福島県出身
こんにちは、Bottomup 本田です。
いや~ホント寒くなってきましたね、先日のカスミ流入河川では陽射しがあったにもかかわらず、
水温6度(・・;)今年の12月はドンドン水温が落ちていってしまう感じで、例年のような一旦8度くらいで落ち着くようなことがないという…
こうなると、すべてのお魚達にとっても厳しいようで、この時期シャッドなどを引いてると増える、コイ・ハクレンなどのスレ掛かりがほとんど無い状況。サカナが全体的にいつもより深場に入っている印象をうけますね
実際、釣り仲間たちの釣果を聞いても、メタルバイブなどでやや深めを攻めるのが優勢のようで、バイトが浅いせいかバラシも多いと…(オイラもバラシ病にたたられてます(>_<))
そんな中でも、先週同船させてもらったO氏は尾ビレがかっこいい美バスをキャッチ
(午後の時合いか、コイツはメタルバイブを丸呑みでした)
こういうキレイな魚体のバスに出会えることが、寒い時期ならではの醍醐味であり、寒さを耐えるなかでの「冬の楽しみ」となっています。
自分自身の記憶の中でも、思い出深い一匹は冬に多いですね。
以前、寒い時期になってもよく通っていた小貝川では、12月でも流れがけっこうある場所でこんなヤツがスピナーベイトに喰ってきました。
(SR-miniを丸呑みしたゴーマル君、キョーレツな引きだったな~)
一度も釣られたことがないのでは?と思える、傷ひとつないパーフェクトな魚体でした。
イチかゼロのゲームになることも多く厳しい冬ですが、「価値ある一匹」に出会える可能性はむしろ高いかもですね。この冬も、そんな一匹を狙うためにジャークベイトの練習をしたり、メタルバイブの引き感やフォーリングを細かく観察したりと、釣り場に立つ機会はハイシーズンと変わらなそうです(・・;)
フィールドでのあったかコーヒーやカップ麺も、冬ならではの楽しみであり格別の味になりますからね(^_^)
そして、インドアでも「冬の楽しみ」はありますよ
リールのメンテナンスやチューニング、ルアーのちょっとした改造やスモラバなどのスカートを自分の好みで巻いてみたりと…
(そんな経験が生きてる?、今はスピナベスカートを巻き巻き)
先日の釣行でリップを折ってしまった、最近カスミ界隈で話題のラトリンログ。
コイツも基盤リップで再生しようか、それとも…
などと色々考えを巡らすのも、また楽しですかね
皆さんも是非「冬の楽しみ」を味わってくださ~い
暦の上では立冬を過ぎ、いよいよ寒くなってきましたね
Bottomup事務所で新たな構想?妄想?を少しずつ形にしながら、日がドンドン短くなる寂しさと、夜の冷え込みをヒシヒシと感じている今日この頃です。
この冬に近づく季節の進行とルアーカラーについて、つい先日あらためてツートーンカラーの存在意義を再確認したというか、より生き物イメージが高まりました。
事務所で不意に始まるオールドルアー談義のなかで、今や入手困難となってしまった“ポーク”の話題になった時。一部で圧倒的人気の“ビッグダディ”より、小さいサイズのNo.11“ポークフロッグ”と呼ばれるモノがあります。「ブタでカエル??」当時から謎のネーミングでしたが、その謎?が解けました。
カタチは微妙ですが、 どうやら元々は カエル を模しているらしく、独特のツートーンカラーもそこから来ている…(グリーンのドットカラーなどがあり、当時は子供心にザリガニにしては変な色だなと思っておりました。)
そして先日、近所の池でチョイ釣りをした際、小さいカエルがやけに沢山見られ活発に動いている感じがありありでした、当然その色は ツートーン。
「たしかに水辺の生き物って、ツートーンが多いかも…」
で、たまたまリグっていたのがコレ
(ベイトフィネスジグにBREAVOR50 グリパンオレンジの組み合わせ)
