1979年2月14日生まれ
茨城県出身
こんにちは、川村です。
9月も後半に入ると、いよいよベストシーズンの終盤を意識しちゃいます。
バスフィッシングにシーズンオフはないのですが、やはりトップウォーターやサイトフィッシングなど、
ハイシーズンだからこそ味わえる釣りもあるので、そういう意味では10月くらいまでかな、と。
だから、というワケではないのですが、釣りに行きっぱなしです(^^)
雑誌や映像の取材にて、霞&利根川水系は頻繁に、高滝湖や小貝川、九州の遠賀川にも!
ここ一ヶ月間も、今年の夏を象徴する日照時間の少なさは相変わらず・・・
残暑を感じさせない涼しさに、雨の日も多かったですね。
一見巻き物日和のようでもあって、バスの活性はイマイチな日が多かったかな。
この夏の気候で痛感したのは、晴れの日があってこそ、雨天曇天が生きるということです。
そんなここ最近の釣行では、オカッパリにおいてはフィネスでないと反応させられない状況が続きました。
いつものブレーバーのネコリグとスモラバをメインに、
ネコリグで思うような反応が得られずとも、テールをカットしたブレーバーのダウンショットワッキーに
グッドサイズが連発した日も。
その辺の詳しい内容は、9月末売り号のルアーマガジンとロッド&リールにて掲載されます。
ただ釣るためだけじゃない、フィネスだからこそ仕留められる賢いグッドサイズ
そのノウハウを掘り下げて紹介しています。
さらにルアーマガジンでは、ボトムアップで開発を進めてきたスピナーベイトの全貌を公開しています。
開発を担当しているスタッフ本田と共に、高滝湖にて実釣取材を行ってきました。
ロコからは「釣れて3本」と言われたのですが、午前中だけで船中10本以上バスを掛けました。
確かにバックウォーターに見えるバスは例年より少なかったのですが、バイト率が高いのです(^^)v
本来1投目で決めないと一気にトーンダウンされてしまいバイト率が下がってしまう
スピナベサイトにおいても、2投目、3投目でも反応が衰えず、
喰わせられたバスが多かったからでもあります。
僕は抜き上げたバスがボートの反対側に落ちてしまったり、
ラインブレイクしたりとヘタクソ全開でしたが (-_-;)
それでも「もう誌面パンパンです」とのことで早あがり(^^)v
そもそもほとんどのバスがトレーラーフックにしか掛かっていない、低活性なバスをも喰わせていました。
こちらも合わせまして、ぜひ誌面をご覧いただきたいと思いますm(__)m
他にも伊藤巧君とDVD撮影で共演したり、
BITE『ENLIGHT』の撮影をしたり、
AbemaTV『ビッグフィッシュバトル』にて、遠賀川で関和学さんと対決したり・・・
常に全力で挑み、息つく間もなくあっという間に過ぎ去っていきました。
そして小貝川へはプライベートフィッシング。
久しぶりの休日も結局釣り・・・なのですが (^_^;)・・・9月の減水小貝川は毎年楽しみにしているのです。
深夜まで仕事が入ってしまい、出船は9時・・・スロープにはすでにボートをおろした後の車がズラリと並んでいました。
となると、「カンタンには釣られなかったバスを喰わせる釣りをしよう」、と。
小貝川のブッシュカバー攻略には、すり抜けに優れるテキサスリグやカバージグ、高比重ワームのノーシンカーが定番ですが、
のっけからブレーバー57のスナッグレスネコを落としていきました。
すると・・・バイトラッシュ!
大袈裟でなく、「エサか!」ってくらい躊躇なく喰ってくるのです。
25~35㎝くらいのバスが多いのですが、ほぼフォール中と着底直後に喰っているので勝負が早い!
バスのヘルシーさと流れも相まって引きも強く、たまに40アップが喰ってくると糸鳴りします。
条件の良いストレッチでは入れ食いで、30本以上釣れました。
翌日の日曜日はイベントでしたが、「朝だけでも・・・」と行っちゃいました(^^♪
ブレーバーはハマッていましたが、スナッグレスネコをもってしても、
ブッシュに対して角度のついたボートからのアプローチでは頻繁に枝に挟まってしまうのがストレスでした。
ブッシュにボートを寄せて外しにいくことでそのブッシュを潰してしまうのです。
そこで閃いたのがティムコのベイトフィネスジグとの組み合わせ。
テキサスにしてしまうと、ネコリグのように水を押さなくなってしまいますが、これならスリ抜けに優れつつもスカートでアピール力を補ってくれる。
で、これまた入れ食い!
流れがあるのでベイトフィネスジグは5gを選び、フックは掛け重視で細身のワームに合う
D.A.Sオフセット(FINA)の♯1に交換しています。この組み合わせはこれからも活躍してくれそうです。
他にはクランクベイトも試したいものも含め数種類をローテーションしましたが、
なかでも開発クランクの「Dチップ」はバスを引きつけるパワーが強いと感じました。
ちょっとコースを外してしまっても、バスがすっ飛んで喰ってくるのです。
ちょい長リップはしっかりと水をグリップする引き感で、
体高のあるフラットサイドボディのフラッシングは、ただ巻きのみならず、ショートトゥイッチによるヒラウチも魅力的でした。
バスの多い状況だからこそ、ルアーによる反応の違いを感じられる釣行でしたね。
釣りに行くからこそ発見があるものです。
それでは、今回はこんなところで失礼しますm(__)m
こんにちは、川村です。
連日涼しい日が続いた今年の夏ですが、ここにきて連日気温30℃を超える夏らしい暑さが戻ってきました。
暑さに慣れていない体にはちょっと堪えますが、今年は夏らしい釣りを堪能できていなかっただけにワクワクしています(^^)
そして、ボトムアップの事務所も契約してからそろそろ一年が過ぎます。
空っぽの部屋の床をワックスがけし、机や棚などを運び込んで事務所らしくなっただけで心躍ったのがつい先日のよう・・・
事務所が見つかる前から、自宅の狭い部屋で開発をスタートさせたスピナーベイトとハードプラグもまだ完成しておりませんが、
納得いくまでやると決めたことですから・・・
そんな中、スタッフ本田が開発を担当しているスピナーベイトが満足のいく性能に仕上がりつつあります。
特殊パーツの効果により、圧倒的にベイトフィッシュライクなアクションを実現しており、
理想的なスイミング姿勢と相まって、バイト誘発力が違います!
