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yamaguchi 2020.11.27

皆様、お久しぶりです!フィールドレポーターの山口将司です。

季節的には晩秋となり、冬の足跡が少しずつ近づいてきていますが、皆様の釣果はいかがでしょうか?
私のホームフィールドでもある霞ヶ浦ですが、相変わらず厳しいコンディションが続いています…。
そんなタフコンディションの霞ヶ浦ですが、少しだけ光明が見えてきましたので、皆様にレポートをお届けしたいと思います。

さて、例年だと10月には台風が通過し、降雨によって湖の水が一気に入れ替わるのが通例となっていますが、今年は台風によるフレッシュな水の入れ替わりもほとんどなく、どことなく水が悪い状態が続いていました。
11月に入り、冷え込む日も多くなってきており、冬の水色のようにクリアアップしてきているエリアが徐々に多くなってきました。

冷え込む日が多いとはいっても、日中は気温20℃を超える日も…。
それによって、霞ヶ浦本湖では水温が15~16℃と、例年よりも高い水準で推移しています。一方で、大規模な流入河川はクリアアップ(冬の水色)しており、水温も13℃台と、霞ヶ浦本湖よりも一足先に冬支度といった感じ…。
冷え込みにより魚が集中してくる霞ヶ浦本湖に点在する石積みや、消波ブロックといったロック系のエリアがいまいち機能しておらず、エリアが絞り込みにくい状況となっています。

ここ最近は日中が暖かいので、思いきってシャローを釣ることで結果が出ています。
シャローといっても、今の霞ヶ浦は減水傾向にあるので、一見すると厳しそうに思えますが…

小規模流入河川の夕まずめの時合いにスイムジグで、ビッグフィッシュをゲット!

47cm、1,400gオーバー!プロズスイムジグ1/4oz.にトレーラーはヴァラップスイマー4.2インチ!

また、別の日にも小規模流入河川にエリアを絞り込み、午後の水温が上がったタイミングで…

プロトのギャップジグ(7g)でレギュラーサイズ!からの…

シャローのブッシュからビッグフィッシュ!ルアーはプロトのギャップジグ(7g)!

両日ともに、小規模流入河川での釣果となりましたが、河川の中でもクリアアップしているストレッチでは、ボートポジションを取って横方向に泳がせるスイムジグで釣っていき、逆に濁っているストレッチでは、ジグでシャローカバーを丁寧に撃っていくという使い分けをしていきました。

さらに翌週、スイムジグとプロトのギャップジグに自信が付いてきたところで、霞ヶ浦本湖のシャローカバー攻略にチャレンジ(笑)

ギャップジグでシャローのレイダウンを釣ってグッドコンディションの魚をゲット!!

夕刻が近づいたタイミングでシャローのブッシュからグッドコンディションを追加!

プロトのギャップジグはサイズ感がGOOD!とっても掛かりが良く、今のところバラシはゼロ!

シャロー攻略に使用したギャップジグとスイムジグ!

ギャップジグはまだプロトですが、横倒れし難いヘッド形状と、ラバーもスモラバと同様の物を使用しており、そのサイズ感も相まって、喰わせの効くコンパクトカバージグとなっています。

トレーラーで使用したブルスホッグ3インチは、写真のように短めにカット!

ギャップジグのトレーラーにブルスホッグ3インチを使用することで、フォール時にはブルスホッグのパドルがブルブルとハイピッチに震え、且つラバーのしなやかな動きがプラスされます。
さらにジグをスイミングさせると、フットボールジグを使用したように上下へのクイックな動きが生まれ、より強い水押しを発生します。
シャローカバーに潜むナーバスなビッグバスも、ナチュラルなフォールと、スイミングでの強波動でイチコロです(笑)

極めてタフと言われる霞ヶ浦…なかなか数は釣れないですが、釣れるとグッドコンディションといった傾向です!
本格的な冷え込みが来るまでは、まだまだシャローの可能性は残されていると思います。皆様も是非、ボトムアップルアーを駆使して、シャローのグッドコンディションのバスを狙ってみて下さい!

chiba 2020.11.26

フィールドレポーターの千葉陵平です。
朝晩の冷え込みも厳しく、日没も早くなってしまいましたね。
試合から約2週間が経っても、未だに悔しさが込み上げてくる毎日です( ;∀;)
今回のコラムは、その「利根川TBCクラシック」を振り返り書かせて頂きます。

TBCレギュラー最終戦から2週間後に実施された今大会。
前大会の上位メンバーは、下流エリアでの釣果が良かった為、今回は下流エリアを中心にプラクティスを進めていきました。
プラクティスは2日半入りましたが、釣れた場所や状況に共通点は無く、秋特有の魚が散っているようなイメージ。2日間で釣れた魚は少ない・・・本当に厳しい利根川でした。

【プラクティスの使用ルアー】

本当にたくさんのルアーを使用しました。

ベイトがリンクするエリアでは、巻きの釣りを多用していました。
ビーブル、リズィー、スティーズシャッドSR、ヘルターツイスター(イマカツ)。

消波ブロック帯のブレイク付近に、ボートを平行につけアプローチしていきました。
ちょうどブレイク下に張り出した消波ブロックに当てた時や、乗り越えた瞬間にバイト!!
ただ、ベイトの足が速く、個人的にはエリアを絞り込むことが難しい釣りでした。

そして、カメラバ5g+スイッチオントレーラー!!
流れが当たる乱杭エリアのシャローに引っかかったオダへ、カメラバ5gをゆっくり沈めていくと消し去るようなバイト!! とてつもなくショートバイトでした。

濃いオダへのアプローチだった為、カバーから一瞬で引きずり出せるパワーフィネスでアプローチしていきました。
このバスを釣って、まだまだシャローで勝負できる事を再確認することが出来ました。

