2000年11月19日生まれ
香川県出身
フィールドレポーターの鈴木翔です。
遅くなりましたが、今回は10月に開催された陸王オープン&陸王ダービー第2戦の参戦レポートになります。
4ブロックある中のBブロック(霞ヶ浦、北浦、五三川、旧吉野川、府中湖)にエントリーしました。
まずは、2Days勝負の陸王オープン。
10月とはいえど、残暑が厳しく、秋というよりは晩夏といった季節感でした。
雨が少ないにも関わらず、水位はフル満水の状態を維持していたので、流れも発生しない上に、足場も少ない(^^;
さらに、本番2,3日前から急激に夜間の気温が下がったことによって水質が悪化し、表層のみだったアオコが全層に蔓延していました。
(上流の滝宮公園まで全域が抹茶オレ状態)
このような状況でバックウォーターが良くなるのは容易に想像できます。
プラクティスの時にも45upのスクールが瀬に上がってきてアユを捕食しているのを見かけていましたが、それも一瞬のタイミング。居ない時はほぼ居ません。
バックウォーターで粘って魚が遡上してくるのを待つか、水質悪化で食い気の下がった本湖の魚を拾っていくか・・・
練習の時から本気で食わせに掛かって、2日間で3バイト。バイトを得た釣りも、ヴェイロン150&サカマタシャッド6”水面高速引きの2つでフックアップ率が極端に低い釣りなので現実的ではないと判断。
日に日に流れが弱まるにつれ、パワーダウンしているとも感じていました。
よって悩んだ挙句、両日とも朝イチ&夕方は本湖へ。
プラで唯一50クラスをキャッチした場所なのですが、ボディウォーターを少し避けている上にインレットも絡んでない、一見スルーしがちな垂直護岸エリアです。
(プラクティスでの魚。濁った水でも強波動でアピールできるベローズギル1.8gネコリグ)
「水質が悪化=水通しを意識したエリア選択」の考え方がベターですが、今回の本湖に限っては“水質変化の少ない場所”をメインにしました。
水質が悪くなったタイミングでは金属系トップウォーターが経験上よく効くので、チョイスしたのはフカベイト!
バズベイトもこのような状況では多用しますが、満水で水深が3メートル程の場所だったので、スローに引いてこられるルアー(=下から魚を呼んでこれる)を選びました。
なおかつ足場がやや高めで、バドや羽物では足元まで引いてきづらいので、フカベイトといった選択です。
結果、初日の朝イチと夕方に2本キャッチ。
朝二は、両日とも上流の滝宮公園にエントリー。
必ず魚が通る場所でもあるので、バックウォーターを行き来している魚と、本湖から上がってくる魚の2タイプを狙えます。
最上流部に人が集結しているからなのか、府中湖人気No.1スポットに入りたいタイミングで2日連続入れたのはラッキー^o^
かなりの時間を費やすも、スクーパーフロッグ(0.4gネイルリグ)でオーバーハング下を泳がせて出た1本のみ。
ネイルシンカーのウエイトが0.4gなのは、飛距離を出したいのと提灯でも誘う時に落としやすくするため。流行りの沈ませ釣法ではなく、浮かせて使う前提でキャスタビリティ優先のネイルシンカーです。
(フックはライトニングストライクの#2)
それ以外の時間帯は、必ず魚をストックしているであろうエリアを中心にランガンするもサイズが伸びず。
普段は風当たりを意識してエリア選びをすることが多いのですが、今回の状況で風はマイナス要素だったと思います。
(ギャップジグ9g+ドライブSSギルのジグストにて)
喰わせが効く状況ではないと考え、敢えて9gと重めのウエイトでバシバシと沈み物に強く当てる使い方でしたが、このサイズがMAX(^^;
扁平ワームをトレーラーにすることで、強く早いテンポのジグストでもルアーが暴れすぎないようにしています。
リアクション要素を持たせた使い方のラバージグ以外に、マグナムクランクやジャックハンマー1/2oz.+ヴァラップスイマーなど波動が強いルアーを今回は多用しました。
2日目の昼に訪れた旧吉野川では、同フィールドレポーター山口諒也さんと初対面!
“減水日=魚が見える”と思っていましたが、秋の減水日は魚が沖に出てしまうよう。
そんな中で、2匹ながら98センチと良いサイズで揃えていたのは、流石ですm(_ _)m
「旧吉も厳しいよ・・・」by諒也さん
陸王オープンが終わった翌日からは、2週間の陸王ダービー第2戦がスタートしたものの、釣っても釣ってもサイズが伸びず…何も突破口を見出せずに終わってしまいました。
府中湖本湖では、地形変化メイン。
オープンでは5〜7gフリーリグでアタリが少なかったので、ノーシンカーや2.7gフリーリグでやってみるとポツポツと反応が出るようになりました。
近距離は、ブルスホッグベイビー(プロト)2.7gフリーリグ。
中距離〜遠距離は、流行りのカバースキャットやイモリッパーなど高比重系ワームをトゥイッチ&ポーズで。
最終日にやっと巻きの釣り(ヘッドスライド5g+ヴァラップスイマー4.2)で1本!
最大魚はバックウォーターにて。
チビーブルTW(スモーキンベイツ)を、水中の岩裏にカーブスローロールで。
スピナベサイトで狙うと逃げるのに、ブラインドで同じ使い方をすると反応したのは意外な発見!
旧吉野川ではサイトフィッシング&消波ブロック撃ち。
人気No.1スポット通称:地蔵前に入ってくる魚に、手を変え品を変えアプローチし、ベローズギル2.8(0.4gネコリグ)でキャッチ!
消波ブロック撃ちでは、サンカクコティーサン(2.7gネコリグ)。
スナッグレスネコリグに比べて軽い力でフッキングできるのと、ラインアイとワームのメインボディーが離れていてラインが擦れづらい、といった点でメリットを感じています。
カバーへの貫通力を優先する場合や、ボトムを釣る場合にはブレーバーのスナッグレスネコリグ、消波ブロックやカバーに吊るして中層で誘う場合にはサンカクコティーサンのオフセットネコリグといった使い分けをしています。
秋という季節が、狙ってビッグフィッシュを釣るのに最も難しい季節だと痛感しました(T-T)
陸王オープン&ダービー、ヒットルアー。
秋なのに、ハードルアーが少ない…
フィールドレポーターの鈴木翔です。
10月上旬発売のフリッシュ3.5インチ!
