COLUMNCOLUMN

HOME > COLUMN > 『陸王オープン2021 IN霞ケ浦水系!!』

『陸王オープン2021 IN霞ケ浦水系!!』

tosaki 2021.10.29

みなさんこんにちは!
フィールドレポーターの戸崎優翔です(^^)/

秋も深まってきて、冷え込みが厳しい日も増えてきましたね。
さて今回は、10月2日~3日に行われた陸王オープンの内容をレポートしようと思いますので、是非最後までご覧ください!

「陸王オープン」とは、ルアーマガジン主催のオカッパリ大会です。
2日間で3尾(キーパーサイズ25cm以上)の合計長寸で競います。

全国各フィールドがA~Dブロックに振り分けわれており、霞ケ浦水系はBブロックで、五三川・府中湖・旧吉野川が同じブロックでした。
同じくフィールドレポーターで、府中湖にて参戦の鈴木翔君と、旧吉野川にて参戦の山口諒也君も同ブロックになったため、より一層気合いが入りました。

プラクティスでは、各流入河川でデカイ魚がエリア内(本湖から橋2本目まで)に入ってくる時間帯や魚影の濃さ、餌となるベイトの有無を確認していました。
しかし、大会直前の天気予報ではあまり雨が降らない予報だったのですが、実際は結構な量が降ってしまいプランは崩壊。

そこで、朝一に雨の濁りを利用して、普段口を使わないデカイ魚を仕留めるプランに変更。
いざファーストスポットへ到着すると、思っていたより濁りは薄く、早々に見切る事に。

次に有望だったエリアへ向かいましたが、先行者が居たため、諦めて増水の霞ケ浦本湖のラン&ガンを開始。

開始してすぐ、水の悪さに引っかかりを感じましたが、増水と濁りでシャローカバーにタイトについている魚が必ずいると思いラン&ガンを続けました。

しばらく反応が無かったため、水の動きを求めて本湖を離れ、微かに風が当たるストレッチへ移動。
効率良く探りたいので巻きの展開を考え、晴天、微風、大会中のプレッシャーを考慮して、【ヴァラップスイマー4.2インチ】のネイルリグをチョイス。
カラーは普段よく使用している《パールシャッド》にしました。

視認性も良く、ベイトフィッシュライクなカラーで、これからの時期に活躍する【ヴァラバマ】にも多用する欠かせないカラーです。
一通りストレッチを流すも反応がなかったのですが、本湖よりも水が明らかに良く、ベイトフィッシュの姿も確認していたので、カラーを変えて流し直す事に。

ここで選んだカラーは、《DARK KUWASE》。

ハイプレッシャーなスポットや、食い渋った時に絶大な信頼を持つ《KUWASE》というカラーのトーンを暗くし、ナチュラルな透け感を残したまま存在感を増したカラーです。
護岸の際を泳がせてくると、エグレの中から横っ飛びバイト!

待望の1匹目をキャッチ!
サイズは38.5cmでしたが、すごく貴重な1本でした。

護岸のエグレと同じか、それよりほんの少し上のレンジをある程度テンポ良く引きたかったのですが、増水によってエグレまでの水深がいつもより深かったので、ネイルシンカーの重さは普段ベースとしている0.9gではなく、1.3gをチョイスしました。

その後も同じストレッチで連発!

32cm、31cmとキャッチし、リミットメイク!
3本の長寸は101.5cmとなり、暫定1位に!!
カラーは、今までもかなり重要視していましたが、ここまで反応に違いが出た事に驚きました。

リミットも揃い、水が良い場所に確信を持ったので本湖に戻りサイズアップを狙う事に。
水の動きを求めて車を走らせていると、絶対に居ると思えるエリアを発見。

沖のジャカゴ(鉄線の枠の中に石が敷き詰められた物)同士の間が広く、インサイドに湖流が流れ込んでいるのが写真でも分かります。
更にその湖流の先には水門が有り、水門の裏が水路になっているといういかにもなシチュエーションでした。
しかし先行者が居たため車で待機し、空いた隙にエントリー。
【ヴァラップスイマー4.2インチ】のカラーも、水馴染みが良くナチュラルな《オイカワ》へチェンジ。

周りの護岸から攻め、じわじわと核心部の水門へ。
水門の中にキャストし、外側に逃がすように早めに泳がせてくると、出口付近でゴンッ!!

ブリブリの43cmで入れ替えに成功!
先行者が居ても、カラー選択やアプローチ方法によって絞り出せることや、【ヴァラップスイマー】の食わせ能力を再確認できた気持ちの良い1本でした。
その後も同じスポットで反応が。

入れ替えには至らないサイズでしたが、やはり良いスポットに溜まっているようでした。

だんだんと風が強くなり、反応が無く1日目は終了を迎えました。
3本の長寸113.5cmで順位は4位でした。

 
そして2日目。
1日目に得た[水の動き]というキーワードを意識しラン&ガンをするも、全く反応が無かったのですが、前日のイメージに引っ張られてなかなか別の釣りにシフト出来ず時間だけが過ぎて行きました。

前日のように本湖での反応がなかった理由として、風が強くなり、向きも微妙に変わり底荒れするほどだったことが考えられると思います。

そろそろまずいと、有望と考えていた北浦の流入河川へ大移動。
霞ケ浦よりも経験が浅いこともあり、釣れる気がせずすぐに霞ケ浦へと戻ってしまい迷走。
そのまま何の反応も得られず2日目も終了し、13位/125人まで順位を落としてしまいました。

しかし得られた事はとても多く、今後の成長に繋がったと思います。

1日目に5本の魚を連れてきてくれた、【ヴァラップスイマー4.2インチ】

※左が《DARK KUWASE》 右が《オイカワ》
今回の陸王オープンで、凄さを再認識しました。
ブリブリと動くのではなく、まるで本物の魚がピリピリと泳いでいるかのようなナチュラルな泳ぎで、どの角度から見ても魚っぽく、キャスタビリティも良い。
昨今のハイプレッシャー化したフィールドに本当に適しているなと。

フックは、【ライトニングストライク】の#5/0で、ネイルシンカーは写真のようにお腹のなるべく下の方に横に刺します。因みに、3.3インチの場合は#2/0が推奨です。

とても掛かりが良いうえに、ワームのズレが少なく、刺したままでも錆びにくいので僕のメインフックになっています。

※左が《ネイル》 右が《リーン》
ネイルシンカーの形状で普段多用するのは【バザーズワームシンカーTG】の《リーン》タイプですが、【ヴァラップスイマー】に使用する場合には長すぎるので、《ネイル》タイプがお勧めです。
0.9gをベースに、レンジやリトリーブ速度によって1.3gと使い分けています。

今の時期、とても有効な釣り方だと思いますので、是非お試しください!!
長くなりましたが、最後にタックルデータを載せて終わりたいと思います。
近いうちに、陸王ダービーの内容もレポートしますので、そちらも見て頂けたら嬉しいです!

それではまた(^^)/

ヴァラップスイマー4.2インチ使用タックル
ロッド:STEEZ SC 6111M/MHRB [ファイアウルフ]
リール:STEEZ SVTW 1016SV-SHL(RCS1012SVスプールに変更)
ライン:スティーズフロロ タイプモンスター14lb.


  • Facebook
  • Twitter
  • Youtube
  • Instagram
Pagetop