しかし、例年の傾向から、プランとして捨てきれなかったのが消波ブロックエリア。
プラクティス最終日、ベイトフィネスジグ5g+ハリーシュリンプ3インチを使用して何匹か良い反応を得ることが出来ました。
同船してくれたパートナーも、同リグでキャッチしてくれて、エビ食いに依存した消波ブロックに差してくるバスをこのリグで攻略できると確信しました。

しかし、日中にバイトが多発した為、日が昇り暖かくなったタイミングが条件かな?と感じる部分もあり、朝晩の冷え込みもあるこの時期、少し不安も残るプラクティスになりました。

ベイトフィネスジグ5g+ハリーシュリンプ3インチを選んだ最大の理由は、クリアアップしている水色に、強い波動のアクションはアピールが強すぎるかなと思ったからです。

そして、エビ食いバス=ハリーシュリンプ
ショートバイト多発から、今回は3インチを選びました。5gジグにセットすることで操作性も良く、明らかにバイトが増え、完全にマッチザベイトを感じました。

 
そして大会当日、帰着時間の変更により試合時間が1時間短縮。暖かくなったタイミングでシャロー勝負を考えていた自分にとってはかなり厳しい展開になりました。

プラクティスで目を付けていたエリアをひたすら回るも、バイトはゼロ。
10時半になり再度、乱杭エリアのシャロー側に引っかかっているオダへ、カメラバ5gをパワーフィネスでアプローチ。
ゆっくり沈めていくと、消し込むようなバイト!!
イメージしていたエリアで、待望のファーストフィッシュ!!

ゴチャゴチャのオダへ距離を取ったアプローチで狙う状況では、ガードの強さ・ストラクチャーへの貫通力を考慮して、プラクティス同様一瞬でカバーから引き出す事ができるパワーフィネスを選択しました。

しかし、その後が続かず時間だけが過ぎていきました。
クラシックともなると利根川を熟知した選手ばかりで、入りたいエリアには必ずといっていいほど選手がいました。

下手にランガンして、私が一番入りたいタイミングでエリアに入れなくなるのが嫌だったので、12時からは一番期待していた消波ブロック帯のエリアで粘る作戦に変更しました。

少し北風が吹き始め、練習通りベイトフィネスジグ5g+ハリーシュリンプ3インチで丁寧にアプローチしていきました。
消波ブロックの穴にフリーフォールさせ、着底後は少しシェイクで誘い、回収していきました。

そして、風が一番当たる浅い側の消波ブロックでバイト!本日2本目をキャッチ!!
その後も同エリアで粘り、消波ブロックを乗り越えた瞬間に推定1,000g前後のバスがチェイスしてきましたが、こちらの存在に気が付きバイトには至りませんでした。
その瞬間はスローモーションに見え、まるで優勝が遠のいていくようでした。

そのバスを最後に、タイムアップ。
あの1本が入っていれば…結果論ですが本当に悔しい結果となってしまいました。
2本で1,676gの6位でフィニッシュとなりました。

これで、2020年度のTBC利根川戦が全て終了致しました。
初戦こそ3位に入賞しましたが、まだまだ勉強が必要と感じる1年間だったなと思います。
シーズン通してサポート頂きましたスポンサー様、応援下さいました皆様、この場をお借りして感謝申し上げます。
大会オフ期間も、しっかり勉強し努力して行きたい次第です。
来年またパワーアップした「千葉陵平」をお見せできればと思っております。

【タックルデータ】
・ベイトフィネスジグ5g+ハリーシュリンプ3インチ
ロッド:スティーズウェアウルフ 661MFB-SV
リール:SSAIR 8.1R
ライン:山豊テグス アディクトフロロ12lb.

・カメラバ5g+スイッチオントレーラー
ロッド:ノリーズロードランナー ヴォイス680JMHS ジャングルスピン
リール:LUVIAS 2506H
ライン:シーガー スマックダウンPE30lb.

kawamura 2020.11.18

こんにちは、川村です。
まだ日中の気温は20℃超えの日も多く、季節感が曖昧ですね・・・
フィールドにおいても、場所や釣り方を絞り込みにくいです(*_*;

先日は霞ケ浦で『53Pick Up! 秋の陣』があり、そのついでにオカッパリ。
前日入りし、夕方だけ小貝川へ。

流れが緩やかに巻く支流との合流点にて、M.P.S BIG(3インチ)のホバストをフワフワさせるとググッ!
バックリ丸呑みでした(^^)

飼っているエビを見ていると、無重力空間を浮遊するような身軽さでシャカシャカ移動しています。
この動きをイミテートするのにホバストはうってつけかと、リグって水槽で確認したらかなりイイ!!

M.P.Sは逆手が抵抗となって、移動距離を抑えて誘うことが容易です。
ぞれぞれのパーツがパタパタピリピリと、細かく水を掻くのもエビっぽい。
また、BIGの自重は2.9gほどあるので、0.5g未満の軽量シンカーでも十分に飛びます。
フックはホバスト用の♯2がマッチします。

エビ系のホバストも、これから定番化するかもしれませんね!