発売に合わせ公開された、野村ダムでの実釣動画はご覧になりましたでしょうか。
今回は、動画内で使用していたリグ4種類について、それぞれのフックセッティングや使い方など、動画では伝えきれていない部分を含めて紹介したいと思います。
①ジグヘッドリグ
ノーマルジグヘッド:モノガードジグヘッド1.8g フックサイズ#2(ケイテック)
※実釣動画ではフッキングマスタージグヘッド ゲンテン1.8g フックサイズ#2(バリバス)を使用。
ペラ付きジグヘッド:ウィールヘッド0.6g(フィッシュアロー)
※実釣動画では1.4gを使用。
野村ダムでの撮影時、最も多くのバスをキャッチしたリグ。
ウエイトを変えるだけで様々なレンジ・スピード・引き方に対応でき、カーブフォールなどの小技も利かせやすい為、喰わせ能力の高いサーチベイト(リグ)として用いています。
今回の野村ダムでは、濁りが入っていたのでアピール力のあるペラ付きジグヘッド1.4gをメインに使用し、流れが強く水深のある所で、より深いレンジに入れ込みたい時にはノーマルジグヘッド1.8gを使用。(ペラ付きでは浮き上がりやすいため)
ちなみに最上流部の堰では、1本目に釣れた45cmが着水して落とし込む途中に比較的早く食った(=浮いている)と考え、敢えてペラ付きジグヘッドに戻し、同場所で2本追加しました。
ダウンストリーム(上流側から下流側に向かってキャスト)では、巻きスピードを遅くすることで、移動距離と浮き上がりを抑えます。→流れの“中”を釣る際に多用。
アップストリーム(下流側から上流側に向かってキャスト)では、レンジが入りやすいので巻きスピードを少し早めます。→少し深くなった所や水中の岩の裏など、流れの“ヨレ”を釣る際に多用。
特に流れがある場所では、一投の中でも流れの強さが変わるので、微妙な巻きスピードの変化でレンジコントロールしています。
着水後からピックアップまで、釣り人側がアクションせずとも常にシャッドテールが誘い続けてくれるのが、フリッシュの良いところですね!
②ネイルリグ(ホバスト)
フック:ホバーショット#2(リューギ)
ジグヘッドよりもスローな誘いが可能なので、サイトフィッシングで最も多用します。
大まかなシンカーウエイトの使い分けは、
0.15g:デッドスローに表層付近を漂わせたい時
0.3〜0.4g:基本となるウエイト
0.6g:少し流れが早い所
0.9g:表層を早めに逃してくる時
背部に気室があるワームは、極小ネイルシンカーでほぼサスペンドにできるというメリットはありますが、ホバストで使用するジグフックにセットするとズレやすいデメリットがありました。
その点、身が詰まっているフリッシュは、フックがズレにくい上に飛距離も出る!
※瞬間接着剤を付けることで、よりズレにくくしています。
フルキャストすることも多いホバストでは、大きなメリット!
そして、ルアーを目視できるこの釣りでは、ワームマーカーも重要。
ソフトルアーマーカー(グローデザインワークス)を使っています。
③ダウンショットリグ
マス針:フォグショット#3(リューギ)
オフセットフック:ライトニングストライク#1(ハヤブサ)
一点で誘いたい時や、ボトム付近をスイミングさせたい時は、ダウンショットリグの出番!
野村ダムでは、最上流から少し下ったフラットエリアで沈み物(小岩やブロックなど)を狙っていたので、根掛かりしにくいスティックシンカー+オフセットフックをチョイスしました。
大岩が多い所ではシンカーが隙間に挟まるのでジグヘッドリグ、起伏の少ない所の小さな変化はダウンショットリグ、といった使い分けです。
フリッシュはノンソルトなので水中での姿勢が良く、ダウンショットリグにも相性抜群!
④ノーシンカーワッキーリグ(ピクピク)
フック:セオライズ ハンガーFC-L #6or#4(がまかつ)
フリッシュのメインリグは上記3種類ですが、もう1つオススメなのがノーシンカーワッキーリグでのピクピク。
シェイクすることでワームヘッド部が僅かに水を噛み、シャッドテールが機敏に動くことで、良い波紋が出ます。
頭の向きが変わりやすいので、操作が少し難しいですが、上手く動かせると素晴らしいアクション!
水面でのみ誘うのであれば、ネイルフロートを頭部につけると、より操作し易くなります。
フックの掛ける位置は、ワーム中央からやや頭部寄りの位置。
側面の中央から刺し、背中のセンターラインへ90度になるように抜くと、ズレにくくなります。
見た目だけでなく、動きでも食わせる小魚系ワーム“フリッシュ”
ぜひお試しください!
フィールドレポーターの鈴木翔です。
バスの適水温となり活動範囲が広がる秋は、横の動きのルアーに反応が良くなると一般的に言われています。
しかし府中湖オカッパリでは、エントリーしやすい場所が少ないので(リザーバーにしては多い方ですが)、1つのエリアに対して人為的プレッシャーが集中しやすく、巻物オンリーで良い釣りができることは稀です。
そこで、同じ巻物の釣りでも、他の釣り人と差をつけるために実践していることが“ルアーパワー(波動)ダウン”。
例えば、リズィーのようなシャッドクランク。
ブリブリというよりはヌメヌメ、の表現に近いようなナチュラルアクションのリズィーは早巻きでも動きがブレないので、スピードで騙すこともできます。※トゥルーチューン必須
フルキャストして3,4回ボトムノックするくらいの水深が理想で、−50cm〜平水位の貯水量であれば、よりリズィーが使いやすい場所が増えます。
昨年9月の釣果ですが、府中湖本湖で45up!
この時は、まさに平水位マイナス50センチほど。リズィーをフルキャストして早巻き、2,3回ボトムノックした所で食ってきました。
先月の府中湖バックウォーターでの1本。
スピナーベイトを通した後、同じコースにリズィーアピールプラスをテロテロ泳がせてくると下から引ったくられました^ ^
そして、今回の本題でもあるチビーブル&ビーブルのワイヤーカットチューン(以下、チビーブル改&ビーブル改)。
(写真上:チビーブル改+フリッシュ3.5inch、写真下:ビーブル3/8oz.改+フリッシュ3.5inch)
こちらもブリブリというよりはブルブルに近いタイトアクションで、既存のチャターベイトの中でもかなり弱い部類のチャターベイトに似た巻き感です。
スプリッターの恩恵で、早く巻いても浮き上がらない(≒流れの中でも浮き上がりづらい)のでバックウォーターなど流れがある場所でも出番が多いです。
チビーブル改とビーブル改の使い分けとしては、
チビーブル改:シャロー専用。スローから早巻きまで幅広いリトリーブスピードに対応。
野池や水路など小場所での出番が多い。オリジナルよりも更にタイトアクションで、唯一無二な位置付け。
ビーブル改:3/8oz.を使用。スローだとややレンジが入りすぎる為、ノーマル〜ファストリトリーブがメイン。従来のチャターを使うのと同じ場所やバックウォーターでの出番が多い。
また、ビーブルシリーズはスプリッターとワイヤー&ビーズ部の接触して出る音も唯一無二で、このチューンでも一役買ってます。チャター系に音は重要!
スプリッターのサイズやワイヤーの長さなど色々と試行錯誤してみましたが、結局はチビーブルとビーブル共に、そのままの状態でワイヤーカットしただけが一番良かったです。
スプリッターとアッパーアームがガードの役割をしていながら、スプリッターが細身なのと、アイとヘッドが離れていることでフッキングの妨げにならず。
ちなみに、このチューンを始めて10ヶ月近く経ちますが、未だロストゼロです。
フックも、元々トレーラーフックを付けても付けなくても良いサイズ感で作られているので、このチューンではトレーラーフック無しで問題ナシ。
改めて、チビーブル&ビーブルのトータルバランスの良さを実感しました(^^)
トレーラーワームは、4inch前後のピンテール系ワームがメインですが、イチオシは10月上旬発売予定のフリッシュ3.5inch!
