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タフコンディションで効果的なルアーとその使い方とは

kawamura 2017.07.06

こんにちは、川村です。

ここ最近はプライベートボートフィッシングに、取材では印旛水系に霞水系と、
フィールドには週イチペースで行っています。

気温が30℃を超える日も多くなり、すっかり夏の雰囲気に突入!
・・・ですが、カラ梅雨による減水によりこの時期いいはずの流入河川の流れが弱く、
上がってきているバスが少なかったり、その少ないバスはスレきっていたりで、
オカッパリ釣行では甘くない状況が続いております”(-“”-)”

そんなここ最近のフィールドコンディションでも、釣果をもたらしてくれているルアーやリグを挙げると、
シンキングスィッシャー、ポッパー、スモラバ、スナッグレスネコリグ・・・といったところ。

特にシンキングスィッシャーには相当助けられています。

(上:ガストネード70S、下:ステルスペッパー110S)

ハードルアーでありながらデッドスローに誘え、それでいて高速で回転するペラの目まぐるしさやフラッシング、擦れ音など、バイトを誘発する要素が詰まっていること。対応レンジも幅広く、ほぼトップウォーターといえる表層から任意の中層まで、泳がせてくる深さを調整できるところも重宝します。
ここだけの話、水面から出るか出ないかくらい・・・わずかに引き波を出して泳がせてくる使い方はかなり効きますよ(^^)v

愛用しているのは、ガストネード70Sとステルスペッパー110Sの2アイテム。
サイトフィッシングやハイプレッシャーでの喰わせ重視ならスピニングタックルにガストネード70S。
バスに見つけてもらうためのアピール力が必要な状況、もしくはベイトタックル1本で釣り歩くならステルスペッパー110S、といった感じで使い分けています。

(釣りビジョン『follow my F』印旛沼水系ロケにてガストネードフィッシュ!! 初回放送は7/18火曜日22時から)

ポッパーは、着水点からワンポップで一気にハイアピールに達する瞬発力が他のトップにはない特徴だと思います。移動距離を抑えた誘いも得意であることと相まって、タフコンディションでも欠かせないルアーですね!
トップゆえ有効な状況は限られますが、最近の釣行で最大魚を引き出している確率は最も高いです。

長年マイケルを愛用してきましたが、今はスティーズポッパー。

首振り、スプラッシュ、ポップサウンド、それらすべてをハイレベルにこなしてくれることと、
比重の重いフロロカーボンラインで誘い続けても水中に突っ込まないので、ワーム兼用のバーサタイルタックルでも扱いやすいところも気に入っています。

スモラバはいわずもがな、の喰わせの代表選手。

細かな一点シェイクはかつての威力ほどではないもののやっぱり強く、特に中層での喰わせにおいては最も自信のあるルアーです。
僕の場合、中層で誘うなら水平姿勢はゆずれないところで、そうなると、使うスモラバはラインアイがフックに対して90度であることが条件となります。

トレーラーは自重があってキャストしやすく、水押しも強めのドライブホッグのフラスカートをカットしたものと、細かな一点シェイクでの完璧な水平姿勢と、繊細に震えるアクションが秀逸なスタッド4インチのボディを短くカットしたものがフェイバリット。

そしてスナッグレスネコリグは、年間を通して一番多くのバスを釣っているリグです。
自分にとってはバスがいるかいないかの判断をしていくサーチルアーとしても、
バスを刈り取っていく喰わせのルアーとしても役割を果たします。
セットするワームはブレーバー。

(上:ブレーバー5.7インチ、下:ブレーバー5インチプロト)

ネコリグでのバイトはボトムに着底してからが大半を占めるところ、フォール中にも喰わせることが狙いで開発しましたが、スポーニングシーズンを終えてからはフォール中にラインが走るバイトが増え、中層に浮くサスペンドバスを捉えられています。

先日のルアーマガジン誌『陸王』でもそうで、いずれDVDにてご覧になる方に注目していただきたいのは、
ブレーバーのスナッグレスネコで杭やブッシュといったカバーから釣っているシーンです。
キャストしてからロッド操作に移る前に合わせていることが多いはず!

これは、フォール中に喰ってラインが走る、もしくは、ボトムに着いた直後に喰っているからです。
シェイクなど、こちらから動かす前に誘えていることで、ラインを張った瞬間に警戒してしまうバスも、
その前に喰わせられているかもしれません。

最近意識しているのは、着底してからすぐに動かさずに2~3秒ラインを弛ませたまま放っておくこと。
ブレーバーはシャッドテールの抵抗もあってゆっくり倒れ込むので、フォールで追ってきたバスをその間に喰いつかせる狙いです。その間はラインを見ていて、弛んで止まっているラインが走り出したらバイトです。

また、リザーバーのようにブッシュや浮きゴミの下が深いシチュエーションでは、
フォールでカバーを通過した後に、中層で止めてシェイクします。
フォールアクションに反応しつつも追って喰うほどアグレッシブでないバスも、直後に止まってその場で震えているとパクッと。

先日のリザーバー釣行ではかなり有効な手段でした。

(BITE『ENLIGHT』霞水系ロケにて、ブレーバー57のスナッグレスネコリグ)

他にも状況に応じて使うルアーはいくつもありますが、ここ最近の釣行で特に効果的だったルアーや釣り方を挙げさせていただきました。
参考になりましたら幸いです(^^)


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