先日の取材でもグッドサイズが連発でした(^^)v
9/30~10/1に開催されるバサーオールスタークラッシックの会場で、実際にその動きを見ていただけるかな?
で、僕が開発を進めていたエビワーム、仮金型によるファーストサンプルが届きました。
早速フィールドで試したところ、アクションはほぼ狙いどおり、バイトも多いのですが・・・とにかくバレる!
草深さんにもサンプルを渡していたのですが、結果は同じ”(-“”-)”
他にも細かな改善点が見つかり、ただ今大改造に取り組んでいます。
フッキングが悪かった理由も理解できているので、そこと、
ついでに閃きでアクションもよくなっちゃいました、が・・・まあ、ほぼ全部やり直しです(^_^;)
そして、ボトムアップとしてなによりの朗報が、
草深さんのW.B.Sプロトーナメント年間一位獲得!
この一年、立ち上げから草深さんの仕事量は相当に多く、休日にもよく出勤していました。
ロッドテストなどのスポンサーワークやガイドは休日にこなしてもらっています。
プラクティスに費やせる日数も潤沢ではなく、一息つける日すらなく、意地と根性でこなしている感じでした。
まだ今期もオープン戦とクラッシックが残っており、「どちらかは勝つ!」と宣言していましたので、
残り2戦も楽しみです。
そんな草深さんが亀山ダムで撮影してきた、ブレーバーの実釣解説動画がアップされています。
今でも質問されることの多いスナッグレスネコリグのフックセット方法や、
ノーシンカーワッキー、ジカリグなど他のリグの釣りも実践。
釣果のほうも、グッドサイズ含め二ケタ釣果を出していますよ!
ぜひご覧くださいませ!
https://www.youtube.com/watch?v=RYtLibcktd4
それでは、今回はこんなところで失礼しますm(__)m
こんにちは、川村です。
梅雨が明けて暑さもピークに!
好きだけど、正直ツライシーズンでもあります。
ツライのは言うまでもなく暑さですが、好きというのは釣り的に、です。
流れの利いたエリアでのカバー撃ち、サイト、トップウォーター・・・全部大好きな釣りですね(^^)
ここ最近はルアマガダイワページのロケにて広島県にある三川湖&八田原ダム、アングリングバスロケにて霞水系、そしてイベントで訪れた徳島は旧吉野川水系にて、3釣行連続50アップに恵まれました。
そう、夏はオカッパリから最もデカバスが狙えるシーズンでもあるのです。
(アングリングバス、霞ヶ浦水系取材にて)
デカバスほど潜む場所に妥協はありません。
夏であれば、涼しい流れがあって、日中でも日差しを遮る日陰があって、エサが豊富にいる一等地に陣取ります。ある意味シンプルで分かりやすいので、“あとは喰わせるだけ”な展開に持っていきやすいのですが・・・
そこはこれまで生き長らえてきた賢い個体ですから、そう簡単にはいかないワケです。
上記のフィールドでも、
時にはスピードトリックによるリアクションに特化させて、
時にはマッチ・ザ・ベイトが功を奏して、
時には濁りに乗じてボリュームベイトを使って、
時には閃きで初めて使ったルアーがハマッて・・・など。
(ルアーマガジン、広島取材にて)
その場、そのバスに応じてリグや誘い方、ルアーを合わせることでデカバスが反応してくれました。
それぞれの詳細は8月末売り号のルアーマガジンやアングリングバスにて紹介していただく予定です。
で、唯一プライベート釣行となった徳島ですが、
師範代こと浦川正則さんにお世話になり、久しぶりにご一緒させていただいての釣行でした。
かつてはグッドサイズがよく釣れた旧吉野川水系ですが、今はそう甘いものではありません。
個体数も少ないと感じますし、なにより水位変動の激しいフィールドのクセとして、
流れがないときは本当にバスが口を使わなくなってしまいます。
流れが利いているときは、むしろルアーへの反応は素直だとも感じるのですが・・・
旧吉野川の水が入った水路は水色もクリア気味、しかも今回は流れがほぼないので食い気も渋いだろうと。
リアクション的に捕食のスイッチを入れて見切らせないためにはスピードが欲しい。
しかしアピール力の強いルアーでそれをやると、狭い水路では驚かせてしまう・・・
素早く逃げるように、かつ、速引きしても派手にならないよう、小さめのルアーがいいな・・・
はっきり見せすぎないならトップウォーターかな、と目にとまったのはディスタイルさんのレゼルブ。
水路の幅も狭いので、真ん中を通してきても十分に両サイドからもルアーに気づいてもらえる。
ならば見つけてもらって襲わせたほうがスイッチ入るかな?
レゼルブが水面から飛び出さないギリギリのスピードで走らせてくると、
「これはキテる・・・!」と釣れそうなのにやられた感 (^_^;)
そして早々にドバッ!と水面が割れ、重々しく突っ走る強烈な引き!