特にチビーブル改+フリッシュ3.5の組み合わせが相性抜群!
フリッシュのナローなシャッドテールがスプリッターによる振動で、ピリピリと高速かつ不規則にアクションしてくれます。
ヴァラップスイマーのようなシャッドテールをトレーラーにして、スイムジグのアピールプラスver.として使うのもGood!
最後に簡単な手順を紹介しますm(_ _)m
新品をいきなりカットするのは勿体無いので、ある程度使い込んだチビーブル&ビーブルで試してみて下さい。どちらかで悩めば、チビーブル改をオススメします!
【用意するもの】
・チビーブル、もしくはビーブル3/8oz.
・ペンチやプライヤーなど、ワイヤーをカットしたり曲げたりできる物。
・瞬間接着剤
(写真はチビーブル使用)
①アッパーアームをカット
スプリッター上のビーズから4mm~5mmほど上の部分でカット。
画像2枚目のように、フロントブレードとビーズ2個を上にズラしておくと切り易くなります。
②アッパーアームの先端を少し曲げる
ビーズが緩くなったときに飛んでいくのを防ぎます。
この際、ビーズ上部に瞬間接着剤を極少量垂らしておきズレを防止。
③完成!
※失敗例
ビーズを止める位置が前すぎると、スプリッターがやや前傾し水を掴みにくくなってしまいます。
フィールドレポーターの鈴木翔です。
こちら四国は5月中旬辺りから梅雨入りし、早くも2ヶ月が経とうとしています。
「梅雨=トップウォーター」というイメージは強いですが、ここ近年の梅雨に関しては大雨が連日降り続く事が多く、なかなかトップが効きづらい状況が多くありました。
しかし、今年は長梅雨ではあるものの、しっかり梅雨の晴れ間(=表水温が上がりやすい)があったことも起因し、表層系の釣りがアツイ!
トップウォーターにも様々な種類がありますが、個人的に好きなのはデッドスロー系の大きめトップ。
例を挙げると、フカベイトとアベンタクローラーRSです。
ここからはあくまで自論ですが、この2つが釣れる要素は共通して “下方向への水押し”。
フカベイト:大きなブレードによるボディ全体のロール&ボディ前方の窪みで水を押す。
アベンタRS:後方の羽根によるボディ全体のロール&ボリューミーなボディ前方の上下で水を押す。
下への水押しを発生させるアクションの動力源が、ブレードor羽根の違いであるだけで、両者の特徴は似ていると思います。
また、浮力の高いウッドボディであることも共通していますね!
実際、魚がどのように認識しているのか分かりませんが、賢い魚もこのルアーには反応することが多いです。
アベンタRSにて、自身の府中湖レコード更新の57cm/2730g!
トップウォーター繋がりでもう1つ。
ここ最近、凄まじいルアーパワーを感じているのはスクーパーフロッグ!
動きに関しては、目で見ただけで誰しもが分かることなので言わずもがな…
個人的に注目したのが、小さなボディサイズのわりに大きめのレッグ。
このレッグが湾曲していることで、想像以上に水を掴み、移動距離を抑えることにも貢献しています。
※形状変化しやすいソフトエラストマー素材ですので、使用後はすぐに元のパッケージに戻してください。
微シェイク〜早めのトゥイッチまで、様々なスピードに対応できるのも良いですね^o^
より気づかせたい時には、ポッパーのような強く短めのトゥイッチもアリ!
ため池はもちろん、府中湖や旧吉野川でも好反応を得ており、改めて「バスってカエル好きなんだなぁ」と実感させられたルアーです。
【スクーパーフロッグ使用タックル】
ロッド:スティーズ641LFS-SV キングボルトF-spec
リール:2500番スピニングリール
ライン:P Eデュラセンサー×8+Si2 0.6号+リーダーフロロ7lb.
(PEラインのメーカー・銘柄は色々とお試し中。号数は0.6号に落ち着きつつあります)
フック:ライトニングストライク#2 or インフィニホビット#2
もちろん毎回、水面系で楽しめるほど甘くはなく(^^;
特に、雨量の多い降雨とその直後は、トップに出きらないことも多々。
季節的に困ったらライトリグに手が伸びそうなタイミングでしたが、雨が降っている最中もしくは雨後の濁りの中で、集中力を保ちながらライトリグを操作し続けるシンドイ・・・
そんな時にテンポ良く探りつつ、しっかり魚もキャッチできたのがチビーブル!
1/4oz.のミニスピナーベイトでありながら、スプリッターの恩恵で浮き上がりづらく、手元に振動が伝わり巻き感もある(=集中力を持続しやすい)。
府中湖で、ポッパーを数投したピンスポットにチビーブルを通すと50アップ…なんてこともあり、居るけどトップには出ない魚が食ってきていることを実感しました。
フックサイズもミニスピナーベイトにしては大きめの2/0で、なるべくトレーラーフックを付けたくない自分には嬉しいサイズ感!
スピナベサイトでも、メインフックがしっかり掛かっていました^ ^
バーサタイルタックルで難なく扱えることもあり、今ではボックスに必ず1つは常備し、困った時にまず投げるルアーとなっています。
そんなチビーブルを使ったチューニングver.も良く釣れていますが、そちらはまた次回にでも!
フィールドレポーターの鈴木翔です。
今年も陸王ダービーが開幕しました!
今回は、昨年と大きく変わった部分が2点。
・フィールド組み合わせ(ブロック)
・競技期間が1ヶ月から2週間に
ホームフィールドの府中湖はBブロック(霞ヶ浦、北浦、五三川、旧吉野川、府中湖)に分類され、フィールドポテンシャル的にも今年はチャンス大!?
30分しか釣りできない日もありましたが、とにかく毎日釣りをすることで府中湖の“今”を捉えることを意識しました。
季節的に、最もキーになったのは“スポーニング(産卵)“。
陸王ダービー開始時は、第2陣スポーニング真っ盛り。
スポーニングに意識がいってしまった魚を釣るのは難しいので、この時の狙いはイチ早く産み終えた第1陣(3月下旬〜4月頭に産卵)のメスのアフタースポーン。
よって狙うエリアも、
①産卵を終えた魚がしばらく留まっている、スポーニングエリア周辺のストラクチャー(特に立木や垂直護岸のような縦のストラクチャー)
②回復途中の魚が回遊するボディウォーターの変化(岬やブレイクなど)
を重点的に釣っていきました。
➀ではホバスト、②ではブルスホッグのフリーリグにて早い段階で50クラスを2本キャッチ!
