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アメリカンドリーム:川村編

kawamura 2018.05.08

こんにちは、川村です。

4月も例年より暖かい日が続きましたが、5月もまだ上旬だというのにTシャツ1枚で過ごす日々です。

ここ1ヶ月間の釣行は、桐山孝太郎さん主催の『kota`s American Dream』勝利のご褒美にてアメリカのレイクノーフォーク。
帰国翌日に、『Basser』取材にて高滝湖。
そして、『ルアーマガジン』取材で霞北浦に挑み、GW前半は韓国ダイワさんからのお誘いで、雑誌取材とオカッパリ大会ゲストにて韓国のフィールドを周ってきました。

アメリカ釣行の様子は、すでに桐山さんがアメリカンドリームのページにて紹介してくれております。
http://www.kotaamericandream.com/japan/news/kotaamericandream%20news.htm#2018bcbinv/)

ボトムアップレポートでは、草深さんがアメリカ釣行記をつづるとのこと。
そして、ルアマガのマイケル野村さんも同行にて、
5月末売り号のルアーマガジンに掲載していただきますので、僕からは特に印象深かったキャット社の見学について・・・

オカッパリメインの僕であっても、バスボートへの憧れはあります。
W.B.S.のオカッパリトーナメントに出始めた中学生の頃、
W.B.S.は当時からアメリカ式のバスボートウエインで、ギラギラのラメに包まれたバスボートはシビれるほどカッコ良かった(>_<)

そして、当時の最終戦は“プロ&ユース”と銘打って、プロと同船してW.B.S.プロトーナメントに参戦できる機会まであったのです!
あのスピード感と波に打たれる感覚。そのときの衝撃は20年以上経った今でも鮮明に覚えています。

そのバスボートが製造される過程を、バスキャット社にてすべて見させていただきました。

バスキャットは、今もっとも生産台数を伸ばしているバスボートメーカーの1つで、その品質が高く評価されています。
よって生産が追いつかず、オーダーしてから納艇まで6ヶ月待ちとのこと。

バスキャット社社長のリックさん曰く、「人員を増やしたくとも、熟練の作業だからそうもいかないんだ」とのことでした。

実際、バスキャットが造られていく過程を見ると、全てが手作業であることが分かります。
皆さんひたすらに黙々と、慣れた手つきで丁寧かつ手際よく作業をしている姿はまさに職人!

型どりしたベースにFRPのシートを幾重にも重ねては、レジン(接着剤のようなもの)を丁寧に浸透させていく。大出力のエンジンを支えるトランサムも経年劣化で弱くなる木製ではなく、高強度なFRP製なのはバスキャットならでは。

浮力材はフレキシブルに曲がる切れ込みが施されているぶん薄い箇所があるのですが、
高強度なシートで補強されており、力づくで割ろうとしてもビクともしませんでした。

カーペットはもちろん、クッション性の高い最高品質なモノを採用。
計器類の取り付けも、衝撃の大きいバスボートの走行でもガタが出ない設計とのことでした。
また、舵をとるハンドルが6角形である理由を聞いたところ、「指の引っかかりが良い」と。

変わったライブウエルの形状は、バスが飛び出しにくくするため、など・・・
とにかく細部にいたるまでこだわりが強い!

そして、バスキャットはトレーラーも自社生産。
バスキャット社の隣にはトレーラーメーカーがあるのに・・・その理由は、やはり品質とのことでした。

ボートごとに合わせたシェイプ。
そしてつなぎ目はネジによる固定ではなく、溶接することで強度を優先。
もちろん日本に出荷されるトレーラーには、日本向けのランプが取り付けられています。

手抜きなく丁寧な工程を踏んでつくられたバスボート、という印象を受けました。

外には完成し、出荷を待つバスボートがズラリ・・・その中には橋本卓哉さんのボートもありました。

そして、バスキャットオープンへの参戦!
バスキャットオーナーが集うワケですが、皆さんとってもフレンドリーに接してくれます。
桐山さん曰く、それもまたバスキャットならでは、とのことでした。

アメリカでの出来事は、とても書き尽くせないものがありますので、ルアーマガジン、そして草深さんのレポートからも感じ取っていただければ幸いです。

他にも、バスプロショップスなど道中の案内や、快適な宿などのあらゆる手配、そしてアメリカならではのダイナミックで美味しい食事など、まさに至れり尽くせり。
桐山さん夫妻には言葉では足りないほどお世話になりました。
そして、桐山さんが主催するアメリカンドリームを実現してくれるバスキャット社にも心から感謝です!
この体験は、アメリカのバスフィッシングに関心のある方にはぜひ味わっていただきたい!
桐山さんがアメドリを企画した理由も、「自分が知るこのアメリカの魅力を、ひとりでも多くの日本のバスアングラーに知ってもらいたい」との想いです。

1週間という日程の確保は必要ですが、かかった費用はバスプロショップスなどでの買い物と、食費をちょっとくらい。
ちなみに英語がまったくダメな僕でも大丈夫でしたよ、桐山さんとマイケルさんがいましたから(^^)

今年も『kota`s American Dream』は開催される予定です。
単日3本リミットですから、誰にでもチャンスはありますし、
アメリカ行きの切符は獲得できなくとも、アメリカンな景品盛り沢山な太っ腹大会です。

と・・・ここまででけっこう長くなってしまいました。
その後の釣行についてはまた近日中に掲載しますm(__)m


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