1977年10月28日生まれ
茨城県出身
皆様こんにちは、フィールドレポーターの山口将司です。
台風の連発によりW.B.S.オープン戦が中止、そしてバサーオールスタークラシックも延期となりました。
茨城県在住の私ですが、住んでいる地域は辛うじて台風による被害からは難を逃れたものの、地域によっては大きな被害も出ておりました。度重なる台風の豪雨によって被災されました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
さて、ホームフィールドでもある霞ヶ浦ですが、やはり台風の豪雨による影響で、過去に類をみない増水となりました。10月下旬、台風と台風の合間に開催されましたローカルトーナメントと、やはり大増水直後の釣行をレポートしたいと思います。
まずは、ローカルトーナメントでもあるラトルズトーナメントが、霞ヶ浦は土浦新港で開催されました。過去最大級の台風と言われた19号が通過した一週間後というタイミング…。
朝は穏やかな霞ヶ浦…。
台風通過後からはだいぶ水位も落ちたようでしたが、それでも通常水位よりは30cmほどの増水!
増水=シャローということで、もちろんシャロードリームを求めて、ブッシュやアシといった冠水シャローを釣っていきます。しかし、雰囲気はありますが、開始から4時間まったくのノーバイト…。
そして、東風が吹き始めたタイミングで沖目に設置されてある木ジャカを釣っていくと、キロフィッシュをゲット。続けざまに、石積みエリアでキーパーを追加。リミットの3本まであと1本。
晴れ間がのぞいて水温も上がってきたので、午後に期待をしていましたが、メンバーの1人が強風により帰港不可能ということで、急遽レスキューに向かうことに。無事にレスキューも完了し、土浦新港へ戻ってきた頃には、大会終了時刻となっていました。
2本1,685gで4位/17名中という結果…。
木ジャカで釣ったラバージグは、エキップストロンガー1/4oz.+ケイテックフレックスチャック。
石積みではヴァラップスイマー3.3インチの2.7gライトテキサスリグを使用。
大会の結果としてはあと1本が欲しかったところ。
私のシャロードリームは不発でしたが、優勝者はシャローが炸裂したそう…。私はシャローカバーでラバージグやテキサスリグ、パワーフィネスまで繰り出してノーバイトでしたが、優勝はトップの釣り(ティムコ社の野良ネズミマグナム)で5バイトと、この日は水面の釣りが正解だったようです。
そして大会から約一週間経過した平日のとある日に、再び霞ヶ浦へと行ってきました。
ちょうど数日前に台風が太平洋沿岸を通過。
台風の直撃こそは避けたものの、かなりの雨量となり、またもや霞ヶ浦は増水…。通常水位よりも80cmほど増水し、ついに木ジャカや護岸のテラスまでもが冠水するほどの大増水となりました。
大増水により大山スロープも駐車スペースが狭くなるぐらい…。
水門から伸びる鋼鉄矢板も水没。両サイドの護岸テラスも水没しています。
増水して間もないということで、水中に没したストラクチャーに注意しながら、釣りをスタート!
大会時もそうでしたが、霞ヶ浦の全域、どこも濁りがキツイ状況…。そういった状況もあって、石積み+冠水した草、さらに排水が流れ込むといった複合のスポットが目に止まり、ハリーシュリンプ4インチのテキサスリグを撃ってみると…
サクッと一匹ゲット!!
さらに、石積みに生える冠水した草をダイレクトに撃ち1匹を追加!
短時間で釣ることが出来たスポットですが、排水が流れ込むことによって、周辺よりも多少は水質がクリアアップしておりました。やはり強風や雨の影響もあって霞ヶ浦全域で強い濁りが発生している中、少しでも水が澄んでいるスポットは、確実にバスを寄せていたようです。
霞ヶ浦ではダム湖でいうバックウォーター的なものがないので、水門や排水口などがバックウォーターの役割を果たすこともあるかと思います。
その後は似たようなシチュエーションを探し周りますが追加ならず…。うーん、やはり霞ヶ浦は一筋縄ではいかず難しい…。
台風の狭間や直後の釣行ということもあり、フィールドのコンディションはなかなか厳しいものでした。今後は水位が落ち着き、水温が下がってくれば、やっと本格的な秋の釣りが期待出来そうです。
ボトムアップからは秋の定番となるスピナーベイトのビーブルに加え、シャッドクランクのリズィーもリリースされました。特にリズィーは11月上旬出荷でカラーも出揃い、これからの水温が下がっていく時期にとっても期待しています!通年ならば水温が10℃に低下するまではシャッドの釣りを軸としますが、今年はリズィーを投げ込んでみようと思います。
11月上旬にリリースとなる4色!(左からリアルフラッシュシャッド、ベビーギル、バーニングシャッド、K.O.タイガー)どのカラーも釣れそうです!!
最後に、ボトムアップでトーナメントシャツを作製していただきました!
かっこいいトーナメントシャツを作っていただきました!
これを着て残りのトーナメントも頑張ります!!
2019年のローカルトーナメントが12月まである予定ですので、良い結果を残せるように頑張りたいと思います!
皆様こんにちは、フィールドレポーターの山口将司です。
お盆休みの前半は、東北の避暑地でもある、裏磐梯は檜原湖へ遠征してきました!
約一年振りに檜原湖を訪れたわけですが、フィールドの状況は長梅雨の影響からなのか、昨年よりも減水は進んでおらず、梅雨明けから急に暑くなったようで、檜原湖にも短い夏が訪れたタイミングでした。ちょうど夏の高水温期に当たったようで、釣果のほうも厳しい様子でした…。
一年振りに訪れた檜原湖!
檜原湖の北に位置する早稲沢キャンプ場からボートをランチング。まずは早稲沢フラットからチェックを開始します。檜原湖のメインのベイトフィッシュでもあるワカサギの反応を魚探で探ると6~7mにちらほら…。
ベイトのいるレンジを探って一本目!
ヒットルアーはMPS(ブラック)の1.3gダウンショット!
ディープは痩せていてコンディションがいまいち…。
その後、檜原湖の北エリアの要所をチェックしていきますがノーバイトが続き…なんと、午前中にキャッチ出来たのは、この一匹だけと大苦戦…。
午後からは気合いを入れ直し、湖の中央に位置する月島エリアをチェックしてみます。
月島エリアの定番でもあるフラットエリアは、人気エリアでもある為か、多数のボートで船団状態。周りを見渡しても釣れている様子はありません…。
メジャーエリアでもある月島はかなりのボートの数…。
この日の午前中はライトキャロのワームとしてハリーシュリンプ3インチを使用していましたが、午後からはプレッシャー対策としてハリーシュリンプ3インチを『虫チューン』にしたものを投入してみました。虫チューンといっても、アーム(腕)とテール(尻尾)を切っただけのお手軽チューンです(笑)
しかし、これが大正解だったようで、船団が沈黙する中、短時間のうちに連発!!
サイズは小ぶりが中心でしたが、ハリーシュリンプ3インチ虫チューンを使用したライトキャロ(2.7g)で短時間のうちに連発!!
狙ったスポットは水深3~5mのフラット上にある良質なウィード。風に乗せてライトキャロをロングキャストし、エレキでドラッキングして釣っていきました。バイトが出たのはロングキャストして着底後か、ドラッキング中にウィードにコンタクトさせてからのハングオフ直後でした。
グッドサイズもゲット!!
こいつはちょっと深めの5~6mレンジでした。
今回、大活躍したハリーシュリンプ3インチの『虫チューン』!!!
虫チューンにしたハリーシュリンプ3インチの気になるその動きですが、ボディ左右のヒゲがピリピリと微振動しながら、ゆっくり水平フォールしていきます。今流行りの『沈む虫』のような感じでしょうか。
ライトキャロにすることで、ウィードの上をフワフワと釣ることが可能となり、ワーム自体がウィードに突っ込み過ぎないことも好反応に繋がったのではないかと思っています。
ウィード上にサスペンドしているニュートラルな魚、もしくはウィードの中に潜んでいる魚も、上手くバイトに持ち込む事が出来たのではないでしょうか。
2日目は半日だけの釣行でしたが、やはりハリーシュリンプ3インチの『虫チューン』を使ったライトキャロが引き続き効果的で、複数匹キャッチに成功!
この日は、前日よりも微風だったので、軽めの1/16oz(1.8g)シンカーを使用しました。
半日釣行となった二日目も安定のハリーシュリンプ3インチ『虫チューン』のライトキャロで!
