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honda 2017.11.15

暦の上では立冬を過ぎ、いよいよ寒くなってきましたね
Bottomup事務所で新たな構想?妄想?を少しずつ形にしながら、日がドンドン短くなる寂しさと、夜の冷え込みをヒシヒシと感じている今日この頃です。

この冬に近づく季節の進行とルアーカラーについて、つい先日あらためてツートーンカラーの存在意義を再確認したというか、より生き物イメージが高まりました。
事務所で不意に始まるオールドルアー談義のなかで、今や入手困難となってしまった“ポーク”の話題になった時。一部で圧倒的人気の“ビッグダディ”より、小さいサイズのNo.11“ポークフロッグ”と呼ばれるモノがあります。「ブタでカエル??」当時から謎のネーミングでしたが、その謎?が解けました。
カタチは微妙ですが、 どうやら元々は カエル を模しているらしく、独特のツートーンカラーもそこから来ている…(グリーンのドットカラーなどがあり、当時は子供心にザリガニにしては変な色だなと思っておりました。)

そして先日、近所の池でチョイ釣りをした際、小さいカエルがやけに沢山見られ活発に動いている感じがありありでした、当然その色は ツートーン。
「たしかに水辺の生き物って、ツートーンが多いかも…」
で、たまたまリグっていたのがコレ

(ベイトフィネスジグにBREAVOR50 グリパンオレンジの組み合わせ)

「今日のカエル君とは色合いが違うな」と思いつつも、クルマまで遠いこともありとりあえずバンク際を撃っていたとき… !ピンときました、ワームが身震いしながら藻の隙間に入っていく姿( ⊙‿⊙) まさに、イモリ?ヤモリ?アカハライモリ そのものじゃないですか、コチラも典型的 ツートーンな生き物。

そう、バス君達が好んで食べてそうな水辺の生物=両生類—-→ツートーンカラー
(ザリガニも類は違いますが、腹側も含めるとツートーンに見える)

そして彼らは ”冬眠” をしますよね、その前の動くタイミングって食べられてそう…
今だな、ツートーンカラーを投げる時は!と単純に思えました(^_^;)
カラーを選択する際、なんとなく直感で選ぶのもひとつの手ですが、こんな理由づけを自分なりにしてみるのも面白いですよね。釣れそうな気が強くなり、集中して投げ続けられるという点でも大事かと思います。まあ、当日の1時間勝負では釣れませんでしたが… 、エサはあんなにいたのに(・・;)

そして、開発中のスピナーベイトでも面白いツートーンカラーを考えています。
例えば、現在構想中のこのカラー

いうなれば「地味派手ツートーン」
水色・水中の背景になじみつつも、なんとなくアピールもあるチャート系 … みたいな都合の良い
カラーに思えます。スカートを自在にブレンドできる、スピナベならではの見え方ですよね(^^)
これが水中でうねうね艶かしく動いたもんなら、そりゃバス君も思わず食べちゃいますよ。
「エサっぽい何か、食べたくなる何か」に見せることが、ルアーの大事な要素だと日々強く感じています。
NEWスピナーベイトは動きとともに、カラー展開にもご期待ください~

kawamura 2017.11.07

先週は桐山孝太郎さんが主催する『Kota‘s American Dream』に参戦し、なんと優勝してしまいました!!
優勝すればアメリカに招待してもらえ、トーナメントにも参戦できる、まさにアメリカンドリームな大会です。

草深さんに「アメドリ一緒に出る?」と声をかけてもらったのが数日前。
草深さんは一週間ほど前にガイドで湖に出ていたものの、前日プラクティスはナシのぶっつけです。

100艇を超えるバスボートが浮かぶスタートは壮観で、心躍ります。
フライトは10番と、好位置でした。

朝イチは、一週間前にプロトのスピナーベイトとブレーバーで入れ食ったという北利根川のストレッチに入るも、台風の影響でひどい濁り。
話に聞いていた状況から一変していることは明らかでしたが、エリアポテンシャルは残りつつ、
バスがカバーの中に移動しているだけの可能性もあります。
2人でスピナーベイトやジカリグ、ジグ&ポークを撃っていくも反応はなく、
そこからはバス探しの旅へ・・・とはいっても草深さん頼みですが(^-^;

増水&濁り、さらに晴れたことによって、旬はシャローカバーにあることは間違いなさそう。
しかし、増水してからしばらく経っているので、イージーなシャロー祭りは終わっています。

少しでも水質が良く、小魚やエビがシャローバンクに絡んでいるエリアはどこなのか?
この広い霞水系全域からひとにぎりであろうその場所を探し出すセンスは、草深さんの真骨頂!
風がおさまりつつあるタイミングを見計らって一気に移動した古渡のストレッチは、
ブッシュの浸かり具合もよく波当たりも適度。そして、魚探にはシラウオが映っているとのこと!

