こんにちは、川村です。
いや~、桜はいいですね!
満開に咲く期間がもう少しだけでも長くあって欲しいと思ってしまいます。
が、こちらは花よりダンゴ・・・のダンゴがバスフィッシングだったりするので結局いつも一緒ですね (^^)
さて、先々週は釣りビジョンの新番組『follow my F』の撮影で、岐阜県の大江川に行ってまいりました。
個人的には、メジャーフィールドといわれるフィールドのなかでは最もとらえるのが難しいと感じている大江川、今回もやはり甘くはありませんでした
゛下見なしのぶっつけ本番で挑む ゛というテーマと相まって・・・いや、そうじゃなくても大江で苦戦するのはいつものことなのですが・・・
それでも、当てれば45UP連発や、50UPも現実的なポテンシャルを秘める!
それが大江川に惹きつけられてしまう最大の魅力なのです。
はたして攻略することはできたのか?
初回放送は4/18(火)22時~となっておりますm(__)m
話は変わりまして・・・
今回からは、ブレーバーに込めたこだわりを小出しにしていこうと思います。
これまでも紹介したおおまかな特徴は、
①ネコリグにおいて、ストレートワームではフォール中ノーアクションゆえバイト誘発力が弱かったところを、
シャッドテールのアクションと、そこから伝達する全身のバイブレーションによってサスペンドバスに対してもアピールする。
②クビレから千切ることでストレートワームとして使え、そのアクションや使用感も申し分なく良いこと。
特にノーシンカーワッキーでのフォール中、自発的に発するクネクネアクションは、素材とシェイプのバランスがハマッて達する、振り幅あるイキイキとしたクネリっぷり!
③アクション、すなわち釣果を最優先なのは当然ながら、針持ちの良さにも考慮した素材(硬度と塩の量)であること。
特にワッキー系リグでの使用がメインとなることからも、バスとのファイトでワームが残ってくれやすいこと。
といったところですが、もっと細部にまで突っ込んだお話もしたいと思います。
まずは頭から。
ブレーバーの頭の先端は、あえて平らな面を少し広めにとりました。
ここは金型上素材を流し込む部分なので、ランナーといわれる余りからカットされ平らになります。
最小で3ミリ径の円形になるのですが、ここをあえて4ミリ径に設定することに。
これは重めのネイルシンカーの直径と関係してきます。
3g以上のネイルシンカーになると、その太さは3ミリ径を超えてきます。
重めのネイルシンカーでも、平らな面で余裕をもって差し込めるために設けた断面幅なのです。
そして、頭からハチマキにかけてはリングではなくリブ構造にしました。
これはボディ前方は張りを持たせるため。
ネイルシンカーを背負わせてボトムを引いてくると、反発力の弱いボディだと曲がりっぱなしになってしまいがち。
曲がってはプルン!と反発し、ベイトフィッシュがボトムをまさぐるように演じて欲しいのです。
だからといって張りが出るよう太くしすぎてしまうと、今度はノーシンカーワッキーで自発的にクネるアクションが損なわれてしまうのです。しなやかさと反発力のバランスに留意しました。
そしてハチマキはネコリグでベストアクションを発するフックセット位置の目印になるので、入れる位置はテキトーというワケにはいきません。
さらに、僕がデザインするからにはスナッグレスネコリグとの相性もあり、よりベストポジションに刺しやすいよう、
そして、スナッグレス性能とフッキング性能の両立にも繋がるようデザインしました。
スナッグレスネコリグ用のFINA「 N.S.Sフック」は、1/0か2/0を推奨です(5.7インチの場合)。
好みでよろしいかと思いますが、どちらかというと僕は大きめでしっかり掛けたいので2/0を選ぶことがほとんどです。
スナッグレスネコリグにおいて、最初の刺し位置にはポッチを設けております。
ちょうどリブとハチマキの境目ですね。
ブレーバーはシャッドテールが付いているので上下逆さまにならないよう、ポッチのあるなしで判断がつきます。
腹側への抜き位置はセンターライン上に抜いてもらい、
針先を埋めるときにもセンターライン上から刺すことで斜めにセットされることはありません。
針先は出さないことでスナッグレス性能が発揮されます。
この時に、フックサイズが1/0でも2/0でも針先をしっかりガードし、なおかつフッキングを妨げないよう、
針先は太さのあるハチマキ側にきつつも、フトコロ側は細くなるリングボディに掛かるようハチマキの長さを設定しました。
もちろん、スナッグレスではない普通のチョン掛けでも、センターラインがあるのでセットしやすいですよ (^^)
と・・・ボディ前半までで、すでにちょっと細かすぎますね・・・
ので、今回はこんなところで失礼しますm(__)m。