プレッシャー対策として、より繊細にワームを漂わせる為に、フックはファインワイヤーのものを選択し、フックサイズ自体も極力小さくしました。(DASオフセット #4 ハヤブサ)
ライトキャロのシステムとして、親子サルカンに、シンカーはノガレス社の『TGグレネードクイックチェンジャー』を使用しました。
通常のキャロライナリグのように、メインのラインにシンカーを通すことがなくなるので、ライン自体に掛かる負荷が無くなり、結び目(ノット)の保護にも繋がります。檜原湖で使用する3ポンドクラスのライトラインなら尚更です。
なにより容易にシンカーのウェイト交換が可能になることもメリットであると感じています。
親子サルカンとTGグレネードシンカーを使用した
ライトキャロのシステム!
ワンタッチでシンカーウェイトが交換出来ます!
タイミングの変わり目で投げたトップウォーター(ワッパープロッパー90)にもヒット!
スモールマウスバスが水面を割る瞬間は非常にエキサイティング!ライトリグだけでなく、水面系のルアーでも釣れるのも檜原湖の魅力の一つです!
お盆休みということもあり、檜原湖は避暑を求めて訪れる多数のアングラーで賑わっており、フィッシングプレッシャーはなかなかのものでした。
そのような状況下においても、ボトムアップのワームはとても効果的だと改めて実感しました!
釣果のほうは例年に比べても厳しいものでしたが、なによりも景色の良い中でのバスフィッシングはやっぱり最高です!
皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。
今回はアメリカのローカルトーナメントに参戦してきましたので、その模様をレポートしたいと思います!
私自身、初のアメリカ訪問となり、実際のフィールド以外にも色々と見てきましたので、その辺りもレポートしたいと思います。
ビジネス目的の出張だったのですが、週末を挟むという事で、本場アメリカのフィールドを訪問する機会に恵まれました!!訪れたのはジョージア州アトランタ郊外にあるLake lanier(レイクレニアもしくはレイクラニアーと呼ぶようです)。
レニア湖と霞ヶ浦の比較、左がレイク湖、右が霞ヶ浦となります。
面積比較では霞ヶ浦は168.2k㎡、北浦が34.4 k㎡、一方のレニア湖は150 k㎡と霞ヶ浦よりは若干小さいのですが、湖岸線距離を比較すると霞ヶ浦の125㎞に対し、レニア湖は湖岸線が複雑に入り組んでいる事もあり、その距離なんと1114㎞と、霞ヶ浦の約10倍!!
日本一の大きさを誇る琵琶湖の湖岸線は241㎞となるので、琵琶湖と比較しても約5倍もの湖岸線距離を誇る湖となります。それだけ、釣るスポットが沢山あるということ…。
そんなレニア湖ですが、メインターゲットとなるのはスポッツ(スポテッドバス)となります。また、B.A.S.S.やFLWといったメジャートーナメントも開催されるフィールドとなり、直近では2月に今シーズンのバスマスターエリートシリーズの第2戦が開催されました。
今回は、このレニア湖で開催されたLimitations(リミテーションズ)というローカルトーナメントに参加する機会に恵まれました。大会を主催しているのは日本人のMAX SATO氏。今回はMAX氏に、ライセンスの購入からタックル(ロッド)のレンタル、フィールドの案内まで、何から何までお世話になりました。フィールドには前日の夕方に到着したので、短時間ではありましたが翌日の大会に向けてMAX氏とプラクティスに湖へGo!!
きちんと整備されたスロープ!!
バスフィッシングだけではなく、水辺のレジャーを楽しむ人々でボートランプは賑わっていました!!
フィールドの近況やターゲットとなるスポテッドバスの特徴、そして時期的に有効なルアー等、事前にMAX氏より聞いておりました。フィールドの状況はというと、気温が30℃を超える日も多く、湖の水温は26~28℃とアーリーサマーとのこと。
レニア湖のキーパーサイズは14インチ(35.56cm)以上ということで、キーパーサイズ以上を狙うには水通しの良い岬やハンプなど、ディープウォーターを狙うのがセオリーとなるようです。日本のサマーパターンと同じです。
スポッツのメインベイトとなるのはブルーバックへリングなどのシャッド系。事前にグーグルマップ等でレイクの雰囲気を見たところ、檜原湖のようなイメージを抱きつつ、日本から効きそうなルアーをいくつか持ち込みました。
右の写真は湖のど真ん中にあるロックハンプ。
目印としてハンプトップには『DANGER』という標識が立っています。
湖に最初に繰り出した印象は、とにかく広大で、景色がなによりも美しい!最高の雰囲気の中、本場アメリカのバスフィッシングを初体験出来ることに興奮を隠しきれませんでした…(笑)プラのほうは、セオリー通りにロックハンプを数ヵ所チェックしていくと…
2.6ポンド(約1180g)の人生初のスポッツをゲット!
メモリアルな一匹となりました!!
ヒットルアーは日本から持ち込んだヴァラップスイマー3.3インチの10gフリーリグ!
同じくヴァラップスイマーのフリーリグで2匹目をゲット!
ノンキーパーサイズながらもスポッツは本当に良く引きます!!
今回のトリップをサポートしてくれたMAX氏もナイスキーパーをゲット!魚のコンディションは抜群です!
日本から持ってきたI字系ルアーを使っていただきました!
夕刻まで本場アメリカのバスフィッシングを堪能!
といっても時刻は既に夜の21時…(汗)アメリカの日没は遅いのです…。
そして翌日、いよいよトーナメントの参加となります!!眠い目を擦りながら、湖中流域にあるボートランプへ!
朝のレジスト(受付け)!
協賛品のルアーは参加賞として、参加者の皆様へ!レニア湖のバスが気に入ってくれると嬉しいかぎりです!!
今回の大会の案内をMAX氏に作っていただきました!
キープ出来るのは14インチ以上のスポッツのみ、リミット3本の合計ウェイトで競われます!
参加者の皆様のスタートを見送ってから、私もMAX氏とフライトします!!
レニア湖の素晴らしい景色を見ながら、ファーストスポットへ!!
前日のプラクティスでも釣ることが出来た、湖下流域のハンプ周りから釣りを開始します。モーニングバイトを期待しますが、この日はまったくの無反応…(汗)前日のプラクティス時には乗らないバイトも数回あり、魚は絶対に居るはずと思いましたが、大会になると釣れなくなるのはアメリカも日本も同じようです…(泣)
写真左のようにシャローバンクには無数のボートドックがあります!
写真右はブレーバーのダウンショットリグで!!ボートドッグ周りでライトリグを本気で投入するとノンキーパーがめちゃ釣れます…(笑)
MAX氏とノンキーパーを数匹キャッチしたところで、風が強く吹き出します。このタイミングで3ヵ所目となるロックハンプへ!風に乗せてI字系ルアーを遠投し、水面直下をスローリトリーブしてくると、いきなり強烈なバイト!!
MAX氏にネットランディングしてもらい、ウェイインできる魚をキープすることに成功!!ウェイトも3ポンドはありそう!残り2本を目指して湖を走り回りますが、あえなくタイムアップとなりました…。
続々と良い魚が持ち込まれます!さすがは地元のローカルアングラー達!!
私は辛うじて1本をウェイイン!
ウェイトは3ポンドちょっと(約1360g)!このサイズをあと2本釣りたかった…。
優勝者と一緒に記念撮影!
優勝者は3本で10ポンドオーバー(約4500g)と、粒ぞろいのスポッツをウェイインしておりました!2位のチームがビッグフィッシュの3ポンド8オンス(約1700g)を含む3本で9ポンド(約4000g)オーバーをウェイイン!この結果でも、いつものレニア湖と比較するとローウェイトとなるようです(゚Д゚;)
ということで、次回のリベンジが確定してしまいました(笑)MAX氏と、次こそは地元のローカルアングラーをギャフンと言わせようと固く約束しました!
今回のトリップですが、MAX氏には湖のライセンスの購入から、トーナメントの手配まで、何から何まで色々とお世話になりました。
MAX氏はこのレニア湖で日本人向けにガイドサービスを始めており、私のように出張の機会があるバスアングラーは是非利用してみて下さい。
下記にリンク先を貼っておきます。お気軽にお問合せ下さいとのことです。
Facebookアカウント:Lanier Bass
HP:https://lanierbass.web.fc2.com/
今回はレイクエリーも見てきました!広大過ぎて、まるで海…(笑)
レイクエリーは公園のような施設を訪れたのですが、湖と繋がっているラグーンがあり、その中にボートランプが整備されておりました。スロープ傍には魚が捌けるスペースがあり、地元アングラーは釣ってきたウォールアイを早速捌いておりました!