ルアーは早々に、ラバージグに絞り込んでいました。
濁っているうえ増水でブッシュカバーも広いので、ボリューム感と水押しの強いもので
バスに気づいてもらいやすいように、と。
最初は9gのジグにジャンボポークフロッグを組んでいましたが、
この濁り・・・もっとゆっくり、もっと水押しを強くしないと・・・

そこで、ジグ(ゼロワンジグ)を5gに軽くし、トレーラーはエスケープツインにしました。
視界が悪い中でもミスバイトしないよう、トレーラーのボディをカットしコンパクトにまとめました。
カラーは濁りに強いブラックスカートに、エスケープツインも濃い色合いのもの。

雰囲気的に、晴れているのでバスはカバーシェードに依存しつつも、
増水によりカバーブッシュの奥行きが広いので、タテに落とし込んでいくアプローチでは効率が悪い。
そこで、ブッシュのキワや隙間を横方向に泳がせてこれるコースを見つけては滑り込ませ、
スローにスイミング・・・この釣り方がハマりました!

1匹目は岸から離れた単独ブッシュのキワを泳がせて1300gオーバー!
2匹目は、滑り込ませられない濃密ブッシュの奥に上から落とし込んで。カバーにロックしたバスを草深さんが掴んでくれキロアップ!
3匹目は、水没した草のキワからのスイミングに水面を割って食い上げてきた1200クラス!
さらにブッシュの根元に入れてのスイミングに4匹目がヒットするも、900台で入れ換えならず。
4バイトのみでしたが、ノーミスでした。

いいウエイトまでいったものの、シャロー撃ちしているボートも多く見かけたし、
ビッグフィッシュが入らなかったので勝ちはないな、と思っていたのですが・・・
草深さんが選んだエリアがバスのクォリティが高いベストエリアだったことは、
結果を受けて理解したことでした。
W.B.S の年間一位獲得にジャパンオープンも制覇、そして今回の優勝と、勝敗を分ける状況判断の一端を
垣間見ました。

タックルは、ロッドがテストを終えて来年リリース予定のヘビーバーサタイル。
スティーズショアコンペティション「キングバイパー」。
パワフルなのにしなやかに曲がるスローテーパーにすることで、ヘビーパワーであっても今回のように軽めのジグや高比重ワームのノーシンカーも投げやすい。
そして、ワンハンドキャストも可能なほど軽く高感度な素材なのに、粘り強さも兼ねるのもスローテーパーの恩恵です。
スローテーパーにすると掛け感が心配になるところ、ガードジグでもガッツリ掛かるのは、SVF素材が持つ反発力の強さ、など・・・
他にもイロイロあるのですが、詳しくはまた (^-^;

リールはスティーズSV TWの7.1左巻きに、ラインはスティーズフロロタイプモンスターの16ポンドでした。

Kota’s American Dream には初めて参戦しましたが、アメリカ釣行への夢はもちろん、
アメリカプロのトーナメントシャツやパワーポールなど、ジャンケン大会の景品も豪華で、最後まで大盛り上がりの素晴らしい大会でした。
元B.A.S.Sエリートプロ、ケビンショートの声にはうなずくだけで、何を言っているのかはサッパリ分かりませんでしたが・・・(^-^;
桐山さんをはじめとするスタッフの皆さま、本当にありがとうございましたm(__)m
今から来春のアメリカ釣行が楽しみでなりません!!

kusabuka 2017.11.02

こんにちは草深です。
まずは先日10/14、15に土浦新港スタートで開催したW.B.S.クラシックの結果を。
自分は2日間トータル4匹4,595gで4位フィニッシュでした。

プラクティスから5本リミットを揃えるのが難しい状況で、
いざトーナメントがはじまってみたら、プラクティスのとき以上に厳しく・・・
バイトが少ない試合でしたね。

今回メインで使ったルアーは、
・スローロール用として、スピナーベイトプロト1/2oz.
・ケイテックモデルⅡフットボール1/2oz.に、トレーラーはブレーバー57の頭をカットしたもの。
・シャローと沖のブレイク用として、スティーズカバーチャター3/8oz.に、トレーラーはジグと同じくブレーバー5.7インチ。

【フットボールやチャターベイトにブレーバーをトレーラーワームとして使用しています。特にチャターとの組み合わせはおすすめ!ウネウネとアクションする様はシラウオっぽい感じです】

