1979年2月14日生まれ
茨城県出身
こんにちは、川村です。
早いもので、この一年も大詰めを迎えました。
いろいろなことがありましたが、ホントあっという間。濃密な一年でした。
ボトムアップとしてリリースできたルアーはブレーバーのみでしたが、おかげさまでなんとか年を越せそうですm(__)m
現在ボトムアップで開発を進めているアイテムですが、
スピナーベイト『ビーブル』はブレードの最終サンプルが届き、狙いの性能が出ていることを確認。
OKを出せました。
それ以外にも、ソフトルアー×4、ハードベイト×2、ラバージグ・・・といった具合にけっこうあり、
これらの中には今年リリースする予定だったものも含まれますが(-_-;)
自分たちが「カンペキ!」と思えるまで突き詰めるとなると、計画通りにはスンナリといかないものでした。
来年にリリースされるルアー達は、そんな試練?をくぐり抜けてのモノですので、期待していてください(*^^)v
また、ルアー以外では、オカッパリバッグのサンプルがあがってきました。
フルクリップさんの新アイテム『INTAKE』を、ボトムアップ限定カラーにて。
要望の多かった、ひとまわり小さいバッグは、
ちょい釣りや、使うルアーが限られる冬のオカッパリにもピッタリ!
雨で濡れやすい上面に配置されたポケットには止水ファスナー。
このファスナーの色もフルクリップさんの特注品です。
ストラップの取り付け角度やバッグ背面の湾曲フォルムは、体へのフィット感を高めてくれます。
高さのあるしっかりとしたシェイプなので、ボックスやワームパケの納まりもGood!
ベルトの長さを瞬時に調整できるジェットグライド(フルクリップさん特許)が標準装備されていますので、
装着感の良さも最高です!
バッグに取り付けるポーチ『4ROOMS』も、
INTAKE BOTTOMUP LIMITED EDITION と同カラーにて生産いたします。
内装を硬質の仕切りで4室に分けることで、ルアー同士の針絡みを防ぎ、
ルアー交換をスピーディに行える便利アイテムです。
ともにリリースは2月頭を予定しておりますが、受注生産にて少量の出荷になる見込みですm(__)m
アングラーとしてのこの一年は、ありがたいことに多くの実釣取材をいただき、
過去最高にフィールドで過ごす日が多かった一年でした。
また、対決釣行も多かった!
・ルアーマガジン『陸王』予選
・19年ぶりに参戦した『W.B.Sグラチャン』
・釣りビジョン『IKUSA』
・AbemaTV『ビッグフィッシュバトル』
これらに負け知らずで進めたことで、
目標である『陸王』の奪還に向けていい流れであることを感じていました。
しかし、またも勝てず・・・
実力不足を痛いほど思い知らされた陸王決勝でした。
決勝がおこなわれる秋は特に、僕のカバー撃ちがメインのスタイルでは、もう絶対といっていいほど勝てない。
目に見えないボトムの変化にも明るくなり、考えうる可能性のすべてからベストな場所と釣り方を導き出して挑まないと。
今、霞でめっぽう強い草深さんがまさにそのスタイルです。
僕も沖の地形変化をまったく知らないわけではないのですが、その数や精度はたかが知れています。
魚探を駆使しての、目に見えない変化についているバスを岸から釣る。
オカッパリ勝負の世界も行き着くところまで来た感はありますが、勝つためにはこういったスキルが必要であることを理解しました。
正直、けっこう落ち込んでいたところに、草深さんから声をかけてもらった『アメリカンドリーム』。
この一戦を勝たせてもらったことで、気持ちはだいぶ晴れました。
自分の課題が浮き彫りになり、シーズン後半には釣りのスタイルを変化させるヒントも掴めました。
僕の釣りは勝負だけではありませんが、いついかなるときの釣行においても、今までよりも釣れる来年の自分でありたいです。
【今年最後の取材はロッド&リールさん。ブレーバーの5gダウンショットにて】
今年も一年、ボトムアップとしても川村光大郎としても、本当に多くの方に支えていだだきました。
この場を借りてお礼申し上げます。
皆さまにとりましても、来年もバスフィッシングが心から楽しめるいい一年になりますよう・・・
それでは、よい年をお迎えください!
【AbemaTVのビッグフィッシュバトル忘年会】
こんにちは、川村です。
12月ともなれば晩秋という感覚はもう過ぎ去り、冬です。
いうまでもなく、釣るのが難しいシーズンに突入していくわけですが・・・
まだ“初冬”である12月は、一年でもっとも釣れなくなるシーズンの一歩手前。
まだ釣れます!
昨年も今頃のタイミングからメタルバイブの釣果が増えつつ、
ショートダウンショットリグとスナッグレスネコリグで釣っていました。
メタルバイブは近年、各社5g前後の小さく軽めのアイテムが増えたことで、
霞水系や野池のような水深の浅いフィールドやハイプレッシャーな状況での有効性が明らかに増しました。
【写真上:今年の元旦初バスもスピニングPEによるメタルバイブでした】
また、スピニングタックルにPEラインを組んでのタックルセッティングが浸透したことも大きく、
・皿池のようにロングキャストが求められる場面において軽くぶっ飛ぶ。
・リフト&フォールにおいて瞬時に動き出し、より持ち上がる。
・感度とフッキングパワーの伝達に優れる。
・引っ張り強度が強い。
これらすべてにおいて明らかなメリットがあり、
特に3.5g~5gのメタルバイブにおいてはもう他では代用できないほど。
PEラインは見やすい色のほうが絶対に良く、細いだけに視認性の悪いモノは本当に釣りにくい・・・
僕は旧PEパフォーマンス(イエロー)から、
今はモアザン8ブレイド(ライムグリーン)の0.8号を巻いています。
リーダーはハリス用の硬く高強度なもの。針絡みも軽減でき、絡んでもほどきやすい。
こちらはタフロンZαの1.5号を1mほど、FGノットで接続します。
【写真上:ロッドはスティーズキングボルトに、視認性に優れたPEラインの組み合わせ。
リールはハイギアのほうがリフト&フォール時のラインスラッグ処理がラクです】
ルアーはオーバーライド3.5~5gとブースト5~7gが個人的には実績十分。
また、先日スタッフ本田が購入していたリトルマックスの5gも美味しそうなアクションだったので、
この冬実践投入してみよう!
