こんにちは、川村です。
今年から、ハードルアー限定トーナメント『H-1グランプリ』へ本格参戦!
その初戦が4月21日、新利根川にて開催されました。
プラクティスには2日前より入り、初日はエレキ戦ゆえ上流までの所要時間を確認しました。
競技時間は7時間あるのですが、往復の移動にかけられる時間はせいぜい4時間というのが自分の感覚でした。
釣りに充てられる時間を削ってでも上流域を選んだのは、約130名と聞いていた参戦者との競合を軽減したく。
エレキはこれまでずっと55ポンドで必要十分でしたが、勝負となると劣るので、ミンコタの80ポンドをこしらえました。
スピードに勝る100ポンドと迷いましたが、バッテリーは4発までというルールゆえ、バッテリー3発を必要とする100ポンドでは予備バッテリーを積めないため80ポンドにしました。
ミンコタは長年使っていますが、ジワッとした初動と、堅牢な造りが気に入っています。
さて、プラクティス初日はビーブルで3本キャッチ。
水温は20℃以上あるも、バスがスポーニングしそうなスポットにはまだフナコイがハタいており、バスはその後、といった雰囲気でした。
プラクティス2日目は、本番の短い実釣時間を有効に生かすための、場所とルアーの絞り込み。
この日は冷え込んだことで、水温は日中でも17℃台でとどまりました。
前日ということでプラクティスに出ているアングラーも多く、もちろんハードルアー投げまくり。
人と違ったルアーなりアプローチで差別化しないことには、リミットメイクすら困難であることは明白です。
この日も3本キャッチし、ビーブルで2本とシャッドラップSR-5で1本。
スピナーベイトにもっとも手応えを感じ、またビーブルであれば持っているのは自分だけですが、スピナーベイト自体はキャストしている人が多いため、さらなる差別化を深めたいところ。
霞水系では、チャートやホワイトのスカートに、ゴールドブレードが人気かつ定番!
「フラッシングを抑えたマットシルバーだな~」、とボックスをあさるも無く・・・
W.B.S.トーナメントのため霞入りしていた草深さんに電話すると、「あるよ~」とのことで、タイフーンマリーナに寄って、確保!草深さんが巻いたナチュラルなスモーク&ホワイトもいい感じです(^^)
さらに、プロショップケイズさんでブラックとスモークのスカートを購入し、宿にてラインでタイイング。
地味だけどマッディでも存在感のあるカラーも用意しました。
向かえた当日は、125名のエントリー!
スタート前、取材しつつ自身も参戦するBasser佐々木さんは年間優勝獲得経験もあり!しかし、ニットキャップ&フリースに、短パンって・・・
エレキの速度70ほどで上流に向かいつつ、ブレイク沿いにビーブルをフルキャストしては高速リトリーブ。
これは、昨年初めてH-1に参戦したさい、優勝したオリキンが移動時間をムダにしないために実践していたのを見習って。
ボートも速いスピードで進んでいるので、スピナーベイトが泳いでいるスピードが分かりにくい・・・
手元に伝わるブレードの抵抗感から、強く引っ張りすぎないスピードをイメージしながら巻きました。
しばらくこの動作を続けると、突如重みが乗ってグッドサイズがジャンプ!
800gほどのバスが釣れて、ラッキー(^^♪
さらに小さいながらももう1匹追加!
上流のメインエリアに到着するまでにライブウェルに2匹入ったことで、だいぶ気がラクになりました(^^)
両岸に矢板が並ぶストレッチにて、ここは濁りとシェードが濃かったためゴールドブレードにチェンジ!
先に上流域に上がっていくボートを10艇以上は確認していたため、釣られやすいバスはすでに抜かれていると思い、ボートを矢板にピッタリ沿わせ、ショートキャストで中層をゆっくりタイトに泳がせました。
すると、すぐに引ったくるような強バイト!
またも800gほどのグッドサイズ!
対岸に渡り、こちらはシェードがないのマットシルバーブレードに戻して矢板の中層をスローロールすると、またも引ったくりバイトで推定800g、入れ換え!
グッドサイズでリミットメイクし、この時点で10時。
しかしここで異変が・・・ライブウェルのポンプが作動していない!?
ポンプが壊れたかと思ったのですが、違うバッテリーに繋ぎ直すと作動。
数年使っているバッテリーではありましたが、こんな時に限って・・・”(-“”-)”
予備のバッテリーを失ったことになり、よぎる不安は“戻れないかも?”
実は前日、バッテリー残量がなくなり、途中で会ったオリキンに引き船してもらったのです。
残り時間は3時間。
本来なら2時間で帰れる距離ですが、それは予備バッテリーがあってのこと。
パワーダウンしていくバッテリーで、おまけに逆風・・・
エレキを踏みつつ、オールも漕ぎ・・・結果的には30分の余裕を持ってスタート地点まで戻れましたが、バッテリーもだいぶ弱っていたので早めに帰着しました。
結果、3本/2670gで3位。
上位2名も上流域から。
優勝(2810g)された松村さんの使用ルアーはピッコロ(エバーグリーン)。
2位(2780g)、磯崎さんの使用ルアーはダークサイドオリジナル(モリケンスピードバイト)。
スポーニングを控えたナーバスなタイミングとプレッシャーもあってか、上位3名とも、“中層をスローリトリーブ”というところに共通点がありました。
また、利根川TBCの初戦を6キロ超えのビッグウエイトで制したティムコの大津さん、今回は1700gオーバーでビッグフィッシュ賞!
橋脚をグリマーのミドストという、霞水系では盲点ともいうべき唸る釣法でした。
詳しくはBasserにて掲載されると思います!
反省点もありつつ、好スタートを切れました。
次戦も全力で挑みます(*^^)v
【タックル】
ロッド:BLX LG6101MRB
リール:スティーズSV TW6.3L(SLPワークスセミオーダー)
ライン:スティーズフロロタイプモンスター13ポンド
プラクティスから導入したニューブラックレーベルの中弾性カーボンLGモデル。
9バイト9キャッチと、今のところバラシなし!
キャストもしやすく、ナイスだと思います(^^)