こんにちは、川村です。
ルアーマガジンの陸王チャンピオンカーニバル掲載から一ヶ月が経ちましたので、ウイニングタックルについて詳しく紹介させていただきます。
2日間でキャッチした11本のバスのうち、9本のバスを連れてきてくれたのが、パワーフィネスジグSS4.7g改(DAIWA)+ピックダディJr.(釣り吉ホルモン)の組み合わせでした。
パワーフィネスジグSSのチューニングについてはすでにルアマガモバイルでも紹介しましたが、スカートをファインラバーに巻き換え、バイトバスリキッド(ノリーズ)にてソーク。
さらに、プライヤーでラインアイの角度を立てる、というものでした。
狙いは、超コンパクトなカバージグ。
ハイプレッシャーな霞水系オカッパリにおいても(今回は土曜日が絡んでいたのでなおさら)、2日間で10本のリミットメイクが可能なバイト数を稼げつつ、グッドサイズも食ってくれること。
バスがどこにでもいる状況だったので、スイミングでヨコ方向にも探れること。
ジグ&ビッグダディのフィネス版といったところです。
しかし、その釣法に合うジグがない・・・
フックはスモラバばりにショートシャンクながら、ポークをセットしても余裕のあるワイドゲイプ。
そして、強いフッキングでも伸びることのない太軸であること。
自作するかと思っていたところ、目にとまったのがパワーフィネスジグSSでした。
しかしながらパワーフィネス専用のジグゆえ、スカートは硬質のシリコンスカートが球体シルエットで巻かれています。
中層でジグ自体をクルクル宙返りさせて誘うにはOKなのですが、普通に使うには動かなすぎる・・・
そこで、スカートを巻き換えるのですが、僕は昔ながらのファインラバーが好き!
色合いはシリコン素材に劣りますが、動きがいいからです。
さらにバイトバスリキッドでソークする(漬け込む)ことで、エビの匂いをつけ、色合い鮮やかにフレア性能もUP!
匂い付けできるのも、ファインラバーのメリットなのです。
ラインアイの角度を立てるのは、このジグはスリ抜け重視の前方に傾倒したラインアイゆえ、中層をチョンチョン誘いながら泳がせてくるには手前に寄りやすい。
アイの角度を立てることで、移動距離を抑えた「タテS字アクション」が出しやすくなります。
トレーラーにセットしたピックダディJr.は、このコンパクトジグにJUSTなボディサイズ。
また、皮がないため通し刺しもできることも、よりシルエットを小さくでき、ショートバイト対策になりました。
通し刺ししても、パワーフィネスジグSSにはワイヤーキーパーが付いているのでズレにくいのです !(^^)!
他に同じものを使っている人はいないオリジナルセッティングに、アドバンテージを見出しました。
ロッドは、軽量ジグを快適に扱えつつ、ブラシガード付きのジグですのでしっかり掛かるパワーも欲しい。
高感度なSVFコンパイルX素材で、M/MHパワーのスティーズブラックジャックを選びました。
リールはスティーズSV TWのギア比7.1に、ラインはスティーズフロロタイプモンスターの13ポンド。
この13ポンド、12か14か迷うことなくドンピシャで組めるので重宝しております。
そしてもう1タックルが、ベイトフィネスタックルでのスモラバ。
スモラバは、スモールラバージグSS2.5g改(DAIWA)+M.P.S2.4゛
1日1本ずつながら、2日目にはリミットメイクを決める最重量魚を連れてきてくれました。
このスモラバもスカートを「HYPER F SKIRT 細(REIN)」に巻き換えています。
細くともシナッとしていないので、シュッとしぼんでパッとフレアするレスポンスが好みです。
トレーラーのM.P.Sは言わずもがな・・・この釣りのために開発したワームですので、マイベスト(*^^)v
ロッドはスティーズショアコンペティション・ウェアウルフのプロト。
銘竿ウェアウルフの良さを引き継ぎつつ、より軽く強く進化したロッドです。
リールはアルファスAIR7.2L。
ラインはスティーズフロロタイプフィネス10ポンド。
余談ですが、今年進歩したのは、僕の悩みであったアワセ切れが少なかったこと。
ゼロとはいきませんでしたが、2回。
ヴァラップスイマーのピックアップ時に水面で食いつき、至近距離にも関わらず強く合わせてしまった時と、陸王決勝で、サイトで見つけたグッドサイズに枝越しにアプローチし、ジグを吸い込んだ瞬間にフルパワーでかましてしまったとき・・・
バチーン!!と響いた音が今でも耳に残っています”(-“”-)”
合わせ切れが減った要因は、ラインが強いことと、結び方を変えたこと。
スティーズフロロになってからラインに対する不満はなくなりましたが、さらに30年以上ユニノット(ダブルユニ含む)だったのを、パロマーノットに変えたことも大きい!
社内で誰のノットが強いか勝負したときに、パロマ―ノットに全敗したことがきっかけです。
さて、今年一年を振り返ると、開発においては、ハリーシュリンプ、ヴァラップスイマー、M.P.Sとリリースしましたが、それぞれ、これまでにないアクションを生み出せたこと。
実は3アイテムとも共通する要素があり、「タイトピッチ」・「高速振動」・「複雑な視覚効果」を発することです。
ハイプレッシャーフィールドで釣るために開発していますので、強すぎないナチュラルな質(シルエットも含め)でありながら、速く複雑な視覚効果で見切りを防ぐ。
手前味噌ながら、その差を実感できるバスからの反応を得られています(*^^)v
【2018リリースソフトルアーで釣ったバス達です】
そしてアングラーとしては、やはり陸王の奪還!!
初代が29のときで、今が39・・・危うく30台を通り越してしまうところでした(^-^;
イベントなどで多くの方にいただいた激励に、ようやく応えることができました。
今のやり方では勝てないと、心底痛感したのが昨年。
今年は意識を変えて挑みました。
プラクティスで見つけたバスをアテにし、絶対にそこで釣ってやろうと執着しすぎない。
プラクティスではバイトが多いので、本戦でもその感覚で柔軟にバスを探す。
結果的に・・・ではなく、勝つための選択をする。
あえて雑にも釣る(それもこなせる釣りがジグのスイミング)。
また来年も呼んでいただけるのであれば、もっと強くならないと2連覇はできないでしょう。
他にも、H-1グランプリに参戦したり、積極的に新たなフィールドへ挑んだり、オカッパリロクマルも叶えたい!
