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『ローカルトーナメント参戦記~11月の霞ヶ浦』

yamaguchi 2021.11.30

皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口将司です。

11月中旬、霞ヶ浦で開催されましたローカルトーナメント(ラトルズトーナメント第4戦)に参戦してきましたので、大会の模様を振り返りながら、霞ヶ浦の状況をレポートしたいと思います。

まずはプラクティスですが、大会の前々日の金曜日、午前中だけ時間が取れたので、霞ヶ浦の極々一部のエリアをチェックしました。
例年だと水温が下がっていく時期となりますが、今年は日中の気温が高く、朝晩の冷え込みも緩いことから、霞ヶ浦本湖の水温は未だに15~16℃台と、例年よりも2~3℃高い状態で推移していました。
しかし、大会を迎える数日前から、夜間の冷え込みが訪れ、朝は放射冷却の影響で一桁の気温となり、やっと水温が低下する条件が揃ってきたタイミングでもありました。
いよいよ一年でも一番難しい時期でもある晩秋モードに突入といったところです…。

冷え込みが訪れることで、魚の密度が一時的に濃くなってくる小規模流入河川からチェックを開始。
しかし、与えられた時間の殆どを掛けて釣り込んでいくも、ノーバイトという結果…。
やはり、まだまだ中途半端な水温が影響しているのか…。
プラクティスの終盤、冷え込みでは定番となる本湖のリップラップエリアをチェックします。

リップラップ周りを観察しながら釣っていくと、ボラのような群れをなすベイトの姿がチラホラ…。
ハードベイトで広く探っていくもバイトはなし…。ならばと、フォローでリップラップにブレーバーのスナッグレスネコリグを撃ち込み、水中に沈んでいる石にリグを吊るした状態にし、シェイクで誘っているとバイト!とっても貴重な魚をゲット出来ました。

プラクティスで唯一釣れたバス!
リップラップにブレーバー5インチ(ライトグリパンピンク)のスナッグレスネコリグ(1/16ozネイルシンカー)で!

冷え込みによってリップラップに魚が徐々に集まってきていると感じたところで短時間のプラクティスは終了…。
そして迎えた大会当日。この日も、朝から放射冷却により冷え込み…。

スタート前の朝焼け!
冷え込みにより湖上はとっても寒い…。

スタート後、近場のリップラップエリアから釣りをスタート。
リップラップの中でも、形状が大きく変化する周辺に絞って釣っていくことに…。
サラッとクランクベイトを流し、フォローでスモラバ(KOSMO)を撃っていきます。

KOSMOのトレーラーには12月下旬に発売予定のブルスホッグベイビー(プロト)をセット。すると、すぐに反応があり1本目(400gぐらい)のキーパーをゲット。
しばらくルアーローテーションしながら様子を見ますが、他団体の大会がスタートしたようで、ボートが徐々に集まってきます。
そのタイミングで、ノーシンカーで1本(またまた400gぐらい)を追加。
サイズは小さいですが、2本のキーパーを確保したところで、移動を開始。

次のエリアは、北寄りの風を避ける、霞ヶ浦本湖北岸の同じくリップラップエリアへ。
他のボートとのバッティングの懸念もあったので、ここでは水深の浅い、一見するとショボいリップラップエリアをチョイス。
ファーストエリアと同様に、リップラップの周りをスローに釣っていきます。ノーシンカーからアプローチを開始すると、すぐに500gほどのキーパーをゲットし、3本のリミットメイクを達成!
さらに、ギャップジグ(トレーラーにはブルスホッグ3インチをカットしてセット)で700gほどのナイスキーパーを追加し、入れ替えにも成功!
時間もまだ9時半と、釣っている本人がかなり驚くぐらいの順調な展開…。

そして、徐々に南西の風が吹いてきたので、一気に霞ヶ浦本湖の南岸へ移動。やはりリップラップが絡むエリアを釣っていきますが、水温が徐々に上がってきたせいか、リップラップではバイトが訪れません…。

午後近くになり、さらなる入れ替え(キロ以上の魚)の可能性を考え、やはり本湖南岸にあるシャローの冠水ブッシュへ移動。
しかし、オカッパリアングラーとバッティング…。周辺で時間を潰しながら、オカッパリアングラーが移動するのを待ちます。
しばらくすると、オカッパリアングラーが移動したので、狙いのブッシュへとエントリー!

霞ヶ浦本湖に点在する、冠水したブッシュが狙い目!

ブッシュに対して、オカッパリアングラーが攻められない方向からアプローチすると、すぐにバスからの反応があり、入れ替えの魚をゲット(700g弱ぐらい)。
ラインを結び変えて、先ほど釣ったスポットよりも、さらにブッシュの奥側へギャップジグをねじ込むこと数投目…ついにキロフィッシュがバイト!ハンドラインディングを決めて、本日3度目の入れ替えに成功!

ギャップジグを丸飲み!バイトがとても深く、
バレる気がまったくしません!!

その後も、可能性のありそうな本湖のシャローカバーを数ヵ所釣っていくも追加ならず、タイムアップとなりました…。

結果は…3本2,580g

2位以下は1,800g台と、周りもタフコンディションだったこともあり、優勝することが出来ました!
やはり、試合後半に3回の入れ替えフィッシュをもたらしてくれた、コンパクトなギャップジグの威力が凄かったなと感じています!
水温も下がらず、非常に中途半端なコンディションだったので、小~中型サイズのバスも未だに釣れている状況でしたが、その中でも、ラバージグでサイズアップを狙う展開がバチっとハマってくれました!

前回のコラム(https://bottomup.info/column/20211112yamaguchi/)でも書きましたが、予想通り霞ヶ浦のシャローカバーには狙いのビッグフィッシュが潜んでいました!

今回のヒットルアー!特に写真下のギャップジグ(5g)+ブルスホッグ3インチが大活躍!
※ブルスホッグ3インチは頭部から3節カット

【TACKLE DATA】
■ノーシンカーリグ(ダイワ×ゲーリーヤマモト ネコファット4インチ)
STEEZ 681MMHFB-SV(ブラックジャック)
21アルファスSV TW 800XHL
YGK オルトロスFC 12ポンド

■スモラバ(KOSMO 3.3g ブルスホッグベイビー)
STEEZ 661MFB-SV(ウェアウルフ)
SS AIR 8.1L
YGK オルトロスFC 10ポンド

■カバージグ(ギャップジグ5g ブルスホッグ3インチ)
STEEZ 701MHFB-SV(フランカー)
STEEZ SV TW 1012SV-XHL
YGK オルトロスFC 14ポンド

11月下旬を迎えていますが、いよいよ朝晩の冷え込みがキツくなってきました。
霞ヶ浦の水温も一気に12℃近くまで下がってきているようです…。
しかし、未だに例年よりは1~2℃ほど水温が高い状況ですので、今冬は暖冬なのかもしれません…。
水温の低下と共に、バス達も徐々に冬モードへと移行してくると思います。
そして、12月初旬には今年最後となるローカルトーナメント(ラトルズトーナメント第5戦)に参戦予定ですので、本コラムにて大会の結果と共に、霞ヶ浦の近況をご報告したいと思います!もちろん、連続優勝を目指して頑張ります!


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