「今日のカエル君とは色合いが違うな」と思いつつも、クルマまで遠いこともありとりあえずバンク際を撃っていたとき… !ピンときました、ワームが身震いしながら藻の隙間に入っていく姿( ⊙‿⊙) まさに、イモリ?ヤモリ?アカハライモリ そのものじゃないですか、コチラも典型的 ツートーンな生き物。
そう、バス君達が好んで食べてそうな水辺の生物=両生類—-→ツートーンカラー
(ザリガニも類は違いますが、腹側も含めるとツートーンに見える)
そして彼らは ”冬眠” をしますよね、その前の動くタイミングって食べられてそう…
今だな、ツートーンカラーを投げる時は!と単純に思えました(^_^;)
カラーを選択する際、なんとなく直感で選ぶのもひとつの手ですが、こんな理由づけを自分なりにしてみるのも面白いですよね。釣れそうな気が強くなり、集中して投げ続けられるという点でも大事かと思います。まあ、当日の1時間勝負では釣れませんでしたが… 、エサはあんなにいたのに(・・;)
そして、開発中のスピナーベイトでも面白いツートーンカラーを考えています。
例えば、現在構想中のこのカラー
いうなれば「地味派手ツートーン」
水色・水中の背景になじみつつも、なんとなくアピールもあるチャート系 … みたいな都合の良い
カラーに思えます。スカートを自在にブレンドできる、スピナベならではの見え方ですよね(^^)
これが水中でうねうね艶かしく動いたもんなら、そりゃバス君も思わず食べちゃいますよ。
「エサっぽい何か、食べたくなる何か」に見せることが、ルアーの大事な要素だと日々強く感じています。
NEWスピナーベイトは動きとともに、カラー展開にもご期待ください~
こんにちは、Bottomup 本田です。
ようやくお披露目となりましたスピナーベイト
誌面ではルアマガさんに取り上げて頂き、先日のバサーオールスタークラッシクでは実演スイミング?と直接動きを見ていただける機会がもてました。Bottomupブースに足を運んでいただいた方々、本当にありがとうございました。
(こんな感じのパネルを急造でこしらえ…)
このパネルでも強調している、かつてない「複合振動アクション」これがこのスピナーベイトの大きな特徴のひとつであります。
水槽で泳ぐスピナベを様々な角度から観察すると、ブレード回転によって起こる振動はいわゆる「タテ振動」がメインであり、前後上下方向への「タテ揺れ」が主となっていることがわかります。この動きは釣れるスピナベの大事な要素であり、素晴らしいアクションとなっているものが様々なフィールドで釣れることを実感していました。
そこでもっとバスを釣りたい(・・;)欲張りな我々が思うことは、
スピナベのアクションがさらに複雑になったら…、スカートがもっと魅力的に動いたならば…、今までにない複雑な波動が生み出せたならば…
こんな妄想が原点にあり、「ヨコ揺れ」の発想へとつながります。
クランクベイトなどにおいても、ウォブリングとローリングを適度にミックスさせることによって、サカナを幻惑する絶妙な動きを実現しているものが沢山ありますよね。
「複雑に動くモノはバスを惑わす」
こんな思いと、「おさかなチャン達の主な動きはヨコだよな」という単純なところで、
タテ振動+ヨコ揺れ の“複合振動アクション”に手応えを感じました。まさにその手応え=引き感はカリカリとした心地よいもので、これまでのスピナーベイトとは違った伝わり方が感じられます。
視覚的なところでは、やはりスカートの艶かしい動きですね。複合振動によりヘッドが複雑に動き、その振動がスカートの1本1本に脈を打つように伝わり、全体がうねりとなって生命感をもった動きとなる。
「百聞は一見にしかず」
文章で伝えるのはとても難しく、説明するとこんな感じになってしまうので、
水槽で実際見て頂きたい!との思いから、120cmガラス水槽をどうにか持ち込みました。
我々の思いとスピナベの動きは伝えられたかな~(・・;)
