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yamaguchi 2019.02.13

皆様、こんにちは!フィールドレポーターの山口です。

新年の御挨拶が遅れましたが、2019年も引き続きよろしくお願い致します。
私は昨年末にひいた風邪が中々完治せず、年始過ぎまで引きずっておりました。
挙句の果てに、大流行中のインフルエンザA型に掛かっていまい数日間ダウン・・・。
今はインフルエンザからも回復し、至って元気にしております!まだまだ寒い日が続いておりますが、皆様も体調面だけは万全にして真冬の釣りを楽しんで下さい!やはり健康が一番です!

そんなこんなで2019年のスタートは、体調が万全では無かったのですが、お正月休みのタイミングで初釣りに行ってきました!
フィールドは霞ヶ浦水系の小規模河川。冬になると修行場として良く訪れるフィールドです。

この小規模河川は、川の両岸がアシやガマといったベジテーションに囲まれております。
狙い方は大きく分けて二つ。
ブレイク周りでシャッド等を用いたハードベイトの釣りと、ベジテーションをダイレクトに撃っていく釣りです。
霞ヶ浦本湖だと、シャローのアシで越冬する個体は少ない・・・むしろゼロに等しいのですが、閉鎖水域でもある小規模流入河川では全面がアシやガマに囲まれていることから、そのままシャローのベジテーション周りで越冬する個体も多く居ます。

狙いはシャローカバーに絞れているとは言っても、季節は真冬・・・。
そう簡単にバイトを引き出すことも難しい時期です。霞ヶ浦水系全体に言えますが、冬になるとプランクトン濃度が下がり、水質がクリアアップしてきます。
場所によってはシャローのボトムが目視できるぐらいにクリアアップするので、多少なりとも水深があるスポット、もしくはブレイクがバンクに寄っている等の地形変化を控えたシャローのベジテーション周りが狙い目となります。

使用するルアーですが、時期的にもミスバイトが多いので、バスがバイトした際に吸い込みやすく、一発で口の中に入るスモールシルエットのワームが有効となります。
昨年発売されたハリーシュリンプ3インチがとても良い感じです。リグはリーダーレスダウンショットで、シンカーは少し軽めの1/8oz(3.5g)を選択しております。

2019年の初バス!!

小さいサイズながらもハリーシュリンプ3インチの3.5gリーダーレスダウンショットで初バスをゲット!この日は他にもワンバイトありましたが、アシに巻かれてフックアウト・・・。

そして2月に突入し、インフルエンザも落ち着いたので、再び小規模流入河川を訪れてみました。
久しぶりの釣りということでワクワクしておりましたが、釣行前日には今期一番の最強寒波の到来・・・。
関東も雪がかなり積もりました。

フィールドにも雪が残っておりました・・・。

朝一の水温は4℃台後半。おそらく積雪の影響から、2~3℃ほど水温が低下したであろうと予想されます。
間違いなく厳しいコンディションであることが解ります・・・。

前日に降った雪により、いつもよりも増水気味。
さらに、若干の濁りも入っており、増水&濁りのセオリーに従い、この日もシャローのベジテーション周りにハリーシュリンプ3インチの3.5gリーダーレスダウンショットを撃ち込んでいきます。

ファーストバイトは9時半を回った頃。
ロッドに一瞬重みが乗ったので、アワセてみるとアシ化け・・・。続けて、11時過ぎにセカンドバイトを捉えフックアップに成功するも、ベジテーションを乗り越えてくる際にフックアウト・・・。
フックポイントもほとんど出ておらず、かなりの甘噛みバイト・・・。

そして午後になり、水温が6℃まで上昇したタイミングで、サードバイト!!
なんと、これもバラシてしまいます・・・(泣)ここで、ショートバイト対策として、ハリーシュリンプの尻尾をカットし、さらにスモールシルエットにします。
カラーもツートンカラー(膨張色)を使用しておりましたが、ツートンカラーよりもシルエットがはっきりするグリーンパンプキンペッパーに変更し、爪とヒゲの先端をチャートに染色。そして、撃ち始めてすぐに・・・

4度目のバイトで、やっとバスをゲット・・・。
嬉しい一匹となりました!

使用したハリーシュリンプ3インチ。
写真上から
グリパンチャート
ライトグリパンピンク
グリーンパンプキンペッパー(尻尾をカットし、爪とヒゲの先端をチャートに染色)

リーダーレスダウンショットに使用するフックですが、フッキング率優先でナローゲイブタイプも試しましたが、シャローカバー周りでは針先が出やすく、引っ掛かる等のトラブルも多いので、最近ではガマカツのLDマスター♯1に落ち着いています。
但し、バイトは多いのですがフックアップ率がまだまだ低いので、フックに関しては熟考の余地ありです。

この日は、流れや風を避けられるアシやガマのポケットに+アルファで倒れたアシが絡んでいるスポットでバイトを得ることが出来ました。
なかなかキャッチには至らず四苦八苦する一日でしたが、積雪の翌日という最悪なコンディションにおいて、これほどバイトを得たのは正直初めての経験でした。
同船者は違うワームのテキサスリグを使用しておりましたが、一日を通してノーバイト・・・。ハリーシュリンプ3インチの威力に愕然としておりました(笑)

今回訪れた小規模流入河川はプレッシャーの高いフィールドということもあり、なによりも静かにアプローチすることが重要かと思います。
ハリーシュリンプの細身のシルエットは、倒れたアシの小さな隙間にも入り易く、さらにリーダーレスダウンショットにすることにより、テキサスリグよりもワンランクもツーランクも軽いシンカーを使用できます。
タックルですが、特にリールにおいてはベイトフィネス系のリールを使用すれば、ハリーシュリンプ3インチ+3.5gシンカーでも問題無くキャストが決まるかと思います。
真冬でも非常に有効なリグですので、皆様にも是非試していただきたいと思います。