54㎝ありました。
この日Basser誌主催のワイルドカードに参戦していた草深さんにもこのことを伝え、
翌日一緒にオカッパリをすると、やはりグッドサイズを仕留める結果に。
ルアーパワーを感じます。
ルアーが持つ性能が高いことはもちろん、その使い方によっても特化した能力を秘めているモノは代用が利かず、ボックスから外せない存在になりますね。武器が増えました (^^)
さて、そんな最近、ちょっと嬉しいことが。
Basser誌にて掲載されていたノーシンカーワームの特集は自分にとっても興味深い内容でした。
様々なワームの水中アクションの検証に弊社の水槽をご利用いただいたこともあり、仕事の合間に覗きにいってはいたのですが、どんな検証結果になっているのか?
弊社ブレーバー57の検証結果が「ストレート系の中ではフォール中のアクションが最も激しい。ボディを大きくくねらせながらスローフォールする」と記述されていました。
ちなみにかつてデザインしたドライブスティック(O.S.P)も、「バックスライドカテゴリーではもっとも激しく、ボディが身悶えるようにロールする」と。
これがなぜ嬉しい結果だったのか?激しく動けばいいの?という声も聞こえてきそうではありますが・・・
室内水槽は、特にノーシンカーリグのフリーフォールでの自発的アクションにおいてはもっとも有利な条件です。風でラインがあおられることもなく、流れもない。おまけにラインの長さも短いので、ラインの抵抗も少ないです。
実際のフィールドではラインが受ける風や水の抵抗によってワームが引っ張られる状態となり、フォール中の自発的アクションは小さくなります。風や流れが強くなればなおさらで、離れた場所からピッチングしてもらい観察してみると、実は棒のように動かないことも。
だからこそ、余裕をもって動くように心がけているのです。
シェイプの細かな追い込みはもちろん、素材硬度と比重のバランスも吟味します。
自分ではそうしているつもりでも、客観的に評価されている今回の記事を拝見したときにホッとしたのです。
そして、ルアーマガジンさんでも!
ルアマガモバイル内での投稿されている釣果報告コーナーにおいて、
上半期の結果が掲載されていたのですが、なんとブレーバーが1位に!
人気投票ではなく、実際に釣れたヒットルアーの統計なので、これまた素直に嬉しい!
もちろんこれは短期的な結果ですし、定番として釣れ続いてくれることこそ大切ですので、まだまだこれからではありますが・・・
現在進行しているルアー開発においても励みになることは確かです。
8月上旬にはダウンサイジングした5.0インチもそろそろお店様に並んでいるかと思います。
よりタフコンディションにも対応してくれるといいな(^^)
それでは、暑さにムリせず、よい釣りを~!
長文におつき合いいただきありがとうございましたm(__)m
こんにちは、川村です。
ここ最近はプライベートボートフィッシングに、取材では印旛水系に霞水系と、
フィールドには週イチペースで行っています。
気温が30℃を超える日も多くなり、すっかり夏の雰囲気に突入!
・・・ですが、カラ梅雨による減水によりこの時期いいはずの流入河川の流れが弱く、
上がってきているバスが少なかったり、その少ないバスはスレきっていたりで、
オカッパリ釣行では甘くない状況が続いております”(-“”-)”
そんなここ最近のフィールドコンディションでも、釣果をもたらしてくれているルアーやリグを挙げると、
シンキングスィッシャー、ポッパー、スモラバ、スナッグレスネコリグ・・・といったところ。
特にシンキングスィッシャーには相当助けられています。
(上:ガストネード70S、下:ステルスペッパー110S)
ハードルアーでありながらデッドスローに誘え、それでいて高速で回転するペラの目まぐるしさやフラッシング、擦れ音など、バイトを誘発する要素が詰まっていること。対応レンジも幅広く、ほぼトップウォーターといえる表層から任意の中層まで、泳がせてくる深さを調整できるところも重宝します。
ここだけの話、水面から出るか出ないかくらい・・・わずかに引き波を出して泳がせてくる使い方はかなり効きますよ(^^)v
愛用しているのは、ガストネード70Sとステルスペッパー110Sの2アイテム。
サイトフィッシングやハイプレッシャーでの喰わせ重視ならスピニングタックルにガストネード70S。
バスに見つけてもらうためのアピール力が必要な状況、もしくはベイトタックル1本で釣り歩くならステルスペッパー110S、といった感じで使い分けています。
(釣りビジョン『follow my F』印旛沼水系ロケにてガストネードフィッシュ!! 初回放送は7/18火曜日22時から)
ポッパーは、着水点からワンポップで一気にハイアピールに達する瞬発力が他のトップにはない特徴だと思います。移動距離を抑えた誘いも得意であることと相まって、タフコンディションでも欠かせないルアーですね!