デトロイト近郊のバスプロショップスでショッピング!!
店内はめちゃくちゃ広い!!一日中いれます…(笑)
訪れたバスプロショップスは、ショッピングモールが併設されていました。ショッピングモールの一部がバスプロショップスとなっており、バスプロショップスの裏口からはショッピングモール店内へアクセスが可能です。ショッピングモールと言ってもその規模は超巨大!ショッピングモールに釣具屋があるなんて…釣りやキャンプ、ハンティングが生活の一部となっている証拠です。
私にとっては初のアメリカ訪問となったわけですが、間違いなくバスアングラーにとっては最高の環境が整っている国と感じるはずです!まさに釣り天国…(笑)
今回はボトムアップ様、プロズファクトリー様には沢山のご協賛品を提供いただきまして、この場をお借りして御礼申し上げます!また、MAX SATO氏にはトリップのお手伝いをしていただき、大変感謝しております!是非、皆様もバスフィッシングの本場アメリカを訪問し、そのスケールの巨大さを体験してみて下さい!!
皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。
春本番となりましたが、皆様は良い釣果に恵まれているでしょうか?
私の住む茨城は、4月に入ると、週末が近づいてくる度に季節外れの寒波が襲来し、天候的にも不安定であり、春の難しさに翻弄される日が続いていました…。
全国的に見ても、今年の春は寒波の影響なのか季節が進みづらく、バスにとっては春の一大イベントでもあるスポーニングも例年よりは遅れ気味といった感じだったのではないでしょうか…。
そんな4月下旬、GW連休が始まったタイミングで、霞ヶ浦で開催されましたK-1トーナメント第2戦に参加してきましたので、レポートをお届けしたいと思います。平成最後のトーナメントでもあるので、否が応でも『優勝』だけを狙い、今大会に挑みました!
このK-1トーナメントの前週には、北浦水系でW.B.S.プロトーナメントの第2戦が開催されました。
北浦において、特にオカッパリではもはや定番中の定番となっている『シラウオパターン』が上位入賞のキーとなっていました。とあるプロ選手にお話しを伺うと、北浦だけでなく、どうやら霞ヶ浦においても『シラウオ』が大量接岸している場所があるとのこと!
耳寄りな情報をキャッチ出来たところで、K-1トーナメントの前日プラクティスは、まずは『シラウオパターン』の検証から開始しました。
シラウオが大量接岸していたタイミングでは、水鳥たちが大量に集まり、水中に潜ってはシラウオを踊り食いしていたそう…。
ところが、プラを開始すると、シラウオどころか水鳥も皆無…。
魚探に映るベイトフィッシュ反応も乏しく、シラウオパターン終焉のお知らせ…。
残念ですが、シラウオパターンの検証は来年まで持ち越しというとで、エリアを流入河川へとガラッと変更します。
この日は、北風強風、途中から冷たい雨も降り出し、冬に逆戻りしたような天候…。さらに、この時期恒例の代掻きによる濁りもフィールドに蔓延…。
代掻きによる影響は水位にも影響します。田んぼに水を引き入れる為、霞ヶ浦は減水が進んでおりました。数日前から降った冷たい雨の影響か、水温もだいぶ下がった様子。
本湖で14℃台、流入河川でも14~15℃台であり、果たして釣れるのか些か不安もありましたが、流入河川の河口部からチェックを開始します。
まずは河口部のブッシュを撃ちきり、ローライト&減水ということで、届いたばかりの製品版『ビーブル3/8oz』の釣りを試してみます。河口部付近のブレイクが寄っているシャローバンクを流していくと、直ぐに600gほどのキーパーをゲット。
エリアを流入河川の中流域へと替えて、ハードボトムが絡むシャローバンクをビーブルで流していくと、さらに900gほどのナイスフィッシュを追加。
ビーブル3/8ozで釣れたナイスフィッシュ!
同様に、今度は風が当たる水深の浅いバンクを流してみると…
ビーブルにガツンッとバイトしてきたのは、1,800gオーバーのキッカーフィッシュ!!
50cmには届きませんでしたが、一度卵を産んだ半プリのような個体!
北風強風、代掻き濁り、水温低下、減水と、タフコンディションの要素がこれでもかと揃っていましたが、ビーブルはそんなのお構いなしで魚を連れてきてくれました!
実はこれまでもプロトのビーブルを密かに使っておりましたが、製品版はブレードのレスポンスがかなり向上しており、なにより釣れるギミックを盛り込んだ拘りのスピナーベイトとなっています!
製品版を泳がせた瞬間、絶対に釣れると確信出来たのですが、いきなりの好結果に、正直ビックリしたのはここだけの話しです…(笑)
その後はスポーニングエリアであろうバンクをブレーバー5インチのネコリグで探り、2バイトを得たところでプラクティスを終了しました。
天候の後押しもあってか、『春のビーブル祭り』となったプラクティスでしたが、翌日のトーナメント本番はプラの雨から一転、快晴の予報と、コンディションの激変が予想されました…。
大会会場の土浦新港!
前日とは一転、快晴無風です…。
しかも、気温が一桁台と寒い。
今大会は18艇、31名がエントリー!
朝一のミーティングを済ませ、いよいよ平成最後のトーナメントが始まります!
スタート後、一路南岸の流入河川へロングドライブ。まずは前日プラと同様に、河口部からチェックを開始。
まずは前日に釣れたビーブルで釣っていき、同船者にはブレーバーのネコリグでフォローしてもらいます。前日のプラでは簡単にバイトしてきたビーブルのパターンも、快晴、微風によってノーバイト…。
移動を決意しようとしたタイミングで、同船者のネコリグに1本目のキーパーがヒット!しかし、サイズが500g弱と小さい…。
とりあえずライブウェルにキープし、流入河川の中流域へと移動します。
前日のプラクティスでは15℃台だった中流域の水温も、14℃台へと低下。
とにかくスローを心掛け、ブレーバーのネコリグをシャローバンクへと撃っていきます。
減水の影響が気になり、バンクから少し離れた杭を撃ってみると、あっさりとバイト!
しかし、釣れてきたのは600g弱ほどのキーパー。一先ず、ライブウェルにはキーパー2本をキープしていますが、優勝する為には入れ替えなくてはなりません。
前日はバンクから少しズル引いてくるとバイトを得られていましたが、この日はまったくバイトが訪れません。
2本目のキーパーを釣ったのと同様のシチュエーションの杭にブレーバーを投入し、杭に引っ掛けてしつこくシェイクして誘っていると、やっとバイト!
杭に垂れさがっていたロープに巻かれますが、魚が出てきてくれました。おそらく700~800gぐらいのキーパーでしたが、ジャンプ一発でバラシ…。
気を取り直し、河川を上流へと移動し、これまでバイトのあった杭(=縦ストラクチャー)のパターンを試していきます。
次のバイトがなかなか訪れませんでしたが、ここでパートナーがアシのポケットから値千金のキロフィッシュを釣り、リミットの3本を確保。水温も上がってくるタイミングでもあり、シャローに魚が差してきたのかなと、スポーニングしそうな超シャローも撃ちつつ、縦ストのパターンも引き続き試していきます。
11時も過ぎ、気温と共に水温も上がったタイミングで、橋脚周りの鉄杭でフォール中のブレーバーにバイト!
これが800gほどのナイスフィッシュで入れ替え!間髪入れずに、先ほど釣れた鉄杭に隣接する沈船でパートナーが700gを釣り、さらに入替えに成功!
あっという間の連発劇で、一先ず目標最低限のウェイトは確保出来ましたが、優勝するにはまだまだウェイトが足りません…。
その後、帰着を考慮してスタート地点でもある土浦へと戻りながら、要所をランガンするも、バイトが訪れることなく終了時刻を迎えました…。
3本で2,640gをウェイイン!
