フィールドレポーターの千葉陵平です。
朝晩の冷え込みも厳しく、日没も早くなってしまいましたね。
試合から約2週間が経っても、未だに悔しさが込み上げてくる毎日です( ;∀;)
今回のコラムは、その「利根川TBCクラシック」を振り返り書かせて頂きます。
TBCレギュラー最終戦から2週間後に実施された今大会。
前大会の上位メンバーは、下流エリアでの釣果が良かった為、今回は下流エリアを中心にプラクティスを進めていきました。
プラクティスは2日半入りましたが、釣れた場所や状況に共通点は無く、秋特有の魚が散っているようなイメージ。2日間で釣れた魚は少ない・・・本当に厳しい利根川でした。
【プラクティスの使用ルアー】
本当にたくさんのルアーを使用しました。
ベイトがリンクするエリアでは、巻きの釣りを多用していました。
ビーブル、リズィー、スティーズシャッドSR、ヘルターツイスター(イマカツ)。
消波ブロック帯のブレイク付近に、ボートを平行につけアプローチしていきました。
ちょうどブレイク下に張り出した消波ブロックに当てた時や、乗り越えた瞬間にバイト!!
ただ、ベイトの足が速く、個人的にはエリアを絞り込むことが難しい釣りでした。
そして、カメラバ5g+スイッチオントレーラー!!
流れが当たる乱杭エリアのシャローに引っかかったオダへ、カメラバ5gをゆっくり沈めていくと消し去るようなバイト!! とてつもなくショートバイトでした。
濃いオダへのアプローチだった為、カバーから一瞬で引きずり出せるパワーフィネスでアプローチしていきました。
このバスを釣って、まだまだシャローで勝負できる事を再確認することが出来ました。
しかし、例年の傾向から、プランとして捨てきれなかったのが消波ブロックエリア。
プラクティス最終日、ベイトフィネスジグ5g+ハリーシュリンプ3インチを使用して何匹か良い反応を得ることが出来ました。
同船してくれたパートナーも、同リグでキャッチしてくれて、エビ食いに依存した消波ブロックに差してくるバスをこのリグで攻略できると確信しました。
しかし、日中にバイトが多発した為、日が昇り暖かくなったタイミングが条件かな?と感じる部分もあり、朝晩の冷え込みもあるこの時期、少し不安も残るプラクティスになりました。
ベイトフィネスジグ5g+ハリーシュリンプ3インチを選んだ最大の理由は、クリアアップしている水色に、強い波動のアクションはアピールが強すぎるかなと思ったからです。
そして、エビ食いバス=ハリーシュリンプ。
ショートバイト多発から、今回は3インチを選びました。5gジグにセットすることで操作性も良く、明らかにバイトが増え、完全にマッチザベイトを感じました。
そして大会当日、帰着時間の変更により試合時間が1時間短縮。暖かくなったタイミングでシャロー勝負を考えていた自分にとってはかなり厳しい展開になりました。
プラクティスで目を付けていたエリアをひたすら回るも、バイトはゼロ。
10時半になり再度、乱杭エリアのシャロー側に引っかかっているオダへ、カメラバ5gをパワーフィネスでアプローチ。
ゆっくり沈めていくと、消し込むようなバイト!!
イメージしていたエリアで、待望のファーストフィッシュ!!
ゴチャゴチャのオダへ距離を取ったアプローチで狙う状況では、ガードの強さ・ストラクチャーへの貫通力を考慮して、プラクティス同様一瞬でカバーから引き出す事ができるパワーフィネスを選択しました。
しかし、その後が続かず時間だけが過ぎていきました。
クラシックともなると利根川を熟知した選手ばかりで、入りたいエリアには必ずといっていいほど選手がいました。
下手にランガンして、私が一番入りたいタイミングでエリアに入れなくなるのが嫌だったので、12時からは一番期待していた消波ブロック帯のエリアで粘る作戦に変更しました。
少し北風が吹き始め、練習通りベイトフィネスジグ5g+ハリーシュリンプ3インチで丁寧にアプローチしていきました。
消波ブロックの穴にフリーフォールさせ、着底後は少しシェイクで誘い、回収していきました。
そして、風が一番当たる浅い側の消波ブロックでバイト!本日2本目をキャッチ!!
その後も同エリアで粘り、消波ブロックを乗り越えた瞬間に推定1,000g前後のバスがチェイスしてきましたが、こちらの存在に気が付きバイトには至りませんでした。
その瞬間はスローモーションに見え、まるで優勝が遠のいていくようでした。
そのバスを最後に、タイムアップ。
あの1本が入っていれば…結果論ですが本当に悔しい結果となってしまいました。
2本で1,676gの6位でフィニッシュとなりました。
これで、2020年度のTBC利根川戦が全て終了致しました。
初戦こそ3位に入賞しましたが、まだまだ勉強が必要と感じる1年間だったなと思います。
シーズン通してサポート頂きましたスポンサー様、応援下さいました皆様、この場をお借りして感謝申し上げます。
大会オフ期間も、しっかり勉強し努力して行きたい次第です。
来年またパワーアップした「千葉陵平」をお見せできればと思っております。
【タックルデータ】
・ベイトフィネスジグ5g+ハリーシュリンプ3インチ
ロッド:スティーズウェアウルフ 661MFB-SV
リール:SSAIR 8.1R
ライン:山豊テグス アディクトフロロ12lb.
・カメラバ5g+スイッチオントレーラー
ロッド:ノリーズロードランナー ヴォイス680JMHS ジャングルスピン
リール:LUVIAS 2506H
ライン:シーガー スマックダウンPE30lb.