トップゆえ有効な状況は限られますが、最近の釣行で最大魚を引き出している確率は最も高いです。
長年マイケルを愛用してきましたが、今はスティーズポッパー。
首振り、スプラッシュ、ポップサウンド、それらすべてをハイレベルにこなしてくれることと、
比重の重いフロロカーボンラインで誘い続けても水中に突っ込まないので、ワーム兼用のバーサタイルタックルでも扱いやすいところも気に入っています。
スモラバはいわずもがな、の喰わせの代表選手。
細かな一点シェイクはかつての威力ほどではないもののやっぱり強く、特に中層での喰わせにおいては最も自信のあるルアーです。
僕の場合、中層で誘うなら水平姿勢はゆずれないところで、そうなると、使うスモラバはラインアイがフックに対して90度であることが条件となります。
トレーラーは自重があってキャストしやすく、水押しも強めのドライブホッグのフラスカートをカットしたものと、細かな一点シェイクでの完璧な水平姿勢と、繊細に震えるアクションが秀逸なスタッド4インチのボディを短くカットしたものがフェイバリット。
そしてスナッグレスネコリグは、年間を通して一番多くのバスを釣っているリグです。
自分にとってはバスがいるかいないかの判断をしていくサーチルアーとしても、
バスを刈り取っていく喰わせのルアーとしても役割を果たします。
セットするワームはブレーバー。
(上:ブレーバー5.7インチ、下:ブレーバー5インチプロト)
ネコリグでのバイトはボトムに着底してからが大半を占めるところ、フォール中にも喰わせることが狙いで開発しましたが、スポーニングシーズンを終えてからはフォール中にラインが走るバイトが増え、中層に浮くサスペンドバスを捉えられています。
先日のルアーマガジン誌『陸王』でもそうで、いずれDVDにてご覧になる方に注目していただきたいのは、
ブレーバーのスナッグレスネコで杭やブッシュといったカバーから釣っているシーンです。
キャストしてからロッド操作に移る前に合わせていることが多いはず!
これは、フォール中に喰ってラインが走る、もしくは、ボトムに着いた直後に喰っているからです。
シェイクなど、こちらから動かす前に誘えていることで、ラインを張った瞬間に警戒してしまうバスも、
その前に喰わせられているかもしれません。
最近意識しているのは、着底してからすぐに動かさずに2~3秒ラインを弛ませたまま放っておくこと。
ブレーバーはシャッドテールの抵抗もあってゆっくり倒れ込むので、フォールで追ってきたバスをその間に喰いつかせる狙いです。その間はラインを見ていて、弛んで止まっているラインが走り出したらバイトです。
また、リザーバーのようにブッシュや浮きゴミの下が深いシチュエーションでは、
フォールでカバーを通過した後に、中層で止めてシェイクします。
フォールアクションに反応しつつも追って喰うほどアグレッシブでないバスも、直後に止まってその場で震えているとパクッと。
先日のリザーバー釣行ではかなり有効な手段でした。
(BITE『ENLIGHT』霞水系ロケにて、ブレーバー57のスナッグレスネコリグ)
他にも状況に応じて使うルアーはいくつもありますが、ここ最近の釣行で特に効果的だったルアーや釣り方を挙げさせていただきました。
参考になりましたら幸いです(^^)
こんにちは、川村です。
霞、利根川、印旛水系、そして西湖に河口湖と、
最近、行く先々のフィールドはどこもかなりの減水気味 ”(-“”-)”
梅雨時期に入りましたので、しっかり水を蓄えることができればいいのですが・・・
最近の釣行にはルアーマガジンさんの対決企画、『陸王』あり、
そして大学一年以来、19年ぶりの参戦となったW.B.S主催のオカッパリトーナメント『グラチャン』ありと、
勝負フィッシングが続きました。
それらを終えてちょっと落ち着き、今は事務所での開発モードに切り替わっているところです。
ハードプラグはボディサイズ&形状の微修正にて削り直し。
こればかりは自分で削らないと納得がいくものでなく、言葉や数値だけでは伝わりきれない感覚的なものがあるのです。
ワームのほうは、ブレーバーのサイズ違い「5インチ」の開発を終え、本金型へGoを出しました。
5インチといってもシャッドテールまでの長さを入れてのサイズ表記なので、ボリューム感的には4.5インチクラスな感覚。
“5.7インチでは少し大きい ”といったフィールドコンディションにマッチしてくれるはずです。
(上:Breavor5.7インチ、下:NewサイズBreavor5インチ)
もちろん、単なるサイズ違いではなく、新たに煮詰めた形状ですよ(^^)
・D.A.Sオフセット(FINA)のような、掛かりを重視したラインアイとフックポイントの高さにギャップがあるタイプのオフセットフックでも、ワームが歪まず真っすぐセットできるよう、針先を埋めやすくするちょい太リブを設けました。
・ノーシンカーワッキーやジグヘッドワッキーでのベストな刺し位置を肉盛りすることで一目瞭然に。ハリ持ちにも貢献します。(写真上)
・テールが小型化してもボディを震わせる強さのバイブレーションを発するため、
テール角度を立て方向へ調整。(写真上)
・センターラインは、ボディサイズが小さくなっても見やすい太さとし、さらに、センターラインの中の “ドセンター ”を示す稜線を追加。
・スナッグレスネコリグでのフック刺し位置を示すポッチも大型化。
見やすく、針持ちにも貢献します。
5インチとして納得のいくアクションと使いやすさに到達しました (^^)v
リリースは8月~9月頃かな?
他にもワームは、エビザリ系とベイトフィッシュ系の開発を進めています。
まだまだ完成への道のりは長そうですが、手作りサンプルの手応えはまあまあいい感じです。
さあ、一年でもっとも釣れるまさにベストシーズン!
釣りまくるぞ~!!
こんにちは、川村です。
いや~、最近は「暑い」とすら感じる初夏らしい日々。
6月に突入ということで、あと少しで一年の半分に到達してしまいます。
先日は、大阪にあるフィッシングエイトアネックス様にてイベントを開催させていただきました。
せっかく大阪に行くのなら、と、前日の夕方と当日の午前中、淀川で竿を振りました。
休日の淀川、城北ワンドはバス&エサの釣り人で大賑わい!
プール状のワンド群と相まって、どう見たって釣り堀です(^_^;)
釣果は夕マズメにキャッチした45㎝ほどの1本でしたが、久しぶりの淀川バスはいつもの一本以上に嬉しかったですね!
