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『気難しい晩秋、コンパクトジグが活躍!』

suzuki 2020.12.08

フィールドレポーターの鈴木翔です。

早いもので、気づけば今年も残すところあと約一か月・・・
例年の10月下旬~12月といえば、朝夕の冷え込みが日に日に増し、人間的には冬を意識し始める季節ですが、意外と水中はまだまだ秋!

スピナーベイトのガーグリング(ブレードが水面に飛び出ないギリギリの速さで巻くこと)やバズベイト、そしてクローラーベイトなどを使ったトップウォーターゲームは、バイト数は少ないが出ればデカイ、個人的に大好きな晩秋の釣りのひとつでもあります。

しかし、今年の晩秋に関しては、デカイ魚が本当に釣れない(-_-;)
釣りをしていて感じるのは、居ても食わない魚がかなり多い。
魚が散っている上に、居ても食わないとなると、釣り方も場所選びも迷走してしまう…
正直、水温が下がりきった冬の方が、割り切ってビッグフィッシュ狙いでエリアを絞れるのでラクです(笑)

そんな状況で活躍したのが、コンパクトジグ!
ベイトタックルでは、ギャップジグ(プロト)+ブルスホッグ。
パワーフィネスタックルでは、カバークリーパー4.5g(エバーグリーン)+M.P.Sビッグ3inch(プロト)を使用しました。

(写真:右のカバークリーパーはスカートラバーを巻き替えています。)

どちらも共通して
・スイミングでも何かに吊るした状態でも、良いアクションで誘える。
・スモラバほど小さくないので適度な存在感もあり、キャストもしやすい。

よって、釣りのペースを落とすことなく、カバー・オープン問わず使え、数もサイズも出るので自ずと使用頻度が高くなりました。

府中湖バックウォーターにて、ギャップジグ+ブルスホッグ。
濁りが取れ始めたタイミングで、フルサイズジグでは強すぎるかな~と感じるくらいの水色にベストマッチ!

水深50㎝程のシャロ―カバーに入っている魚を、あえてスキッピングでアプローチすることで、考える隙も与えずバイトさせる使い方で連発(^^)v

このコンビは旧吉野川でも!
水位が高い時に本流に繋がる水路に入ってきた魚を、水面直下スイミングにて。

ため池では、カバークリーパー+M.P.Sビッグ。
パワーフィネスを用いて、アシや枯れウィードに吊るし、中層シェイク!
カバーの規模も大きかったので、強めのシェイクで魚に気付いてもらうことを優先しました。

M.P.Sビッグは少し反り気味にセッティングすることで、ピンテールが水を掴みやすくしています。

ビッグはサイズアップしつつも2.4inch同様、複雑で繊細な動きはしっかり継承!
自重もあるので、トレーラーにするとキャスト精度もアップ。
まだまだキャスト精度が出ていないパワーフィネスでこの利点はかなり大きいです。

12月下旬発売とのことなので、トレーラー以外に、ダウンショットリグ、ジグヘッドリグ、ホバストなど、単体での使用もオススメ!

最後にコンパクトジグ同様、これから迎える冬でも引き続き効果的なルアーをいくつか紹介します。

①リアクションダウンショットリグ
12月であれば、サイトフィッシングもまだ可能な季節。低水温期はハイシーズンに比べ水色がクリア、そして冬にサイトが可能となると、それなりに釣り人も集まりプレッシャーが高いことも・・・
よって、ルアーを見せすぎず、スピードで騙します。
また、バスが見えなくとも、確実にいるであろうピンスポットでのショートリフト&フォールも効果的です。

府中湖バックウォーター、居残りをブレーバーマイクロ ショートリーダーダウンショットリグ(2.7g)で!
濁っていたのでサイトフィッシングではありませんが、魚が隠れて居そうな岩の隙間で、2~3回しゃくりあげると押さえ込みました。

そんなブレーバーマイクロに新色が登場!

左から、
・グリパンエビミソベリー
・ミミパール
・ミミッパノン
ミミズ系カラ―は、アングラーからも見えやすく、それでいて強すぎずナチュラル感があるので個人的に使用頻度No.1!
新色の登場により、同じミミズ系カラ―の中でより細かい使い分けが出来そう(^^)
M.P.Sビッグと同じく、12月下旬発売になります。

②リップ付きビッグベイト
近年では冬の定番化しているビッグベイト。
特にタイニークラッシュなどリップ付きのものは、移動距離を抑えて誘うことができ、多少の障害物であればリップで躱せるので低水温期にベストマッチ!

出ればデカイので、割り切ってビッグベイト縛りもアリです。

③アラバマリグ
アラバマは最近導入した釣りのひとつ!
ヴァラップスイマーをトレーラーにした、通称“ヴァラバマ”はノーシンカーでもスイミング姿勢が安定しているので、オカッパリで使い易い印象。

3.3inchであれば、トータルウエイトもそこまで重くならないので、“投げる”ことだけを考えれば、MHクラスのタックルで扱えますが、フッキングや根掛かりした時の回収率を考えると、やはりHクラス以上のロッドに20lb.前後のラインを推奨します。

タイトでハイピッチ、ナチュラルなヴァラップスイマーの集合体は、まさに小魚の群れ!
アラバマリグは、ステルス5&ステルス7(ジークラック)を使用しています。

冬こそバスフィッシングが熱いシーズン!
心も身体もホットになれる価値ある一本を求めて、釣り場に足を運んでみてはいかがでしょうか。


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