巷では絶対に観たほうが良いというDVDを購入し、日々勉強しております。DVDはもちろん自腹購入です(笑)

kawamura 2019.02.08

こんにちは、川村です。

まだ寒さは真冬ですが、日照時間が延びていることや、花粉(*_*;に春の気配を感じる今日この頃です。

さて、フィッシングショーも大阪を終えて一息ついたところですが、その直前、高知県にて「合宿」に参加してきました。

合宿では、プロアングラーが集って釣り漬けの3日間を過ごします。
青木大介・市村直之・伊藤巧・江口俊介・岡友成・金森隆志・木村健太(50音順)というメンツですので、
釣り以外の時間も濃密すぎる!
移動の車内も食事も楽しいし、タメになる話も聞けちゃいます(^^)

フィールドは高知県の中規模リザーバー。
ブッシュや立ち木といったカバーはほぼ無く、魚探に映るボトムも平坦・・・
要素が少ない分、バスの着き場は分かりやすいとも思えたのですが・・・

初日のパートナーはカナモ!
バスボートを操船する姿は、僕の目にも新鮮に映りましたよ(^^)

しかし釣果は思いのほかキビしく、カナモがファットウィップのヘビーダウンショットでグッドサイズを1本。
僕はノーバイトに終わりました。

この日釣れていたのは、通称「ミノスト」。
昨年の合宿でキムケンが披露した釣法で、キムケンはこの日のビッグフィッシュとなる52㎝を仕留めていました。

フットボールヘッドとフックがジョイント式のリグを用い、シャカシャカと強めにシェイクして誘います。
中層をスイミングしてきますが、ボトムに絡めてもOKという感じ。

ラインを弛ませた状態で操作するので、見た目の動作ほどリグは手前に寄って来ず、ワームは上下動にロールも交わる、このリグならではの動きが出ます。

2日目はこのミノストをマスターしたく、キムケンに同船させてもらいました。

実のところ、初日の後半、ミノストが釣れているというのでマネしてみたのですが、数投でウデが疲れてしまい、やってられん、と(-_-;)

ところが、キムケンに操作方法を直伝してもらうとまったく疲れない!
ウデにグリップをパシパシ当てながら、その反動も利用してシェイクするのです。

そして程なくしてファーストバスキャッチ!
ワームはキムケンが釣っていた、マックスセントのクリッターホグ(バークレー)です。
この日はミノストで4本釣れ、ハリーシュリンプ4インチでも釣れました。

キムケンはヴァラップスイマー4.2インチを使ってくれ、この日の最大魚をキャッチ!
2日連続で最大魚を仕留めるあたり、流石としかいいようがありません。

ミノストの威力を体感できたことは大きな収穫で、今後の釣りにおいても強力な武器になることを確信しています。

最終日はフィールドを変えるも、減水にてボートを降ろせず・・・
急遽リバータイプのリザーバーにて、4時間ほどの釣りでした。

この日のパートナーはエグシュン。
全員にとって初フィールド、それも短時間とあって、どうバスを探すのか?

エグシュンは、上流域から最下流域までスピーディにチェックしつつも、要所にはファットウィップのヘビーダウンショットでしっかり食わせにかかります。
効率と丁寧さのバランスはもちろんのこと、パッと見には分かりにくい些細な変化を目ざとく見つけるところにも、トップトーナメンターならではの所作を感じました。

この日はお互い1本づつ釣ったところで、合宿は終了。
ヒットルアーは、エグシュンがファットウィップのヘビーダウンショットリグ、僕がマルチジグ14gにハリーシュリンプ4インチの組み合わせでした。

アングラーの皆さん、そして、現地でのヘルプをしていただいたペリーさん、ありがとうございました!!

 
話は変わり、ボトムアップの新商品をひとつ紹介させてください。

カールロッドホルダーに、「HARD」モデルが追加となります。
車内やレンタルボートにおいて、ロッドを置くだけなので出し入れを素早く行えます。
さらにロッド同士の接触を防ぎつつ、表面がビニールコートなので、振動でラインがキズついてしまうのも防いでくれる実践的なアイテムです。

で、カールコードであればどれでもOKかというとそうではなく、“硬い”ことが大事。
ロッドを背負わせたときに容易く伸びきってしまうものでは、ロッドのホールド力が弱いからです。
オリジナルモデルも、その点に留意して硬めのコードを選んでおります。

「HARD」はさらに硬く仕上げたモデルで、1.7倍のバネ力(当社比)。
多本数、または重量のあるタックルを搭載しても垂れ下がりにくい、バリカタなコードを採用しています。
このストロングなモデルがマッチするアングラーも少なからずいるかと思い、製品化させていただきました。

 
他には、DVD『陸魂7マニアックス』も内外出版社さんよりリリースさせていただき、初回生産は即完売とのありがたいご報告をいただいております。

スピナベサイトとマイクロピッチシェイクのみにマトを絞り、パーフェクトに深く掘り下げました。
これを観れば、スピナベサイトがマスターできて・・・しまう・・・(イチ釣り人としてはちょっと複雑なのです(^-^;)
バイトの瞬間まで全見せですから!