最近の霞ヶ浦水系のベイトフィッシュとして特に重要視しているのがシラウオ。
見ての通り弱弱しいシルエットですが、見た目より遊泳力があります。
シラウオを捕食している時は強すぎないボリュームと弱い波動、そして細いシルエットを意識します。そんな時はブレーバーが効果的で、お尻の小さいシャッドテールがボディを細かくバイブレーションさせて、シラウオ的な細いシルエットとの愛称は抜群です。

【バスのコンディションは抜群でアベレージは約1,300g。4本でも勝負になるサイズばかり】

詳しい内容は2日間ともBasserさんが同船取材してもらったので18年1月号(11月26日発売号)をご覧ください。

【メインエリアは浚渫跡。オープンウォーターなので魚探とGPSを頼りにキャストを繰り返します。
常に水中を妄想しながらw】

次の週は大型台風が通過して霞ヶ浦水系は数年ぶりの大増水!

【ダイワラボで訪れた潮来スロープは桟橋が水没でした】

平水位から90cm増となり、護岸の上でも長靴では無理なぐらい水深があり、
普段だと岸の上で釣れちゃうぐらいでした。

「増水したらシャロー」は基本的な考え方としては間違っていないですが、
バスは急な水位上昇と雨水が大量に入り込むことで一時的に口を使わなくなります。
数日経つと水にも慣れてきて、バスの活性が高まることも多いです。

そんなタイミングを期待し、ガイドで霞ヶ浦へ出陣しました。
もちろん、ワクワクo(^o^)oしてシャローからチェックを開始!

いつものブレーバー57スナッグレスネコリグで、奥行きがない、壁になっているアシ際をメインに
アプローチ開始。早速釣れて、バスのコンディションはGOOD!!

【お客様もブレーバー57スナッグレスネコリグM004ダークシナモンブルー&ペッパーでグッドサイズを】

そして、無風状態だったので水面系ルアーが気になり、いつもなら根掛かりしにくいフロッグや手返しよく広範囲を探れるバスベイトをチョイスするところですが。。。

思いの他バスの活性の低さを感じていたので、移動距離を抑えながらもアピール力が強い羽根モノ系ルアーを投げてみましたところ、いきなり強烈なバイト。。。

ガッツリフッキングして上がってきたのは、コンディションの良いバス!
やはり、バスが居たところは普段だと岸の上(笑)

【初めて実践で使用したヤマトクローラーですが、着水時にボディが少しダイブして姿勢を正そうとする際にプロップが回転して、フラッシングする感じが良かったです。着水バイトが期待できそうですね】

その後もお客様と同じ条件のエリアをランガンでチェックするが続かず、夕方に・・・
最後に入ったのは、アシっぱらのシャローエリア。朝、チェックしたときにもシラウオと小さいエビが
無数に居ましたが、ショートバイトのみでした。

朝は強烈に流れていたので、流れのヨレや流れを避けるスポットにルアーを投げていきましたが、
よく水中を見ると強い流れの中にもベイトフィッシュが居ることを確認!
そこで流れがブチ当るスポットにルアーをキャストしていくと、バイトラッシュ!!
一瞬にして45cm平均で4本キャッチすることが出来ました。
バラしも多かったのでバイト数でいうと入れ喰い状態!!

ルアーもベイトフィッシュを追っているバスなので
横の動きへの反応が良く、プロトスピナーベイト3/8oz.、4インチシャッドテールワーム、お客様はレベルスピンで釣られていました!

【小一時間で連発劇!! プロトスピナーベイトは相変わらず良く釣れます】

水温15℃でもバスは流芯に入り、エサを一番効率よく捕らえる事が出来るポジションにいました。
つくづくバスはエサを常に求める魚なんだと、改めて再認識出来た一日でした。

今の霞ヶ浦で良いバスを沢山釣ることは簡単ではありません。
でも、どんな厳しい状況でもパターンは存在するし、
固定概念を捨てて釣りをすることが強いパターンを見つけるコツかもしれませんね。

【今回活躍したルアーたち】

最後に私が開発担当しておりますハードプラグですが発売を楽しみにしてくれている
皆様には大変お待たせしてしまい、誠に申し訳ございません。
狙いのアクション出しや細かい形状修正を繰り返しおこなっております。
細部まで拘る開発方針ゆえ、通常より時間は掛かってしまっているのが現状です。
妥協して開発を終了させて、発売を早めるようなことは考えておりませんが、
来年には発売に漕ぎ着けられるように、一心不乱に開発を進めております。
進行状況は、今後もコラム内で紹介していこうと思っております。

kawamura 2017.10.24

こんにちは、川村です。

早いもので、今年も残すところあと2か月ほど。
フィールドの状況も、冬に向けての移行期に入っています。
岸際の生命感は消えていき、バスの生活圏は深めになり、活性も徐々に下がっていく・・・(^_^;)

