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川村 光大郎 Kotaro Kawamura

1979年2月14日生まれ
茨城県出身


kawamura 2020.04.28

釣行ネタがないので、アイテムを絞って掘り下げていこうかな、まずはヴァラップで・・・
と思っていたら、先に諒也が記してくれました。
ちょっと補足と、新色も紹介させてください(^^)/

より本物のベイトフィッシュに近いシルエットと動きを欲して開発したのがヴァラップスイマー。
バスがシャッドテールに反応する動機は、「サカナ」と認識して以外はないと感じるからです。

例えばこれがホッグ系だったら、ザリかもしれないし、エビかもしれないし、魚かもしれないし、食えそうな何か?かもしれない。
それこそストレート系なんて、バスが何と勘違いしてくれているのかはナゾですよ(^-^;
でも、シャッドテールに関しては、そんな曖昧なものではないと!

よって開発はカタチから入り、ワカサギを参考に、全長に対する体高との比率をほぼ合わせました。
泳がせたとき、リアルシェイプならではの見え方は断然ナチュラル!
小刻みに震えながら、高速ロールするたびにボディの側面がチラチラと明滅します。

しかし、ノーシンカーリグで泳がせたときに、タテ扁平ボディは傾きやすいのが難点・・・
この手のアイテムにヨコ扁平ボディが多いのはそのためで、安定した姿勢で泳がせやすいのです。
ボディ内部にウエイトが仕込まれたスイムベイトであれば、姿勢が矯正されるので話は別ですが・・・
ヴァラップは下っ腹を膨らませ、さらに腹側だけ高比重素材にすることで低重心化、傾きにくくしました。

それでも、ナチュラルに泳がせるためには正しいフックセットが条件となります。
フックの中心線(スリット)に沿って真っすぐ刺すことはもちろんですが、
ノーシンカーリグの場合、フックはウエイトとしての役割も果たすので、小さい(軽い)フックではバランサーとして役不足となります。

(写真上)3.3インチは1/0~2/0が推奨サイズですが、より安定感が増すのは2/0。
(写真下)4.2インチは4/0~5/0が推奨ですが、こちらも大きい5/0のほうが安定感は増しますので、ご参考までにm(__)m

以外と落とし穴なのが、スクリュータイプのフック。
中心から刺したつもりでも、ねじ込み終わってみるとラインアイの位置がワームの中心線からズレていることがあるのです。
スクリューの円幅とワーム頭の断面の位置を合わせてネジ込んでいくと上手くいきますよ!
また、スクリューの中心にセンターピンが付いているフックは、中心を確実に捉えやすいです。

そして、ウエイテッドフックやネイルシンカーで姿勢を矯正する方法は、最も確実!
流れや風にラインをあおられる状況にも対応します。

ネイルシンカーは腹のスリットから下アゴに向けて刺していましたが、知らぬ間に抜けていることが・・・”(-“”-)”
横っ腹から刺すのがカンタンかつ抜けにくいことに、最近気づきましたm(__)m

実は、ヴァラップスイマー4.2in、一年ほど前から素材を変更しています。
スローリトリーブでのレスポンスをさらに高めたいと感じ、少し柔らかくしました。
同時に金型も修正し、背中のスリットを浅く、針先を埋める肉盛りは高く変更しています。
気づいた人、いるかな?

さて、そんなヴァラップスイマー、4.2インチに新色を追加させていただきますm(__)m

パールシャッド
きっかけは、伊藤巧からのリクエスト。アメリカでは絶対に必要で、バスが好むと感じたとのこと。
アングラーからは高い視認性があり、バスからはベイトフィッシュライクに映るこのカラーは、表層系ソフトルアーとして理に適った定番実績色です。


MAGMA
このカラーはボクが欲しくて採用しました。シャッドテールってサカナ系なのにグリパンもよく釣れるのですが、単色だとロール時の明滅効果がありません。ヴァラップに採用しているグリパン(グリーンパンプキンⅡ)が、濃淡によるツートンにしているのはそのためです。でも、もう少しバスを昂らせる刺激が欲しい!ダークトーンな明滅アピールは、泳がせてみると生々しく、実際にウグイの婚姻色やアカガエルの色でもあります。

ソルティドッグ
元ネタを正直に申し上げますと、かつてギャンブラースタッドのポパイオリジナルカラーで好きだった、「クリアチャートリュースコアペッパー」。
淡く透け感のあるホワッとした発色はハイプレッシャー場に強く、ブラックペッパーが存在感の薄さを補ってくれる絶妙なカラーでした。
ヴァラップスイマーにてサンプルアップしてみると、ベリーに高密度に入った塩の白が自然なツートンになっていっそういい感じに仕上がりました。

また、このカラーからはちょっと塩の配合を変え、スイミング姿勢の安定感をアップさせています。

ヴァラップスイマーは最近になって、スイムジグのトレーラーやアラバマリグにて好評をいただいております。
そのナチュラルさは、特に多数匹泳がせるアラバマリグにおいて存在感が強くなりすぎず、明らかな違いが出ると聞きました。
陸王を戦った佐々木勝也にも「他の釣りする気がなくなるほどですよ」と力説され、ボクもマスターせねばと感化された次第です。

kawamura 2020.04.14

こんにちは、川村です。

緊急事態宣言に鑑み、今は都内から各フィールドへ出ることを自粛しています。
そこで今回は、来る釣行がより楽しみになるような備えをご紹介します。

バスフィッシングは準備も大事!
リールのコンディションはキャストに影響しますし、ルアーやら小物の種類も豊富ゆえ、メンテナンスしたり補充をすることで整えます。
そして、人との差になりうる工夫の余地が多いことも、バスフィッシングの面白さ!
なかでもお手軽にチューニングできるのがワームですね。