ヒットルアーは、ブレーバー57(K.O.シュリンプ)のスナッグレスネコリグでした。
イベントも多くの方にお集まりいただき、本当に感謝です。
真剣に話を聞いていただきありがとうございました!!
欲しかったアメリカンクランクとスピナベのトレーラー用のワームも購入できてホックホク(^^)
そのまま琵琶湖に来ていた草深さんをピックアップし、
ロッド&リールさんの連載『BOTTOM UPPERS』取材にて愛知県の奥矢作湖へ。
今年の5月にレンタルボートがオープンになったばかりのニューフィールドです。
『JON STYLE』さんにはお世話になり、自然たっぷりのフィールドでデカバスに挑んできました。
(お世話になったJON STYLEの高橋さんと奥矢作湖)
ハイランドレイクゆえの季節感のズレは?
そしてどんどん減っていく水位。バスの居場所を掴みにくい状況に苦戦しましたが・・・
詳細は6月末売り号の誌面にて・・・すごいの出ています。
(宿泊は農家民宿“ちんちゃん亭”にお世話になり、合宿のようでまたそれも楽しい)
それから韓国へ。
韓国ダイワ主催のオカッパリ大会へのゲスト参加と、韓国釣り雑誌の取材、ロッドのテストなど。
韓国も都会から離れると、その風景は日本の田舎にそっくり。
(ヤギがいたり・・・)
ゆったりとした雰囲気の中、ポッパー(スティーズポッパー)が火を噴き、
他にもシンキングスィッシャーのガストネードSにも好反応だったことは、
水面~表層をゆっくり誘える、スポーニングを終えたバスに効くルアーが素直にハマってくれました。
韓国のバスフィッシング熱はかなりのものと感じますが、
まだまだ健全なフィールドが残されている羨ましくもある環境でした。
(短いウェーダーは韓国スタイル)
(韓国料理も美味しくいただきました)
そしてここから話は変わり・・・ちょっと間は空きましたが、ブレーバーへのこだわりpart4!
それはパッケージです。
ブレーバーのパッケージ袋内には、ワームのシェイプをかたどったブリスタートレイを入れています。
ワームの、特にシャッドテール部分が傾いてしまったり曲がってしまったりといったクセがつくのを防ぐためです。スイムベイトタイプのシャッドテールワームには今や採用されているケースがほとんどですが、
フィネスリグで使うタイプのシャッドテールワームとなると、少数派かな。
正直なところ、このブリスタートレイをこしらえるとなると、他に代用の利かない専用部材を金型からおこして仕入れることになり、コスト的にも痛いところ・・・”(-“”-)”
しかしながら、ブレーバーの開発を進めると同時に、そのサンプルを普通のトレイ+パケ袋に入れて吊るす保管テストをすると、ワームは折り重なるように下に溜まりシャッドテール部は曲がり傾き、いずれクセとなり、当然のごとく本来のアクション性能は損なわれました。
(普通のトレイ入れ・・・テールが傾いたり付け根から折り曲がってしまったり・・・動かすとさらに悪化します)
ベストなアクションで使っていただけないことは不本意ですから、ブリスター採用は迷うところではなくなりました。極力かさばらないようタイトに設計しましたので、そのまま保管にご活用いただければと思います。
(ブリスタートレイ・・・ワームが折り重なることなく、本来の形状と性能が守られます)
特別なパッケージングではありませんが、クセがついてしまうと細部までこだわったとしても台無しになってしまいますので、大切なことだと思っています。
ただし、そのブリスタートレイの中でも多少ワームは動いてしまいますので、中でテール部分が歪んで納まっていましたら、直して保管していただくことをおすすめしますm(__)m
それでは今回はこんなところで。
ハイシーズン、皆さまもよい釣りを~ (^^)/
こんにちは、川村です。
咲き誇っていた桜も今は完全なる緑一色!
春から初夏に向けて、どんどん季節が移り替わっていくのは水中も一緒です。
山梨県西湖のような山上湖のスポーニングのピークはこれからでしょうから、地域差はあるものの、
バスもスポーニングを終えた個体が増えていっていることを釣行毎に実感している次第です。
釣り方でいうと、スポーニング時期はネコリグやノーシンカーリグといったフィネス優勢であったところが、
最近ではファストムービングへの反応も良くなってきました。
先日霞ケ浦で開催された53pickUp! の最中、消波ブロック帯でテナガエビ釣りをしている方々がおり、
バケツを覗くと小ぶりながらも釣れていました。
(日ごろの釣りをさせてもらっている感謝を込めて、霞ヶ浦のゴミを拾いました)
テナガエビが岸際に多くなってくると、
ノーシンカーリグやネコリグ、スモラバなんかをゆっくり落とし込んでいくフィネスな釣り方も引き続き有効なままですが、バスがスポーニングから解放されて元気になってくると、トップウォーターへの反応も良くなってきますし、スピナーベイトやクランクベイトがハマるタイミングもあると・・・とにかく釣れるルアーの幅が一気に広がるシーズンなのです。
そんな季節感の進行を実感しながらの最近の釣行。
ゴールデンウィークは、Basser誌の堀部さんと霞水系にボートを浮かべましたが、
その時はネコリグでのスローな釣りに反応が集中しました。
(ブレーバー57のネコリグでつれた45cm。カラーは明滅感が強いT205グリパンチャート)
ブレーバー57のスナッグレスネコリグを丁寧に撃っていけば釣れる・・・53.5㎝がきたのには驚きましたが(霞水系での自己記録タイです)(^^)v
(53.5cmはカラーはM003スカッパノンで)
夕マズメの一時のみ、堀部さんのスティーズカバーチャター+スイングインパクトFAT3.8と
