開発裏話をボトムアップアパレル担当のSが紹介します!
過去のコラムはこちらから!
【BUクールウェア裏話 其の一】
【BUクールウェア裏話 其の二】
【BUクールウェア裏話 其の三】
【BUクールウェア裏話 其の四】
今回が最終回ということで、まずは電装品(ファン+バッテリー)のお話。
ファン付きウェアの正に心臓部。
弊社が望んだのは、できるだけ風量が多いものを!でした。
単純明快ですが、風の勢いが強ければ強いほどより涼しく感じます。
当初大手ファン付きウェアメーカーのライセンス契約のもとNSP社で取り扱いできる電装品の選定を行っていました。いくつか種類かあり、V数が大きくなればなるほど最大風量も増えていきます。
当時草深が別の大手メーカーのものを普段から使用しておりまして、これと同等かそれ以上の風量が欲しい!と意見をもらいました。
となると選べる中では18Vとなったのですが…なんと2025年にNSP社がオリジナルデバイスをリリース!
ラインナップは12Vと20Vということで、迷わず20Vを選択。
もちろん風量で変わりますが、釣りで一日使用するには十分な稼働時間。
20V(最強)、107ℓ/秒、20V(107ℓ/秒)が30分作動後、13.5V(75ℓ/秒)に切り替わり7.5時間
17V(強)、97ℓ/秒、5時間
13.5V(中)、75ℓ/秒、8.5時間
10V(弱)、57ℓ/秒、15.5時間
申し分ない風量、バッテリー残量や強さが一目でわかる仕様もプラスポイントでした。
まだまだ、語りきれなかったNSP社独自の機能のウェア内の風の通りを良くする『ジェットスペーサー』『3Dエリ』などは
▼こちらの動画で紹介させていただいておりますので、ぜひご覧ください。
最後に『BUクールウェア』は初めて購入される方はもちろん。既にファン付きウェアをお持ちの方にも購入していただきたい!との思いから【ファンとバッテリーのセット】と【ウェアのみ】の販売をしております。
ファン穴の直径は9cmとなりますが、規格が異なる製品もある可能性がありますのでご注意ください。
今年も気づけば最高気温が30℃を超える日になってきました。
更に真夏になればより厳しい暑さとなり、熱中症対策はもはや必須。
余談ですが先日カメラマンとして、香川県は金砂湖にての川村と鈴木の対決動画の撮影を行いました。
天気予報の最高気温は34度。午後から川村と着用しましたが、やはり疲れ方が全然違います!
真夏の炎天下においても快適な釣りをしたい!ファン付きクールウェア未体験のアングラーの方は
ぜひ導入をご検討していただけましたら幸いです。
ボトムアップオフィシャルオンラインストア▼
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【BUクールウェア裏話 其の一】
【BUクールウェア裏話 其の二】
【BUクールウェア裏話 其の三】
今回は細かい話をいくつかご紹介!
まずはポケットについて。
川村からは脇だけじゃ無く胸ポケットにもバッテリーを入れたい!そして、スマホを入れられるサイズで貴重品などが入るポケットも欲しい!との要望が。
それを反映し、フィッシングシーンに合わせてバッテリーを入れる位置を、胸と脇(裏側もあり)とで変更可能にしました!
更に、ブラックの胸ポケットは大き目のスマホが入るサイズで、実は見た目にもかなり影響している重要な部分。これがあると無いとでは、見た目の印象の締まり方が違います。
そしてこの形状!単純な四角にせず底面は斜めにすることでアクセントになっています。
片方だけでは無く、全ての角に丸みをつけたい!と川村の急な要望にもご対応いただきました。
加えて、今回初採用の新ロゴプリントがまたこのデザインをより引き立ててくれました。
そんなこんなで自分的にもこのポケットには思い入れがあります。
次にファスナーですが、釣り専用であるなら全て止水ファスナーにしたい。信頼のYKK社製です。
カラーも指定しました。コスト的にはブラックが汎用性もあり安くできるというご提案もあったのですが、少々高くなってもより生地に合う色にしようとチャコールグレーにしました。
そんな細かいけど大事な要望は他にも。
メインファスナー上部にはチンガードを付けたい!取り外し可能なフードも!ウエスト調整パーツにラインが引っ掛かるから内側に入れたい!と投げかけ…すべて実現していただいたのです。本当に感謝いたします。
次回は最終回!
