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『2021陸王オープン&陸王ダービー』

suzuki 2021.11.24

フィールドレポーターの鈴木翔です。
遅くなりましたが、今回は10月に開催された陸王オープン&陸王ダービー第2戦の参戦レポートになります。
4ブロックある中のBブロック(霞ヶ浦、北浦、五三川、旧吉野川、府中湖)にエントリーしました。

まずは、2Days勝負の陸王オープン。
10月とはいえど、残暑が厳しく、秋というよりは晩夏といった季節感でした。
雨が少ないにも関わらず、水位はフル満水の状態を維持していたので、流れも発生しない上に、足場も少ない(^^;
さらに、本番2,3日前から急激に夜間の気温が下がったことによって水質が悪化し、表層のみだったアオコが全層に蔓延していました。

(上流の滝宮公園まで全域が抹茶オレ状態)

このような状況でバックウォーターが良くなるのは容易に想像できます。
プラクティスの時にも45upのスクールが瀬に上がってきてアユを捕食しているのを見かけていましたが、それも一瞬のタイミング。居ない時はほぼ居ません。
バックウォーターで粘って魚が遡上してくるのを待つか、水質悪化で食い気の下がった本湖の魚を拾っていくか・・・
練習の時から本気で食わせに掛かって、2日間で3バイト。バイトを得た釣りも、ヴェイロン150&サカマタシャッド6”水面高速引きの2つでフックアップ率が極端に低い釣りなので現実的ではないと判断。
日に日に流れが弱まるにつれ、パワーダウンしているとも感じていました。

よって悩んだ挙句、両日とも朝イチ&夕方は本湖へ。
プラで唯一50クラスをキャッチした場所なのですが、ボディウォーターを少し避けている上にインレットも絡んでない、一見スルーしがちな垂直護岸エリアです。

(プラクティスでの魚。濁った水でも強波動でアピールできるベローズギル1.8gネコリグ
「水質が悪化=水通しを意識したエリア選択」の考え方がベターですが、今回の本湖に限っては“水質変化の少ない場所”をメインにしました。

水質が悪くなったタイミングでは金属系トップウォーターが経験上よく効くので、チョイスしたのはフカベイト
バズベイトもこのような状況では多用しますが、満水で水深が3メートル程の場所だったので、スローに引いてこられるルアー(=下から魚を呼んでこれる)を選びました。
なおかつ足場がやや高めで、バドや羽物では足元まで引いてきづらいので、フカベイトといった選択です。

結果、初日の朝イチと夕方に2本キャッチ。

朝二は、両日とも上流の滝宮公園にエントリー。
必ず魚が通る場所でもあるので、バックウォーターを行き来している魚と、本湖から上がってくる魚の2タイプを狙えます。
最上流部に人が集結しているからなのか、府中湖人気No.1スポットに入りたいタイミングで2日連続入れたのはラッキー^o^

かなりの時間を費やすも、スクーパーフロッグ(0.4gネイルリグ)でオーバーハング下を泳がせて出た1本のみ。

ネイルシンカーのウエイトが0.4gなのは、飛距離を出したいのと提灯でも誘う時に落としやすくするため。流行りの沈ませ釣法ではなく、浮かせて使う前提でキャスタビリティ優先のネイルシンカーです。

(フックはライトニングストライクの#2)

それ以外の時間帯は、必ず魚をストックしているであろうエリアを中心にランガンするもサイズが伸びず。
普段は風当たりを意識してエリア選びをすることが多いのですが、今回の状況で風はマイナス要素だったと思います。

ギャップジグ9g+ドライブSSギルのジグストにて)
喰わせが効く状況ではないと考え、敢えて9gと重めのウエイトでバシバシと沈み物に強く当てる使い方でしたが、このサイズがMAX(^^;
扁平ワームをトレーラーにすることで、強く早いテンポのジグストでもルアーが暴れすぎないようにしています。
リアクション要素を持たせた使い方のラバージグ以外に、マグナムクランクやジャックハンマー1/2oz.+ヴァラップスイマーなど波動が強いルアーを今回は多用しました。

2日目の昼に訪れた旧吉野川では、同フィールドレポーター山口諒也さんと初対面!
“減水日=魚が見える”と思っていましたが、秋の減水日は魚が沖に出てしまうよう。
そんな中で、2匹ながら98センチと良いサイズで揃えていたのは、流石ですm(_ _)m

「旧吉も厳しいよ・・・」by諒也さん

陸王オープンが終わった翌日からは、2週間の陸王ダービー第2戦がスタートしたものの、釣っても釣ってもサイズが伸びず…何も突破口を見出せずに終わってしまいました。

府中湖本湖では、地形変化メイン。
オープンでは5〜7gフリーリグでアタリが少なかったので、ノーシンカーや2.7gフリーリグでやってみるとポツポツと反応が出るようになりました。
近距離は、ブルスホッグベイビー(プロト)2.7gフリーリグ

中距離〜遠距離は、流行りのカバースキャットイモリッパーなど高比重系ワームをトゥイッチ&ポーズで。

最終日にやっと巻きの釣り(ヘッドスライド5g+ヴァラップスイマー4.2)で1本!

最大魚はバックウォーターにて。

チビーブルTW(スモーキンベイツ)を、水中の岩裏にカーブスローロールで。
スピナベサイトで狙うと逃げるのに、ブラインドで同じ使い方をすると反応したのは意外な発見!

旧吉野川ではサイトフィッシング&消波ブロック撃ち。
人気No.1スポット通称:地蔵前に入ってくる魚に、手を変え品を変えアプローチし、ベローズギル2.8(0.4gネコリグ)でキャッチ!

消波ブロック撃ちでは、サンカクコティーサン(2.7gネコリグ)
スナッグレスネコリグに比べて軽い力でフッキングできるのと、ラインアイとワームのメインボディーが離れていてラインが擦れづらい、といった点でメリットを感じています。
カバーへの貫通力を優先する場合や、ボトムを釣る場合にはブレーバーのスナッグレスネコリグ、消波ブロックやカバーに吊るして中層で誘う場合にはサンカクコティーサンのオフセットネコリグといった使い分けをしています。

秋という季節が、狙ってビッグフィッシュを釣るのに最も難しい季節だと痛感しました(T-T)

陸王オープン&ダービー、ヒットルアー。
秋なのに、ハードルアーが少ない…


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