で、メタルバイブは瞬間的な動きや波動とスピード、
そしてフラッシングも伴って強制的に反応させてしまう効果に特化していますが、根掛かりがコワイ(>_<)
根掛かり回収機なくては成立しないといってもいいのですが、
ボートならまだしも、オカッパリだと回収機が届かないこともままあり、
どうしてもロストは覚悟のうえでの釣りとなってしまいます。
そこでおすすめなのが、ヘビーダウンショット!
メタルバイブほど引っ掛からず、根掛かりしても失うのはシンカーだけで済むことも多い。
先日土日に霞水系でロケをおこなった『ホリデーアングル9』でも、
アングラーが横一線に並ぶメジャーエリアで唯一有効な釣り方でした。
スピーディな動きでリアクション効果が高く、スレっからしの喰い渋りバスも喰っちゃいます!(*^^)v
誘い方にキモがあり、ぜひホリデーアングル9で観ていただきたいところ(速攻の1月リリース予定!)。
【写真上:ブレーバーのヘビダンのリアクションで釣ったバス】
タックルは、ベイトフィネスタックル(ショアコンペティション66Mプロト)に、
ラインは硬くて根ズレに強いスティーズフロロの10ポンド。
フックは細軸で、ナローゲイプかつ掛かりが深いD.A.Sオフセット(FINA)に、
シンカーは5~7gで、ブロックに挟まりにくいスリムタイプがベストです(バザーズTGスリム)。
で、もうひとつのキモはワーム。
ズバリ、ブレーバー57を4インチほどに短くしたものがドンピシャでした。
ブレーバー50ではなく、あえて57を短くしたもののナニがいいのかというと、
長さに対してボディはちょい太めでテールアクションも強め。
さらに、ズンドウボディを短くしすぎないことで、
しゃくった時にクローラー的なボディをクネらせる動きまで出る!
フォールとシャクったときの瞬間的なリアクション効果が高く、それでいて強すぎない。
ありそうでないシェイプながら無くてはならないので、
来年の冬前にはより煮詰めたうえで製品化したいな。
で、すぐに試してみたい方は、とりあえず短くカットするだけでも実践的にはOKですが、
僕は見た目的にちょっと・・・
カッターとハンダゴテがあればキレイに作れますので、こだわる方は写真を参考にどうぞ。
ヤケドにだけご注意いただいて、コツはくっつける断面を溶かしすぎないことです。
カッターを真上から押し付け真っすぐカットして、表面だけ均一に溶かして、すぐに真っすぐくっつける。
僕はさらにくっつけた断面の盛り上がりを馴らして、ハチマキっぽく処理しています。
【写真上:寸詰めするならカット断面を真っすぐに。
斜めになると仕上がりが曲がります。サイズ感はお好みで】
【写真上:緊張の瞬間。均等に溶かして素早く接着!】
【写真上:5.7インチと比較。この中途ハンパなサイズ感がGoodなのです】
冬の定番、消波ブロックの穴撃ちで釣れますよ~!!
そしてスナッグレスネコリグは、消波ブロックはもちろん、
沈みオダや沈船、ブッシュなど複雑で引っ掛かりやすい隙間撃ちに。
隙間に落としては乗り越えては落とし、軽く引っ掛かってはプリッと外してまた落とし込んで・・・
ラインスラッグ(ラインのたるみ)をいかしながら、ボトムやカバーを舐めるように誘ってきます。
こちらは先日リリースされた『陸魂6冬編』を見ていただければ、撃ちどころや誘い方など一目瞭然!
こちらも、小さな落差でもプリプリ誘ってくれるブレーバーがバイトチャンス多し、です。
今年のラストフィッシュ、よい締めくくりを~(^_-)-☆
【先日のホリデーアングル9撮影中にプロトスモラバで釣ったビッグバス!!】
こんにちは、川村です。
最近にわかにささやかれていることが・・・
ブレーバーのネコリグは、“テール逆さま”が釣れる!?
そのようなことをイベントで教えてくれる方がいたり、
ルアーマガジンのネコリグ特集で、スマイルの門田さんが「よく暴れる」と紹介していたり、
弊社ホームページのトーナメント速報でも、石井一樹さんがこのリギングで上位入賞し「動きが大きくなる」とコメント。
ちなみに僕はテール下向きでしか使ったことがありません。
なんだか逆さまは、見た目に違和感を感じてしまう・・・(^-^;
テールが上向きのほうが、テールのウチワ部分がボディの裏側に入らないため水噛みに有利なのは
理解できるのですが、どれくらい動きに差があるのか?実際に検証してみよう!