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【BUクールウェア裏話 其の一】
【BUクールウェア裏話 其の二】
デザインを決定していく一方で同時に進めていた『釣り専用仕様』。
NSP社から実際に釣りで使ってみてくださいと、いくつかの製品をお借りして使用してみました。
確かに涼しい!がしかし、ライフジャケットやオカッパリ用バッグにファンが当たってしまうのです。。。
何とかなりませんかと投げかけたところ、「本社の人間と相談します」とアーティス、アーティスライトをお持ち帰りいただきました。
実は釣り以外にも、真夏のお店様への商品出荷作業時に着用。スタッフ皆、これ無しには戻れないとなったのは余談です。
しばらくして、一つのサンプルをお持ちいただきました。
それが採用された今までに無かった“脇位置ファン”だったのです。これで、ファンが当たる問題は解決しました!
教えていただいたのですが、ファン付きウェア業界はほぼすべての仕様に特許申請するのが通例。
この脇ファンも特許申請中(特許取得にはおよそ3年から4年かかります)となります。
そして、ウェア形状の吟味。
まず見た目と動作の妨げになる長袖は除外。
残るは半袖か、ベスト。
これは目からウロコだったのですが、NSPご担当者いわく。「風がより吹き抜けて涼しいのは実は半袖なんです」。
袖が風の通り道になり、脇により風が送られるのが理由とのこと。
検討の余地がありましたが、忘れちゃいけないのは、『スタイリッシュかつ釣り専用仕様』。
ということで、見た目も良く釣りの動作も妨げにくいベストタイプに決定。
試した結果、ベストでも充分涼しさを実感できたのも○でした!
今回はこれにて、次回は細かい部分の話。
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其の一で『BUクールウェア』開発のきっかけを書かせていただきました!
まだ見てないという方はぜひご覧ください。
NSP社との初めての打ち合わせ。まずは川村とご担当者ふたりの高校生時代の懐かしトーク!
実は当時はあまり接点が無かったとか…そして本題へ。
一通りご説明を受けたところ、高い技術力と実績を感じました。であれば何かできるのか?
やるなら話題になるような製品にしたい!と弊社が求めたのは『釣り専用仕様』。そして『見た目がスタイリッシュ』であること。
ファン付きウェアの多くは作業服寄りなデザイン。NSP社の製品も同様でした。
バスフィッシングは見た目のカッコ良さも大事!と説明。
釣り専用仕様の内容と並行し、デザインにも拘りましょう。となりました。
最初に、見た目において重要な生地の選定。
生産の都合上、生地は初めに作るからという理由もあります。
ご担当者がアウトドア仕様には間違いなくこれが!とおススメしていただいたNSP社独自の『スーパーチタンコーティング生地』。
実はと「前モデルのチタンコーティング生地を2年ほど仕事で着用していますが、裏地のコーティングが薄くなってきます。」と見せていただきました。
2年ほど着用したチタンコーティング生地。
こちらは、新品ですが今回採用したスーパーチタンコーティング生地。
高い遮熱性と撥水機能を備えます。しかも繰り返し洗濯してもコーティングが落ちにくく効果を長く維持できるように進化!
ただ、機能性が高い生地のため、生産できる色数は限定されてしまうとのこと。
そんな中で、生地サンプルを見てグッときたのが採用した杢(もく)グレー。
真夏の炎天下、熱を吸収しやすいブラックなどの濃い色は避けたいもの。かといって熱反射に優れるホワイト系は汚れが目立つ。中間色のグレー系でありながら単調にならない杢柄もあり、服も合わせやすく見た目もイイ!となりました。
そして、ロゴ!こちらも大切な要素です。
せっかくなら新しく作ろうと!ご担当者にも案を出していただき、色々検討した結果。
いままでのイメージを新たにしつつ、ボトムアップらしさを感じるロゴになりました!
タグのデザインもグラデーションが映える刺しゅうに!
今回はこの辺で、次回につづきます!
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先日ボトムアップオフィシャルオンラインストアにて『BU COOL WEAR』を発売させていただきました!
ちょっとした裏話を含めてボトムアップアパレル担当のSが紹介します!