バサクラの熱気あるウエインステージから少し離れたところで、ブースの後片付けに汗しながらそんなことを思いつつ、Bottomupとしての初バサクラは終わりました。
話は変わりますが、
つい先日、このバサクラを主催するつり人社さんが発行する「月刊つり人」を久方ぶり手に取る機会がありまして、
この11月号「音人釣人」というミュージシャン宮沢和史さんのコラム、感銘しました。
殺生という釣り人として避けられない部分に向き合い、釣りキチ三平君をひきあいにだしたりしながら…
すべての釣り人に読んで欲しい、そんな素晴らしい文章でした。
今回は開発にまつわる“ビミョー”なお話です。
弊社代表 川村光大郎を筆頭に、我々 Bottomupはモノづくりにおいて非常に“微妙”な細かいところにコダワリます。
なぜなら、それが釣果につながると信じているから…、そして体感しているから…
現在発売中のBREAVOR 57と50、よーく見比べないと分からない微妙な調整を行っています。数あるなかでの一つがシャッドテール部、大きさの違いはすぐ分かりますがビミョーに角度を変えてあり、これだけでボディーの震え具合いが違います。
(5インチと5.7インチ 上下に並べて見ても、角度の違いビミョーですね(・・;)
開発中のスピナーベイトにおいても、数多くのコダワリが詰め込まれており、その根底にあるのは、数多くの実釣経験に培われた、絶対感覚 ともいえる研ぎ澄まされた釣り人ならではの「感覚」です。
多くの実釣取材・対戦企画・トーナメントなどの緊張感あふれる場面で磨かれた「感覚」を持ち、開発に携わる川村・草深の両名が感じる“気づき”は、開発最終段階にきているスピナーベイトの能力をさらに高めています。
まあ、ギリギリでの変更などもあり、関係者の方々にご迷惑をかけることも多いのですが(>_<)、その微妙な修正が釣果につながると…
「勝利(釣果)の女神は細部に宿る」 だなと(^.^)
ちなみに、少し前に急遽アーム角度の修正を 3° お願いしました。
たかが 3° されど 3°、確かにビミョーな数字ですが実物の見た目もけっこう変わります。
そして先日、その修正モデルで良い感触を得ることができました。
茨城県小貝川、秋の減水タイミングにうまくあたったので、釣り仲間のボートに急遽乗せてもらうことに。
昼までの短時間釣行でしたが、この時期の小貝川ならではの激濁り+激流れに前半は大苦戦(+o+)エレクトリックモーター全開で止まるのがやっとですから、釣りも雑になってしまいがちでしたね。
こういうときは~、オニギリからの菓子パン・コーヒーで小休憩(^_^;)。
気持ちを切り替え冷静に川の水色を確認しながら再開すると、場所によってようやく澄みだしてるところがあるじゃないですか。それは、緩やかに川が曲がっているインサイド側でバンクに凹凸のあるエリア。100mほどのストレッチでしたが、小一時間で9本と久々のラッシュを味わえました。
(濁流の中でもしっかりバイト、元気なバス君達でした。)
そのうちの8本をプロトスピナーベイトでキャッチ。全てがメインフック(フッ素コート針)に掛かっており、アーム角度、フックシャンクの長さ、スイム姿勢 などなど、トータルバランスが良いところにあるのを改めて確認できました。
(フッ素コート仕様、トレーラーフック有り無しどちらでもイケるシャンク長さ。)
川村との取材釣行でも確信を深め、実釣で釣果を重ねるごとに確かな手応えを感じているところです。
そして、ようやく今月末頃には皆さんにお見せすることができそうかなと…
詳細については、近いうちにHPやSNSなどで告知しま〜す。
梅雨、いつの間にか明けてましたね、Bottomup 本田です。
梅雨時の “ビッグバド” を毎年恒例のお楽しみにしている一人としては、肩透かしをくらった感じでちょっと残念なまま梅雨明けとなってしまいました。
