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『陸王オープン&ダービーin波介川』

suzuki 2022.10.27

こんにちは、鈴木翔です。

2022年の陸王ダービーはBブロック(霞ヶ浦、北浦、五三川、倉敷川、波介川)にエントリーしていた為、今年は14日間を波介川で過ごしました。陸王オープンと合わせると計17日…。

今回は、陸王ダービー第2戦(6月)&第3戦(8月)と陸王オープン(7月)、それぞれのフィールド状況・釣り方等を紹介したいと思います!

陸王ダービー第2戦(6/1〜10)

大雨が降る前までは、やや減水傾向で流れは弱く、水色はクリア。波介川らしい例年通りのフィールドコンディションでした。

初日・2日目は、下見がてらウエインできそうな魚にのみアプローチ。ギルフラット(1.8gネイルリグ)とアベンタRSのサイトフィッシングにて。

産卵を終えて回復し始めた個体が上流域に差してきてはいるものの、天候で動き方が変わったり(ローライトより晴れの方が魚が浮きやすい、もしくは動く)、釣り上げてみると目測より一回り小さい(=50upを釣るとなると難しい)。

一晩中、大雨が降り続けた後の3日目は全域に濁りが蔓延!

夜の間に下流のゴム堰が開いたようで、朝イチは少し減水していました。

AM8:00頃にゴム堰が閉じ、水位も上がり始めると同時に、太陽が顔を出したタイミングでインレットに差してきた魚を、スクーパーフロッグ(カラーはYAMABUKI)と旧コイケ(1.3gジグヘッド)の提灯にて。

濁っているからといって強気にいくのではなく、小さいモノをピンスポットに入れていくアプローチが吉と出ました(^^)v

午後からは、水が少し澄み始めた上流域にエントリー!
ヴァラップスイマー4.2inch(ノーシンカーリグ)をカバー際にキャストし、追わせてから流心手前のヨレで食わせるアプローチでバイト連発。

カラーは、ブラックとスモークの中間色的存在でシルエットも出しつつ水馴染みの良い”DARK KUWASE“。

その後、流心で薄ら見えた魚影へ上手くハリースライド(ノーシンカーバックスライド)を口元に送り込むと、スイッチオン!

イメージはスピナベサイト。
スピナベサイトは手前側に落とし込んでいくのに対し、バックスライドなので手前から奥側へと自発的に泳いでいってくれます。
ハリースライドの”遅すぎないフォールスピード“も、爪のアクションと相まってバスにスイッチを入れるのに一役買っているのではないかと…。
スピナーベイトとは別モノですが、それに通ずるアプローチでした。

翌日も時間帯を合わせて上流域へエントリーすると、またも流心にステイしているビッグフィッシュが…。ギルフラット(6.3gネイルリグ)のボトム転がし+ワンジャークでバイト!

上流域で仕留めた50up2本は、常に上流に居るのではなく動き回っているタイプ。
差してくる時間帯を見つけることができたからこそキャッチできた魚だったと思います。

3本合計長寸150㎝、Bブロック4位で第2戦を終えました。

 
陸王オープン(7/9,10)

前日の下見では、基本的に魚影の濃いエリアとルアーへの反応を見るだけでしたが、48〜55クラスを10本近く目撃した上に、ルアーに対する反応も良かった為、上手くいけば3本合計長寸150㎝を超えられるか⁉︎といった好感触を得ていました。

下見中、フリッシュ(0.4gホバスト)で釣れた1本。

しかし、その晩に大雨が降ったことで全域ドチャ濁りに。雨量が凄まじかったので、下流のゴム堰も全開放になり、翌朝は大減水!

先述したダービー第2戦の3日目と同じ状況といえば同じなのですが、これまで見た波介川で1番低い水位でした。

かと思えば、AM7:00頃にゴム堰が上がり、一気に増水。
全体水深も浅く、コンパクトな河川なので、アッという間に水位が変わっていきます。

急な水位変動ですが、この変化で動いた魚達は釣り易く、1ヶ所でルアーローテーションを繰り返し、開始1時間半の時点で5バイト3フィッシュ。

【一連のルアーローテーション】
①ジグ&ポーク→②カワシマイキー→③ジャックハンマー1/2oz.+ヴァラップスイマー4.2→④イヴォーク2.0→⑤リズィーアピールプラス(1バラシ)→⑥スクーパーフロッグ3.5gDS(30㎝&44㎝)→⑦スパテラ7.8(1バイト)→⑧フリッシュ1.4gペラ付きJH(38㎝)
バイトがあったのは、大岩の裏やチャラ瀬の裏など、全て流れを避けたピンスポットでした。

昼過ぎ、上流の水が入れ替わり始めて新しい魚が入ってくるであろうタイミングを見計らい上流へ。
ヴァラップスイマー4.2inch(ノーシンカーリグ)にチェイスしてきた魚を、ラストエース95F(0.9gホバスト)のフォローで仕留め、この日最大魚である48.5㎝。

夕マヅメ前に波介川No.1ビッグフィッシュスポットでもある下流のゴム堰(通称:魚道)に運良くエントリーすることができ、前日同様フリッシュ3.5(0.4gホバスト)でキャッチして入れ替え成功!