今ではポピュラーになった『ファン付きウェア』。熱中症対策にと現場作業者の方達から始まり。
近年徐々に一般の方へと普及してきている印象です。
この度全面協力をいただいた『株式会社エヌ・エス・ピー社』(以下NSP社)。
まだファン付きウェアが世に知られていない最初期から、大手メーカーの代理店として取り扱いを開始。
ライセンス契約下でNSPオリジナルウェアを展開し続けてきました。2025年にはオリジナル製品をリリース。ファン付きクールウェアに関しての実績は十二分。
そして、なんとご担当者は川村の高校生時代の同級生おふたり!
実は8年ほど前に、良かったら釣りに使ってみて!と川村にファン付きウェアを弊社に送ってもらっていました。
当時のウェアはこんな感じで、確かに涼しいけど、バス釣りには…。
加えて近年のような厳しい猛暑続きにはまだなっておらず、倉庫に保管されておりました(汗)
転機は弊社が3年前に茨城県つくば市に移転した時に遡ります。
ご担当者のおひとりが所長をされているつくば営業所がご近所に!
さっそくご連絡をいただき、近いのでぜひ一度打ち合わせをとなりました。
これがスタート!!
白状しますが、正直当時の自分はファン付きウェアを甘くみておりました…。
次回へつづきます!
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皆様こんにちは、フィールドレポーターの千葉陵平です。
今回は、これからの季節に有効になっていく釣りをご紹介します。
紹介するルアーは2つ
・Hurry Slide【ハリースライド】
・JOLLY【ジョリー】
6月に入り、田植えによる代掻きの影響もやわらいできました。
このタイミングからエビ食いの季節到来です!
…しかし、今年は季節の進行が少し遅れているような気がします。
その最大の影響が、田植えによる代掻きの影響が長引いていたからではないかなと考えております。
その為、エビが活発的になるのも少し遅れているのではないかと…。
従って、ここからエビ食いのバスが増えてくると僕は予想しています。
実際に、5月後半ぐらいから私の通う利根川水系(将監川、長門川)では、ハリースライドとジョリーの釣果が増えてきました。
釣友からも釣果報告が届いています!
産卵後のバスが浮きやすいインサイドのエリアがこの時期の定番となりますが、濁りが滞留しているエリアも見られるので、水の良いエリアを探して釣りする事が重要。
しかし、長門川・将監川はタイダルリバー(※潮の満ち引きの関係で、順流or逆流が発生する)で、順流と逆流では良いエリアが変化するので、そこは注意が必要です。
時期的にもスローな展開がメインになる時期ですので、着水後も一呼吸おいてじっくり誘ってみて下さい。
ハリースライドは、爪のバタバタアクションで、セカンドフォール以降もしっかりアピールできますので!
続いてはJOLLY!
広範囲を誘うならJOLLYを用いた線の釣りがオススメ。
JOLLYのペラから発する金属音が、このアフター時期のエビ食いバスに対して効果的です。
表層直下をジョリジョリとゆっくり巻いて止める。
その止めたタイミングで下から食いあげてくるようなバイトが、病みつきになる釣りです。
元々はスローシンキングのJOLLYですが、今時期に関してはスプリットリングとフックサイズを下げてサスペンド仕様で使用しています。
ラインも比重が軽いナイロンラインを使用することで、よりJOLLYのフォールスピードを抑えることができます。
「巻いてアピールしてバスに気付かせ、止めて食わせる。」
これが今、反応の良いアプローチ方法です。
ネコリグやテキサスリグなどソフトベイトの釣りは、細かいシンカーウエイト調整をする人がいるのに対して、ハードベイトをそこまで調整するアングラーは少ない気がします。
是非、ハードベイトも状況に合わせてフォールスピードや浮力も調整してみて下さい。
カラーに関しては、エビに寄せるのであればボディーが透ける【シュリンプ】がオススメ!
少しアピールさせたい時に使用頻度が高いカラーは【スメルト】。
マットシルバーから発せられる絶妙なフラッシングが、よりバスへアピールできます。
強いフラッシングを警戒するバスにも、スメルトのギラッ!ギラッ!と程よくアピールする鈍いフラッシングは効果的です。
背中には視認性UPの為に、蛍光テープを。
見える事で、自分が今どのレンジを巻いているかを正確に把握する為の工夫です。
フェザーやティンセルを巻いたフックは、
・移動距離を抑える
・エビっぽさを演出する
これらを理由に、交換して使用しています。
細かい事かもしれないですが、これらのチューニングで反応が良くなる場合もあります。
是非お試しいただければと思います。
最後に、この場でお礼を!
