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小野川釣行と、バス博士の言葉

honda 2017.07.26

梅雨、いつの間にか明けてましたね、Bottomup 本田です。
梅雨時の “ビッグバド” を毎年恒例のお楽しみにしている一人としては、肩透かしをくらった感じでちょっと残念なまま梅雨明けとなってしまいました。

(コチラは過去の写真ですが、梅雨空でバド投げたい…)

その肝心の 雨 が少ないせいか、先日、霞ヶ浦流入河川の一つ小野川でボートを浮かべてきましたが、夏日が続いていたにもかかわらず、バス君たちが上流に突っ込んでいる感じは薄かったですね。
水温はほぼ30℃で、「涼を求めたグッドサイズが上流に集結してるでしょ( ⊙‿⊙)グッフッフッ」 と
もくろんで上を目指しましたが、こちらも肩透かし…
ヤングなバス(古っ!)達は元気で、ブレーバーのフォーリングアクションに好反応。
飽きない程度にラインが走るいいアタリで喰ってくれますが、サイズがなかなかあがらない(・・;)
結局プロトスピナーベイトのカーブフォールに、激バイトしてきた一発のみが40upで、それ以外は30cm前後という結果でした。

(プロトのスピナベをカーブフォールさせカバー際をかすめたら、ひったくる!という会心の一撃)

季節感を読み、魚とタイミングを合わせるのはホント難しいですよね。同行者と意見が一致したのは、「やはり雨かな」と、魚が上流を目指して動くキッカケとしての雨が少なすぎるのだろうという感想(言い訳でもありますが…(-_-;))でした。

こんな経験を重ねながらいつも“バスの動き・生態を知りたい!”と思っているわけですが、バスの本場アメリカにおいてその道で“バス博士”と言われる ダグ・ハノン氏のことは皆さんご存知でしょうか?

2013年惜しくも66才という若さで亡くなられてはいますが、残した言葉・考えの数々は、バスを追う釣り人にとって多くのヒントにあふれています。実釣でのルアーの選択・操作においてや、日々のルアー作りにおける様々な要素を考える時、かなり記憶は曖昧でありますが、氏の言葉が手助けになってることをたびたび実感しています。

「バスという魚はエサを捕食する際、まず遠くから伝わってくるラトル音や金属の擦れ音に興味をもつ。活性が高いヤングバスなら、この音だけでバイトするかもしれないが、経験豊かなバスなら興味はもっても疑問を抱き躊躇するだろう。そして、ルアーが近くにきて視界に入ると、クランクベイトの形やブレードのキラメキがエサに似ていたりすると、さっき抱いた疑問をバスは忘れてしまう。そして、ルアーとバスがさらに接近すると、キラメキの正体がエサではないことに気づいてしまうが、それと同時にブレードの下でゆらめく何かに意識は奪われる…。」

うろ覚えですがこのような感じの話で、その時は特にコンビネーションルアーと呼ばれるスピナーベイトの、バスに口を使わせてしまうカラクリがまさにこのイメージであり、複合型ルアーへの信頼が強くなったのを覚えています。そうなると、釣果にメンタルが作用するのか?バスが不思議と釣れるようになるから釣りは面白いですよね。


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