用意する物は、ハンダゴテとカッター、そしてハサミ。
ハンダゴテは、先端に平らな金属板が付いている物が稀に売っており便利なのですが、ブレードをトンカチで叩いて平らにしたものをネジ回しにセットすればOKです。
作業は、ヤケドとカッターの刃に気をつけることと、ワームを溶かすので、換気を良くして行ってください。

ワームをつなげたり寸詰めしたりして長さを調整するのは、釣果にも影響する侮れないチューニングですよ(^_-)-☆

まずはカンタンかつ、気持ち悪いくらい動くコチラから・・・

 
「ブレーバーロングストレートバージョン」
まずは、ノーシンカーワッキーでのフォールアクションをご覧ください。

元々自発的にクネる動きに長けるブレーバーですが、長くなると生命感に拍車がかかります!
DVD「クレイジーブラザーズ」で、即席で作って釣れましたね(^^)v

2本を1本にしますので、使ったワームのリサイクルでよろしいかと思います。
特に決まった長さはありませんので、お好みで・・・

真っすぐつなぐコツは、カットする断面を斜めにしないことと(カッターで真下に押しつける)、断面を溶かしすぎないこと。
断面を溶かしたら素早く真っすぐくっ付け、そのまま固まるまで静止します。
瞬時にズレなく合わせられたら職人です(笑)

 
「ブレーバーショートバージョン」
ボディの間を抜いて、繋げ直す“寸詰め”といわれるチューニング。
ボクはダウンショットリグで、消波ブロックの穴撃ちや冬のディープフィッシングに用いますが、ゴリみたいなサイズ感と動きです。
草深はアフタースポーン期の琵琶湖にて、スプリットショットリグでハマッたようです。
長さはお好みですが、若干長めにしておくとボディもクネるのがいいんですよね!

カットして残った方をトレイに残しておくと、収納時にズレません。

他に寸詰めでお気に入りなのは、ヘアリーホッグ(イマカツ)の寸詰め。
コンパクトなのにボリューム感があって、スローフォールして全身ワサワサ・・・釣れそうでしょ(^^)

写真下が寸詰めチューンしたものです。

 
「ハリーシュリンプ沈む虫チューン」
これもまずはその動きを見ていただければ・・・製品化しても差し支えないレベルだと思います。

まあ、実際沈む虫は製品化に向けて着手しかけた時期もありましたが、ブームに乗っかる感じで冷めてしまった経緯があります。
ボク自身やり込んだ釣りではなく、やり込んだ人が作るべきだよな~、と。

断面同士の太さに差があるので、ハサミで調整すると違和感ないシルエットに仕上がります。

やっていることは基本的にはブレーバーと同じ、“切ってつないで”ですが、パーツが付いているので、ボディと一緒に切ったり溶かしたりしないように指で押さえてと、気を遣うくらいです。

 
「ヴァラップスイマー目玉つけ」
効果のほどは明確な差を感じたことはないのですが、スレバス相手やクリアウォ―ターではアドバンテージになるかも!?
まあ、使い手のコンフィデンスはUP⤴します(^^♪
ヴァラップスイマーはボディ形状が本物の小魚に近いので、目玉を付けたときのリアリティはグッと増しますよ(#^.^#)

目玉の部分がちょっと盛り上がっていますので、まずはこの部分をハサミでカットして平らに。
瞬間接着剤をチョンと塗って、目玉シールを付けるだけですが、固まるまで指で圧着します。
目玉は、4.2インチには4mm径、3.3インチには3mm径がマッチします。

 
今回はお手軽ワーム編でした。
色々なワームに応用できますので、オリジナリティある一品を模索してみてはいかがでしょう\(^o^)/

kawamura 2020.04.06

こんにちは、川村です。

桜咲くこのタイミングに雨続き・・・どころかまさかの積雪!
肌寒くなったこのタイミングに、ルアーマガジン『陸王』と、釣りビジョン『follow my F』の撮影を行いました。

陸王の相手は、佐々木勝也!
登竜門である陸王モバイルから勝ち上がり、自力で陸王本戦への切符を手にしたオカッパリのスペシャリストです。
印象は、デカバスキラーで、それでいて外さない安定感もある。
ヘビータックルとスピニングタックルの二刀流がスタイルで、ビッグベイトとフィネスの両極端に長けている。
いざ相手となると、本当に怖いことを自覚しました。

フィールドは福岡県を流れる遠賀川。
ボクが陸王でやるのはもう7年ぶりか?その頃の遠賀川は今よりも釣りやすく、また未開拓な部分も残されていましたが・・・
以来、毎年のように訪れてはいるものの、プラクティスまでして挑むのは久しぶり。
そこで感じたことは「開拓され尽している!」
以前は行きたくても行けなかったヤブの中にまで、道がしっかりできていました。
この土地のオカッパリ熱を肌で感じるとともに、もう自分だけの場所を開拓することは適わないな、と・・・

さらに、昨年の大水でブッシュカバーなどが流されたことに加え、水害対策としての護岸工事も大規模に行われており、
バスの着き場も競技エリアも絞られました。

そして、平日でもいい場所には高確率でアングラーがおり、一度も入ることができなかったスポットも・・・
こりゃ、1日5本のリミットを揃えることは容易くないぞと。

プラクティスは機動力を優先して4ROOMS単体で使ってみたところ、ラクチンでイイ!ちょい釣りならコレでイイかも!

 
本番初日は、早々にアクシデント発生にて中断!
2日目は競技時間が短いうえに、土砂降りによる中断もあり・・・これまでにない短時間での決戦となりました。
フィールドの状況もみるみる濁流化していき、慌ただしかったな~(^-^;
アグレッシブに動いているバスは少なく感じましたが、“来ればビッグフィッシュ”な展開でした。

勝也の釣りは、“らしい”もので、彼曰く“他の釣りをする気がなくなるほど”と聞いたその釣法には唸らされました。
セッティングとその誘い方にキモがありますので、ルアーマガジン本誌は必見です!

