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『晩冬の霞ヶ浦で、2020年のトーナメントシーズン開幕!』

yamaguchi 2020.03.10

皆様こんにちは!フィールドレポーターの山口将司です。

世間はコロナウイルス感染が騒がれており、釣り業界にも少なからず影響が出始めています…。
私が所属しているW.B.S.も、3月初旬の開幕パーティーが中止となりました。
さらに、3月21日、22日に延期開催が決定していたバサーオールスタークラシックも、無観客試合となり、メーカーブースの出展も中止に…。
非常に残念ですが、今回の事態が収束するまで、今はとにかく我慢するしかありませんね。

さて、釣りのほうですが、今年は暖冬の影響もあり、私のホームフィールドである霞ヶ浦においては、例年の冬に比べると、比較的に釣果が安定しています。
とはいっても、やはり季節は冬…。一日に何度もバイトが訪れるわけではありません。
しかし、エリアやアプローチを間違えなければ、かなりの高確率で魚をキャッチ出来ておりました。

霞のジャークベイトの定番、ラトリンログで1,400gオーバー!

リップラップエリアではブレーバー5インチのスナッグレスネコリグでもキャッチに成功!

この冬、私の中で一番安定していたのがパワーフィネスの釣り!
プロズファクトリーのPTD-HG(1/8oz.)にトレーラーはM.P.S2.4インチ(脱皮シュリンプカラー)の組み合せ!

まずはエリアの選択ですが、基本的には冬の定番エリアをはずさないこと(リップラップや消波ブロック帯といったロックエリアが当てはまります)。
そして、冬の定番ルアーでもあるシャッドやジャークベイトを軸に、スパイス的にソフトベイト系のスローな釣りも交えることで、魚をキャッチ出来ています。

実際にバスをキャッチしたのは、水温が上昇するタイミングだったり、風が吹き始めるタイミングだったりと、何かしらの状況変化があった瞬間にバイトが訪れることがほとんどでした。
やはり、タイミングを捉えることが、なによりも重要なファクターであると言えます。

2月中旬には流入河川のシャローでもバスをキャッチ!
ハリーシュリンプ3インチのリーダーレスダウンショット(3.5g)!

1月、2月とコンスタントにバスをキャッチした勢いのまま、3月初め、霞ヶ浦は大山スロープで、今年のトーナメントの開幕戦でもあるラトルズトーナメントが開催されました!

霞ヶ浦は大山スロープの朝焼け!

開幕戦ということで、気合いを入れて金、土曜日とプラクティスを行いましたが、これまでの好調を裏切るかのように、二日間ともノーフィッシュ…。
やはり、季節感が一歩進んだことにより、冬の定番エリアから一時的に魚が抜けたことと、なにより霞ヶ浦名物でもある水門開放による減水が、マイナス方向に影響した感じ…。
前日の土曜日にパワーフィネスでワンバイトを得たことが唯一のヒントでした…。

不安が残る中、大会がスタート!
まずはスタート地点近くの冬の定番エリアから釣りを開始!スタートから数時間、粘りますが、やはり魚からのコンタクトがなく、春っぽい魚を狙いに流入河川へと移動!

この日は晴れ間もあり、風も穏やかで、水温が上昇!
かなり期待を込めましたが、昼過ぎまで流入河川も不発…。
15時の帰着まで残り2時間半を切った時点で、前日バイトを得ていた西浦の流入河川へ一気に移動!約30分掛けての移動で、釣りが出来るのは帰着も考慮すると約1時間程度…。

流入河川の河口部から釣り上がり、残り30分を切ったところで折り返し、シャローカバーへパワーフィネスをアプローチしていくと…カバーから1キロほどの魚をゲット!!
さらに数10m流したところで、この日一番の1,500gオーバーがヒット!!
ものの数分の間に一気にライブウェルに2本のグッドフィッシュを収めることに成功!
リミットとなる3本目も釣れそうでしたが、残念ながらチャンスが訪れることはなく、帰着する時間に…。

帰着すると、参加した方々も厳しかったようで、かなり釣れていない様子…。
結局、18名の参加で、釣ってきたのが4名…。とても暖かい一日でしたが、春を感じたのは人間だけで、水の中はまだまだ冬だったようです…。

私は2本2,560gをウェイイン!
唯一の複数キャッチで、優勝することが出来ました!
キッカーとなった1,530gでビッグフィッシュ賞も獲得です!

今回は、午後の水温上昇に伴い、シャローに挿してきた魚のタイミングを上手く捉えたことが勝因でした!私が流入河川へ突入する前には、同じく大会参加者や他のアングラーも散々叩いていたとのこと…。
フィッシングプレッシャーがかなり高まっている中、パワーフィネスによる食わせのアプローチ、特にトレーラーにしているM.P.Sの力によるところが大きいと思います。
私のなんちゃってマイクロピッチシェイクでも充分に釣れるので、最近は特にお気に入りです…(笑)

現状の霞ヶ浦は本当に日替わりで難しいですが、これから春に向けてプリスポーンのグッドコンディションが釣れる日も多くなっていきます。
次回のコラムでは、これぞ霞ヶ浦のプリスポーンフィッシュというような魚をお見せ出来るように、引き続きフィールドに通いたいと思います。
なかなか簡単には釣れない霞ヶ浦ですが、釣れればグッドフィッシュという時期になりますので、皆様も是非ボトムアップルアーを駆使してチャレンジしてみて下さい!


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