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『陸王U-30参戦レポート』

suzuki 2022.08.02

こんにちは、鈴木翔です。

7/23(土)に、霞ヶ浦で開催された「陸王U-30」に参加してきました。
ルアマガプラスにてライブ配信していたので、すでにご存知の方はいるかと思いますが、結果は奮わず・・・。反省文がてら、プラクティス〜当日までの流れを記したいと思います。

今回、プラクティスには10日間入りました。
内4日間は、ひたすら湖岸線沿いを走って風当たりを見たり、藪を漕いで開拓したり道を作ったり…と、実質釣りできたのは6日間。

大減水状態が続いていた霞ヶ浦ですが、ちょうどプラクティス開始し始めた頃から梅雨空に逆戻り。やはり霞ヶ浦の増水傾向はプラスに働くようで、よく耳にする“デスミガウラ”とはかけ離れた手応え!?
実際、今の霞ヶ浦は近年にはない釣れっぷりだったようで、参加選手のほとんどがプラは良かったと口を揃えて言っていました。

本湖では、ハリースライド&ハリーシュリンプ3(共にバックスライドセッティング)が最も安定的に釣れ、スクーパーフロッグ(ラバー仕様)のダウンショットリグでも好反応。
北利根川では杭をハリーシュリンプ4&ブルスホッグ3のフリーリグ、葦際をギャップジグ5g+ブルスホッグダディ(ボディ5節カット)で撃ち。
天候が荒れれば、チビーブル&ジョリーで風が当たる岸の風裏をラン&ガンするのも良し。1日中ローライトで凪、もしくは微風だとジレンマポッパー&野良ネズミでやり切っても良し!

 
ちょうどリリースされたばかりのジョリーは、この水系にベストマッチなルアーだと実感!
・一本だけ倒れたアシなど、ちょっとしたカバーを躱すことができる。(障害物にタイトにトレースできるかできないかで釣果が変わる霞ヶ浦では、かなり重要)
・濁ったり、少し荒れた時でも、リップの水押しによってアピール力が損なわれない
唯一無二なタイプのルアーだと思います。

もちろん、発売前の西日本のフィールドでも良く釣れていました!

 
当日の天気予報は快晴。
唯一、7/18(月)がよく似たような天候だったのですが、その日は1本のみと苦戦していました。

それらを考慮して決めた、当日の動きは以下の通り。
①朝イチのトップウォーターゲーム
②8〜10時頃、東岸のシェードに入ってくる魚狙いのサイトフィッシング&カバー撃ち。
③昼間は、常に魚をストックしているであろう大規模シェード(土浦旧港の浮き漁礁&恋瀬川の橋脚)。
④北利根川で、ウエイトの底上げ。
午前中でキッカーを複数キャッチし、③でリミットメイク。④で600~1000gクラスを釣って入れ替えるといった作戦です。

そして、迎えた本番。

朝イチにジレンマポッパーで2発出すも乗らず…。
(前夜にフックサイズを上げて、リアには吸い込みアップに繋がるかとフェザーを巻き足していたのに何故!?)

サイト場では、スクーパーフロッグラバー&ティンセル仕様(0.6gネイルリグ)で45アップを食わせるも、綺麗に口からスポッ…。
このエリアでは複数匹見えバスが居たものの、底荒れしてしまい粘ることもできず。

前日に2バイト取っていた恋瀬川では、ヴァラップスイマー3.3(0.9gネイルリグ)でノンキー。

同じく前日に2本の40アップを釣らずに置いていた土浦旧港(浮き漁礁)では、お目当ての2匹の姿はなく…。ハリーシュリンプ3尻尾&アームカット(0.45gネイルリグ順刺し)の連続トゥイッチで280g/25.5cm。

この時点で明らかにリズムは悪く、優勝するには何か動きを変えるしかないのですが、焦りや経験不足でそれができず。

北利根川まで移動し、ブルスホッグ3(フラスカート付き)5gフリーリグの杭打ちで540g/34cmを追加して終了となりました。

プラクティス時から多くのバイトを得ていたフリーリグですが、ほとんどがファーストフォールでのバイト。それも、シンカー着底後にワームがフリーになる一瞬の“間”でした。
その間を少しでも長くとる為に、シンカーにはリグスベルを装着。
ワームも、ハリーシュリンプは尻尾付きのままボリューム感だけ抑えられるように寸詰めしたり(尻尾があることで、シンカー着底後にややスライドする)、ブルスホッグにフラスカートを付けたり(手持ちでフラスカートが無かったので川村さんお手製を。ありがとうございました!)。

ちょっとした事で差をつけようと、できることはしました。

しかし、全く同じ状況の日はない霞ヶ浦で、プランを決めつけて挑む試合運び自体がナンセンス。プラクティスでやるべき事、見るべき事の詰めの甘さも感じました。
あとは、霞ヶ浦だからこその移動時間と、それを考慮した立ち回り。
今回と同じような失敗はしないよう、肝に銘じたいと思います。

それでも広大なフィールドからバスを探し当てる霞ヶ浦は、バスフィッシングしている感があって面白い!

最後に、このような夢のある企画を設けてくださったルアーマガジン様、この場に推薦していただいたボトムアップ様、そして応援していただいた方々、ありがとうございましたm(._.)m

《使用タックル》
1.バーサタイル
ロッド:スティーズSC6111M/MHRBファイアウルフ
リール:スティーズSVTW 1016SV-HL
ライン:ガノア アブソルート12lb.

2.小型プラグ(ジョリーなど)
ロッド:ブラックレーベルプラス661M/MLFB
リール:アルファスCT SV 70SHL
ライン:ガノア アブソルート 12lb.

3.ベイトフィネス
ロッド:スティーズ661MFB-SV ウェアウルフ
リール:アルファスAIR TW 8.6L
ライン:スティーズフロロtype-フィネス 10lb.

4.PEを用いたフィネスバーサタイル
ロッド:リベリオン661ML/LFS
リール:ルビアスFC LT2000S-XH
ライン:オルトロスPE WX8 フィネスシャングリラ 0.6号
リーダー:シューター 8lb.

5.フロロを用いたフィネスバーサタイル
ロッド:ロデオライド61LFF
リール:ルビアスFC LT2500S
ライン:ガノア アブソルート 4lb.


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