草深です。
週末は茨城県土浦新港スタートでW.B.S.初戦でした。
前週からプラクティスを開始して、5本、3本、3本と例年以上に魚のキャッチ数が多く、そこそこバスの状態も掴めている感じでした。
前回のコラムは試合前だったので詳細は割愛させていただいていましたが、今回はプラクティスの段階でシャローカバーに付くバスと風がバンバン当たるウィンディサイドのハードボトムでワカサギ、シラウオを狙うバスの2通りのパターンをメインに進めていきました。
後者のウィンディサイドのパターンはどこのエリアも風が当たりはじめたタイミングで行くと、陸っぱりアングラーさんが沢山居て、ボートからアプローチもままならない状況。
このパターンは深追いせず、試合中に機能しそうなシャローカバーを探すことに時間を割きました。シャローカバーの中でも、急な冷え込み時に逃げる場所、もしくは越冬場となるところが近くにあると、コンスタントにバスをキャッチ出来ていました。
その日の天候次第で暖かければ、シャローへバスは入り、冷え込むと少し後退して水深があるカバーや、もしくはディープへ逃げる感じがしました。
ただし、この時期のシャローからディープへ落ちたバスは容易には口を使わせることはできません。
なので、シャローカバーに付く、もしくはディープから上がってくるタイミングを合わせることが重要です。
アプローチは基本、カバーに対してタイトに落とせることが重要になり、メインで使ったのはブレーバー5.7インチのネコリグとハリーシュリンプ3インチ。
ブレーバーネコとハリーシュリンプ3インチジカリグは共にフォールで誘い、ボトムシェイクでも釣れる点が重要です。特にジカリグはリグの特性上、着水点から真っすぐ落ちることで、葦が壁状になっているところの根元にしっかりとアプローチできることが気に入ってます。
カバーの中層で喰わせる場合はパワーフィネスジグSSとエグダマレベルを使い分けてました。
プラクティス後半は濁りが強くなり、昨年川村がルアマガさんの陸王チャンピオンカーニバルで火を噴いた、パワーフィネスジグSS4.7gのスカートを巻き替えて、トレーラーにはピックダディーJr.の組み合わせを多投しました。
このコンパクトジグにポークと言う組み合わせは、濁った状況化でも、強い水押しでバスを呼び込むアピール力を持ちながらも、一口サイズがタフなバスも喰わすことが出来るルアーと実感するには十分な釣果でした。
しかし、前日の土曜日は最高気温が一桁・・・
日中は朝より気温が下がり、6℃でミゾレが降ると言う真冬並みのコンディションになってしまいました。
試合当日も狙ったバスを釣るしかないと、前日のミゾレと風をブロックしているエリアだけに絞ってスタートしました。
しかし、スタートして2時間ぐらい集中してカバーを撃ちまくりましたが、まったく無反応。
前日の雨とミゾレで若干水位が上がった関係なのか、常陸利根川の水門が開放されて、水が流れていることに気づきました。流れたことでベイトとバスの活性が上がり、釣り易いバスが居るのではと思い、北利根川へ移動。
ビーブル3/8oz.DWで大小の葦の張り出しだけにキャストしていたら、すぐに答えが返ってきた1,580gのキッカーフィッシュ。
その後も続けてみましたが、その後は反応なし。
再度、日中の水温上昇でバスが上がってくることを期待してシャローをひたすら打ち、巻きましたが2回目のバイトは無かったです。
今回、貴重な1匹のバスをもたらしてくれたビーブル。
流れの中でも、しっかりと手元に伝わるバイブレーションと心地より引き感は集中力の持続を生み、釣れるルアーとしても大事な要素です。
発売は初夏を予定しておりますので、もうしばらくお待ちください。
ハードルアーの第一弾シャッドクランク「リズィー」ですが、生産に向けてリップ部分の調整をおこなっております。リップ部分にはギミックが組み込まれていて、ちょっと時間が掛かってしまっています。
先日から、実釣用に塗装したリズィーを使ってますが、今までのテストカラーと違い、アクション時のルアーの見え方が格段に上がり、いろいろとカラーラインナップのイメージが膨らんできました。ボディ形状とアクションを加味した塗装やホログラムシートを使ったカラーを考えております。