マイクロピッチシェイクも、より理解が深まること間違いなし!
とくに水中映像でのバイトの瞬間や、見切られているシーンも実際に起こっていることでしょう。

また、バス目線で下から見上げたスモラバ&M.P.Sのアクションはぜひ見ていただきたい!
手前味噌ながら、横からだけでなく、上下方向から見てもなんと美味しそうなことか!(*^^)v

製作スタッフの情熱と相まって、釣果アップにお役立ていただける渾身の内容に仕上がっております!!

 
それでは、インフルエンザが流行っておりますので、お気をつけください。
そして冬ならではのバスフィッシングを満喫してくださいませ!

kusabuka 2019.01.29

こんにちは草深です。
横浜フィッシングショーでは、たくさんの方々にお声をかけていただきありがとうございました。
今週末は、フィッシングショー大阪のダイワロッドブースにてお待ちしております!

横浜フィッシングショー明けの月曜日は、極寒の相模湖へ行ってきました。
一筋縄ではいかない相模湖ですが、真冬でもコンディションの良いバスが釣れるのが魅力です。

冬の狙い目は、ディープのメタル系とシャローでのカバー打ち、そして岩盤などがあります。
前情報ではミドストが釣れていると聞いていたので、桂川上流部からスタート。
3時間ほど上流部で狙ってみましたがノーバイト。

ベイトフィッシュも全く魚探に映らず。そこで一度、下流に下りながら本湖へ戻りました。
予報より風が強く、湖を吹き抜ける東向きの強風で釣りが出来るところがなく・・・
ハイスピードではありますが、全体を見回った感じ、上流部の水温が本湖より1℃ぐらい高い8.5℃あり、水温上昇でシャローへ上がってくるバスに期待するしかないと考えながら、柴田ボートさんの桟橋でお昼を。
午前中はミドストに反応が無かったので、少し狙うレンジをさげて、レイダウンなどのカバーにはパワーフィネス、変化が少ないバンクにはジョイクロ、岩盤やガレ場にはヴァラップスイマー4.2インチのフットボールヘッドで攻めてみました。

減水で目ぼしいカバーは干上がってしまい、プレッシャーと水色に対してバスが隠れられる感じがしなかったので、途中からは、岩盤とガレ場にヴァラップスイマー4.2インチのフットボールヘッドをメインにキャストを繰り返していると、バイトが。
半信半疑だったので、一度バイトを聞き直してからフッキング!!
水面に上がってきたのは、2キロオーバーのブリブリなコンディションなバスでした!

この組み合わせは、昨年末のAbemaTV早明浦ダム戦から使っていて、釣果は出ていなかったものの、フットボールラバージグとの使い分けで結構武器になるかと思い、最近の釣行では使っていました。
何より魅力を感じるのはボトムシェイクでのアクションです。
ラインアイとフックの環合部がフリーなので、糸ふけを出して連続的にシェイクすると、ロールしながらテールを振るアクションがボトムをついばむ小魚を演出できます。
もちろん、ヴァラップスイマーだとスイミングアクションも交えて、横の動きも入れることができるのでサーチベイト的にも使えます。

その他は同じラバージグと比べて、いち早くボトム到達して深いところまでテンポ良く探れることと、フットボールヘッドなので感度も抜群です。
ジョイント部の効果としては、ハングオフも簡単におこなえます。
今回使ったカラーは、水が澄んでいたので透明感がありながらも、ローリングした時の水に馴染みながら明滅感があるKUWASE(クワセ)です。

タックル
○ヴァラップスイマー4.2インチ T219KUWASE
Rod:ダイワ エアエッジ671MB-ST
Reel: ダイワ SS SV105XHL(SLPチューン)
Line: サンラインシューター16lb
Shinker: リューギ フットボールヘッド3/8oz.
Hook: ダイワ スティーズワイドオフセット#4/0

 
 
シャッドクランクは、本金型の1発目のサンプルがあがってきました。
本金型前の切削サンプルでO.K.を出したアクションが出ているか、期待と不安の中、水槽で泳がせてみると、切削サンプル以上のアクションで安堵感が広がりました。
来週は、このサンプルを持ってフィールドで最終チェックをおこなってきます。
発売までもうしばらくお待ちください。

kawamura 2019.01.24

こんにちは、川村です。

横浜フィッシングショーは今年も盛況でした!
ステージやブースにお集まりいただいた皆さま、ありがとうございました。
陸王奪還へのお祝い、そして沢山のお土産にも感謝いたしますm(__)m

さて、ボトムアップの2019年ですが、ハードはスピナーベイト「ビーブル」と、シャッドクランクが春頃にリリース予定。
どちらも当初の予定から1年以上リリースが遅れておりますが、おそらく大丈夫かと・・・

ソフトルアーに関しましては、ヴァラップスイマーのダウンサイジングモデルがただ今仮金型3回目。
想像以上に苦戦しております・・・(-_-;)

ヴァラップスイマーならではの、「リアルシェイプ」と「高速ウォブ&ロールアクション」をノーシンカーリグでも適えるバランスはなかなかに狭いのですが、これに3インチ台ゆえキャスタビリティも考慮するとなると、4.2インチとは異なるシェイプを模索することとなりました。
写真のヴァラップスイマー(小)は、ボツサンプルですが、ボディサイズはこれくらいで1/0フックがマッチします。

他にも密かに煮詰めていたニューワームがありますが、こちらはファーストサンプル待ちの状態です。

今、僕が手を動かしているのは、2020年リリースに向けてのアイテム。
すでに手作りではこれまでにないアクションを発するモノが出来ているのですが、タイミング的にバスからの反応をテストできないタイプなので、春からの実釣テストに備え、今は水槽を相手にアクションを煮詰めておこうという感じです。

