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川村 光大郎 Kotaro Kawamura

1979年2月14日生まれ
茨城県出身


kawamura 2019.10.29

こんにちは、川村です。

台風19号が過ぎ去った後も雨量は多く、またも水難に見舞われた地域がありました。
フィールドにおいても、普段より流れが強かったり水深が深くなっておりますので、釣りができる状況だとしても十分に気をつけていただきたいところです。

最近は、レンタルボートでの釣行が続きました。

10月中旬に訪れたS沼は、和船のみゆえ通常のバウデッキを取り付けることができません。
よって、知人に特製のバウデッキを借りて出船しました。

昨年の3月、初めてオカッパリで訪れた際には、当時最終プロトだったハリーシュリンプ4インチにいきなり50アップ!
今年は桜咲く4月に訪れ、デコ”(-“”-)” 同船者はビーブルで45アップを仕留めました。
秋に訪れるのは初。
減水し、水色は春よりも茶色く濁り、曇天と相まって巻いて釣れそうな雰囲気です。

斜め護岸に囲まれたバンクをクランクベイトで流すとポロポロ釣れる!
水深が浅いので、ボクはKVD1.5シャローランナーと、太めのフラットサイドクランク(ハンドメイド)。
同船者も、自作のシャロークランクで連発!
しかし、デカバスは交じる感じではなく・・・

当日釣れたクランクベイトたち。
フックは、KEN CLAW(ハヤブサ)に交換しています。

ボート屋の店主曰く、ここ数日間で一気に減水したとのこと。
セオリーなら水深のある沖の囲みオダにバスが集まりそうなものですが、バズベイトとラバージグを撃ってノーバイトでした。

居ても食わなかっただけなのか?と入り直すと、同船者がバックシートで、釣って、バラシて、また釣って・・・ボクはノーバイトなのに(^-^;

ボクはジグを撃っているのに対し、同船者はハリーシュリンプ3インチのリーダーレスダウンショット。
オダに絡めながらじっくり誘っているとバイトがあるようです。

ボクも習ってハリーシュリンプ4インチのリーダーレスダウンショットにすると、すぐに当たるもスッポ抜けて、釣れて、さらに45アップ!
こんなに居たの!?
しかし、入れてすぐに食うわけではなく、誘い続けているとジワッと押さえこまれるバイト。
さほどアングラーが多いフィールドではないものの、唯一のヘビーカバーゆえスレていたということか!

シンカー:スリムゼロ3.5g(ダイワ)
フック:T.N.Sオフセット1/0(ハヤブサ)

バックシーターに気づかされたヒットパターン。
そして、食い渋ったバスにハリーシュリンプは効く!

 
次の釣行はTSURIKO『マップコータロー』の撮影にて、霞ケ浦でレンタルボート。
アウェイのフィールドにぶっつけ本番で挑む企画ですが、霞土浦・・・地元じゃん!?
ところが、ボートに関しては全くやっておらず、かつてマルトボートを借りたのは20年くらい前。
しかも、手漕ぎで備前川まで行ったものの荒れて帰れなくなり、救助を呼んだ苦い思い出・・・(-_-;)

9.9馬力のエンジン船にて、初のお伺いとなるバスターのぐちさんより出船。
オカッパリは通い込んだエリアですが、ボートからだとアウェイな感覚でワクワク(^^♪
同じ霞水系でもオカッパリに比べればバスの反応は素直ですし、ハードルアーも存分に活かせるシチュエーション。
詳細は番組での公開になりますが、これまでやらなかったことを後悔するくらい面白かった~\(^o^)/

 
で・・・3日後にまた行っちゃいました。

桟橋や波よけは完全に水没していました。

増水しているところに追加で雨が降り、護岸の上まで浸る大増水!
普段は見えている杭などが水中に没した中エンジン船で走るのは怖いので、エレキのみでソロソロと・・・

本来なら激浅のアシやブッシュがいい水深になっているも、さらにその奥まで水域が広がっています。
濁りと相まってシャロー一択な条件ながら、ジャングルと化したシャローバンクの奥にまでバスが入り込めるのが厄介(^-^;

カバーのキワは撃っても巻いても反応は得られず、ブッシュの中、水没した木の根っこからバイトがありました。

ヒットルアーは、プロトのコンパクトカバージグ7gにエスケープツイン!
プロトのブルスホッグは・・・TSURIKOの釣行で全て使い切ってしまい(^-^;
ですが、増水&濁りというアピール力が求められる条件下において、水押しの強いエスケープツインはベストな選択です。

そして、カバー撃ちをやり続けたことで、プロトジグのスナッグレス性能が不足していることを感じました。
オカッパリでは丁度良いガード力だと感じていたのですが・・・より近距離で真上方向に引き抜くことが多いため引っ掛かりにくかったようです。
やはりボートからテストしていた草深からも「ガードがもう少し強いほうが良い」との意見を聞いており、合致したことは収穫でした。

土浦エリアは低水温期にも実績が高いですし、バスターのぐちさんにはこれからもお世話になりそうです(^^)

霞釣行でのヒットルアー。
濁りの中でもアピールするチャート系の巻き物と、黒いジグに水押しの強いトレーラー。
カバーの隙間を通すため、ビーブルはトレーラーフック無しです。

kawamura 2019.10.08

こんにちは、川村です。

早いものでもう10月!これからは秋が深まっていきますね。

さて、ここ最近の釣行は勝負モノが多かったのですが、『Basserオカッパリオールスター』のチャンピオンシップ(過去4戦の勝者による対戦)に勝つことができ、『ルアマガ陸王』の予選も突破できました。

オカッパリオールスターでメインメソッドとなった、スモラバ+M.P.Sの「カーブマイクロピッチシェイク」
そして陸王予選でメインメソッドとなった、ヴァラップスイマー3.3inchジグヘッドリグの「カーブフォール」
その前に新利根川で開催され、参考記録ながら2位相当だった『JIG-1バストーナメント』では、カバージグ+ブルスホッグ(プロト)をカーブフォールさせながらチョンチョン。

いずれも、“カーブフォール”が誘いのキモになっているのです。
これは偶然ではなく、バスとの遭遇率を高めつつ、ボトムに追い込まれる、もしくは逃げていく演出。
真上から落とし込む(もしくは吊るす)アプローチにスレたバスが増えているからでもあります。

上記のワームが、この誘い方をした時にことさら魅力的なアクションをしてくれることは言わずもがな。
この誘いだからこそ攻略できる状況があります!(^^)!