 
帰京した翌日には愛媛県へ!
釣りビジョン『follow my F』の収録にて野村ダムを訪れました。
バックウォーター沿いに植えられた桜は満開まであと少し!風景は春らしいのですが・・・「寒い!」
東京を出発する日は気温0℃の雪でしたが、「四国は暖かいかな~」なんて・・・甘かったです”(-“”-)”

水温も12℃。これはおそらく下がっての水温であろうと。
期待していたのは、バックウォーターにデカバスが上がってきていることでしたが、期待ハズレでした(*_*;
野村ダムはそもそもオカッパリできるのがバックウォーターに限られるため、こうなるとチャンスは少ない!
与えられた環境で最善を尽くすしかありませんが、光明はありました。

下流に下りながらチェックしていくと、デカバスのエサとしては役不足に思えるベイトが・・・ここから展開が動き出しました。
「これだ!」思える一時もありましたが、バスの供給は感じられず、2日目はデコりそうになりながらも可能性のある場所と釣り方に絞り込んでいき・・・
初回放送は4/14(火)を予定しておりますので、釣りビジョンを観れる方はぜひ!

しかし、たまたま陸王も釣りビジョンロケも雨天曇天。
水温も上がらず、照度の変化も少ない1日は、バスが動いてくれない感じ・・・太陽パワーは偉大です!
温かい雨でしたらビッグチャンスにも成りえますが・・・

直近、特に釣っているルアーを3つ挙げると以下のとおり
ネコリグはこの時期デカいの食います。ブレーバー57には、N.S.Sフック2/0。
山口諒也が釣りまくっているテールをカットしてのジグヘッドワッキーも、プリスポーン期は鉄板ですね。
ヴァラップスイマーは、3.3インチだと食うことも多いです。フックはT.N.Sオフセットか D.A.Sオフセットの2/0。

お腹にネイルシンカー入れもよくやりますが、最近この入れ方がカンタンかつ抜けにくいことを発見しました。
スピナーベイトへの反応も良くなっており、50アップも!丸見え引ったくりバイトは春を感じさせます。

 
さて、私事ですが、10年以上行動を共にしてきたサーフとお別れすることに。
走行距離は35万キロ超えですから、よく頑張ってくれたと思います。
オカッパリとボートもやるのにサイズ感も丁度良い、ボクにとって最良の車でした。

次なる車は、ランクルならお任せのフレックスドリーム調布店さんにお世話になることに!
https://www.flexdream.jp/lancru/tokyo-choufu/

スタッフさんがバスフィッシング好きなので話が早く、キャリアやホイール、ライトなどのカスタム含め丁寧にご案内いただき、知識のないボクはとても助かりました。
納車日にウッチーがいたのには驚きましたが(^^)

 
そして!
DVD『陸魂マニアックス8』がリリースされました!
テーマは「4RIGS」
ワームのリグは数あれど、以下の4つのリグにフォーカスして掘り下げました。
・ノーシンカーリグ ・ネコリグ ・ダウンショットリグ ・キャロライナリグ
  
なぜこの4RIGかというと、釣るために必要であることはもちろん、それぞれのリグならではの明確な役割があるからです。
他のリグも欠かせませんし、個人的にもリーダーレスダウンショットリグもよくやるので入れたかった。
しかし、紹介するリグ数を多くすれば、その分内容が浅くなってしまう。
“マニアックス”と銘打っている以上、広く浅くにはしたくありませんでした。

各リグの特性や、リグごとに適したワームの紹介といった基本的なことから、ボクが信頼する鉄板リグ、そして、特別な効果を実感しているリギングや使い方に焦点を当てています。

実釣と水中映像をまじえて紹介しており、リグやワーム、そして誘い方を変えることで、口を使わなかったバスが釣れるようになることを理解していただける内容です。
ジャケットはなんと!八百板浩司さんによるイラスト!エライことです(#^.^#)
スタッフさんにも丁寧に仕上げてもらっている陸魂、お目通しいただけましたら幸いですm(__)m

kawamura 2020.03.16

こんにちは、川村です。

これまでにない暖冬から迎える春、バスフィッシングにおいてどうなのか?
過去、1~2月でもこれほどシャローからの釣果を聞くことはありませんでしたし、逆に、越冬場に向かわなかった冬もありません。

しかし、基本的にはゼロもあり得る真冬ならではの釣果であったことも事実で、暖冬だからといって釣れていたワケではなかったように思います。
むしろ、中途半端に高い水温が季節感を曖昧にし、絞り込みにくくもありました。

2月下旬~3月上旬にかけても、水温はさほど変わらず釣れ具合も結局例年どおりかな?
早春ならではの日並によってムラがあり、ダメな日に当たるとどうにもならないという・・・
それでも状況は少しずつ上向いており、春爆とは言わずとも、いい釣りが味わえるようにはなってきました!

そんな先日、茨城県を流れる小貝川へ!
一週間前にデコったものの、いいバスを2本バラしてのリベンジ釣行です。
朝の気温は5℃と冷え込みましたが、菜の花も咲いていて春っぽい感じ。

土日ともに、オカッパリとボートを半日ずつ。
ボートでは、下流エリアと中流エリアを分けて釣りをしました。
この時期の小貝川は減水しているので、流れの強さと相まってバスが過ごせるスポットは限られます。
それゆえ場所探しには迷わないのですが・・・「こんなに居ないの!?」というのが率直な感想です(*_*;

バイトがないだけなら食ってないだけかもしれませんが、ボートからだと水中もかなり見えてしまうもので・・・
昨年の大水で流されてしまったバスも多いのでは?と思えてしまう魚影の薄さでした。

それでもボートからはグッドサイズを2本。
ヒットルアーはどちらもビーブルで、カラーはクリア気味な水色でも自然に馴染む「ワカサギ」と「マルチシャッド(4月上旬発売新色)」を選びました。

オカッパリでは5本のバスをキャッチでき、最大は小貝川MAXクラスの2,320g!!