さて、最近の釣行ですが、霞水系にボートを浮かべてきました。
ほぼ、シャッドプラグのみで釣りをしていますが、年始の釣行にてただ巻きで結果を得られたことから(冬はストップ&ゴーで釣ることが大半でした)、シャッドラップSR5に期待していました。
というのも、バルサ素材によるアドバンテージもあってか、ただ巻きでのアクションは素晴らしいものがあるのです。

で、やはり釣れる!
アクションもさることながら、潜りすぎない潜行深度もフィールドにマッチしていました。
風に弱いなど投げにくさはあるのですが、それを差し引いても実践的なルアーであることをあらためて実感した次第です。

【シャッドはすべてシャッドラップSR5にて。メタルバイブはリトルマックス5gにてキャッチ!】

霞水系のシャッドゲームも面白いし、房総リザーバーのデカバス狙いも気になる・・・
冬は冬ならではの旬な釣りがあるんですよね!
そう考えると、釣りに行ける日は行っとかないと!
春が待ち遠しいとは思わなくなってきた近年なのです・・・

ryoya 2019.01.18

新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

さて、年末年始はなんと!
僕の一番行ってみたかったフィールドである、関東地方屈指のメジャーフィールド、霞ヶ浦へ遠征してきました。

走行距離、片道1.100km”(-“”-)”
何事もなく、無事に霞ヶ浦へと到着!
うまくいけば3本くらい・・・そんな甘い夢を抱いていた僕は、すぐに目を覚まされることに・・・( 一一)

年末の12月30日と31日はオカッパリ!

SNSで知り合った方などの情報を頼りに、冬の定番ポイントと言われる牛堀や与田浦、さらに鰐川と釣り歩いてみました。
どれも、沈みテトラのあるエリアです。

しかし、二日連続ノーバイト( 一一)

1月1日の元旦釣行では、草深さんのバスボートに乗せていただきましたが、僕はまたまたノーバイトで終了。

草深さんは状況に応じてルアーローテーションを行い、ジャークベイト(エリート8ログ)にて初バスをキャッチされていました!(^^)!

これで僕は3日連続デコ。。。
流石に凹んで、川村さんや草深さんに、「こんなにも難しいんですか?」と聞くと
「そんなに甘くない」と言われました”(-“”-)”

悔しい!
これは何としても釣って帰りたい!

1月2日は前日に「川村さんの知人の方が釣った」という情報を頼りに、新利根川へ。
ナビを頼りに車を走らせ、水門巡りをしました。
なぜ、水門に絞り込んだかと言うと、枯れ葉や枝などが溜まっていれば、そこに身を隠すべくベイトフィッシュが集まっていることがあるからです。

ただ、水門が閉じている方が良いので(開いていると流れが発生するため)、そこだけを見て回りました。

すると、水門近くでタナゴ釣りをしている方が居たので、ベイトフィッシュが濃いエリアなのでは?と思い、立ち寄ってみました。

まずは周辺を、M.P.S 2.4″の1.8gダウンショットリグで細かくシェイクしながら誘ってみましたが、ノーバイト。

食わせがダメならリアクションを試してみようと思い、メタルバイブ(メタルバイブSS 5g)を水門の扉際に落とし込み、リフト&フォール。

すると、二度目のリフトで重くなり、強烈に竿が絞り込まれました!
身切れが怖いので強引なファイトはせず、丁寧に時間をかけて取り込みました。

なんとか霞ヶ浦&今年の初バスをキャッチ(^^)
しかも、デカイのがまたいい!50には届きませんでしたが、48cmもありましたよ!

その後も水門巡りをやりましたが、ノーバイト(u_u)
行く場所がなくなり、牛堀へとリベンジ!

水深のあるテトラにM.P.Sの5gヘビーダウンショットを落とし込み、シェイクしながら上げて来る途中、「ググッ」と引き込まれましたが、すっぽ抜け(°_°)
結局1本で終了でした。

それから、1月3日、4日とデコ(-.-;)y

そして、最終日となる5日は、霞ヶ浦水系流入河川に川村さんとボートを浮かべました(^^)

朝6時過ぎから出船したものの10時頃までノーバイトでしたが、10時頃に風が吹いてきたタイミングで、川村さんがシャッド(スティーズシャッド)で1本(^^)

僕はスピニングタックルを車に忘れてしまいベイトタックルでやりましたが、ルアーを遠くに飛ばせないので長い距離を引けず、厳しい。。。

その後も川村さんはメタル(メタルバイブSS)で1本キャッチし、夕方にもシャッドで追加して、合計3本!

日が傾いてきたタイミングで、霞ヶ浦水系のフィールドレポートをされている佐藤さんにスピニングタックルをお借りして、ガマが張り出したストレッチをシャッドのちょい早巻きでなんとか1本キャッチ!
ラストはデコらず、福岡へと帰る事ができました(^^)

帰ってからは、遠征で教わった事、経験した事を試すべく、13日(日曜)に遠賀川水系へ!