(コチラは過去の写真ですが、梅雨空でバド投げたい…)
その肝心の 雨 が少ないせいか、先日、霞ヶ浦流入河川の一つ小野川でボートを浮かべてきましたが、夏日が続いていたにもかかわらず、バス君たちが上流に突っ込んでいる感じは薄かったですね。
水温はほぼ30℃で、「涼を求めたグッドサイズが上流に集結してるでしょ( ⊙‿⊙)グッフッフッ」 と
もくろんで上を目指しましたが、こちらも肩透かし…
ヤングなバス(古っ!)達は元気で、ブレーバーのフォーリングアクションに好反応。
飽きない程度にラインが走るいいアタリで喰ってくれますが、サイズがなかなかあがらない(・・;)
結局プロトスピナーベイトのカーブフォールに、激バイトしてきた一発のみが40upで、それ以外は30cm前後という結果でした。
(プロトのスピナベをカーブフォールさせカバー際をかすめたら、ひったくる!という会心の一撃)
季節感を読み、魚とタイミングを合わせるのはホント難しいですよね。同行者と意見が一致したのは、「やはり雨かな」と、魚が上流を目指して動くキッカケとしての雨が少なすぎるのだろうという感想(言い訳でもありますが…(-_-;))でした。
こんな経験を重ねながらいつも“バスの動き・生態を知りたい!”と思っているわけですが、バスの本場アメリカにおいてその道で“バス博士”と言われる ダグ・ハノン氏のことは皆さんご存知でしょうか?
2013年惜しくも66才という若さで亡くなられてはいますが、残した言葉・考えの数々は、バスを追う釣り人にとって多くのヒントにあふれています。実釣でのルアーの選択・操作においてや、日々のルアー作りにおける様々な要素を考える時、かなり記憶は曖昧でありますが、氏の言葉が手助けになってることをたびたび実感しています。
「バスという魚はエサを捕食する際、まず遠くから伝わってくるラトル音や金属の擦れ音に興味をもつ。活性が高いヤングバスなら、この音だけでバイトするかもしれないが、経験豊かなバスなら興味はもっても疑問を抱き躊躇するだろう。そして、ルアーが近くにきて視界に入ると、クランクベイトの形やブレードのキラメキがエサに似ていたりすると、さっき抱いた疑問をバスは忘れてしまう。そして、ルアーとバスがさらに接近すると、キラメキの正体がエサではないことに気づいてしまうが、それと同時にブレードの下でゆらめく何かに意識は奪われる…。」
うろ覚えですがこのような感じの話で、その時は特にコンビネーションルアーと呼ばれるスピナーベイトの、バスに口を使わせてしまうカラクリがまさにこのイメージであり、複合型ルアーへの信頼が強くなったのを覚えています。そうなると、釣果にメンタルが作用するのか?バスが不思議と釣れるようになるから釣りは面白いですよね。
こんにちは、Bottomup 本田です。
ちょうど去年の今頃でしたね
電話口の向こうからいつも以上の熱量で伝わってくるのは、釣り雑誌の企画で頂点に立てなかった悔しさと、その緊迫した勝負のなかでも、自分の得意技の一つである“スピナベサイト”が確実に機能したという自信… だったのかな。
その声の主は、もちろん弊社代表 川村です。
フィールドは富士五湖のひとつ西湖、言わずと知れた超クリアウォーターレイクですね。
(コチラは先週、プロトスピナーベイトの1/2ozでキレイな50cm、サイトではなかったらしいが…)
一般的な印象としては、スピニングタックルをメインにすえて、表層ではリアルミノー系プラグのほっとけ、中層ではそれらのミドスト、そして底層はスモラバや小さいポークのダウンショットなどの釣りが王道。ソフトルアーいわゆるワームの使用が禁止となっていますが、それゆえかハードルアーでの繊細な釣り方が進化している。難易度はそうとう高いけれど、バスのコンディション・体色の美しさ…そして周囲の風景も素晴らしい。
(夕方の景色、雰囲気 サイコー!)
そんな感じの西湖でスピナーベイト?サイト?