千葉県イオンモール木更津キャスティング店さんで開催されたストアイベント。
お客様も店員さんも暖かく、僕も充実した時間を過ごさせていただきました。
今回のイベントは家族で参加されている方も多く、本当に素晴らしい光景だなと!
キャスティングゲームなども盛り上がりました(^^♪
お土産も沢山頂き、嬉しすぎます!この場をお借りし、参加して頂いた皆様にお礼申し上げます。
また皆様にお会いできる事、心より楽しみにしております。
それでは今回はこの辺で、失礼いたします。
皆様、バスフィッシング楽しみましょう!(^^♪
《タックルデータ》
JOLLY【ジョリー】
●ロッド NFX-PRO C62L(ノースフォークコンポジット)
●リール 16アルファスエア7.2L(ダイワ)
●ライン レジストナイロン14lb. (山豊テグス)
●フック SP‐M #10(がまかつ)
Hurry Slide【ハリースライド】
●ロッド スティーズ701MHFB-SVフランカー(ダイワ)
●リール スティーズSVTW1012-XHL(ダイワ)
●ライン フロロバリュースターソフト14℔. (山豊テグス)
●フック ライトニングストライク 4/0(ハヤブサ)
こんにちは、鈴木翔です。
この度、ビーブルシリーズにおいて最小サイズとなる『BabyBeeble(ベイビーブル)』をリリースいたします。
ビーブルの小型版“チビーブル”よりも、さらに一回り小さい”ベイビーブル“。
そのサイズ感は、マイクロスピナーベイトと言っていいでしょう。
これまでにも同サイズのスピナーベイトはありましたが、
サイズが小さいだけでなく、手元に伝わる振動も、スカートの揺れも微細。
個人的見解としては、その小ささの恩恵によりバイト数の多いルアーではあるものの、“スピナーベイトとして”は弱すぎる。グッドサイズ狙いというより、数釣り向きといった印象でした。
それを解決したのが、ビーブルならではのスプリッター(PAT)。
スプリッターが軽量&ミニサイズとの相性が良いことは、チビーブルが好例でした。
・カリカリとした心地良い引き感で、ミニスピナーベイトにありがちなノー感じを解消。
・ヨコ揺れによって、スカートがライブリーに躍動。
・軽量ウエイトでシャローレンジを引きやすくも、スプリッターが浮き上がりを抑え、一定層のレンジキープは容易。
小さいのに強さが出せ、使用感も良い・・・メリットしかありません!
もちろん、ベイビーブルに合うサイズに調整し、厚みもチビーブルは0.5mm厚に対し、ベイビーブルは0.4mm厚を採用。厚み(=重さ)は、スプリッターのレスポンスと引き感に影響する部分で、ヘッドウエイトとの相互関係もあります。
ベイビーブルのヘッドウエイト(3/16oz.)においては、0.4mm厚の方がレスポンス良く振動し、「カリカリ」とした心地良い引き感をもたらしてくれました。
ブレードに関しては、チビーブルのブレード形状を踏襲。
リアブレードは、スローリトリーブでもキレ良く回転し、小型ながらワイドな回転角でパワフルに水を撹拌。フロントブレードは、スプリッターに水受けを阻まれてもしっかり水を掴み、ワイドな回転角でリアブレードとの一体感もある。
改めて、完成度の高いブレード形状であることを再認識しました。
ブレードサイズはベイビーブルに合うよう、1%刻みで調整していき…結果的には、リア・フロント共にチビーブルのブレードを89%サイズに縮小したものが落としどころでした。
チビーブルのブレードを削っているので、必然的にカップの深さも浅くなっているのですが、それによってより広角に回ることでサイズ以上のパワフルさがあって良い!