釣りも開発も、全力で挑まなければ良い結果は生まれませんから、今以上を目指して取り組む所存です。
最後に。
今年も一年、多くの方にお世話になりました。
スポンサーの方々、メディアの方々、ルアー開発・生産に関わる方々、販売店の方々、弊社商品をご愛用いただいている方々、応援してくださる方々・・・
おかげさまで、とても充実した一年を過ごすことができました。
皆さまにとりましても2019年が良い年になることを祈りつつ、今年最後のレポートを締めくくらせていただきますm(__)m
こんにちは、川村です。
忘年会いつにする?年賀状どうしよう?なんて、年末らしく慌ただしい雰囲気の真っ只中。
でも、釣りには行っています(^^)
先日は、弊社スタッフのS君と霞水系へ。
オカッパリ用のロッドホルダーを企画しており、一緒に釣りをして意見を出し合おうと。
釣りの妨げにならず、ロッド交換がもっとスムーズに行えるモノが欲しい!
そのために実現したいコンセプトがあり、その要望をフルクリップさんに相談、サンプルをあげてもらいました。
狙い通りの部分もありましたが改善点も見つかったので、早速次のサンプルを依頼したところです。
このコンセプトが実現すれば、より実践的なロッドホルダーになるはず!(^^)!
で、本来の目的ではないものの釣りもしつつ・・・早々に僕がM.P.Sのダウンショットリグで1本。
ズル引きながらのシェイク中に、重くなるだけの冬らしいバイト。
冬にバスを釣ったことがないというS君も、M.P.Sのダウンショットリグでグッドサイズをキャッチ!
水門のカドに落とし、しゃくっていたら重くなったとのこと。
さらにブレーバー57を3.5インチほどにカットしてのヘビーダウンショット(5gシンカー)でも追加!
こちらは消波ブロックエリアの足元に落とし込み、着底後ラインを張ったときには食っていたそうです。
この日の朝の気温は1℃と冷え込みんだものの、まだ越冬場にバスが集中していない印象を受けました。
例年より暖かかった晩秋の影響を引きずっているのかもしれませんね。
で、M.P.Sのダウンショットリグ、この時期にしては想像以上の釣果報告に一安心(^^)
小さいワームですが、グッドサイズも釣れています。
なかでも驚いたのが、地元の釣友が小貝川オカッパリで仕留めた54㎝!
小貝川でこのサイズは、見たこともない超MAX級です!!
消波ブロックにて、M.P.Sのヘビーダウンショット(5g)をしゃくっていたらきたそうな。
M.P.Sは逆手の抵抗がブレーキとなり、フォールスピードが抑えられますが、あえて重めのシンカーと組むことで、ブレーキに逆らって素早く落とすのはいいのかも!?
より水押しが強まり、リアクション効果が強まりそうです。
そして僕は、久しぶりの琵琶湖へ。
今年の陸王予選で戦った、北の鉄人・山田祐五さんにガイドを依頼していたのです。
琵琶湖の釣りは日頃の釣りとはかなりギャップがありますが、北湖の、それも祐五さんの釣りはことさらかけ離れた世界!
なので、使えるタックルを持っていない(^-^;
ので・・・
ロッドはダイワに借り、ラインも20~25ポンドを、ロッドと一緒に受け取ってきました。
リールは普段使っているシャロースプールではラインが必要量収まらず、草深さんからリョウガとスティーズA TWを借りました。
ルアーは、『ヴィレッジドアー』の店主が祐五さんのガイドを受けているので、お伺いすればあるだろうと(^^♪
連絡すると、偶然にも同じに日に北湖へ行くことが発覚!
さらに、現地で高速のインターを同タイミングで降りるという再偶然・・・
郷に入らば郷に従います。
スライドスイマー250・クラッシュ9・ブルフラット5.8インチ
さて、実釣のほうは、ジグヘッドタイプのスイムベイトにいきなり55アップがくるも、スライドスイマー250にガツンッ!ときたデカそうなのはバラシてしまい、ロクマルの夢は果たせず・・・
祐五さんはガイドに徹し、ほぼ釣りをしませんでしたが、少し釣りしてもらうとあっさり50アップを釣りました。
ブレーバー57のネコリグでも釣りましたが、指定されたネイルシンカーが5gと重い!
クリアな水質ゆえか、フル遠投です。
BOREASのフットボール型ネコリグシンカーを持っていたのですが、ネジ式でフルキャストしてもシンカーが抜けずGood!
このフィールドで生まれたであろうこのネイルシンカーにも「ナルホド」、と。
ネコリグ
フックはパワーワッキーガード♯2(ハヤブサ)
G7ワームプロテクトチューブの6mm
北湖ならではの釣り、それも祐五さんの釣りは新鮮どころではなく、とても勉強になりました。
このまんま日頃の釣りにハマるわけではないとしても、アレンジして活かせる場面はあるはず!
すでに霞水系でも試したいことがあるのです(^^)
そして北湖にも再チャレンジですね!
次はスラスイ250、もうちょっとまともに投げれるようにならないと・・・(^-^;
最後にイベントのお礼を。
キャスティング泉バイパス店でのイベントにご来店いただいた皆さま、ありがとうございました!
多くの方にお集まりいただき、今年最後のイベントを最高のかたちで締めくくらせてもらいました。
そして、帰りの新幹線の都合にて、最後まで残ることができず申し訳ありませんでしたm(__)m
それでは、釣り納めに行ってきます(^^)/
こんにちは、フィールドレポーターの山口諒也です。
11月下旬頃までは暖かい日が続きましたが、12月に入り急に冷え込みましたね。
ホームフィールドである遠賀川の水温もガクッと下がり、現在では魚の反応が悪くなる一桁台まで落ちています”(-“”-)”アングラーにもバスにも厳しい季節がやってきました。
さて、九州のフィールド状況ですが寒波が来てから水温が安定していないためか、魚がなかなか口を使ってくれないタイミングにあります。
遠賀川水系の水色はさらにクリアになり、本流や支流の犬鳴川では、水深1mもない浅場でバスを確認する事がありました。
(犬鳴川を橋の上から撮影)
橋の上からは、普段濁っていて見えないブレイクや沈みテトラがくっきりと見えます。
この時も、橋の上からデカいバスが泳ぐ姿を確認できました。
魚がシャローで見えてしまうので、浅場に狙いを定めるのか?