詳細は、今お店に並んでいる「Basser」と「ルアーマガジン」にて掲載されておりますのでぜひ!m(__)m

その他の釣行では、福岡県の遠賀川へ!
陸王の決勝フィールドと予想し、行っておこうと往復2000キロ・・・
見た目の変化に乏しいゆえ把握していない、下流域を魚探がけするのが目的でした。

しかし、ボクのジョンボートでは風で荒れると前からガバガバ水が入ってくるうえ、振動子が上下しすぎて魚探がけにならない(-_-;)
3日間とも朝の3時間ほどしかボートを浮かべられませんでした。

途中で諒也が来てくれ、魚探に映った沈み物に放ってもらうとヒット!
ハリーシュリンプ3インチのリーダーレスダウンショットにて。

でも、多少の収穫はあったかな?
下流域の全体像とまではいかずとも、オカッパリ範疇の地形はおおよそ把握できました。
オチとしては、陸王の決勝は遠賀川ではなかったのですが、いつか生きる日がくるかもしれません。

ちなみにバスもちょっとだけ釣りました。少量ゆえ1本しか使えませんでしたが、ブルスホッグ(プロト)を試すとすぐに2本。
その後はハリーシュリンプ4インチでも連発!
リグはどちらもリーダーレスダウンショットです。

 
その翌週は、釣りビジョン「follow my F」の撮影にて大分県の日指ダムへ。
陸王の予選でも訪れたフィールドですが、実は陸王よりも先に決まっていました。
アウェイのフィールドにぶっつけ本番で挑む企画ゆえ、「ありゃ~(-_-;)」と・・・陸王から一ヶ月空けての再訪です。

しかし、その一ヶ月の期間は、季節感を明確に進行させていました。
陸王の時にもオカッパリ範疇の魚影は薄いと感じたのですが、その傾向はさらに顕著に!
秋らしいといえば確かにそうなのですが、満水で広い水域にバスは散り、そして足場は限られる状況・・・
苦悩するボクを観てください(^-^;
初回放送は、10月15日の22:00~となっております。

 
そして大一番!2連覇を目指しての陸王決勝へ!!
フィールドは旧吉野川でした。

対戦相手は、今もっともノッている3人!
アメリカB.A.S.S.への参戦初年にて、最高峰エリートへの昇格を決めたタクミに、最終戦を残してJBトップ50の年間1位と2位を走る、三原直之プロと藤田京弥プロ!
圧巻の結果とだけ・・・ルアマガ今月末売り号にて掲載となります。

 
最後に、
キャスティング東久留米店
キャスティング仙台南店
キャスティング成田富里店
それぞれのイベントにご来店いただきました皆さま、ありがとうございました!
お土産にも感謝いたしますm(__)m
茂手木さん、タクミ、佐々木勝也とのトークショーでしたのでいっそう盛り上がり、楽しませてもらいました(^^)

それでは、まだベストシーズンの範疇!アグレッシブなバスに出会いたいですね(^^)/~~~

kawamura 2019.09.13

こんにちは、川村です。

台風15号、久しぶりに怖さを感じる暴風でした。
被害を受けている地域の一刻も早い復旧を願うとともに、いつ身の回りに起きてもおかしくはない事例ですから、備えの大切さを知った次第です。

フィールドにおきましても、レンタルボート店への被害、そして霞水系では大量の魚が死んでしまったエリアがあることが報じられました。
各レンタルボート店の現状を確認しつつ、復旧のタイミングにてボートを利用することが活気に繋がるかと思います。

 
さて、9/1(日)は新利根川・松屋ボートにて、キャスティング岩槻インター店主催『JIG-1バストーナメント』が開催され、ゲスト参加してきました。
参戦者は76名、ラバージグ縛りにて3本のウエイトで競われます。

前日プラクティスに入る予定でいましたが、体調がよろしくなく回復に努め、ぶっつけ本番となりました。
しかし、トップウエイトを狙うのであれば本湖に分があるはずだと、新利根を出て本湖のワンドにあたる洲の野原で勝負すると決めていました。

ラバージグは、プロトのコンパクトカバージグ7gに、トレーラーはプロトのホッグワーム。
2個しか手持ちのないプロトジグは、桟橋での準備中に水中へ落としてしまい、残り1個に”(-“”-)”

スタートし、一路真珠棚へ。
他にも3~4艇ほどが真珠棚へ入り、距離感を保ちつつ回っていく展開となりました。

実はこの真珠棚で釣った経験のないボク・・・
魚探はセットしていませんでしたが、水深は深いところで3m、浅いところで1mほどか。

ボートポジションを杭列にタイトにつけ、平行にピッチング。
着水点からカーブフォールさせながらチョンチョンと誘い、タテ方向とヨコ方向を同時に探りました。

しばらく流し、杭列から少し離れたところにポツンと生えた錆びた鉄杭。
泳がせてきたジグが鉄杭にコンタクトしたところで、押さえこむようなバイト!
フッキングを入れると、重々しい生命感が伝わった直後にラインブレイク・・・
錆びた鉄杭の向こう側で食っていることは手応えで分かっていましたから、ボートを進めて反対方向に合わせなければならないところ、
冷静に対処できないところが未熟です・・・

プロトのジグが無くなってしまったので、カバージグSS(6g)へ。
そこから真珠棚を一周まわった時点で4本キャッチ!
さらにアシ撃ちでも1本追加し、3本のウエイトは3キロを超えました。
でも、トップウエイトには1本1,500クラスを入れないと届かないだろうな~、と。
しかしそれは叶わず、3,150gで参考記録ながら2位相当でした。

【カバージグ6&7gタックル】
ロッド:スティーズフランカー(7フィートMH)
リール:スティーズSV TW7.1L
ライン:スティーズフロロタイプモンスター14ポンド

 
優勝は3,310gを持ち込んだ松村寛プロで、
洲の野原の消波ブロックにて、ベイトフィネススイムジグ(4.5g)で1本。
杭と真珠棚にて、モーション(3/8オンス)を鋭く跳ねさせて1本ずつ。
トレーラーはドライブビーバーとのことでした。

さて、ボトムアップで開発を進めているホッグワームについて少し触れさせてもらいますと、フォール中やただ巻きではパドル部を左右に波打たせるニューアクションを発し、ロッドワークで誘うと、厚めのパドルで力強く水を掻き動かします。

まだ本数が少ないので大事な釣行でしか使えませんが、JIG-1以前にも、ルアーマガジン休日ロケや、Basserオカッパリオールスターでも反応の違いを感じさせる釣れっぷり!
それでも、現時点での点数をつけるなら70点といったところか・・・
改善点を反映させた次のサンプルでは、グッと完成度が高まっているはずです。

 
そして9/8(日)はH-1グランプリ津久井湖!

