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『春バスは難しい!?』

tosaki 2021.04.21

皆さんこんにちは!フィールドレポーターの戸崎優翔です(^^)/

気温も水温も上昇し、着々と春が進行しており、「冬は行ってなかったけどそろそろバス釣り行くか!」という方も増えてきた頃かと思います。
霞水系のバスも人間と同じように、暖かくなってきて活動的になり、産卵という一大イベントを行っている最中です。
個人的に春が進行してきたこの時期は、とても難しいと思っています。
「春なのに全然釣れないな。」と思う方も多いのではないでしょうか?

活動的なのに難しい理由として、
・産卵前の個体(プリスポーン)
・産卵中、またはその直近の個体(ミッドスポーン)
・産卵後の個体(アフタースポーン)

このような色々な状態のバスが居ることが挙げられると思います。
厳密に言うと、プリスポーンに入る更に前の段階のバスや、ミッドスポーンからアフタースポーンに移行中のバス等もいますが、今回は大まかに分けて上記のように記しておこうと思います。
この中から、
・今どの個体の割合が多くて、どの個体が一番狙いやすい状況か
・その狙うべき個体はどのように狙えばいいのか

を考えてアジャストしていくことが出来れば、バスに出会える確率は上がると思います。
今回のコラムでは、僕がどのように考えてバスを探していったかをお伝えしようと思います!

まずは1本目。
3月の下旬。
学校前の短時間釣行で狙いのスポットに行くと、思っていたよりも風が当たっていない…。
しかし、
・ハードボトムのシャロー
・風はイマイチだが曇天
・ベイトフィッシュが浮いている

という状況から、少なからず産卵に向けて餌を食う個体が必ず差して来ていると思い、テンポ良く探る事ができながら食わせ能力にも長けているリズィー》をチョイス!
他と比べてよりゴツゴツしている場所をスローリトリーブで舐めるように通すと、ゴンッ!

思った通り、44cmの餌を食っている個体が居てくれました。

この時は広い景色で濁っていましたが、
・プレッシャーが高い場所ということ
・あまり風が当たっていなかったということ

から、アピールプラスではなくオリジナルを使用しました。さらにカラーは、新色の【チャートブルーフロスト】をチョイス。
アピール力が強すぎない薄めのチャートカラーで、霞ケ浦のように濁っているけどプレッシャーが高い場所でかなり頼りになるカラーです。
チャートカラーが苦手な方にも是非使ってみて頂きたいです!!

また、巻物の釣りをする時には《アイチューナー》は必需品です。リップ付きのプラグは新品でも真っすぐ泳ぐようチェックしますが、トゥルーチューンで調整しても、根掛かりやキャストミスで護岸などにぶつけてしまった時に、泳ぎが変わってしまう事があります。よって、常備しておくことをオススメします!

そして2本目。
4月に入りさらに季節は進行していると思いましたが、朝一のフィーディングで餌を食いに来る魚が必ずいると思い、南風が当たる1級スポットへエントリー。
しかし、水門操作により今までに見たことが無い程の減水。
ヴァラバマを漂わせながら足元を見ていると白魚が大量に接岸していましたが、反応が無いのでサイズ感がキー?と思いスピニングタックルに持ち替え、《ハードコアミノーフラット70F》を巻いてみるも反応無し。

減水であまりに水が少ない状況の中、風が直当たりするとシャローに残れなくなる可能性が高くなってしまうと考え、すぐに見切りをつけて移動。
ウィンディーサイドの中でも波風をブロックするような場所を回ってみましたが、反応は無く。
日が高くなって浮いてくる魚がいるだろうと考え、風裏のカバー周りを《ギャップジグ3.5g》+《ブルスホッグダディ(頭から3節カット)》でフワフワとスイミングさせるも反応が無かったので、試しにボトムに落としてみると反応が!
しかしショートバイトで乗らず、恐らくパドルを咥えているんだなと。

そこで、ボトムを効率よく探るために《ギャップジグ》を3.5gから5gにウエイトアップし、トレーラーもショートバイト対策で《ブルスホッグダディ》からオリジナルの《ブルスホッグ3インチ(頭から3節カット)》にしてさらにコンパクトに。
するとまた反応が!

サイズは40㎝ジャストとそこまで大きくはなかったのですが、しっかり魚の状態とフィールドの状況にアジャストしていけたから捕れた嬉しい1本でした!
この時は、バスがミッドスポーンに入ったことで食性が著しく失われたため、ボトムでのショートバイトだったのだと思います。

ギャップジグは、コンパクトでショートバイトにもプレッシャーにも強く、ジグならではのボリューム感も有る。
霞水系でかなり戦力になってくれること間違いなしですね!

【ギャップジグ(BUミミズ)】+【ブルスホッグ3インチ(ミミパールペッパー)】の色合いはとてつもない一体感!たまりません!
ジグ、ホッグ系ワームにミミズカラー!?と思う方もいるかと思いますが、目立ちすぎずマッディでは適度に存在感が出せて、他にはない理にかなったカラーだと僕は思います。

今年は思っているよりも春の進行が早く、このコラムがあがるころにはアフタースポーンに入る魚も出てくると思います。
色々な状態の魚が居るからこそ、その日その日でどの魚をどのように狙うべきかを考えて釣りをしなければなりませんね。

陸王ダービー期間に入る前に、小貝川にも少し顔を出しに!

サイズのわりに良く引いてくれました(^.^)

M.P.S BIG》の0.9gウィールヘッドミドストで!
逆手と、ウィールヘッドのペラの2つの抵抗が移動距離をかなり抑えてくれるうえ、フォールでもスローに見せてアピールできます。
濁っていながらも光量が多かったので、カラーは透け感のある新色の【スジエビ】
そしてさっきの写真で被っているのは…。

NEWアイテム《BUベンチレーションワークキャップ》です!
熱を逃がすベンチレーションと撥水の加工が施された生地を使用しており、軽くて被り心地がとても良く、頭が濡れにくいキャップになっています!これからの時期にとても快適!!

最後になりますが、釣りをしていて捨てられているラインやワーム、フックなどのゴミをよく見かけます。

釣り場にゴミを残すとその近隣に住んでいる方々にも迷惑がかかりますし、そこに生息している生き物にも危害が及ぶ可能性が有ります。その場所で釣りをさせてもらっているという気持ちを忘れずに、ゴミを捨てないようお願いします。
僕は、第一精工さんから出ている《糸くずワインダー》をすぐ手の届くところに付けて使用しています。

ラインのゴミや小さなフックのようなゴミならまとめて入れておくことが出来るので便利ですよ!

それではまた!


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