オカッパリのほうが釣れた要因は、そのエリアの魚影が他より濃かったことがありますが、土日であることも相まって、常に複数人のアングラーがキャストを繰り返しており、他に目にした釣果は釣友の1本のみ。
他のエリアよりバスとの遭遇率は高くとも、プアなシチュエーションに対する魚影はやはり薄いと感じました。

リズィーと、弊社スタッフによるハンドメイドフラットサイドクランクでも1本ずつ釣りましたが、2,320gと1,680g含む3本はブルスホッグ3インチのリーダーレスダウンショットリグによるもの。
バスにとって初見となるアクションのアドバンテージは大きかったと思います。

リーダーレスダウンショットリグにしているのは、ボトムをスローに誘っても、ワームは泥に埋もれないからです。
シンカーはスリムゼロ3.5g(DAIWA)に、フックはT・N・Sオフセット1/0(HAYABUSA)を合わせました。
浅い水深かつ、ナチュラルに誘いたいので、シンカーは軽めです。

釣友のヒットルアーは自作のスモラバ1.8gにM.P.Sの組み合わせで、冬から50アップを含むグッドサイズを何本も仕留めています。
釣り方は、ショートピッチによる接近戦で、移動距離を抑えての細かいシェイク。
軽めのウエイトを使っているのは、流れに乗せてドリフト気味に誘っているそうです。

そんなワケで、いよいよバスが動き出しましたよ!
朝晩は冷えて水温は9℃台でしたが、釣れている水深は1mより浅く、エサを食いにきている感じ(^^♪
釣れればサイズがいいのも早春ならではで、今回もオール40アップです。

そして更に、先日も行ってきました。

強風でシャローに上がってこない日でしたが、風が吹く前の朝イチと風裏でキャッチ!

デカバスを狙うなら今ですよ~\(^o^)/

ブルスホッグは4月上旬のリリースに向けてカラーラインナップと素材の最終調整も終わり、広告は・・・弊社スタッフ手描きの力作になります!

■タックル

[ブルスホッグ リーダーレスダウンショットリグ]
ロッド:スティーズショアコンペティション6111M/MHRBファイヤーウルフ
リール:スティーズSV TW7.1L
ライン:スティーズフロロタイプモンスター13ポンド

[リズィー・フラットサイドクランク]
ロッド:スティーズショアコンペティション グラスコンポジットプロト
リール:アルファスCT SV7.2L
ライン:モンスターブレイブZ12ポンド

[ビーブル]
ロッド:BLX LG6101MRB
リール:スティーズSV TW7.1L
ライン:スティーズフロロタイプモンスター13ポンド

追伸
13ポンドが丁度良いこと、とても多いです!(^^)!

kawamura 2020.03.03

こんにちは、川村です。

梅が咲いて花粉も飛んで (*_*) 春らしくなってきましたね!

先日はTSURIKO『マップコータロー』の撮影にて、房総の三島湖へ。https://tsuriko.net/tsuriko-top

リザーバーでの早春デカバス狙いは毎年の楽しみ!
しかし今年の2月は豊英ダムでデコり、デカバスが見えると聞いて釣行した相模湖でもデコリ(+_+)
日並みによって天と地の差があるのは早春ならではといえど、最近はよろしくありませんでした。

ともゑボートさんにお伺いしての第一声は「キビシイですよ」
釣果ノートに目を通すと、ひたすら「1」が並び・・・0か1か・・・
そうは言っても過去のイメージから、「なんとかなるだろ」とやってみたら・・・「1」!
それも終了間際に辛くもデコを免れるという・・・

その日の夜は雨が降りました。
しかし朝には霧雨となり、水たまりから察するに雨量はさほどでなさそう。
朝の気温は9℃で、前日9~10℃あった水温より温かくはない雨。
バスが動く刺激になっているか!?
なっていたとしても、上記の条件から、その恩恵があるのは朝の短時間と思われます。

結果は・・・
51.5㎝と49㎝を含む、数もサイズも今年(2/26時点)でのトップをマーク!(*^^)v
50アップは今年のともゑさん第一号とのことでしたが、翌日にBasserの取材で来た松本幸雄君がもっとデカいの仕留めてました。

メインルアーは、ヴァラップスイマー3.3インチのノーシンカーリグと、ビーブル3/8オンスダブルウィロー。

詳細は番組での公開とさせていただきますが、釣れたエリアも時間も限られました。
エリア選択を迷う場面があり、もしもう一方を選んでいればデコもあり得た紙一重の展開だったと思います。

今回の雨は水温を上げることもなければ、濁りも生じさせず。
それでも朝は雨の名残りを感じられるも、その後は気温は上がらず、冷たい風が吹きつける1日。
この時期名物のアカガエルは鳴き声すら聞くことはありませんでした。

そして、これまでの釣果から鑑みると、春爆はまだ先にあるということ!
今回はその兆しにカスッたにすぎません。
これからの温かい雨で一気にシャローが熱くなる・・・!それを確信した釣行でした。

さて、今回釣果のあったビーブルとヴァラップスイマー3.3インチはどちらも新色!
実践で必要性を感じて仕上げた色です。

ビーブルの「マルチシャッド」はナチュラルカラーながら、投げながら流していく釣り方でもバスに気づかせる存在感はありつつ、突如見えバスに遭遇したときにそのままスピナベサイトを仕掛けても食わせられる絶妙なトーンを突きました。

ヴァラップスイマーの「セクシーシャッド」は、食わせに特化したステルスカラーの「KUWASE」より目立たせたい、もしくはアングラーから見やすくしたいけれど、ナチュラル系でないと見切られそうなシビアなシチュエーションにおいて欲しかった色合いです。

今回の三島湖は、水色はクリアだけれど、見えてから投げても食ってくれない・・・2日目に投じたらドンピシャでした(^_-)-☆
どちらも4月上旬のリリースを予定しております。

ヴァラップスイマー3.3インチのフックは、T・N・Sオフセット#2/0。
M.P.S2.4インチダウンショットリグのフックは、D・A・Sオフセット#6、シンカーはバザーズTGペア―5g。

