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川村 光大郎 Kotaro Kawamura

1979年2月14日生まれ
茨城県出身


kawamura 2017.05.12

こんにちは、川村光大郎です。
この度、ボトムアップのフィールドレポーターを佐藤賢一郎さんにお願いすることとなりましたので、ここに紹介させていただきます。

彼との付き合いはもう10年以上になります(実はかつて、対戦企画にてペアを組んで一緒にルアマガに出たことも・・・)。
当時よく通っていたショップのスタッフで、フィールドでもよく会うため自然と一緒に釣りにも行くようになりました。
とにかくバスフィッシングに対して一直線で、バス愛強し。
キャストや状況に合ったルアーセレクトなど、バスを釣るための技術や知識も素晴らしいものがあります。
有名になりたい、といった類の願望はなさそうで、゛バスフィッシングが出来れば幸せ ゛な感じもするのですが、その確かなテクニックと、男前かつ温和な人柄を見込んで声をかけさせてもらいました。
今後コラムにて寄稿してもらう狙いは、
彼は霞ケ浦の近くに住んでおり、ほぼ毎週バスフィッシングをしていること。
しかも、オカッパリ、アルミボート、そしてついに今年は念願のバスボートも購入!現地密着、そして広い視点からの新鮮な釣果情報や、釣るためのヒントを伝えてくれる、と思ったからです。
通称 ゛サトちゃん ゛
これからよろしくお願い致しますm(__)m
では、以下、サトちゃん一発目のレポートです!

 

 
みなさん、こんにちは。
この度、ボトムアップのフィールドレポーターを務めさせていただくことになりました佐藤賢一郎です。
皆さんが、釣りに行きたくなる様な情報を発信して行けたらと
考えておりますので、どうぞ宜しくお願い致しますm(__)m

コラム初回は、ゴールデンウイークの小貝川での釣行について紹介させて頂きます。
待ちに待ったゴールデンウイークでしたが・・・
この時期は田植えシーズンと重なり、
代掻きによってどこもカフェオレ状態 (;゚Д゚)

人間のテンションは上がっても、魚のコンディションは下がり気味・・・
釣りにはたくさん行けるのに、釣果に結び付けるのは難しい時期でもあるように思われます (-_-;)

そんな中、小貝川は複数のワンドで形成された河川であり、
ワンド内は本流の濁った水を避けて魚が集まってくるので、
比較的狙いを絞りやすいフィールドといえるでしょう。

バスは、ワンド内にある、ガマ・アシ・ウッドカバーに身を寄せており、
それらのカバーを狙っていくのがこの時期、最も有効な釣り方となります。

(関東のオキチョビ風リバー)

通常のコンディションであれば、快適にカバーを攻め切れるテキサスリグやバックスライド系ワーム、スピナーベイトが活躍してくれるシチュエーションですが、そこは関東を代表するハイプレッシャーリバー、連休のプレッシャーや天候によっては、なかなか一筋縄には釣れてくれないことも。

そんな状況下でハマったのが、ブレーバーのスナッグレスネコ(=^・^=)

当日は水位が若干低く、撃っているカバーの水深は20~30センチ位。
「バス、深場へ移動してしまったかな~?」との思いもよぎりましたが、
2.2グラムネイルシンカーをセットしたスナッグレスネコリグをカバーに入れて、シェイクしていると・・・
今までの無~~・・・な感じが嘘だった様にバイト!

上がって来たのは、「よくその水深に隠れていたね~」と思うくらいの、
40UPのナイスバス!
「なんじゃこれ~(;゚Д゚)」と思いつつも次のキャストをすると、
またしても、バイト!
2本目は、45UP!
ヤバい、これはハマってる!!

3本目もほぼ連発!
またもや45UPが釣れてきました。
4本目は、バラシてしまったのですが・・・(・・;)、
結果、約半日の釣行で3本の40UPを釣ることができました。

ブレーバーを使っていて感じていることは、ストレスフリーであること。
具体的には、
・カバーに対して、耐久性がある。(破損しずらい・ズレにくい)。
・適度な自重(約5g)があるため、キャストしやすい。
・双方の利点を生かして、カバー撃ちが安易であり、
スリ抜けもいい (カバーへスルスル入っていく)。
・アクションが抜群にいい (当たり前か (^-^; アセアセ・・・)。

リバーボートフィッシングの場合、流れ・風の中での操船しながらの釣りになるため、フィネス系の釣りのほうが喰うと感じる状況でも、正確にカバーを狙ううえで扱いにくいルアーやリグは敬遠しがちになります。

そのためフィネスリグはメインではなく、あくまで最終手段でありました。

しかし、ブレーバーは、これまでのフィネス系ストレートワームの不満を解消してくれていて、快適に釣り続けられるところが気に入っています。

対小貝川カバーリグ達に、ブレーバーも仲間入り!

