COLUMNCOLUMN

HOME > COLUMN > 『ローカルトーナメント最終戦 in 霞ヶ浦』

『ローカルトーナメント最終戦 in 霞ヶ浦』

yamaguchi 2022.12.26

皆様、お久しぶりです!フィールドレポーターの山口将司です。

早速ですが、霞ヶ浦は大山スロープにて12月上旬(12/11)に開催されたローカルトーナメント(ラトルズトーナメント第7戦)に参加してきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

今大会は2022シーズンの最終戦。
最終戦を迎えるにあたり、これまでの総獲得ポイントで暫定1位をキープ…。
過去の12月に開催された大会結果からも、この最終戦で1本でも釣れば、おそらくポイント的に逃げ切りが可能。しかし、その1本を獲るのが果てしなく難しいのが霞ヶ浦ですが…。

今回は色々な事情もあり、大会に向けてのプラクティスは無しという、ぶっつけ本番状態でしたが、1本を釣る為の準備だけは、しっかりと進めてきました。

フィールドの状況ですが、12月ともなると、晩秋から初冬へと季節の移り変わりの微妙なタイミング。水温もグッと下がり、タフコンディションに拍車を掛けるというのが通例となります。

大会当日、メンバー、ゲスト合わせて11名がエントリー。
スタート後、スロープ付近の石積みエリアへ直行!水温が下がってくると、魚が集まってくるエリアですが、果たして…。

魚探の水温計を見ると、なんと10℃!想定していたよりも、水温は低下していない様子。逆にいうと、ソフトベイトでもハードベイトでも、どちらの可能性もあり、中途半端な水温とも言えます…。

この日は、朝から無風状態ということで、スモラバ(コスモ3.3g+ブルスホッグベイビー)をファーストチョイスし、石積み、もしくは石積みに絡む水生植物を狙っていきます。

狙いのストレッチをじっくり探るもノーバイト…。
次に、ブレーバー5インチのスナッグレスネコリグにルアーローテーションし、フォローを入れていきます。今度は、石積みの中でも、石の隙間に入り込んだ魚をイメージし、穴撃ちを繰り返していると…ググッと引き込まれるバイト!!フッキングに成功し、穴から出てきた魚は瘦せていて小さい…(笑)しかし、長さは25㎝を超えており、貴重なキーパーをゲット!

ファーストフィッシュをキャッチし、気持ちが落ち着いたのと、石積みの穴撃ちに一気に自信が持てました。
引き続き、ブレーバーのスナッグレスネコリグをメインに、ルアーローテーションを交えながら、まだ手を付けていないフレッシュなストレッチを撃っていきます。
ストレッチを流し切った所で、先ほどキーパーを釣ったストレッチに戻ります。

今度は石積み+水生植物が絡むスポットに、ブレーバー5インチのスナッグレスネコリグを投じると…ラインがスッと引き込まれるバイト!フッキング直後に水中の石に巻かれてスタックしますが、ロッドで耐えていると魚が石から出てきて、一気に横に走り出します!
魚の引きからしてキャットフィッシュか?っと思いましたが、魚体を見せたのはブリブリのグッドサイズのバス!
無事にハンドランディングに成功し、2本目をキープ!
7時の釣り開始から、8時40分ぐらいまでで2本キャッチと、モーニングバイトを捕らえる事に成功しました!

強風の予報なので、風が吹く前にリミットメイクの3本目を目指し、石積みエリアを広く探っていきます。北寄りの風がそよそよと吹いてきたタイミングで、またもや穴撃ちでバイト!しかし、魚との綱引き状態になり、敢え無くラインブレイク…(泣)そして、予報通りに爆風に…。

昼近くになったところで、エリア移動。風の影響の少ない、小規模な流入河川へ突入し、釣り進めていくと、強風により競技中止との連絡…。

2本1,680g(ビッグフィッシュ1,295g)をウェイイン!