 
話は変わり、毎年霞水系にて開催されている『GEKIASAゆずCUP 2020』に参戦させていただくことになりました!
毎年すごい参加人数で盛り上がっており、楽しそうだし、挑んでみたいと。

近年、H-1やショップさん主催の大会に出るようになり感じているのは、必ずといっていいほど得るものがあることです。
自分では気づくことのない釣り方を知ったり、人との出会いであったり。

オカッパリ大会において、『GEKIASAゆずCUP』の参加人数はズバ抜けて多いだけに、広い霞水系といえど激戦必至!
この中でいいバスを釣ることができたらタマリませんよね!!
実は昨年も参戦したいと主催者のゆずさんに申し出ていたのですが、すでにフル参戦を決めていたH-1と日程が重なり断念しました。
今年は日程的にも問題なく、今江克隆さんには快く迎え入れていただきました。
参戦される皆さま、よろしくお願い致しますm(__)m

[GEKIASA ゆずCUP2019]

また、景品が豪華ことでも知られる大会ですので、ボクも何かしらナイスなものをこしらえてお伺いします。
開催日時は4/26とまだ一ヶ月半以上間がありますので、それまでにコロナの影響が収まってくれることを祈るのみです。

kawamura 2020.02.03

こんにちは、川村です。

早いものでもう2月!本来であれば厳寒期なのですが・・・こんなにヌルい冬は初めてです。
フィールドも、最低水温に達さないまま春を迎えそうな気配ですね。

さて、フィールドへは香川県の府中湖に行ってきました。
今回の目的は、フィールドスタッフ「鈴木翔」の実釣撮影。
香川県も、これほどの暖冬は初とのこと。
しかし、水温が下がらないからといって釣れているワケではなく、「けっこうキビしいですよ」と。
実際、前日に開催されたオカッパリ大会での釣果は、20数人中1本・・・

一台しかないカメラには翔を追ってもらったので、ボクは釣れたらラッキーくらいのオマケ。
でしたが・・・早々に47㎝が来ちゃいました(^-^;
ヒットルアーは、コンパクトカバージグにブルスホッグ(ともにプロト)の組み合わせで、
インレット前に沈んだ枝の隙間をボワン・ボワンとスイミングさせてくると、真っ黒な魚体が浮いてきて本気食い!

翔のヴァラップスイマー4.2インチにもバスが浮いてきますが、タイミング悪くワームが枝に乗り上げてしまい食えず・・・
その後はピタッと沈黙してしまう冬らしい展開で、期待は夕方。
そして日没が迫る17時頃、翔がジャークベイトでグッドワンを掛けるも、焦ったのか?抜き上げにかかってラインブレイク。

相当に悔しかったらしく、「次の日も午前中でしたら空いています」と翔。その意気込みを買い、もう1日残ることにしました。
しかし、釣りができるのは4時間弱・・・ここからが圧巻でした!

翌朝、3投目に48㎝をジャークベイト(リップラッシュ)でキャッチ!
さらにリズィーでもグッドサイズを仕留め、
ブルスホッグを渡すと、コンパクトカバージグとの組み合わせにて45アップでシメ!!
ボクのコンパクトカバージグ&ブルスホッグにも46㎝が釣れ、結果、5本中4本が45アップ!
冬でも、サイズ狙いのエリア選択と釣り方をしていましたね。

初の動画撮影に本人は「緊張した」と言っていましたが、常に考えながら釣りを展開していました。
例えば、ジャークベイトの使い分けを聞いても、明確な答えが返ってくるし、
その時使っているロッドの硬さに応じてトゥイッチする強さを調整していたり、その場に応じてウエイトシールでこまめに浮力を調整していたり。
ちょっとした違和感をそのままにせず、一旦釣りを止めて修正できる知識と冷静さは19歳とは思えない!

近日中にこの時の動画を公開する予定ですが、府中湖に通うアングラーならずとも一見の価値があると思います。

そして、リズィーの使い方にも唸るものがあり、この時食わせたのはトゥイッチ&ポーズ。
実は前日、佐藤賢一郎が霞ケ浦にてリズィーで50アップを仕留め、連発していたのもトゥイッチ&ポーズでした。
同じタイミングに異なるフィールドで、2人が同じ釣りを実践していることに驚きです。

ロールしやすいリズィーは、軽いトゥイッチでも「ピラッ・ピラッ」とレスポンス良く身をひるがえします。
少ない移動距離でヒラを打ってフラッシングする様は、さながらラトリンログのコンパクトVer.といったところか!?
ただ巻きは追わないバスを反応させる誘いとして、ぜひ活用していただきたいテクニックです。

 
話は変わり、開発ではブルスホッグの修正を終え、4回目のサンプルを待っています。
3代目でOKを出しかけましたが、実釣でパドルのブルブルと水押し感に少し物足りなさを感じてしまい。
パドル部分だけでなく、全身ひっくるめての修正となりました。
狙った動きに達していれば、ゴールデンウィーク頃にはリリースできるかな?


【ブルスホッグ+コンパクトカバージグ(プロト)スイミング】
まだ未完ですが、アクションはこんな感じ。

そして今は、次で三代目となる“ カエルワーム ”の修正に取り掛かっています。
求めるアクションをイメージし、最初に手作りしたのが一昨年の8月。
狙った動きをなかなか出せませんでしたが、だいぶ近づいてはいます。

カエル一代目・・・駄作でした(-_-;)

 
最後にイベントのお礼を。
ポイント高松国分寺店でのイベント、盛況に感謝いたします。
お土産も美味しくいただいております(#^.^#)
お集まりいただいた皆さま、そしてスタッフの皆さま、ありがとうございましたm(__)m

kawamura 2020.01.06

明けましておめでとうございます!
本年も当レポートではフィールドスタッフ共々、実践でお役立ていただける内容を心がけていきますので、お目通しのほど、よろしくお願い致しますm(__)m

さて、年末の釣り納めは29日に将監川へ。
12月上旬に開催されたH-1ではデコりましたが、冬でも釣れそうなシチュエーションゆえ通ってみたいと。
“冬でも釣れそうなシチューエ―ション”とは、平均水深が1mちょっとと浅いため深みにバスが集中し、居場所を絞り込みやすいこと。
そして、オープンエリアに沈み物やハードボトムが点在するシチュエーションは、シャッドプラグが効きそう(^^♪

ダイワルアー開発の田井中さんとの同船にて、長門川マリーナより出船!
水深2mほどに沈み物が点在するエリアに着いて早々、別艇のフィールドスタッフ佐藤賢一郎がスティーズシャッドMRでキャッチ!