バックウォーターでも、夕方であれば数は少ないながらバスの姿も確認でき、サイトフィッシングで複数匹釣り50クラスを1本追加。
5日目で最低目標の3本150センチを達成できました。
ここからの入れ替えに苦戦・・・
1回目の週末(17、18日)は2日間、共に雨。
降水量が多く放流量も増えたため、本湖の水がよく動き、例年になく水色がクリアだった中・下流域はさらにクリアアップしました。
クリアアップしたことで、ワンド内の魚が消えるor居てもルアーをかなり見切る。ボディーウォーター絡みの魚のポジションはさらに沖へ・・・
ただし、一つだけ良くなったのは、第2陣が産卵を終え(完全に終えたのではなく、一旦落ち着いた)、またエサを食べるようになったこと。
前半で狙っていた②のエリアは、この状態の魚が増えました。
釣り方は変えずにブルスホッグのフリーリグで、49センチ→50.5センチに入れ替え成功!
それ以降は、48cm止まりで入れ替えサイズを釣ることができずに終了・・・
結果的に、今回ウエインした魚をキャッチしたルアーはホバスト&ブルスホッグでした。
まず、ホバストは大きく分けてエビ系or小魚系の2つ。
エビ系はM.P.S BIG。本湖のスポーニングエリア周辺でひとまず体力を回復させる為にエビを捕食している魚は、このリグ&ワームに反応が良かったです。
フックはホバーショット#2(リューギ)、M.P.S BIGのカラーは水色が綺麗だったので、“
KUWASE”一択!
1日だけ訪れた旧吉野川でも!
こちらはエビではなく、稚鮎喰いバスでしたが^^;
小魚系はフリッシュ(プロト)&スーパーホバリングフィッシュ。
ベイトフィッシュを追ってバックウォーターに遡上してきた魚には、やはりベイトフィッシュライクなワームが強し!
フリッシュのテールピロピロ感とナチュラルなロールは、すでにお気に入り(^^)/
2.5inchクラスのダウンサイジング版も欲しい所です。
そして、2本の50UPを連れてきてくれたのがブルスホッグ3inchのフリーリグ!
シンカーウエイトは、3.5g or 5.0g。
根掛かりしにくい上に、水中の沈みモノやブレイクの壁に引っ掛けた時に外しやすいのと、シンカーがゴリゴリとボトムに当たる音をなるべく小さくしたかったので基本は軽めの3.5g。飛距離優先の場合のみ5.0g。
シンカー形状は、ダイワのペアーリングとフリリグSS、リューギのビフテキシンカーを引っ掛かり感の違いで使い分けました。
そして、使い方はラインをボトムに沈めてからスローなズル引き。
ここぞ!という場所でワントゥイッチを入れ(1投に2、3回)、バイトさせます。
前述したように水色がクリアな下流域のバスはかなりルアー&ラインを見ていて、動かしすぎはNG。
1投に時間をかけ、一瞬だけ食わせのキッカケを作ってあげる、といった釣りでした。
ボトムでゆっくり動いているものが急にブルブル!と波動を出すと、バスも思わず…
ブルスホッグのスリットインパドルによる水押しは、魚にスイッチを入れる力が凄まじいと感じています。
ちなみに今回釣ったブルスホッグのカラーは“スジエビ”オンリー。
(スジエビ)
水色の影響もあり、晴れるとかなり深い所まで下がっており、7,8mレンジで50UPが釣れることも。
腹側は薄いシナモン系で水に馴染みつつも、ブルーラメと背中側の濃いスモークで暗いディープでも少し存在感を出せる当たりカラーでした(^^)
ウエインした4尾のうち3尾が下流域(1尾はバックウォーター)だったのですが、密かに1発B I Gが出るのではないか?と期待していたのは、中流域からバックウォーター1歩手前の川筋。
水色がクリアな下流域に比べ、こちらは例年通りの水色(ステイン〜ややマッディ)だったので、この時期得意としているジグヘッドワッキーリグで釣りやすい印象。
そして、スポーニングの進行具合も下流域より早いので、アフターのデカバスがタイミング良く見えないかな〜という運任せな部分もありましたが・・・
ジグヘッドワッキーリグのストレートワームは、ブレーバー5.7inch(テールカット)と5inchスリムヤマセンコーをマテリアルの硬さ違いで使い分けました。
基本、使用頻度が高いのはブレーバー5.7inch。
ジグヘッドのウエイトは、フォール主体の場合、0.6g 0.9g 1.3gの3ウエイトを風の強さ&狙う場所に対しての距離に合わせて。スイミング主体の場合は、0.6g〜2.2gを、動かし方(下記)&波動の強さ&スイミングスピードに合わせてローテーション。
動かし方も2通りあり、
❶ワームが“くの字”になって戻るの繰り返し(ロッドティップのシェイク幅大きめ)
❷ジグヘッドのヘッド(オモリ)部分だけが上下にヘコヘコし、ワームをあまり曲げずにロールさせるだけ(ロッドティップのシェイク幅小さめ)
❶は、ワーム全体で水を押すので波動が強く、スイミングで遠くから魚を寄せたり、濁っていたり荒れていたりして、よりアピールしたい時に多用。(1.3g〜2.2gのウエイト)
❷は、移動距離を抑えて一点で焦らして食わせるイメージ。“ナチュラルシャッド”や新色“ミミパール”などのツートンカラーを使うのも、明滅効果で焦らしやすそうといった理由。(0.6g~1.3gまでの軽めのウエイト)
※ウエイトは水深に合わせるというよりは、波動を強くしたい時、スイミングスピードを上げたい時に重くしています。リールの巻きスピードやラインスラックの出し方など、感覚的な部分は個人差があるので、ウエイトの選び方もあくまで参考までにm(_ _)m
(ナチュラルシャッド)
(ミミパール)
「もっとアピールが欲しいな、もっとスローにスイミングしたいな(=濁っている)」という場合のみ、ブレーバーより硬い(≒波動が強い)5inchスリムヤマセンコーを使用しています。
その他にもダウンショットやミドストなど、ライトリグ中心の展開となった今大会。
春のデカバスに狙いを絞るとなると、浮いている魚をメインに釣っていこうと思ってスタートしましたが、フィールドの状況や天候次第でディープ×ボトムの釣りもアリなんだ、というのは新たな発見!
そして、今思えばもっと視野を広く持たなければ…と反省点も多々。
次回は6月!
得意な時期でもあるので、1位目指して頑張ります^o^
フィールドレポーターの鈴木翔です。
今回は3/26,27の愛媛リザーバー遠征釣行についてレポートします。
初日は野村ダム、オカッパリ!
(野村ダム最上流部、桜も見頃でした^o^)
8時過ぎに到着し、車を降りるとシャローフラットを回遊するスクールを発見。
すぐさまスピニングタックルを手に取り、たまたま付いていたライアミノーのホバストをアプローチすると、幸先良く1投目でヒット!
この1匹を釣った直後は、稚鮎ボイルも起こっており、良いタイミングで来れたな〜と思いましたが、霧が晴れるとドピーカンに・・・見えバスも減りました。
朝見えていたバスがどこに行ったのか??