 
2日目は6時〜17時まで、魚道の1ヶ所で粘り続けました。
朝イチパワーは無かったものの、魚道(=流れがある)なので、むしろチャンスは陽が上がってから!

AM8:30頃、岸際にシェードが出来始めると、そのシェードにスクールが回遊。
シェードに入ると上目線の物に好反応を示すようになり、スクーパーフロッグマイクロ(プロト)のノーシンカーリグと小魚系ワームのホバストで4本。

魚道から上がってくるベイトフィッシュを待ち伏せて捕食しているのですが、よく見るとサイズが違う2種類の小魚。
この日は小さい方(おそらく稚鮎)が食われていることに気付き、前日に使用していたフリッシュ3.5やラストエース95Fから、スーパーホバリングフィッシュ3とヴィローラスリムにサイズダウンしてみると連発!

午後になると、太陽が正面方向から当たるようになり、バスの泳層が少し深めへ。

薄っすら見える魚影に対して、ヴィローラスリム(1.3gロングリーダーDS)をシェイキングカーブフォールで落とし込んでいくと引ったくったのは50㎝!

同じ小魚系のワームでも、サイズ感を使い分ける重要性を感じることができました。

結果、2日間の3本合計長寸144.5㎝で3位。
勝負には負けましたが、個人的には今年イチの試合展開ができたので悔いはナシ!

 
陸王ダービー第3戦(8/1〜10)

総合2位で迎えた最終戦。
初日は、前日に雨が降ったそうで、朝イチはゴム堰開放によって減水。早い段階(AM7:00頃)でゴム堰が閉じ、一気に水位が上昇していきました。

ダービー第2戦&オープンから引き続き、またしても「前夜に降雨→朝イチ減水→すぐにゴム堰閉じて増水」のパターンです(笑)

前2戦と違っていたのは、水が入れ替わってクリアアップし、見えバス沢山!
水位上昇が止まるとパタリと反応が無くなるだろうと、午前中のうちに各インレットをランガンしたり、入り直したりしてフレッシュな魚を拾っていきました。

サイトでは、ハリーシュリンプ3inchアーム&尻尾カット(通称:ハリー虫)の0.3gネイルリグと、スキニースワンプLの0.45gネコリグ、ギルフラットの6.3gネイルリグ。

サイトで食わせるのが難しい魚は、カバーに入るタイミングを見計らい、サイコロラバーVol.4(0.3gネイルリグ)のブラインド水中提灯と、スピードでスイッチを入れることができる野良ネズミ。

読み通り、昼までに50アップ2本含む5本を釣って以降、午後は沈黙して1本のみ。
サイズに恵まれ、3本合計長寸は151.5㎝!

この1日がスペシャルDAYだったようで、8/1以降は一気に水温が上昇しタフ化。流入量が減ったことで、上流や各インレットに居たバスも抜けてサイズが出せない日々が続き、そのまま終える形に・・・。

しかし、なんとか逃げ切ることができ、最終戦は1位。

そして、総合優勝することができました!

(写真:アングラーズより引用)

今年の陸王ダービーで意識したことは、50アップが確実にいる、もしくは入ってくる場所に時間を掛けること。やはりデカバスは好条件な場所を好むので、狙う場所は必然的にメジャースポットになります。

例えば、波介川で言うと下流域の魚道。

自分自身は第1戦(4月)に53㎝、オープン(7月)に50㎝の2本のみでしたが、第2戦(6月)の波介川上位勢はほぼこのエリア。第3戦の後半には、もう嫌というほど毎日この景色を見ていましたが、日々叩かれ続けているバス達は天才と化していました(^^;

難易度は高くなるものの、メジャーフィールドの1級スポットはデカバス狙いにおいて外せないことを再認識した陸王ダービー2022でした。

今週末(10/29)は念願の陸王ダービーチャンピオンカーニバルin五三川・大江川!
※当日はルアマガプラスにてLIVE記事配信予定

全力で釣ってきます!!


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