津久井湖で釣りをするのは2回目で、大学時代にHMKLの店員さんに連れて行ってもらって以来だから20年近く前か・・・
プラクティスには前々日の夕方2時間と、前日に入りました。

初日は津久井観光さんより出船し、津久井湖の雰囲気を知れればな、と。
切り立った岩盤に囲まれ、ブッシュなどのカバーはほぼない、繋がる相模湖とはけっこう異なるシチュエーション。

カバーが無さ過ぎてやたら目立つ、チョンマゲのように水面に垂れ下がった木。
水面に没した枝葉のキワに、ビーブルDW(ワカサギ)を通すとガツン!とひったくられ、強烈に引いたのは45㎝ほどのグッドサイズ!

実は出船時に松本幸雄君に会い、「今回は魚探つけたほうがいいですよ」と。
バスがワカサギについているので、深いと教えてくれました。
しかし、1日ちょいでディープまでをチェックするにはムリがあるうえ、得意でないので気も向かない(^-^;
このクオリティの高いバスが、浅いレンジで釣れたことに励まされたのでした(^^)

プラクティス2日目は、下流に位置する矢口ボートさんより出船。
桟橋横にある水量の多いインレット周りには、表層に大量のワカサギ!
1時間ほど釣りをして釣れなくも、ボイルもあり、バスは確実にいるので粘るならここか!?

本湖の全域を見てまわりつつ、上流方面へ。
バックウォ―ターは最上流に少ないながらも見えバスがいるも、あまりに賢い(*_*;
プラクティスを終えての感触は、チャンスは2回あれば御の字かな~

向かえた本戦、参戦者は111名。
フライトは1番だったため下流のインレットもよぎりましたが、狭いスポットゆえ入れるか微妙と判断し、上流へ。

前々日にバスを手にしたチョンマゲブッシュから釣りをスタートしました。
このブッシュ、実は枝葉の中に杭が生えており、前々日はその横で食ってきたのです。

距離をとって、アベンタクローラーRS、ビーブルと通してバイトはないも、近づいて、その杭にメタルワサビー(8g)を落としてシャクるとバイト!
軽い引きでしたが、巻き上げる途中でいなくなりました”(-“”-)”

その後は上流に突っ込むも、見えバスはビーブルを3度追ったバスがいただけ。
ブッシュの中に、(伊藤)タクミが送ってくれたハード虫(ピューバ改)をチョウチンすると水面を割るも、空振り(ToT)/~~~
H-1初のノーフィッシュで終えてしまいました。

優勝は、唯一のリミットメイクで3キロ超えを果たした松本幸雄君!
下流のインレット前、水深6~8mのブレイクの沿いに、ステルスペッパーナチュラル55S・カム―ブレードチューン・プロップキングS50のキャロライナリグを泳がせ、ワカサギが壁に追い込まれる演出で食わせたそうです。
また、シンカーウエイトを3タイプ用意し、スピードを調整するところまで釣法を追い込んでの圧勝でした。
詳しくは、9月末売り号のBasserにて紹介されると思います。

津久井湖に沢山いた初見の毛虫・・・アグレッシブに動きます。
帰りの車内にいてテンパりました(>_<)

これにて、陸王→オカッパリオールスター→JIG-1→H-1と、4週続いた勝負フィッシングもひと段落。
久しぶりのプライベートフィッシング、行きたいところが多くて悩みます・・・

kawamura 2019.09.04

こんにちは、川村です。

2週連続で、対戦釣行に挑んでまいりました。
ルアーマガジン“陸王”の予選と、バサー“オカッパリオールスター”です。

陸王のフィールドは、大分県日指ダム。
遊歩道に囲まれ、トイレや食事処もあり、アベレージサイズも良しと、恵まれたフィールド環境にあります。
ただし、開園時間(季節により異なります)や立ち入り禁止エリアもあるので、それらのルールを守ることが、今後もバスフィッシングを楽しませてもらううえで必須となるフィールドです。

対戦相手は昨年のJBトップ50年間一位、早野剛史プロ!

プラクティスを許されるのは直前の2日間。
コンパクトなフィールドゆえ1日で全域のチェックを終えるも、釣れない・・・

まだ緑色の雑草が水中にあることから増水して間もないことは察しましたが、シャローにはバスの気配がなく、沖を攻略しなければならないことは一目瞭然でした。

オープンエリアの沖を釣るのであればキャロライナリグが最適です。
実際にリグっている人も多いことから定番化していることは間違いないのですが、馬の背状の張り出しやシャローフラットのエッジ周りといった有望な地形は限られることから、他人と同じ立ち位置で同じリグを放っても差別化するのは難しいとも感じました。
キャロ以外では、フリーリグも人気かな?

なんにせよ、勝つためには釣り方で差をつける必要があるフィールドだと感じたのです。

プラクティス初日にキャッチしたバス。ヒットルアーは、ベイトフィネスジグ7g(ティムコ)※フックをT.N.Sオフセット1/0(ハヤブサ)に交換+プロトホッグワームにて。

日指ダムは景色こそ野池チックですが沖の水深は深く、プラクティス初日に食ってきた2匹はフォール中に食ってきました。
オープンウォ―ターでのフォール中に食ってくるという稀なことが2度起きて、それ以外ではノーバイトとなると・・・
バスは沖の中層をクルーズしていて、ボトムを引きずってくる釣り方では反応を得られないのでは!?

そこでプラクティス2日目は、沖の中層を誘うのに特化した釣り方を試してみることに。
すると、とたんに釣れる!!

例えば、T.D.ハイパークランクTi(ダイワ)をフルキャストしての、中層デッドスローリトリーブ。
房総のリザーバーでは他を圧倒する威力が知られるメソッドですが、オカッパリでハマったことはありませんでした。
しかし、沖の中層をこれほどデッドスローに探れるルアーは他になく、チタンリップならではの鈍いフラッシングと超ワイドなウォブリングによる刺激を知らないバスにドハマリするかも?と。

すると、まわった3か所それぞれですぐにヒット!
スレないよう1匹釣る度に封印しましたが・・・明らかにルアーパワーで釣れている!
ディープの中層を探る釣りに特化していることと、すでに廃盤となっているこのルアーを使っている人がいないことでのスレていなさを感じたのです。

実はコレ、ひとまわりリップが小さいモデルで、潜行深度が浅くオカッパリでも使いやすい!
イベントでいただいたモノで1つしか持っておらず、間違ってもなくせない貴重品なのです。

そしてもう一つ、ヴァラップスイマー3.3インチの、普段はやらないがここではハマる使い方も見つけることができ、本番へ!