平成最後のトーナメントは3位フィニッシュ…。
前日のビーブルのパターンが強力過ぎて、当日の状況にアジャスト出来るか不安がありましたが、パートナーの活躍もあり、なんとか上位入賞でフィニッシュ出来ました。
正直、優勝したかったのですが、優勝チームは3本で3,700gオーバーと、まったく歯が立たず…。
優勝チームは、やはり減水を考慮して、西浦の沖目のストラクチャーを攻略したようです。
今回はパートナーと共にブレーバーで魚を絞り出していったわけですが、今回のような代掻き濁りにおいてはミミズ系カラーが非常に有効でした。サイズは共に5インチで、私は新色の『BUミミズ』、パートナーはキャスティングオリジナルカラーの『ミミズちゃん』を使用しました。
最後に、GW連休中に平成最後と令和初のバスを無事にゲット出来たことを報告します。
平成最後のバスは小貝川で、
ハリーシュリンプ4インチのテキサスリグでゲット!!
令和初バスは、霞ヶ浦でハリーシュリンプ4インチのバックスライドリグでゲット!!
GWの連休でプレッシャーがかなり高い状況でしたが、ハリーシュリンプのアピールし過ぎないピリピリとした微波動は、ハイプレッシャー化したフィールドにおいては絶対的な喰わせのウエポンとなります。
他のフィールドレポーターのSNSを拝見したところ、特にGW後半はハリーシュリンプ4インチの釣果が目立ちました!
さて、GW連休も終了し、バスのスポーニングが一段落すれば、いよいよアフタースポーンの時期へ突入します。
このタイミングでトップ系ルアーへの反応も良くなってきますので、水面炸裂のエキサイティングなゲームを楽しめます!
フォローベイトにはブレーバーとハリーシュリンプを是非お忘れなく!!
皆様もボトムアップルアーで楽しい釣りをして下さい!!
皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。
3月になりフィールドも真冬から脱した感もあり、徐々に春に向かう季節の過渡期に突入しています。プリスポーンの魚も少しずつではありますが動き出しており、すでに春爆を味わった方もいるのではないでしょうか?
3月に入るとすぐに、毎年恒例でもあるW.B.S.のキックオフバンケット(オープニングパーティー)が開催されました。
W.B.S.プロメンバー、オフィシャル、スポンサー各位が一同に集まるパーティーです!
毎年となりますが、トーナメントシーズン開幕の合図が、このW.B.S.のキックオフバンケットになります。
そしてキックオフバンケットの翌週、霞ヶ浦で開催されました、ローカルトーナメント(ラトルズトーナメント)の初戦に参加してきました。2019年の開幕戦になります。その時の状況をレポートしたいと思います。
大会の前々日にプラクティスでざっくりと状況を見ていったところ、霞ヶ浦本湖の水温は8℃~9℃台、流入河川では10~11℃台後半といった状況。水温的には昨年と同じような状況でした。午後からチェックした流入河川では、短時間で同船者と3フィッシュをキャッチすることに成功。
プラクティスでキャッチした1400gオーバー!
真冬から好調のハリーシュリンプ3インチのリーダーレスDSで!
同船者もハリーシュリンプ3インチのリーダーレスDSで、1200gオーバーのプリスポーナーをゲット!
ハリシュリ3をガッツリとバイトです!!
狙ったのは流入河川の中でもベンドしている地形変化があるエリア。但し、見た目はベンドしていますが、実際に釣った水深は浅いスポットとなります。ベンド部のアウトサイド、インサイドの両方で魚をキャッチしており、その中でもアシに凹凸があったり、アシ+αでゴミが絡んでいるようなスポットから反応がありました。
3本のウェイトは3400gオーバーと、ハリーシュリンプ3インチが火を噴きました!水温の影響もあるのか、春らしい魚はやはり流入河川から動き出している感じでした。
大会の前日は午後から大山スロープに出向きましたが、南の爆風によりプラクティスを断念・・・。春は風との戦いでもあります。
南の爆風により、スロープはご覧の通り大荒れ・・・。
大会に向けて魚はキャッチ出来ましたが、気掛かりだったのは、ちょうど週の始め~中頃にかけて、まとまった降雨があった為、水門開放による減水が日々起こっていることでした・・・。
大会の前々日、プラクティスで魚をキャッチしたのは、水位的に1.20mと霞ヶ浦としては『増水』の水位でした。
大会当日にかけて着々と減水は進み、不安要素を残したまま、いよいよ開幕戦がスタートしました・・・。
スタート後、まずは状況を掴む為にも、流入河川の出入り口から釣りを開始。行き掛けの駄賃を狙いましたが空振り・・・。
そして、プラクティスで手応えのあったストレッチへ。
かなりの時間を掛けて丁寧なアプローチを心掛けますが、反応のないまま時間だけが過ぎます・・・。減水によるカレントの影響なのか、あきらかに河川自体の水質も悪化しています。結局、昼過ぎまで粘りに粘りますが、まったく魚からの反応がないまま、エリアを大きく移動することに・・・。
減水の影響を考慮し、本湖の水深のあるテトラエリアを釣ってみます。プラクティスではまったく反応が無かったのですが、前日の南の爆風により水温が10℃台まで上昇した模様。それでも冬っぽい魚をイメージし、沈みテトラをブレーバー5.7インチのスナッグレスネコリグでじっくり狙っていくと、ついにバイト!!
しかし、フッキング時に一瞬重みは乗ったのですが、すっぽ抜けてしまいました。この貴重なワンチャンスで大会は終了となりました・・・。
大会は20名中僅か4名が魚をキャッチと、やはりタフコンディションな一日となりました。
ウェイインした4名は全て、シャローからブレイク周りをシャッドやミノーで魚をキャッチしておりました。優勝者は私と同じ流入河川狙い!ハードボトムエリアでシャッドを使用しキャッチしたとのこと。しかもキャッチしたのは2㎏オーバーのグッドフィッシュ!
優勝者の伊藤さんがキャッチした2㎏オーバー!お見事です!!
大会の結果からもわかる通り、減水の影響からかシャロー~ブレイク周りでのリアクションの釣りが正解だったようです。
大会あるあるですが、プラの好調を引きずってしまい、シャローにこだわり過ぎたのが敗因の一つでした。唯一バイトを得ることが出来たブレイク周りの釣りに早くシフトしていれば、魚をキャッチ出来る確率も上がったのではないかと思います。
今大会は反省点が多かったことから、翌週には反省会ということで再び霞ヶ浦へ!この日も減水気味だったこともあり、大会とは展開を逆にし、朝一はブレイク周りからスタートします。すると…
1200gオーバーをキャッチ!!ブレーバー5インチの新色、BUミミズでゲット!!
大会ではブレーバー5.7インチでミスバイトしたので、この日は5インチにサイズダウンしアジャストしました。やはり安定のブレーバーです!
幸先よく反省フィッシュをキャッチしたところで、残りは流入河川をチェックしてみます。この日はハードベイトによるブレイク周りの釣りも交えて釣っていきますが、北寄りの風も強く、冬に戻ったような感じで魚からの反応はさっぱり・・・。
夕方に迫ったところで、風をブロックするシャローエリアでワンバイトを得ますが、ミスバイトで終了となりました。やっぱり厳しいコンディションだった霞ヶ浦・・・。春はまだまだ遠いといった印象でした。
このコラムを書いているタイミングで大潮も絡んでいることから、霞ヶ浦や北浦ではシラウオやワカサギパターンで良い釣りをしている方もSNSで見かけるようになりました。
今回の大会でメインにしたパターンは、近年流行っているようなシラウオやワカサギパターンではなく、プリスポーン期の王道ともいえるパターンとなります。プリスポーナーがいち早く差してくるエリア&スポットを地形から絞り込み釣っていくというもの。
どのフィールドでもそうですが、一斉にシャローにバスが集結するわけではなく、やはりバスにとって条件が整っているエリアを起点に、徐々に差してくるイメージです。春は一日の中でも変化が起こりやすい季節ですので、状況を読み切って魚をキャッチ出来たときは至福の時でもあります。特に霞ヶ浦においては風向きで有効なエリアが変わったり、人為的な減水もあったりと、中々状況を読むのが難しいですが・・・。
さて、このコラムがアップされる頃にはW.B.S.開幕戦の結果も出ていると思います。
霞ヶ浦の達人たちがどのようなプロセスで霞ヶ浦を攻略し、如何にして魚を持ち込むのか・・・結果がとても楽しみです。
次回は『春爆』をこのコラムでお伝え出来るように、私も日々フィールドと向き合っていきたいと思います!
皆様も春の釣りを思う存分楽しんで下さい!!
皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。
新年の御挨拶が遅れましたが、2019年も引き続きよろしくお願い致します。
私は昨年末にひいた風邪が中々完治せず、年始過ぎまで引きずっておりました。
挙句の果てに、大流行中のインフルエンザA型に掛かっていまい数日間ダウン・・・。
今はインフルエンザからも回復し、至って元気にしております!まだまだ寒い日が続いておりますが、皆様も体調面だけは万全にして真冬の釣りを楽しんで下さい!やはり健康が一番です!
そんなこんなで2019年のスタートは、体調が万全では無かったのですが、お正月休みのタイミングで初釣りに行ってきました!
フィールドは霞ヶ浦水系の小規模河川。冬になると修行場として良く訪れるフィールドです。
この小規模河川は、川の両岸がアシやガマといったベジテーションに囲まれております。
狙い方は大きく分けて二つ。
ブレイク周りでシャッド等を用いたハードベイトの釣りと、ベジテーションをダイレクトに撃っていく釣りです。
霞ヶ浦本湖だと、シャローのアシで越冬する個体は少ない・・・むしろゼロに等しいのですが、閉鎖水域でもある小規模流入河川では全面がアシやガマに囲まれていることから、そのままシャローのベジテーション周りで越冬する個体も多く居ます。
狙いはシャローカバーに絞れているとは言っても、季節は真冬・・・。
そう簡単にバイトを引き出すことも難しい時期です。霞ヶ浦水系全体に言えますが、冬になるとプランクトン濃度が下がり、水質がクリアアップしてきます。
場所によってはシャローのボトムが目視できるぐらいにクリアアップするので、多少なりとも水深があるスポット、もしくはブレイクがバンクに寄っている等の地形変化を控えたシャローのベジテーション周りが狙い目となります。
使用するルアーですが、時期的にもミスバイトが多いので、バスがバイトした際に吸い込みやすく、一発で口の中に入るスモールシルエットのワームが有効となります。
昨年発売されたハリーシュリンプ3インチがとても良い感じです。リグはリーダーレスダウンショットで、シンカーは少し軽めの1/8oz(3.5g)を選択しております。
2019年の初バス!!
小さいサイズながらもハリーシュリンプ3インチの3.5gリーダーレスダウンショットで初バスをゲット!この日は他にもワンバイトありましたが、アシに巻かれてフックアウト・・・。
そして2月に突入し、インフルエンザも落ち着いたので、再び小規模流入河川を訪れてみました。
久しぶりの釣りということでワクワクしておりましたが、釣行前日には今期一番の最強寒波の到来・・・。
関東も雪がかなり積もりました。
フィールドにも雪が残っておりました・・・。
朝一の水温は4℃台後半。おそらく積雪の影響から、2~3℃ほど水温が低下したであろうと予想されます。
間違いなく厳しいコンディションであることが解ります・・・。
前日に降った雪により、いつもよりも増水気味。
さらに、若干の濁りも入っており、増水&濁りのセオリーに従い、この日もシャローのベジテーション周りにハリーシュリンプ3インチの3.5gリーダーレスダウンショットを撃ち込んでいきます。
ファーストバイトは9時半を回った頃。
ロッドに一瞬重みが乗ったので、アワセてみるとアシ化け・・・。続けて、11時過ぎにセカンドバイトを捉えフックアップに成功するも、ベジテーションを乗り越えてくる際にフックアウト・・・。
フックポイントもほとんど出ておらず、かなりの甘噛みバイト・・・。
そして午後になり、水温が6℃まで上昇したタイミングで、サードバイト!!
なんと、これもバラシてしまいます・・・(泣)ここで、ショートバイト対策として、ハリーシュリンプの尻尾をカットし、さらにスモールシルエットにします。
カラーもツートンカラー(膨張色)を使用しておりましたが、ツートンカラーよりもシルエットがはっきりするグリーンパンプキンペッパーに変更し、爪とヒゲの先端をチャートに染色。そして、撃ち始めてすぐに・・・
4度目のバイトで、やっとバスをゲット・・・。
嬉しい一匹となりました!
使用したハリーシュリンプ3インチ。
写真上から
グリパンチャート
ライトグリパンピンク
グリーンパンプキンペッパー(尻尾をカットし、爪とヒゲの先端をチャートに染色)
リーダーレスダウンショットに使用するフックですが、フッキング率優先でナローゲイブタイプも試しましたが、シャローカバー周りでは針先が出やすく、引っ掛かる等のトラブルも多いので、最近ではガマカツのLDマスター♯1に落ち着いています。
但し、バイトは多いのですがフックアップ率がまだまだ低いので、フックに関しては熟考の余地ありです。
この日は、流れや風を避けられるアシやガマのポケットに+アルファで倒れたアシが絡んでいるスポットでバイトを得ることが出来ました。
なかなかキャッチには至らず四苦八苦する一日でしたが、積雪の翌日という最悪なコンディションにおいて、これほどバイトを得たのは正直初めての経験でした。
同船者は違うワームのテキサスリグを使用しておりましたが、一日を通してノーバイト・・・。ハリーシュリンプ3インチの威力に愕然としておりました(笑)
今回訪れた小規模流入河川はプレッシャーの高いフィールドということもあり、なによりも静かにアプローチすることが重要かと思います。
ハリーシュリンプの細身のシルエットは、倒れたアシの小さな隙間にも入り易く、さらにリーダーレスダウンショットにすることにより、テキサスリグよりもワンランクもツーランクも軽いシンカーを使用できます。
タックルですが、特にリールにおいてはベイトフィネス系のリールを使用すれば、ハリーシュリンプ3インチ+3.5gシンカーでも問題無くキャストが決まるかと思います。
真冬でも非常に有効なリグですので、皆様にも是非試していただきたいと思います。
巷では絶対に観たほうが良いというDVDを購入し、日々勉強しております。DVDはもちろん自腹購入です(笑)
皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。
前回のコラムに引き続き、ローカルトーナメント参戦記(後半戦)の模様をレポートしていきたいと思います。
11月上旬、ラトルズトーナメントが霞ヶ浦で開催されました!この前週にはBasserオールスタークラシック、さらに大会の前日には北浦でkota’sアメリカンドリームトーナメント(エリアは北浦~霞ヶ浦全域と広大です)が開催されており、いわゆる、大場所といわれるメジャーエリアは、フィッシングプレッシャーが相当に蓄積されていると感じました・・・。
しかし、11月初旬にしては水温が16~18℃とまだまだ高いこともあり、前日のプラクティスでは、ヴァラップスイマーをセットしたスイムジグで、シャローブッシュ周りをスイミングさせるパターンで好反応を得られており、水面直下のサブサーフェイスが熱い感じで、条件の良いシャローは生きていると思っておりました・・・。
綺麗な朝焼けの中、スタートが切られます!!
意気揚々と前日プラで反応のあったシャローカバーを釣っていきます!!っが、当日はパターンが崩壊(泣)一晩でシャローがクリアアップし、すっかり生命感が消えておりました。これが霞ヶ浦の恐ろしいところ・・・。
そこで、シャローから狙うレンジを変え、その沖目にある鉄杭をハリーシュリンプ3.0インチのヘビダンで釣ってみると、キロフィッシュをゲット!!
引き続き、沖目にあるストラクチャーを釣ってみますが、後が続かない・・・。
ちょっと深めのレンジにある沈みテトラに狙いをシフトし、なんとかキーパーを絞り出すことに成功!沈みテトラ帯を釣ったのは、やはりハリーシュリンプ3.0インチ!使用したのはスナッグレスネコリグ(2.2gネイルシンカー)。
ハリーシュリンプ3インチのヘビダンで釣ったキロオーバー!
写真上:2.2gネイルシンカーをインサートしたスナッグレスネコリグ。
(フックはFINA社製のN・S・Sパーフェクション♯1を使用)
写真下:5gシンカーのヘビーダウンショットリグ。
ハリーシュリンプ3.0インチに助けられ、2本の貴重なバスをウェイイン。1755gで4位という結果でした。
発売になったばかりのハリーシュリンプ3インチですが、まんまエビシルエットの一口サイズということもあり、タフになったときこそ本領を発揮してくれます!
今回釣った少し重めのネイルシンカーをインサート(今回は2.2gを使用)したスナッグレスネコリグは、素早いフォールのリアクション効果もあり、これから寒くなってくる時期には効果的です!テトラや石積みといった岩の隙間の一つ一つに落とし込んでいくイメージで釣ってみて下さい。
そして季節も若干進み、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた11月中旬、K-1トーナメントのクラシック戦が霞ヶ浦は土浦新港で開催されました!!年間上位者のみが出場可能なクラシック戦ということで、私は年間3位でエントリー!