 
霞水系へは、アングリングバスの取材でも訪れました。

テーマは冬の釣り。
かつては11月中旬ともなれば、消波ブロックに代表される越冬場がメインになってくる頃合いですが、まだ水温は14℃くらいあります。
冬らしい場所と釣り方を展開してみるも、やはり魚影は薄い・・・
まだ流入河川の上流域でサイトフィッシングが可能なくらいですから、最も広範囲にバスが散っている状態ですね。

写真提供:アングリングバス

冬っぽい釣りと、その時有効だった釣りを織り交ぜてバイトを得ていくも、45クラスを2発はミスってしまいました”(-“”-)”
実釣的には悔しさが残りましたが、誌面的には冬に確実に釣るための釣法をお伝えできればと思います。
こちら、12月末売り号の掲載ですm(__)m

さらに霞水系では、オカッパリ大会『B.B.LAND』に佐々木勝也とゲスト参戦!
100人規模の大会でしたが、会場ではマスク着用&ソーシャルディスタンスに配慮しての開催です。

一匹の長寸による勝負ゆえ、ボクは北浦から1時間ほど走っての流入河川へ。
グッドサイズが入っていることを掴んでいたのですが・・・
コスモ+M.P.Sに食ってきたのは・・・期待とは裏腹でしたね(^-^;

優勝した梅地さんは、今年のルアマガオープン決勝にも勝ち上がった猛者。
サイトフィッシングにて、50.5㎝を仕留めてきました。
ヒットルアーは、ラストエースのジグヘッドリグとのこと。

上位3名は45アップ!
2位と3位のヒットルアーはアラバマリグで、霞水系でのサイズ狙いにおいて定番化しつつあることを実感。
ボート、オカッパリ問わず、大会に参戦するたびに何かしら得るものがありますね!
参戦された皆さま、そしてスタッフの皆さま、お疲れさまでしたm(__)m

 

そして、紅葉もいい感じな豊英ダムはプライベートでしたが、カエルワームのテストも兼ねていました。
カエルが水をキックする動きを再現したくもなかなか上手くいかず、4次試作にてようやく狙いの動きが出ての実釣です。
足の形を本物そっくりにしても、あの動きは出ません・・・本物は筋肉で動いていますからね。

水温は15℃以上あるものの、水色はクリアアップし、バスもギルも見えません。
もう深いかな!?

バックウォ―ターに残るバスはいるかもしれないと上がると、最上流域に複数匹。
見つけた時には距離感が近すぎてエサ的なアプローチは効かず・・・

そこで下りはリアクション特化!
ブレーバーマイクロの3.5gダウンショットをバスの口元で跳ねさせるとパクッ!パクッ!と連発。
見えた中で一番大きかった、46.5㎝も口を使ってくれました(^^)v

逃げていったバスがバイトしたことに同船者も驚いていましたが、
釣り方をレクチャーすると、食わせることに成功!・・・するも、キャッチ寸前に逃げられました⤵
しかし、この小ささ細さで、震えながら素早く落ちる。サイトフィッシングの持ち駒としては強力です。

 
ちょっと下り、シャロ-から垂直岩盤に切り替わり、草が垂れ下がっているキワへカエルワームを入れ、ピョコピョコ・・・
すると突如「ガバッ」と水面を割った巨体は、いきなり50㎝!

さらに!
岩盤キワに立木が沈む上をピョコピョコしてくると、またも魚体を丸見せするほどの本気食い!
またデカいんですけど・・・50.5㎝!

初バスから2連続で50アップが釣れたルアーって、これまであったかな!?
このタックルを同船者に渡すと、レギュラーサイズながらキャッチ。

さらにボクにも2発グッドサイズが食うも、スッポ抜け。
一匹は目の前まで追ってきたバスにダメモトで落とし、ピョコピョコしたら食ってしまったのです。
そしてさらに一匹を追加。

今の豊英ダム、けっして甘くはありません。ましてこの時期のデカバスとなると本当に難しいのですが・・・
明らかなルアーパワーを感じました。

しかし、新たな改善点も見つかりました。
スッポ抜けたときは、それまで使っていたPEラインのタックルでなかったこともあると思いますが、もう少し大きなフックを背負えるように。
あとは、逆手と頭の水押しをもう少し強くしたいかな。
もう少しシェイプを見直します。

ちなみに、今回使っているメジャーシートはメッシュ仕様のサンプルです。
空気が通るので乾きやすく、シート自体が軽量。
そして何より、クルクル巻いてもクセがつかないため、より正確に計測しやすくなりました。
採用を決め、量産を依頼したところです。
柄も新たに、リリースできるのは2月かな!?

それでは、今回はこの辺で失礼しますm(__)m

ishii 2020.11.10

皆さんこんにちは、フィールドレポーターの石井一樹です。
朝の気温も一ケタ台になり、冬に向かっていることを肌で感じます。
さて、今回は11月8日に開催された『TBCクラシック』のレポートをしたいと思います。

TBC(利根川バスクラブ)はclass1とregular2つのカテゴリーがあり、クラシックは各カテゴリー年間上位15位までの選手で戦う大会です。
本戦へ向けてのプラクティスは、11月3日に1日行いました。

今回のプラクティスは友人に同船してもらい、釣り込み作業を行いました。
ここ最近の利根川での大会は、リミットメイクさえ出来れば限りなく優勝に近づくと思い、プランは2つに絞りました。

プラン① まだ水温が高いためサイズこそ望めないが、消波ブロック帯でのキーパー狙い。
プラン② 数は少ないが、水位が下がるタイミングでの上流域カバーでのキッカー狙い。

下流域の消波ブロック帯を狙うのにもっとも重要なことは、エリアの水色と生命感!!
岸から消波ブロックのエッジまでの水色の透明度によって、釣りをするエリアや探るレンジを選択しています。

今回は、エッジから沖2m位まで水色が綺麗だった為、ギリギリ見える消波ブロックへブレーバー5インチ1.3gのネコリグをキャスト。
ボトムからルアーが離れないようにシェイクしてくると、すぐに答えが返ってきました。

レンジは、まだ水温が15度台と高かったので、3m位のボトムまでと決めてやりました。
今回はスイミング気味に誘いましたが、もう少し水温が下がったらシンカーを重くし、リアクション気味に誘ったりします。

ワームのカラーは水色に合わせ、グリパンオレンジやグリパンピンクを選びました。

水色が綺麗で特に生命感があるエリアでは、目で見える消波ブロックの上をビーブルやクランクベイトで通すと、ノンキーが釣れ、やっぱり外側に出ているんだなと実感出来ました!!