ファットイカのスイベルは糸ヨレ防止。
テキサスリグのビニールパイプは、ブッシュへの巻き付き防止(一見目立ちますが、喰いには意外と影響ないですよ (^^))

皆さんも、是非、フィールドで、試してみてください。
ビックリしますよ~(゚д゚)!

その他にブレーバーで釣れたバス達!!
霞水系でも好調です!

kawamura 2017.05.07

5月に入り、日中は初夏の兆しを感じさせるほど暖かくなってきましたね!
バスにとってはスポーニングシーズンであり、うまくいってくれることを願うばかりです。
さて、ここ最近もフィールドには頻度良く通っております。

ロッド&リールの別冊『バステク』の取材にて、亀山ダムでオカッパリ。
オカッパリで過去2回くらいしか経験のないフィールドでしたので、
新規開拓を楽しみつつ、スレきって喰わないバスにはちょっと反則的な裏ワザも繰り出しつつで、グッドサイズがよく釣れてくれました。
途中からはオリキンも合流してくれ、さすがの連発劇を演じていました。

その翌々日からは、ロッド&リール本誌の取材にて高滝湖。

青木大介さんと、オカッパリとボートを交互に入れ替わりで攻めるという斬新な企画でした。こちらは取材翌日も居残り検証にいたるほど、僕自身とても勉強になる釣行に・・・
やはり最強トーナメンターはハンパないワケです (>_<) 詳細はぜひ誌面にて (^^)/    

 
さて、直近の釣行では、ブレーバーのノーシンカーワッキーリグが好調です。
シャッドテールをクビレからカットし、ストレートワームにすることで自発的にクネクネしてくれるのですが、フリーフォール中にラインが走るバイトが頻発しました。

フックはハチマキからテール寄り、3~5節目あたりにチョン掛けすると最高にいい動きをしてくれますよ!ちなみに僕が使用しているフックは、FINAのフィネスワッキーガード#4。ガード力がちょうど良く、フッキングも素晴らしくいいです。

テールをいきなり切るのはもったいない・・・なんて声も耳にしますが、
リグに応じたベストな状態で使っていただくための2WAY仕様です。
ストレートワームにしたときの使用感やアクションにもぬかりはありませんので (^^)v

 
 

さて、ここからはブレーバーに込めたこだわりの3回目。
今回は素材についてです。
僕が常々思うのは“ワームは形状と素材がマッチして、はじめて突出して釣れるワームになる ”ということ。
形状が優れていても、素材が合っていなければ狙いのアクションには届きませんし、
素材が合っていたとしても、形状が甘ければそこに追及の余地が残されます。
形状と素材が絶妙にマッチしてこそ、まるで生きているかのようなアクションに達するわけです。これは同じ形状に対して硬度の違いや塩の含有量とのバランスを試しているので、間違いありません。
さらに使用感(キャストしやすい自重や針持ちに関わる耐久性)も加味しなければならないので、素材の決定には神経を尖らせるところなのです。
僕の場合は、耐久性よりもまずはアクション。すなわち釣果を優先します。
自分が思う最高のアクションを表現したいですし、なにより釣れてナンボだと・・・
そのうえで耐久性をどこまで高められるか、という流れです。
ブレーバー57に関しては、はじめから素材もある程度強度のあるものを採用することが条件でした。用途的にワッキー系のリグで多用されるタイプになるので、
バスとのファイトやフルキャスト時に極力ワームが飛ばないようにしたかったのです。
それでも “強い"と胸を張れるほどではありませんが、ギリギリをついたつもりです。

また、ノーシンカーフォールでの自発的なクネクネアクションを生み出すためにはある程度の自重が必要ですが、塩を入れすぎてしまうと耐久性が損なわれるばかりか、ネコリグにしたときの水中姿勢も不自然な尻下がりになってしまうので、丁度良い塩梅に。
耐久性に大きく関わる素材の硬度もアクションとの兼ね合いになりますが、塩の含有量も硬さに影響してくるので(塩が多いほど素材は硬くなります)、やはりバランスということになります。
そして匂い。
アクションに対するとその重要度は低いと感じています。
特に、入れてすぐ喰ってしまうようなバスには匂いは関係ないでしょうが、喰うか喰わないか迷っているようなバスの迷いを断ち切る効果はあると。
ブレーバーには本物の「エビ」と「イカ」と「魚」の粉末を素材に混ぜています。

