こんにちは、フィールドレポーターの鈴木 翔です。
朝夕の冷え込みも日に日に増し、秋の深まりを感じつつあります。
最高気温30°超えの日々が続き残暑の厳しかった9月は勝負事が2つあり、府中湖を釣り込んだ1ヶ月間でした。
1つ目は9月15日に行われた「府中王」と呼んでいる身内バトル。
今回で7回目の開催になり、参加者は自分を含めて6名。
リミット5本の合計重量による勝負です。
2つ目は9月28、29日に行われた「陸王オープン」。
今回が初めての開催となるルアーマガジンさん主催による全国規模の大会!
2日間で3匹の合計長寸を競います。
4つある予選ブロックで優勝すれば決勝へ。そして決勝で勝つと、翌年の陸王モバイルへの出場権を獲得できるということで、気合いMAX!
府中湖が属するDブロックに参加し、丸2日間府中湖を釣り込みました。
2つの試合は2週間の間が空きましたが、夏を引きずった天候が続いたため状況変化は少なかったように思います。
よって、両試合とも狙うエリアを、
①バックウォーター
②本湖ボディーウォーター絡みの岬、シャローフラット
③本湖ワンド奥インレット
の3つに絞り、タイミングを変えて何度も同スポットに入り直すスタイルで挑みました。ルアーはその場に合ったモノを適材適所で・・・
①のバックウォーターではサイトフィッシングメイン!
今回メインで使用したのは、ビーブルTW(カラーはスモーキンシャッド)でのスピナベサイト。
府中王での最大魚はスピナベサイトでの47.5㎝1540g!
ビーブルはスプリッターのおかげで水噛みが良く、流れの中でもレンジコントロールがしやすいので使い易い!
ビーブル以外では・・・
ギルフラット(issei)の早巻き。
アベンタクローラーRS(イマカツ)
スモールラバージグSS2.5g(DAIWA)orエグダマtypeレベル2.5g(RAIDJAPAN)+M.P.S 2.4インチ。
ギルフラットのようなボリュームを好むバスが居れば、嫌うバスも・・・
そういった魚には、やはり食わせの切り札としてM.P.Sは頼りになります^_^
カラーは“KUWASE”がお気に入り!
バックウォーターでメインにしていた場所のひとつ。
基本、オーバーハング下からその下流にかけての深場を回遊しており、フィーディング時に写真左側の流心や瀬に上がってきます。
フィーディングモードに入っている時の方がルアーに対する反応が良いので、なるべくキャスト数を減らし、バスが上がってきたタイミングでアプローチすることが多かったです。
流心に入ればスピナベサイトorギルフラットの早巻き。
瀬の上に乗っかればアベンタRS。
それらで反応が無かった場合や、カバーに入った時はスモラバ+M.P.Sをシェイクしながらドリフトさせたり、障害物に吊るして誘ったり・・・
どちらの試合とも週末開催ということで、バックウォーターは釣り人で賑わっていましたが、人と違う釣りをする事で自分なりの魚は獲れたかなと(^^;
そして、②の本湖ボディーウォーター絡みの岬、シャローフラットでキーになると感じていたのは“風と雨”。
50㎝ほどの増減水を繰り返していたため、水質の良い状態が保たれていました。
バスはハスなどのベイトフィッシュを追いかけており、明らかに横の動きへの反応が良かったのですが、無風時には見切られる場面が多々・・・
そこで、水面が荒れることで警戒心の薄まる気象条件が必要となりました。
ルアーは水質に合わせていくのですが、メインにしたのはウオズスイマー3/8oz.(Megabass)+ヴァラップスイマー4.2インチ。
府中王メンバーの方が、プラクティスにてスイムジグの釣りで5本7キロ釣っていたのを聞いて試すと、よく釣れる!
ルアーの強さが、9月の府中湖の状況に合っていたのだと思います。
ヴァラップスイマーはスロー〜ファストリトリーブまで幅広いスピードで良いアクションをしてくれるので、必然的に出番も増えます^_^
陸王オープン前のプラクティスにて50㎝と49㎝!本番でも初日の朝イチに1発目を連れてきてくれました(^^)/
また、試合では不発に終わりましたが、フットボールヘッド1/4oz.(RYUGI)+ハリーシュリンプ4インチ、エスケープツイン(NORIES)の早いテンポのスイミングも、強すぎないアクションで横に探れることからプラクティスでは好感触!
雨が降った日には、バズベイト、チャターベイト、スイムジグにて1時間で3本5キロ超えの釣果もありました。
その本湖のポテンシャルに期待しつつも、天候次第な部分もあり不安だったので、バックアップとして用意したのが③のワンド奥のインレット絡み!
増減水や少ない降水量が原因で、日々魚が抜けていっている感はありましたが、その周辺にはまだ魚は残っているだろうな・・・と。
特に府中王では、確実に5本のリミットを揃える必要があったので、こういった場所を押さえておくことが大切になってきます。
あとは休日でも入る人が少ないというのも、バッティングを避けられるのでGood!
このエリアは水深がとても浅いので、ナチュラルな着水音を出せるコンパクトフロッグ(DeepForestのミクラやキュー)と高比重ワーム(ゲーリーファットイカ)をメインにしました。
ビッグフィッシュは出ませんでしたが、写真の魚以外にも35クラスが連発したりとバックアップとしての機能を果たしてくれたと思います。
府中王、陸王オープン共に風が弱く、太陽が照りつける暑い日になり、府中湖のポテンシャルをフルに発揮できず終了(ToT)
結果としては、府中王は5本/4310gで2位。
1位の方が5本/4540g。3位の方が5本/4200gと接戦でしたが、ローウエイト具合がこの日の厳しさを表しているなぁと(笑)
陸王オープンは2日間で40アップを6本釣るも、ビッグフィッシュに恵まれず3本合計長寸130.5㎝で391人中29位。
どちらも中途半端な結果になってしまいましたが、プラクティスから本番にかけて府中湖のバスを追いかけていく過程は最高に楽しい時間でした^o^
また経験を積んで次回に備えたいと思います。