考えられるのは、水深のあるシェードor流れの中。
前者では良い反応が得られなかった為、流れを求めて、まさに夏場!と言えるような最上流部にエントリー。
やはり、50前後のデカバスが複数匹流れに差していました。
M.P.S BIGのホバストで護岸を使って食わせるも、フッキング時に僅かにラインが擦れ、強烈なバスの引きでドラグ調整が間に合わずラインブレイクしてしまいました。
時間を少し空け、次はハドルフライのロングリーダー0.9gダウンショットリグ。
同じく壁を使ったアプローチでリベンジ成功の50アップ!
ホバストでは流れの中でトレースコースの調節がしにくかったのでダウンショットリグに、壁に軽く吊るした状態(下記イメージ図参照)で1点シェイクさせたかったのでシンカーは軽めの0.9g。
違和感を減らすためにシンカーとワームの距離を離したかったのでリーダーは長めの40cm程度、そして0.9gシンカーでもロールさせやすくて稚鮎っぽいハドルフライ、といった理由でのワーム・リグセレクトでした(^^)
(イメージ図)
陽が高く登った昼過ぎのタイミングでは苦戦しましたが、夕マヅメの雰囲気が出始めた15時頃に、この日初めて地形の釣りでヒット!
ブルスホッグ(新色:スジエビ)の5gフリーリグを丁寧にズル引き、岩を乗り越えさせた後のフォールでバイトして来ました。
川筋が大きく曲がったアウトサイドベンドに、ハードボトムと冠水ブッシュが絡むスペシャルなエリア(下記写真:赤丸部分)にしては、サイズがイマイチ?!
やはり今回のタイミングでビッグフィッシュを狙うなら、最上流部!
そう確信し、ラスト2時間を費やすことに。
朝に比べ、少し濁りが入り、流れに突っ込んでいる魚も増えており、大岩裏の流れのヨレにビーブル3/8oz.を落としこむと強烈バイト!
しかし、ランディング直前のジャンプ一発で55㎝に迫るサイズを痛恨のバラシ…
残り時間、集中力MAXでやり切り6本追加するもサイズアップできずに終了でした^^;
見えバスにはライトリグを入れつつも小バスが横取りするような高活性だったので、アピール重視でアラバマリグ(ステルス5&ヴァラップスイマー3.3inch)メイン。
フォローとして、ペラ付きジグヘッド1.4gのミドスト(RVドリフトフライ)を試すと40アップ!僅かに濁りが入った流れの中でペラが良い感じにアピールしてくれました。
ラストは、ビーブル3/8oz.(マルチシャッド)でグッドコンディション!
結果、51㎝頭に9本と、BIG2発のバラシが痛いながら楽しめた野村オカッパリでした(^^)/
2日目は、野村ダムと同じ肱川水系の鹿野川ダムでレンタルボートフィッシング!
レンタルボート店の方によれば、バックウォーターも上がれるとこまで上がった方が良いですよ、とのことだったので朝イチから2本あるバックウォーターの内、規模の大きい川筋の方から遡上することに。
朝のチャンスタイム、釣りをせずに上がるのも勿体ないので早いテンポでジャークベイトで流していき3バイト2フィッシュ。
ジャークベイトは光大郎さんオススメのワンテンJr.!
軽いトゥイッチでもキレ良くダートし、ボディは細身でありながらサイズ感はそこまで小さくないのでキャスタビリティも高い。購入してすぐに府中湖で連発したのもあり、今ではお気に入りです♪
結局、上流部では唯一ヴァラップスイマー4.2inchにバイトがあったのみで、生命感はほぼ無く早めに見切ることに。
川筋の地質は、岩盤と土バンクが交互に続いているのですが、朝イチにバイトを得たのは全て土バンク。土バンクの中でも、傾斜がなだらかで岩やスタンプが所々点在しているような場所が良かったような…
そう思いながらも、サカマタシャッド4inch1.8gミドストで岩盤エリア・土バンクの両方をチェック。
結果、ミドストでキャッチした2本はどちらも朝イチと同条件のエリア(なだらかな土バンク+岩やスタンプ)でした(^^)v
また、フリーリグを使ったボトムの釣りには無反応だったことから、バスは浮いているor中層での反応が良い、といったヒントを得ることができました。
ここ最近よく釣っているサカマタシャッド4inchのミドストは、一般的なミドストのアクションの付け方とは少し違い、シャキッとしたロッドを用いてタイトシェイクで使っています。シェイク幅を抑えることで、フラットサイドボディーがチラチラと素早くロールするのが良い!
アクション的には素材に張りのある5inchの方が好みですが、スピニングロッドLクラスでも扱いやすい、といった点で4inchを選択。フックは4inchであればゲンテン(バリバス)、5inch以上であればホリゾンヘッド(ガマカツ)を使っています。
昼過ぎになり、もう一つの川筋に移動。
こちらは、午前中の川筋に比べ水色がクリアでしたが、昼から吹き始めた強風がプラス要素になっておりアラバマリグ(ステルス7+ヴァラップスイマー3.3inch)で4連発!
ただ巻きではなく、短い移動距離でのアピール重視でジグストのようにバシバシと竿を煽るバマストがハマりました。
アラバマリグは5本フックより7本フックの方が個人的にはお気に入り!
波動がより複雑になり、巻き抵抗も大きくなるので更にゆっくり巻くことが可能に。
あとは5本フックを使う人が多いと思うので、7本はバスにとっても新鮮?!
オカッパリでは持ち運びが不便だったり、重量が重くなることで食い込み重視のファーストテーパーロッドでは投げにくくなるといったデメリットはありますが…
(連発した風の当たる張り出し)
ラストは回りきれていなかった本湖をスピナーベイトで!
ビーブル1/2oz.を早めのカーブスローロールでスタンプに当てて1本、ドシャローのカバー周りをチビーブルの早巻きにて1本。
結果、50.5㎝/2180g頭に40アップ7本含む10本キャッチ。
上から5本のウエイトは、8,580g!フィールドポテンシャルを最大限引き出せました^o^
(写真上:2日目最大魚、写真下:1日目最大魚)
【ヒットルアー】
(ライアミノーは手持ちが無くなりました)
【タックル】
○ホバスト、ミドスト、ダウンショットリグ
ロッド:ロデオライド 61LFFS
リール:ルビアス FC LT2500S
ライン:R18フロロリミテッド 4lb.
○ワンテンJr.、チビーブル
ロッド:ブラックレーベルプラス661M /ML FB
リール:アルファスCT SV SHL
ライン:フロロマイスター 12lb.
○ビーブル、ブルスホッグフリーリグ
ロッド:スティーズ6111M /MH RB ファイアウルフ
リール:スティーズSVTW SHL
ライン:ランバトル 13lb.
○ヴァラバマ
ロッド:ブラックレーベルBLX LG6111H +FB -SB
リール:ジリオンTW SHL
ライン:FCスナイパー 20lb.
フィールドレポーターの鈴木翔です。
愛媛県の小規模河川にて、M.P.S BIGを使って良い釣りができたので、今回はその模様をレポートしたいと思います!