確かに西湖はウィードエリアもしっかり存在し、それに絡めればアリなのかな~なんて思ってはいましたが
川村曰く、オープンウォーターをウロウロしているバスをいち早くみつけ、そいつを速攻で狙い撃ち。アプローチが非常に重要で、バスの視界へ瞬間的に入れ込むイメージで静かに着水させ、カーブフォールでバスの口元に近づけていくと… 喰っちゃう とのこと。
オープンウォーターでも全然大丈夫で、バスにコチラの存在を気づかれたとしても喰うときは喰うらしい(・・;)
数年前から本人がメディアでも紹介しており、なかにはアームごとバッコリ食べる奴もいれば、ついばみ系の浅いバイトもありまちまちとのこと。喰う瞬間が丸見えだけにフッキングミスは超悔しいが、こっちから仕掛けて喰わせられるから“釣ったった感”が格別だとか。
「百聞は一見にしかず!」きれいなデカバスが見えちゃう西湖、これは今行くしかないということで即出撃となりました。初場所でやや不安もありましたが、川村多忙のためバスMAPを携えての単独オカッパリ釣行。
(駐車場など、詳細MAPはホント助かります)
到着するや遊漁券を購入し早速水中を凝視しながら歩きだすと、数は少ないながらも見えればデカくて黒くて太い( ⊙‿⊙) ただ、季節的にも産卵からすでに回復している状況であり、ウロウロの足がけっこう速くてアプローチが難しい。岬で待ち伏せし回遊してきた数匹のうちの一匹に口をつかわすも、一瞬重みがのった後にすっぽ抜け(ToT)、丸ごと喰ったのがアダになったか…
(スピナーベイトの宿命?アッパーアームがフッキングを妨げる)
これが唯一狙い通りにアプローチできた1回で、動いているバスの口元へ正確にカーブフォールさせるのは水深もあるため非常に難しい。
小バス君達はトップやスプーンで遊んでくれましたが、デカバスの喰う瞬間が見えてるだけに悔しすぎ… 居残り練習決定(・・;)川村オススメ?の”道の駅”で朝を迎えることに。
そして不本意ながらDAY2、昨日よりも浅いところにバスがけっこう見える(゚∀゚)しかも動きがスローな奴を発見!1投目一瞬喰いかける、2投目チラ見?、3投目ついばみバイトでフックアップ!
浅場だったので一気に寄せて抜き上げようとしたら、ギャー足元ではずれた~(>_<)
その後も数回チャンスはあったものの、西湖のデカバスは結局手にできずじまい。不完全燃焼でモヤモヤしつつも、帰宅したときの家族の反応に恐怖を感じながら(+o+)帰路についたのでした。
この時、二日間で“スピナベサイト”について強く感じたのは、キャスティング精度が第一にあり、着水からのアプローチが何気に難しいこと。これは、多くの見えバス相手に練習するしかないというのを強く実感。そして、貴重なバイトをより深く確実にできないか… 、様々な妄想と川村の経験と感覚に基づく意見を、すり合わせる日々が始まるのでした。
やっと梅雨らしい日がでてきましたね、こんにちはBottomup 本田です。
この前の続きで、プロトスピナーベイトのお話。
前回の、「スピナーベイトの“アクション”発生源がブレードであり、そのブレードが回転することによって“振動”が生まれ、スピナーベイト全体を震わせている。それがスピナーベイトの“アクション”であり、我々が特に注目したのは… 」からの続きです。
それは、バス君にもっとも食べてほしい部位=ヘッド+スカート の動きであります。
もともとブレードの波動・キラメキでアピール強めのスピナベ、それに気づいたバスが近づいてきて、射程範囲に艶かしく魅力的に動いている ヘッド+スカートがあったならば…
それはバクッと喰っちゃいますよね
では、どうしたらそこが魅力的に動くのか?