結果は、2本のウェイインでしたが、優勝することが出来ました!
年間AOYも獲得です。私の他にウェイインしたのは僅か一人(1本)だけ…。
私と同様、石積みエリアにて、ジャークベイト(エバーグリーン社のフェイス87)での釣果とのこと。水温が上昇してきた10時過ぎにキャッチしたそうです。

大会の結果からもわかる通り、かなり厳しいコンディションでしたが、そんな中でも3バイト2フィッシュをキャッチしたブレーバーのスナッグレスネコリグを使った石積みの穴撃ちは、かなりハマっていたと言えます!

今回のMVPルアー!ブレーバー5インチの
スナッグレスネコリグ!カラーは霞ヶ浦水系の
絶対的定番、ダークシナモンブルー&ペッパー!

【TACKLE DATA】
ルアー:ブレーバー5インチ【スナッグレスネコリグ(シンカー1/32oz.)】
ロッド:STEEZ 681MLMFB-SV(スカイレイパワープラス)
リール:アルファス AIR TW 8.6L
ライン:YGK オルトロスFC 10ポンド

 
具体的な穴撃ちのアプローチですが、ショートピッチもしくはフリップといった近距離アプローチをメインとし、偏光グラス越しに見える水中の石の隙間を、正確に、且つ丁寧に撃っていくといったものです。
石積みを漠然と釣るのではなく、石の積まれた形状を目視で確認し、魚が入りそうな隙間を見極めてアプローチすることが一番のキモだったと感じます。

ネコリグのネイルシンカーのウエイトですが、普段は3/64~1/16oz.(1.3~1.8g)をメインにすることが多いのですが、今回は少しでもフワリとフォールさせたいのと、石への当たり方をソフトにし、根掛かりを極力減らす狙いから1/32oz(0.9g)を使用しました。
通常のネコリグはワーム頭部からネイルシンカーを少し出すセッティングをしますが、今回は完全にネイルシンカーをワーム頭部に埋め込み、シンカーが石に当たったときの音を少しでも緩和し、魚に余計なプレッシャーを与えないように配慮しました(実際に水中ではどうかわかりませんが…)。
φ28㎜スプール搭載のAIR系リールを使うことで、1/32oz.といった軽いシンカーのネコリグでも、軽快なピッチングが可能です。

そんなタフコンディションの霞ヶ浦でも、確実に魚を連れて来てくれるブレーバーですが、残念ながら生産終了となっています…。
現在、ブレーバーは完全リニューアルに向け、アップデートの真っ最中です!
新ブレーバーの発売がとても待ち遠しいですが、ボトムアップオンラインストアでは、既存のブレーバー5.7インチのスペシャルカラーGORI Ⅱが絶賛発売中となっています!!

GORI Ⅱはダークトーンのグリパンとシナモンのツートンに、ブルー&オリーブの極小フレークが入ったカラーとなっています。ゴリを意識したカラーということで、ボトムフィッシングはもちろん、シルエットがはっきりするカラーですので、急な濁りが入ったときにも是非使っていただきたいカラーとなっています。

年末に差し掛かり、さらに寒さが厳しくなってきましたが、今冬は新発売となったメタルバイブ、フルーミーで難解な霞ヶ浦を釣ることが楽しみです。
霞ヶ浦はもちろん、他のフィールドからも好釣果が聞かれるフルーミーですが、これまでのメタルバイブにないシミーフォールアクションを備えています。
霞ヶ浦も、さらに水温が低下し、一桁台になったときが、メタルバイブのようなリアクションベイトの本格的な出番となります!

先日、発売となったフルーミー5g!
見た目がとても可愛い!
これからの季節が本格的な出番です!

 
本コラムを持ちまして、今年の更新は終了となりますが、家庭の事情もあり、今シーズンはなかなか釣りに行く機会が出来ませんでした。
来シーズン、また環境がガラッと変わりそうなので、改めてこの場でご報告したいと思うのと、もっともっと皆様の釣果に繋がる、有益な情報を提供していきたいと思っております。少し早いご挨拶になりますが、皆様、良いお年をお過ごしください!


  • Facebook
  • Twitter
  • Youtube
  • Instagram
Pagetop