エビも魚も入れたのは、どちらか片方の匂いだけだと、そうじゃないほうの訴え方をした時にちょっとなんだかな~、と。いや、実際にはそれでも釣れるのですが・・・
そのどちらにも対応することで、違和感をなくしたかったのです。
そしてイカは・・・バス食べませんよね (^-^;
アミノ酸が効く・・・など諸説ありますが、イカの匂いは確かに効果を感じられるのです。
そして実のところ一番の狙いは、これらがMIXされることで、唯一無二の匂いになるということ!
バスが匂いにスレるかどうかは分かりませんが、巷にあふれる匂いではマイナスではないにせよ、アドバンテージまでは得られないだろうと。
バスに対して、少しでもフレッシュな誘発力を持たせたかったのです。
そんなわけでブレーバーへのこだわり3回目は素材についてでした。
また長くなってしまいましたね・・・それでは今回はこの辺で失礼しますm(__)m

【ブレーバー57ノーシンカーワッキータックル】
ロッド:スティーズ641LFS-SVキングボルトF-spec
リール:スティーズタイプ-Ⅱ
ライン:スティーズフロロタイプフィネス4ポンド
フック:フィネスワッキーガード♯4

kawamura 2017.04.20

こんにちは、川村です。
先日はロッド&リールさんの取材にて、岐阜県の難関メジャーフィールド大江川と、
こちら初となる、隣を流れる五三川に行ってまいりました。
今回は同僚のW.B.Sプロ、草深さんも一緒。

草深さんがオカッパリでどういう視点で場所を探し、釣っていくのかが、個人的にも興味深いところでした。
というのも、草深さんの本領はバスを釣るまでのプロセスにあり、こと場所を見極める目は特に鋭いものがあるからです。

僕は僕で、苦手意識とはいわずとも難しさをぬぐえない大江川をスカッと攻略したい気持ちと、大江川に来るたびに聞いていた「五三川」はどんなフィールドかという興味に、ワクワクする気持ちが抑えられない状態でした。

プチ遠征ゆえ前日入りし、駐車場所の確認も含め五三川を下見をしに行くことに・・・

下流からチェックを開始し、「カバーがあると聞いていたわりには単調だな~」、と思いつつどんどん遡上。
最初に竿を出したのは、そんななかでも川の地形が入り組み、ブッシュや草が比較的多い中流エリアでした。

自分にとってサーチベイトでもあるブレーバーのスナッグレスネコ(タテにもヨコにも探れ、いたら高確率で喰ってくれるため)の1タックルで、バスがつきそうな変化を見つけては入れていくと・・・

枝が沈んでいるスポットから30分ほどで2本。さらに、船のシェードからも48㎝ほどのグッドサイズが釣れたところで、「もうこれ以上は明日に備えて触らないほうがいい」と、フィールドを後にしました。

取材本番はどうなったのか?は、4月24日売り号のロッド&リールにて掲載となります。
アウェイゆえ先入観なく、それぞれ感じるままに選んだルアーや釣り方は必見です!
ちなみに、ブレーバー57は五三川と大江川に合っていますね!
ボディサイズもちょうどいいし、大江川で1日7本掛けたのは過去最高のバイト数と反応が良かったのです。

さて、ここからは前回からの続きで、ブレーバーに込めたこだわりの2回目!
ハチマキから後ろのお話です。

ハチマキから前方が反発力を優先したリブ構造なのに対して、後方はリング構造に切り替わります。
これは、「しなやかさ」と「水掴み」を優先したためです。
リング構造にすることでボディの芯は細くなるため、柔らかくクネる動きには有利に働くのですが、ボディの肉を抜くようなものなので、自重が軽く仕上がります。
ライトリグでの投げやすさを考えると、ちょっと不利に働いてしまうわけです。

そこで、リングを密に配置することに。通称 ゛マイクロピッチリング ゛です。

しなやかながらも自重を稼ぎ、おまけにエアのホールド性にも優れる、絶妙なボディに仕上がったと思います (^^)v
水を掴むことで抵抗感が増すことは、確かな操作感を得る効果がありますね。