フックはN.S.Sフックの1/0、ネイルシンカーは1.3gの使い慣れたセッティングにて、大型水槽で比較してみると・・・
フォールアクションに差はなし・・・テールの向きに関わらず、水の受け方は同じですからね!
ボトムをシェイクしながらのズル引きでは・・・
テール上向きだとテールが若干垂れ下がる姿勢になりがちですが、微妙な差かな。
もっとも差があらわれたのはノーアクションでスイミングやリフトさせた時です!
テール下向きではデッドスローから速めまで、安定したナチュラルバイブレーションを発しますが、
テール上向きではテールの振り幅が大きくなり、不規則にチドる!
テールの振りが大きくなることで、ボディのバイブレーションも大振りになりました。
確かに動きが違う!
テール下向きが基本だと、固定概念に縛られてはいけませんね。
それに気づき、活用している人の鋭さに感服した次第です。
濁ったときやローライト、カバーの中でのアピール力UPなど、
目立たせたいときにはテール上向きのほうが釣れそう!
これからはテールの向き、使い分けることにしますm(__)m
先週は桐山孝太郎さんが主催する『Kota‘s American Dream』に参戦し、なんと優勝してしまいました!!
優勝すればアメリカに招待してもらえ、トーナメントにも参戦できる、まさにアメリカンドリームな大会です。
草深さんに「アメドリ一緒に出る?」と声をかけてもらったのが数日前。
草深さんは一週間ほど前にガイドで湖に出ていたものの、前日プラクティスはナシのぶっつけです。
100艇を超えるバスボートが浮かぶスタートは壮観で、心躍ります。
フライトは10番と、好位置でした。
朝イチは、一週間前にプロトのスピナーベイトとブレーバーで入れ食ったという北利根川のストレッチに入るも、台風の影響でひどい濁り。
話に聞いていた状況から一変していることは明らかでしたが、エリアポテンシャルは残りつつ、
バスがカバーの中に移動しているだけの可能性もあります。
2人でスピナーベイトやジカリグ、ジグ&ポークを撃っていくも反応はなく、
そこからはバス探しの旅へ・・・とはいっても草深さん頼みですが(^-^;
増水&濁り、さらに晴れたことによって、旬はシャローカバーにあることは間違いなさそう。
しかし、増水してからしばらく経っているので、イージーなシャロー祭りは終わっています。
少しでも水質が良く、小魚やエビがシャローバンクに絡んでいるエリアはどこなのか?
この広い霞水系全域からひとにぎりであろうその場所を探し出すセンスは、草深さんの真骨頂!
風がおさまりつつあるタイミングを見計らって一気に移動した古渡のストレッチは、
ブッシュの浸かり具合もよく波当たりも適度。そして、魚探にはシラウオが映っているとのこと!
ルアーは早々に、ラバージグに絞り込んでいました。
濁っているうえ増水でブッシュカバーも広いので、ボリューム感と水押しの強いもので
バスに気づいてもらいやすいように、と。
最初は9gのジグにジャンボポークフロッグを組んでいましたが、
この濁り・・・もっとゆっくり、もっと水押しを強くしないと・・・
そこで、ジグ(ゼロワンジグ)を5gに軽くし、トレーラーはエスケープツインにしました。
視界が悪い中でもミスバイトしないよう、トレーラーのボディをカットしコンパクトにまとめました。
カラーは濁りに強いブラックスカートに、エスケープツインも濃い色合いのもの。
雰囲気的に、晴れているのでバスはカバーシェードに依存しつつも、
増水によりカバーブッシュの奥行きが広いので、タテに落とし込んでいくアプローチでは効率が悪い。
そこで、ブッシュのキワや隙間を横方向に泳がせてこれるコースを見つけては滑り込ませ、
スローにスイミング・・・この釣り方がハマりました!
1匹目は岸から離れた単独ブッシュのキワを泳がせて1300gオーバー!
2匹目は、滑り込ませられない濃密ブッシュの奥に上から落とし込んで。カバーにロックしたバスを草深さんが掴んでくれキロアップ!
3匹目は、水没した草のキワからのスイミングに水面を割って食い上げてきた1200クラス!
さらにブッシュの根元に入れてのスイミングに4匹目がヒットするも、900台で入れ換えならず。
4バイトのみでしたが、ノーミスでした。
いいウエイトまでいったものの、シャロー撃ちしているボートも多く見かけたし、
ビッグフィッシュが入らなかったので勝ちはないな、と思っていたのですが・・・
草深さんが選んだエリアがバスのクォリティが高いベストエリアだったことは、
結果を受けて理解したことでした。
W.B.S の年間一位獲得にジャパンオープンも制覇、そして今回の優勝と、勝敗を分ける状況判断の一端を
垣間見ました。
タックルは、ロッドがテストを終えて来年リリース予定のヘビーバーサタイル。
スティーズショアコンペティション「キングバイパー」。
パワフルなのにしなやかに曲がるスローテーパーにすることで、ヘビーパワーであっても今回のように軽めのジグや高比重ワームのノーシンカーも投げやすい。
そして、ワンハンドキャストも可能なほど軽く高感度な素材なのに、粘り強さも兼ねるのもスローテーパーの恩恵です。
スローテーパーにすると掛け感が心配になるところ、ガードジグでもガッツリ掛かるのは、SVF素材が持つ反発力の強さ、など・・・
他にもイロイロあるのですが、詳しくはまた (^-^;
リールはスティーズSV TWの7.1左巻きに、ラインはスティーズフロロタイプモンスターの16ポンドでした。
Kota’s American Dream には初めて参戦しましたが、アメリカ釣行への夢はもちろん、
アメリカプロのトーナメントシャツやパワーポールなど、ジャンケン大会の景品も豪華で、最後まで大盛り上がりの素晴らしい大会でした。
元B.A.S.Sエリートプロ、ケビンショートの声にはうなずくだけで、何を言っているのかはサッパリ分かりませんでしたが・・・(^-^;
桐山さんをはじめとするスタッフの皆さま、本当にありがとうございましたm(__)m
今から来春のアメリカ釣行が楽しみでなりません!!