こちらはしばらく沈黙でしたが、サイドイメージがとらえたハードボトムにキャストすると、なんとダブルヒット!
ボクの方はバレましたが”(-“”-)”、田井中さんのバス・・・太い!
1680g、そしてノドからはフナの尻尾が!!将監川では食べられているのかな~?
ヒットルアーはこちらもスティーズシャッドMR。
この日は急用が入り、14時には納竿となりました。

 
そして元旦釣行も将監川へ!
佐藤賢一郎に、弊社スタッフW、そして今年も福岡から山口諒也がやってきました。

年末にブタバスが出たエリアにて、サイドイメージに映った小さな起伏へスティーズシャッドMRを通すとヒット!
2020年初バスは、45㎝、1480gのグッドサイズ!
しかし4人でバイトはこの一回のみ・・・甘くはないですね(^-^;

この日あらためて感じたのは、スピニングシャッドにおけるナイロンラインのメリット。
ボクのラインはナイロン6ポンド、同船した諒也はフロロ4ポンドだったのですが、ボクの3倍くらい根掛るのです。
ルアーは同じなのに・・・

シャッドのボトムノッキングに根掛かりはつきもの。
根掛かり回収機は必須ですが届かない場合もあり(特にオカッパリ)、引っ張るしかなくなったときに4ポンドと6ポンドでは回収率が違います。
しかし、フロロ6ポンドにすると飛距離が落ちるうえライントラブルも増えるので、太くしてもしなやかなナイロンラインを選んでいることは、これまでも何度か紹介してきました。

しかし根掛かりの回数自体、これほどまでに差が出るとは!
4ポンドフロロのほうが、その細さと比重の重さによって、よりボトムに突っ込むことが悪いほうに出てしまった今回。
しかし、より素早く深く潜らせたいなど、フロロラインがメリットに転じる場面もありますから、使い分けこそ大事なワケですが・・・

参考までに、ボクのシャッドタックルは、
ロッドはノリの良さとバレにくさを重視しつつ、シャッドのタイトな振動を感じるにも不満がない、「低弾性カーボン・ウルトラライト・レギュラーテーパー」のスティーズサージェント。
リールは新作のルビアスLT2500Sを試しつつ、ラインはスティーズデュラブラ1500の6ポンド(さらに飛距離を優先したいときは5ポンドにすることも)
フックは、細軸&スモールバーブな瞬貫トレブル(HAYABUSA)。まさにシャッドのためにあるようなフックです。
シャッド専用に組むことによって、飛距離・根掛かり率および回収率・キャッチ率の全てが高まります。
冬のバラシはことさらコタえますからね~(^-^;

 
そしてお正月休みの最終日となる5日は、房総の戸面原ダムへ。
デビル平川プロ主催の『デビル会』に参戦してまいりました!
ボクは今回が初参戦。ウワサには聞いていましたが、精鋭メーカーのプロスタッフがゴロゴロいます(*_*;
他にも知る人ぞ知る猛者に、日頃お世話になっている、Basser誌の佐々木さんやスイトーさんの姿も・・・

3本リミットにて、口閉じ尾開きにて計測したサイズをポイント換算にて競います。
スタート前に渡される番号札を添えての写真判定のため、バスは釣ったその場で速やかにリリース。
バスへのダメージを最小限に抑えるスタイルです。

前日に降った雨に少し期待して入った、インレットを要するワンドは不発に終わるも、その出口にある立木にてファーストフィッシュ!
ブレーバー5インチを3インチほどに寸詰めしたダウンショットに食ってきました。
しかしサイズは・・・(-_-;)

今回のメインルアーは、ベイトフィネスジグ7g(TIMCO)に、ハリーシュリンプ4インチ(尻尾はカット)と決めていました。
個人的に房総リザーバーにおいて最も釣っている、リミットメイクとビッグワンの両方を狙えるセッティングです。

ベイトフィネスジグのオレンジが入ったスカートカラー(ボトムクローラー)も好きで、元々アカガエルをイメージしたときに使ったのが最初でしたが、
ディープや濁った水でも適度に目立ってくれるのもイイ感じ(^^♪
ハリーシュリンプのカラーは、これまたアカガエルっぽいかなと選んだのがきっかけのカスミスペシャルをカエルいなくとも使い、濁りや暗いなどに応じてブラック(ブラックテナガ)と使い分けました。

9℃前後ある水温に濁り、そしてサイズ狙いとあればシャローからミドルレンジでいいだろうと探っていくと、ロードベッドが張り出した横の水深3mほどでヒット!

この一匹が、今の戸面原ではグッドサイズに値するサイズであったことをヒントに、水深3~5mほどのミドルレンジに絞り、岸と平行気味にキャストしてズル引くことで効率良く探っていくと、さらに3本追加!
ビッグワンは入らなかったものの、38㎝、36㎝、32㎝にて2位でした(*^^)v

計測時、番号札置き忘れにて無効も、順位には影響なく(^_^;)

優勝の有里さんは、1本ながらぶっちぎりビッグの50㎝をキャッチ!
チェリーリグのウエイトを1/2オンスと重めを組み、さらにフックにスカートを巻いていることからもデカバス狙いが伺えるセッティングでした。
13時帰着の短時間ながら7割以上がバスをキャッチし、リミットメイクは7人!
1月の開催でこの釣果は、やはり猛者。そして、戸面原ダムのポテンシャルもあらためて素晴らしいと感じました。
勝負を終えてからの皆さんとの交流も面白くタメになり、また参戦させていただきたいデビル会でした。

同ポイントにて3位が2人いたため、ボクが真ん中です。
3位はノリーズ山口さんと、運営にて早上がりの岡部さん。
4位は主催者のデビル平川さん!