しかし、プラクティスデーが2日間とも曇天雨天だったのに対し、本番はスカッと晴天に。
オープンウォ―ターかつ水色もクリア気味なフィールドゆえ、状況は難しくなる方へと傾きました。

結果はルアマガ9月末売り号にて掲載となりますm(__)m

・T.D.ハイパークランクTi(ダイワ)
手前のリップが短いモデルがストロングでした。

・カールロッドホルダー
1000キロ超えの日指ダムまではさすがに飛行機で・・・
レンタカーにもカールロッドホルダーは即座にセットできるのは便利でした(^^)

 
一旦帰京し、すぐにBasserオカッパリオールスターへ!
こちらは“キャノンボール方式”と銘打っての、複数のフィールドを跨いで競われます。
第11回をむかえる今回は、ここ4回の勝者が集ってのスペシャル版!

僕は第7回(茨城県・千葉県)の勝者。
第8回(芦ノ湖・西湖・河口湖・山中湖) 山木一人プロ
第9回(大江川・五三川・長良川)松下雅幸プロ
第10回(四国四県) 早野剛史プロ

そして今回は12フィールドからの選択となり、霞ケ浦、北浦、利根川、牛久沼、印旛沼、手賀沼、津久井湖、相模湖、芦ノ湖、西湖、河口湖、山中湖、もうエラいことです(^-^;

2日間で5本の重量で競い、1フィールドでカウントできるのは4本まで。
よって、5本のリミットメイクには2フィールドから釣ることが条件となるルール。
どのフィールドを選ぶのか?ウイニングウエイトの読みにもよりますし、他フィールドとの移動も考慮しなければなりません。

対戦を終えての座談会では、それぞれの考えや当日の展開が聞けて面白かったり、タメになったり、悔しかったり・・・
こちらも必見にて、掲載は9月末売り号となります。

そしてこの後も、キャスティング岩槻インター店主催、新利根川松屋ボートでの「JIG-1バストーナメント」や、津久井湖での「H-1グランプリ」と、勝負事が続いております。
こちらの展開はまた後日・・・

最後に開発についても少し・・・
仮金型によるファーストプロトがあがっているホッグワーム、これまでにないアクションが出ています。
バスからの反応もすこぶる良いのですが、まだ理想とする動きには達しておらず、修正箇所を洗い出しているところです。
とりあえず、手を加えたものは狙いの動きになりましたので、次のサンプルはグッと完成度が高まるはず!

9月に入りましたし、久しぶりに小貝川にも行きたいな・・・
ハイシーズン後半、皆さまも思いっきり満喫してください!\(^o^)/

kawamura 2019.08.19

こんにちは、川村です。
お盆休みはいかが過ごされました?
こちら8月に入ってからは、霞水系への釣行が続いております。

ルアーマガジンの取材では、“休日をいかに釣るか”というテーマにて、実際に8/3(土)に実釣を行ってまいりました。
休日であること以上に、気温35℃超えの暑さのほうが堪えたかな~(^-^;

今や平日だからといってそこまで甘くはありませんが、平日よりは間違いなく難易度が増す休日に釣るための「心がけ」と「ノウハウ」を実践してまいりました。

居てもたやすく喰わないバスは、想像以上に多いものです。
そのバスを他のアングラーより反応させる自信があれば、先行者をさほど気にすることもなくなりますよね!?
スポットへの入り方から始まり、プレッシャーを考慮したルアーセレクト・スレたバスをも反応させる誘い方のバリエーション・バスと他アングラーの盲点を突く、などなど・・・

釣果がともなわなければ説得力がありませんから、気張ってグッドサイズを仕留めましたよ(^^)v
この釣行の直前に届いた、プロトのホッグワームが効果テキメンだったところもありますが・・・
ルアマガ編集部のF君も「想像以上の動き」と評してくれましたが、やはりニューアクションは効きますね!

ルアマガ8月末売り後はハイプレッシャー攻略に特化した内容とのことで、他の記事も楽しみなのです(^^)

 
そして、いよいよ本金型によるサンプルがあがってきた、Reazzy(リズィー)。
大振りにアクションするクランクベイトが効きにくくなった昨今のハイプレッシャーフィールドに対応すべく、リアル(Real)な目まぐるしさ(Dizzy)を追求したシャッドクランクです。

オカッパリでは、本湖の水門前を中層ただ巻きで連発!流入河川のハードボトムを叩いても連発!!

新利根川でのレンタルボートでは、ブレイクをだだ流しするだけでバイト頻発!

ハードベイト日和とはいえない炎天下の晴天でも多くのバイトを得られたことは、バイト誘発力の違いを実感するに十分!

ただ今カラーラインナップを決定すべく草深がせっせと塗っておりますが、実際に泳がせながら、色調変化がより効果的に出る配色にも留意しております。

そしてパッケージの裏書きや背中に入れるロゴを書いたり・・・ここまでくると最後の仕上げって感じです。
リリースはシャッドクランクが旬をむかえる10月を予定しておりますが、間に合うかな~・・・(^-^;

最後にイベントのお礼を・・・

キャスティングいわき鹿島店 様
富士見池にて開催されたエリアバスゲームス
キャスティング岩槻インター店 様
アングラーズショップマニアックス 様

まとめてのお礼で恐縮ですが、おかげさまで充実した時間を過ごさせていただきました。
少しでもこれからの釣行にお役立ていただければ幸いですが、こちらも新たな発見や情報を得ることができる貴重な機会でもあります。
スタッフの方々に対しましても合わせまして、お礼申し上げます!!m(__)m

kawamura 2019.08.05

こんにちは、川村です。

最近の釣行は、『H-1グランプリ』への参戦にて相模湖、DVD『陸魂マニアックス8』の撮影にて遠賀川、そして霞水系オカッパリにも!