魚が動く変化を探していると、深場から浅場に切り替わる途中にクイと石積みの並ぶポイントがあり、浅場で小魚がピチャピチャと跳ねています。

クイ周りではギルが見えたので、M.P.Sの1.8gダウンショットをクイに引っ掛けて細かくシェイクしていると、ナイスバスが食ってくれました(^^)

変化を見逃さない様にする事だとか、今回の遠征で教わった事が多く、とても嬉しく思います。
今年は色々な事に挑戦して行きたいと思います!

kusabuka 2019.01.16

新年あけましておめでとうございます。
今年も、釣果報告や新製品の開発の模様などを、コラム内で紹介させていただこうと思います。
本年もよろしくお願い致します。

早速ですがここ10年間以上、欠かさず釣り初めは元旦スタート‼
今年は、九州から年末の長期休暇を利用して、霞ケ浦初挑戦のフィールドレポーターの山口諒也君と同船です。

【毎年初日の出を拝んでから出船】

この時期のボートからの霞ケ浦は、狙いを絞り、釣れるタイミングを1日かけて当てに行くスタイルになります。まさしく、正月の運試しにはピッタリです(笑)
釣れるタイミングとは、朝夕の光量変化、風向きや強さの変化、そして天気が良い日は午後からの水温上昇などがあります。
それと併せて、ベイトフィッシュの有無や水色などもハイシーズンのとき以上に重要になってきます。

使ったルアーは、スティーズシャッドとラトリンログをメインに、霞ケ浦水系の各所にあるリップラップを攻めました。
場所によって水温にバラつきがあり、朝一で低いところは3℃台、温かいところは6℃ありました。
前日の天気や風向きによって、水温高低差がありますので、釣行数日前から天気をチェックしておくと良いでしょう。

この日は境島→北浦水原→常陸利根川→北利根川→境島→大山→古渡をまわり、15時まで二人でノーバイト・・・

日も傾いてきた15時ごろ、霞ケ浦北岸に位置する出島の通称一文字に到着。天気が良かったので、日差しで暖まり、本日最高水温の6.7℃で水の色もチョイ濁りで雰囲気は抜群‼

ラトリンログのジャークで探っていましたが、少しルアーの潜航レンジが足りないと思い、エリート8ログにチェンジ。リップが長くなるので、ジャーク抵抗は強くなりますが、一回一回水をしっかり捕らえて、ジャークさせるとラトリンログより50㎝ぐらいは深く潜ります。

ルアーを変えて、よりボトム付近でジャークを繰り返していると、今年初のバイト!!
バックリとログを咥えて上がってきたキロオーバー。

本当にうれしい2019年1匹目のバスです。
15分後にもう一発スティーズシャッドに掛かりましたが、バレてしまいました。フックを見るとバスのウロコが1枚・・・
夕方の時合いぽかったのですが、その後はノーバイトで初釣りは終了。
シャッドもジャークベイトもタイミング次第で喰ってきますが、やはり使うルアーの潜航レンジを把握していることが重要と再認識させられた初釣りでした。

【各ルアーの潜航レンジとアクションの説明】

上から、
スティーズシャッド54SR-SP 潜航レンジ:約1.0m
1m未満の浅いリップラップに対して、ボトムを叩き過ぎず、さらっと流すときに使っています。

スティーズシャッド54MR-SP 潜航レンジ:約2.0m
2mぐらいの少し水深がある場所でボトム付近を攻めるのに使っています。この時期はロッドワークでのストップ&ゴーが有効です。
スティーズシャッドは、SR、MR共にタイトなアクションの中にロールも入り、クリアからマッディまで使えるルアーです。

ラトリンサスペンログ 潜航レンジ:約1.2m ※ジャークにて

エリート8ログ 潜航レンジ:約1.8m ※ジャークにて

この2つのログは狙うレンジによって使い分けています。
自分は、ログをタダ巻きで使うことはありません。
ジャークすることで強いブレーキが利き、水を強く掴み、押すことでバスにルアーを気づかせて、フラッシングで喰わせます。
濁った状況や低水温時のタフなバスもジャークの移動距離が少ないので、バイトに持ち込むことができます。

kawamura 2019.01.11

新年明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い致しますm(__)m

さて、毎年恒例にしている元旦釣行は、新利根川へ!

ひたすらノーバイトでしたが、15時頃からの1時間にバイトが集中!
水温はピークでも5℃台なのに、水面まで追いかけてくるバスがいたほど食い気がありました。

しかし・・・
メタルバイブに食ってきたグッドサイズは、掴む寸前に逃げられてしまい(-_-;)
シャッドを引ったくったバスは、杭越しだったため迎えにいくも、杭からラインを外した瞬間に逃げられ”(-“”-)”
唯一キャッチできたのはライギョだったという・・・(真冬に釣ったのは初めて!)

元旦釣行メンバーの半数は、初バスをキャッチ!
定番のメタルバイブから、ヴァラップスイマーをジグスピナーにセットして釣った人もいてビックリ!
バスボートの草深さんは本湖にてジャークベイト(エリート8ログ)で釣り、オカッパリしていた『ちょっとバス釣り行ってきます』のゆずさんは、M.P.Sのダウンショットリグで46㎝を釣っていました。

僕はこれで去年に続いて元旦デコ・・・(T_T)/~~~
初バスを早々に釣りたく、5日(土)霞水系河川にボートを浮かべました。

朝イチはハズすも、風が吹き始めたタイミングでスティーズシャッドSR(サイレントモデル)にヒット!

そしてなだらかなにハードボトムが広がるストレッチにて、かつて密かに流行ったB.B.シャッド48にグッドサイズ!
どちらも中層ただ巻きです。

かつて真冬はボトムタッチしながらのストップ&ゴーで釣っていましたが、佐藤(賢一郎)君が「中層ただ巻きのほうが釣れますよ」と教えてくれ、そのとおりに。
この日も7~8艇のボートが浮いておりシャッドは定番化しているのですが、ボトムタッチにスレたのか?止めると見切られるようになったのか?