こんにちは、川村です。
早いもので、今年も残すところあと2か月ほど。
フィールドの状況も、冬に向けての移行期に入っています。
岸際の生命感は消えていき、バスの生活圏は深めになり、活性も徐々に下がっていく・・・(^_^;)
ホットになる水深はそのフィールドによって異なるので一概には言えませんが、
霞水系のように、これまで水深1m未満のシャローがメインだったフィールドであれば、
1.5~2mほどの“ちょっと深い”が程よい感じに。
そして使うルアーもハイシーズンより限られてきます。ざっくりとメインどころを挙げると・・・
【ハードルアー】
・スピナーベイト
11月であればまだ出番ありで、岸際巻きはじめリアクションバイト狙いからスローロール。
ブレードのレスポンスが良く、力強く水を掻いて生命感ある振動を生むタイプがやりやすく、
釣れると感じます。
・シャッドプラグ
シャッドラップや、ノンラトルモデルが追加されたスティーズシャッドなどをただ巻き。
追えなくなってきたと感じればダンク48Fも交え、ストップ&ゴーでよりゆっくり誘います。
・フラットサイドクランク
11月であればまだ出番ありで、シャッドほどフィネスにしなくとも食わせられるなら、
強くバスを引っ張れるこちらを選びます。
アピール力重視ならDチップ、食わせ重視なら、小ぶりで超ハイピッチアクションのBタイトMRで
中層をパタパタとただ巻き。
ピンスポットではトゥイッチでのヒラ打ちも織り交ぜます。
・メタルバイブ
晩秋であれば、スイミング気味のリフト&フォールでスピーディに拾っていく感覚で、
オーバーライドとブーストを使い分けます。
スライドフォールが特徴のオーバーライドは広範囲にアピールし、
滞空時間の長いフォールがバイトチャンスを稼いでくれます。
シャッドっぽくナチュラルに泳ぐブーストはハイプレッシャーに強く、ただ巻きでも食わせられます。
【ソフトルアー】
・ネコリグ
一年中メインです(笑)・・・が、晩秋からは狙いどころに変化あり。
消波ブロックやオダなど、沈み物の隙間落とし。
ブレーバーは小さな落差のフォールでも身震いして誘います。
また、シャローカバーの居残りグッドサイズ狙いにもGoodです!
・ダウンショット
ブレーバーのテールをカットし、ハチマキより少し後ろにワッキー掛け。
ピンスポット撃ちではリーダーを20㎝ほどとり、シンカー着底後の自発的なクネクネフォールを活かします。
ボトムを引いてくるときには、リーダー1.5㎝ほどの超ショートが好み。ジグヘッドワッキーに近いですが、
ワームがボトムからわずかにでも浮いたほうが落ち葉など拾わないし、バスからも発見されやすいのでは?
・スモラバ
中層で水平姿勢を保つ90℃ラインアイで、ガード付きであること。
愛用中のシンクロに加え、ダイワのスモールラバージグSSをリニューアルテスト中です。
フックを大型化&強化させ、ガードも本数を増やしたベイトフィネス対応モデル。
ワイヤーキーパー採用でトレーラーがズレないのも快適です。
トレーラーは水押し&アピール重視ならドライブホッグのフラスカートカット、
中層一点食わせ重視ならスタッド4インチボディカットを合わせています。
と、一部を除き冬っぽい布陣に。
また、デカバスが狙えるフィールドであれば、ラバージグ&ビッグダディのようなボリュームベイト!
今年はデカバスけっこう釣らせてもらい、やっぱりデカバスにラバージグは効くな~、と。
そして、こちらも今年その効果を再認識し、この晩秋にも期待しているのがキャロライナリグ!
19ぶりに参戦したW.B.Sのグラチャンや、釣りビジョンの対戦企画『IKUSA』、
さらにAbemaTVのビッグフィッシュバトルでも勝利をもたらしてくれました。
「効率よく探れつつ、食わせにも長ける」、とても理に適ったリグで、
スピーディに誘った直後にノーシンカー状態でスローフォールと、緩急の利いた食わせの間もキャロならでは。
近年めっきり使われなくなったリグですが、だからこそオイシイともいえます。
下記はリギングの例、リーダーの長さはおおよそですが・・・
スピニングタックルによるライトキャロ(シンカーは3.5g~5g)
・ロッドストロークによるスイミング主体では、ブレーバー5インチ。リーダーは40~50㎝ほど。
・細かなストップ&ゴーで、ボトムを這うエビやゴリをイメージするには、ビビビバグ。
リーダーは30~40㎝ほど。
・2トゥイッチ1ポーズによるリアクションキャロには、ソルティスラッガーやクロステールシャッド。
リーダーは20~30㎝ほど。
ベイトタックルによるヘビキャロ(シンカーは10g前後)
・2トゥイッチ1ポーズのリアクションキャロには、ドライブスティック4.5インチ。
リーダーは30~50㎝ほど。
まだ本格的な冬の釣りになる一歩手前。
12月に入ると冬っぽさが色濃くなってしまいますので、この一か月間の釣行は大切にしたいですね(^^)
【霞水系での隼魂ロケにて。ブレーバーのスナッグレスネコ】
【只今放映中の釣りビジョンfollowmyF 広島ロケではスティーズスピナーベイトにて】
こんにちは、川村です。
9月も後半に入ると、いよいよベストシーズンの終盤を意識しちゃいます。
バスフィッシングにシーズンオフはないのですが、やはりトップウォーターやサイトフィッシングなど、
ハイシーズンだからこそ味わえる釣りもあるので、そういう意味では10月くらいまでかな、と。
だから、というワケではないのですが、釣りに行きっぱなしです(^^)
雑誌や映像の取材にて、霞&利根川水系は頻繁に、高滝湖や小貝川、九州の遠賀川にも!
