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『スクーパーフロッグマグナム』

kawamura 2022.10.04

こんにちは、川村です。

秋らしい空気感になってまいりましたが、まだTシャツ一枚で過ごせますね。

さて、ただ今スクーパーフロッグの最大サイズ「マグナム」の出荷を控えております。
本来であれば初夏頃のリリースを予定していましたが、微修正に時間を要してしまいました。

見た目はオリジナルモデルを拡大しただけに見えますが、それではスクーパーフロッグのベストアクションは出ず。
大きくなるとキックアクションがスローになることは予想していましたが、想像以上だったのです。
使っていて、リズムが悪い・・・
レッグの角度と形状を見直し、素材も若干硬くすることで、レスポンスを高めました。

また、ノーシンカーリグにてフロロカーボンラインの太番手で使うと、誘っている途中でダイブしてしまう。
これを防ぐべく、2次試作では口をカップ状にしてみました。

引くと上に向かう力が働くため、確かにダイブは防げたのですが・・・ヘビーダウンショットリグで使った時に浮き上がり過ぎる!
エラストマーの浮力と相まって、10~14gのシンカーをぶら下げた状態でも、グイグイ上がってきてしまうのです。
レンジキープしたり落とし込みながら誘いたくとも、それが出来ない・・・

そこで、3次試作ではカップとは言えないほどの僅かに傾斜したヘコミにとどめたところ、適度な塩梅に。
ノーシンカーリグでのダイブしにくさと、ヘビーダウンショットリグでの浮き上がりにくさのバランスを突いた格好です。

そしてもう一つ、スリット内に針先を埋めるリブを設けました。
伸びるエラストマー素材においては、針先を埋めないで使うことが基本です。
しかし、ヘビーカバーの中に入れる際には、針先を埋めて使った方が得策と思える場面もあったからです。

フッキング時に破けるよう、本当に “ 薄皮一枚 ” で刺すことがコツ。
基本はフックムキ出しで使いますが(それでもほぼカバーを回避します)、状況に応じて針先を隠せるようにもしました。

通常は針先を出した状態でお使いください。

時期的に、ノーシンカーリグによる水面使いの旬は過ぎつつありますが、ヘビーダウンショットリグやジグトレーラーにして沈めて使うことで、オールシーズン戦力!

これまではノーシンカーリグとヘビーダウンショットリグで使用していましたが、マグナムも、そしてプロトの中間サイズダディにおいても、今ハマっているのはジグトレーラー。
ダウンショット使いと同じく松本幸雄さんに教えてもらった、STEEZフレックスジグ(ダイワ)にセットしてのジグストです。

フックはマグナムに合う、♯5/0~6/0に要交換。
ジョイント構造ゆえ、ジグストしたときの上下動が柔らかいこと。
そして、フックが垂れ下がってしまうジョイント構造でも、スクーパーフロッグに浮力があるため、姿勢が垂れ下がらないことも相性がいいのです。

逆に言うと、ブルスホッグがトレーラーならギャップジグと組んだ方が、動きも姿勢も理想的です。

マグナムのボディサイズにスカートのボリューム感が加わるので、まさにビッグフィッシュキラー!
50アップ率は群を抜くものがあります。

一方で、以外にも30cm台のバスでも果敢に食ってくる。
口いっぱいにほおばって釣れてくるので、「よく食ってきたな~」なんて思ってしまうのですが、それだけ本気食いさせてしまうパワーがあるのだと思います。

マグナムに合わせるシンカーやジグのウエイトは10~14g。
ある程度重めの方が、フォール中にレッグをパタつかせるアクションをしてくれます。
10gだとゆったりをレッグをパタつかせるのですが、逆手をカットするとフォールスピードが増すことで格段にレスポンスが良くなります。
14gなら、逆手があってもレッグをイキイキと振ってフォールしてくれ、水押しも最もパワフルになるセッティングです。

カエル食いフィールドはもちろんのこと、そうでなくともバスを惹きつける力があるのがスクーパーフロッグ。
マグナムなら、普段は見向きもしてくれないビッグバスが本気食いしてくるかもしれません(^_-)-☆


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