で、現場で千切るだけで即ストレートタイプとして使えるために設けた『クビレ』

これが意外と難儀したのです。
ひとつは見た目!
シャッドテールが付いたノーマル状態でもボディとテールまでの繋がりに一体感があり、
それでいてテールを千切ったストレートワームとしても違和感がないこと。

もちろん、アクションに悪影響があってはなりません。
特にクビレを細くしてしまいすぎるとテールの振動をボディにしっかり伝達してくれなくなるばかりか、ブルーギルにすぐ千切られても困ります。

逆にクビレを太くしすぎてしまうと、指でカンタンに千切りにくくなってしまう・・・
雑に引っ張ってもキレイに千切れてくれないと、2WAYが実用的でなくなってしまうかな、と。
たかがクビレ、されどクビレ、でした。

テールはリアクション的なフォールスピードを妨げ過ぎず、それでいてこのワームの狙いであるフォールバイトさせる ゛間 ゛を稼げるフォールスピードとなる大きさを狙いました。
もちろんフォールスピードはシンカーウエイトにもよるところですが、使用頻度が高いであろう1.8gを基準に想定しました。

スローでのレスポンスがよく、シェイクしたときにもピロピロと小魚の尻尾的な動きをしてくれる角度や形状、厚みなど・・・
見た目はフツーのシャッドテールですが、だからこそ細かな調整でベストを模索しました。
上記で ゛1.8gを基準 ゛としましたが、0.5gシンカーでもしっかりアクションしますし、
3g以上の重めのネイルシンカーでもタイトピッチないい動きをしてくれますよ (^^)

・・・と、また長くなってしまったので、今回はこの辺で失礼しますm(__)m

(今回お世話になったロッド&リール山本さん。黙々とゴミを拾っていました。)

kawamura 2017.04.15

こんにちは、川村です。
いや~、桜はいいですね!
満開に咲く期間がもう少しだけでも長くあって欲しいと思ってしまいます。
が、こちらは花よりダンゴ・・・のダンゴがバスフィッシングだったりするので結局いつも一緒ですね (^^)

さて、先々週は釣りビジョンの新番組『follow my F』の撮影で、岐阜県の大江川に行ってまいりました。

個人的には、メジャーフィールドといわれるフィールドのなかでは最もとらえるのが難しいと感じている大江川、今回もやはり甘くはありませんでした
゛下見なしのぶっつけ本番で挑む ゛というテーマと相まって・・・いや、そうじゃなくても大江で苦戦するのはいつものことなのですが・・・

それでも、当てれば45UP連発や、50UPも現実的なポテンシャルを秘める!
それが大江川に惹きつけられてしまう最大の魅力なのです。

はたして攻略することはできたのか?
初回放送は4/18(火)22時~となっておりますm(__)m
 
 
話は変わりまして・・・
今回からは、ブレーバーに込めたこだわりを小出しにしていこうと思います。
これまでも紹介したおおまかな特徴は、
①ネコリグにおいて、ストレートワームではフォール中ノーアクションゆえバイト誘発力が弱かったところを、
シャッドテールのアクションと、そこから伝達する全身のバイブレーションによってサスペンドバスに対してもアピールする。
②クビレから千切ることでストレートワームとして使え、そのアクションや使用感も申し分なく良いこと。
特にノーシンカーワッキーでのフォール中、自発的に発するクネクネアクションは、素材とシェイプのバランスがハマッて達する、振り幅あるイキイキとしたクネリっぷり!
③アクション、すなわち釣果を最優先なのは当然ながら、針持ちの良さにも考慮した素材(硬度と塩の量)であること。
特にワッキー系リグでの使用がメインとなることからも、バスとのファイトでワームが残ってくれやすいこと。
といったところですが、もっと細部にまで突っ込んだお話もしたいと思います。

まずは頭から。
ブレーバーの頭の先端は、あえて平らな面を少し広めにとりました。
ここは金型上素材を流し込む部分なので、ランナーといわれる余りからカットされ平らになります。
最小で3ミリ径の円形になるのですが、ここをあえて4ミリ径に設定することに。

これは重めのネイルシンカーの直径と関係してきます。
3g以上のネイルシンカーになると、その太さは3ミリ径を超えてきます。
重めのネイルシンカーでも、平らな面で余裕をもって差し込めるために設けた断面幅なのです。

 
 