釣れた条件と同様のエリアを回ると必ず反応があり、一匹釣れたエリアは必ず複数匹居ることを確認して、次は上流域のプランへ。

上流域では、前回の大会でメインにしていた岸から少し離れた倒木と、エグレに潜んでいる魚をブルスホッグ3インチの4gテキサスリグのスイミングで狙いました。

釣れる可能性が高いタイミングは、水門開閉で強く流れが発生する下げの時のみ。
狙いは的中!(笑) 倒木の、流れが当たらない裏側へキャストし、泳がせてくると直ぐにラインが手前に走るバイトでしたが、無事キャッチ!

カラーは、白濁りが発生していたので、ブラックブルーフレークを選択しました。

少し移動し、大きくエグレがあるスポットに同リグをキャスト。
カーブフォールしないように、糸ふけを多めに出してフリーフォール。
着底後そのままスイミングさせると水深の変わり目でひったくりバイト!
フッキングが決まりキャッチ!サイズも下流より明らかにデカい!
タイミングが合えば勝負に行くべきだなと、好感触でプラクティスを終えました。

 
気合を入れて挑んだ当日!!

朝イチはプラン通り、下流の消波ブロック帯からスタート。
消波ブロックの上、外側がターンオーバー?なのか分かりませんが、水色は悪くないけど、泡だらけになっており生命感がない・・・

風が吹いたら良くなるのかと思い、ランガンしましたがバイトも無く・・・
11時頃に(今回帰着が13時半と少し早かったこともあり)約1時間掛けて上流へ移動。

水温上昇のタイミングで狙いのスポットにて、直ぐに25センチくらいのノンキーパーがブルスホッグのテキサスで釣れて、あれ?エリア間違えてるなと思い、ドシャローの差してくるエリア展開に切り替えましたが・・・時既に遅く、ノーフィッシュで帰着になりました。

優勝ウエイトは何と・・・同じストレッチで3匹2,100g程、かなりタフな状況だったと思います。
同じく出場していたフィールドレポーター千葉君は、2本ウエイインで6位入賞と、タフでも釣るのは流石だなと思いました。今後掲載される彼のコラムを参考にしてみてください^-^

 
今年を教訓に、オフシーズン中に修正して、来年に向けてイチから出直したいと思います。
一年間応援して下さりました皆様へは、この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました^-^
冬は亀山湖で修行したいと思います。次回以降はそちらのコラムも書きたいと思います!!

【タックル紹介】
ブレーバー50ネコリグ用
ロッド:オンリーワンカスタム63ML(デジーノブランクス)
ライン:フロロ8lb.

ブルスホッグ3インチテキサスリグ用
ロッド:オンリーワンオリジナル67MH
ライン:フロロ:14lb.

kawamura 2020.11.06

こんにちは、川村です。

日がだいぶ短くなりましたね。
釣行においても、1日があっという間!時間配分に慎重になります・・・

さて、ここ1ヶ月間の釣行も、バリエーションに富んでいました!

まずは、大江川&五三川にて開催された、ルアマガ陸王の決勝!
今年も、青木大介・北大祐・三原直之と、どれだけ釣ってくるのか予測できないメンツ・・・
本来は2日間のプラクティスが許されるところ、今年は1日のみだったため、片方のフィールドにヤマを張ってチェックをしました。

しかも、本戦2日目は土曜日ゆえ、よりハイプレッシャー化する状況を如何に攻略するか!?
場所と食わせ方において、ロコとも異なるオリジナリティを見出す必要性があったのです。

ちなみにプラクティスではギャップジグ(プロト)で多くのバイトを得ていました。

フックにかぶせていたビニールパイプを突き破って掛かってしまった一匹。

まさに、このようなタフフィールドに合わせて開発したコンパクトカバージグですが、本戦では如何に!?

12月末売り号にて掲載される予定です。

 
陸王を終えて呆ける間もなく、ダイワのテスト&撮影にて、相模湖と霞水系へ。

相模湖は濁り気味でしたので、ブラックブルーフレークのブルスホッグ(リーダーレスダウンショット)と、インパクトチャートのビーブルがバスを連れてきてくれました。が・・・午後から冷たい雨が本降りとなり、撮影不可能にて撤退・・・!
バスのレンジは深めに推移している感じでしたが、バンク沿いに複数本の竹が刺さっているキワに入れての巻き始めに「ガツン!」ときた1匹はGoodでした!(^^)!

霞水系も流入河川やシャローからはだいぶバスが抜け、さらに広範囲に散って捉えにくいタイミング。
周りより少し深くなっている水門前なんかは有望ですが、入れ替わりでアングラーが立ち寄ります。
この時も、目当ての水門に到着したときには2人のアングラーが両サイドに入っており、空いたタイミングでイン!