朝のミーティング風景。
防寒着を着込むほどの冷え込みに加え、北寄りの風も強い・・・。クラシック戦を迎えるにあたり、前日のプラクティスは気合を入れて霞ヶ浦に繰り出しました!
晩秋にかけて良くなるであろうエリアを駆け足でチェックしますが、ターンオーバーの影響からか、どこのエリアも水質が悪い。一方、土浦の流入河川の一つでもある桜川は、水質がクリアアップし、さらには水温が12℃台と、かなり季節が進んでいる状況・・・。
霞ヶ浦西浦~流入河川と、広範囲をチェックするも、あえなくノーバイト、ノーフィッシュの完全試合達成・・・。正直、何も見えていない状況で大会を迎えました・・・。
抽選により私は3番スタート!
霞ヶ浦本湖の水温が15~16℃台と、まだシャローにも可能性が残っている可能性も考えられます。さらに、強風の影響の少ないエリアということで、スタート地点付近の小規模流入河川から釣りをスタートします!!
流入河川の水温は13℃台後半と、霞ヶ浦本湖よりは若干低い。水質も濁り気味なことから、シャローカバーにバスは付いているはずだと、とにかくシャローを丁寧に釣っていきます。
流入河川の河口部から橋一本目までのアシ、竹のオーバーハング、レイダウンなどを攻めますがノーバイト・・・。橋を超え、両岸が斜め護岸になり、全体水深も浅くなってきます。斜め護岸に覆い被さる形でベジテーションカバー(草)が現れ、その草のエッジにキャストしたラバージグになにやら違和感・・・。最初は草に引っ掛かったと思い、ルアーをゆっくりピックアップするとバスがルアーを咥えたまま水面まで!!急いでフッキングするもスッポ抜けます・・・。
貴重なファーストバイトを逃し、かなり落胆しましたが、魚は絶対に居ると確信出来ました。バイトがあったのは川の流れに対してベジテーションカバーの下流側、おそらくバスは流れを嫌っているだろうと・・・。
一通りストレッチを流し、今度は対岸側を上流から下流に向けて釣っていきます。付近に水門が絡むベジテーションカバーで、唐突にラインが走ります。今度はがっちりとフッキングが決まり、キロオーバーをゲット!!さらに、数十メートル流したところで、やはりベジテーション周りでラインが走ります!!2本目はあきらかにデカい!!なんとかハンドランディングをした魚は、痩せたコンディションでしたが1400gオーバーとグッドサイズ!
僅かな時間でキロオーバーを2本ゲットと、ベジテーション(草)パターンを確信します!但し、釣った2本ともハッキリとしたバイトがまったく無く、ルアーが着底した後、ゆっくりとラインが走るだけで、集中していないと貴重なバイトを見逃してしまいそうな感じ・・・。釣っているのが狭いエリアなので、時間を置きながらキーストレッチを何回も流し直すと、またもやラインがゆっくりと走るバイト!しかし、スッポ抜けのミスバイト・・・。
なかなかリミットメイクとなる3本目が釣れない苦しい時間が続きましたが、時刻も11時過ぎとなり、水温も徐々に上がってきたタイミングで、ブッシュが絡む小規模なゴミ溜まりで3本目がヒット!!1本目、2本目よりもサイズは小さかったのですが、とりあえずリミットメイクで一安心!
暖かくなったタイミングもあり、吹いていた風も一瞬止んだ瞬間、やはりベジテーションのエッジで今日一のビッグバイト!!1500gはありそうな魚でしたが、やり取りの最中で痛恨のバラシ・・・。優勝とビッグフィッシュ賞がチラつきましたが・・・(泣)
その後はチャンスが訪れることなく、帰着となりました・・・。ウェイインすると、周りもチラホラと釣れている様子。なかには短時間で瞬く間に3本釣った人も居るとか・・・。正直、負けたかなと思いましたが・・・
勝利が舞い込んで来ました!!副賞のバッテリーも嬉しい(笑)
私は3本で3,220gをウェイイン!
今シーズンのK-1トーナメントは上位入賞が一度もなく、あと一歩で年間優勝も逃すなど、どうしてもこのクラシック戦で結果を残したいと思っておりました。なにより、過去のK-1クラシック戦においても2位が最高と、自分の中でも殻を破れずにおりました・・・。今回の優勝で少しは自信に繋がったと思います。
今回のヒットルアー!!
プロズファクトリーのエキップストロンガー1/4ozブラックと、ポークは釣り吉ホルモンのピッグダディーJr.のブラウン!
結局、ウェイインした3本ともジグ&ポークでキャッチしました。狙った流入河川は濁りもキツく、ジグ&ポークによる水押しのアピールが効果的だったように感じます。ジグはラバーを数本間引き、コンパクトシルエットになるように短くカットしております。さらに、ファーストバイトをミスった後、ジグにはラトルも装着しました。音によるアピール力をプラスすることにより、濁りの中でルアーの存在感を少しでも際立たせようと現場でチューニングを施しました!
さて、今シーズンの霞ヶ浦は、いまだ水温が高めということもあり、まだシャローの釣りでも楽しめそうです!まだ納竿と言わずにフィールドに立ってみて下さい!これからの晩秋~初冬のフィールドを攻略するにあたり、私を含めた各コラムをご参考にしていただけると嬉しい限りです!皆様も是非、痺れる一匹を目指し、ボトムアップルアーを駆使してタフなフィールドコンディションを攻略してみて下さい!
皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。
ご無沙汰しております。
前回のレポートから日が空いてしまいましたが、秋の霞ヶ浦で開催されましたローカルトーナメントに参戦してきましたので、その模様(前半戦)を振り返っていきたいと思います。
まずは土浦新港で開催されたK-1トーナメントの最終戦!
最終戦を迎えるにあたり、私の順位は暫定で3位
(※K-1トーナメントは全5戦の合計重量で年間ランキングが決定されます)。
1位と2位の方は、ボーターとノンボーターのペアなので同重量となり、実質は暫定で2番目のウェイトとなっておりました。
上位とのウェイト差は約1,500gと離されており、3本リミットのルールである以上、逆転するのには相当なビッグウェイトが必須な状況・・・。
しかしながら、3本で3キロを超えるウェイトを釣ってくれば、決して逆転が不可能な数字ではないので、気合を入れて本戦を迎えました。
秋に突入してからの霞ヶ浦は徐々に水温も下がってきており、バスにとっては適水温に!
そのタイミングから、スピナーベイトなどの横方向に動くルアーが好反応となっておりました。
但し、大会が開催される日曜日は他の大会も多数開催されるタイミングでもあり、バッティングやプレッシャーが気掛かりでした・・・。
朝のミーティング風景。大会当日は28艇、50名弱が参加となりました!
迎えた大会本番は、前々日、前日のプラクティス時の曇天 or 雨 & 強風からガラッと天気が変わり、晴れのうえに微風・・・。
加えて、前日にまとまって降った雨の影響を考慮し、流入河川系はパスし、本湖を中心に釣っていくプランでスタートしました!
プラで魚をキャッチ出来た石積みエリアを中心に釣っていきますが、朝からミスバイトのみで苦しい時間が続きます。
天候の影響からか、魚のやる気もイマイチな感じ・・・。
そこで、プラでは触っていないシャローエリアを釣ってみると、パートナーがシャッドテールワームのライトテキサスリグで、貴重なキーパーサイズを釣ります!
さらに、アシのポケットからルアーをピックアップすると、ガボッと水面バイト!!
しかし、しっかりとバイトしておらず、またもやミスバイト。
見えた魚体は大きかったのに・・・。
気分を変えて、再び石積みエリアへ移動!
朝のうちは他のボートも釣っていたエリアとなり、風も弱くタイミング的には厳しいかなと思いつつも、エリアをひたすら流していきます。
ちょうど石積みエリアのど真ん中ぐらいに差し掛かった時、私のシャッドテールワームのテキサスリグでミスバイト・・・(泣)
さらに、同じスポットでパートナーにもミスバイトが続き、用意してあったスピニングでのフィネスでフォローすると・・・あっさりとバイト!
2匹目のキーパーをライブウェルに納め、私がリグを作り直している最中にパートナーにキーパーがヒット!
