COLUMNCOLUMN

HOME > COLUMN > 『夏の霞ヶ浦流入河川でエンジョイフィッシング!』

『夏の霞ヶ浦流入河川でエンジョイフィッシング!』

yamaguchi 2022.08.31

皆様、お久しぶりです!フィールドレポーターの山口将司です。

私のホームでもある霞ヶ浦の近況ですが、6、7月は雨も少なく酷暑の影響もあり、かなりの減水傾向が続いていました…。
8月に入り、お盆休みとなったタイミングで台風が訪れ、減水傾向だった水位は、平常よりも少し低いぐらいの水位まで回復しました。水温も30℃を下回り、『真夏』といわれるミッドサマーは過ぎ去り、レイトサマーに突入しております。

久しぶりのコラムとなりましたが、ちょうどお盆休みの最中に、霞ヶ浦の流入河川を訪れましたので、その時の釣行をレポートしたいと思います。
霞ヶ浦で釣りをするのも久しぶりということで、一緒に釣行した職場の釣り仲間と、この日は釣れても釣れなくても、楽しく釣りをしようと挑みました。

天気予報では曇り時々雨という予報でしたが、朝から雨がポツポツ…。
夏ということで、流れを意識しながら川を釣り上がる作戦をと、霞ヶ浦に注ぐ流入河川の上流エリアから釣りをスタート!!

まずは昨年の夏、草深プロとご一緒したときに伝授された『リズィーアピールプラス』を使ったチョンチョン釣りを試していきます。
チョンチョン釣りとは、ロッドワークによりリズィーを水面直下でチョンチョンチョン…と連続でトゥイッチさせます。
アピールプラスはボディ素材がボーンマテリアルとなっており、内部には通常のリズィーよりも小さいスチール製と、タングステン製の2つのウェイトボールがボディ内部でコトコトと音を奏でる仕様となっています。

チョンチョン釣りはボーンマテリアルによる浮力、ラトルサウンド、そしてロールアクションによるフラッシングと、まさに三位一体でバスを誘うといった釣り方となります。

リズィーアピールプラスで水面直下をチョンチョン引いてくると好反応!!
小さいサイズながらも、サクッと数匹のキャッチに成功!

さらに上流を目指し釣り上がっていくと、次第に雨足も強まってきて本降りに…。
雨の影響で川も濁り始めてきたところで、シャローカバー狙いにシフト。
アシのエグレや岩盤質のバンクにはハリースライド、ブッシュカバーにはギャップジグ+ブルスホッグダディといった使い分けで、流入河川上流エリアの要所を撃っていきます。

ギャップジグのフォール&ジグストでも好反応!

ハリースライドのバックスライド、ギャップジグのフォール&ジグストと、釣れるには釣れますが、やはりサイズがいまいち小さい…。

ブッシュが絡むスポットの流れが当たる側に、スクーパーフロッグ(ラバーチューン)のダウンショットを入れてみると、すぐにバイト!!少しサイズアップして800gオーバーをキャッチ!

スクーパーフロッグラバーチューンの2.7gダウンショットリグでグッドサイズ!

さらに、流れの当たるアウトサイドベンド、竹のブッシュが崩れたスポットに、ギャップジグをねじ込むとグッドサイズがバイト!しかし、ブッシュに巻かれてバラシ…。
少し時間を空けた後、バラシたブッシュに再度アプローチすると、再びバイト!っが、今度はボート際でバラシ…。
さらにブッシュで粘っていると、3度目のバイト!!しかし、3度目の正直も、虚しく枝に化けてバラシ…。
結局すべての魚をミス…(泣)バスが湧くブッシュでしたが、ノーキャッチと、勝負はバスのほうに軍配が上がりました…。

そんな残念なバラシもありましたが、流入河川の上流エリアでは、朝の数時間で船中二桁近くのキャッチに成功!!
今度は川を下りながら釣っていきます。レイダウンや水門絡みなど、ポツポツとキャッチしていき、終わってみれば、船中13本と、キャッチ数だけなら霞ヶ浦水系では充分な釣果となりました。

ギャップジグで釣れるとサイズアップ!濁りにはボリューム感のあるジグが効きます!

雨パワーのおかげもあり、バイト数も多く、魚の活性は高めでした。
職場の釣り仲間もボトムアップルアーで複数匹のキャッチに成功!雨の中、夏休みのエンジョイフィッシングを満喫し、とても楽しい釣行となりました!
欲を言えば、小型のサイズが多く、サイズアップが難しかったことが心残り…。
もしキーパーサイズが設定されたトーナメントとなると、かなり厳しい結果です…。

今回のヒットルアー!(スクーパーフロッグは釣ったものとはカラー違いとなります)

この日のグッドフィッシュを釣ったスクーパーフロッグ(ラバーチューン)のダウンショットリグですが、ロッドに取り付ける際の収納方法を紹介したいと思います。
スクーパーフロッグはエラストマー素材なうえ、アクション重視の柔らかい素材を使用していますので、そのまま放置すると、素材自体が伸びてしまい、元の形状が崩れてしまいます。
特に、直射日光が当たる炎天下などでは注意が必要です。基本的に、使用したらフックを外し、付属のブリスターパックに戻していただくことを推奨していますが、フックを付けたり外したりと、ちょっと面倒…。
そこで、フックを装着したまま、ブリスターパックごとロッドのルアーキーパーに取付けられないものかと一工夫してみました。

ブリスターパックのカット方法。赤線のように切り込みを入れます。

ハサミやカッターを使用し、写真の赤線のようにカットして下さい。くれぐれも、手や指を切らないようにご注意下さい!
まずは、ラインが干渉しないように上下のパックを大胆にV字にカット。
さらに、フックアイ部分と、フックのシャンク~ベリー部分がブリスターパックに干渉しないように(ボディのお尻側まで)切り込みを入れます。

ブリスターパックに納めたまま、ロッドのフックキーパーに取付け可能!

ラバーチューンしたスクーパーフロッグもOK!
是非、お試し下さい!!

さて、お盆も過ぎ、暑さもだいぶ和らいできており、少しずつ秋の訪れを感じています。
秋になり、水温がバスにとっての適水温まで下がってくると、ハードベイトがとても有効になってきますが、今年はどうでしょうか?
なかなか釣り難いコンディションの霞ヶ浦水系ですが、ボトムアップルアーを駆使し、来たるべく秋の霞ヶ浦の釣りを楽しんでいけたらと思います!


  • Facebook
  • Twitter
  • Youtube
  • Instagram
Pagetop