食わせにおいてアドバンテージを感じている、ハリーシュリンプ3インチの逆刺し。
護岸キワにキャストして、水門前をズル引きシェイクしてくると「コンッ!」
やはり、居ても食わないバスはいるものです(^^)v

広島へは、釣り人社別冊『俺たちのヘビロテBASSルアー大全』のロケにて、カナモと釣り!!
それぞれが愛用する他社ルアーをピックアップし、実際に釣ってきました。

2人合わせて約50種のルアーを挙げたのですが、スタイルの違いや、これまで釣りをしてきたフィールドの違いによる傾向がモロに出て面白い!
ボクもカナモの説明を聞いて、欲しくなった(もう買った)ルアーがいくつかありました。
良いと思えば、メーカー問わず活用する2人だからこその企画だと思います。

カナモの案内にて、三川ダムのバックウォーターとため池をまわりましたが、近年は甘くないとのこと・・・
確かに数は釣れないのですが、釣れればグッドサイズ!50アップも出ました(^^)v

本は11/24に発売されるとのことですので、ぜひご覧いただきたい一冊です。

 
そして、ルアマガ本誌のロケにて霞水系へ!
テーマは、釣り納めで確実に釣る・・・からの・・・デカバスで締めくくる釣りを!とのリクエスト。

シャローに居残るグッドサイズは居ますが、数は少ないですし、ことさら賢い。
自分なりの思考と釣法で挑み、ぶっといバスが応えてくれました!
詳細は、11月末売り号のルアーマガジンにてm(__)m

 
最後に、ただ今ブルスホッグダディの初出荷をしております。
個人的には、良型好みなこのサイズが早く欲しかった!
フォールではナチュラルにパドルを震わせ、スッと泳がせれば強くバタついてリアクションバイトを誘発!
サイズ狙いに活用していただけましたら幸いです\(^o^)/

chiba 2020.11.02

フィールドレポーターの千葉陵平です。
今回は、2週連続で開催された「TBCトーナメント」の詳細について記させていただきます。

先日、同フィールドレポーターの石井一樹さんがコラムを書いています。
同じフィールドを違う視点から捉えているため、僕も毎回楽しみに拝見しています。
石井一樹さんのコラムも是非、下記より確認してみて下さい(^^♪
https://bottomup.info/column/20201028ishii/
大会当日も同エリアでバッティング、狙っている魚が同じだったのかも?(笑)

結果を簡単にご報告させて下さい。
10/18「第5戦 ジャッカルカップ」 1本605g 15位

10/25「第1戦 北総マリンカップ」(延期となった代替戦) 2本1,276g 8位

年間順位は総合5位となり、今年度のTBC利根川レギュラー戦が終了しました。

・第5戦 ジャッカルカップのヒットルアー
ビーブル3/8oz TW オーロラホワイト
水中堤防の張り出しの裏側、流れを避けるエリアでのヒット。
水中に小規模なオダが沈んでおり、その上をスローに巻いてくるとヒット!!
食う瞬間丸見えのバイトでした(^_-)-☆

・第1戦 北総マリンカップヒットルアー
ブルスホッグダディ5gテキサス
ギャップジグ(プロト)3.5g+ブルスホッグ3インチ(3節カット)

常時流れがあるエリアでしたが、強い流れが直接当たるのは嫌がっている気がしました。
張り出しの裏側や反転流の裏側で、ベイトが入ってくるのを待ち伏せしているイメージです。

そこで、ルアーを流れに乗せ、ドリフト気味に送り込むと明らかにバイトが多発!!
シェイクなどの動作はあえて加えず、ラインスラックを多めに出し、よりナチュラルを意識してアプローチしていきました。

どちらの大会も後が続かず、不甲斐ない結果となってしまった事が悔しいです。
しかし、大会直前に送って頂いたブルスホッグダディは、プラクティスからバイトが本当に多かったです。

「良型のバスが好む、ボディサイズ&強波動!!」
前回の3インチからのサイズアップ版(3.7インチ)!私自身、待望のサイズ感!!

今回3.5g~5.0gのテキサスリグでの使用がメインでしたが、他にもリーダレスダウンショットリグ、フリーリグ、ジグトレーラーなど使用方法は多彩です。
お気に入りの使い方で、グッドバスを手にしてみて下さい!!
詳細はこちらから→https://bottomup.info/products/bullshogdaddy/
発売は11上旬!もう少しお待ち下さい!!

他にも秋らしく、横方向の釣りも展開していきました。
マクベス50とバルサ製フラットサイドクランクを、ハードボトムのエリアでゆっくり巻く。
水色でこの2つのルアーを使い分けていました。

水が濁っている時は強波動のマクベス50、水がクリアの時は弱波動フラットサイド。
なかなか後が続かず、大会で使用できるパターンまでには至りませんでした。

今年の利根川は、本当に厳しい釣行が多い年でした。
残すは、11月8日の「TBCクラシック」を残すのみになりました。
いつもSNS上や会場に応援に来てくださる方々の期待に応える為にも、
何とかこの大会を有終の美で飾りたいと思っています。

【タックル】
・ブルスホッグダディ
ロッド:スティーズフランカー 701MHFB-SV
リール:スティーズSV TW 1012SV-XHL
ライン:山豊テグス アディクトフロロ16lb.
フック:RYUGI ダブルエッヂ3/0 (3.5~5gテキサスリグ)

・ビーブル3/8 TW
ロッド:ノリーズハードベイトスペシャル680M
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:山豊テグス フロロブラスト16lb.

・クランク用
ロッド:ノリーズハードベイトスペシャル680L
リール:スティーズSV TW 1016SV-HL
ライン:山豊テグス フロロブラスト14lb.

ishii 2020.10.28

皆さんこんにちは、フィールドレポーターの石井一樹です。
今回は、TBC第4戦と最終戦をレポートしたいと思います。

まずは、10月11日から台風で延期となり、10月18日に開催された『TBC第4戦』を振り返りますと、秋の利根川に翻弄されてしまい・・・ノーフィッシュで帰着してしまいました。

参加者の半分以上がゼロ・・・
1匹でも釣ってくれば年間争いに参加出来るという、悔しい結果でした。

2週間前のプラクティスでは、ブッシュの流れが少し当たる側に、ブルスホッグダディのテキサスリグ(4g)をふわっとフォールさせるとバイトが出て、数は少ないながらもナイスサイズがキャッチ出来ていました。
ブッシュの中で、ベイトを待ち構えている個体だと思います。

初めて『ブルスホッグダディ』使っての感想は、とにかくバイトが多く、エサかなと思いました^-^
ワーム重量も自分的に投げやすく(約10.5g)、キャストも良く決まります。
ホッグなのに、サイズ感的に魚にも見える。
私は利根川にベストマッチしているワームだと感じます!!