【タックル】
ロッド:スティーズショアコンペティション6111M/MHRB ファイヤーウルフ(DAIWA)
リール:スティーズSV TW7.1L(SLP WORKSセミオーダー)(DAIWA)
ライン:スティーズフロロタイプモンスター13ポンド(DAIWA)
ルアー:ベイトフィネスジグ7g(TIMCO)+ハリーシュリンプ4インチ
フック:T.N.Sオフセット2/0(HAYABUSA)

kawamura 2019.12.27

こんにちは、川村です。

弊社は本日が仕事納め。
釣り納めはこれからです(^^)

フィールドへは、先週は戸面原ダム、今週は亀山湖と、房総リザーバーへ2釣行!
冬の房総リザーバー通いは近年の定番で、その狙いはシャローフィッシングでのデカバス獲りにありました。
ベイトフィネスジグ(TIMCO)やカバージグにハリーシュリンプ4インチの組み合わせが当たりでしたね!

しかし今回の目的は、魚探を活用してのミドル~ディープフィッシング。
ボクは魚探の知識にうといので、人並みにできるようになりたいな、と。

両フィールドとも台風後から濁っていることと、水温もまだ10~11℃ほどあるため、バスはディープに落ちていない様子。
よって、深くても7mくらいまでを探っていきました。

房総リザーバーにおけるディープフィッシングといえば、定番は小型シャッドテールのダウンショットリグ。
カラーが黒であることも浸透していて、リグられているワームに目をやると、黒の使用率が圧倒的!
濁ったディープでバスに訴えるとなると、小さくとも強いアクションとカラーが効くのもうなずけます。

魚探に映る沈み木や地形変化を探りつつ、崩落跡やマットカバーへもキャストしていきました。
カバー撃ちとボトムフィッシングの両方をこなせることも、ベイトフィネスジグのいいところ!(^^)!

ダウンショットリグでは、ブレーバー5.7のボディを3インチほどに寸詰めしたものを使いました。
これは冬の霞水系において定番スポットである、消波ブロックの穴撃ちに良かった仕様。
ちょっと太めのボディは濁って暗い穴の中でもしっかりアピールし、シャッドテールのアクションだけでなく、ボディを短くしすぎないことでクネる動きも出る。
隙間からピョコっと出てきたゴリみたいなイメージでもあります。

戸面原ダムのほうが濁りかキツく、水温も少し高かったためか、釣れるレンジは若干浅めでした。
水深1mほどのシャローから5mくらいまでを探り、5本。
亀山湖ではもう少し深く、7mくらいまでで6本キャッチ。

サイズは小さくとも、この時期にこの数釣れるフィールドはそうありません。
亀山湖では同日1艇(2人)で14本も釣った方がおり、M.P.Sを使い切ったとのことでした。
そしてカラーはやはり黒!

また、9時すぎから出船したフィールドスタッフの石井一樹さんも6本!
「ブレーバーマイクロ釣れますね」とのことで、光りが届いているのかすら微妙な濁りと水深においても、バスは極細ボディをしっかり認識しているということ。
シャッドテールの振動も効いているのかもしれませんが・・・そしてカラーは黒(笑)
草深もブレーバーマイクロで連発していました。

また、少し前から“シンキングPEライン”を試しているのですが、ライトリグにおいてメリットを感じています。
PEラインの泣きどころである風の影響を抑えることができ、ダイレクトな操作感とフッキングの決まりもいい。
しなやかすぎず、ちょっとハリがあるのも使いやすいと感じます。
FGノットでヒトヒロほどフロロラインのリーダーを入れています。

 
さて、今回が2019年最後の当コラムとさせていただきます。
お目通しいただいた皆さま、ありがとうございましたm(__)m
来年も、釣りに、開発に、さらなる発展を目指し尽力する所存です。
皆さまにとりましても、来年も充実したフィッシングライフとなりますようお祈り申し上げます。

kawamura 2019.12.24

こんにちは、川村です。

社内は今年最後の出荷に他モロモロと、仕事納めに向けてラストスパートな感じです。

今年の釣りを振り返ると、勝負ごとでは、『Basserオカッパリオールスター』は征することができたものの、『ルアーマガジン陸王』の連覇はかなわず。
しかし、巧に加えトップトーナメントシーンにおける2強、藤田京弥プロ、三原直之プロとの対峙は燃えましたし、その強さや自分との差を体感できたことは収穫でした。
あとは初夏に対決を終え、本日ルアマガプライムにて公開となる『陸王レジェンド2』はどうか!?
https://plus.luremaga.jp/_ct/17327014

それにしても、勝った嬉しさ以上に負けた悔しさのほうが強いもので、自分の未熟さを思い知ることは、スキルアップへのモチベーションに繋がっています。

そんなシーズン終盤、弊社フィールドスタッフからの朗報が相次ぎました。
なかでも、“ダブル山口”がスゴイ!!

山口諒也は、ルアマガ陸王オープンをブロック優勝し、決勝では2位!
さらに、遠賀川にて100人超えで競われる、ロッドマン主催のオカッパリ大会では最終戦で優勝し、同時に年間優勝も獲得!!