まずはH-1。
年間成績はトップと70g差の2位。
最低でもトップ争いに食らいつかねばならない1戦でした。

2日間のプラクティスを終えての感触は、桂川の支流である秋山川は相対的に魚影が濃く、ワンド付近やクリーク、最上流の流れの中にまでバスを確認できました。
桂川本流の各ワンドにもバスがおり、特に1ヶ所、ワンドの最奥にある流れ込みにグッドサイズの群れが居着いてボイルするパワースポットもありましたが、ボート1~2艇分のスペースしかないため、スタートでファーストフライトを引かないと入れなそう・・・

本湖は、メインパターンになる可能性もあったのが係留船のシェードでしたが、曇天だったためか居着いておらず。
一応全周を見てまわると、単発での好スポットはあるも、移動の時間を割くほどではありません。

となると、チャンスが多そうなのは秋山川ですが、スタート地点からも近く、混戦は必至です。
それでも、ビーブルのスピナベサイトに反応するグッドサイズがいることと、ハネモノ(アベンタクローラーRS)のデッドスローリトリーブに対する反応はすこぶるいい!
アベンタクローラーRSは松本幸雄君のイチオシで購入したのですが、ここまで反応が違うとは・・・

向かえた当日、参戦者は161名!

スタート順はよろしくなく、多数のボートを追うかたちで秋山川へと入りました。
上流域には濃い朝モヤが発生し、水中が見にくいだけでなく、水が冷たいことも示していました。
しばらく釣りをするもバスからの反応もなく、ならば少し下った辺りが良くなっているか?と下ることに。

すでにフレッシュなエリアは残されていないので釣り残しを拾うべく、
オーバーハングした木の下や、エレキを上げなければ入れない浅瀬にもボートを入れ、バスを探しました。

水路に入り、ブッシュの下にバスを発見!
バスのサイズから、プロトの小ビーブルをピッチングで入れるとバイト!
安堵の一匹も、ここからが悪夢でした。

エレキを上げて入った浅瀬のブッシュ際に600~700gほどのバスを発見!
小ビーブルを通すと追うも、バスとルアーの距離が少し遠い・・・
すぐにピックアップし入れ直すべきか一瞬迷うも、そのままついばむようにバイトし、トレーラーフックに掛かってすぐにバレ(+_+)

秋山川を出たところにあるシャローフラットにて、1キロはありそうなグッドサイズがボトムに腹をつけてジッとしているのを発見!
しかし手前には沈み枝・・・
小ビーブルを通すと一発でバイトするも、ジャンプして落ちたところにその枝があり魚体がロックし、そのまま枝にはビーブルだけが残りました”(-“”-)”

さらにトドメが・・・
移動中、45㎝ほどのグッドサイズがすぐ横に・・・ダメモトでアベンタRSを落とし、ボートは惰性で進んでいくので、リールのクラッチを切ってラインを送り込みつつ水面をパタパタさせるとバスがついてくる!そしてまさかのパフッと食いつくも掛からず(ToT)/~~~

結果、450gほどのバス1本でウエイン、年間順位も6位まで落ちました。
そもそも思惑をハズしていましたが、ダメなりに年間争いに残れる最低限のチャンスはあり、それを生かせなかったことが悔しいのです。

その翌日には福岡へ!
DVD『陸魂マニアックス8』の撮影を遠賀川で行いました。

遠賀川は直前まで大雨による大増水・・・釣りができない可能性もありましたが、とりあえず現地に行ってみようと・・・
水位は平水まで下がっていましたが、景色が違う・・・5月末に訪れたときにはあったブッシュも流されており、相当な強流だったことを理解しました。

まだ本流の濁りと流れはキツく、支流や水路から絞り出す展開となりましたが、だからこそのリグやワームのローテーション、誘い方の差によって“普通には食わないバスを釣る”ノウハウを映像におさめられたと思います。

そして新利根川&北浦周辺でのオカッパリへ。
遠賀川もそうでしたが、梅雨が明けて気温35℃の日々がやってきました。
で、やっぱり夏に欠かせないのがカバーフィッシング!

流れの当たるカバーシェードに落とし込むと、フォール中にひったくられる!
チョンチョンしながらボトムを這わせてくると「フッ」と軽くなりラインが走る!
ピックアップで追いかけてきて食いつくバスも!

ヒットルアーは、すべてハリーシュリンプ4インチのリーダーレスダウンショット。
周辺の水田や水路にザリガニをよく見かけたことから、マッチ・ザ・ベイトしていることが、躊躇のない食い方に繋がっているのだと感じました。

カバー撃ちのみならテキサスリグのほうが隙間に入れやすいですが、ボトムも這わせるならリーダーレスダウンショットのほうが、ボトムでの姿勢やアクションにも優れるのでGoodです。

ソフトな着水音とフォール中にも誘うべく、シンカーは軽めの3.5g(スリムゼロ/ダイワ)。
フックはT.N.Sオフセット1/0(ハヤブサ)が、尻尾を千切ったハリーシュリンプ4にマッチします。

ライトなリーダーレスダウンショットにピリピリと細かく震えるハリーシュリンプの組み合わせ。
夏バテ気味のバスにも効果テキメンですよ\(^o^)/

【リーダーレスダウンショットタックル】
ロッド:スティーズショアコンペティション ファイヤーウルフ
リール:スティーズSV TW7.1L
ライン:スティーズフロロタイプモンスター13ポンド

暗い中での準備片付けもルミヌードルで明るい!

kawamura 2019.07.22

こんにちは、川村です。

先日はルアーマガジンの取材にて、DUO社の巨大水槽を使って様々な検証実験を行う機会に恵まれました。
まことしやかに言われていることが、キャストした先の、さらに水深5mでは実際どうなっているのか?
試す項目が沢山あるのに、楽しくてついつい他のコトまで試したり・・・で、時間内に終わらず”(-“”-)”
DUO様のご厚意で、夜中まで延長させていただくことにm(__)m

で、目からウロコな真実、ありましたよ!
釣れるモノはやっぱりいい動きをしていたり、逆にこれまでなんだったの?なんてことも。
もちろん、弊社ルアーも実験台となり・・・ブレーバーはキャストした先の5mボトムまでも自発的にクネクネし続けるのか?・・・ハラハラしたな~(^-^;
他にも盛り沢山で検証してきました!実践でも間違いなく役立つ内容ですから、7月末売り号は必見です\(^o^)/

 
釣りへは、ダイワプロスタッフの小池貴幸プロと霞水系にてオカッパリ!
一緒に釣りをするのは初めてで、小池プロにいたっては霞水系でのオカッパリもほぼ初とのこと。
よって、2日間の日程で、北浦と霞ヶ浦を巡ることにしました。

初日の北浦は雨スタートで、気温も18℃と肌寒いくらい。
大きな水たまりがそこかしこにあることから、雨量も多かったようです。
この雨による濁りはプラスもマイナスもあるのですが、冷たい雨はバスの活性を下げるので、どうか?