しかし、工場から上がってきたサンプルは、なぜかカップが深くなっており・・・
回転角が狭くなってナローに回ることでビーズに接触していました。
今一度、カップをややフラットにすることを工場に伝え上がってきた修正サンプルは無事OK!本来であれば昨年発売する予定でしたが、最後にその部分を修正したため今年発売となりました。
従来のマイクロスピナーベイトとは一線を画す、高い回転性能と強い撹拌力を併せ持つブレードに仕上がったと思います。
そして、これらスプリッターやブレードの発する振動をスカートへ伝達するのが、ワイヤーです。
チビーブルと同じ0.7mm径ワイヤーでは、小型化したブレードの抵抗ではタワミが弱く、理想的な揺れが生まれませんでした。またルアーサイズが小さくワイヤーの長さも短くなったことで、反発力が増してバイトを弾きやすい。
より柔軟性がある0.6mm径ワイヤーを採用することで、ブレードの振動を損なうことなくスカートへ伝達し、ついばむような弱いバイトを弾かず乗せるクッション性も兼備しました。
アクション映像を観て「あれ?」と思った方は、Beebleマニア。
そう、これまでのビーブルシリーズとは使用しているスカートが異なるのです。
当初は同じスカートを想定していましたが、カーブスローロール時にリアブレードが斜め上方向になびくスカートと干渉し、ロックしてしまうといった欠点が生じました。
それもそのはず、ルアーサイズが小さくなることで、スカートとブレードの距離も近づくからです。
そこで、KOSMOやGAPJIGに使用している弾力性のあるファインスカートを採用。
水中に入れるとシュッと萎みやすく、必然的にスカートとブレードに隙間が生まれることで干渉を防ぎます。副産物として、スカートが受ける空気抵抗を軽減し、飛距離アップにも貢献します。
細くも弾力のあるスカートが集合体となってウネリ、ロングスカートが「ピリピリッ」と小魚の尻尾のように震える様は流線形のシルエットも相まって、まさに小魚!
それでも、カーブスローロール時のブレードロックは時おり発生していたので、最終的にはアッパーアームを3mm、ロアアームを1.5mm延長し、ワイヤーの角度も少し広げることで解消しました。
最後に調整したものといえば、フックも。
マイクロスピナーベイトにしては大きめの1/0サイズ。スピニング・ベイトどちらのタックルで扱ってもしっかり貫通する線径、なおかつビッグフィッシュにも耐えうる強度も備えたフックを搭載しているのですが…完成間近だったサンプルを川村に渡していたところ、「乗りが悪いぞ」と。
再度見直し、フックシャンク長を1.5mm後ろに延長することで、トレーラーフック無しでの乗りの良さとトレーラーフックを付けた際にロングスカートがはみ出さないこと、その2点を両立しました。
また、フックがスカート内に隠れつつも、バスの口に対して針先が立つように若干上を向くスイミング姿勢になるよう、アーム角度を調整しています。
トレーラーフックはT.Nトレーラーフック(ハヤブサ)#3が、サイズ・線径ともにマッチします。個人的にゴムストッパーは小さくて目立たない、バーサタイルキーパーL-7(デコイ)のSSサイズを使用しています。
タックルに関しては、ベイトとスピニングどちらでも扱えます。
近~中距離でカバー周りなどピンスポットを手返しよくアプローチしたい時は、ベイトタックル。
ロッドはL~MLクラスで6ft~6ft6inほどの長さが取り回しもよく、投げやすいかと思います。理想はシャキッとしたワームロッドではなく、曲がって投げやすく乗せやすい、かつシングルフックを掛ける適度な張りを備えたロッドですね。リールはベイトフィネス用リールがオススメで、ラインはフロロカーボン8~10ポンドがマッチします。
オープンウォーターでの使用であれば、スピニングタックルも。
L~MLクラスのバーサタイルなロッドであれば問題なく扱え、ベイトタックルを扱うのが苦手な方にもオススメです。
個人的には飛距離を出したい時にスピニングタックルを使用することが多いので、ラインはPEライン0.6~0.8号+リーダーはフロロカーボン8ポンド前後を使用しています。
最後に、五三川で行った実釣解説動画がアップされています!
夕方30分に7連発をもたらした手返しの良さはスピナーベイトならでは。
そして小バスだけでなく、グッドサイズも引っ張るチカラはベイビーブルだからこそ。
皆さまも是非、ベイビーブルパワーを体感してください!(^^)!