それとも、水温が安定する深めのエリアをやり込むのか?
迷い続けて中途半端な釣りをしてしまうためか、ノーフィッシュで週末を終える日々が続いています・・・
ですので、今回は、今年の1月~2月に有効だった釣り方を紹介させてください(^^)/
一つ目は、スイムベイト系を使った巻きの釣りです(^^♪
狙っている魚は、水温が低くなってもある程度動ける大型の個体。
僕の考えですが、コンディションの良い大きいバスは、冷たい水温でもお構いなしにエサを追っています。
この強い個体を狙う釣りは、ライトリグなどでサイズ問わず狙う釣りとは真逆にありまして、バイトは少なくとも、“食ったらデカイ”が当たり前の釣りです。
単純に大きいサイズのルアーを投げていればいいというわけではなく、魚にスイッチを入れる状況変化をとらえることが肝になると考えています。
冬は特に、日の出や夕暮れといったフィーディングタイムや、強風や雨、いつもより気温が高いなど、状況が変化するタイミングで魚が動く!
そのタイミングで、強いルアーを入れていく釣りになります。
ただ単に、浅場や深場を釣り歩いても意味はなく、フィーディングエリアとなるストラクチャーや地形の変化を把握したうえで狙うことが大切です。
僕は毎年12月~3月頃までこの釣りをしているのですが、釣れれば飛び跳ねて喜べるようなグットコンディションのバスに会えます。
ルアーですが、ドライブシャッド6インチとヴァラップスイマー4.2インチを使い分けています。
風や雨による濁りが発生している状況では、ボディサイズにより魚を呼ぶ力のあるドライブシャッド6インチを、
日の出や夕暮れのフィーディングタイムにナチュラルに見せたい場合やクリアな水色やプレッシャーで警戒心が高まっている状況では、リアルシェイプ&ナチュラルアクションのヴァラップスイマーを使うと良いと思います。
そしてもう一つは、ライトリグによる釣り。
狙いどころは冬の定番である、
・地形の変化や水深のあるエリアにあるテトラの穴撃ち
・風などをブロックしてくれる濃いカバー
まず、地形の変化や水深のある沈みテトラなどにアプローチする場合は、コンパクトなルアーをチョイスします。
[写真上]ハリーシュリンプ3インチと、M.P.S2.4インチのヘビーダウンショット。
ハリーシュリンプ3インチのヘビーダウンショットは、リーダーを20cmほどとって、リフト&フォールで誘います(^^)フォール後は、少しボトムで止めて食わせの間を与えてあげます。
M.P.S 2.4インチは、超ショートリーダーによるヘビーダウンショットによるマイクロピッチシェイクで誘います。
シェイクで食わなければ、早いリフト&フォールでリアクションバイトを誘発させる事も出来ますね(^^)
お次は、ハリーシュリンプ3インチのジカリグと、ブレーバー5インチのネコリグ(スナッグレスネコまたはガード付きワッキーフック)について!
どちらも風をブロックしてくれる、バスにとって居心地の良い濃いカバーやテトラの穴撃ちで使用します。
両リグともスナッグレス性の高いリグですので、濃いカバーを遠慮なく狙う事が出来ます(^^)
特に!ブレーバー5インチの「K.O.シュリンプ」は、水色がクリアになるタイミングでハマるカラーとして信頼しています(^^)
ブレーバーのボディサイズは5.7インチと5インチがありますが冬はバイトも弱くなる季節ですので、口を開けばスッポリとボディ全体が入る確率が高い5インチを多用してます(^^)
最後に!
年内ラストの新製品、『透湿防水ニットキャップ』を紹介させて下さい(^^)
帽子自体の深さもあり、耳までカバーしてくれるニットキャップですが、一番の特徴は、透湿防水仕様であること!
雨天時でも水が浸入することがないうえ、湿度は逃してくれるので蒸れは防いでくれます。
さらにツバ付き仕様ですので、雨や雪などが偏光グラスに当たるのも防げます。
体温低下は集中力の妨げになりますので、このニットキャップはとても気に入っています!
それでは、今回はこの辺で失礼します。
皆さんこんにちは、フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。
12月に入り、今年も残りあとわずかとなりました。
霞水系の周辺でも、朝晩の冷え込みがだいぶ厳しくなり、朝は布団から出るのがシンドイ・・・(-_-;)
フィールドでは、北からの季節風が吹く日が増え、水色もさらにクリアアップ!
水温も、魚が口を使いづらくなる境界線と感じる「10℃」に近づいてまいりました。
こうなってくると、シャッドやミノーのトリプルフックでショートバイトをとらえる釣りや、リアクション効果の高いメタルバイブの有効性が増してきます。
しかしその一方で、クリアアップするとバスの警戒心がさらに強まるので、ハードルアーをハメるには風やローライトといったプラス要素が必要ですし、バスがカバーの中に潜ってしまってしまうシチュエーションにおいても、ハードルアーでの攻略は難しい・・・
バスの目の前までルアーを送り込め、なおかつ食わせに長けるスモラバやスナッグレスネコリグも欠かすことはできないのです!
ということで、まずはスモラバに新作M.P.Sをセットしての釣り!!
オカッパリから、ちょうちん気味でのアプローチでキャッチ(*^^)v
M.P.Sは、とにかく喰わせ能力に特化したソフトルアー!!
川村さんの代名詞でもある、マイクロピッチシェイク釣法・・・決して、自分自身も得意ではありません(^-^;
そんな自分が使っても、M.P.Sは、ナチュラルに動いてバスを誘ってくれる!!
要するに、誰が使ってもM.P.Sだったら、バスが好む微振動を生み出せ、釣れるという事ですね(^^)
そしてもうひとつ、ブレーバーのスナッグレスネコリグを用いたリップラップ(石積み)エリアでの釣り!!
以前のコラムでも、スナッグレス性能を生かしたリップラップ攻略やテトラ、カバーでの穴釣り、そしてオカッパリからのアップヒル釣法を紹介させて頂いたのですが・・・今回は、リップラップの隙間をスナッグレスネコで狙い撃ちする釣り方です!!