これはいわゆる、スピナベの永遠のテーマ的なものであり、「ブレードの振動を増幅するテーパードワイヤーが…」、「振動をダイレクトに伝える硬質ワイヤー…」などなど、これまでも様々な工夫で振動をヘッド部に伝えようとしてきました。
(往年のスタンレーバイブラシャフトは、アッパーアームの太さが1mm⇒0.8mmにテーパード)
しかしこの“アクション”は、 発生源であるブレードの特性に左右されるところが、やはり大きい…。バイブレーションが強いとされる「コロラドブレード」を装着したものは、ワイヤーの震え具合いもかなり大きく、それがヘッド部に伝わるとスカートもよく動いてくれます。
(ワイヤーの振動が素晴らしい強バイブレーション代表、ノリーズさんのシャローロール)
言わずと知れた名作。ワイヤーの“ガクガク”と言えるほどの振動が目視でき、手元にも強烈なブルブルが伝わってきます。これを水槽でじっくり観察すると、ワイヤーの“ガクガク”がヘッド部に伝わって、上下前後に震える「タテ振動」がよくわかります。濁った水色のなかスローに誘いたい時はコレしかないと思わせる個性の強さで、「コロラドブレード」は代用が効かないなと改めて感じますね。
フラット面が比較的大きいコロラドブレードタイプを装着したものは、“アクション” の強さにおいては最大級であり、かなりスローに引く状況においても確実にヘッドとスカートを揺らしてくれていると実感できます。
「ヘッドとスカートをあんな風に動かしたい!」との思いはありますが、シーズンを通して使用する主軸となるモノに装着するのは、汎用性の高さと泳がせた時の全体シルエットの見え方などを考慮し、やはりこのブレードタイプに落ち着きますね(・・;)
(日本の多くの釣り場状況にマッチする、ウィローリーフタイプ)
「ウィローリーフブレード」は強すぎない存在感で小魚っぽさもあり、形状的に回転の質(ワイド⇔ナロー)を調整しやすいという印象があります。水の攪拌力という点では、コロラド・インディアナタイプがまさると思いますが、カップ形状などの工夫でかなり補えるという実感もあります。(補えない要素もありますが…(-_-;))
我々が求めるところは、スロー引きでもブレードがレスポンス良く回転し、一般的なリトリーブ速度で引いたとき適度な引き重り感でありながら、ヘッド+スカートがしっかり艶かしく動くことであり、高速リトリーブをしたとしても手首に負担の少ない“アクション”。そして開発コンセプトとして掲げたのは、
Lively SpinnerBait (Lively=生命感あふれる…、生き生きとした…)でした。
(川村が実戦使用のプロトモデル)
そこには、視界に入った瞬間「サカナっ!」とバスを惑わせられるよう、見た目と動きに魚っぽさを特化させるという狙いがあり、それに行き着く背景として、弊社代表の川村が得意とする スピナベサイト の経験が大きく関与しています。
かたいですな文が…(-_-;)不定期で続きます…
夏を思わせるような暑い日がふえてきましたね、Bottomup 本田です。
今週前半、我が事務所は昼前で30℃越え(・・;)、まだ5月なのに…
先週末の土日も天気良く、盛夏を思わせる紫外線にやや苦しみながらも、霞ヶ浦本湖へ釣行してきました。
(ファーストフィッシュは、O氏が浚渫のラバージグで! 後ろに映る船頭さんは…)
そう、レポートを寄稿してくれている “サトちゃん”(コラム登場頻度高っ(・・;) )
年齢も出身もバラバラの3人ですが、いつの間にか?釣りで繋がり一緒に釣りに行くこともあります。カスミの昔話や出会った頃(お互いよく覚えてないという…)の話をしながらの、のんびりフィッシングとなりました。
そんなこの日は、晴天ほぼ無風で気温30℃に達するかという夏を感じさせる一日。
紫外線対策の長袖スタイル+ネックガードorフード、休憩を入れながらのなかでポツポツと拾っていく展開でした。
(ブレーバー57のネコリグでも、O氏)
サトちゃんが船頭として気を使ってくれたせいか、O氏がセンターで一人好調。
夕方のラストチャンスでも、沖の浚渫フットボールジグでグッドサイズ
(「締めは俺が釣りたかった…」苦笑いのサトちゃんでした。 (^^;) )
まあ、写真はないけど我々も釣ったよね、アメナマ君とニゴイさん。バスのほかにも、なかなかの引きを味あわせてくれる魚種を育む霞ヶ浦はやはり偉大です。
結局、早朝から夕方暗くなるまで投げ続けてしまい疲労が…、いくつになっても大人になりきれないオッサン達でした(^^ゞ
船頭サトちゃん、遅くまでありがとうございました。
話は変わって、前々回のコラムで弊社代表の川村がふれていた、プロトスピナーベイトの“アクション”について少々。
ルアーと呼ばれるモノの多くは、対象の魚を魅了するための“アクション”にこだわり、その動きを生み出すための要素=発生源に様々な工夫を凝らしていますよね。
見た目にもわかりやすいところで言えば、プラグのリップ形状・角度・材質、ボディシェイプとその素材、アイの位置… などなどがあります。それらが複雑に作用し合うことによって、“釣れるアクション”を生み出しているといえるでしょう。
では、スピナーベイトの“アクション”を生み出しているのは何?