フィールドの特徴としては、
・水質は上流域のみクリアで、中下流域はステイン〜ややマッディ。
・全体的に水深は浅めで、地形変化も少なめ。
・全域護岸されているので、岸際にカバーが少ない。
また、水門を隔てて海と繋がっているので、他フィールドに比べ水温が下がりにくく、上流域は冬でもサイトフィッシングができることもあり、ここ近年は毎冬1、2回訪れています。
昨年、訪れた際によく釣れたのはリズィー!
中下流域は、フラットなオープンウォーターに所々ゴロタが点在しており、バスも回遊しているので、タイミングを合わせるのにはキャスト数を稼げる巻物が◎。
巻物の中でもリズィーは、潜航深度(フルキャストして3,4回ボトムノックするくらい)とアクションの強さが、このフィールドにベストマッチでした(^^)
今回の釣行も、上流でのサイトフィッシングとリズィーの巻きをメインにするつもりが、想像以上の強風・・・
浅い所は底荒れしていたので、中流域の川筋がベンドしていて、尚且つ水深が確保される橋脚周りにエントリー。
M.P.S BIG(0.9gガード付きホバスト)
で、アウトサイド&風の当たる護岸際のボトム付近をスイミングさせるとバイト!
45㎝アップが出づらいとされるこの河川では、かなり良いサイズの47㎝でした^o^
その直後、インサイド&風の当たらない対岸に移動し、3バイト2フィッシュ1バラシ。
M.P.S BIG(0.3gホバスト)を、表層直下フワフワさせると丸見えバイト!
ファイト中にまだ2匹ついて来ていたので、あえて小魚系ワームのホバストに変えてみると、テール甘噛みバイトorチェイス止まり・・・
またM.P.S BIGに戻すと、すぐ喰って来ましたが、残念ながらその魚はバラし。
流石にちょっとスレてきたかな〜と思ったところで、ウエイトローテーション!
ネイルシンカーを0.9gに戻し、次は表層直下をピピピッと早めに逃すと、また本気喰いしてくれました(^^)v
風が弱まったタイミングで上流へ!
水深が浅いのと人為的プレッシャーもあり、人に気付いた瞬間、猛ダッシュで逃げるバスばかりでしたが、ブラインドで死角からM.P.S BIG(0.3gホバスト)をアプローチして40アップ。
ラストは、3本キャッチしたエリアに入り直し、M.P.S BIG(0.6gホバスト)をボトムから少し浮かせてフワフワさせて追加。
連発した時に比べ、明らかに魚の数が減っていたので、回遊のタイミングに当たらなければ苦戦していただろうなぁ…と思いつつ、エビ喰いバスにM.P.S BIGのホバストが効果絶大なことを体感できた釣行でした(^ ^)
ちなみに今回使用したカラーは以下の3色。
・スジエビ(写真:左)
・テナガエビ(写真:中央)
・モエビ(写真:右)
表層〜中層では、スジエビ。橋脚下でシェードになっていて暗いので、ブルーフレークで少し目立ちつつ、水に馴染むスモーク系。
ボトム付近では、ボトムに馴染みやすいテナガエビとモエビをシェードの濃さによって使い分けました。テナガエビは水に入れると、一気に生命感が増しますよ!
フックに関しては、メインはホバーショットの#2(リューギ)。
ボトム付近を釣る時や、立木などちょっとしたカバーに絡める場合は、ガード付きのF.F.フックWorm153の#2(デコイ)。
このように縫刺しにすることで、ワームがズレにくくなります。
今回、ネイルシンカーのウエイトは3種類を使い分けました。
使い分けとしては、
0.3g:表層直下〜中層(一般的なウエイト)
0.6g:中層〜ボトム付近(フワフワ感は残しつつ、やや深めのレンジを探りたい時)
0.9g:表層〜ボトム付近(早めのスイミング、ボトスト)
動かし方は、小刻みにシェイクしながらスローリトリーブで、目視できるレンジを一定に引いてくるのが基本。
応用として中層〜ボトム付近を釣る場合は、ファーストフォールでカウントしながら任意のレンジまで落とし、そこからは基本と同じ動かし方で。
イメージし易くする為にも、まずは目で見える所で動かし感覚を掴みつつ、レンジを下げていくことオススメしますm(_ _)m
また今回3匹目を釣った、0.9gシンカーで表層直下を早めに引いてくる使い方では、ロッドティップを水面近くまで下げ、連続トゥイッチ。
重めのホバストは、もはやホバストと呼べるのか⁇は別として、ジグヘッドとはフォール姿勢とアクションが少し異なるので、オモホバ(重めのホバスト)もアリかなと思います。
少し使い方を変えるだけで魚の反応が変わることもあるので、色々試すことが大事ですね!
【タックル】
ロッド:スティーズ641 LFS-SV キングボルトF-Spec or ワイルドサイドWSS 61UL
リール:ルビアスFC LT2500S
ライン:エクスレッド4lb.
M.P.S BIGのホバスト、是非お試しください!
フィールドレポーターの鈴木翔です。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます!
本年も、当コラムを通して実践にてお役立ていただける情報を発信していきますので、お目通しの程よろしくお願いしますm(._.)m
さて、前回は12/22に開催された府中王についてのレポートでしたので、今回はその後〜現在にかけての府中湖の状況を振り返りたいと思います。
まずは2020年末から。
府中王前に急激な冷え込みが入り、府中王当日も含め、一時は厳しい日が続いていました。しかし、水温が10℃程で安定しだしてからは、バスも低水温に慣れたのか?
比較的、シャロ―エリアでの反応が良好でした^o^
中でも、最も反応の良かったルアーが、ボトムアップから2021年発売予定のプロトジョイントベイト!
冬〜春のリザーバーで定番とされるルアーのひとつに、i字系プラグが挙げられますが、正直なところ個人的に府中湖で使う頻度はかなり少なく・・・
理由としては、府中湖はリザーバーですが、平野部に位置しているため低水温期でも水温が下がりづらい≒クリアアップしづらい。
冬でも多少、水に色がついていることはルアーで騙すにはプラス要素!
ですが、i字系プラグのような弱いルアーではアピール不足に感じていました。
そこでコレなら使えるかも?と閃いたのが、丁度送っていただいていたプロトのジョイントベイト。一言で説明すれば、「リップ付きでボディがロールするシンキングスイッシャー」です。
立木やレイダウンに浮いている魚を狙っていたので、リップで多少のカバーなら躱すことができるのも大きなメリット!
水面直下スローリトリーブで50アップ!レイダウンから出てきて躊躇いもなくバイトしてきました。
なぜ、今まで使ってこなかったi字系の釣りに可能性を感じたかというと、ビッグベイトやスイムベイトに出るけど乗らないバイトが多発していたため。
シャロ―にいる魚がスローな横の動きには反応するものの、ルアーが大きいとミスバイトする。では、スローな横の動きで誘える小さめのルアー、尚且つショートバイトを絡めとれるトレブルフック付きで・・・と考えた結果、このルアー選択に至りました。
ちなみに、ビッグサイズは出なかったものの、同じくショートバイト対策でトレブルフック仕様にしていたヴァラップスイマー4.2inchでも!
そして、年明けからは大寒波・・・
水温も、6℃~7℃程度まで一気に下がりました。
そんな状況でも頼りになるのが、コスモ+M.P.S2.4inch!