先日、草深さんにマリーナ主催のトーナメントに誘っていただいた釣行でのこと・・・
当日は気合を入れて、リップラップエリアを、シャッドやミノー・ブレーバーのスナッグレスネコリグで攻めるも、ノーバイト。
「ヤバい、自分、ぜんぜん役に立ってない!」と、葛藤している中・・・(*_*;
草深さんから「石積みの穴(隙間)を、撃ってみて」と。
言われた通りに撃ち始めてまさかの一投目・・・落ちパクで、あっさりバスが口を使ってくれました!!
さっきまでの沈黙がウソのよう(^-^;
テトラやブッシュカバーの隙間を撃つ釣りはよくやりますが、地上に出た石の隙間を撃つ釣りの経験は自分には無く・・・まるで、海の磯場での穴釣りをしている様な感覚でした。
草深さんの閃きのおかげでバスをキャッチすることができ、自分の引き出しには無かった新たな攻め方を学ばせてもらいました。
翌週には、この釣り方の復習と、再現性を確認すべく、再び、湖上へ。
やはり、ブレーバーのスナッグレスリグでの、穴撃ちは効果的で、サイズこそ出なかったものの、一つのエリアから、グッドコンディションのバスを、たくさん引き出す事が出来ました!!
後日、あらためてこの釣りをして感じたのは、水面に飛び出した岩の方が、より太陽光の熱を吸収するため
水を温めてくれるのではないかということ。
だからこそ、驚くほど浅い石の隙間にバスが身を突っ込み、陣取っていたのだと感じました。
もちろん、オカッパリからでもブレーバーのスナッグレスネコリグは効果的!
ぜひ皆さんも、穴&隙間撃ち、試してみてください\(^o^)/
今回使用のルアー
・ブレーバー5インチのスナッグレスネコリグ
フック:N.S.Sパーフェクション#1/0(ハヤブサ)
フック:2.2グラムネイルシンカー(ジャッカル)
・M.P.S 2.4インチのスモラバセッティング
スモールラバージグSS3.5g(ダイワ)
・ハリーシュリンプ3インチ
※水が濁っている状況や、アピール力を増したい時のスモラバトレーラー用として
と、ここでネタをプラスして、プチ便利アイテムのご紹介!!
これからの、日照時間の短いバスfishingを快適にしてくれて、これからのクリスマス・イルミネーションシーズン気分を味わえる?(^▽^;)
諒也君もコラムで紹介していた、ルミヌードル!!
これはオールスタークラッシックの際、川村さんに、「便利だから使ってみて」と頂いたアイテム。
試しに使ってみると、とにかく明るい!そして見た目もスマート。
世の中で人気の、iが付くアイテムと同じフィーリング(^^)
取り付けもいたって簡単で、シガーソケットにUSBソケットとUSBを差し込むだけ!!
なおかつ、光量調整とカラー(光色)も6色の選択が可能!!
さらにリモコン付き!!
これさえあれば、朝の薄暗い時間帯の準備や、釣りした後の暗い中での片付けが、快適に出来ますね!
長文となってしまいましたが・・・是非、皆さんも、M.P.S 2.4インチ&ブレーバーを、上手く使い分けて、残りわずかとなった今シーズンの釣りを、満喫してください\(^o^)/
こんにちは、川村です。
前回、マイクロピッチシェイクの遍歴について、その経緯から、M.P.Sに求めたアクションにつきましてもお話させていただきました。
今回は、アクション以外のこだわりにつきまして・・・
“マイクロピッチシェイク専用”とはいったものの、細かく震わせるシェイクが苦手な人もいます。
人それぞれ、シェイクの幅やリズムにクセもあるし、ロッドによっても異なるでしょう。
なので、究極のマイクロピッチアクションを発する一方で、使い手やタックルを選ばず、バスの好む動きを発してくれることにも留意しました。
そこで、テールの付け根付近にクビレを2カ所設けることに。
細かなシェイクでなくとも、クビレがクッション的にしなることで、柔らかな動きに変換してくれます。
ちなみに素材も柔らかな動きが出やすいよう、もっともソフトなものを選択しました。
そして、ヘッド部分にもクビレを設けているのですが、これはボディサイズ調整のため。
ハサミを使わずとも、クビレにツメを押し当てるだけでキレイにカットできます。
シビアな状況では、コンパクトにしたほうが食うと感じる経験から、こうしました。
そして、ボディに一か所だけ設けた太いリブは、スモラバに一発で真っすぐセットするための目安です。
一発で真っすぐセットできずに刺し直すと、グズッてズレやすくなりますからね!
もちろん、スモラバごとにフックサイズは異なるのであくまで目安ですが・・・あると違います。
刺す前にフックを当てがい、この太リブを基準に抜き位置に見当をつけるとうまくいきます。
センターラインとともに活用してくださいませ。
そして、ヘッドに設けた小さな突起、これは・・・?
ダウンショットリグなどでマスバリをチョン掛けしたときに、針先だけを2度刺しするためのもの。
チョン掛けだと、フックの軸上をワームが回転して横を向きやすい。
これが見た目にも不自然で、イヤなのです。
フックとワームは一直線上にいて欲しい!
一旦チョン掛けしたあとに針先だけ突起に刺すことで、カチッと固定され回転を防いでくれます!(^^)!
普通のチョン掛け:フックの軸上を自由に回転してしまいます。
2度刺し:針先が固定され、一直線上をキープします。
さて、このダウンショットが思惑以上に釣れる!
先日霞水系で行ったBITE 『ENLIGHT』のロケでも、こちらに気づいて橋下に逃げていったバスが2投連続でヒットしたり、見つけたときには距離が近すぎ、ダメモトで落としたら呆気なく食ったりと、スレバスキラーっぷりを発揮(*^^)v
水平姿勢での繊細で複雑なシェイキングアクションは、ダウンショットとの相性も抜群ですし、
フォール中のピリピリ微振動も効いていると思います。
逆手は、フォール中の微振動を生むだけでなく、フォールスピードにブレーキをかけることでサスペンドバスへのアピール力を高めてくれる効果もありますが、その反面、スピーディに落としたいときには無いほうがいい。
そんなときにはカットすればOK!