それともう一つ、垂直岩盤エリアでイナッコを探してスクーリングしている様な魚には、ジグスピナーを水平フォールさせてボトムまで落とすの繰り返しでテンポ良く探り、良い反応がありました。

そして翌週の10月25日『TBC最終戦』
連戦の為、練習する時間が取れず、前日に半日だけ川の様子を見て回りました。
キャッチは出来ませんでしたが、唯一分かったことは、リグをスイミングさせた時のみ反応するということと、ブッシュから少し離れた倒木にバスが差すタイミングがあること。

当日、干満のタイミング的に水位が低い状態の下げからスタート。
中流域の流れが少し当たる倒木エリアへ、開始数投でブルスホッグ3インチを、倒木の裏側へスイミングさせると手前に走るバイトがあり、500g程度のキーパーをキャッチ!

同様のエリアを回るも、選手の引き波の影響で濁りが入ったエリアではバイトが無いのは誤算でした。
少しだけ綺麗な水の場所ではバイトがあったのですが、手前に来るバイトが一回と、終了間際にラインブレイク・・・バスにかわいそうなことしてしまい帰着となってしまいました。
結果は、1匹507g、18位。
年間順位も6位と・・・目標としていた、年間5位以内、1回優勝も実現できず心残りなシリーズ戦終了となりました。

今年の利根川は、沈みものや消波ブロックに魚が非常に少なかった為、カバー依存の魚を狙うことが多く、苦手だったカバー撃ちを日々練習して一年間戦う試合でした。

キャスト精度やタックルバランスが、如何に重要なことなのかが更に分かりました!!
まだまだ練習が必要で、自分にはやれることがありそうです。
残すはクラシック!優勝のみを狙って気合入れて頑張ります!!

(タックルデータ)
・ブルスホッグテキサス用
 ロッド:オンリーワン66MHR(デジーノブランクス)
 ライン:フロロ:14lb.

・ブルスホッグダディテキサス用
 ロッド:オンリーワン68HR(デジーノブランクス)
 ライン:フロロ16lb.

・ジグスピナー用
 ロッド:オンリーワンオリジナル66MLG
 ライン:フロロ13lb.

ryoya 2020.10.21

皆様こんにちは、フィールドレポーターの山口諒也です。

遂に陸王ダービー(予選)も、3ヶ月間の長期戦が終了となりました。
総合ランキングを暫定5位で迎えた最終戦。

上位陣はポイント数に差が無いため、9月の最終戦で僕自身が優勝を決め、尚ポイント数の高い他の選手がランキング上位で終わらなければ、決勝へ進むことも可能でした。
諦めずにいればきっと報われる!
そう信じて最後まで駆け抜けた模様を、今回はご紹介したいと思います。

 
さて、9月の始めは8月の猛烈な暑さによって水温が高く、30℃を超えていました。
長期間雨が降っていなかった為、川全体に流れもなくドンヨリとした状態(p_-)
バスも餌を追いかけ回すほどの状態ではなく、朝一にボイルを一度も見ない日も多々あり、厳しい状態でした…

そんな流れの弱い状態であっても、生きるポイントがあります。

例をあげますと…

・橋脚

・堰&インレット

・川幅が狭まる場所

・地形の変化(水中堤防&水深の変わり目)

・川の合流点&川の分岐点

などがあります。

これらの場所は流れが弱い状況でも、常に多少の流れが発生しています。
加えて、流れてくる物がストラクチャーへ引っ掛ったり、反転流により溜まりやすいことで沈んでいたりと、より美味しいポイントにもなります(^^)

9月の始めは、これらをキーに釣りを展開していきました。

まず、9月1日。
この日は、仕事の出勤前に30分だけ上流域にある川幅が狭まり流れが発生するエリアへ!

地形の変化によって強い流れが反転し、写真手前のカバーへ流れる一等地にエントリー。

経験上、水温が高く魚にやる気の無い時は、高いサウンドを放ちながらゆっくり引いてこれるルアーが効果的!(狙いは威嚇バイトの誘発)
アプローチも、魚が居そうな場所へ投げ込むのではなく、少し離れた場所へキャストし引っ張って来る方がgood!

手持ちの中で最も良かったルアーはプロップペッパー(ティムコ)。

ペラがカチカチと高い音を発生させます。

それに怒ったバスは、ルアーを吹っ飛ばすほどの勢いで水面を割ります(^^)

狙い通りにカバーを超えたあたりで激しく水面が割れ、50cmをキャッチ!

狙い通りの1匹でした(^^)
この日はこれにて終了。

お次は、9月5日。
50cmが釣れた同じエリアへエントリー!

濁りが多少あったので、サウンド&ルアーのシルエットを上げる為にアベンタクローラー(イマカツ)をチョイス^_^

狙っていたサイズではありませんが、勢い良く出てきました(^^)
この日はこの魚のみで終了。

数日後、台風が九州を直撃-_-
水温は下がりましたが、ここから一気に秋めいてしまい魚が散らばり、とても難しい日が続きました。
毎日、朝の30分遠賀川へ通いこみましたがデコの連続(*_*)

 
そして、9月19日。
ようやく半日釣りをする時間が出来たので、朝一から川の分岐点へ。

雨の影響か、濁りに加え5gのシンカーが勢いよく流れる程、川の流れがありました。
今回入った川の分岐点は流れが直接当たり、水が常に動くので、他のエリアより水質も良く、ベイトフィッシュも多い!