ここ一ヶ月間も、今年の夏を象徴する日照時間の少なさは相変わらず・・・
残暑を感じさせない涼しさに、雨の日も多かったですね。
一見巻き物日和のようでもあって、バスの活性はイマイチな日が多かったかな。
この夏の気候で痛感したのは、晴れの日があってこそ、雨天曇天が生きるということです。
そんなここ最近の釣行では、オカッパリにおいてはフィネスでないと反応させられない状況が続きました。
いつものブレーバーのネコリグとスモラバをメインに、
ネコリグで思うような反応が得られずとも、テールをカットしたブレーバーのダウンショットワッキーに
グッドサイズが連発した日も。
その辺の詳しい内容は、9月末売り号のルアーマガジンとロッド&リールにて掲載されます。
ただ釣るためだけじゃない、フィネスだからこそ仕留められる賢いグッドサイズ
そのノウハウを掘り下げて紹介しています。
さらにルアーマガジンでは、ボトムアップで開発を進めてきたスピナーベイトの全貌を公開しています。
開発を担当しているスタッフ本田と共に、高滝湖にて実釣取材を行ってきました。
ロコからは「釣れて3本」と言われたのですが、午前中だけで船中10本以上バスを掛けました。
確かにバックウォーターに見えるバスは例年より少なかったのですが、バイト率が高いのです(^^)v
本来1投目で決めないと一気にトーンダウンされてしまいバイト率が下がってしまう
スピナベサイトにおいても、2投目、3投目でも反応が衰えず、
喰わせられたバスが多かったからでもあります。
僕は抜き上げたバスがボートの反対側に落ちてしまったり、
ラインブレイクしたりとヘタクソ全開でしたが (-_-;)
それでも「もう誌面パンパンです」とのことで早あがり(^^)v
そもそもほとんどのバスがトレーラーフックにしか掛かっていない、低活性なバスをも喰わせていました。
こちらも合わせまして、ぜひ誌面をご覧いただきたいと思いますm(__)m
他にも伊藤巧君とDVD撮影で共演したり、
BITE『ENLIGHT』の撮影をしたり、
AbemaTV『ビッグフィッシュバトル』にて、遠賀川で関和学さんと対決したり・・・
常に全力で挑み、息つく間もなくあっという間に過ぎ去っていきました。
そして小貝川へはプライベートフィッシング。
久しぶりの休日も結局釣り・・・なのですが (^_^;)・・・9月の減水小貝川は毎年楽しみにしているのです。
深夜まで仕事が入ってしまい、出船は9時・・・スロープにはすでにボートをおろした後の車がズラリと並んでいました。
となると、「カンタンには釣られなかったバスを喰わせる釣りをしよう」、と。
小貝川のブッシュカバー攻略には、すり抜けに優れるテキサスリグやカバージグ、高比重ワームのノーシンカーが定番ですが、
のっけからブレーバー57のスナッグレスネコを落としていきました。
すると・・・バイトラッシュ!
大袈裟でなく、「エサか!」ってくらい躊躇なく喰ってくるのです。
25~35㎝くらいのバスが多いのですが、ほぼフォール中と着底直後に喰っているので勝負が早い!
バスのヘルシーさと流れも相まって引きも強く、たまに40アップが喰ってくると糸鳴りします。
条件の良いストレッチでは入れ食いで、30本以上釣れました。
翌日の日曜日はイベントでしたが、「朝だけでも・・・」と行っちゃいました(^^♪
ブレーバーはハマッていましたが、スナッグレスネコをもってしても、
ブッシュに対して角度のついたボートからのアプローチでは頻繁に枝に挟まってしまうのがストレスでした。
ブッシュにボートを寄せて外しにいくことでそのブッシュを潰してしまうのです。
そこで閃いたのがティムコのベイトフィネスジグとの組み合わせ。
テキサスにしてしまうと、ネコリグのように水を押さなくなってしまいますが、これならスリ抜けに優れつつもスカートでアピール力を補ってくれる。
で、これまた入れ食い!