僕のプロトスピナーベイトに連発し、バスが活発にフィーディングするのを感じましたが、
総じてスポーニングシーズン特有のスロー優勢な1日でした。
ところが5/14、53pickUp を終え、午後からフィールドレポーター佐藤君と前回と同じエリアで釣りをしたところ、この日は完全なるファストムービング優勢に!まあ、曇天と強い風によるところも大きかったと思いますが、前でワームを撃たれていても、バックシートからプロトスピナーベイトのほうが釣れてしまうのです。
とはいってもこのプロトスピナーベイト、スタッフ本田のアイディアが盛り込まれたことで、アクションが別モノなのです。前で他のスピナーベイトを使われても、フロント0バイトVS バックシートで6本掛けて4キャッチは、明らかにルアーパワーを実感します。
ただ今、特許出願申請済み(その価値があると踏み切りました)。
早くそのアクションをお見せしたいところなのですが、
まだ最後の詰めが残っており(僕に劣らず本田も細かい・・・)、
リリースできるまではまだ期間が空いてしまう都合上、公開はまだ先になってしまいますm(__)m
ワーム開発では、ただ今新型2アイテムに、ブレーバーのダウンサイジング版を進めております。
新型モノはリリースまでまだ先が長くなりそうですが、焦らず追求していこうと思います。
最後に告知を・・・
来る6/11(日)にW.B.Sプロトーナメントと同時開催されるオカッパリトーナメント『グラチャン』に参戦します!中1から出始め、最後に出たのが19くらいだと思うので、たぶん19年ぶりくらいかな・・・W.B.Sグラチャンは当時一番の楽しみであり、燃えていました。
バスのダメージを最小限にする扱いや、ゴミなどのマナーを自然と学んだのもW.B.Sです。もちろん、今こうしていられるのも、ですね。
しかも、当時一緒に出ていたオリキンも参戦予定!!
新港で釣りをするのも懐かしいだろな~
詳細は下記にて。
http://www.wbs1.jp/grachamp/13879/
皆さまの参戦もお待ちしております (^^)/
それでは、今回はこんなところで失礼します。
こんにちは、川村光大郎です。
この度、ボトムアップのフィールドレポーターを佐藤賢一郎さんにお願いすることとなりましたので、ここに紹介させていただきます。
彼との付き合いはもう10年以上になります(実はかつて、対戦企画にてペアを組んで一緒にルアマガに出たことも・・・)。
当時よく通っていたショップのスタッフで、フィールドでもよく会うため自然と一緒に釣りにも行くようになりました。
とにかくバスフィッシングに対して一直線で、バス愛強し。
キャストや状況に合ったルアーセレクトなど、バスを釣るための技術や知識も素晴らしいものがあります。
有名になりたい、といった類の願望はなさそうで、゛バスフィッシングが出来れば幸せ ゛な感じもするのですが、その確かなテクニックと、男前かつ温和な人柄を見込んで声をかけさせてもらいました。
今後コラムにて寄稿してもらう狙いは、
彼は霞ケ浦の近くに住んでおり、ほぼ毎週バスフィッシングをしていること。
しかも、オカッパリ、アルミボート、そしてついに今年は念願のバスボートも購入!現地密着、そして広い視点からの新鮮な釣果情報や、釣るためのヒントを伝えてくれる、と思ったからです。
通称 ゛サトちゃん ゛
これからよろしくお願い致しますm(__)m
では、以下、サトちゃん一発目のレポートです!
みなさん、こんにちは。
この度、ボトムアップのフィールドレポーターを務めさせていただくことになりました佐藤賢一郎です。
皆さんが、釣りに行きたくなる様な情報を発信して行けたらと
考えておりますので、どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m
コラム初回は、ゴールデンウイークの小貝川での釣行について紹介させて頂きます。
待ちに待ったゴールデンウイークでしたが・・・
この時期は田植えシーズンと重なり、
代掻きによってどこもカフェオレ状態 (;゚Д゚)
人間のテンションは上がっても、魚のコンディションは下がり気味・・・
釣りにはたくさん行けるのに、釣果に結び付けるのは難しい時期でもあるように思われます (-_-;)
そんな中、小貝川は複数のワンドで形成された河川であり、
ワンド内は本流の濁った水を避けて魚が集まってくるので、
比較的狙いを絞りやすいフィールドといえるでしょう。
バスは、ワンド内にある、ガマ・アシ・ウッドカバーに身を寄せており、
それらのカバーを狙っていくのがこの時期、最も有効な釣り方となります。
(関東のオキチョビ風リバー)
通常のコンディションであれば、快適にカバーを攻め切れるテキサスリグやバックスライド系ワーム、スピナーベイトが活躍してくれるシチュエーションですが、そこは関東を代表するハイプレッシャーリバー、連休のプレッシャーや天候によっては、なかなか一筋縄には釣れてくれないことも。
そんな状況下でハマったのが、ブレーバーのスナッグレスネコ(=^・^=)
当日は水位が若干低く、撃っているカバーの水深は20~30センチ位。
「バス、深場へ移動してしまったかな~?」との思いもよぎりましたが、
2.2グラムネイルシンカーをセットしたスナッグレスネコリグをカバーに入れて、シェイクしていると・・・
今までの無~~・・・な感じが嘘だった様にバイト!
上がって来たのは、「よくその水深に隠れていたね~」と思うくらいの、
40UPのナイスバス!
「なんじゃこれ~(;゚Д゚)」と思いつつも次のキャストをすると、
またしても、バイト!
2本目は、45UP!
ヤバい、これはハマってる!!