それと、なんといっても秋の一つのキーでもある”ブレイク”をオカッパリからしっかりと狙えること。
(適水温になり、広範囲に散らばり回遊性がます秋は、深い場所と浅い場所を行ったり来たりする為、ブレイクがキーになります。遠賀川で例えると水深2〜3m)

更に、本流の強い流れ+地形の変化+反転流が上手く重なり、一ヶ所だけ完全に水の流れが止まっている場所があった為、そこに目をつけました。

そこへ、リーダーを40cm近く取ったブルスホッグ3インチの5gダウンショットリグを入れ込み、シンカーをボトムに付けた状態でリーダーの長さ分リフト&フォールをさせてアプローチさせました。

リフト時は、スリットインパドルを縦に強く振ったり、バタバタとパドルを左右に叩いたりとランダムに動いては、強い力でバスにアピール。
フォール時は、水平姿勢に加え、左右合わせて8つのレッグがピリピリと細かく震えますのでナチュラルに誘えます。
このアピールの強弱でバイトを誘発させてくれます^ ^

それが効いたようで…

いきなり54cmのビッグバスをキャッチ!
バイトは、リフトさせてフォール、もう一度リフトさせようとしたらグッ!と重かったです(^^)

この後は、デカそうなやつをバラしてしまい終了となりました。

 
日は変わり、9月26日。

登録している魚は2匹しかいない為、リミット3本を揃えるべく朝一からサイトフィッシング!
プレッシャーのせいか、何をやっても中々釣れない(p_-)
唯一口を使ってくれたのは、ハリーシュリンプ4インチのヨコヨコセッティング!

表層で誘うのが正解だったことと、やっている人が少ないうえにハリーシュリンプのリアルなシルエットが効いた様で、46cmのバスをキャッチ!

 
その後…

ブルスホッグ3インチの5gダウンショットリグ(リーダー20cm程)を橋脚に遠投して、47.5cmキャッチ!
(本当はもっと長いリーダーをとり、リフト&フォール時のアクションの幅を広げたかったのですが、距離が出しづらくなる為、20cm程にしてあります。)

入れ替えに成功(^^)

3本の合計を151.5cmに上げ、2位へ浮上!
この日は、更なる入れ替えならず終了。

例え少ない時間であっても、残りの日数毎日フィールドへ出ました。

そして、9月28日。
あのビッグバスをキャッチした川の分岐点へエントリー!

この日は強い流れに加えて、水色もクリアアップしていました。
濁りが無い分、バスを騙すのは簡単ではないだろうなと思い、ルアーのアクションにも一工夫を加えました。

ルアーは前回54cmをキャッチした時と同じ、ブルスホッグ3インチの5gダウンショットリグ(リーダー40cm)。
キャストし、沈んでいるストラクチャーにスイミングで持ってきて、シンカーがストラクチャーにスタックしたらラインテンションをフリーにし、フリーフォールさせて誘いました。
(なぜ、ストラクチャーにスタックしたらラインテンションをフリーにするのかというと、水色がクリアアップしているうえに、強い流れの中でシェイクして誘うと、ラインが水を切る音を立てる為、魚にプレッシャーを掛けてしまうからです)

そして…狙い通りにアクションをさせたら、その直後にラインが走りだし…
フッキング後、強烈なファイトの末上がってきたのが…

またも54cmの針傷なしのビッグバスをキャッチ!!!

このキッカーフィッシュのお陰で…

最終戦を1位で終えることができました(^^)

 
そして、最終ランキングは….

惜しくも3位で終える形となりました。

応援して頂いた皆様、ありがとうございました。
また来年頑張りたいと思います(^^)

kusabuka 2020.10.15

前回は、ハリーシュリンプ3インチのヘビーキャロライナリグ(※以下ヘビキャロ)について掘り下げて話をさせてもらいました。
※『ハリーシュリンプ3インチ編』はこちらをご覧ください↓
https://bottomup.info/column/20201009kusabuka/

長くなってしまったので、今回は前回話せなかったブルスホッグ3インチのヘビキャロについてです。

ブルスホッグ3インチに関しては、これまでフリーリグやリーダーレスダウンショットリグ、ジグトレーラーなどで使用してきましたが、某雑誌ライターさんからヘビキャロで凄いですよと教えてもらい、霞ケ浦や相模湖で試したところ、これがマッチし過ぎてて。。。

まずリーダーですが、長くすることでナチュラルなフォールアクションを出せます。
ハリーシュリンプ3インチは、約ロッド1本分(1.5m)ぐらい取るのに対し、ブルスホッグ3インチの場合は、ワームの自重がハリーシュリンプ3インチより重くキャストしにくいので、1mぐらいのリーダーをセットします。

アクションに関しては、速く引くことでブルスホッグの一番の特長であるスリットインパドルがより水をつかみ、左右に細かくハイピッチでブルブルと震えます。
水押し波動も、ハリーシュリンプより力強く水を掴み、パドルで仰ぐことで濁った水質でもバスにワームを発見させることができます。

この時、ロッドアクションでスピードの強弱と止めを意識します。
速く引くスピードの目安は、ロッドティップにバドルのブルブルアクションが感じられるぐらいのスピードです。

スピードを出すことで追ってきたバスにスイッチを入れることができ、スイミング中にバイトしてくることも多いです。
そこで喰わなくても、ロッドアクションを止めてフォールさせると、それもバイトチャンスになります。
また、止めた時のブルスホッグのフォールは、レッグやヒゲが自発的にアクションして、ハリーシュリンプ同様にバスに見切らせるタイミングを与えません。

W.B.S.第2戦 二日目にキャッチしたバスは全てブルスホッグ3インチ!