流れがあるのでベイトフィネスジグは5gを選び、フックは掛け重視で細身のワームに合う
D.A.Sオフセット(FINA)の♯1に交換しています。この組み合わせはこれからも活躍してくれそうです。
他にはクランクベイトも試したいものも含め数種類をローテーションしましたが、
なかでも開発クランクの「Dチップ」はバスを引きつけるパワーが強いと感じました。
ちょっとコースを外してしまっても、バスがすっ飛んで喰ってくるのです。
ちょい長リップはしっかりと水をグリップする引き感で、
体高のあるフラットサイドボディのフラッシングは、ただ巻きのみならず、ショートトゥイッチによるヒラウチも魅力的でした。
バスの多い状況だからこそ、ルアーによる反応の違いを感じられる釣行でしたね。
釣りに行くからこそ発見があるものです。
それでは、今回はこんなところで失礼しますm(__)m
こんにちは、川村です。
連日涼しい日が続いた今年の夏ですが、ここにきて連日気温30℃を超える夏らしい暑さが戻ってきました。
暑さに慣れていない体にはちょっと堪えますが、今年は夏らしい釣りを堪能できていなかっただけにワクワクしています(^^)
そして、ボトムアップの事務所も契約してからそろそろ一年が過ぎます。
空っぽの部屋の床をワックスがけし、机や棚などを運び込んで事務所らしくなっただけで心躍ったのがつい先日のよう・・・
事務所が見つかる前から、自宅の狭い部屋で開発をスタートさせたスピナーベイトとハードプラグもまだ完成しておりませんが、
納得いくまでやると決めたことですから・・・
そんな中、スタッフ本田が開発を担当しているスピナーベイトが満足のいく性能に仕上がりつつあります。
特殊パーツの効果により、圧倒的にベイトフィッシュライクなアクションを実現しており、
理想的なスイミング姿勢と相まって、バイト誘発力が違います!
先日の取材でもグッドサイズが連発でした(^^)v
9/30~10/1に開催されるバサーオールスタークラッシックの会場で、実際にその動きを見ていただけるかな?
で、僕が開発を進めていたエビワーム、仮金型によるファーストサンプルが届きました。
早速フィールドで試したところ、アクションはほぼ狙いどおり、バイトも多いのですが・・・とにかくバレる!
草深さんにもサンプルを渡していたのですが、結果は同じ”(-“”-)”
他にも細かな改善点が見つかり、ただ今大改造に取り組んでいます。
フッキングが悪かった理由も理解できているので、そこと、
ついでに閃きでアクションもよくなっちゃいました、が・・・まあ、ほぼ全部やり直しです(^_^;)
そして、ボトムアップとしてなによりの朗報が、
草深さんのW.B.Sプロトーナメント年間一位獲得!
この一年、立ち上げから草深さんの仕事量は相当に多く、休日にもよく出勤していました。
ロッドテストなどのスポンサーワークやガイドは休日にこなしてもらっています。
プラクティスに費やせる日数も潤沢ではなく、一息つける日すらなく、意地と根性でこなしている感じでした。
まだ今期もオープン戦とクラッシックが残っており、「どちらかは勝つ!」と宣言していましたので、
残り2戦も楽しみです。
そんな草深さんが亀山ダムで撮影してきた、ブレーバーの実釣解説動画がアップされています。
今でも質問されることの多いスナッグレスネコリグのフックセット方法や、
ノーシンカーワッキー、ジカリグなど他のリグの釣りも実践。
釣果のほうも、グッドサイズ含め二ケタ釣果を出していますよ!
ぜひご覧くださいませ!
https://www.youtube.com/watch?v=RYtLibcktd4
それでは、今回はこんなところで失礼しますm(__)m
こんにちは、川村です。
梅雨が明けて暑さもピークに!
好きだけど、正直ツライシーズンでもあります。
ツライのは言うまでもなく暑さですが、好きというのは釣り的に、です。
流れの利いたエリアでのカバー撃ち、サイト、トップウォーター・・・全部大好きな釣りですね(^^)
ここ最近はルアマガダイワページのロケにて広島県にある三川湖&八田原ダム、アングリングバスロケにて霞水系、そしてイベントで訪れた徳島は旧吉野川水系にて、3釣行連続50アップに恵まれました。
そう、夏はオカッパリから最もデカバスが狙えるシーズンでもあるのです。
(アングリングバス、霞ヶ浦水系取材にて)
デカバスほど潜む場所に妥協はありません。
夏であれば、涼しい流れがあって、日中でも日差しを遮る日陰があって、エサが豊富にいる一等地に陣取ります。ある意味シンプルで分かりやすいので、“あとは喰わせるだけ”な展開に持っていきやすいのですが・・・
そこはこれまで生き長らえてきた賢い個体ですから、そう簡単にはいかないワケです。
上記のフィールドでも、
時にはスピードトリックによるリアクションに特化させて、
時にはマッチ・ザ・ベイトが功を奏して、
時には濁りに乗じてボリュームベイトを使って、
時には閃きで初めて使ったルアーがハマッて・・・など。
(ルアーマガジン、広島取材にて)
その場、そのバスに応じてリグや誘い方、ルアーを合わせることでデカバスが反応してくれました。
それぞれの詳細は8月末売り号のルアーマガジンやアングリングバスにて紹介していただく予定です。
で、唯一プライベート釣行となった徳島ですが、
師範代こと浦川正則さんにお世話になり、久しぶりにご一緒させていただいての釣行でした。
かつてはグッドサイズがよく釣れた旧吉野川水系ですが、今はそう甘いものではありません。
個体数も少ないと感じますし、なにより水位変動の激しいフィールドのクセとして、
流れがないときは本当にバスが口を使わなくなってしまいます。
流れが利いているときは、むしろルアーへの反応は素直だとも感じるのですが・・・
旧吉野川の水が入った水路は水色もクリア気味、しかも今回は流れがほぼないので食い気も渋いだろうと。
リアクション的に捕食のスイッチを入れて見切らせないためにはスピードが欲しい。
しかしアピール力の強いルアーでそれをやると、狭い水路では驚かせてしまう・・・
素早く逃げるように、かつ、速引きしても派手にならないよう、小さめのルアーがいいな・・・
はっきり見せすぎないならトップウォーターかな、と目にとまったのはディスタイルさんのレゼルブ。
水路の幅も狭いので、真ん中を通してきても十分に両サイドからもルアーに気づいてもらえる。
ならば見つけてもらって襲わせたほうがスイッチ入るかな?