そして、頭からハチマキにかけてはリングではなくリブ構造にしました。
これはボディ前方は張りを持たせるため。

ネイルシンカーを背負わせてボトムを引いてくると、反発力の弱いボディだと曲がりっぱなしになってしまいがち。
曲がってはプルン!と反発し、ベイトフィッシュがボトムをまさぐるように演じて欲しいのです。
だからといって張りが出るよう太くしすぎてしまうと、今度はノーシンカーワッキーで自発的にクネるアクションが損なわれてしまうのです。しなやかさと反発力のバランスに留意しました。
 
 
そしてハチマキはネコリグでベストアクションを発するフックセット位置の目印になるので、入れる位置はテキトーというワケにはいきません。
さらに、僕がデザインするからにはスナッグレスネコリグとの相性もあり、よりベストポジションに刺しやすいよう、
そして、スナッグレス性能とフッキング性能の両立にも繋がるようデザインしました。

スナッグレスネコリグ用のFINA「 N.S.Sフック」は、1/0か2/0を推奨です(5.7インチの場合)。
好みでよろしいかと思いますが、どちらかというと僕は大きめでしっかり掛けたいので2/0を選ぶことがほとんどです。
 
 
スナッグレスネコリグにおいて、最初の刺し位置にはポッチを設けております。
ちょうどリブとハチマキの境目ですね。

ブレーバーはシャッドテールが付いているので上下逆さまにならないよう、ポッチのあるなしで判断がつきます。

腹側への抜き位置はセンターライン上に抜いてもらい、
針先を埋めるときにもセンターライン上から刺すことで斜めにセットされることはありません。
針先は出さないことでスナッグレス性能が発揮されます。

この時に、フックサイズが1/0でも2/0でも針先をしっかりガードし、なおかつフッキングを妨げないよう、
針先は太さのあるハチマキ側にきつつも、フトコロ側は細くなるリングボディに掛かるようハチマキの長さを設定しました。

もちろん、スナッグレスではない普通のチョン掛けでも、センターラインがあるのでセットしやすいですよ (^^)

と・・・ボディ前半までで、すでにちょっと細かすぎますね・・・
ので、今回はこんなところで失礼しますm(__)m。

kawamura 2017.03.21

こんにちは、川村です。

先日はアングリングバスさんの取材にて広島に行ってきました。
もうけっこう春らしくなっているのかな~、なんてイメージしつつ新幹線を降りると・・・寒い!?
翌朝の気温は0℃まで冷え込み、しまいには雪が降ってくる始末!!
バスはおろか小魚一匹すら見えず、ようやく一匹目をキャッチしたのは14時頃だったかな?
しかし、初日でその地域の季節感やバスの動きを掴み、2日目はデカバス連発!
シメは53UP2連発でした (^^)v
詳細は4月末売り号のアングリングバスさんにて掲載されますが、
色々なルアーを交え、アウェイでも状況を絞り込み、喰わせるまでのルアーローテーション術など実践しています。

この釣行ではハードルアーでもビッグバスを仕留めることができましたが、
窮地からまずはロケ成功レベルまで持ちなおし、さらに最大魚まで引き出してくれたのはブレーバー57のスナッグレスネコグでした。

 
ブレーバーでは他にもグッドサイズを複数匹仕留めていたのでお役御免とし、
案内してくれたスマイルの門田さんにそのタックルを託したところ、門田さんもすぐにキャッチ!
後日もブレーバーでグッドサイズを仕留めた写真を送ってくれました。

 
ブレーバーは、フリーフォール→着底→ワンアクションまでに喰っていることが大半なので勝負が早い!
これは、フォール中にハイピッチに振るテールと、ボディを身震いさせるアクションが効いています。
また、普段釣りをしている霞水系とは水の色や喰っているベイトが異なる、
クリアリザーバーのバックウォーター、芦田川、野池、といったフィールドでも好反応を得られたことに安心しました。

ネコリグに関してはシャッドテールがついたノーマル仕様でのフォールアクションにアドバンテージを感じていますが、ノーシンカーワッキーやジグヘッドワッキーにリグる際にはテールをクビレから千切り(指できれいにカットできます)、ストレートワームとしてお使いください。フリーフォールで自ら生きているかのようにクネクネしてくれます。
この、ストレートワームとして使った時にも最高のアクションをしてくれることも、ブレーバー57を開発するうえでこだわった部分なんですよ (^^)/
“ ストレートワームとしても使える “ というレベルではなく、 “ ストレートワームとしても理想形 ” でなければ使う気がしませんので (`´)
 