千切るのはカンタンですが、付けることはできませんからね(^^)
ちなみに、ENLIGHT 釣行は、12月の霞水系オカッパリとしては快心の展開でした。
公開は1月の予定ですが、詳細が分かり次第お伝えいたします。
最後にイベントのお礼を。
キャスティングつくば店でのイベントにお集まりいただいた皆さま、ありがとうございました!!
陸王奪還へのお祝いのお言葉とお品もいただき、地元の温かみを実感した次第です。
遅くまでおつき合いいただいたことにもお礼申し上げますm(__)m
今年も残り半月、今年はまだまだバスが元気です!
皆さまもよい釣りを(^^)/~~~
キャスティングつくば店でのイベントの前に寄った小貝川で45アップ!
陸王でも活躍した、パワーフィネスジグSS改&ピッグダディJr.のスイミングにて。
現状「シャッドクランク」は、本金型へ進むことができました。
切削サンプルでほぼ形状は決まっているのですが、最後は電極ボディ(金型のベースとなるもの)を手作業で、ボディラインや顔、エラなどの細かい部分を削って、理想の形状に調整してもらいました。
【シャッドクランク電極ボディ】
少しでもルアー性能アップに繋がることは、全て盛り込めました。
いよいよ来週には、本金型の1stボディが届く予定。届いたら早速フィールドへ行って、微調整をおこなおうと思います。今年は暖冬で、まだシャッドクランクでの釣果も期待出来そうなので楽しみです。
12/2(日)は、日頃ボートを駐艇している、タイフーンさんの忘年会トーナメントに参戦しました。
優勝すると、なんと次年度の駐艇料が無料に!!
レギュレーションは、3本リミット。近年の傾向として、優勝するには4キロぐらいは必要。
試合前日の朝に遠征から戻り、そのままランチングしてプラクティスを開始!!
そろそろ水温低下と共に、利根川の消波ブロック帯にバスが溜まるタイミングかと思い、一路小見川閘門を抜けて利根川下流域へGO!狙うは消波ブロック帯!!
【水温は12~14℃と例年より高め】
【水門を通過して利根川へ】
東関東道、津宮、51号、横利根川の消波ブロック帯を攻めてみますが、2バイトのみ。使ったルアーはM.P.S2.4インチをトレーラーにしたスモラバ!!
見える消波ブロック際に落として、細かいシェイクを繰り返し、ブロックを舐めるように探っていきます。ボートでのロッドアクションは、ラインスラッグを出した状態からラインを軽く張る、緩めるを連続的におこないます。
●ラインを張る=バイトや湖底状況を感じとり、ラインアイを上に向けることで根掛かりを軽減させる。
●ラインを緩める=ブロック帯の高低差にもラインを送り込み、舐めるようにトレースさせることと、スモラバを漂わせるため。
M.P.Sは、ボディ中央付近にある2連のクビレが、細かいマイクロピッチシェイクでなくともナチュラルな動きに変換してくれます。これからの厳寒期にはマストアイテムですね!!
プラクティスの結果、利根川の状況が芳しくなったので、試合当日は霞ヶ浦をチョイス。
この時期に吹くことが多い北風の影響を受けにくい、西浦エリアに直行してやり切る作戦でスタート!!
パートナーは、急な誘いにも関わらず来てくれたフィールドレポーターの佐藤さん。
当日デッキに並べたルアーは、
●ハリーシュリンプ3.0インチの5gダウンショット
●ブレーバー3.5インチ(プロト)3.5gダウンショット
●スピンフィネスジグ1.8g+MPS
●カバージグSS8g+ピックダディー
●スティーズシャッド60SP-SR
●ラトリンログ
以上の6本。
狙うポイントは、リップラップとハードボトムのブレイク。そして、流入河川を狙ってみました。土浦新港横の境川のカバーで、早々にジグでバイトしてきましたがバラシ・・・
朝タックルを準備しながら、光大郎くんが陸王で使って勝った、「パワーフィネスジグSS+ピックダディーJr.」の方がコンパクトで、この時期のバスには良いと分かっていたのですが、小さいポークが無く、嫌な予感は的中でした(泣)
その後も、リップラップを中心に巻きまくりましたがノーバイト。
試合終了まで1時間を切り、ここまでリップラップで巻いてもバイトがないので、冷え込みで石の隙間に隠れているのかと閃き、パートナーの佐藤さんに穴打ちのお願いをしたところ、いきなり1投目からバイト!!
【イキナリ1投目でキャッチ!カラーはライトグリパンピンク】
帰着時間を考えると、あと10分ぐらいしかない・・・良さそうな石の隙間だけに絞り、アップテンポにボートを進めながらピッチングを繰り返していると・・・2匹目がバイト!!
そして、帰着時間になってしまいました。
【2匹でウエイイン】
恐らくバスは、冷え込みにより、少しでも水の動きが少ない身を寄せられる場所に、隠れてジッとしている感じでした。石の隙間を狙うには、スナッグレスネコリグが一番ストレスなく攻めることができます。
フォール時にテールがアクションするブレーバーは、フォールバイトも期待でき、この釣りにはもってこいでした!!狭い隙間やラインが石に乗った状態でもフォールさせやすいように、少し重めの2.2gシンカーを入れて釣っていました。
今年は例年より水温が高く、まだまだシャローゲームでバスをキャッチできそうですね。
こんにちは、川村です。
すでに雑誌広告や動画にて公開しておりますが、12月上旬、M.P.S2.4inchなるフィネスワームをリリースさせていただきます。
キャッチコピーの『これで食わなければ、諦める。』は、自分の釣りにおける、この釣法およびM.P.Sの役割をストレートに表現したものです。
その釣法とはいわずもがな、“マイクロピッチシェイク”。
“細かく、高速に、一定のリズムでシェイクする”この誘いは、かれこれ20年以上やり込んでいる釣り方です。
中~高校時代には、T.DソルティスラッガーやG-3(チューブワーム)などのジグヘッドリグでしこたま釣りました。
スピニングタックルにジグヘッドは0.9~1.8gで、水門やクイなどのタテストラクチャーに落とし込んでは中層シェイク。
ハンドポワードワームのフラット面を下にしたり、チューブワームの中にジグヘッドを入れることで生まれるスパイラルフォールと、中層で水平姿勢になる浮力があり、細かなシェイクで美味しい動きを発する、釣れる条件を備えたセッティングでした。
スモラバが出てすぐに、スタッド4インチ(ボディは短くカット)との組み合わせに開眼!