最初に入った流入河川が不発に終わったことで、“釣れない雨”かと思いきや・・・
次に入った流入河川が火を吹き、7バイトで5本キャッチ!

ヒットルアーはすべてラバージグで、開発中のコンパクトカバージグにポーク(ピッグダディJr.)の組み合わせ。
1つの水門から6バイトを得たこともあり、コンパクトサイズゆえのバイト誘発力の高さは思惑通りだったものの、2本バラしたことで、「ちょっとフックが小さすぎるかな?」という感覚も生じ、フックサイズを再検討することに。

小池プロはバスボートとオカッパリとのギャップを感じつつ、クリーチャーやハガーでグッドサイズを仕留めておりました。

その後もコンパクトジグ&ポークは釣れ続き、プロトのスモラバ+M.P.Sでも追加!
雨による濁りと増水が流入河川の上流やインレットにバスを集めたことで、よく釣れた1日でした。

2日目は霞ケ浦へ。
最初に入った流入河川でいきなりヴァラップスイマー3.3インチのノーシンカーリグに45アップ!
パラアシの隙間を抜けた直後にひったくられました。

しかしその後は東浦の最奥までの有望スポットをラン&ガンするもノーバイト。
午後は予定を変更し、北浦へと戻ることに・・・

こちらも前日よりはトーンダウンしていましたが、それでもプロトコンパクトジグ&ポークへの反応は良く3連発!
ジグはまだ手削りヘッドをシリコンで型取りした1stプロトですが、ジグ日和だったことで、手応えと改善点の両方を得られたことが収穫でした。

【コンパクトカバージグ&ポークタックル】
ロッド:スティーズショアコンペティション ファイヤーウルフ
リール:スティーズSV TW6.3L
ライン:スティーズフロロタイプモンスター13ポンド

小池プロとの釣りは楽しくも、経験値の少ないオカッパリの釣りをモノにしようと真摯に取り組んでおりました。
今度は僕が琵琶湖の釣りを教えてもらおうと思います(^^)

 
そして20年ぶりの八郎潟へ!
STCさん主催の『八郎潟クリーンアップ湖畔祭り』に、センドウタカシさんと共にゲスト参加させていただきました。
ゴミ拾いをした後に、バーベキューをしながらトークショーや抽選&ジャンケン大会などで盛り上がりました。
東北の熱心なバスアングラーとお話ができたことも有意義でした。

そして翌日は、ノリーズプロスタッフ三上哲さんのボートに乗せていただき、YouTube『野外観察倶楽部』の撮影。
20年前の八郎潟は数が釣れるフィールドでしたが、今はデカバスフィールドへと変貌しています!
数日前の三上さんのガイドでは、1日に5本の50アップが出たというから、かつての八郎潟のイメージからはかけ離れています。

バスボートを爽快に飛ばし、入った流入河川はコンクリ護岸のストレッチ。
かつてはアシが茂っていたそうで、八郎潟はポテンシャルだけでなく見た目も変化しているようです。

水色は茶色く、風で波立ってもいるので、クランクベイトかスピナーベイトが効きそうなイメージでしたが・・・
三上さんのファーストチョイスは、いきなりのヘビーダウンショット!
ワームはハリーシュリンプ3インチを使ってくれました(いつもはエスケープチビツインで釣っているそうです)。

護岸に向かってキャストを開始し、早々にフッキングを入れると、水面を割ったのは45アップ!
ナニコレ?どうなっているの?
聞くと、バスは小さなエビを偏食しているとのことで、色もエビっぽい透けた色合いが良いとのこと。

濁った水色と強風、おまけにオープンエリアにも関わらず、透けた色合いの3インチシュリンプ・・・
バスの状態を明確にとらえているからこその釣法ながら、いきなりカルチャーショックです((+_+))

その後、三上さんのヘビーダウンショットにも、僕のスピナーベイトにもショートバイトが続き、確かにシビアであることを実感したのです。
しかし、ビーブル(オーロラホワイト)をスローロールさせるとポツリポツリと釣れ、最大魚はバラしてしまいましたが・・・

カバー撃ちでは、僕がショートバイトを空振りしたところ、三上さんがハリーシュリンプ3ヘビーダウンショットのフォローで45クラス!

これをヒントに、ベイトフィネスジグ(フックはT.N.Sオフセット2/0に交換)につけていたハリーシュリンプ4インチのボディを短くカットすると、
次のバイトはしっかりフッキング!

アベレージサイズが大きく、釣れなくなったとはいってもバイト数は2人で10を超えていましたから、決して釣れなくはない!
場所と釣り方が合っていなければ釣れない適度な難しさが、むしろ面白いと感じます。
20年間も来なかったことを後悔するくらい、八郎潟は魅力あるフィールドでした。

今回、八郎潟ボートサービスSTCの進藤さん夫妻https://www.586stc.jp/
そして八郎潟でガイドサービスを営む三上哲プロhttps://ameblo.jp/mayuri952132/
には、宿の手配から美味しい食事、他にも何から何まで大変お世話になりました。

今回の釣行は、野外観察倶楽部の動画にて公開される予定です!
https://www.youtube.com/channel/UCgElN4Mnqtf5nZaSfMPGyIQ
きっと、八郎潟で釣りしたくなっちゃいますよ(^^)

また来年、八郎潟にお伺いすることを心に誓いつつ帰路につくも、高速にのって速攻オチたのでした・・・(^-^;

kawamura 2019.07.08

こんにちは、川村です。
ここ1ヶ月間で釣りをしたフィールドは、府中湖(香川県)・波介川(高知県)・霞水系(茨城県)・高滝湖(千葉県)・小野湖(山口県)・牛久沼(茨城県)・長門川&将監川(千葉県)
・・・よく1ヶ月でこんなにアチコチ行ったな~(^-^;

 
府中湖へは、5代目からの歴代陸王が集っての“陸王レジェンド”

金森隆志・木村建太・青木大介・伊藤巧という最高のメンツが集い、火花を散らしました。
勝てるとすれば、コレしかない・・・自分にとって現状唯一アドバンテージがあると思える釣法をメインに挑みました。
対戦を終えてからのそれぞれの戦略は、自分の想像にはない唸らされるものでした。公開は早くて年末か?

