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『ヴァラップスイマーのフックセットについて』

kawamura 2018.08.10

こんにちは、川村です。

ヴァラップスイマーについてシリーズ、今回は「フックセット」について、です。

フックセレクトはフッキングの良し悪しはもちろんのこと、
シャッドテールワームのノーシンカーにおいてはバランサーとしての役割も担うので、
ワームに合った形状やサイズを選ぶことはとても大切です。

ヴァラップスイマー4.2インチに関しては、
推奨フックはオフセットの4/0~5/0です。
幅を持たせている理由のひとつは、
メーカーやモデルによって、フックサイズに差が生じるからです。

一例を挙げると、ハヤブサ「T.N.Sオフセット」の4/0と、
ダイワ「WOS(ワイドオフセット)」の5/0は、
全長はほぼ同じですが、ゲイプ幅に差があります。
また、リューギ「インフィニ」の4/0は、WOSの5/0とサイズ表記は異なれど、
全長もゲイプ幅もほぼ同等、といった具合に・・・
ちなみに、上記のフックはヴァラップスイマー4.2゛にどれもマッチします。

また、ハヤブサ「D.A.Sオフセット」のようなナローゲイプのオフセットフックも、
ヴァラップスイマーのスリムシェイプと相まって見た目の一体感は抜群です。
ただし、ワイドゲイプほど重心が下に集中しないためアクションがバタつく傾向なのと、
フッキングにおいてもゲイプ幅が足りないので、
この場合は大きいほうの5/0を選ぶことで、
フックの低重心化とゲイプ幅を稼ぎます。

また、スクリューつきのハヤブサ「ハイパートルネード」は、
同じハヤブサフックと比べても1番手小さいので、5/0がマッチします。

そしてもうひとつ。
フックは大きいほうが見た目の違和感はありますが、
泳ぎの安定性や、フッキング率に関しては有利に働きます。
流れや風などの影響で、4/0では少し安定感を損なうと感じる場合や、
フッキングを優先するなら5/0といった使い分けもGoodです(^^)

ん・・・ちょっとややこしくしてしまった・・・(-_-;)
まあ、各社ワイドゲイプオフセットの4/0~5/0が基本ではあるのですが、
モデルによっての大きさや太さの差異もありますし、好みもあるかと。

4/0も使えるし、5/0も使える。
ハッキリしないで申し訳ないのですが、
状況に合わせた選択が出来るということでもあります。
あとはお使いになる皆さまが、ベストフックを見出していただければ幸いですm(__)m

ちなみに、ヴァラップスイマーは、
スリットの幅が腹側と背中側で異なります。
腹側は狭く、背中側は広い。

腹側のスリット幅が狭い理由は、センターにドンピシャでフックを刺して欲しいから。
なので、フックの線形(太さ)分の幅しかありません。

しかし、背中側のスリット幅は広くした理由は、
フッキング時の針先の抜けを良くしたかったから
です。
スリット側面の肉に針先が乗ってしまうのを防ぎつつ、
乗ってしまっても薄く貫きやすくしたかったのです。

もう少し補足すると、腹側のスリットが、
一見必要がないくらいヘッド側にまで延長されているのは、
針先が上に飛び出すときに、腹側の肉がつっかえて針の露出を邪魔しないためです。

スリットにも性能を持たせるべく、幅や深さ、
形状のベストバランスを導き出しています(^^)v


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