こんにちは、川村です。
さて、前回も軽く触れましたが、TV『ザ・フィッシング』の収録にて
岐阜県の五三川に行ってまいりました。
中京を代表するオカッパリフィールドで、コンクリ護岸が大半を占め、
ナチュラルバンクは一部のみ。
人気フィールドながら、濁り気味の水色とカバーもあることで、
隣を流れる大江川よりは釣りやすい印象です。
途中カメラが回せなくなるほどのドシャ降りもあり、
水位も平水→コンクリ護岸が水没するほどの満水→放水して一気に平水・・・
と、激しい水位変動、そして泥濁りが発生する中での釣りとなりました。
今回はダイワ若手の佐々木勝也君との共演にて、釣果への精神的プレッシャーは半減。
ならば、と、バイトシーンが見えるトップウォーターに時間を費やしました。
しかし、初日は状況が掴めずに苦戦・・・(-_-;)
釣れていないわけではないのですが、バスの動きを追えてはいませんでした。
攻略への糸口が見えない状態からどう攻略していくか?が見どころだと思います。
放送日は7/7(土)の17:30~を予定しております!(地域によって異なる場合があります)
関東に戻ってきての翌日は、千葉県の豊英湖にてレンタルボートフィッシング。
ヴァラップスイマー4.2゛の量産試作が届いたので、
フィールドでの最終チェックです。
水槽でアクションを確認してはいるのですが、
実践での使用感やバスからの反応を確認しないわけにはいきません。
本金型に移行するさい、スリットやボディ形状に微修正を加えていたこともあります。
そして、一発目がいきなりの50アップ!
さらに45クラスのグッドサイズが連発!!
深みから一気に急浮上、もしくはカバーの中から勢いよく、
水面を割ってひったくる本気食いが頻発しました。
釣って場を荒らしてしまっても、カラーを変えたり、
少し沈めて泳がせてくると絞り出せる場面もありました。
これで自信を持って世に送り出せます(*^^)v
ヴァラップスイマーは、バスに本物の魚として
錯覚してもらうための要素を追求したシャッドテールワームです。
・バスから見たシルエットが、本物の小魚と同じタテ扁平のスリムシェイプであること。
・水平姿勢で泳ぐこと。
・スローリトリーブでも高速にテールを振ること。
・ボディはタイトながらもウォブリングとローリングが入り混じって、
複雑な視覚効果があること。
特に、ウエイトがフックのみとなるノーシンカーリグの場合、
泳ぎを安定させるにはヨコ扁平のボディシェイプにすることで解決できます。
しかし、「バスが下から見上げたときに、本物の小魚のシルエットに近い、
タテ扁平なスリムシェイプで魅せたい!」
そのリアルシェイプから、ボディをウォブ&ロールさせ、
チラチラチラ・・・とボディ側面を高速にチラつかせる。
いざ実現するとなると、理想的なアクションとの両立はなかなかに難易度の高いものです。
タテ扁平ボディは、すぐに傾いてしまうので”(-“”-)”
ウエイトが内蔵されているスイムベイトなら、姿勢を矯正してくれるのですが・・・
やはりノーシンカーならではのスロー性能は捨てがたいものがあります。
解決に至った内容については長くなるので、ここでは割愛しますが(^-^;
反応した勢いのまま疑いなく一気に喰わせられる、
追ってきたバスのバイト率を極限まで高めたい。
そして昨今のフィールドで重要視すべきは、「スレバスに強い」こと。
そのためのリアルシェイプであり、水平姿勢であり、小刻みで素早い視覚効果にこだわったのです。
動画も撮ってもらっているので、ちょっとだけ・・・
リリースは8月上旬を予定しておりますので、もう少々お待ちくださいませm(__)m