ホットになる水深はそのフィールドによって異なるので一概には言えませんが、
霞水系のように、これまで水深1m未満のシャローがメインだったフィールドであれば、
1.5~2mほどの“ちょっと深い”が程よい感じに。
そして使うルアーもハイシーズンより限られてきます。ざっくりとメインどころを挙げると・・・

【ハードルアー】
・スピナーベイト
11月であればまだ出番ありで、岸際巻きはじめリアクションバイト狙いからスローロール。
ブレードのレスポンスが良く、力強く水を掻いて生命感ある振動を生むタイプがやりやすく、
釣れると感じます。

・シャッドプラグ
シャッドラップや、ノンラトルモデルが追加されたスティーズシャッドなどをただ巻き。
追えなくなってきたと感じればダンク48Fも交え、ストップ&ゴーでよりゆっくり誘います。

・フラットサイドクランク
11月であればまだ出番ありで、シャッドほどフィネスにしなくとも食わせられるなら、
強くバスを引っ張れるこちらを選びます。
アピール力重視ならDチップ、食わせ重視なら、小ぶりで超ハイピッチアクションのBタイトMRで
中層をパタパタとただ巻き。
ピンスポットではトゥイッチでのヒラ打ちも織り交ぜます。

・メタルバイブ
晩秋であれば、スイミング気味のリフト&フォールでスピーディに拾っていく感覚で、
オーバーライドとブーストを使い分けます。
スライドフォールが特徴のオーバーライドは広範囲にアピールし、
滞空時間の長いフォールがバイトチャンスを稼いでくれます。
シャッドっぽくナチュラルに泳ぐブーストはハイプレッシャーに強く、ただ巻きでも食わせられます。

【ソフトルアー】
・ネコリグ
一年中メインです(笑)・・・が、晩秋からは狙いどころに変化あり。
消波ブロックやオダなど、沈み物の隙間落とし。
ブレーバーは小さな落差のフォールでも身震いして誘います。
また、シャローカバーの居残りグッドサイズ狙いにもGoodです!

・ダウンショット
ブレーバーのテールをカットし、ハチマキより少し後ろにワッキー掛け。
ピンスポット撃ちではリーダーを20㎝ほどとり、シンカー着底後の自発的なクネクネフォールを活かします。
ボトムを引いてくるときには、リーダー1.5㎝ほどの超ショートが好み。ジグヘッドワッキーに近いですが、
ワームがボトムからわずかにでも浮いたほうが落ち葉など拾わないし、バスからも発見されやすいのでは?

・スモラバ
中層で水平姿勢を保つ90℃ラインアイで、ガード付きであること。
愛用中のシンクロに加え、ダイワのスモールラバージグSSをリニューアルテスト中です。
フックを大型化&強化させ、ガードも本数を増やしたベイトフィネス対応モデル。
ワイヤーキーパー採用でトレーラーがズレないのも快適です。
トレーラーは水押し&アピール重視ならドライブホッグのフラスカートカット、
中層一点食わせ重視ならスタッド4インチボディカットを合わせています。

と、一部を除き冬っぽい布陣に。
また、デカバスが狙えるフィールドであれば、ラバージグ&ビッグダディのようなボリュームベイト!
今年はデカバスけっこう釣らせてもらい、やっぱりデカバスにラバージグは効くな~、と。

そして、こちらも今年その効果を再認識し、この晩秋にも期待しているのがキャロライナリグ!
19ぶりに参戦したW.B.Sのグラチャンや、釣りビジョンの対戦企画『IKUSA』、
さらにAbemaTVのビッグフィッシュバトルでも勝利をもたらしてくれました。
「効率よく探れつつ、食わせにも長ける」、とても理に適ったリグで、
スピーディに誘った直後にノーシンカー状態でスローフォールと、緩急の利いた食わせの間もキャロならでは。
近年めっきり使われなくなったリグですが、だからこそオイシイともいえます。

下記はリギングの例、リーダーの長さはおおよそですが・・・

スピニングタックルによるライトキャロ(シンカーは3.5g~5g)
・ロッドストロークによるスイミング主体では、ブレーバー5インチ。リーダーは40~50㎝ほど。
・細かなストップ&ゴーで、ボトムを這うエビやゴリをイメージするには、ビビビバグ。
リーダーは30~40㎝ほど。
・2トゥイッチ1ポーズによるリアクションキャロには、ソルティスラッガーやクロステールシャッド。
リーダーは20~30㎝ほど。