なにやら群れに当たったようで、15分ぐらいの間に4バイト2フィッシュと、瞬く間にリミットの3本を達成!
その後は、霞ヶ浦の南岸浚渫にビッグフィッシュを求めてロングランしますが・・・
良いスポットには人、人、人と、既に叩かれた後でした・・・。
3本、1,690gで10位と撃沈・・・。
このウェイトでは逆転出来ず、年間ランキングも3位のままでフィニッシュとなりました・・・。
一方、優勝チームは流入河川でもある桜川で釣ってきたようで、3本のウェイトは2,770gとグッドウェイトでした。
一つの橋脚から10本近くのバスを釣ったそう・・・。
しかも、バックシートからブレーバー5.0インチ(ライトグリパンピンク)のスナッグレスネコリグが炸裂したとのこと!!
優勝の栗原氏(バックシートから釣りまくったようです)!
グリパンピンクは神カラーです!と語っていたのが印象的でした!
結局、降雨の影響を考慮して切り捨てた流入河川から優勝者が出ており、ビッグウェイトを狙うが故にエリア選択を外したことが敗因でした・・・。
残すは、年間上位者のみがエントリー可能なK-1トーナメントクラシック戦が11月中旬にありますので、年間1位を獲れなかったリベンジをクラシック戦で果たしたいと思います!
そして、10月になると毎週のように台風が連発・・・。
霞ヶ浦も台風による増水→水門開放による減水を繰り返しており、状況もころころと変わる中、ローカルトーナメントであるラトルズトーナメントが開催されました。
ラトルズトーナメントは地元、茨城の釣り仲間を中心としたフィッシングチームであり、小貝川上流域と霞ヶ浦でトーナメントを開催しております。
3月~12月の間に年間9戦を行うなど、試合数からみればB.A.S.S.エリートシリーズ並・・・(笑)
さて、トーナメント当日ですが、台風通過の影響で朝から強風となり、出船が不可能・・・。
とにかく、風が弱まるまで待ち、お昼前となったところでディレイ開催となりました。
帰着時間を16時までと遅くし、変則時間でトーナメントがスタート!!
若干、風が残る中、スタートとなりました!!
トーナメント時間が約5時間弱と短く、とにかく状況を把握する意味でも増水傾向にあるシャローのチェックからスタート(ちなみに前日は強風によりプラ無しです・・・)。
強風による底荒れからか、濁りがキツく、シャローは不発・・・。
時間も残り2時間を切ったところで、強風の影響を受けない矢板エリアのインサイドを釣ってみることに。
これが功を奏したのか、シャッドテールワームのライトテキサスリグでナイスキーパーを1匹、さらにヴァラップスイマーのウェイテッドフックセッティング(1/16oz)で、1,300gオーバーのキッカーフィッシュをゲット!!
その後はリミットメイクとなる3本目が中々釣れなかったのですが、目線を変える意味で、トップ系の釣りを試してみることに・・・。
矢板の内側に広がるシャローエリアを広範囲に釣る為に、トードバズをチョイスしてみました。
(トードバズとはアメリカで流行っているリグの一つで、ZBCのホーニートード等のバジンフロッグ系ワームを、スカートレスのバズベイトのヘッドにセットし、スキッピングを可能にしたセッティングとなります)
さらに閃きが働き、ホーニートードからヴァラップスイマーをセットし直し、早速釣ってみることに!
いきなりの実践投入となりましたが、ヴァラップスイマーをセットすることにより、とにかく遠投が効く!!トップに出そうな雰囲気もあり、僅か数投後にすぐに答えが返ってきました!!
トードバズならぬ『ヴァラップバズ』で釣った1本!!
写真上はヴァラップスイマーをセットした『ヴァラップバス』。
写真下はZBCのホーニートード。
バズベイトはゲーリーバズを使用(ジャンボバズではないオリジナルサイズの方)。
ヘッドまでワームを埋め込むことにより、フックポイントが後方に位置する為か、フッキングが良いように感じました。
『ヴァラップバズ』をさらに投げまくると、もう1本追加!
これは入れ替えならずでしたが、結局、短時間のうちに計4本のバスを釣ることに成功!
そのうち2本を釣ったヴァラップバスの釣りは、いきなりの実践投入にも関わらず結果が出たことに驚きでした!
トップのハイシーズンにもっと使い込んでみたいと思います。
ビッグフィッシュ賞となった1,360g!!
3本2,735gで2位という結果でした。
台風通過直後のタフコンディションでしたが、今回はヴァラップスイマーに助けられました!!
さて、次回はローカルトーナメントの後半戦をレポートしたいと思います!
K-1トーナメントクラシック戦も控えていますので、ここで良い報告が出来るように、ボトムアップルアーと共に頑張りたいと思います!
皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。
お盆休みの前半は、平地の暑さを逃れ、
避暑地でもある福島県の檜原湖に遠征してきました。
一昨年までW.B.S.プロ戦が檜原湖でも開催されており、
W.B.S.スタッフとして年に一度の遠征を密かな楽しみとしていました。
昨年から新体制となったW.B.S.では一旦、檜原湖戦はお休みということで、
今回は約2年振りに檜原湖を訪れることとなりました。
雄大な磐梯山の眼下に広がる檜原湖!
なによりも檜原湖は自然が豊かであり、
釣りのほうも、グッドサイズのスモールマウスバスが釣れるという印象。
私のホームフィールドである霞ヶ浦や小貝川とは真逆となる、
ライトラインを駆使した繊細な釣りで、
クリアウォーターのスモールマウスバスを攻略していくという、
普段では味わえない釣りが出来るのも楽しみの一つです。
そんな檜原湖ですが、例年よりも雨が少ないことから、
今回訪れたタイミングは、過去に類をみない大減水に見舞われておりました。
遠征の直前に本州を直撃した台風の影響もそんなには無かったようで、
湖のコンディションも、減水から回復することは無かったようです・・・。
早速、檜原湖の北エリアに位置する早稲沢キャンプ場から、
ワクワクしながらボートを出してみると、水質がなんだか悪い・・・。
ちょっとターンオーバーっぽい感じもあり、所々泡立っています・・・。
後に某プロガイドからちょっと話しを伺ったのですが、
どうやら台風通過後のタイミングでターンオーバーが入ったらしく、
それまでは、夕方になっても帰りたくなくなるほど釣れ釣れだった様子・・・。
最悪なタイミングで来ちゃったね!と言われてしまいました・・・(汗)
『この前まで釣れていたのに…』という釣りあるあるです(笑)
ボートを降ろした早稲沢キャンプ場!ご覧の通りの大減水・・・。
減水とはいえ、ロケーションは最高です!
なかなか厳しいフィールドコンディションに当たってしまいましたが、そこは檜原湖!
厳しいなりにも、ボトムアップルアーを駆使してクリアウォーターの釣りを楽しんできました!!
まずは湖をグルッと周って状況を見ていったところ、
ミドルレンジのフラット系が安定して釣れている様子。
実際に、ワカサギと思しきベイトがリンクする5~6mレンジのフラットを、
定番のライトキャロで釣ってみると、ポツポツと釣れてくれます。
定番のライトキャロ(2.7gシンカー)で、ナイスサイズのスモールをキャッチ!
ライトキャロには、ブレーバー5インチを2.5インチほどにカットしたものを使用してみました。
ロッドワークでのズル引き、もしくはエレキでの低速ドラッキングで、
広範囲を探る釣り方でナイスサイズのスモールマウスバスをキャッチ出来ました。
写真上が、オリジナルのブレーバー5インチ。
写真下は、ブレーバー5インチを約2.5インチ(6.35cm)にカットした檜原湖仕様。
ブレーバーはネコリグでのフォールアクションだけではなく、
こういった横方向にスイミングで使用する場合でも、
テールがプルプルとハイピッチに微波動するので、
クリアウォーターのバスでも違和感なく食わせることが出来ると感じました。
今回は減水というコンディションでしたが、念のためシャローエリアもチェックしてみます。
檜原湖のシャローエリアではラージマウスバスが狙えますが、今回は、かなりの減水の為、
ラージが付いているであろうレイダウンやブッシュもほとんど陸の上・・・。
それでも、可能性のありそうなシャローを、
ヴァラップスイマーのノーシンカーリグでチェックしてみると・・・
水中にうっすら見えるスタンプの影からモンドリうってバイト!!
ヴァラップスイマーのノーシンカーリグでもナイスサイズのスモールをキャッチ!!