また、対戦翌日は地元のSHO君と釣りをし、その実力と熱意を知れたことも収穫でした(^^)

 
波介川へは、つり具の岡林土佐道路店主催のオカッパリ大会にゲスト参加

フィールドは自由というルールながら(もちろん釣り禁止は厳守)、僕は土地カンのある波介川へ。
状況を掴むまではノーバイトタイムが続きましたが、インレットの中層をスモラバ+M.P.Sでシェイクしながらスイミングさせると食ってくることが分かると、インレットごとに釣れるハイペースとなり、お昼までに46㎝を頭に10バイト7キャッチ!
優勝者は49㎝、2位と3位は48.5㎝と接戦でした。
チャリンコで参加する学生や熱心なアングラーも多く、末永く続いて欲しい大会でした。
翌日も1日残り、土佐道路店のスタッフTさんと釣り!高知のフィールドを堪能させていただきました(^^)

 
霞水系へは、DVD『陸魂マニアックス8』の撮影

次作は、僕が武器とするスナッグレスネコリグやリアクションキャロなど、ちょっと特殊な使い方をするリグに焦点を当て、マニアックに掘り下げます。
涼しい天候が続いていたせいかバスが広範囲に散っている印象で、浅いレンジをゆっくり引けるヴァラップスイマーのノーシンカーリグがもっとも有効でした。
また、久しぶりにやり込んだ“リアクションキャロ”の効果をあらためて実感した次第。
この時期としては数はイマイチでしたが、サイズはGoodでしたよ!
まだ別フィールドでの撮影も控えておりますので、好評をいただいている前作に負けない内容になるよう尽くしてまいります!

 
高滝湖へは、ルアーマガジン定期購読者を抽選でガイド

土日の2日間にて、2名をガイドさせていただきました。
日ごろガイドサービスは行っておりませんので、僕にとっても初体験ゆえちょっと緊張(^-^;
ぜひスピナベサイトをマスターしてもらいたい!と意気込むも、涼しすぎるせいかバックウォーターに見えバスが少なすぎる(*_*;
少ないチャンスながらも、お二方ともビーブルでグッドサイズを仕留めてくれ、ガイドの醍醐味を知った次第です。
その時の様子は、ルアマガプラスにて掲載していただいております。
https://plus.luremaga.jp/_ct/17283520
https://plus.luremaga.jp/_ct/17283620

 
小野湖へは、釣りビジョン『follow my F』の撮影

“地元超え”なる目標を設定して挑む番組で、いつもガイドなしのぶっつけ本番ですが、今回は地元のガッツさんが駐車位置の案内をしてくださり助かりました。
その際、地元超えに相応しいサイズを伺うと、ボート大会でのビッグフィッシュが50~51くらいとのことで、50アップに設定!
小野湖は最近不調とのことで「釣れて2本」とのことでしたが・・・攻略のヒントを掴んでからは一気に地元越えに迫っていきます。
バスはいないようでいる?捕食のスイッチが入る着水点と巻き始めにキモがありました。

初回放送は、7/16(火)22時の予定です。釣りビジョンが観れる方はぜひ!

 
牛久沼へは、H-1グランプリへの参戦

暫定年間1位で挑んだこの大会は、“鬼門”とされる牛久沼。
毎年ウエイン率は1割ほどだそうで・・・逆にいうと、釣れば下位を引き離すチャンスでもあります。
が・・・2日間のプラクティスでバイトはダイナモバズ(HMKL)に1回のみ。
向かえた本戦、スタートしてすぐにチャンス到来!
水際に生える木がオーバーハングし、その前にガマがパラつくスポットへビーブル(パーチ)を入れると、巻き初めに50を超えているかもしれないデカバスがもんどりうって出るも、なんと空振り~(T_T)
バスが出たところをよく見ると、ガマの中に杭が隠れていました。針に掛かっていないので3度入り直しましたが、それっきり・・・
その後はヘラ台の横と、雨水が放水されている水門で2本釣れてくれるも小さく・・・

暫定年間1位を70g差でオリキンに明け渡すこととなりました。
全体的には119名の参加者中ウエイインしたのは28名。下馬評よりは釣れていたものの、それでも90名はノーフィッシュ。
上位を占めた牛久沼ローカルアングラーによる話は底なし沼のように奥深く感じた次第です。
この大会を制した越川晴彦選手はカバーの中で誘えるハードベイト“沼海馬(痴虫)”でグッドサイズを2本仕留め、2.870g!
フロッグのようにカバーの中を撃てるハードベイトによる攻略でした。

 
長門・将監川へは、TSURIKO『マップコータロー』の撮影

マップコータローは、下見なしで初日オカッパリ、2日目はボートで挑みます。
長門・将監川はオカッパリでは経験があるも、ボートは完全に初です。
エレキのみの機動力では全域を周ることは不可能ゆえ、オカッパリをしながら目星をつけていきます。
しかもボートの日は雨天強風・・・安全優先にて、釣りができるエリアは絞られました。
が・・・高い水位と雨水による流れと濁りがストロングパターンを生み、ドハマリの展開へ・・・!!
5本のウエイトはこのフィールドにおけるMAX近くに達したと思います。
TSURIKOは今年スタートした有料(月額¥980)の釣り動画・情報サイト。契約されている方はぜひご覧くださいませm(__)m

 
駆け足での近況報告でしたが、これらの釣行で特によく釣れたルアーを挙げてみると、ビーブル・スティーズポッパー70(DAIWA)・ダイナモバズ(HMKL)・ヴァラップスイマー3.3&4.2ノーシンカー・スモラバ&M.P.S・ブレーバー57スナッグレスネコリグ。
トップ~浅いレンジを有効に誘えるタイプと、この時期にエビやザリ、そしてベイトフィッシュも集まる水門やインレットでの食わせに長けるタイプ。
そして見えバス攻略にスピナベサイトですね!これらのルアーやリグは、引き続き活躍してくれるはずです(^_-)-☆

梅雨時期らしい天候が続きますので、足元の滑りや強まる流れに十分に気をつけたうえ、バスフィッシングを満喫してください(^^)/

kawamura 2019.07.05

こんにちは、川村です。

パーツへのこだわり、最後はアームについて・・・

アーム形状によって左右されるのが、スイミング姿勢です。
ほとんどのスピナーベイトが程度の差はあれど、ヘッドとフックが斜め上を向く“立ち泳ぎ”になります。
水平姿勢にすることは容易で、アームから繋がるヘッドの角度を起こすことで実現します。
古くは25年以上前にTIFAから発売されていたブルドッグスピナーベイトが、水平姿勢スイミングを最初にうたったモデルかもしれません。