風の吹き始めに連発したものの、そこからはパッタリ反応が途絶えてしまったのですが、今度は風がおさまったタイミングで、僕が1匹バラし、直後に同船者がキャッチ!
ともにスティーズシャッドのSR(シャローランナー)で、潜行深度とアクションがハマッていることを実感しました。

タイミング的には、状況が変化するタイミングで食ってくる傾向が顕著!
元旦も5日も、ひたすらノーバイトなのに、食うときは連発なのです。

『変化はチャンス!』
時合いを逃さず有望な場所に入り、そして状況に合ったルアーを選択すること。
そのタイミングを生かせないと、高確率でデコってしまうということでもあります。

食うタイミングと場所、そして食わせ方を掴んでいる佐藤君の釣果は、冬の霞水系としては数もサイズも圧倒的!→『WINTERバッシングの醍醐味!!』
シャッドプラグと、スナッグレスネコリグによるカバー撃ちに絞り込みつつ、状況に応じて使い分けています。

近年思うのは、冬だからこそベストシーズンな釣りもあるということ。
昨年の1~2月は、房総のリザーバーでの50アップ狙いが面白かった!
3月に入ると数は釣れるようになったのですがサイズが下がってきて、「この釣りが終わっちゃった・・・」と。

霞水系のシャッドゲームもそうですよね、冬の風物詩(笑)

参考までにシャッドタックルですが、
ロッド:スティーズストームシャドウ・・・クッション性に優れつつ、シャッドの細かい振動も感じられる低弾性カーボン
リール:スティーズtypeⅠ・・・リーリングスピードが速くなりすぎない、2000番クラスが好み
ライン:デュラブラ1500 6ポンド・・・強度としなやかさ(飛距離とトラブルの少なさ)のバランスから、ナイロンの6ポンド
フック:瞬貫トレブル・・・細すぎない細軸&マイクロバーブにより貫通性能に優れ、シャッドとの相性抜群!

最後に、サッカー選手西大伍選手と、吉田幸二さんがクラウドファンディングにて支援を募っております。
プロジェクトの内容は、ゴミ拾いイベント53ピックアップにて、ゴミ処理などの運営費に充てられます。
53ピックアップは、参加者が参加費を払ってゴミ拾いをする活動であり、20年以上継続されています。
フィールドがキレイになるだけでなく、バスアングラーによる力添えが大きければリリース禁止などの抑制にも繋がると信じています。
すでに目標金額には達していますが、今後も末永く続いてほしい活動だけに、この機会にお力添えいただけましたら幸いです。

詳細は、こちらから↓
【53ピックアッププロジェクト】西大伍と吉田幸二の霞ヶ浦クリーン大作戦!

sato 2019.01.09

新年、明けましておめでとうございます。
フィールドレポーターの佐藤賢一郎です。
今年も、どうぞよろしくお願い致しますm(__)m

さて、今年一発目のコラムは、いよいよ厳寒期に突入した霞水系の釣りについて紹介させて頂きます。

まずは年末。
毎年冬になると通っている、霞水系の流入河川へ。

年末は、低水温期の定番であるシャッドプラグで、一年を締めくくるグッドサイズをキャッチすることが出来ました!!

そして、年始。
今年は恒例だった元旦釣行は控えさせて頂き、2日に釣り初めへ。

新年の初バスはブレーバー!!

水位が高く、バスがアシやガマの中に入っている状況では、スナッグレスネコリグが有効でした!

ツルッと滑り込むスリムボディながら、カバーの中でもシャッドテールでしっかりアピールするブレーバーは、寒い時期でもマストアイテムです!(^^)!

ブレーバー使用カラー
上から
・T207ワカサギ・T202 DOZEU・T205 グリパンチャート・T209 グリパンオレンジ 

ブレーバーのカラーチョイスは、冬の澄んだ水色を踏まえて、透け感のあるナチュラル系と、濁った状況でのバスからの視認性、そしてリアクション効果を生む明るめのツートン系、どちらも必須!

また、隙間への入れやすさと寒い中での操作性の良さから、ネイルシンカーは重めがおススメです。自分の場合は、3.1gをメインに使用しています。

もちろん、今年の冬もシャッドパターンは健在!!

年明け3日以降の釣行では、減水、そして風のプラス要因が重なって、久しぶりの春爆ならぬ、冬爆を味わうことが出来ました\(^o^)/

今回、使用のシャッドルアー
上から、
・シャッドラップSSR (ラパラ)
スーパーシャロ―用。
やはり、これに代わるものは無いので、必ず持っておきたいルアーです!!
2段目
・スティーズシャッド54SP・SR-S (ダイワ)
昨年からのお気に入りで、現在のフェイバリットルアー!
とにかくよく釣れ、いつも助けられています。
3段目
・スティーズシャッド54SP・MR-S (ダイワ)
・ハイカットDR-F (OSP)

もう少し深いレンジを探る際は、この2つのルアーを使い分け。
どちらも喰わせ能力抜群で、ミディアムレンジの最終兵器的なシャッド。
4段目
・スティーズシャッド60SP・MR (ダイワ)
ベイトタックルでの使用では、この60サイズがグッド!
ルアーの振動を感じやすく、重心移動タイプなのでロングキャストが可能。
冬の季節風が吹き荒れている時や、濁りが強い状況にマッチします。
・Dシャッド60SP(ダイワ) 
廃盤品ではありますが・・・、
個人的には愛着があり、今でも現役のルアーです。
何より見た目がいい!(笑)

シャッドプラグも、様々なタイプがあり、潜行角度・深度・ラトルの有無・重心移動・固定重心・ウォブルとローリングの強弱など・・・
それぞれ特徴があるので、色々なシャッドルアーを使ってみて、自分のフェイバリットシャッドを見出してみるのも、冬のシャッドフィッシングの醍醐味であります(^_-)-☆