やり始めた頃は、他のルアーは使う気すらおきないほど強烈に釣れました。
スモラバが浸透し初期反応ほどの釣れっぷりとはいかなくなってからも、最も信頼する食わせであることは揺るがず。
ベイトタックルを用い、カバーの隙間に落とし込む釣り方を見つけたのもこの頃でしたが、当時はベイトフィネスタックルもなかったので、まともにピッチングすらできず・・・
オーバーパワーながらも7フィートのロングロッドによるチョウチン(真上から垂らす)および、フリッピングでカバーを釣っていました。
タックルバランスの関係で、ラインも12ポンド、スモラバのウエイトも3.5gと、今よりもワンランク太く重かったですね。
沢山のバスを釣っていくうちに、どんなスモラバやワームがよく釣れるのか、といったノウハウも自然と蓄積されていきました。
スモラバは水平姿勢をキープするもので、ガード付きかつフック強度が十分なもの。
当時は上記の理由でオーバーパワーなロッドを使っていたこともあり、細軸だとフックが折れてバラすこともあったのです。
また、水平姿勢を保つ90度ラインアイでのガード付きモデルのスモラバが売っていなかったため、FINA(現ハヤブサ)の1/8オンスジグヘッドにピンバイスで穴を空け、ブラシガードを装着。
それにスカートを巻いたものを使っていたのですが、スミス社の細めで弾力のあるスカートのフレア感がよく、好みでした。
当時そこまでしてカバーにスモラバを突っ込んでいるアングラーはいなかったので、そのアドバンテージは相当なもの。
2004年のクリスマスイブに開催された、Basser誌の第1回オカッパリオールスターに勝ち、その釣り方が紹介されました。
あれからもう14年か~・・・(^-^;
ちなみに「マイクロピッチシェイク」は、オカッパリオールスター後のBasser取材時に、僕の細かなシェイクを見たライターさんが命名したのが始まりです。
さて、M.P.Sは、長年この釣りをやり込んできた自分の理想をカタチにしたワーム。
・細かく、超高速に震えること。
・複数のパーツが異なるリズムで震え合うことにより、複雑な視覚効果を持つこと。
・中層で水平姿勢を保つ低比重素材であること。
これらの特性は、動画を見ていただければ一目瞭然かと思いますが、上記の条件を備えたうえで、唯一無二の動きを発することも、スレ切ったバスを反応させる必須条件でした。
長年食わせのキリフダでありながら、この釣りが浸透するにしたがって効果は衰えていくことを実感していたのは正直なところ。
食いそうで食わない、紙一重のバスをも反応させるために、その差が実感できるレベルでの、至極のマイクロピッチアクションを発するワームを造るに至ったワケです。
自分のイメージをケミウッドで削り、シリコン型による手流しでファーストサンプルを作成。
見た目はチープながら、アクションはすでにスタッド4ボディカットを超える手応えを感じました。
昨年の冬の実釣取材で釣っているのを覚えている方もいるかもしれませんね!
そこから一年の間に仮金型によるサンプルが届くたびに修正点を洗い出し、完成度を高めていきました。
小さなボディの随所にこだわりが詰まっているのですが、その辺はまた後ほど・・・
今回はこんなところで失礼しますm(__)m
※『Basser』誌面データ提供つり人社さまより
皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。
前回のコラムに引き続き、ローカルトーナメント参戦記(後半戦)の模様をレポートしていきたいと思います。
11月上旬、ラトルズトーナメントが霞ヶ浦で開催されました!この前週にはBasserオールスタークラシック、さらに大会の前日には北浦でkota’sアメリカンドリームトーナメント(エリアは北浦~霞ヶ浦全域と広大です)が開催されており、いわゆる、大場所といわれるメジャーエリアは、フィッシングプレッシャーが相当に蓄積されていると感じました・・・。
しかし、11月初旬にしては水温が16~18℃とまだまだ高いこともあり、前日のプラクティスでは、ヴァラップスイマーをセットしたスイムジグで、シャローブッシュ周りをスイミングさせるパターンで好反応を得られており、水面直下のサブサーフェイスが熱い感じで、条件の良いシャローは生きていると思っておりました・・・。
綺麗な朝焼けの中、スタートが切られます!!
意気揚々と前日プラで反応のあったシャローカバーを釣っていきます!!っが、当日はパターンが崩壊(泣)一晩でシャローがクリアアップし、すっかり生命感が消えておりました。これが霞ヶ浦の恐ろしいところ・・・。
そこで、シャローから狙うレンジを変え、その沖目にある鉄杭をハリーシュリンプ3.0インチのヘビダンで釣ってみると、キロフィッシュをゲット!!
引き続き、沖目にあるストラクチャーを釣ってみますが、後が続かない・・・。
ちょっと深めのレンジにある沈みテトラに狙いをシフトし、なんとかキーパーを絞り出すことに成功!沈みテトラ帯を釣ったのは、やはりハリーシュリンプ3.0インチ!使用したのはスナッグレスネコリグ(2.2gネイルシンカー)。
ハリーシュリンプ3インチのヘビダンで釣ったキロオーバー!
写真上:2.2gネイルシンカーをインサートしたスナッグレスネコリグ。
(フックはFINA社製のN・S・Sパーフェクション♯1を使用)
写真下:5gシンカーのヘビーダウンショットリグ。
ハリーシュリンプ3.0インチに助けられ、2本の貴重なバスをウェイイン。1755gで4位という結果でした。
発売になったばかりのハリーシュリンプ3インチですが、まんまエビシルエットの一口サイズということもあり、タフになったときこそ本領を発揮してくれます!
今回釣った少し重めのネイルシンカーをインサート(今回は2.2gを使用)したスナッグレスネコリグは、素早いフォールのリアクション効果もあり、これから寒くなってくる時期には効果的です!テトラや石積みといった岩の隙間の一つ一つに落とし込んでいくイメージで釣ってみて下さい。
そして季節も若干進み、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた11月中旬、K-1トーナメントのクラシック戦が霞ヶ浦は土浦新港で開催されました!!年間上位者のみが出場可能なクラシック戦ということで、私は年間3位でエントリー!