3本目もほぼ連発!
またもや45UPが釣れてきました。
4本目は、バラシてしまったのですが・・・(・・;)、
結果、約半日の釣行で3本の40UPを釣ることができました。
ブレーバーを使っていて感じていることは、ストレスフリーであること。
具体的には、
・カバーに対して、耐久性がある。(破損しずらい・ズレにくい)。
・適度な自重(約5g)があるため、キャストしやすい。
・双方の利点を生かして、カバー撃ちが安易であり、
スリ抜けもいい (カバーへスルスル入っていく)。
・アクションが抜群にいい (当たり前か (^-^; アセアセ・・・)。
リバーボートフィッシングの場合、流れ・風の中での操船しながらの釣りになるため、フィネス系の釣りのほうが喰うと感じる状況でも、正確にカバーを狙ううえで扱いにくいルアーやリグは敬遠しがちになります。
そのためフィネスリグはメインではなく、あくまで最終手段でありました。
しかし、ブレーバーは、これまでのフィネス系ストレートワームの不満を解消してくれていて、快適に釣り続けられるところが気に入っています。
対小貝川カバーリグ達に、ブレーバーも仲間入り!
ファットイカのスイベルは糸ヨレ防止。
テキサスリグのビニールパイプは、ブッシュへの巻き付き防止(一見目立ちますが、喰いには意外と影響ないですよ (^^))
皆さんも、是非、フィールドで、試してみてください。
ビックリしますよ~(゚д゚)!
その他にブレーバーで釣れたバス達!!
霞水系でも好調です!
5月に入り、日中は初夏の兆しを感じさせるほど暖かくなってきましたね!
バスにとってはスポーニングシーズンであり、うまくいってくれることを願うばかりです。
さて、ここ最近もフィールドには頻度良く通っております。
ロッド&リールの別冊『バステク』の取材にて、亀山ダムでオカッパリ。
オカッパリで過去2回くらいしか経験のないフィールドでしたので、
新規開拓を楽しみつつ、スレきって喰わないバスにはちょっと反則的な裏ワザも繰り出しつつで、グッドサイズがよく釣れてくれました。
途中からはオリキンも合流してくれ、さすがの連発劇を演じていました。
その翌々日からは、ロッド&リール本誌の取材にて高滝湖。
青木大介さんと、オカッパリとボートを交互に入れ替わりで攻めるという斬新な企画でした。こちらは取材翌日も居残り検証にいたるほど、僕自身とても勉強になる釣行に・・・
やはり最強トーナメンターはハンパないワケです (>_<)
詳細はぜひ誌面にて (^^)/
さて、直近の釣行では、ブレーバーのノーシンカーワッキーリグが好調です。
シャッドテールをクビレからカットし、ストレートワームにすることで自発的にクネクネしてくれるのですが、フリーフォール中にラインが走るバイトが頻発しました。
フックはハチマキからテール寄り、3~5節目あたりにチョン掛けすると最高にいい動きをしてくれますよ!ちなみに僕が使用しているフックは、FINAのフィネスワッキーガード#4。ガード力がちょうど良く、フッキングも素晴らしくいいです。
テールをいきなり切るのはもったいない・・・なんて声も耳にしますが、
リグに応じたベストな状態で使っていただくための2WAY仕様です。
ストレートワームにしたときの使用感やアクションにもぬかりはありませんので (^^)v
さて、ここからはブレーバーに込めたこだわりの3回目。
今回は素材についてです。
僕が常々思うのは“ワームは形状と素材がマッチして、はじめて突出して釣れるワームになる ”ということ。
形状が優れていても、素材が合っていなければ狙いのアクションには届きませんし、
素材が合っていたとしても、形状が甘ければそこに追及の余地が残されます。
形状と素材が絶妙にマッチしてこそ、まるで生きているかのようなアクションに達するわけです。これは同じ形状に対して硬度の違いや塩の含有量とのバランスを試しているので、間違いありません。
さらに使用感(キャストしやすい自重や針持ちに関わる耐久性)も加味しなければならないので、素材の決定には神経を尖らせるところなのです。
僕の場合は、耐久性よりもまずはアクション。すなわち釣果を優先します。
自分が思う最高のアクションを表現したいですし、なにより釣れてナンボだと・・・
そのうえで耐久性をどこまで高められるか、という流れです。
ブレーバー57に関しては、はじめから素材もある程度強度のあるものを採用することが条件でした。用途的にワッキー系のリグで多用されるタイプになるので、
バスとのファイトやフルキャスト時に極力ワームが飛ばないようにしたかったのです。
それでも “強い"と胸を張れるほどではありませんが、ギリギリをついたつもりです。
また、ノーシンカーフォールでの自発的なクネクネアクションを生み出すためにはある程度の自重が必要ですが、塩を入れすぎてしまうと耐久性が損なわれるばかりか、ネコリグにしたときの水中姿勢も不自然な尻下がりになってしまうので、丁度良い塩梅に。
耐久性に大きく関わる素材の硬度もアクションとの兼ね合いになりますが、塩の含有量も硬さに影響してくるので(塩が多いほど素材は硬くなります)、やはりバランスということになります。
そして匂い。
アクションに対するとその重要度は低いと感じています。
特に、入れてすぐ喰ってしまうようなバスには匂いは関係ないでしょうが、喰うか喰わないか迷っているようなバスの迷いを断ち切る効果はあると。
ブレーバーには本物の「エビ」と「イカ」と「魚」の粉末を素材に混ぜています。
エビも魚も入れたのは、どちらか片方の匂いだけだと、そうじゃないほうの訴え方をした時にちょっとなんだかな~、と。いや、実際にはそれでも釣れるのですが・・・
そのどちらにも対応することで、違和感をなくしたかったのです。
そしてイカは・・・バス食べませんよね (^-^;
アミノ酸が効く・・・など諸説ありますが、イカの匂いは確かに効果を感じられるのです。
そして実のところ一番の狙いは、これらがMIXされることで、唯一無二の匂いになるということ!