と・・・今回もネタをプラスさせて頂き
ボトムアップアイテムの活用術などを・・・
自分なりに、紹介致します!!(^▽^;)

最初に、ボトムアップのニットキャップ!!
透湿防水のZAMZA製仕様
ニットキャップで防水?機能が驚きですが・・・、個人的には、透湿素材であることがとても気に入っております。
今までのニットキャップ、屋外では暖かくていいのですが、暖房の効いた車内などでは暑すぎてしまうことが多く、脱いだりかぶったりが面倒・・・よって、自分は冬でもキャップ派でした。
しかし、ボトムアップのニットキャップをかぶっての感覚は、熱くもなく寒くもなく、適温をキープしてくれる(^^♪
また、つば付きなので、偏光サングラスとの併用により強い日差しをしっかり遮光できることも嬉しいですね!

続いては、ボトムアップタックルバッグ『ARTIS』
オカッパリだけでなく、ボートの上でも大活躍!(^^♪
大容量であることと取り出しやすさを生かして、良く使うものをアーティスに入れて自分の近くに置き、その他のものは大型のタックルBOXに保管しています。

こうすることでルアー交換がスピーディに行えるので、ボートフィッシングにも重宝しているのです(^^)

最後に、冬のバス釣りはバスとの忍耐勝負!
寒い中でも心折れずに、確信の持てるルアーをやり通す事で、バスは必ず応えてくれます!!

惜しくも、50UPには届かなかったですが・・・49センチ・1850g。
今年初のビックフィッシュに出会う事が、出来ました(*^^)v

是非、皆さんもこれらのアイテムを状況に応じて使い分けてWINTERバッシングを、楽しんで見てください!!

kusabuka 2018.12.28

いよいよ、あと数日で2018年も終わりますね。
みなさま、どんな釣りを一年間楽しまれましたか?
私は長年の目標であるバサーオールスタークラシック制覇に向けて、3年振りに出場させていただきました。
結果は18位と全く良いところはなかったですが、この目標は引き続き、達成にむけて頑張っていこうと思います。

もう一つは、AbemaTVワールドチャレンジへ出場させていただいたこと。
今年、初めてアメリカのトーナメントに参加したことで、今まで以上にアメリカで試合がしたいと、気持ちが高まっていたところにワールドチャレンジのオファーが。
今までにない、気持ちの高ぶりを感じたことは今でも忘れられません。

自分が出場したAグループ予選は霞ケ浦水系、琵琶湖の二大ビッグレイクでおこなわれました。初戦の霞ケ浦水系は、発売間もないヴァラップスイマー4.2インチのノーシンカーと、ビーブル3/8oz.のプロトを使い、初日は6キロ弱でトップウエイト。

2日目は状況変化に対して対応が遅れて、ハリーシュリンプ4インチのバックスライドセッティングとハリーシュリンプ3インチのロングリーダーヘビキャロで何とか凌ぎ、3位。

2戦目の琵琶湖は初日、南湖中を駆けずり回り、なんとか絞り出して6キロまで持っていきましたが3位。その時点で予選通過の2位でしたが、3位とのポイント差もほとんどなく、最終日にトップウエイトを釣るしかないと、自分を追い込んで臨んだ最終日。
マンメイドストラクチャーに、流れを利用しブレーバー5.7インチのネコリグをドリフトさせ、10匹以上のバスをワンスポットから絞り出すことに成功しました。
そして、琵琶湖では数少ないシャローブッシュでパワーフィネスでも入れ替えに成功して、8,600gでトップウエイトを出すことできました。

予選の4日間を通じて、ボトムアップルアーが勝負の場面で活躍してくれて、心から嬉しい気持ちと充実感でした。

決勝は只今放送中です。ぜひ、ご覧ください。

開発の方は来年の発売に向けて、急ピッチで進めております。
大変ながらくお待たせしています、シャッドクランクとビーブルの最終調整をおこなっております。
来年には発売出来るはずですので、もうしばらくお待ちくださいませ。

私は、来年も初釣りは元旦予定です(笑)
みなさま、よいお年をお迎えください。

kawamura 2018.12.28

こんにちは、川村です。

ルアーマガジンの陸王チャンピオンカーニバル掲載から一ヶ月が経ちましたので、ウイニングタックルについて詳しく紹介させていただきます。

2日間でキャッチした11本のバスのうち、9本のバスを連れてきてくれたのが、パワーフィネスジグSS4.7g改(DAIWA)+ピックダディJr.(釣り吉ホルモン)の組み合わせでした。

パワーフィネスジグSSのチューニングについてはすでにルアマガモバイルでも紹介しましたが、スカートをファインラバーに巻き換え、バイトバスリキッド(ノリーズ)にてソーク。
さらに、プライヤーでラインアイの角度を立てる、というものでした。

狙いは、超コンパクトなカバージグ。
ハイプレッシャーな霞水系オカッパリにおいても(今回は土曜日が絡んでいたのでなおさら)、2日間で10本のリミットメイクが可能なバイト数を稼げつつ、グッドサイズも食ってくれること。
バスがどこにでもいる状況だったので、スイミングでヨコ方向にも探れること。
ジグ&ビッグダディのフィネス版といったところです。

しかし、その釣法に合うジグがない・・・
フックはスモラバばりにショートシャンクながら、ポークをセットしても余裕のあるワイドゲイプ。
そして、強いフッキングでも伸びることのない太軸であること。
自作するかと思っていたところ、目にとまったのがパワーフィネスジグSSでした。