朝のミーティング風景。
防寒着を着込むほどの冷え込みに加え、北寄りの風も強い・・・。クラシック戦を迎えるにあたり、前日のプラクティスは気合を入れて霞ヶ浦に繰り出しました!
晩秋にかけて良くなるであろうエリアを駆け足でチェックしますが、ターンオーバーの影響からか、どこのエリアも水質が悪い。一方、土浦の流入河川の一つでもある桜川は、水質がクリアアップし、さらには水温が12℃台と、かなり季節が進んでいる状況・・・。
霞ヶ浦西浦~流入河川と、広範囲をチェックするも、あえなくノーバイト、ノーフィッシュの完全試合達成・・・。正直、何も見えていない状況で大会を迎えました・・・。
抽選により私は3番スタート!
霞ヶ浦本湖の水温が15~16℃台と、まだシャローにも可能性が残っている可能性も考えられます。さらに、強風の影響の少ないエリアということで、スタート地点付近の小規模流入河川から釣りをスタートします!!
流入河川の水温は13℃台後半と、霞ヶ浦本湖よりは若干低い。水質も濁り気味なことから、シャローカバーにバスは付いているはずだと、とにかくシャローを丁寧に釣っていきます。
流入河川の河口部から橋一本目までのアシ、竹のオーバーハング、レイダウンなどを攻めますがノーバイト・・・。橋を超え、両岸が斜め護岸になり、全体水深も浅くなってきます。斜め護岸に覆い被さる形でベジテーションカバー(草)が現れ、その草のエッジにキャストしたラバージグになにやら違和感・・・。最初は草に引っ掛かったと思い、ルアーをゆっくりピックアップするとバスがルアーを咥えたまま水面まで!!急いでフッキングするもスッポ抜けます・・・。
貴重なファーストバイトを逃し、かなり落胆しましたが、魚は絶対に居ると確信出来ました。バイトがあったのは川の流れに対してベジテーションカバーの下流側、おそらくバスは流れを嫌っているだろうと・・・。
一通りストレッチを流し、今度は対岸側を上流から下流に向けて釣っていきます。付近に水門が絡むベジテーションカバーで、唐突にラインが走ります。今度はがっちりとフッキングが決まり、キロオーバーをゲット!!さらに、数十メートル流したところで、やはりベジテーション周りでラインが走ります!!2本目はあきらかにデカい!!なんとかハンドランディングをした魚は、痩せたコンディションでしたが1400gオーバーとグッドサイズ!
僅かな時間でキロオーバーを2本ゲットと、ベジテーション(草)パターンを確信します!但し、釣った2本ともハッキリとしたバイトがまったく無く、ルアーが着底した後、ゆっくりとラインが走るだけで、集中していないと貴重なバイトを見逃してしまいそうな感じ・・・。釣っているのが狭いエリアなので、時間を置きながらキーストレッチを何回も流し直すと、またもやラインがゆっくりと走るバイト!しかし、スッポ抜けのミスバイト・・・。
なかなかリミットメイクとなる3本目が釣れない苦しい時間が続きましたが、時刻も11時過ぎとなり、水温も徐々に上がってきたタイミングで、ブッシュが絡む小規模なゴミ溜まりで3本目がヒット!!1本目、2本目よりもサイズは小さかったのですが、とりあえずリミットメイクで一安心!
暖かくなったタイミングもあり、吹いていた風も一瞬止んだ瞬間、やはりベジテーションのエッジで今日一のビッグバイト!!1500gはありそうな魚でしたが、やり取りの最中で痛恨のバラシ・・・。優勝とビッグフィッシュ賞がチラつきましたが・・・(泣)
その後はチャンスが訪れることなく、帰着となりました・・・。ウェイインすると、周りもチラホラと釣れている様子。なかには短時間で瞬く間に3本釣った人も居るとか・・・。正直、負けたかなと思いましたが・・・
勝利が舞い込んで来ました!!副賞のバッテリーも嬉しい(笑)
私は3本で3,220gをウェイイン!
今シーズンのK-1トーナメントは上位入賞が一度もなく、あと一歩で年間優勝も逃すなど、どうしてもこのクラシック戦で結果を残したいと思っておりました。なにより、過去のK-1クラシック戦においても2位が最高と、自分の中でも殻を破れずにおりました・・・。今回の優勝で少しは自信に繋がったと思います。
今回のヒットルアー!!
プロズファクトリーのエキップストロンガー1/4ozブラックと、ポークは釣り吉ホルモンのピッグダディーJr.のブラウン!
結局、ウェイインした3本ともジグ&ポークでキャッチしました。狙った流入河川は濁りもキツく、ジグ&ポークによる水押しのアピールが効果的だったように感じます。ジグはラバーを数本間引き、コンパクトシルエットになるように短くカットしております。さらに、ファーストバイトをミスった後、ジグにはラトルも装着しました。音によるアピール力をプラスすることにより、濁りの中でルアーの存在感を少しでも際立たせようと現場でチューニングを施しました!
さて、今シーズンの霞ヶ浦は、いまだ水温が高めということもあり、まだシャローの釣りでも楽しめそうです!まだ納竿と言わずにフィールドに立ってみて下さい!これからの晩秋~初冬のフィールドを攻略するにあたり、私を含めた各コラムをご参考にしていただけると嬉しい限りです!皆様も是非、痺れる一匹を目指し、ボトムアップルアーを駆使してタフなフィールドコンディションを攻略してみて下さい!
こんにちは、川村です。
すでにSNSなどでご存知の方もいるかと思いますが、ルアーマガジン・陸王の決勝に挑んでまいりました。
決戦の舞台は、北浦・鰐川・外浪逆浦・常陸利根川。
対戦相手は、青木大介・木村健太・伊藤巧・・・強豪ぞろいすぎる(*_*;
直前2日間のプラクティスに臨むにあたり、草深さんと参戦したアメドリで得た感触が、新たな視点でバスを見つけるきっかけとなりました。
それは、ボトムが見えるほどのドシャローがまだ生きているということ!