他にもチェイスやバイトが数回・・・。
ヴァラップスイマーのハイピッチロールアクションは、
クリアウォーターのスモールにも有効ですね!
今回は減水によりシャローエリアがイマイチでしたが、シャローが優勢のときはヤバそう!
定番でもあるフットボールジグ(プロズファクトリーのOPジグ1/4oz)の
トレーラーにヴァラップスイマーをセット!!
檜原湖では、フットボールジグに大きめのワーム(シャッドテールワームやギル型ワーム)を
セットするのが流行っているようです。
浅い場所でルアーの動きを確認してみると・・・
ボトムに着底した際に、フットボールジグの相性も相まってか、
ヴァラップスイマーがスタンディングします。
ラインを緩めるとワームが倒れ込み、ラインを張ってジグを動かしてやると、
ワームが再びスタンディングします。
おそらく、ボトムでルアーが一際目立つことによって、
視力の良いスモールにルアーの存在を強烈にアピールしているのかと思われます。
バイトの出方も『ガツッガツッ』という本気食いと思われる強烈なバイトであり、
この釣りも病みつきになりそうです。
1/4ozフットボールジグ(トレーラーはヴァラップスイマー)は、
ロックハンプ回りの6m前後のフラットで使用。
今回宿泊したペンション(曽原湖の傍にあるアリスグローブさん)には、
なんとプライベートポンドが!!最高のシチュエーションです(笑)
宿泊したペンション横にあるプライベートポンド!
このポンドは曽原湖と繋がっており、勿論バスも釣れるとのことで、
宿泊者だけに釣りを開放しているようです。
夕方に少しだけ釣りをしましたが、キャッチならず・・・。
他の宿泊者様は、バスをキャッチしておりました!
釣りのほうは難しいコンディションでしたが、平野部よりも涼しく、
なによりも大自然豊かな中で過ごすことが出来て、とっても癒された檜原湖遠征となりました!
また来年の夏も、檜原湖への遠征を計画しようと思います。
皆様も是非、最高のロケーションが揃った檜原湖へ遠征してみてはいかがでしょうか?
スモールマウスバスにも有効な、ボトムアップルアーも是非お試しいただきたいと思います!!
皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口 将司です。
ここ最近、酷暑といえる日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
関東地方は6月末に例年よりも早い梅雨明けとなり、
7月に入ると一気に夏らしい天候となりました。
それにともない、フィールドの水温もグングンと上昇!
アーリーサマーを通り越し、それこそミッドサマーといえる状況となったタイミングで、
霞ヶ浦で開催されたK-1トーナメント第3戦に参加してきました。
朝のミーティング風景。
朝のうちは曇天でしたが、日中は危険な暑さに・・・。
霞ヶ浦本湖の水温は軒並み30℃を超えているといった状況・・・。
セオリーから考えても、流れのある流入河川だろうと、
この日のプランは土浦の流入河川でもある桜川で勝負することに!!
スタート後、桜川へ突入し、下流エリアから要所を釣りながら中流エリアへ。
しかし、30℃を超える高水温の影響からかショートバイトのみ・・・。
そこでエリアを一気に上流へと変更します。
上流エリアは他の参加者も多く、人気のエリアとなっている模様・・・。
バッティングを避けつつ、
ここぞと思われるスポットを釣りながら、最上流の堰を目指します。
上流エリアではショートバイトすらまったく無い苦しい時間が続きましたが、
川のベント部で反転流が生じるスポットに、
ブレーバー5インチのスナッグレスネコリグを投じるとフォールでラインが走ります。
やっとの思いでファーストフィッシュをキャッチすることに成功!
サイズも1㎏弱とまずまず。
その後、晴れ間が広がり、いよいよ危険な暑さとなったタイミングで、
最上流の堰が見えてくるエリアへ。
水深の浅いチャラ瀬が続き、ボートで上るのにも一苦労・・・。
ふと思い立ち、パートナーに新製品の
ヴァラップスイマー(ノーシンカーリグ)がセットされているタックルを貸して、
チャラ瀬に向かってサーチがてら投げてもらうことに(私はエレキの操船で精一杯・・・)。
すると、チャラ瀬に点々と存在する窪みの中から、デカバスがチェイス!!
あと一歩でバイト!!というところで見切られます・・・。
バスに必要以上にルアーを見せてスレさせないように、一旦スポットを休ませます。
そして、堰までたどり着くと、堰下では投網を行っている漁師さんが・・・。
残念ですが投網の邪魔にならないように、今度は川を下りながら、
先ほどデカバスのチェイスがあったヴァラップスイマーを投げまくっていきます。
流れが当たり、少しでも水深のあるようなブッシュの際や、
先ほどと同様にチャラ瀬にある窪みから数回のチェイス!!
そして、ついにバイトまでさせますが、
魚も夏バテで甘噛みなのか、惜しくもミスバイト・・・(泣)
ルアーの側面をパクッとするだけというショートバイト。
千載一遇のチャンスだったのに本当に残念・・・。
チェイスしてきたバスは、どれもキロはありそうなナイスサイズ。
中には45cmはあろうかというグッドフィッシュまで・・・。
デカバスは間違いなく居ると確信できたので、
時間の許す限り上流エリアを攻めますが、
その後はチャンスが訪れることはなく、帰着の時間に・・・。
一本、980gで11位(29チーム中)という不甲斐ない結果でした・・・。
この日の優勝と2位のチームも桜川をメインにしたとのこと。
私たちが狙っていた最上流エリアではなく、その一歩手前が良かったようです。
小さいサイズならいくらでも釣れたというチームも居たことから、
どうやらバス達は居心地の良いスポットに固まっていたようです。
間違いなく最上流エリアに『勝てる魚』は居ましたが、
いま一歩・・・いや、いま二歩ぐらい攻略出来るスキルが足りなかったということ・・・。
ということで、K-1トーナメントは消化不良だったので、
その翌週は反省も兼ねて、霞ヶ浦水系の別の流入河川を訪れました。
翌日にはW.B.Sプロトーナメントもあることから、
バスボートでは上がれないであろう上流エリアをメインに釣っていきます。
バンクのエグレにはハリーシュリンプのバックスライドセッティングを
滑り込ませると、レギュラーサイズが好反応!!
橋脚といった流れの当たる縦ストラクチャーでは
ブレーバーのスナッグレスネコリグが鉄板です!!
そして、流れの当たるオーバーハングのシェードや、
水面下に隠れている乱杭周りにヴァラップスイマーのノーシンカーリグを泳がすと・・・
グッドサイズが連発!!
私が多くを語るまでもなく、ヴァラップスイマーは秀逸な動きを備えた
シャッドテールワームとなっています!
是非、発売されたら手に入れていただき、その動きを体験してみて下さい。
私のファーストインプレッションもそうでしたが、
これは釣れる動きだ!!と確信できるはずです。
今回グッドサイズを連発したヴァラップスイマーのフックセッティングを一例に・・・。
【写真中央】ハヤブサ社のハイパートルネード5/0
(コイルキーパーはオーナー社のツイストロックのバネに換装)
【写真下】ICHIKAWA FISHING社のPK-2 4/0
ICHIKAWA FISHING社のPK-2ですが、通常のナローゲイブフックとは違い、
フックポイントが外側を向き過ぎていない・・・
むしろ、フックポイントとフックアイのベクトルが平行に位置している
(同じ方向を向いている)のが特徴です。
ワームとの一体感も良く、カバーへのスキップでも針先が出にくく、
かなり使い易かったのが好印象でした。
カバー周りでの使用は、こういったナローゲイブフックもGOODです!
スイムベイトセッティングもお試しで・・・。
前述のK-1トーナメントで、
桜川上流のデカバスをバイトさせながらもフックアップ出来なかった反省から、
今回スイムベイトセッティングも試してみました。
ワームの頭から硬質カラミ止めパイプを挿入、
瞬間接着剤で固定し、インラインスルーとし、トレブルフックの4番をセット。
このスイムベイトセッティングに替えて、一投目であっさりヒット!!
しかし、カバー周りでは、やはり根掛かりも増えて使い難い・・・。
オープンエリアでは大ありなセッティングかと思うので、
もう少し使い込んだ上で、ベストなセッティングを見極めていきたいと思います。
さて、まだまだ暑い日が続きますが、くれぐれも熱中症に気を付けて、
皆様も真夏のバスフィッシングを楽しんで下さい!