川村です。
この度フィールドレポーターに加入した、仁部駿介を紹介させていただきます。
出会いは、縁あって弊社アルバイトに来てくれることになったのとほぼ同時に、
ボクのバスボート所有にともない弁天マリーナに駐艇することになり、目の前にボートを置いていたのが彼。
とても礼儀正しい好青年で、なんと大学院生!
そしてキャットフィッシュの研究をしているという、異色のアカデミックアングラーです。
メジャーというマイナーな!?13ftの霞ヶ浦では小さいと言わざるを得ないボートを駆り、白波に突っ込んでいく姿は一見クレイジー!!
本人は「それ以前にはもっと小さなボートに乗っていたとのことで、安心感ありますよ」と・・・(^^;
しかし、その経験値も相まってか、操船技術の高さと波風に対する状況判断力の確かさは極めてクレバー。
釣りの技術においても、彼を知る誰もが認めるところ。
直近だけでも、昨年のU-30ドリームトーナメント新利根川戦においては4位に入り、
今年4月に開催されたNBCチャプター霞ヶ浦初戦で優勝。
弁天マリーナ主催の大会においても、年末、そして今年の初戦と連勝中。
釣りが上手なだけでなく、“勝てる”力がある!
ボートのコンパクトさを生かしてのシャロー攻略をアドバンテージとしつつ、
一度見た景色はたいてい覚えてしまうという天性の能力により、魚探を活用した地形把握にも長けています。
また、例えば杭などがマットカバーに覆われてしまった場合にも、その位置を覚えているため見えずとも撃ちにいけることも武器。
他にも彼のバスフィッシングに活きるスキルはあるのですが・・・とにかく周りの人に応援される人間性も魅力!
知り合ってしばらくは、彼の自由度を妨げないほうがいいかな、とサポートへの声かけを遠慮していたのですが、
なかなか出会えないであろう魅力にガマン利かず、お誘いした次第です。
もちろん“よかったら”というスタンスかつ答えは急ぎませんでしたが、その翌日には「ぜひお願いします!」と返答をいただき、シーズン途中での契約と相成りました。
これからの飛躍が楽しみでならない、期待の新星です!
以下、仁部駿介からの挨拶になります。
皆さま、初めまして。
この度、ボトムアップフィールドレポーターとして活動させていただくことになりました仁部駿介(にべしゅんすけ)と申します。
今回は簡単に自己紹介をさせていただきます。
千葉県在住の2001年生まれ、今年24歳になります。釣り歴は幼少期のザリガニ釣りに始まり、初めてバスを釣ったのは小学5年生。地元の先輩が目の前で釣ったバスのカッコよさに憧れて、夏休みは毎日自転車で地元手賀沼に通っていました。夏休みの終わり頃、初めて釣れた25 cmのバスに感動し、足まで震えて写真が上手く撮れなかったのを思い出します。
そこからバス釣りに没頭し、あっという間に月日が流れ…乗り物を自転車からバスボートに、ホームフィールドを手賀沼から霞ヶ浦に変え、今でもあの時を超える熱量でバス釣りをしています。
現在では、霞ヶ浦をメインに、JB・NBCトーナメントやU30ドリームトーナメント、将監川・長門川のローカルトーナメントなどに参戦しています。
得意な釣りは、霞ヶ浦をはじめとするマッディーシャローの醍醐味であるカバーフィッシング。単調なカバーでもちょっとした変化を常に観察し、バスの「その日の気分」を感じ取ったエリア選択やアプローチが出来るように、日々勉強しています。(沖の釣りも大好きですが…)
また、この楽しいバス釣りを末永く続ける環境を作るために、現在、大学院で生態学分野の研究もしています。専門は利根川水系のチャネルキャットフィッシュの行動追跡。彼らのことが知りたくなったら是非お声がけください。
その他にも環境を守る活動として、霞ヶ浦を中心に行われているゴミ拾い活動である53pickupの実行委員のお手伝いもさせていただいております(会場でお会いした際はよろしくお願いします)。
これからバス釣りの魅力を多くの方に発信したいのと同時に、末永く釣りを続けられる環境についても、皆さまと一緒に考え、発信できる人になりたいと考えております。
また、トーナメントで鎬を削る環境に居させていただいているからには、第一線で自信をもって投げられるボトムアップルアーの魅力や自分なりの出しどころ、使い方も私のSNSやこのサイトのコラムを通じて皆さまに共有させていただければと思います。
長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
仁部駿介
どうもこんにちは。
フィールドレポーターの梅田です。
今回は、これからが旬のハリースライドを紹介します!