バスが匂いにスレるかどうかは分かりませんが、巷にあふれる匂いではマイナスではないにせよ、アドバンテージまでは得られないだろうと。
バスに対して、少しでもフレッシュな誘発力を持たせたかったのです。
そんなわけでブレーバーへのこだわり3回目は素材についてでした。
また長くなってしまいましたね・・・それでは今回はこの辺で失礼しますm(__)m
【ブレーバー57ノーシンカーワッキータックル】
ロッド:スティーズ641LFS-SVキングボルトF-spec
リール:スティーズタイプ-Ⅱ
ライン:スティーズフロロタイプフィネス4ポンド
フック:フィネスワッキーガード♯4
こんにちは、川村です。
先日はロッド&リールさんの取材にて、岐阜県の難関メジャーフィールド大江川と、
こちら初となる、隣を流れる五三川に行ってまいりました。
今回は同僚のW.B.Sプロ、草深さんも一緒。
草深さんがオカッパリでどういう視点で場所を探し、釣っていくのかが、個人的にも興味深いところでした。
というのも、草深さんの本領はバスを釣るまでのプロセスにあり、こと場所を見極める目は特に鋭いものがあるからです。
僕は僕で、苦手意識とはいわずとも難しさをぬぐえない大江川をスカッと攻略したい気持ちと、大江川に来るたびに聞いていた「五三川」はどんなフィールドかという興味に、ワクワクする気持ちが抑えられない状態でした。
プチ遠征ゆえ前日入りし、駐車場所の確認も含め五三川を下見をしに行くことに・・・
下流からチェックを開始し、「カバーがあると聞いていたわりには単調だな~」、と思いつつどんどん遡上。
最初に竿を出したのは、そんななかでも川の地形が入り組み、ブッシュや草が比較的多い中流エリアでした。
自分にとってサーチベイトでもあるブレーバーのスナッグレスネコ(タテにもヨコにも探れ、いたら高確率で喰ってくれるため)の1タックルで、バスがつきそうな変化を見つけては入れていくと・・・
枝が沈んでいるスポットから30分ほどで2本。さらに、船のシェードからも48㎝ほどのグッドサイズが釣れたところで、「もうこれ以上は明日に備えて触らないほうがいい」と、フィールドを後にしました。
取材本番はどうなったのか?は、4月24日売り号のロッド&リールにて掲載となります。
アウェイゆえ先入観なく、それぞれ感じるままに選んだルアーや釣り方は必見です!
ちなみに、ブレーバー57は五三川と大江川に合っていますね!
ボディサイズもちょうどいいし、大江川で1日7本掛けたのは過去最高のバイト数と反応が良かったのです。
さて、ここからは前回からの続きで、ブレーバーに込めたこだわりの2回目!
ハチマキから後ろのお話です。
ハチマキから前方が反発力を優先したリブ構造なのに対して、後方はリング構造に切り替わります。
これは、「しなやかさ」と「水掴み」を優先したためです。
リング構造にすることでボディの芯は細くなるため、柔らかくクネる動きには有利に働くのですが、ボディの肉を抜くようなものなので、自重が軽く仕上がります。
ライトリグでの投げやすさを考えると、ちょっと不利に働いてしまうわけです。
そこで、リングを密に配置することに。通称 ゛マイクロピッチリング ゛です。
しなやかながらも自重を稼ぎ、おまけにエアのホールド性にも優れる、絶妙なボディに仕上がったと思います (^^)v
水を掴むことで抵抗感が増すことは、確かな操作感を得る効果がありますね。
で、現場で千切るだけで即ストレートタイプとして使えるために設けた『クビレ』
これが意外と難儀したのです。
ひとつは見た目!
シャッドテールが付いたノーマル状態でもボディとテールまでの繋がりに一体感があり、
それでいてテールを千切ったストレートワームとしても違和感がないこと。
もちろん、アクションに悪影響があってはなりません。
特にクビレを細くしてしまいすぎるとテールの振動をボディにしっかり伝達してくれなくなるばかりか、ブルーギルにすぐ千切られても困ります。
逆にクビレを太くしすぎてしまうと、指でカンタンに千切りにくくなってしまう・・・
雑に引っ張ってもキレイに千切れてくれないと、2WAYが実用的でなくなってしまうかな、と。
たかがクビレ、されどクビレ、でした。
テールはリアクション的なフォールスピードを妨げ過ぎず、それでいてこのワームの狙いであるフォールバイトさせる ゛間 ゛を稼げるフォールスピードとなる大きさを狙いました。
もちろんフォールスピードはシンカーウエイトにもよるところですが、使用頻度が高いであろう1.8gを基準に想定しました。
スローでのレスポンスがよく、シェイクしたときにもピロピロと小魚の尻尾的な動きをしてくれる角度や形状、厚みなど・・・
見た目はフツーのシャッドテールですが、だからこそ細かな調整でベストを模索しました。
上記で ゛1.8gを基準 ゛としましたが、0.5gシンカーでもしっかりアクションしますし、
3g以上の重めのネイルシンカーでもタイトピッチないい動きをしてくれますよ (^^)
・・・と、また長くなってしまったので、今回はこの辺で失礼しますm(__)m
(今回お世話になったロッド&リール山本さん。黙々とゴミを拾っていました。)