もちろん初バスも、1/8にこのコンビでキャッチしました(^^)v
コスモのウエイトは、吊るしてシェイクしている時のピンピン感とフワフワ感のバランスが、個人的に最もベストだと感じるのは2.5g。
しかしこの時は、寒さで手が悴んで上手くシェイクできなかったので3.3g!
あとは、水面を覆っているマット系カバーや、少し沖のモノに吊るす場合も3.3gを使用しています。
1/14に訪れた波介川でも、コスモ3.3g+M.P.S2.4inchにて47cm!
マット系カバーの隙間に入れシェイクし始めると、即バイト。
初バスもこの日のバスも、カラーはゴーストグリパンブルー(コスモ)とネオンシュリンプ(M.P.S)。よほど極端な水色やシビアな状況でない限り、このカラーの組み合わせを使うことがほとんど!
エビっぽさもありつつ、稚ギルの色合いにも似ているような?!
透け感の無いグリパンが嫌いな自分に、ネオンシュリンプとスモーキークローダッドは欠かせない2色となっています。グリパンが好きでない理由は、ただ使っている人が多いから(笑)
濁りが入っていたインレットでは、ギャップジグ5g(プロト)+ブルスホッグ3inchで51cm!
こちらも1匹目と同様、カバー直下に浮いていました。
春のようなポカポカ陽気だったので、魚もカバー内に浮いていて釣りやすい日だったと思います(^^)/
(50upを釣ったインレット周辺)
このくらい濁りになれば、スモラバのカラーを変えるのではなく、ルアー自体のサイズ感をアップさせた方が良いと思い、ルアーチェンジした一投目でのヒット。
ギャップジグのようなコンパクトジグは、もはやハイプレッシャーフィールドの“濁り”には欠かせない存在!今春発売予定です。
2021年もボトムアップのNEWアイテムに要注目です!
フィールドレポーターの鈴木翔です。
今回は12/21(月)に府中湖で開催された身内試合、『府中王』についてレポートします。
まず、レギュレーションは以下の通り。
エリア:府中湖全域(立入禁止区域を除く)
競技時間: 7:00〜16:30
キーパーサイズ20㎝でリミット5本の総重量を競います。
そして、今回の特別ルールとして、1週間前から試合当日までプラクティス禁止!(釣りをせず、府中湖を見に行くだけもNG)
12月に入って以降、徐々に減水が進んでいた府中湖。
水温は15℃前後と高く、冬と言うよりは晩秋といった印象でした。
そこに、試合直前の寒波による冷え込みがどのように影響するか⁇
“減水と水温低下”、この2つがキーになることが予想できました。
今回狙った釣り方・エリアは3タイプ。
①安定水域でライトリグを使ったアベレージサイズ狙い
風が当たらない、もしくは巻くような場所の水深3〜5mレンジにライトリグを投入すれば、サイズこそ出ないものの数は釣れる!
水温が下がり切っていない為、ディープでもシャローでもなく、水温が安定するミドルレンジ。そして、小さいサイズでも動けているので、リアクションの釣りよりは食わせの釣り。
この魚達が冷え込みでディープに落ちれば、メタルバイブ。ディープに落ちずとも食わせの釣りがダメになれば、ヘビーダウンショットリグとリアクションテキサスリグが必要になるかな〜と。
アベレージサイズは25㎝前後と小さいですが、5本リミット揃えるとなると必要になる釣り方・エリアだろうといった印象でした。
②ヘビーカバーでのパワーフィネス
唯一、12月上旬に安定して良いサイズも釣れていたのがカメラバ5g+M.P.Sを使ったパワーフィネス。
減水して干上がるようなカバーはNGで、水深がしっかりあり、水面からボトムまで入っている立木・レイダウンやフローティングカバーがGood!
足下を釣るのであれば、ベイトフィネスを用いてKOSMO+M.P.Sの組み合わせがベストですが、今回の狙いは立ち位置から距離があるヘビーカバー。
ラインも距離がある場合、フロロだとラインの自重で垂れ下がり操作性が悪いので、キャッチ率と操作性を優先してPE1.5号+フロロ14lb.リーダーのパワーフィネス。
こういったエリアは冷え込みに強いので、魚が抜けることは無さそう…
晴れれば、朝イチと昼前後に1ヶ所2回ずつは入り直したいと感じていました。
③ディープ隣接型シャローで、ビッグベイト・スイムベイト・ジャークベイトを使ったビッグフィッシュ狙い
ハイリスクではありますが、ハマればビッグウェイトの出る釣り方・エリア。
タイミングの合わせ方が1番難しく、風の強まり始めと弱まり始め、朝夕の光量変化など一瞬のタイミングを掴まなければなりません。
冷え込めば冷え込むほど、この時合いが短くなりますが、その分ビッグフィッシュの確率は上がるので捨てがたい!
まさに、今年の1月下旬に府中湖で行った撮影(https://youtu.be/JsuEHq0ou1s)の魚も、この釣り方・エリア選びだったから獲れた魚だと思います。(初日はデコりましたが…)
長くなりましたが、ここまでが12月に入ってから試合1週間前までの手応え。
ここからは当日の試合運びについて!
フライトは6人中4番目。
前3人は③のエリア狙いだと予想していたので、②に直行!
②の中でも、朝からシェードになっていて変化の少ないカバーを狙いました。
(日当たりが良いカバーは、午後から魚が入ってくることもあるので、仮に午前中入れなくてもまだチャンスがあるので)
1ヶ所目は想像以上の減水とクリアアップにより、もぬけの殻となっていましたが、2ヶ所でカメラバ5g+M.P.S 2.4inchにて1225g/44.5㎝!
M.P.Sはキャストし易さを重視するのであれば、12月下旬発売のBIG(3inch)がオススメですが、今回は冷え込みによるショートバイトを考慮し、2.4inch。
強めのシェイクで魚に気付かせ、M.P.Sの複雑な複合アクション&コンパクトシルエットで食わせるイメージです。
ちなみに、今回はカラーセレクトも重要で、カメラバは”ベビーシュリンプ”という透けたピンク色。
そして、M.P.Sは”ライトグリパンピンク“と”脱皮シュリンプ“を水色とシェードの濃さによって使い分けていました。
・シェードが濃い、少し濁っている→ライトグリパンピンク(写真:左)
・シェードが薄い、水色がクリア寄り→脱皮シュリンプ(写真:右)
個人的に、透けた膨張色は冬のクリアアップ&ローライト(シェード)に強いイメージ!
多少濁りが入っても、そのまま使える点も好きな理由のひとつです。
その後も引き続き②の条件を満たす場所を周りますが、10時過ぎから風が吹き始めたので③に狙いをシフト!