ベイトタックルによるヘビキャロ(シンカーは10g前後)
・2トゥイッチ1ポーズのリアクションキャロには、ドライブスティック4.5インチ。
リーダーは30~50㎝ほど。

まだ本格的な冬の釣りになる一歩手前。
12月に入ると冬っぽさが色濃くなってしまいますので、この一か月間の釣行は大切にしたいですね(^^)

【霞水系での隼魂ロケにて。ブレーバーのスナッグレスネコ】

【只今放映中の釣りビジョンfollowmyF 広島ロケではスティーズスピナーベイトにて】

sato 2017.10.19

皆さんこんにちは、フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。
今回は、秋本番となった最近の釣行について紹介させていただきます。

外気温もだいぶ下がり、心地よいシーズンとなりました(^^)
水中のバス達も、冬に向けての荒食いモードに突入か!?
そんな秋の荒食いを期待し、小貝川にボートを浮かべました。

毎年、初秋に水位を落とす小貝川。
この減水するタイミングを心待ちにしている人は多く、
ボート、オカッパリともに多くのアングラーで賑わいます。

それでも、2ケタ以上の釣果をもたらしてくれるポテンシャルを維持しているのは、ブッシュやアシなど植物系カバーを要すナチュラルバンクがあってこそ。だからこそ、ザリガニなどのベイトも豊富なのです。

今回の釣行において圧倒的な釣果をもたらしてくれたのは、
プロトスピナーベイトと、ブレーバー5.7インチのネコリグでした!

秋といえばスピナーベイトは定番ですが、
ボトムアップのスピナ―ベイトはアクションに特徴があります。

アームの前方に付いている金属板が左右への振動を生み出すことで、
まるで小魚が身を震わせているかのごとくスカートがなびきます。
実際にバスからの反応も良く、アドバンテージを実感しています!(^^)!

また、ブレーバー5.7インチの新色「BUミミズ」、よく釣れました。

水中に入れるとちょい派手ながら、ナチュラルさも併せ持ったカラーだな~、と・・・というのも、先日北利根川の水辺で見つけたミミズの色合いがソックリだったのです(^-^;

小貝川ではネコリグで使用し、ライトカバー、カバー外側でのスイミングが効果的でした(^^)

小貝川はゴージャスなブッシュが豊富にあり、そちらに目がいきやすいですが・・・(^-^;
経験上、減水期の小貝川では一見プアなカバーから良型のバスが釣れることが多いので、「ここ!」と決めつけずに、あらゆるカバーに撃ち込んでみることを、
おすすめします。

今回使用したルアー達

【写真下左側】クランクベイトは、釣り具屋時代の先輩、OPA・小林さん入魂のマッディ―ビーツ。
ハイピッチに激しく動き、急潜行タイプではないため、遠浅のシャロ―をボトムノックさせずにトレースできるのがナイス!
【写真下右側】毎度おなじみ、ZBCウルトラバイブスピードクロー。
このボディー/ツメのツートンカラーシリーズ、配色は抜群なのですが、素材が硬め。ストレートフックではなく、針先が若干外側を向いたオフセットフックがフッキング性能を維持しつつ、カバー撃ちでラフに扱えるのでおすすめです。

それでは、皆さんも秋の釣りを満喫して見てください!!

【霞水系のオカッパリも好調ですよ~!!】

honda 2017.10.12

こんにちは、Bottomup 本田です。
ようやくお披露目となりましたスピナーベイト
誌面ではルアマガさんに取り上げて頂き、先日のバサーオールスタークラッシクでは実演スイミング?と直接動きを見ていただける機会がもてました。Bottomupブースに足を運んでいただいた方々、本当にありがとうございました。

(こんな感じのパネルを急造でこしらえ…)

このパネルでも強調している、かつてない「複合振動アクション」これがこのスピナーベイトの大きな特徴のひとつであります。
水槽で泳ぐスピナベを様々な角度から観察すると、ブレード回転によって起こる振動はいわゆる「タテ振動」がメインであり、前後上下方向への「タテ揺れ」が主となっていることがわかります。この動きは釣れるスピナベの大事な要素であり、素晴らしいアクションとなっているものが様々なフィールドで釣れることを実感していました。
そこでもっとバスを釣りたい(・・;)欲張りな我々が思うことは、
スピナベのアクションがさらに複雑になったら…、スカートがもっと魅力的に動いたならば…、今までにない複雑な波動が生み出せたならば…
こんな妄想が原点にあり、「ヨコ揺れ」の発想へとつながります。
クランクベイトなどにおいても、ウォブリングとローリングを適度にミックスさせることによって、サカナを幻惑する絶妙な動きを実現しているものが沢山ありますよね。
「複雑に動くモノはバスを惑わす」
こんな思いと、「おさかなチャン達の主な動きはヨコだよな」という単純なところで、
タテ振動+ヨコ揺れ の“複合振動アクション”に手応えを感じました。まさにその手応え=引き感はカリカリとした心地よいもので、これまでのスピナーベイトとは違った伝わり方が感じられます。
視覚的なところでは、やはりスカートの艶かしい動きですね。複合振動によりヘッドが複雑に動き、その振動がスカートの1本1本に脈を打つように伝わり、全体がうねりとなって生命感をもった動きとなる。