ウイニングルアーは、プロトスモラバ「KOSMO」+「M.P.S 2.4」

 
山口将司は霞ケ浦にて、シーズン終盤の4連戦をなんと3勝!
『K-1』と『ラトルズ』、2団体の年間優勝を獲得しました。

 
上記の2名以外でも、

長い付き合いになる佐藤賢一郎は、特にカバー撃ちとシャッドプラグの釣りにおいて卓越した実力の持ち主。
気に入ったタックルやルアーしか使わない代わり、その使いこなしや工夫に細かいまでのこだわりを見せます。
テキサスリグにカラミ止めのパイプを用いたり(先日ボクも試したところ、本当にブッシュに絡まない)、
シャッドテールのフックセッティングにズレを防止するゴムストッパーを活用したり・・・
ハリーシュリンプのバックスライドセッティングも彼の考案によるものです。

 
利根川『TBC』に参戦する千葉陵平は、昨年レギュラー部門にて年間1位を獲得し、今年はプロ部門へステージを上げての参戦初年度ながら、年間4位と善戦!
本人の向上心も高く、さらなる活躍に期待しています。

 
石井一樹は、高滝湖チャプターにおいて13~16年まで毎年優勝を獲得したスペシャリストで、現在は利根川TBCへ主戦場を移しています。
ボクはまだ一緒に釣りをしたことがないのですが、一緒に釣りをした草深曰く、「釣りが丁寧で、魚探を駆使した釣りも上手い」と。
そして釣りに対する姿勢が真面目で努力家。
ブレーバーのネコリグにおいて、テールの向きを逆さまにするとアクションが強くなることを見出すあたりにも、研究熱心さを感じさせます。

 
鈴木翔は、19歳ながらその上手さに驚かされた逸材。ルアーや釣法に対する追求心も強く、文章力も秀逸。
これらは、釣れるルアーやテクニックを発掘し、人に分かりやすく伝えるうえで必要なことです。
今は府中湖でのオカッパリがメインですが、これから様々なフィールドを体験していくことでさらに磨かれていくのが楽しみ!

弊社のフィールドスタッフは、けっして知名度が高いわけではありませんが、バスフィッシングへの熱意や実力、そして人柄においてボクと草深が信頼するからこそお願いしています。

当コーナーのレポートにおいて上記メンバーに伝えていることは、日ごろ使っているルアーは他社であっても掲載してOKですよ、と。
これはメーカーホームページ内のレポートでは異例かもしれませんが、リアルかつお役立ていただける情報であってほしいし、それぞれが持つ個性を表現してほしいとも思うからです。
来年はレポートだけでなく、動画でもお見せしたいですね!

 
さて、開発においては、コンパクトカバージグのヘッドを削り、それを元にCADへの移行も完了!
カバーに対する滑らかなスリ抜けと、理想的なボトム姿勢を意識しつつ形を整えていきました。
ワームでは、ブルスホッグと虫系の修正サンプルを待ちつつ、手作りではバックスライドタイプのニューアクションが実現できそう。
ハードルアーも、草深がニュータイプを試行錯誤していたのですが、ようやくその動きに現実味を帯びてきたところです。

 
最後にイベントのお礼を。
ブンブン柏店・ブンブン埼玉狭山店・ポイント千葉ニュータウン店・ブンブン厚木店(開催日順)
それぞれのイベントにお集まりいただいた皆さま、ありがとうございました!

ブンブン厚木店は写真が無くてごめんなさい(TT)

今年も多くのイベントの機会をいただいたことにも感謝いたします。
釣り方などをお伝えしたい一方で、こちらも各地のアングラーや店舗スタッフから得るものがあり、活力にもなります。
また来年の機会にも、よろしくお願い致しますm(__)m

kawamura 2019.12.02

こんにちは、川村です。

いよいよ今年も残すところ一ヶ月を切り、社内もどことなく慌ただしいムードになってきました。

そんな折、12月下旬リリース予定にて「Quick Shot(クイックショット)」なる携帯用ロッドホルダーをリリースさせていただきます。
ファーストプロトをテストしたのは、ちょうど一年前。
当時のレポートでも触れていますね↓
https://bottomup.info/column/20181221kawamura/

このときに記していた「実現したいコンセプト」とは、
・たやすく素早くタックルチェンジできること
・ロック解除を見ずに片手で行えること

上記の条件を満たしたロッドホルダーは存在しておらず、商品化にはその実現が必須でした。
しかし、コレがなかなかに難しく(*_*;

片手で素早くロック解除することはマジックテープをロッドで切ることで可能ですが、問題は、ノールックで無造作に引き抜いた際、グリップ部が引っかかって抜けないことでした。
ロッドホルダーに対してグリップがズレた角度で接するため、どうしても突っかかってしまうのです。

筒の大きさや長さを変えてみたりと、試行錯誤するも改善せず・・・でしたが、解決策を思いついたのは草深。
「ロッドの角度に追従して曲がるようにしたらいいんじゃないの?」と。

早速、切って縫っての即席で作ってみたところ・・・スパスパ抜ける!!
これは大きな発見でした。

しかし、他にも問題が・・・
ヤブ漕ぎの際、枝などにロッドがとられるとマジックテープが外れてロッドがブラ~ン ”(-“”-)”

そこで、ロッドがとられる場面ではボタンでロックできるようにしました。
それでも、「ノールック片手でのタックルチェンジ」を捨てたくはないので、手探りでボタンを外せる方法を模索しての採用です。

ロゴに記載されている、
「Bottomup Fishing Gear」に込めた想いは、出すからにはより良いモノ!
それはルアー以外であっても、です。

・オカッパリバッグの理想形を具現化した「ARTIS」
・ルアー同士が針絡みしないよう、4室に仕切って収納できるポーチ「4ROOMS」
・素早く正確に計測でき、収納性にも優れた「コンプリートメジャーシート」
・雨水を通さずムレは防ぐ「透湿防水ニットキャップ」(今期、さらにかぶり心地を向上させました!)
これらのアイテムも、日ごろの釣りで感じた「もっとこうだったら・・・」から生まれています。

今も試行錯誤しているアイテムが控えていますので、ルアー以外のモノづくりにもご期待いただければと思います(^^)

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