多くの金属パーツで構成されている一般的なスピナベ、ブレードが回転していることは一見してわかりますが…
(“釣れるアクション”を求める試行錯誤により、デスクには残骸が… )
クランクベイトなどの動きは、ウォブリングとローリングの比率などでよく語られますが、スピナベはなんともわかりづらい(-_-;) しか〜し、プールや水槽などの環境で上から横から下からと、サカナ目線の意識でしみじみ観察すると、なんとなく動きの質が見えてきます。
(こんな日常から”何か”に気づいたりします…)
それは、ブレードが回転することによって“振動”が生み出され、アームを通してヘッド・スカートに伝わりスピナベ全体が震える、振動するという… 、言うなれば「振動伝達アクション」。これがスピナーベイトのアクション特性だと感じています。
メインの“アクション”発生源は各ブレードであり、その他の構成パーツの作用も何気に重要だということが、様々なスピナーベイトの泳ぎを凝視することによってわかってきました。
そして我々が、日々の観察と釣りの経験から着目したのは・・・
ついつい長くなってしまう…(-_-;)、またの機会に続きます。
今年もあっという間に終了のGW、今年は晴天が多かったこともあり、日焼け跡のヒリヒリ感を引きずりながら日常に戻った人も多いのではないでしょうか
そうこの時期は、暑さを感じる以上のスピードで紫外線がもっとも強くなってくるので、陽気に誘われ半袖で油断してるとエライ目にあいますよね(+o+)日焼け対策は、我々釣り人にとって何気に重要!
様々な衰えにより、おっさんアングラーを自覚せざるをえなくなった近年は、暑さを感じる季節になっても、このような長袖スタイルで乗り切ります(-_-;)
(小貝川:昼間の暑さを長袖でしのぎ、夕方、プロトのスピナーベイトで)
最近はサラっと着れるロンTタイプが、釣具メーカー各社から発売されていて選択肢も多く、真夏でもなかなか快適(^_^)オススメです。
ちなみに、写真のこの日は茨城県の小貝川中流域へ釣行、半袖で釣りを続けていた人の腕は真っ赤、昼間の陽射しは夏を思わせるほどでした。
こうなると水際も生命感で活気づいていて、バスの稚魚と思われる姿が各所で見られ、彼らの餌となるであろうミジンコらしきプランクトンも水門付近で湧いていました。
これもすべては、太陽パワーによる生命の営みであり、この陽射しに誘われ甲羅干しをしようとしたのか、 脱皮直後のザリガニ君も登場(゜д゜)
(46cmのナイスフィッシュが吐き出しましたよ)
(ネックカバーでも日焼け対策、 O氏のラバージグにナイスバイト)
皆さんもご存知のように、この時期は田んぼの影響で多くの釣り場が濁り水となりますが、ここに強い紫外線が差すことによって、様々な生物な一気に動きだすような気がします。
そういやーカエルもたくさん鳴いてたな
実際この頃から、濁りの発生源となりやすい水門がらみでの釣果が増えますよね。お肌には厳しい紫外線、見た目にも嫌な濁り水も、こういう見方で捉えると釣り人にとってプラス要素だな~と感じたGWでした。
オマケで雑ネタをひとつ…
先日、行きつけの床屋さんで懐かしいダイワのカタログに遭遇
30年程前のものでしょうか?