「百聞は一見にしかず」
文章で伝えるのはとても難しく、説明するとこんな感じになってしまうので、
水槽で実際見て頂きたい!との思いから、120cmガラス水槽をどうにか持ち込みました。
我々の思いとスピナベの動きは伝えられたかな~(・・;)
バサクラの熱気あるウエインステージから少し離れたところで、ブースの後片付けに汗しながらそんなことを思いつつ、Bottomupとしての初バサクラは終わりました。

話は変わりますが、
つい先日、このバサクラを主催するつり人社さんが発行する「月刊つり人」を久方ぶり手に取る機会がありまして、

この11月号「音人釣人」というミュージシャン宮沢和史さんのコラム、感銘しました。
殺生という釣り人として避けられない部分に向き合い、釣りキチ三平君をひきあいにだしたりしながら…
すべての釣り人に読んで欲しい、そんな素晴らしい文章でした。

kusabuka 2017.10.05

今回はそろそろ店頭に並びはじめるBREAVOR5.7インチの新色について私なりの考えを話します~
既に5インチではラインナップされている人気カラーの2色と新たなカラーの1色が加わります。

まずはT207ワカサギ
背中側がスモークブラウンベースに細かいブラックラメ。腹側はクリアベースに水中で生命感あふれるキラメキを演出する細かいシルバーラメに、光の当り方でキラメキが変わるオーロララメがミックスさせています。ベースカラーだけでも十分ワカサギっぽさを出せますが、より細かいラメのキラメキで生命感が増してますよ!
カラー名はワカサギですがエビっぽさも併せ持つカラーです。

そして次はT208ライトグリパンピンク
色のギャップのある2トーンの組み合わせながらも、
水への馴染み感を意識して背中側グリパンと腹側ピンクを共に透け感を重視したうす目に仕上げたカラーです。アクションの際の明滅感を残しつつも、過剰にアピールし過ぎないカラーです。亀山湖の動画撮影でもビッグフィッシュをもたらしてくれたカラーです。

(おかっぱりの霞ヶ浦を舞台におこなった対決企画、AbemaTVビッグフィッシュバトルでもT208ライトグリパンピンクが大活躍)

最後に紹介するのはT210 BUミミズ
背中側は本物のミミズの色合いを再現して、腹側はダークピンクカラーになります。
数ヶ月前にプロトカラーを作った時から相当気に入って使ってます。
このカラーの自分なりの釣れる理由としては
‘自然界に存在するカラーでありながらも水中で目立つアピール力’
目立つと言ってもチャートやピンクみたいな自然界には存在しないカラーで目立つパターンとこのミミズのように自然界に存在するカラーだが、目立つカラーがあります。
このカラーは後者にあたります。
マッディウォーターではもちろん、クリアウォーターではワームの視認性も良く、その上喰わせの要素も兼ね備えたカラーになります。
大昔定番カラーだった‘テキーラサンライズ’を現代版にアレンジして水馴染みを良くしたカラーなのかと思います。

(左:大昔、シルエットを目立たせる定番カラーと言えば‘テキーラーサンライズ’。右:BUミミズ。色合いとしてはどちらも近いカラーですね!)

(数ヶ月前からもっとも多用して釣果も上げているのがT210 BUミミズです。霞ヶ浦水系ではローライトの時に使用する事が多い)

今回はカラーの拘りを書いてみました。
皆様も自分自身のフェイバリットカラーを見つけてみてはいかがでしょうか?

kawamura 2017.09.21

こんにちは、川村です。

9月も後半に入ると、いよいよベストシーズンの終盤を意識しちゃいます。
バスフィッシングにシーズンオフはないのですが、やはりトップウォーターやサイトフィッシングなど、
ハイシーズンだからこそ味わえる釣りもあるので、そういう意味では10月くらいまでかな、と。

だから、というワケではないのですが、釣りに行きっぱなしです(^^)
雑誌や映像の取材にて、霞&利根川水系は頻繁に、高滝湖や小貝川、九州の遠賀川にも!
ここ一ヶ月間も、今年の夏を象徴する日照時間の少なさは相変わらず・・・
残暑を感じさせない涼しさに、雨の日も多かったですね。
一見巻き物日和のようでもあって、バスの活性はイマイチな日が多かったかな。
この夏の気候で痛感したのは、晴れの日があってこそ、雨天曇天が生きるということです。