レゼルブが水面から飛び出さないギリギリのスピードで走らせてくると、
「これはキテる・・・!」と釣れそうなのにやられた感 (^_^;)
そして早々にドバッ!と水面が割れ、重々しく突っ走る強烈な引き!
54㎝ありました。
この日Basser誌主催のワイルドカードに参戦していた草深さんにもこのことを伝え、
翌日一緒にオカッパリをすると、やはりグッドサイズを仕留める結果に。
ルアーパワーを感じます。
ルアーが持つ性能が高いことはもちろん、その使い方によっても特化した能力を秘めているモノは代用が利かず、ボックスから外せない存在になりますね。武器が増えました (^^)
さて、そんな最近、ちょっと嬉しいことが。
Basser誌にて掲載されていたノーシンカーワームの特集は自分にとっても興味深い内容でした。
様々なワームの水中アクションの検証に弊社の水槽をご利用いただいたこともあり、仕事の合間に覗きにいってはいたのですが、どんな検証結果になっているのか?
弊社ブレーバー57の検証結果が「ストレート系の中ではフォール中のアクションが最も激しい。ボディを大きくくねらせながらスローフォールする」と記述されていました。
ちなみにかつてデザインしたドライブスティック(O.S.P)も、「バックスライドカテゴリーではもっとも激しく、ボディが身悶えるようにロールする」と。
これがなぜ嬉しい結果だったのか?激しく動けばいいの?という声も聞こえてきそうではありますが・・・
室内水槽は、特にノーシンカーリグのフリーフォールでの自発的アクションにおいてはもっとも有利な条件です。風でラインがあおられることもなく、流れもない。おまけにラインの長さも短いので、ラインの抵抗も少ないです。
実際のフィールドではラインが受ける風や水の抵抗によってワームが引っ張られる状態となり、フォール中の自発的アクションは小さくなります。風や流れが強くなればなおさらで、離れた場所からピッチングしてもらい観察してみると、実は棒のように動かないことも。
だからこそ、余裕をもって動くように心がけているのです。
シェイプの細かな追い込みはもちろん、素材硬度と比重のバランスも吟味します。
自分ではそうしているつもりでも、客観的に評価されている今回の記事を拝見したときにホッとしたのです。
そして、ルアーマガジンさんでも!
ルアマガモバイル内での投稿されている釣果報告コーナーにおいて、
上半期の結果が掲載されていたのですが、なんとブレーバーが1位に!
人気投票ではなく、実際に釣れたヒットルアーの統計なので、これまた素直に嬉しい!
もちろんこれは短期的な結果ですし、定番として釣れ続いてくれることこそ大切ですので、まだまだこれからではありますが・・・
現在進行しているルアー開発においても励みになることは確かです。
8月上旬にはダウンサイジングした5.0インチもそろそろお店様に並んでいるかと思います。
よりタフコンディションにも対応してくれるといいな(^^)
それでは、暑さにムリせず、よい釣りを~!
長文におつき合いいただきありがとうございましたm(__)m
こんにちは、川村です。
ここ最近はプライベートボートフィッシングに、取材では印旛水系に霞水系と、
フィールドには週イチペースで行っています。
気温が30℃を超える日も多くなり、すっかり夏の雰囲気に突入!
・・・ですが、カラ梅雨による減水によりこの時期いいはずの流入河川の流れが弱く、
上がってきているバスが少なかったり、その少ないバスはスレきっていたりで、
オカッパリ釣行では甘くない状況が続いております”(-“”-)”
そんなここ最近のフィールドコンディションでも、釣果をもたらしてくれているルアーやリグを挙げると、
シンキングスィッシャー、ポッパー、スモラバ、スナッグレスネコリグ・・・といったところ。
特にシンキングスィッシャーには相当助けられています。
(上:ガストネード70S、下:ステルスペッパー110S)
ハードルアーでありながらデッドスローに誘え、それでいて高速で回転するペラの目まぐるしさやフラッシング、擦れ音など、バイトを誘発する要素が詰まっていること。対応レンジも幅広く、ほぼトップウォーターといえる表層から任意の中層まで、泳がせてくる深さを調整できるところも重宝します。
ここだけの話、水面から出るか出ないかくらい・・・わずかに引き波を出して泳がせてくる使い方はかなり効きますよ(^^)v
愛用しているのは、ガストネード70Sとステルスペッパー110Sの2アイテム。
サイトフィッシングやハイプレッシャーでの喰わせ重視ならスピニングタックルにガストネード70S。
バスに見つけてもらうためのアピール力が必要な状況、もしくはベイトタックル1本で釣り歩くならステルスペッパー110S、といった感じで使い分けています。
(釣りビジョン『follow my F』印旛沼水系ロケにてガストネードフィッシュ!! 初回放送は7/18火曜日22時から)
ポッパーは、着水点からワンポップで一気にハイアピールに達する瞬発力が他のトップにはない特徴だと思います。移動距離を抑えた誘いも得意であることと相まって、タフコンディションでも欠かせないルアーですね!