ベストタイミングで入れたものの、魚からの反応はなく、30分程で強風レベルに・・・
冬でもウィンディーサイドは釣れますが、今の府中湖で強すぎる風はマイナス方向に働いていると感じました。
昼前後の水温が上がるタイミングで上流を見に行ったり、また②のヘビーカバーを入り直したりしますが、強風によりPEラインが風に流されるので、パワーフィネスが使えない状況に(-_-;)
そこでリミットメイクを優先して、①を狙いに行くことに。
水温は12℃と、思ったより下がっていなかったのでライトリグを選択。
ただし、1週間以内で3℃下がったとなるとアベレージサイズは多少食らって吸い込みが弱くなるかな?と思い、プリプラ時はKOSMO1.8g+M.P.Sのスイミングやブレーバーマイクロのダウンショットリグで釣っていたのを、サイコロラバーvol.3のロングリーダーダウンショットリグに変更。
ボトムから浮かした状態で、移動距離を押さえて誘えるスモラバのようなイメージです。
早々に、325g/30㎝がヒットするも後は続かず・・・
メタルバイブに変えてディープレンジも一応探りますが、そちらもダメ。
昼前から吹き始めた強風が15:00頃弱まったので、ラストチャンスに賭け③へ!
シャローのレイダウン横に、スイムベイトを通すと45クラスがバイトしてきましたが、乗らず。そのまま、終了時刻ギリギリまでスイムベイト&ジャークベイトでやり切りましたが何も起こらず帰着・・・
結果は、凄腕の先輩方を持ってしても、やはり厳しい日だったようで、総重量1,550gで優勝することができました(^^)
話を聞いていると、同じエリアを釣っていても全く違うルアーでバイトを得ていたりと、今回も勉強になることが沢山!
1人で黙々と釣りするのも良いですが、数人で同じ時間・場所に釣りをするのは1日で得られるものが多いと改めて実感。
(府中王参加メンバーです)
さて、今年も残りわずか!
2021年も、当コラムを通して少しでも多くの方々の役に立つ情報を発信していければなと思いますので、宜しくお願いしますm(__)m
フィールドレポーターの鈴木翔です。
早いもので、気づけば今年も残すところあと約一か月・・・
例年の10月下旬~12月といえば、朝夕の冷え込みが日に日に増し、人間的には冬を意識し始める季節ですが、意外と水中はまだまだ秋!
スピナーベイトのガーグリング(ブレードが水面に飛び出ないギリギリの速さで巻くこと)やバズベイト、そしてクローラーベイトなどを使ったトップウォーターゲームは、バイト数は少ないが出ればデカイ、個人的に大好きな晩秋の釣りのひとつでもあります。
しかし、今年の晩秋に関しては、デカイ魚が本当に釣れない(-_-;)
釣りをしていて感じるのは、居ても食わない魚がかなり多い。
魚が散っている上に、居ても食わないとなると、釣り方も場所選びも迷走してしまう…
正直、水温が下がりきった冬の方が、割り切ってビッグフィッシュ狙いでエリアを絞れるのでラクです(笑)
そんな状況で活躍したのが、コンパクトジグ!
ベイトタックルでは、ギャップジグ(プロト)+ブルスホッグ。
パワーフィネスタックルでは、カバークリーパー4.5g(エバーグリーン)+M.P.Sビッグ3inch(プロト)を使用しました。
(写真:右のカバークリーパーはスカートラバーを巻き替えています。)
どちらも共通して
・スイミングでも何かに吊るした状態でも、良いアクションで誘える。
・スモラバほど小さくないので適度な存在感もあり、キャストもしやすい。
よって、釣りのペースを落とすことなく、カバー・オープン問わず使え、数もサイズも出るので自ずと使用頻度が高くなりました。
府中湖バックウォーターにて、ギャップジグ+ブルスホッグ。
濁りが取れ始めたタイミングで、フルサイズジグでは強すぎるかな~と感じるくらいの水色にベストマッチ!
水深50㎝程のシャロ―カバーに入っている魚を、あえてスキッピングでアプローチすることで、考える隙も与えずバイトさせる使い方で連発(^^)v
このコンビは旧吉野川でも!
水位が高い時に本流に繋がる水路に入ってきた魚を、水面直下スイミングにて。
ため池では、カバークリーパー+M.P.Sビッグ。
パワーフィネスを用いて、アシや枯れウィードに吊るし、中層シェイク!
カバーの規模も大きかったので、強めのシェイクで魚に気付いてもらうことを優先しました。
M.P.Sビッグは少し反り気味にセッティングすることで、ピンテールが水を掴みやすくしています。
ビッグはサイズアップしつつも2.4inch同様、複雑で繊細な動きはしっかり継承!
自重もあるので、トレーラーにするとキャスト精度もアップ。
まだまだキャスト精度が出ていないパワーフィネスでこの利点はかなり大きいです。
12月下旬発売とのことなので、トレーラー以外に、ダウンショットリグ、ジグヘッドリグ、ホバストなど、単体での使用もオススメ!
最後にコンパクトジグ同様、これから迎える冬でも引き続き効果的なルアーをいくつか紹介します。
①リアクションダウンショットリグ
12月であれば、サイトフィッシングもまだ可能な季節。低水温期はハイシーズンに比べ水色がクリア、そして冬にサイトが可能となると、それなりに釣り人も集まりプレッシャーが高いことも・・・
よって、ルアーを見せすぎず、スピードで騙します。
また、バスが見えなくとも、確実にいるであろうピンスポットでのショートリフト&フォールも効果的です。
府中湖バックウォーター、居残りをブレーバーマイクロ ショートリーダーダウンショットリグ(2.7g)で!
濁っていたのでサイトフィッシングではありませんが、魚が隠れて居そうな岩の隙間で、2~3回しゃくりあげると押さえ込みました。
そんなブレーバーマイクロに新色が登場!
左から、
・グリパンエビミソベリー
・ミミパール
・ミミッパノン
ミミズ系カラ―は、アングラーからも見えやすく、それでいて強すぎずナチュラル感があるので個人的に使用頻度No.1!
新色の登場により、同じミミズ系カラ―の中でより細かい使い分けが出来そう(^^)
M.P.Sビッグと同じく、12月下旬発売になります。
②リップ付きビッグベイト
近年では冬の定番化しているビッグベイト。
特にタイニークラッシュなどリップ付きのものは、移動距離を抑えて誘うことができ、多少の障害物であればリップで躱せるので低水温期にベストマッチ!
出ればデカイので、割り切ってビッグベイト縛りもアリです。
③アラバマリグ
アラバマは最近導入した釣りのひとつ!
ヴァラップスイマーをトレーラーにした、通称“ヴァラバマ”はノーシンカーでもスイミング姿勢が安定しているので、オカッパリで使い易い印象。
3.3inchであれば、トータルウエイトもそこまで重くならないので、“投げる”ことだけを考えれば、MHクラスのタックルで扱えますが、フッキングや根掛かりした時の回収率を考えると、やはりHクラス以上のロッドに20lb.前後のラインを推奨します。
タイトでハイピッチ、ナチュラルなヴァラップスイマーの集合体は、まさに小魚の群れ!
アラバマリグは、ステルス5&ステルス7(ジークラック)を使用しています。
冬こそバスフィッシングが熱いシーズン!
心も身体もホットになれる価値ある一本を求めて、釣り場に足を運んでみてはいかがでしょうか。