しかしながらパワーフィネス専用のジグゆえ、スカートは硬質のシリコンスカートが球体シルエットで巻かれています。
中層でジグ自体をクルクル宙返りさせて誘うにはOKなのですが、普通に使うには動かなすぎる・・・

そこで、スカートを巻き換えるのですが、僕は昔ながらのファインラバーが好き!
色合いはシリコン素材に劣りますが、動きがいいからです。

さらにバイトバスリキッドでソークする(漬け込む)ことで、エビの匂いをつけ、色合い鮮やかにフレア性能もUP!
匂い付けできるのも、ファインラバーのメリットなのです。

ラインアイの角度を立てるのは、このジグはスリ抜け重視の前方に傾倒したラインアイゆえ、中層をチョンチョン誘いながら泳がせてくるには手前に寄りやすい。
アイの角度を立てることで、移動距離を抑えた「タテS字アクション」が出しやすくなります。

トレーラーにセットしたピックダディJr.は、このコンパクトジグにJUSTなボディサイズ。
また、皮がないため通し刺しもできることも、よりシルエットを小さくでき、ショートバイト対策になりました。
通し刺ししても、パワーフィネスジグSSにはワイヤーキーパーが付いているのでズレにくいのです !(^^)!

他に同じものを使っている人はいないオリジナルセッティングに、アドバンテージを見出しました。

ロッドは、軽量ジグを快適に扱えつつ、ブラシガード付きのジグですのでしっかり掛かるパワーも欲しい。
高感度なSVFコンパイルX素材で、M/MHパワーのスティーズブラックジャックを選びました。

リールはスティーズSV TWのギア比7.1に、ラインはスティーズフロロタイプモンスターの13ポンド。
この13ポンド、12か14か迷うことなくドンピシャで組めるので重宝しております。

 
そしてもう1タックルが、ベイトフィネスタックルでのスモラバ。

スモラバは、スモールラバージグSS2.5g改(DAIWA)+M.P.S2.4゛
1日1本ずつながら、2日目にはリミットメイクを決める最重量魚を連れてきてくれました。

このスモラバもスカートを「HYPER F SKIRT 細(REIN)」に巻き換えています。
細くともシナッとしていないので、シュッとしぼんでパッとフレアするレスポンスが好みです。

トレーラーのM.P.Sは言わずもがな・・・この釣りのために開発したワームですので、マイベスト(*^^)v

ロッドはスティーズショアコンペティション・ウェアウルフのプロト。
銘竿ウェアウルフの良さを引き継ぎつつ、より軽く強く進化したロッドです。

リールはアルファスAIR7.2L。
ラインはスティーズフロロタイプフィネス10ポンド。

余談ですが、今年進歩したのは、僕の悩みであったアワセ切れが少なかったこと。
ゼロとはいきませんでしたが、2回。
ヴァラップスイマーのピックアップ時に水面で食いつき、至近距離にも関わらず強く合わせてしまった時と、陸王決勝で、サイトで見つけたグッドサイズに枝越しにアプローチし、ジグを吸い込んだ瞬間にフルパワーでかましてしまったとき・・・
バチーン!!と響いた音が今でも耳に残っています”(-“”-)”

合わせ切れが減った要因は、ラインが強いことと、結び方を変えたこと。
スティーズフロロになってからラインに対する不満はなくなりましたが、さらに30年以上ユニノット(ダブルユニ含む)だったのを、パロマーノットに変えたことも大きい!
社内で誰のノットが強いか勝負したときに、パロマ―ノットに全敗したことがきっかけです。

さて、今年一年を振り返ると、開発においては、ハリーシュリンプ、ヴァラップスイマー、M.P.Sとリリースしましたが、それぞれ、これまでにないアクションを生み出せたこと。

実は3アイテムとも共通する要素があり、「タイトピッチ」・「高速振動」・「複雑な視覚効果」を発することです。
ハイプレッシャーフィールドで釣るために開発していますので、強すぎないナチュラルな質(シルエットも含め)でありながら、速く複雑な視覚効果で見切りを防ぐ。
手前味噌ながら、その差を実感できるバスからの反応を得られています(*^^)v

【2018リリースソフトルアーで釣ったバス達です】

 
そしてアングラーとしては、やはり陸王の奪還!!
初代が29のときで、今が39・・・危うく30台を通り越してしまうところでした(^-^;
イベントなどで多くの方にいただいた激励に、ようやく応えることができました。

今のやり方では勝てないと、心底痛感したのが昨年。
今年は意識を変えて挑みました。
プラクティスで見つけたバスをアテにし、絶対にそこで釣ってやろうと執着しすぎない。
プラクティスではバイトが多いので、本戦でもその感覚で柔軟にバスを探す。
結果的に・・・ではなく、勝つための選択をする。
あえて雑にも釣る(それもこなせる釣りがジグのスイミング)。

また来年も呼んでいただけるのであれば、もっと強くならないと2連覇はできないでしょう。
他にも、H-1グランプリに参戦したり、積極的に新たなフィールドへ挑んだり、オカッパリロクマルも叶えたい!
釣りも開発も、全力で挑まなければ良い結果は生まれませんから、今以上を目指して取り組む所存です。

 
最後に。
今年も一年、多くの方にお世話になりました。
スポンサーの方々、メディアの方々、ルアー開発・生産に関わる方々、販売店の方々、弊社商品をご愛用いただいている方々、応援してくださる方々・・・
おかげさまで、とても充実した一年を過ごすことができました。
皆さまにとりましても2019年が良い年になることを祈りつつ、今年最後のレポートを締めくくらせていただきますm(__)m


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