W.B.S.プラクティス Kさんもブルスホッグ3インチヘビキャロでナイスサイズ!

ダイワロッドテストにて短時間で3本、外道にランカーシーバスまで!

最後にハリーシュリンプ3インチとの使い分けは

水がクリアなところでは、ハリーシュリンプ3インチのトゥイッチや、スローでもアクションする腕のピリピリアクションで喰わせ、少し濁っている時は、ブルスホッグ3インチの水押し波動でバスを寄せて喰わせます。

居る場所が特定出来ている時はハリーシュリンプ3インチ、バスを探していくような時はブルスホッグ3インチという使い分けもしています。

ブルスホッグもハリーシュリンプも、リグを選ばず使えるワームとして外せませんね。
来月にはブルスホッグダディ(3.7インチ)が発売になり、ビックフィッシュを狙うならダディが良いかも‼と試しているところです。

〇ブルスホッグ3インチヘビキャロタックル
※リーダーとフック以外はハリーシュリンプ3インチと共通です。
ロッド:スティーズ721MH/HXB-SV スティーズレーシング701MH/HXB-ST
リール:スティーズ1012SV-XHL
ライン:スティーズフロロTypeモンスター14lb. リーダー:フロロ2.5号(10lb.)
[ロッド、リール、ラインはダイワ製]
シンカー:21gタングステンシンカー
フック:ドリームフック#1/0、ダブルエッジ#1/0など

kusabuka 2020.10.09

今回は、自分の得意なヘビーキャロライナリグ(※以下ヘビキャロ)について掘り下げて話しをします。

一般的にヘビキャロは、投げづらい、結ぶ箇所が多い、根掛かりし易いなどのイメージが強く、食わず嫌いされることが多いリグです。
でも実は万能なリグの一つで、自分の場合は霞ケ浦はもちろん、相模湖や亀山湖などのリザーバー、更には琵琶湖などでも常備しています。

ヘビキャロが万能な理由は、
(自分のシンカーウエイトは21g基準になります)

①シンカーが重いことで、ロングキャストや強風下でも投げ易い。

②シンカーが重いことで、ボトム感知能力が高く、キャストした場所の水深が分かり易い。(カーブフォールさせ、ボトムに到達する時間で判断します。)

そして、一番のメリットはバスに口を使わせることで重要な
③リアクションと喰わせ効果のどちらも兼ね備えていること。(この部分を両立できるリグやルアーはなかなかありません。)

以上になります。

使用するワームは、ハリーシュリンプ3インチ。
ハリーシュリンプは水流を受け、腕の先端&ボディに生えた短い脚が細かくバイブレーションします。ロッドワークなどでアクションさせた時はもちろん、ノーシンカーフォールでも艶めかしくアクションするのが特徴です。

また、小さめのサイズであるハリーシュリンプが素早く動くことで、バスの目の前に来るまでルアーの存在を認識させにくいこと。
ワームの抵抗が少ないので、より速いスピードでワームをアクションさせてリアクションバイトを誘うことが出来ることも釣れる理由になります。

ヘビキャロは緩急を効かせたロッドアクションをすることで、重いシンカーと相まって速いスピードを生み出し、リアクションで喰わすことができます。
そして、シンカーがボトムに着いた瞬間からは、リーダー部分にラインの弛みが発生して、自然なエビが漂う感じでフォールします。
この時に凄く大切なのは、水中でアクションが止まる瞬間がないこと。これがバスに生き物だと判断させる重要な部分です。

基本的なロッドアクションはズル引きが多いのですが、この夏に相模湖へ通っている中でバスの反応を確認しながら見つけた喰わせのアクションを紹介します。

普通ヘビキャロは、ある程度水深があるところを狙うことが多いですが、浅いところに見えるバス、要はサイトフィッシングでも効果的です。
浅瀬に見えるバスが群れになってハリーシュリンプ3インチ襲うシーンは、完全にバスにスイッチが入り、ダブルヒットするぐらいの勢いで喰ってきます。

アクションは短い距離のトゥイッチを2回やって、ストップの繰り返しです。
その時に、水深が浅いのでシンカーとワームがボトムベッタリになり、シンカーからもワームからも砂煙が上がり、ワームが砂煙の中に隠れたり見えたりするので、見切られにくい効果もあります。
加えて、ハリーシュリンプ3インチが速い動きでアクションすると、エビだけではなくゴリにも見えるようです。

その後、ディープでも同じように短い距離のトゥイッチをやってみたら、今までバイトが無いところでもガンガン喰ってきました。

緩急を効かせた喰わせのアクションをより意識してやってみると、普段釣れないバスが喰ってくる。
これから晩秋まで効果的な釣り方なので是非、お試しください。

その時撮影していた動画です↓

ちなみに、YouTubeボトムアップチャンネルで公開中の『バスギャラリー特別編集版』でもヘビキャロサイトで釣ってます↓

長くなってしまったので、最近ルアーローテーションで使い分けているブルスホッグ3インチのヘビキャロの話は次回紹介します。

〇ハリーシュリンプ3インチヘビキャロタックル
ロッド:スティーズ721MH/HXB-SV スティーズレーシング701MH/HXB-ST 
リール:スティーズ1012SV-XHL ※回収作業が多いのでなるべく糸巻きスピードが早いのがベスト
ライン:スティーズフロロTypeモンスター14lb.<リーダー:フロロ2号(8lb.)>
シンカー:21gタングステンシンカー
フック:ドリームフック#2 ※ラインを軽く引っ張ることで刺さる細軸フック。ビッグバスとのファイト時はクラッチを切って対応しています。


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