っ張ってくる。
まるで、フィネスなワームを扱うようなイメージです。

【タックルデータ】
●ジョリー
ロッド:ノリーズハードベイトスペシャル630LL
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:山豊テグス フロロブラスト14lb.
 
「超スローリトリーブからの、ジョイントアクションで食わせのタイミングを作る」
このアクションがあの日の新利根川に合っていて、1日で8本の上から3本約2500gの釣果を出すことが出来ていました(^^♪

また、ウェイクベイト風に表層を誘え、移動距離を抑えたシェイク巻きも可能。1つで何役もこなせるため、本当に活躍の場が多いルアーです!!
次世代のシンキングスイッシャー「ジョリー」を是非皆様もお試しください!!

しかし、大会当日は連日の雨による水位上昇でバスのポジションが変わったうえ、農薬の空中散布により水質が悪化。全く機能しないプランニングになってしまいました。

朝イチのポイントで2時間ほど費やした後、プラクティスのプランを全て捨て、インサイド側の流れの当たらないプロテクトエリアへとシフト。
しかし時すでに遅く、多くのアングラーで主要なポイントへは入ることが出来ませんでした。参加者100名を超える大会は、本当に釣りするエリアが絞られる( ;∀;)

アシ際は多く選手に撃たれた後でしたので、少し沖側にある沈船に「リズィーアピールプラス」を通し、何とか1本キャッチすることが出来ました。

他の選手がスイッシャー系やノイジー系のルアーを使用して葦際でバスをキャッチしているのを目撃しており、時間をおいて入り直す事も考えましたが、自分のタイミングでまたそのエリアに入れる保証もなかったため、誰も手を付けていなかった沖の釣りにシフトし、新たなバスを探っていきました。

リズィーアピールプラスの釣りは、プラクティスの時から何匹かキャッチすることが出来ていたバックアップでもありました。
このバックアッププランに早々に切り替えていれば、僕にも勝算はあったのかもしれません・・・悔いが残ります。

【タックルデータ】
●リズィーアピールプラス(セクシーシャッドⅡ)
ロッド:NORTH FORK PRO C66L
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:山豊テグス フロロブラスト12lb.

全体順位は約110名参加中の35位。
写真を撮るのも忘れ、無我夢中にバスを探し回った大会でした。

最後に、今回の2つの大会を通じて沢山の方とお話する機会を頂き、貴重な経験となりました。
この場をお借りしお礼申しあげます。


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