こんにちは、フィールドレポーターの鈴木翔です。
6月も終盤に差し掛かり、府中湖ではスポーニングから回復してきたバスが、水通しの良い岬やシャローフラットでハスやオイカワを盛んに追うようになりました。
ここ最近、そのような魚を狙う際に使用しているのが、ヴァラップスイマー4.2inch(2g前後ネイルリグ)の早巻き!
シャッドテールワームの使い方は、着水後ロッドを立てて、弛んだラインスラックを巻きとるくらいの巻きスピードが一般的ですが、この釣り方では、着水後ロッドティップを水面近くまで下げ、ルアーが水面に飛び出さないギリギリの速さで巻いています。
しかし、ルアースピードが速いだけあって魚がバイトしてくる勢いも激しく、フッキングに至らないことも多々ありました。
そこで、昨年の同時期にサカマタシャッドの高速巻きで釣っていた時(https://bottomup.info/column/20190801suzuki/)と同じように、インラインスル―式のトレブルフック仕様を試すと、フッキング率が大幅にUP!
ちなみに、ネイルシンカーを入れる位置はこの部分↓
ワーム内にパイプを通している為、腹側にネイルシンカーを入れづらいので、川村さんが以前のコラム内(https://bottomup.info/column/20200406kawamura/)で紹介していたのを参考にしています。
2g前後と少し重めのネイルシンカーを選んでいる理由は、
・水面に飛び出さないギリギリの速さで巻けるようにするため。(=スイミング姿勢の安定化)
・足場が高い場所でも、なるべく足元まで同じ速さで引いてこれるようにするため。
府中湖本湖、コンディション抜群の50UP!
こんな魚が釣れるのも、この釣りの魅力です(^^)
ヴァラップスイマーのカラーは、ハイライト時であれば「KUWASE」「スモーキンシャッド」「K.O.シャッド」などのナチュラル系。ローライト時は「ソルティドッグ」「パールホワイト」などの膨張色。
特に新色「ソルティドッグ」は、ボワッと存在感はありつつ派手すぎない色で、水質問わずお気に入り!
こちらはカバー横を早巻きで通すと、カバーの中からロケットバイト!
カバー周りなどトレブルフックでは引っ掛かりやすい所では、オフセットフックのインフィニ#4/0(Ryugi)を使用。
写真背景の水面を見ていただくと分かりますが、この釣りが成立する条件は「風or雨」。水面がざわつくことで魚の警戒心も弱まり、スイッチが入りやすいからです。
無風時でもチェイスはしてきますが、バスの追尾スピードとルアーに対する距離感がかなりシビア(-_-;)
よって、無風時は狙うエリアをガラっ変えることで違う状態の魚を釣るのが、これまで今時期のスタイルでしたが、今年は無風時でも同じエリアで釣れる釣りを1つ見つけることができました。
それが、シンキングスイッシャーのステルスペッパー110S。
チリチリチリ…という金属音が良いのか、スローリトリーブでルアーをしばらく見せて焦らすことでバイトする場面が多かったです。
また府中湖バックウォーターでは、ビーブル3/8oz.を使ったスピナベサイトが安定!
ですが、スピナベサイトをしているアングラ―も増え、ついばみ系バイトがより増えた印象があります。1投目で確実に仕留める為に、トレーラーフックの仕様も試行錯誤中です・・・
そして、アフタースポーンの時期に欠かせないのがエビパターン。
…ということで、ハリーシュリンプが激アツ!
特にバックスライドセッティングでの釣果が大半を占めています。
フックはTSW #1/0(Ichikawa)を好みの形に手曲げし、ワームキーパーを付けたもの。線径が好みで使用しています。ネイルシンカーは1.8g。
↑下の口先が写真のように裂けたバスはエビを喰っている所でよく見かけます。
これまで、4インチでしかバックスライドセッティングを試していなかったのですが、川村さんから「3インチのバックスライドがキテル」と聞いた翌日に府中湖バックウォーターにて試してみると、50UPが2連発!
2匹ともサイトフィッシングにて。ボトムシェイクで寄せて、距離感が縮まったところでワントゥイッチし、逃がしのアクションを入れると本気喰いでした。
フックは、D.A.Sオフセット#2(Hayabusa)。ネイルシンカーは0.45gを使用。
サイトで同じエビ喰いバスを狙う時に、ハリーシュリンプ3インチとローテーションして使ったのが、KOSMO1.8g+M.P.S2.4インチ。
KOSMOは90度アイでありながら、使い方を選ばない万能スモラバ!
フックやヘッド形状なども抜群に良いですが、個人的に気に入っているのはスカートで、細すぎず太すぎず、ほどよい張りもあり絶妙!
スモラバをサイトで使う場合、ボトムジャークで喰わせることが多いのですが、素早くロッドアクションを加えた時にスッとラバーが収縮し、止まるとパッと瞬時にラバーがフレアする。この緩急の差がバイトに持ち込むトリガーであり、そのラバーアクションが出せるスカートラバーだと思います。
7月上旬発売予定ですので、吊るしやマイクロピッチシェイク以外でも、是非使ってみてください!