(画像提供/Basser)

立ち泳ぎがキツいほど、見た目には不自然。
スカートは真後ろ(水平)になびくのですが、上を向くヘッドとの一体感がなく、フックがスカートからハミ出て目立つものもあります。

一方、水平姿勢で泳ぐスピナーベイトは見た目に美しい!
本物の小魚も水平姿勢で泳ぎますし、スカートの中にすっぽりフックを隠してくれるので、こちらのほうが明らかにナチュラルです。

しかし、立ち泳ぎにも利点はあります。
斜め上方向に引かれるラインに対して、針先の向きも近い方向に向くほどフッキングパワーをロスしにくいことと、バスの口に対して針先が立つことでノリやすく、深い角度で刺さりやすいからです。

ようは程度の問題で、ナチュラルな視覚効果とフッキングの良さを両立した姿勢こそ理想的だと考えました。
自然なフォルムで泳ぎながら、スカートの中に隠れたフックが若干上を向く。
ビーブルはこのスイミング姿勢になるよう、アームの角度を調整しました。

アームの長さは、ヘッドの角度を起こし気味にすることで縮まるアームとフックとの距離感が近くなりすぎないよう(アームがバイトの妨げにならないよう)、そして、スプリッター・フロントブレード・リアブレードそれぞれがしっかり水を掴む距離感を保ちつつ、全体的なシルエットは極力コンパクトにおさめました。
同じ重さならコンパクトなほうが投げやすく、また、シビアな状況にも強いからです。

ワイヤーの太さは0.8ミリ。
一般的な太さですが、硬質な素材を選びました。
軟質な素材と使い比べた結果、より明確なバイブレーション感(引き心地とスカートの躍動)を得られたからです。

余談ですが、このワイヤーの太さは、ウエイトやブレードの抵抗感によって吟味する必要があると感じており、今後のウエイトやサイズ展開によっては、異なる太さが最適になるモデルもあるはずです。

 
3回にわたってビーブルに込めた各パーツへのコダワリを紹介させていただきました。
スプリッターがスピナーベイトとしての性能を押し上げてくれたことは確かですが、全てのパーツに最善を尽くし、ベストバランスを追求して仕上げたのがビーブルなのです。
フィールドで、その違いを実感していただけましたら幸いです(^^)

kawamura 2019.07.01

こんにちは、川村です。

ビーブルに込めたコダワリ。
今回はボディ、すなわちヘッド・フック・スカートについて語らせてください!

【ヘッド】
初期プロトは鉛を手削りし、シェイプを煮詰めていきました。

求めたのは・・・

・モノに接触したときに突っかかり過ぎずに抜けてくること。
アームからの繋がりを段差なく滑らかにすることで、ウッドカバーや岩などに擦っても「ガツッ」とつまづかずに「スルッ」とかわしてくれるスリ抜けの良さと、“釣れそうな抜け方”をするタッチ感を狙いました。

・高速リトリーブでもバランスを崩さず、着水直後やモノをかわした直後の復元が早いこと。
背中側は細く、お腹側はプクッと膨らませた涙型の断面にすることで低重心化。
スイミング姿勢を安定させるのに有利なシェイプです。

・小魚っぽい見た目であること。
上記の条件を満たしたうえで、小魚っぽいシェイプ。
そしてアイ(目玉)にもちょっとこだわり、白目の面積が広い、本物に近いものを選びました。
水槽で見ると、目玉ってけっこう目立つんですよ!

【フック】
・トレーラーフックなしでも掛かりが良く、それでいて、つけても違和感のないシャンク長であること。

これは特に大事な要素として吟味しました。
ショートシャンクなフックはトレーラーフックとの相性は良いですが、トレーラーフックがないとスカート後方をついばむ“テールバイト”をロスする確率が高まります。
スピナベサイトでよく目撃する食い方です。
逆にロングシャンクだとテールバイトに有利ですが、トレーラーフックを付けたときにスカートから出過ぎることで不自然に目立つうえ、カバーに引っ掛かりやすくもなります。

ビーブルのフックはトレーラーフック無しでも掛かりが良いことを絶対条件としたうえで、トレーラーフックを付けても違和感のなく使えるフックサイズです。

・必要な強度を満たしたうえで、貫通性能が高いこと。
すでに相当数釣ってきていますが、今のところ伸びたことはありません。
必要な強度は満たしたうえで、巻き合わせでもしっかり刺さる、貫通性能の高さもスピナベフックでは大事です。
小さめのバーブ(カエシ)含めシャープな針先と、より少ない力で刺さってくれるフッ素コート加工も施してあります。
そして、極々わずかに・・・ですが、針先が内側を向いています。
これは、フッキング時にアームが開くことでフッキングパワーが逃げるところ、そのパワーロスを防ぎつつ刺さり込む形状です。

【スカート】
・躍動感あるなびきを生む最適な太さと、弾力のある質感。

スプリッターが振動しても、スカートの太さや硬さが合っていないと躍動的なアクションは衰えます。
細すぎず太すぎず、弾力に富んだスカートを選定しました。

・よりスカートを躍動させるタイイング方法
内側のスカートはカットし、水受けとフレア性能に優れる外側のみを採用しています。
スプリッターの振動を最大限に生かす、より艶めかしくスカートを躍動させるタイイングです。

・実践的なカラー
といいつつ、まだラインナップ的に不足しているとは感じていますが・・・少しずつ充実させていきたいと思っておりますm(__)m
各カラーへのコダワリは、コチラ↓に記載させていただきました。
https://bottomup.info/products/beeble/

スピナベサイトの影響か、本来であれば不人気なスモーク系カラー(スモーキンシャッド)が現時点で一番人気なのは意外でしたが・・・
チャート系で再現したかったカラーが、シャロークランクで必須なブラウンバックチャート。
K.O.チャートはコパーブレードと相まって、強すぎない、地味チャートとしてこしらえました。

パーチも派手さを抑えたチャート系で、こちらは4色巻きにすることで、スカートの躍動によってより複雑な視覚効果を生みます。
ブレードカラーもそうですが、よりハイプレッシャー化が進んだフィールドにおいて必要性を感じていたカラーを入れています。

そうそう、「ビーブルはスピナベサイト用ですか?」と聞かれることがあるのですが、全然そんなことはありません!
バスが見えていてもいなくても、より食っちゃうことに変わりはありませんから(^_-)-☆

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