そんなここ最近の釣行では、オカッパリにおいてはフィネスでないと反応させられない状況が続きました。
いつものブレーバーのネコリグとスモラバをメインに、
ネコリグで思うような反応が得られずとも、テールをカットしたブレーバーのダウンショットワッキーに
グッドサイズが連発した日も。

その辺の詳しい内容は、9月末売り号のルアーマガジンとロッド&リールにて掲載されます。
ただ釣るためだけじゃない、フィネスだからこそ仕留められる賢いグッドサイズ
そのノウハウを掘り下げて紹介しています。

さらにルアーマガジンでは、ボトムアップで開発を進めてきたスピナーベイトの全貌を公開しています。
開発を担当しているスタッフ本田と共に、高滝湖にて実釣取材を行ってきました。
ロコからは「釣れて3本」と言われたのですが、午前中だけで船中10本以上バスを掛けました。
確かにバックウォーターに見えるバスは例年より少なかったのですが、バイト率が高いのです(^^)v
本来1投目で決めないと一気にトーンダウンされてしまいバイト率が下がってしまう
スピナベサイトにおいても、2投目、3投目でも反応が衰えず、
喰わせられたバスが多かったからでもあります。

僕は抜き上げたバスがボートの反対側に落ちてしまったり、
ラインブレイクしたりとヘタクソ全開でしたが (-_-;)
それでも「もう誌面パンパンです」とのことで早あがり(^^)v
そもそもほとんどのバスがトレーラーフックにしか掛かっていない、低活性なバスをも喰わせていました。
こちらも合わせまして、ぜひ誌面をご覧いただきたいと思いますm(__)m

他にも伊藤巧君とDVD撮影で共演したり、
BITE『ENLIGHT』の撮影をしたり、
AbemaTV『ビッグフィッシュバトル』にて、遠賀川で関和学さんと対決したり・・・
常に全力で挑み、息つく間もなくあっという間に過ぎ去っていきました。


そして小貝川へはプライベートフィッシング。
久しぶりの休日も結局釣り・・・なのですが (^_^;)・・・9月の減水小貝川は毎年楽しみにしているのです。
深夜まで仕事が入ってしまい、出船は9時・・・スロープにはすでにボートをおろした後の車がズラリと並んでいました。
となると、「カンタンには釣られなかったバスを喰わせる釣りをしよう」、と。
小貝川のブッシュカバー攻略には、すり抜けに優れるテキサスリグやカバージグ、高比重ワームのノーシンカーが定番ですが、
のっけからブレーバー57のスナッグレスネコを落としていきました。
すると・・・バイトラッシュ! 
大袈裟でなく、「エサか!」ってくらい躊躇なく喰ってくるのです。

25~35㎝くらいのバスが多いのですが、ほぼフォール中と着底直後に喰っているので勝負が早い!
バスのヘルシーさと流れも相まって引きも強く、たまに40アップが喰ってくると糸鳴りします。
条件の良いストレッチでは入れ食いで、30本以上釣れました。

翌日の日曜日はイベントでしたが、「朝だけでも・・・」と行っちゃいました(^^♪
ブレーバーはハマッていましたが、スナッグレスネコをもってしても、
ブッシュに対して角度のついたボートからのアプローチでは頻繁に枝に挟まってしまうのがストレスでした。
ブッシュにボートを寄せて外しにいくことでそのブッシュを潰してしまうのです。

そこで閃いたのがティムコのベイトフィネスジグとの組み合わせ
テキサスにしてしまうと、ネコリグのように水を押さなくなってしまいますが、これならスリ抜けに優れつつもスカートでアピール力を補ってくれる。
で、これまた入れ食い!

流れがあるのでベイトフィネスジグは5gを選び、フックは掛け重視で細身のワームに合う
D.A.Sオフセット(FINA)の♯1に交換しています。この組み合わせはこれからも活躍してくれそうです。

他にはクランクベイトも試したいものも含め数種類をローテーションしましたが、
なかでも開発クランクの「Dチップ」はバスを引きつけるパワーが強いと感じました。
ちょっとコースを外してしまっても、バスがすっ飛んで喰ってくるのです。
ちょい長リップはしっかりと水をグリップする引き感で、
体高のあるフラットサイドボディのフラッシングは、ただ巻きのみならず、ショートトゥイッチによるヒラウチも魅力的でした。

バスの多い状況だからこそ、ルアーによる反応の違いを感じられる釣行でしたね。
釣りに行くからこそ発見があるものです。

それでは、今回はこんなところで失礼しますm(__)m

sato 2017.09.14

皆さんこんにちは、フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。
今回は霞水系オカッパリ釣行についてご報告させていただきます!