 
また、ちょっとしたこだわりが「耐久性」。
スナッグレスネコリグなどでバスを釣ったときに、ファイト中にワームが飛んでいってしまうのを極力防ぎたい・・・防ぐだけなら単純に素材を硬くして塩を入れなければ強くなるのですが、そうするとテールアクションのスロー性能が損なわれたり、比重を軽くするとノーシンカーでの自発的アクションが出なくなります。

釣果を最優先。
すなわちアクションに妥協はないのですが、逆にいうと、ブレーバーは最初からある程度強度の出る素材硬度と塩の量のバランスで、ベストなアクションをすることを課題に開発しました。
実際、ファイト中にワームが飛ぶことは劇的に減りました。

 
 
さて、そんなブレーバーですが、初出荷は終えたものの、まだ特徴や使い方など伝えきれておりません・・・
水中アクションを含め、これからこのホームページ内にて紹介していく予定です。

また、フルクリップさんと共同開発したオカッパリバッグ『ARTIS』もただ今生産中です。
アーティスとは、匠、職人、熟練のArtisan の意。日本の職人、フルクリップさんならではの質の高い仕上がりです。

希少なカムフラージュ生地の採用や、容量に対する軽さ、そして強度との両立。
特許 「ジェットグライド」の採用により、ベルトの長さを片手で瞬時に細かく調整できる、など。
他にも細かなこだわりはあるのですが、長くなりますのでその辺はまた後ほど・・・

それでは今回はこの辺で失礼します!

kawamura 2017.02.25

こんにちは川村です。
このたびはBottomupのホームページをご覧いただきありがとうございます!
ここではこれからBottomupの3人が、それぞれの釣りや開発について語らせていただくコーナーです。

日々の釣りについてはそれぞれお好きなように、自社品に縛られることなく自由にルアーや釣り方についてつづってもらおうと思います。
そんなワケで、一回目となる今回は軽く2人の紹介を。
両者ともバスフィッシングのキャリアは30年を超えるバスバカです。
 
 
 
草深幸範(クサブカユキノリ)
メインは広大な霞水系をバスボートで駆けるトーナメンター。
これまでもW.B.S年間1位、クラシック優勝×2、スーパー3デイズ優勝×2と、グランドスラマー。
そして、Basserオールスタークラシックにも自力で4回出場しております。
さらに、プライベートではレンタルボートにて亀山ダムや豊英ダムといった房総リザーバーにも熱を上げていて、
オフシーズンなく、年がら年中、持てる時間(とお金)の大半をバスフィッシングに費やしている印象です。
釣りのスタイルとしてはオールマイティで、シャローカバー撃ちも、沖の魚探フィッシングもどちらも得意ですね。
ルアーへの追求心も強く、興味のあるものは国内外関わらずとりあえず買っているので、
たいがいのモノは「それならウチにあるよ」と持ってきてくれるので助かります (^^)
このコーナーではトーナメントネタからタックルネタまで、幅広いお話をしてくれるはずです。

 
 
 
本田通(ホンダトオル)
僕が高校生の頃からの付き合いで、よく釣行を共にしていた兄貴分的存在。
かつてはバスボートを所有して霞ケ浦でのトーナメントに参戦したり、檜原湖に住み込む時期もありましたが、
近年は様々なフィールドにてアルミボートを浮かべるフィッシングスタイルです。
やはり色々なルアーを試す性分で、釣れるルアーを見つける着眼点が鋭く、独自の感性を持っています。
メーカーを立ち上げるにあたり声をかけたのも、そのセンスを見込んでのこともあります。
すでに素晴らしく機能的なアイディアを思いついてくれ、鋭意開発中です。
釣りに関してはひととおりの釣りをそつなくこなしますが、特にハードルアーが好きで、巻いていることが多いですね。
性格的に曲がったことを許さぬなど、昔気質?で我が道を行く一貫性があり、福島県出身からなるなまりは未だにキープ。(^_^;)
魂が抜かれる?という理由で、写真撮影を拒否するという… シャイ?な一面があることは、つき合いの長い僕でも最近発覚しました。
このコーナーでは、休日の釣りや好きなルアーについて、開発秘話など語られるかもしれません。

 
 
僕も含めそれぞれに好きなルアーがあり、日々の釣りで出番が多かったり気になるルアーを試したり・・・
なので、釣行記なんかは様々なメーカーのルアーが出てくるかもしれませんね!
なんにせよ、このBottomupにとって、どちらも必要不可欠な存在であることは確かです。
これからどうぞよろしくお願い致しますm(__)m

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