今見てもイケてますよね(^_^)ウッドノブとこのボディーカラー
さらにビックリなのは、現在のTWS機構に通じるような、
“ラインの放出抵抗を生じないゼロレベルワインド“
当時からこの発想があり、それが現在にも息づいてる?とは…
感慨深い散髪デーとなりました(-_-;)
「どこに行く?」「リスクたけ~な」「デコるかもね~」「雨パワーあるよ…たぶん」
そんな釣り人ワードと、妄想?戦略?で混沌とするのがBottomup事務所の週末。
先週は妄想談義の末、川村は春の小貝川デカバス狙い宣言。
“スピナベで釣りたい” らしく、完成形に近づきつつあるプロトを川村好みで急遽作製、
「目の向きが…、スカートが…」(いつものことながら細け~(・・;))と思いながらも
川村イズムを存分に宿らせ、“デカバスに食べられてこいよ” とゆだねました。
ただ流れがそこそこある川ということもあり、内心は “スローなスイムベイト系なら…、スピナベはまだチョット早いかな” と予測。
“今回は霞水系の方が良いかな(-.-)ヒヒヒッ” と、私はスピナベを春パターンにはめたい思いで、流れの弱い霞の流入河川へ行くことに。
迎えた日曜その結果やいかに、
(# ゚Д゚)小貝川、プロトスピナベで49.5cm
一方、リスクを避けたはず?の霞流入河川組の方はといえば、
朝から冷たい雨が降ったり止んだり、久々の雨にサカナ達も喜んでるだろうと巻きの展開をもくろみますが、ベイトの気配も弱く昼時点でクランクの1本のみ。
(頼れる船頭 O氏)
あまりの寒さに早上がりも頭をよぎりますが、川村から47cm追加の情報もあり、“これは負けられない”と… 我々オッサン2人は奮起?
冷たい雨風、水温上昇なしの11℃… の状況を踏まえ、同行者と役割分担をすることで、
春と冬の両方を探っていくと、早々にメタルバイブでヒット。
ブレイク付近を探ってる点では午前の巻きと一緒ですが、やはり細かく刻んでバスの目の前近くを通すことが大事なのかと。その後もメタルバイブはバラシなどもあり、結果的にはもっともバイトが得られていました。夕方近くなり、プロトスピナベのカーブフォールから障害物コンタクトで1本は拾えましたが、雨でローライトとはいえバスが積極的に追う一日ではなかったと感じながら納竿。天気同様、お寒い結果となってしまいました(-.-)
その帰路の途中、冷え切ったオッサンの身体を熱くさせる釣果報告が釣り仲間より、
牛久沼ローカル大会での優勝者、2本で3900g!(Bigは2300g48cmという驚異の牛久バスコンディション)改めて牛久バス、牛久ロコアングラー 恐るべし…(゚o゚;;
全体的にはテキサスなどスローな釣りが有効だったようで、巻き物を通した面々は釣果に恵まれなかったようです。
この点では、ほぼ止水の我々も同様であり、この時期の冷たい雨をバスがどう感じるのか?川との違いは?… 良い反省材料になりそうです(-_-;)
川・沼・湖どこであっても、旬をとらえナイスバスを手にした釣り人の話は、とても参考になりいつ聞いても楽しいものです。羨ましく悔しい思いもありますが、その日の状況・季節感を分析する大きな手掛かりになりますよね。こうゆう釣り仲間とのやり取りが、答え合わせになり、刺激になり、釣りのモチベーションを高めてくれます。
さあ、次はどこ行こうかな~