4月末から代掻きが入り始め、霞ヶ浦水系では減水期が始まります。
その際に強くなってくるのが、これらマイナス要素の影響を受けづらい小規模河川や閉鎖水域でのハリースライドを使ったカバー撃ち(^.^)
小規模河川や閉鎖水域は比較的、水温が上がりやすくスポーニングも早く行われる為、ゴールデンウィーク前後には産卵から回復している個体もチラホラ( ° ʖ °)
狙い所としては葦のキワ際、カバーの最奥など。
葦の新芽も撃っておきたいところ。何故かは分かりませんが、バスは新芽好きです^_^
もう一つ、アプローチで気をつけたいのがキャストの着水音。
足元に落とすだけならいいですが、ピッチングで狙う中距離のアプローチでは、入れたいスポットに少し届かない、届いたとしても着水音でスポットを潰してしまう。といった経験をしている方も多いと思います(°_°)
そんな時は対岸のカバーに当てちゃいましょう^_^
当てた先でゆっくりほぐして、吊るした状態で誘います!
ハリースライドは自重があるので枝越しでも操作性が高く、短い移動距離での爪がパタパタとアピールしてくれますp(^_^)q
さらにこの先、エビやザリガニといった甲殻類も活発になってくるので、晴天以外でもハリースライドでのカバーフィッシングをオススメします٩( ‘ω’ )و
是非、ハリースライドでのカバーフィッシングを楽しんでください!
そしてそして、そんなハリースライドに新色が発売されました♪
【スモーキンベイツ】
カバーにいる目利きバスにはスモークといったナチュラルめな、人とは違うセレクトで差をつけましょ!
【ウィードシュリンプブルーフレーク】
個人的に、ダムのウィードにスライドさせて何回も誘いたくなるカラー。
突然曇りだして光量が少なくなった瞬間にも使いたい(°▽°)
【ボイルクロー】
待ってました!大好きなオレンジカラー。
霞水系でのハイライト、特に光量が多い時に効くカラーです(°▽°)
水質、水深でMAGMAとの使い分けも◎
自分は、ドシャローカバーならMAGMA。
多少水深のあるカバーや奥行きのある暗いカバーなら、ブルーフレークのアピールもあるボイルクロー。
という感じで使い分けます(*゚∀゚*)
[ハリースライド使用タックル]
ロッド:グラディエーターマキシマム GX-70HC-ST ザマックス (RAID JAPAN)
リール:ジリオンSV TW 1000XHL(DAIWA)
ライン:オルトロスFC 14lb.(X BRAID)
フック:ライトニングストライク4/0(HAYABUSA)
そして、今後の霞水系について。
過去の経験を踏まえた上での予想をコラム限定で☆
霞水系において、デカバスを狙って獲りやすい季節は2月~3月と【5月3週目】!
すでに、その5月3週目も終盤ですが(^^;
ここ数年体験しているのですが、5月3週目にデカいアフターの魚が流入河川に差します。
3週目より前でも後でもバスはいますが、明らかにデカい個体が差します。
2年ほど前は1日で50アップ3本。
去年は55アップをスクーパーフロッグでミスバイト。(悔しすぎた…)
もちろん全ての流入河川に入ってくるということは無く、その時の水位や水質に関係してきますが、大体3週目くらいから流入河川の代掻きも回復してきます。
ちなみに水温はあまり関係ないですが、晴れでも曇りでも差してくる時間帯は9時〜14時。
自分の動き方の目安として、距離の長い流入河川はやりません。
比較的コンパクトで時間をかけずに見て周れる流入河川をランガンします♪
ルアーのオススメは、
・ブレーバースリム
・スクーパーフロッグベイビー
・スクーパーフロッグ
・M.P.S BIG
アフターコンディションを引きずっているバスもいるので、ひと口サイズがオススメ^_^
かつ、ミミズ、エビ、カエルといったベイトに合わせる事が大切ですm(__)m
上がってきたてのバスに、大きいシルエットや強い波動のルアーは反応悪しでした。
去年のこの時期には無かったスクーパーフロッグベイビーを、今年は使えるのが個人的にすごく楽しみ!!!!