例年であればもう意識から外すシチュエーションですが、今年は冷え込みがなく、安定した気候が続いていることで、季節感が進んでいないのです。
かといって、沈みテトラのような水深のあるエリアでもバイトはあり、本湖・本流の水門からもグッドサイズの反応があり、流入河川にも警戒心MAXレベルながらグッドサイズがいる・・・
ようは“どこにでも可能性がある”状態なのです。
プラクティスでは、フックにキャップをかぶせて掛からないようにしているのですが、初日8バイト、2日目10バイト・・・これはハイシーズンばりのバイト数!
しかし、ラインテンションを張ると呆気なく離してしまうショートバイトが多く、これはバラしやすいぞ、と。
さらに今回、対策が必須と考えられたのが、土曜日が絡んでいることによるハイプレッシャー化。
そこで、プレッシャー対策として、とあるジグにチューニングを施したものと、バスが見慣れていないであろうトレーラーをこしらえていました。
思惑どおり、そのジグに対するバスの反応は良かったものの、ショートバイト対策として、トレーラーのセット方法にも一工夫することに。
このチューニングジグとトレーラーのセット方法は確かな効果がありましたので、誌面にてぜひチェックしていただきたいと思います。
さて、今年の陸王、初日の結果はSNSにて公表されたとおり、なんと4人が600g内にひしめく大混戦!こんな展開は初めてです。
ビッグフィッシュが出にくいことから、暫定トップの青木大介プロとの差は数字以上に大きく感じ、3連覇を狙うタクミもいい位置につけている。
キムケンは4本ながらウエイトは同等ということは、バスのサイズがいい!
そして僕は最後尾ですが、誰かは4~5キロを釣ってくると思っていただけに、胸をなでおろしたというのが正直なところ。
誰が勝つのか誰にも分からない状態で突入した最終日。
結果は、ルアーマガジン11月末売り号にてご覧いただきたいと思いますm(__)m
陸王の翌日に開催された『53PickUp!秋の陣』
【前日まで陸王で戦っていたキムケンも参加。ニーブーツを履いて拾いまくっていました。】
を挟んでの週明けからは、DAIWAの撮影にて霞水系へ。
来年リリースされるロッドとリールを使っての実釣です。
ロッドは2年前からテストしていたモデルなので、すでに使い込んだ感覚ですが、リールはちょっと投げたことがあるだけで、実践投入は初めて。
軽量リグが軽い力でよりスムーズに飛んでいくフィーリングに、確かな進化を感じました。
タックルの使用感はこの上ないのですが、肝心のバスがスッカラカン!?
苦戦しながらも、スモールラバージグSSにM.P.Sの必殺セッティングでなんとかグッドサイズを仕留められました。
困った時にはいつも助けてくれる、まさに最終手段です。
なんにせよ、例年であれば沈みテトラでライトリグといった冬の釣りがスタートする頃合いですが、今年の暖かさからして、まだもったいない感じかな?
もう少しシャローで楽しめそうな雰囲気を感じれた最近の釣行でした!!
【P.S.日暮れが早くなりました・・・】
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、AbemaTVさんのワールドチャレンジに、昨年のW.B.S.年間一位のタイトルホルダーとして出場させていただいております。
この試合は、合計8名が2グループに分かれてトーナメントを行い、最終的に優勝者が、2019年のバスマスターオープン戦にフルサポートで参戦できる大会です。
出場者は、タイトルホルダー5名と、メーカー推薦のファン投票で決まった2名、そして、一般応募で勝ちあがってきた1名の合計8名で優勝者を決めます。
私が出場したリーグAは、4人で予選4試合(霞ケ浦水系で2日間、琵琶湖で2日間)を行い、上位2名が決勝リーグへ進めます。
予選は、トップの成績で通過することができました!!
そこで、先週から放送されている、トップウェイトの結果を出すことができた、リーグA 2ndラウンド 琵琶湖(DAY2)にての釣り方を、紹介させていただきます。
琵琶湖に行くのは、ゴールデンウィーク以来で久しぶり。
9月中旬に行われた試合当日の状況は、直前に大型台風が琵琶湖を直撃・・・
ほとんどのウィードが根こそぎ吹き飛ばされている状況でした。
それでも、少なからずウィードが残っているエリアには、バスが多くストックされており、ハリーシュリンプ4インチのフリーリグで、7本ぐらいキャッチすることができました。
しかし、ウィードが残っているエリアが見つけ易いため、プレッシャーも高く、バスのコンディションもあまり良くなかったので、試合2日目は、初日の後半攻めた、沖にあるマンメイドストラクチャーをメインに戦いました。
今までウィードに隠れていたバス達が、無くなったことでナーバスになり、何かストラクチャーに寄り添いたいと思っているはずと・・・
その状況で、数少ないウィードに代わる隠れられる場所として、沖にある六本柱にバスが集まっているのではと考えました。
狙いは的中して、2日間で六本柱から15本ぐらいのバスを釣ることが出来ました。
試合中は増水傾向にあり、琵琶湖の最下流にある瀬田川の堰が全開放水で、そこそこの流れが発生していました。
ルアーは、私自身が琵琶湖でいつもメインにしている、ブレーバー5.7インチの1/16oz.ネコリグを使いました。
ゴールデンウィークのときも多用するリグで、プレッシャーが掛かり、ナーバスなバスを釣るには効果的です。
アプローチ方法も重要で、流れの当っている上流側にボートポジションをとり、各柱の裏側に出来る水のヨレに付いているバスを、狙う感じでリグを流し込みます。
ワイヤーが水中にも入っているので、柱の手前で一度着底させ、その後軽いシェイクをさせながらラインスラッグを出し、柱の裏側にブレーバーを運びました。
流れがあるので、常にブレーバーのテール部分が細かくバイブレーションするのも効果的でしたね。
この試合、リーグA 2ndラウンド 琵琶湖(DAY2)の模様は、期間限定でAbemaTVサイト内にて無料で視聴できますので、見逃した方や、もう一度ご覧になりたいという方は、下記のURLよりご視聴頂けます!
https://abema.tv/video/episode/323-24_s1_p4
タックル
ルアー:ブレーバー5.7インチ ネコリグ バサーズタングステンシンカー ネイル1/16oz.
ロッド:AIR EDGE 641L/ML-ST・E (ダイワ)
リール:STEEZ type-Ⅱ Hi-SPEED(ダイワ)
ライン:シューター5lb. リーダー8lb.(サンライン)