最近は「とある流入河川」のスポットが好調でした。
ここはハードボトムが広がるメジャー場で、人が入れ替わり攻めるハイプレッシャーエリア。
最近はあまり釣れないイメージがあったのですが・・・
久々に釣りをしてみた所、プロトスピナーベイト、ブレーバー5インチのスナッグレスネコリグ、ガストネードなどが炸裂しました。

【左からプロトスピナーベイト、ブレーバー5インチ、ガストネードフィッシュ】

条件の良い日には、この一か所から5本も釣れたことも。
今の霞水系でこんなことは滅多にないことです。
メインベイトはワカサギなのか、時折ボイルも起きます!!(゚Д゚;)
その日の条件にもよりますが、ハイプレッシャーエリアほど、
斬新かつ、プラスαの要素として細かな波動を持つルアーが釣果に差を出すことが出来ると感じます。
上記のヒットルアーは、どれもその条件を備えています。

【左からヒットルアーはファットイカ、ガストネード、プロトスピナーベイト】

また、今年は霞水系の水位が低いせいか、
小規模な流入河川はあまり芳しくありませんでした。
しかし、ここのところの雨で水位が上がったタイミングにはバスも入りこみ、
多少の濁りと相まって、口を使わせやすかったです。
是非、皆さんも、フィールドで試して見てください

honda 2017.09.07

今回は開発にまつわる“ビミョー”なお話です。

弊社代表 川村光大郎を筆頭に、我々 Bottomupはモノづくりにおいて非常に“微妙”な細かいところにコダワリます。
なぜなら、それが釣果につながると信じているから…、そして体感しているから…
現在発売中のBREAVOR 57と50、よーく見比べないと分からない微妙な調整を行っています。数あるなかでの一つがシャッドテール部、大きさの違いはすぐ分かりますがビミョーに角度を変えてあり、これだけでボディーの震え具合いが違います。

(5インチと5.7インチ 上下に並べて見ても、角度の違いビミョーですね(・・;)

開発中のスピナーベイトにおいても、数多くのコダワリが詰め込まれており、その根底にあるのは、数多くの実釣経験に培われた、絶対感覚 ともいえる研ぎ澄まされた釣り人ならではの「感覚」です。
多くの実釣取材・対戦企画・トーナメントなどの緊張感あふれる場面で磨かれた「感覚」を持ち、開発に携わる川村・草深の両名が感じる“気づき”は、開発最終段階にきているスピナーベイトの能力をさらに高めています。
まあ、ギリギリでの変更などもあり、関係者の方々にご迷惑をかけることも多いのですが(>_<)、その微妙な修正が釣果につながると…

「勝利(釣果)の女神は細部に宿る」 だなと(^.^)

ちなみに、少し前に急遽アーム角度の修正を 3° お願いしました。
たかが 3° されど 3°、確かにビミョーな数字ですが実物の見た目もけっこう変わります。
そして先日、その修正モデルで良い感触を得ることができました。

茨城県小貝川、秋の減水タイミングにうまくあたったので、釣り仲間のボートに急遽乗せてもらうことに。
昼までの短時間釣行でしたが、この時期の小貝川ならではの激濁り+激流れに前半は大苦戦(+o+)エレクトリックモーター全開で止まるのがやっとですから、釣りも雑になってしまいがちでしたね。
こういうときは~、オニギリからの菓子パン・コーヒーで小休憩(^_^;)。
気持ちを切り替え冷静に川の水色を確認しながら再開すると、場所によってようやく澄みだしてるところがあるじゃないですか。それは、緩やかに川が曲がっているインサイド側でバンクに凹凸のあるエリア。100mほどのストレッチでしたが、小一時間で9本と久々のラッシュを味わえました。

(濁流の中でもしっかりバイト、元気なバス君達でした。)

そのうちの8本をプロトスピナーベイトでキャッチ。全てがメインフック(フッ素コート針)に掛かっており、アーム角度、フックシャンクの長さ、スイム姿勢 などなど、トータルバランスが良いところにあるのを改めて確認できました。

(フッ素コート仕様、トレーラーフック有り無しどちらでもイケるシャンク長さ。)

川村との取材釣行でも確信を深め、実釣で釣果を重ねるごとに確かな手応えを感じているところです。
そして、ようやく今月末頃には皆さんにお見せすることができそうかなと…
詳細については、近いうちにHPやSNSなどで告知しま〜す。


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