では皆さん、現場でお会いしましょう( ^ω^ )
皆様こんにちは!
フィールドレポーターの千葉陵平です。
冬から春へと季節が移り変わる3月ですが、今年は雪が積もる日も…。
しかし、水中は確実に春へと近づいていると感じます。
冬の間はバス釣りを休憩されている方も、そろそろ準備を始めてみてはいかがでしょうか(^^♪
さて、先日に津久井湖でビッグバスを釣ることができたので、詳細をレポートします。
津久井観光さんより出船したのですが、「今年はワカサギが少ない。でも生存しているワカサギは巨大化している。」という情報を聞いたので、パワーミドストがちょうどいいのでは?と、ヴァラップミノー(プロト)をメインにしました。
水温は9℃前後で、水質はやや濁り気味な状況。
そして朝から雪…。
車に乗せていたカイロを体中に貼り付けての釣行となりました(笑)。
朝はライブソナーの映像を見ても、すべての魚種が活性高く泳ぎ回っている印象。
しかし、なかなかバスからの反応を得ることができませんでした。
津久井湖は全体水深が深く、ディープへのアプローチはとても難しいです。
しかし経験上、必ずシャローに入ってくるタイミングがある。
ベイトや地形をチェックしながら良いエリアを見つけ、何度か入り直しました。
細かいシェイクのミドストで誘い続けると…ゴン!という明確なバイト。
54センチ2,815グラムのナイスバスをキャッチする事ができました!
水深10mからなだらかに浅くなる地形での場所で、
風向きが変わり、沖にいたベイトがシャロー側に寄せられたタイミングでのバイトでした。
岸側にボートポジションを取って、アップヒルで岸に追い込ませるようにアプローチしたのが良かったのかもしれません。
ものすごい雨だったので、動画は回せませんでした( ノД`)シクシク…
でも、雪や雨のなか頑張り続けて良かった!と思えると同時に、津久井湖のポテンシャルにも驚かされました。
ヴァラップミノーのフックセッティングを紹介します。
ブラシガード有:RYUGI ヴェスパG2 #1
ブラシガード無:KEITECH スーパーラウンドジグヘッド #1/0
この2つをカバーの有無で使い分け、ウエイトは1.3g~3.5gをベースに使用しています。
今回は3.5gをメインに使用しました。
理由は単純です。
・ベイトがいるレンジが深い
・ライブソナーで見つけたバスに対して、素早くルアーを送り込むことができる
そして、パワーミドストをする上でオススメのアイテムがこれ。
キャスト時の身切れ防止も軽減してくれるので、ミドストの釣りには欠かせなくなりそうです。
ヴァラップミノーは、5inというボディサイズと、スリットによる身をよじるようなロール
で魚を引っ張りつつ、細かくて強すぎないテールアクションで食わすことができる。
今の関東フィールドに合っているミノーシェイプだと感じます。
今年の発売を予定しているそうなので、お楽しみに!
【タックルデータ】
●ルアー ヴァラップミノー(プロト) 3.5gジグヘッドリグ
●ロッド スティーズ RC S65ML-SV(ダイワ)
●リール ルビアスLT2500S-XH(ダイワ)+
●ライン PEレジェンシラー0.8号(山豊テグス)+リーダー:フロロ1.75号
最後に、釣友から将監川での釣果報告をいただいたので紹介させてください。
ギャップジグ 5g+ギミー3.5インチにて!
着底後の巻き始めでのバイトだったそうです。
僕のSNS釣果を参考にしてくれたとのことで、とても嬉しい限り。
2025年初バス、おめでようございます(^^♪
最近の将監川の傾向だと、10時から12時ぐらいにかけての反応が良く。(朝は少し冷え込む時もあるので、それが和らいだくらいのタイミングが良いのかも!?)
水質が良い所と悪い所がはっきりしているので、良い水を探しながら釣りをすることが大切かと思います。
リズィーやビーブルなど、ハードベイトでの横方向の釣りを上手く交えながら、テンポよくフィールド全体をチェックしてみて下さい。
さぁ、いよいよシーズン到来。
今シーズンもバスフィッシングを楽しみましょう!
皆様とフィールドでお会いできるのを楽しみにしております。