トップゆえ有効な状況は限られますが、最近の釣行で最大魚を引き出している確率は最も高いです。
長年マイケルを愛用してきましたが、今はスティーズポッパー。
首振り、スプラッシュ、ポップサウンド、それらすべてをハイレベルにこなしてくれることと、
比重の重いフロロカーボンラインで誘い続けても水中に突っ込まないので、ワーム兼用のバーサタイルタックルでも扱いやすいところも気に入っています。
スモラバはいわずもがな、の喰わせの代表選手。
細かな一点シェイクはかつての威力ほどではないもののやっぱり強く、特に中層での喰わせにおいては最も自信のあるルアーです。
僕の場合、中層で誘うなら水平姿勢はゆずれないところで、そうなると、使うスモラバはラインアイがフックに対して90度であることが条件となります。
トレーラーは自重があってキャストしやすく、水押しも強めのドライブホッグのフラスカートをカットしたものと、細かな一点シェイクでの完璧な水平姿勢と、繊細に震えるアクションが秀逸なスタッド4インチのボディを短くカットしたものがフェイバリット。
そしてスナッグレスネコリグは、年間を通して一番多くのバスを釣っているリグです。
自分にとってはバスがいるかいないかの判断をしていくサーチルアーとしても、
バスを刈り取っていく喰わせのルアーとしても役割を果たします。
セットするワームはブレーバー。
(上:ブレーバー5.7インチ、下:ブレーバー5インチプロト)
ネコリグでのバイトはボトムに着底してからが大半を占めるところ、フォール中にも喰わせることが狙いで開発しましたが、スポーニングシーズンを終えてからはフォール中にラインが走るバイトが増え、中層に浮くサスペンドバスを捉えられています。
先日のルアーマガジン誌『陸王』でもそうで、いずれDVDにてご覧になる方に注目していただきたいのは、
ブレーバーのスナッグレスネコで杭やブッシュといったカバーから釣っているシーンです。
キャストしてからロッド操作に移る前に合わせていることが多いはず!
これは、フォール中に喰ってラインが走る、もしくは、ボトムに着いた直後に喰っているからです。
シェイクなど、こちらから動かす前に誘えていることで、ラインを張った瞬間に警戒してしまうバスも、
その前に喰わせられているかもしれません。
最近意識しているのは、着底してからすぐに動かさずに2~3秒ラインを弛ませたまま放っておくこと。
ブレーバーはシャッドテールの抵抗もあってゆっくり倒れ込むので、フォールで追ってきたバスをその間に喰いつかせる狙いです。その間はラインを見ていて、弛んで止まっているラインが走り出したらバイトです。
また、リザーバーのようにブッシュや浮きゴミの下が深いシチュエーションでは、
フォールでカバーを通過した後に、中層で止めてシェイクします。
フォールアクションに反応しつつも追って喰うほどアグレッシブでないバスも、直後に止まってその場で震えているとパクッと。
先日のリザーバー釣行ではかなり有効な手段でした。
(BITE『ENLIGHT』霞水系ロケにて、ブレーバー57のスナッグレスネコリグ)
他にも状況に応じて使うルアーはいくつもありますが、ここ最近の釣行で特に効果的だったルアーや釣り方を挙げさせていただきました。
参考になりましたら幸いです(^^)
こんにちは、川村です。
霞、利根川、印旛水系、そして西湖に河口湖と、
最近、行く先々のフィールドはどこもかなりの減水気味 ”(-“”-)”
梅雨時期に入りましたので、しっかり水を蓄えることができればいいのですが・・・
最近の釣行にはルアーマガジンさんの対決企画、『陸王』あり、
そして大学一年以来、19年ぶりの参戦となったW.B.S主催のオカッパリトーナメント『グラチャン』ありと、
勝負フィッシングが続きました。
それらを終えてちょっと落ち着き、今は事務所での開発モードに切り替わっているところです。
ハードプラグはボディサイズ&形状の微修正にて削り直し。
こればかりは自分で削らないと納得がいくものでなく、言葉や数値だけでは伝わりきれない感覚的なものがあるのです。
ワームのほうは、ブレーバーのサイズ違い「5インチ」の開発を終え、本金型へGoを出しました。
5インチといってもシャッドテールまでの長さを入れてのサイズ表記なので、ボリューム感的には4.5インチクラスな感覚。
“5.7インチでは少し大きい ”といったフィールドコンディションにマッチしてくれるはずです。
(上:Breavor5.7インチ、下:NewサイズBreavor5インチ)
もちろん、単なるサイズ違いではなく、新たに煮詰めた形状ですよ(^^)
・D.A.Sオフセット(FINA)のような、掛かりを重視したラインアイとフックポイントの高さにギャップがあるタイプのオフセットフックでも、ワームが歪まず真っすぐセットできるよう、針先を埋めやすくするちょい太リブを設けました。
・ノーシンカーワッキーやジグヘッドワッキーでのベストな刺し位置を肉盛りすることで一目瞭然に。ハリ持ちにも貢献します。(写真上)
・テールが小型化してもボディを震わせる強さのバイブレーションを発するため、
テール角度を立て方向へ調整。(写真上)
・センターラインは、ボディサイズが小さくなっても見やすい太さとし、さらに、センターラインの中の “ドセンター ”を示す稜線を追加。
・スナッグレスネコリグでのフック刺し位置を示すポッチも大型化。
見やすく、針持ちにも貢献します。
5インチとして納得のいくアクションと使いやすさに到達しました (^^)v
リリースは8月~9月頃かな?
他にもワームは、エビザリ系とベイトフィッシュ系の開発を進めています。
まだまだ完成への道のりは長そうですが、手作りサンプルの手応えはまあまあいい感じです。
さあ、一年でもっとも釣れるまさにベストシーズン!
釣りまくるぞ~!!